JP2017117667A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】導電部材と電極を溶接する際の熱の影響が絶縁カバーに及ぶことを無くすことができる蓄電装置を提供すること。【解決手段】二次電池10は絶縁カバー90を備え、絶縁カバー90は、電極接合部51a,52aと蓋部材15との間に介在する第1絶縁部91と、電流遮断機構80とタブ側端面12bとの間に介在する負極絶縁部93と、正極引出端子60の基部60bとタブ側端面12bとの間に介在する正極絶縁部92とを備える。絶縁カバー90は、長手方向に沿う側面視で絶縁部本体91aと正極絶縁部92、及び絶縁部本体91aと負極絶縁部93を対向方向Zに離して連結する連結部を短手方向の一端部に備える。絶縁カバー90は、対向方向Zに沿う絶縁部本体91aと正極絶縁部92の間に正極側隙間95aを備えるとともに、絶縁部本体91aと負極絶縁部93の間に負極側隙間95bを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、絶縁カバーを有する蓄電装置に関する。
従来から、EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、電動機などへの供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池などが搭載されている。一般的に、二次電池は、活物質層を有する正極電極及び負極電極が層状に重なった電極組立体と、該電極組立体を収容するケースとを備えている。ケースとしては、電極組立体を挿入するための開口部を有するケース部材と、ケース部材の開口部を閉塞する蓋部材とを有するものがある。正極電極及び負極電極には導電部材を介して各極の電極端子が電気的に接続されている。
このような二次電池の組立方法の一つに、蓋部材、導電部材、及び電極端子をユニット化した蓋端子組立体を予め組み立ておき、その蓋端子組立体と電極組立体を一体化した後に、電極組立体をケース部材内に挿入して、蓋をケース部材に固定する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
図9に示すように、特許文献1の電池は、電池ケース100の上部開口部に電池蓋ユニット101が固定された構成である。電池蓋ユニット101は、蓋板102の中央部にかしめによって固定された電極端子としての端子103を備えるとともに、蓋板102の外側で端子103に一体化された端子板104を備える。また、電池蓋ユニット101は、蓋板102の外側で端子103と蓋板102とを絶縁するパッキン107を備える。さらに、電池蓋ユニット101は、電池ケース100内に配置された導電部材としての集電用ワッシャ105を備え、この集電用ワッシャ105は、電池ケース100内で端子103と電気的に接続されている。また、電池ケース100内において、集電用ワッシャ105は、絶縁カバーとしてのパッキン106によって蓋板102から絶縁されている。なお、集電用ワッシャ105は、水平板部105aと、水平板部105aの長縁部から突出した垂直板部105bを備え、垂直板部105bは、蓋板102から電池ケース100内に向けて突出した形状である。垂直板部105bには、正極集電体が接合され、集電用ワッシャ105と正極集電体が電気的に接続されている。
そして、特許文献1の電池の組み立ては、まず、電池蓋ユニット101を組み立て、次に、その電池蓋ユニット101の集電用ワッシャ105の垂直板部105bに正極集電体を溶接により接合する。その後、正極集電体を電池ケース100内に収容し、電池蓋ユニット101を電池ケース100に接合することで、電池の組み立てが完了する。なお、特許文献1の電池は、電池ケース100が負極出力端子となり、電池蓋ユニット101における端子103及び端子板104が正極出力端子となる。
特開平9−147832号公報
ところで、特許文献1の電池では、電池蓋ユニット101の集電用ワッシャ105に正極集電体を接合する際、溶接によって発生する熱により、パッキン106が溶融してしまう虞がある。
本発明は、導電部材と電極を溶接する際の熱の影響が絶縁カバーに及ぶことを無くすことができる。
上記問題点を解決するための蓄電装置は、異なる極性の複数の電極が互いに絶縁されて積層された状態の電極組立体と、前記電極組立体を収容したケースと、前記ケースの壁部から前記電極組立体に向けて突出した基部を備え、前記壁部に固定された一対の電極端子と、同じ極性の前記電極と接合された電極接合部、及び前記電極端子の基部と電気的に接続された端子接続部を備え、前記ケースの壁部と該壁部に対峙した前記電極組立体の端面との間に配置された一対の導電部材と、前記壁部と前記端子接続部との間に介在する絶縁部材と、一対の前記電極接合部と前記壁部との間に介在する第1絶縁部を有するとともに、前記基部と前記電極組立体の端面との間に介在する第2絶縁部を有する絶縁カバーと、を備え、前記絶縁カバーにおいて、前記一対の導電部材の並んだ並設方向に沿う方向を長手方向、該長手方向に直交する方向を短手方向とすると、前記絶縁カバーは、前記長手方向に沿う側面視で前記第1絶縁部と前記第2絶縁部を離し、かつ対向させて連結する連結部を前記短手方向の一端部に備えるとともに、前記側面視で対向した前記第1絶縁部と前記第2絶縁部の間に、前記短手方向の他端部に開口し、前記連結部に至る隙間を備えることを要旨とする。
これによれば、蓋部材に導電部材、絶縁部材、電極端子が一体に組み付けられ、しかも、電極接合部に電極が接合された状態で、絶縁カバーの隙間の開口を一対の導電部材に向けた状態で、絶縁カバーを短手方向に沿って移動させる。すると、隙間に一対の導電部材が入り込みながら、一対の電極接合部と壁部との間に第1絶縁部が差し込まれる。その結果、壁部と電極接合部を絶縁可能な位置に第1絶縁部が配置されると同時に、電極端子と電極組立体を絶縁可能な位置に第2絶縁部が配置される。
