JP2019121434A - 蓄電装置 - Google Patents

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Shinya Kimura
真也 木村
幹也 栗田
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Abstract

【課題】絶縁カバーの装着性を向上できる蓄電装置を提供すること。【解決手段】二次電池10の絶縁カバー35は、タブ絶縁部36から突出し、蓋部材15と電極接合部28aの間に介在する第1板部37と、第1板部37よりも電極組立体12寄りに位置し、タブ絶縁部36から突出し、端子接合部28bと電極組立体12との間に介在する第2板部38と、を備える。絶縁カバー35は、積層方向他端側において端子接合部28bに係止する係止爪40を有する。二次電池10は、係止爪40と端子接合部28bの係止箇所Kよりも積層方向一端側に位置する端子接合部28bに凹部41を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、タブ群とケース部材とを絶縁する絶縁カバーを備える蓄電装置に関する。
従来から、EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、走行用モータへの供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池などが搭載されている。
二次電池は、シート状の正極及び負極の電極が絶縁された状態で積層された電極組立体と、電極組立体を収容するケースとを備える。電極組立体は、電極の一辺の一部から突出したタブを同じ極性同士で寄せ集めたタブ群を有する。ケースは、有底筒状のケース部材と、ケース部材の開口部を閉塞する蓋部材とを有する。二次電池は、電極組立体と電気を授受する電極端子を備えるとともに、電極端子と蓋部材とを絶縁する絶縁部材を備える。なお、電極端子は、蓋部材に固定されている。二次電池は、電極端子と電極組立体のタブ群とを接続する導電部材を備えている。
上記のような二次電池の製造方法の一つに、蓋部材に電極端子を固定するとともに、電極端子とタブ群に導電部材を接合し、電極組立体、蓋部材、電極端子、導電部材、及びタブ群を組立部材として一体化した後、組立部材に絶縁カバーを装着する方法がある(例えば特許文献1参照)。
特許文献1において、二次電池が備える絶縁カバーは、蓋部材と導電部材との間を絶縁する第1絶縁部と、電極端子と電極組立体との間を絶縁する第2絶縁部とを備える。また、絶縁カバーは、第2絶縁部に係止爪を備え、この係止爪は導電部材又は絶縁部材に係止している。
上記絶縁カバーは、組立部材の製造後に組立部材に装着される。絶縁カバーを組立部材に装着するには、電極組立体の積層方向一端側から他端側に向けて絶縁カバーを移動させ、第1絶縁部を蓋部材と導電部材との間に差し込むとともに、第2絶縁部を電極端子と電極組立体の端面との間に差し込む。そして、係止爪を、積層方向の他端側まで移動させ、積層方向他端側における導電部材又は絶縁部材の側面に係止させることで、絶縁カバーが積層方向一端側へ移動することを規制し、組立部材から絶縁カバーが抜け出ることが抑制される。
特開2017−117667号公報
ところで、特許文献1に開示の絶縁カバーにおいては、絶縁カバーを積層方向一端側から他端側へ移動させると、係止爪と、積層方向一端側における絶縁部材の側面とが干渉し、絶縁カバーの装着が行いにくい。そこで、絶縁部材と係止爪との干渉を避けるため、第1絶縁部及び第2絶縁部の先端が下を向くように傾け、係止爪を絶縁部材の下側に位置させることが考えられるが、この場合には、第1絶縁部の先端が導電部材と蓋部材との間