よって、蓋部材に導電部材が予め一体化され、その導電部材に電極が接合された状態であっても、絶縁カバーを配置することができ、導電部材と電極を溶接する際の熱の影響が絶縁カバーに及ばない。
また、蓄電装置について、前記絶縁カバーは、前記短手方向の他端部で前記連結部の反対側となる位置に、前記側面視で前記第2絶縁部から前記第1絶縁部に向けて突出し、かつ前記導電部材又は前記絶縁部材に係止する係止爪を備えていてもよい。
これによれば、絶縁カバーを配置し、短手方向の一端部側で連結部を導電部材又は絶縁部材に当接させると、短手方向の他端部側で係止爪が導電部材又は絶縁部材に係止する。すると、絶縁カバーが、その短手方向へ移動することが規制される。
また、蓄電装置について、前記ケースの内部圧力が設定圧力に達すると一方の極性の前記電極端子と前記電極組立体との電気的な通電経路を遮断する電流遮断機構を備え、前記電流遮断機構は、前記基部と前記端子接続部とを導通させ、前記一方の極性側では前記係止爪は前記導電部材の前記電極接合部に係止していてもよい。
これによれば、電流遮断機構は、電極端子の基部よりも絶縁カバーの短手方向に沿う寸法が大きくなりやすく、この電流遮断機構を備える基部を壁部から絶縁するため、絶縁部材も、絶縁カバーの短手方向に沿う寸法が大きくなり、端子接続部も大きくなる。このため、一方の電極端子側の絶縁部材は、他方の電極端子側の絶縁部材と比べて大きくなり、一方の電極端子側の絶縁部材に係止爪を係止させると、絶縁カバーが短手方向に大型化する。そこで、一方の電極端子側では、絶縁部材、及び大型化した端子接続部ではなく、電極接合部に係止爪を係止させることで、短手方向への絶縁カバーの大型化を回避することができる。
また、蓄電装置について、前記電流遮断機構を備えない他方の極性側では、前記係止爪は、前記絶縁部材に係止していてもよい。
これによれば、絶縁部材は、壁部と端子接続部とを絶縁するために、該端子接続部より大きく製造される。ただし、電流遮断機構や、一方の電極端子側の絶縁部材よりは小さい。よって、絶縁カバーをスライドさせた際、係止爪は、端子接続部よりも先に絶縁部材に係止し、絶縁カバーの装着がスムーズになる。
蓄電装置は二次電池である。
本発明によれば、導電部材と電極を溶接する際の熱の影響が絶縁カバーに及ぶことを無くすことができる。
実施形態の二次電池を示す斜視図。 実施形態の二次電池を示す部分破断正面図。 実施形態の二次電池を示す分解斜視図。 実施形態の二次電池を示す部分断面図。 絶縁カバーを示す斜視図。 (a)は絶縁カバーの装着状態を示す図4の6a−6a線断面図、(b)は絶縁カバーの装着状態を示す図4の6b−6b線断面図。 絶縁カバーの装着を示す斜視図。 外部接続端子付近を示す断面図。 背景技術を示す図。
以下、蓄電装置を二次電池に具体化した一実施形態を図1〜図8にしたがって説明する。
図1又は図3に示すように、蓄電装置としての二次電池10はケース11を備え、ケース11には電極組立体12が収容されている。ケース11は、四角箱状のケース部材14と、このケース部材14の開口部14aを閉塞する矩形平板状の壁部としての蓋部材15とを有している。なお、本実施形態の二次電池10はリチウムイオン電池である。
電極組立体12は、シート状の複数の正極電極21とシート状の複数の負極電極31とを備え、正極電極21と負極電極31とは異なる極性の電極である。詳細に図示しないが、正極電極21は、正極金属箔(本実施形態ではアルミニウム箔)と、その正極金属箔の両面に存在する正極活物質層とを有する。負極電極31は、負極金属箔(本実施形態では銅箔)と、その負極金属箔の両面に存在する負極活物質層とを有する。そして、電極組立体12は、複数の正極電極21と複数の負極電極31の間にこれらを絶縁するセパレータ24を介在させて層状とした積層型である。
正極電極21は、正極電極21の一辺21aの一部から突出した形状のタブ25を有する。負極電極31は、負極電極31の一辺31aの一部から突出した形状のタブ35を有する。複数の正極のタブ25、及び複数の負極のタブ35は、正極電極21及び負極電極31が積層された状態で、正極のタブ25と負極のタブ35とが重ならない位置にそれぞれ設けられている。電極組立体12は、正極電極21の一辺21a、負極電極31の一辺31a、及びセパレータ24の一辺を寄せ集めて形成されたタブ側端面12bを有する。電極組立体12を構成する各正極電極21は、それぞれのタブ25が積層方向に沿って列状に配置されるように積層される。同様に、電極組立体12を構成する各負極電極31は、それぞれのタブ35が積層方向に沿って列状に配置されるように積層される。
二次電池10は、タブ側端面12bから突出した正極のタブ群36を有し、このタブ群36は、全ての正極のタブ25を電極組立体12における積層方向の一端側に寄せ集め、積層して構成されている。また、二次電池10は、タブ側端面12bから突出した負極のタブ群36を有し、このタブ群36は、全ての負極のタブ35を電極組立体12における積層方向の一端側に寄せ集め、積層して構成されている。そして、二次電池10では、ケース11に収容された各タブ群36、及び電極組立体12のタブ側端面12bに対し、ケース11の壁部としての蓋部材15の内面15dが対峙している。蓋部材15の内面15dと、電極組立体12のタブ側端面12bとを最短距離で結ぶ方向を対向方向Zとする。
図3又は図4に示すように、正極のタブ群36には、電極組立体12と、後述の正極端子構造16とを電気的に接続するための正極導電部材51が接合されている。また、負極のタブ群36には、電極組立体12と、後述の負極端子構造17とを電気的に接続するための負極導電部材52が接合されている。蓋部材15の内面15dと電極組立体12のタブ側端面12bとの間には、正極導電部材51及び負極導電部材52が配置されている。
正極導電部材51は、タブ群36と接合されたコ字状の電極接合部51aを長手方向一端側に備える。また、正極導電部材51は、後述の正極引出端子60と接続される平板状の端子接続部51bを長手方向他端側に備え、電極接合部51aと端子接続部51bは長手方向に連続している。また、正極導電部材51は、挿通孔51cを端子接続部51bに備える。
負極導電部材52は、タブ群36と電気的に接合されたコ字状の電極接合部52aを長手方向一端側に備える。また、負極導電部材52は、後述の負極引出端子61と電気的に接合された端子接続部52bを長手方向他端側に備え、電極接合部52aと端子接続部52bは長手方向に連続している。電極接合部52aは、端子接続部52bと較べると、負極導電部材52の短手方向に沿う寸法が小さい形状であり、蓋部材15の短手方向に沿う寸法より小さい。また、端子接続部52bは、蓋部材15の短手方向の全体に亘る寸法である。
次に、正極端子構造16及び負極端子構造17を説明する。なお、正極端子構造16と負極端子構造17は、電流遮断機構を除いて基本的に同じ構成であるため、共通の部材については、同じ部材番号を使用して説明する。
まず、正極端子構造16及び負極端子構造17を設けるための蓋部材15の構成について説明する。蓋部材15は、ケース11の外側に臨む外面15c及びケース11の内側に臨む内面15dを有し、蓋部材15において、外面15cと内面15dを最短距離で結ぶ方向を厚み方向とする。
蓋部材15は、長手方向における両側に係止凹部18を備える。各係止凹部18は、外面15cから厚み方向に沿って凹んだ形状である。蓋部材15を外面15cから見て、係止凹部18の外形は四角形状である。蓋部材15は、内面15dから突出した突部19を備える。突部19は、係止凹部18を凹ませることで内面15dから突出した形状となっており、突部19の外形は四角形状である。蓋部材15は、長手方向における各係止凹部18より外側に挿通孔15eを備える。
正極端子構造16及び負極端子構造17は、蓋部材15の外面15cに配置された外側絶縁部材57を備える。この外側絶縁部材57は、正極の外部接続端子66及び正極引出端子60と、蓋部材15とを絶縁し、負極の外部接続端子66及び負極引出端子61と、蓋部材15とを絶縁する。外側絶縁部材57は合成樹脂製である。外側絶縁部材57は、蓋部材15の外面15cから見て矩形状である。外側絶縁部材57の表面57cと裏面57aとを結ぶ方向を厚み方向とする。
外側絶縁部材57は、長手方向の一端寄りに、裏面57aから厚み方向に突出した回り止め部58を備える。回り止め部58は、表面57cから裏面57aに向けて四角形状に突出した形状である。回り止め部58の四つの外側面を結んで形成される四角形状は、蓋部材15の係止凹部18の四つの内側面を結んで形成される四角形状と相似である。そして、外側絶縁部材57は、回り止め部58が係止凹部18に挿入された状態で蓋部材15に設置されている。回り止め部58の四つの外側面は、係止凹部18の四つの内側面に接触している。この接触により、外側絶縁部材57は、蓋部材15の外面15cに沿う方向への移動が規制され、特に、外面15c上での回転が規制されている。外側絶縁部材57は、長手方向の他端寄りに挿通孔57dを備える。挿通孔57dは、蓋部材15の挿通孔15eと一致した位置にある。
正極端子構造16及び負極端子構造17は、蓋部材15の外側に配置された外部接続端子66を備え、この外部接続端子66は蓋部材15の外側で、二次電池10同士を電気的に接続するバスバーを固定可能とする。外部接続端子66は金属製である。この外部接続端子66は、角柱状のボルト頭部67と、外部接続端子66の軸方向に沿ってボルト頭部67の一端面から突出した形状の軸部68と、ボルト頭部67の他端面から突出した形状の係合凸部69とを、備える。軸部68には、バスバー締結用のナットが螺合可能である。
係合凸部69は軸方向に見て四角形状である。係合凸部69の四つの外側面を結んで形成される四角形状は、外側絶縁部材57の回り止め部58の四つの内側面を結んで形成される四角形状と相似である。そして、外部接続端子66の係合凸部69は、外側絶縁部材57の回り止め部58内に挿入されている。係合凸部69の四つの外側面は、回り止め部58の四つの内側面に接触し、係止している。この接触により、外部接続端子66は、外側絶縁部材57の表面57cに沿う方向への移動が規制され、特に、外側絶縁部材57の表面57cでの回転が規制されている。
正極端子構造16は、電極組立体12の正極のタブ群36と正極導電部材51を介して電気的に接続された電極端子としての正極引出端子60を備える。負極端子構造17は、電極組立体12の負極のタブ群36と負極導電部材52を介して電気的に接続された電極端子としての負極引出端子61を備える。
正極引出端子60は、後述の端子接続部材44と電気的に接続される接続用軸部60aと、正極導電部材51の端子接続部51bと電気的に接続される基部60bとを軸方向に連続して備える。なお、端子接続部材44は、長手方向の一端側に、外部接続端子66と接続される接続片46を備え、長手方向の他端側に固定片47を備える。端子接続部材44は、接続片46を厚み方向に貫通する貫通孔46aを備え、この貫通孔46aには外部接続端子66の軸部68が挿通されている。また、端子接続部材44は、固定片47を厚み方向に貫通する挿通孔47aを備える。
そして、正極引出端子60の基部60bは、蓋部材15の内面15dからケース11内に突出して配置されているとともに、接続用軸部60aは、正極導電部材51の挿通孔51c、後述する内側絶縁部材40の挿通孔40a、蓋部材15の挿通孔15e、外側絶縁部材57の挿通孔57d及び端子接続部材44の挿通孔47aを貫通している。
正極端子構造16は、Oリング73を有し、このOリング73には、正極引出端子60の接続用軸部60aが挿通され、かつ正極導電部材51の端子接続部51bに支持されている。また、正極端子構造16は、接続用軸部60aが挿通された前述の内側絶縁部材40を有する。内側絶縁部材40は、四角板状である。
図6(b)に示すように、絶縁カバー90の短手方向に沿う内側絶縁部材40の寸法は、同じく短手方向に沿う正極導電部材51の寸法より大きい。このため、内側絶縁部材40は、絶縁カバー90の短手方向に沿って正極導電部材51よりも突出している。
図3に示すように、内側絶縁部材40の内側には、端子接続部51bに支持されたOリング73が配置されている。そして、内側絶縁部材40は、蓋部材15と、端子接続部51bとの間に介在し、蓋部材15と端子接続部51bの接触を規制するとともに、蓋部材15と正極導電部材51とを絶縁する。
端子接続部材44の挿通孔47aを貫通した接続用軸部60aの先端部が軸方向にかしめられることにより、接続用軸部60aと基部60bによって、正極導電部材51、内側絶縁部材40、蓋部材15、外側絶縁部材57、及び端子接続部材44の固定片47が挟持されている。この挟持により、正極引出端子60が蓋部材15に固定されている。Oリング73は、蓋部材15の内面15dのうち挿通孔15eの周囲に密接し、蓋部材15の挿通孔15eをシールしている。
また、正極引出端子60の接続用軸部60aの先端部は、端子接続部材44における固定片47の表面に係止するとともに、この係止によって正極引出端子60と端子接続部材44が電気的に接続されている。また、正極引出端子60の基部60bは、正極導電部材51の端子接続部51bに接触し、この接触によって、正極引出端子60と正極導電部材51が電気的に接続されている。
負極端子構造17において、負極引出端子61は、負極の端子接続部材44と電気的に接続される接続用軸部62と、負極導電部材52の端子接続部52bと電気的に接続される基部63とを軸方向に連続して備える。負極引出端子61の接続用軸部62は、内側絶縁部材40の挿通孔40a、蓋部材15の挿通孔15e、外側絶縁部材57の挿通孔57d及び端子接続部材44の挿通孔47aに挿通されている。
負極引出端子61の基部63は、四角板状である。基部63は、正極側の基部60bよりもサイズが大きい。基部63の外形形状は、負極引出端子61を軸方向から見て四角形状である。負極引出端子61は、軸方向に貫通する軸孔64を備え、軸孔64は、接続用軸部62及び基部63を貫通している。また、負極引出端子61は、その基部63における電極組立体12のタブ側端面12bに対峙する端面に端子端面63bを備えるとともに、端子端面63bよりも接続用軸部62に向けて凹む凹部63cを備える。凹部63cは、軸孔64に連通している。また、端子端面63bは、凹部63cを取り囲む環状である。
負極端子構造17は、Oリング73を有し、このOリング73には接続用軸部62が挿通され、かつ基部63に支持されている。負極端子構造17は、接続用軸部62が挿通された筒状の内側絶縁部材40を有する。内側絶縁部材40の内側には、基部63に支持されたOリング73が配置されている。そして、内側絶縁部材40は、蓋部材15と、負極引出端子61の基部63との間に介在し、蓋部材15と基部63との接触を規制するとともに、蓋部材15と負極引出端子61とを絶縁する。また、負極の内側絶縁部材40は、基部63の外周面を覆い、ケース11から負極引出端子61を絶縁する。
負極端子構造17において、端子接続部材44の挿通孔47aを貫通した接続用軸部62の先端部が軸方向にかしめられることにより、接続用軸部62と基部63によって、内側絶縁部材40、蓋部材15、外側絶縁部材57、及び端子接続部材44が挟持されている。この挟持により、負極引出端子61が蓋部材15に固定されている。Oリング73は、蓋部材15の内面15dのうち挿通孔15eの周囲に密接し、蓋部材15の挿通孔15eをシールしている。
また、負極引出端子61の接続用軸部62の先端部は、端子接続部材44における固定片47の表面に係止するとともに、この係止によって負極引出端子61と端子接続部材44が電気的に接続されている。
二次電池10は、一方の電極端子である負極引出端子61に一体の電流遮断機構80を備える。電流遮断機構80は、ケース11の内部に配置されており、ケース11の内部圧力が所定の設定圧力に達すると、電極組立体12と、負極引出端子61とを電気的に接続している通電経路の電流を遮断する。電流遮断機構80は、負極引出端子61の基部63と、負極導電部材52の端子接続部52bの接続部に位置している。
この実施形態では、負極引出端子61の基部63が電流遮断機構80を介して負極導電部材52に電気的に接続されるとともに、負極導電部材52が負極のタブ群36に電気的に接続されることにより、電極組立体12と、負極引出端子61との間の通電経路が構成されている。
電流遮断機構80は、ケース11の内部に発生したガスによって作動すると、負極引出端子61の基部63と負極導電部材52との電気的な接続を遮断する。つまり、電流遮断機構80は、作動していないときには上記通電経路の一部を構成し、ケース11の内部に発生したガスの圧力を受けて作動したときに上記通電経路を遮断する。
電流遮断機構80は、負極導電部材52と基部63とに接合された接点板81を有する。接点板81は、導電性の材料製であり、電極組立体12に向けて凸となる碗状である。そして、接点板81は、基部63の凹部63cを電極組立体12側から覆っている。接点板81における凹部63cからはみ出している外周部と、基部63の端子端面63bとは、溶接により固定されている。
接点板81における凹部63cと対向する部分は、通常状態において電極組立体12(下方)に向けて凸となっており、この電極組立体12に向けて凸となった部分と、負極導電部材52の端子接続部52bとが溶接されている。接点板81と端子接続部52bとの溶接部分である負極溶接部分Pを、負極引出端子61と負極導電部材52とを導通する導通部とする。よって、負極導電部材52と負極引出端子61とは、接点板81を介して電気的に接続されている。電流遮断機構80は、基部63と負極導電部材52との間に配置された絶縁リング82、及び絶縁リング82の外周側に配置されたシールリング83を有する。
負極導電部材52は、端子接続部52bの電極組立体12側の面に変形用凹部53aを有する。変形用凹部53aは、電極組立体12から蓋部材15に向けてすり鉢状に凹んでいる。変形用凹部53aの底面に負極溶接部分Pが位置している。端子接続部52bは、変形用凹部53aの底面となる部位に図示しない破断溝を有する。破断溝は負極溶接部分Pを取り囲む円環状である。
電流遮断機構80は、ケース11の内部圧力を受圧して変形する変形板85を有する。変形板85は、弾性材料、例えば金属板で構成されたダイヤフラムであり、端子接続部52bより電極組立体12に近い位置に配置されている。変形板85は、円板形状であって変形用凹部53aを電極組立体12側から覆っている。変形板85の外周部と端子接続部52bとが変形板85の外周部の全周にわたって溶接固定されている。変形板85は、ケース11内部をケース11外部に対して気密に隔てている。
変形板85は、通常状態において蓋部材15側から電極組立体12側(下方)に向けて凸となっており、この凸部分における負極溶接部分Pと対向する箇所には、蓋部材15に向けて突出した突起85aを有する。突起85aは、絶縁性の材料により構成されており、破断溝で囲まれた負極溶接部分Pと対向している。
変形板85の一方の面(蓋部材15側の面)には、負極引出端子61の軸孔64を介してケース11の外部圧力(略大気圧)が作用している。また、変形板85の他方の面(電極組立体12側の面)には、ケース11の内部圧力が作用している。そして、変形板85は、その電極組立体12側の面に、設定圧力よりも大きい内部圧力が付与された場合に、圧力によって変形して蓋部材15に向けて凸となるように構成されている。
そして、上記構成の電流遮断機構80においては、ケース11の内部圧力が所定の設定圧力に達すると、変形板85が蓋部材15に向けて変形し、突起85aが、端子接続部52bと接点板81との負極溶接部分Pを破断する。その結果、負極引出端子61と負極導電部材52との電気的な接続が遮断され、上記通電経路の電流が遮断される。
次に、ケース11内の絶縁カバー90について説明する。
図4に示すように、絶縁カバー90は、電極接合部51a,52aと蓋部材15との間に介在し、両者を絶縁する第1絶縁部91を含む。また、絶縁カバー90は、電流遮断機構80を含む負極引出端子61の基部63と電極組立体12のタブ側端面12bとの間に介在する第2絶縁部としての負極絶縁部93と、正極引出端子60の基部60bと電極組立体12のタブ側端面12bとの間に介在する第2絶縁部としての正極絶縁部92とを備える。
ここで、絶縁カバー90において、正極導電部材51と負極導電部材52が並ぶ並設方向に沿う方向を長手方向とし、第1絶縁部91の外面に沿い、かつ長手方向に直交する方向を短手方向とする。この場合、図5の斜視図から分かるように、絶縁カバー90は、長手方向に沿う側面視がコ字状である。
図5に示すように、正極絶縁部92は、矩形状の第1絶縁部91の長手方向の一端部に一体であり、負極絶縁部93は、第1絶縁部91の長手方向の他端部に一体である。第1絶縁部91は、長手方向に沿って見た側面視でL字状であり、矩形板状の絶縁部本体91aと、絶縁部本体91aの一つの長縁部から電極組立体12に向けて突出した形状の側壁部91bを備える。
図4に示すように、並設方向に沿って一対の内側絶縁部材40の対向面同士を結ぶ直線の寸法を寸法Nとする。絶縁カバー90において、第1絶縁部91の長手方向への寸法は、上記寸法Nより僅かに短い。このため、第1絶縁部91の長手方向の両端面のうち、一端面は正極の内側絶縁部材40の内側面に当接可能であり、他端面は負極の内側絶縁部材40の内側面に当接可能な位置にある。図6(a)に示すように、第1絶縁部91の短手方向への寸法は、電極接合部51a,52aの短手方向への寸法より若干長い。
そして、図4に示すように、第1絶縁部91の絶縁部本体91aは、対向方向Zにおける正極及び負極の電極接合部51a,52aと蓋部材15との間に介在し、電極接合部51a,52aと蓋部材15とを絶縁する。また、第1絶縁部91の側壁部91bは、各タブ群36とケース部材14の長側壁の内面との間に介在し、各タブ群36とケース部材14とを絶縁する。
絶縁カバー90は、絶縁部本体91aの長手方向両端部に収容凹部91fを備える。収容凹部91fは、絶縁部本体91aの外面91cから電極組立体12に向けて四角形状に凹む形状である。そして、各収容凹部91fには、蓋部材15の突部19が入り込んでおり、突部19の外側面と収容凹部91fの内側面との当接により、絶縁カバー90の長手方向及び短手方向に沿った絶縁カバー90の移動が規制されている。
図3又は図5に示すように、絶縁カバー90は、第1絶縁部91における側壁部91bの長手方向両端部で、かつ短手方向の一端部に一体の連結部94を備える。そして、長手方向一端の連結部94に正極絶縁部92が連結され、側壁部91bの長手方向他端の連結部94に負極絶縁部93が連結されている。絶縁カバー90において、連結部94は、長手方向に沿う側面視で、第1絶縁部91と、正極絶縁部92及び負極絶縁部93と、を離し、かつ対向させて連結する。
よって、長手方向に沿う側面視では、絶縁部本体91aと正極絶縁部92とは対向方向Zに離間し、絶縁部本体91aと負極絶縁部93とは対向方向Zに離間している。絶縁部本体91aは、電極組立体12のタブ側端面12bに対峙する面に内面91dを備える。
また、正極絶縁部92は、蓋部材15の外面15cから見た平面視が四角形状である。正極絶縁部92の平面視サイズは、正極引出端子60の基部60bの平面視サイズより大きく、基部60bの全体を電極組立体12側から覆うことができる。正極絶縁部92は、正極引出端子60の基部60bに対峙する内面92bを備えるとともに、電極組立体12に対峙する外面92dを備える。正極絶縁部92は、内面92bのうち、絶縁部本体91a寄りに突条部92eを備え、突条部92eは絶縁カバー90の短手方向全体に亘って存在する。また、突条部92eは、絶縁部本体91aよりも正極絶縁部92寄りに位置し、対向方向Zにおいて絶縁部本体91aと突条部92eは重なり合っておらず、長手方向に位置ずれしている。
ただし、長手方向に沿う側面視では、絶縁部本体91aと突条部92eとは対向方向Zに対向した位置にある。よって、絶縁カバー90は、側面視で対向した第1絶縁部91と正極絶縁部92の間に正極側隙間95aを備える。この正極側隙間95aは、絶縁カバー90の短手方向の他端部に開口する。対向方向Zに沿う正極側隙間95aの寸法は、正極導電部材51の電極接合部51aの厚みより大きく、正極側隙間95aには、正極の電極接合部51aが挿入されている。そして、電極接合部51aに絶縁カバー90の絶縁部本体91aが支持されるとともに、電極接合部51aと蓋部材15との間に絶縁部本体91aが挟まれている。
絶縁カバー90の短手方向の他端部に係止爪92aが存在する。正極絶縁部92の係止爪92aは、側面視で正極絶縁部92から第1絶縁部91に向けて突条部92eから突出している。絶縁カバー90の短手方向に沿う連結部94と突条部92eの対向面間の寸法は、短手方向に沿う電極接合部51aの寸法より長く、正極の内側絶縁部材40の寸法より僅かに長い。そして、正極側隙間95a内に電極接合部51aが入り込んだ状態では、絶縁カバー90の短手方向に対向した内側絶縁部材40の縁部の一方に連結部94が当接するとともに、他方の縁部に係止爪92aが係止している。
負極絶縁部93は、蓋部材15の外面15cから見た平面視が四角形状である。負極絶縁部93の平面視サイズは、負極引出端子61の基部63及び電流遮断機構80の平面視サイズとほぼ同じであり、電流遮断機構80の全体を電極組立体12側から覆うことができる。また、図5に示すように、負極絶縁部93は、電流遮断機構80の変形板85に対峙する内面93bを備えるとともに、電極組立体12に対峙する外面93dを備える。負極絶縁部93は、内面93bのうち、絶縁部本体91a寄りに突条部93eを備え、突条部93eは絶縁カバー90の短手方向全体に亘って存在する。対向方向Zにおいて絶縁部本体91aと突条部93eは重なり合った位置にある。
よって、絶縁カバー90は、側面視で対向した第1絶縁部91と負極絶縁部93の間に負極側隙間95bを備える。すなわち、絶縁カバー90は、対向方向Zにおいて絶縁部本体91aと突条部93eとの間に負極側隙間95bを備え、この負極側隙間95bは、絶縁カバー90の短手方向の他端部に開口する。対向方向Zに沿う負極側隙間95bの寸法は、負極導電部材52の電極接合部52aの厚みより大きく、負極側隙間95bには、負極の電極接合部52aが挿入されている。そして、図4に示すように、電極接合部52aに絶縁カバー90の絶縁部本体91aが支持されるとともに、対向方向Zに沿う電極接合部52aと蓋部材15との間に絶縁部本体91aが挟まれている。
図6(a)に示すように、絶縁カバー90の短手方向に沿う両端部のうち、負極側の突条部93eの一端部に連結部94が位置し、他端部に係止爪93aが存在する。負極絶縁部93の係止爪93aは、側面視で負極絶縁部93から第1絶縁部91に向けて突条部93eから突出している。絶縁カバー90の短手方向に沿う連結部94と突条部93eの対向面間の寸法は、電極接合部52aの短手方向に沿う寸法より僅かに長い。そして、負極側隙間95b内に電極接合部52aが入り込んだ状態では、絶縁カバー90の短手方向に対向した電極接合部52aの縁部の一方に連結部94が当接するとともに、他方の縁部に係止爪93aが係止している。
また、負極絶縁部93は、中央部に厚み方向に貫通した逃がし凹部93fを備え、この逃がし凹部93fには、電流遮断機構80の変形板85が入り込んでいる。そして、変形板85の他方の面(電極組立体12側の面)には、逃がし凹部93fを介してケース11の内部圧力が作用している。
次に、二次電池10の製造方法を作用とともに記載する。
なお、負極の負極引出端子61の端子端面63bには接点板81が接合され、接点板81、絶縁リング82、シールリング83、及び負極導電部材52(端子接続部52b)がユニット化されているものとする。また、負極導電部材52の端子接続部52bには変形板85が接合されており、負極引出端子61と電流遮断機構80と負極導電部材52が予め一体化されているとする。
まず、蓋部材15の各係止凹部18に外側絶縁部材57の回り止め部58を挿入した状態で蓋部材15の外面15cに外側絶縁部材57を配置する。その外側絶縁部材57の回り止め部58内に外部接続端子66の係合凸部69を挿入する。次に、端子接続部材44の貫通孔46aに外部接続端子66の軸部68を挿入する。
次に、正極側において、蓋部材15の内面15d側にOリング73、内側絶縁部材40を配置するとともに正極導電部材51を配置する。そして、正極引出端子60の接続用軸部62を正極導電部材51の挿通孔51c、内側絶縁部材40の挿通孔40a、Oリング73、蓋部材15の挿通孔15e、外側絶縁部材57の挿通孔57d及び端子接続部材44の挿通孔47aに挿入する。そして、正極引出端子60の接続用軸部60aのかしめにより、基部60bと接続用軸部60aの先端部との間に、正極導電部材51、内側絶縁部材40、Oリング73、蓋部材15、外側絶縁部材57、及び端子接続部材44が一体化される。
負極側において、蓋部材15の内面15d側にOリング73、内側絶縁部材40を配置し、内側絶縁部材40の挿通孔40a、Oリング73、蓋部材15の挿通孔15e、外側絶縁部材57の挿通孔57d及び端子接続部材44の挿通孔47aに、負極引出端子61の接続用軸部62を挿入する。そして、接続用軸部62のかしめにより、基部63と接続用軸部62の先端部との間に、内側絶縁部材40、Oリング73、蓋部材15、外側絶縁部材57、及び端子接続部材44が一体化されるとともに、電流遮断機構80も一体化される。
すると、蓋部材15に正極端子構造16及び負極端子構造17が形成され、蓋端子組立体20が形成される。蓋端子組立体20では、外側絶縁部材57の回り止め部58の外側面と、蓋部材15の係止凹部18の内側面との係止により、外側絶縁部材57の蓋部材15上での回転が規制される。この回転の規制された外側絶縁部材57の回り止め部58の内側面と外部接続端子66の係合凸部69の外側面との係止により、外部接続端子66の回転が規制される。
蓋端子組立体20では、蓋部材15と、電極接合部51a,52aとの間に隙間が存在している。また、電極接合部51a,52aはL字状にあり、電極接合部51a,52aは蓋部材15から突出する部分が存在する。
そして、正極導電部材51の電極接合部51aに対し、電極組立体12の正極のタブ群36がレーザ溶接によって接合され、負極導電部材52の電極接合部52aに対し、負極のタブ群36がレーザ溶接によって接合される。すると、図7に示すように、蓋端子組立体20と電極組立体12が一体化される。
次に、各電極接合部51a,52aをコ字状に折り曲げ、タブ群36を折り曲げる。そして、蓋部材15と、電極接合部51a,52aとの間に、絶縁カバー90の絶縁部本体91aを差し込むとともに、正極側隙間95aに正極導電部材51を、負極側隙間95bに負極導電部材52を差し込むように、絶縁カバー90をスライド移動させる。
そして、正極側において、連結部94が内側絶縁部材40の一縁部に当接すると、正極絶縁部92の係止爪92aが内側絶縁部材40の縁部に係止する。また、負極側において、連結部94が電極接合部52aの一長縁部に当接すると、負極絶縁部93の係止爪93aが電極接合部52aの他長縁部に係止する。その結果、絶縁カバー90が正極導電部材51及び負極導電部材52に一体に組付けられるとともに、電極接合部51a,52aが絶縁部本体91aによって、蓋部材15から絶縁された状態となる。
また、正極絶縁部92が正極引出端子60の基部60bを電極組立体12側から絶縁し、負極絶縁部93が電流遮断機構80を含む負極引出端子61を電極組立体12側から絶縁しつつ、変形板85を保護した状態となる。
そして、電極組立体12をケース部材14の開口部14aからケース部材14内に挿入する。このとき、電極組立体12をケース部材14内に押し込むため、蓋端子組立体20をケース部材14に向けて押し込む。すると、絶縁カバー90の正極絶縁部92の外面92d及び、負極絶縁部93の外面93dが電極組立体12のタブ側端面12bに同時に接触しながら、電極組立体12が押圧される。
そして、電極組立体12がケース部材14内に挿入された後、蓋部材15をケース部材14の開口端に接合すると、二次電池10が組み立てられる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)絶縁カバー90は、絶縁部本体91aと正極絶縁部92の間に正極側隙間95aを備えるとともに、絶縁部本体91aと負極絶縁部93の間に負極側隙間95bを備える。このため、蓋端子組立体20を形成し、電極接合部51a,52aにタブ群36を接合した後であっても、正極側隙間95aに正極導電部材51を差し込み、負極側隙間95bに負極導電部材52を差し込んで、絶縁部本体91aを各電極接合部51a,52aと蓋部材15の間に介在させることができる。したがって、タブ群36を電極接合部51a,52aに接合する際の熱が絶縁カバー90に及ばず、絶縁カバー90が熱によって溶融せず、絶縁部本体91aによる絶縁機能が低下しない。
(2)絶縁カバー90は、短手方向に対向する連結部94と係止爪92a,93aを備え、正極側の係止爪92aは内側絶縁部材40に係止し、負極側の係止爪93aは電極接合部52aに係止する。この係止により、絶縁カバー90が、その短手方向へ移動することを規制でき、絶縁カバー90の第1絶縁部91による電極接合部51a,52aと蓋部材15との絶縁、正極絶縁部92による正極引出端子60と電極組立体12との絶縁、及び負極絶縁部93による電流遮断機構80と電極組立体12との絶縁を維持することができる。
(3)負極端子構造17は、電流遮断機構80を備え、その電流遮断機構80と接続された負極導電部材52は、電流遮断機構80との接合部となる端子接続部52bが幅広となり、絶縁カバー90の短手方向のほぼ全体に亘るサイズである。このため、負極絶縁部93の係止爪93aは、端子接続部52bよりも幅狭の電極接合部52aに係止している。よって、係止爪93aを係止させる部品を選定することで、蓋部材15、ひいてはケース11の大型化を防ぐことができる。
(4)正極端子構造16は、電流遮断機構80を備えないが、内側絶縁部材40は、正極導電部材51の端子接続部51bよりも幅広であり、絶縁カバー90の短手方向に沿って端子接続部51bより突出している。そして、この端子接続部51bより幅広な内側絶縁部材40に係止爪92aを係止させる構成とした。このため、絶縁カバー90を装着する際、係止爪92aは、端子接続部51bより先に内側絶縁部材40に係止し、絶縁カバー90の装着がスムーズになる。
(5)絶縁カバー90は、絶縁部本体91aの長手方向両端部に収容凹部91fを備え、各収容凹部91fには、蓋部材15の突部19が入り込んでいる。突部19は、蓋部材15上での外側絶縁部材57の回転を規制するために、外側絶縁部材57の回り止め部58が入り込む部位である。よって、二次電池10は、外側絶縁部材57の回り止めを規制する突部19を蓋部材15に備えつつも、その突部19が絶縁カバー90の装着状態での邪魔になることがない。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 絶縁カバー90において、第1絶縁部91の収容凹部91fは無くてもよい。
○ 絶縁カバー90の短手方向に沿う、正極側の内側絶縁部材40と端子接続部51bの寸法が同じであれば、正極側の係止爪92aは、内側絶縁部材40と端子接続部51bの両方に係止してもよいし、端子接続部51bに係止してもよい。
○ 絶縁カバー90の短手方向に沿う、正極側の内側絶縁部材40の寸法より端子接続部51bの寸法が大きければ、正極側の係止爪92aは、端子接続部51bに係止してもよい。この場合、突条部92e及び係止爪92aは、対向方向Zにおいて絶縁部本体91aと対向する位置に設けられていてもよい。
○ 係止爪92a,93aは無くてもよい。
○ 絶縁カバー90において、電流遮断機構80の変形板85に接触しないように負極絶縁部93を対向方向Zに沿って離間させれば、逃がし凹部93fは無くてもよい。
○ 電極端子は、正極引出端子60や負極引出端子61のように、外部接続端子66と端子接続部材44を介して接続されるものでなくてもよく、正極導電部材51や負極導電部材52に直接接続されたものでもよい。
○ 蓄電装置は、正極引出端子60と一体の電流遮断機構80を有する二次電池にも適用することができる。
○ 蓄電装置は、電流遮断機構80を備えない二次電池にも適用することができる。この場合、第2絶縁部は両極性の電極端子の基部を電極組立体12側から覆う。
○ 壁部は蓋部材15ではなく、ケース部材14の側壁であってもよい。
○ 電極端子は、正極引出端子60や負極引出端子61のように、外部接続端子66と端子接続部材44を介して接続されるものでなくてもよく、正極導電部材51や負極導電部材52に直接接続されたものでもよい。
○ 蓄電装置は、例えばキャパシタなど、二次電池以外の蓄電装置にも適用可能である。
○ 正極電極21及び負極電極31は、金属箔の片面に活物質層が存在する構造でもよい。
○ 二次電池10は、リチウムイオン二次電池でもよいし、他の二次電池であってもよい。要は、正極用の活物質と負極用の活物質との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)異なる極性の電極が互いに絶縁されて積層された状態の電極組立体と、前記電極から突出した形状のタブが積層され、前記電極組立体のタブ側端面から突出した各極性のタブ群と、前記電極組立体及び前記タブ群を収容したケースと、前記ケースの壁部の外側に配置された外部接続端子と、前記タブ側端面と前記壁部との間に配置され、前記タブ群と電気的に接続された導電部材と、前記タブ群の並設方向において該タブ群よりも外側で前記導電部材に接続され、前記壁部から外部に突出した状態の引出端子と、前記壁部の外側に配置され、かつ前記引出端子と前記外部接続端子とを接続した端子接続部材と、前記壁部の外側で前記外部接続端子と前記壁部とを絶縁し、かつ前記壁部からの前記引出端子の突出方向に沿って該引出端子が貫通する外側絶縁部材と、一対の前記導電部材と前記壁部との間に介在する絶縁カバーと、を備える蓄電装置であって、前記外側絶縁部材は、前記外部接続端子の係合凸部が係止する回り止め部を前記壁部に向けて突出する状態に備えるとともに、前記壁部は前記回り止め部が係止する係止凹部を備えた突部を前記絶縁カバーに向けて突出する状態に備え、前記絶縁カバーは、前記突部を収容する収容凹部を備えることを特徴とする蓄電装置。
これによれば、突部は、壁部上での外側絶縁部材の回転を規制するために、外側絶縁部材の回り止め部が入り込む部位である。よって、蓄電装置は、外側絶縁部材の回り止めを規制する突部を壁部に備えつつも、その突部が絶縁カバーの装着状態での邪魔になることがない。
10…蓄電装置としての二次電池、11…ケース、12…電極組立体、12b…タブ側端面、15…壁部としての蓋部材、21…正極電極、31…負極電極、40…内側絶縁部材、51…正極導電部材、51a,52a…電極接合部、51b,52b…端子接続部、52…負極導電部材、60…電極端子としての正極引出端子、60b,63…基部、61…電極端子としての負極引出端子、80…電流遮断機構、90…絶縁カバー、91…第1絶縁部、92…第2絶縁部としての正極絶縁部、92a,93a…係止爪、93…第2絶縁部としての負極絶縁部、94…連結部、95a…正極側隙間、95b…負極側隙間。

Claims (5)

  1. 異なる極性の複数の電極が互いに絶縁されて積層された状態の電極組立体と、
    前記電極組立体を収容したケースと、
    前記ケースの壁部から前記電極組立体に向けて突出した基部を備え、前記壁部に固定された一対の電極端子と、
    同じ極性の前記電極と接合された電極接合部、及び前記電極端子の基部と電気的に接続された端子接続部を備え、前記ケースの壁部と該壁部に対峙した前記電極組立体の端面との間に配置された一対の導電部材と、
    前記壁部と前記端子接続部との間に介在する絶縁部材と、
    一対の前記電極接合部と前記壁部との間に介在する第1絶縁部を有するとともに、前記基部と前記電極組立体の端面との間に介在する第2絶縁部を有する絶縁カバーと、を備え、
    前記絶縁カバーにおいて、前記一対の導電部材の並んだ並設方向に沿う方向を長手方向、該長手方向に直交する方向を短手方向とすると、
    前記絶縁カバーは、前記長手方向に沿う側面視で前記第1絶縁部と前記第2絶縁部を離し、かつ対向させて連結する連結部を前記短手方向の一端部に備えるとともに、
    前記側面視で対向した前記第1絶縁部と前記第2絶縁部の間に、前記短手方向の他端部に開口し、前記連結部に至る隙間を備えることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記絶縁カバーは、前記短手方向の他端部で前記連結部の反対側となる位置に、前記側面視で前記第2絶縁部から前記第1絶縁部に向けて突出し、かつ前記導電部材又は前記絶縁部材に係止する係止爪を備える請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記ケースの内部圧力が設定圧力に達すると一方の極性の前記電極端子と前記電極組立体との電気的な通電経路を遮断する電流遮断機構を備え、前記電流遮断機構は、前記基部と前記端子接続部とを導通させ、前記一方の極性側では前記係止爪は前記導電部材の前記電極接合部に係止している請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記電流遮断機構を備えない他方の極性側では、前記係止爪は、前記絶縁部材に係止している請求項3に記載の蓄電装置。
  5. 前記蓄電装置は二次電池である請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の蓄電装置。
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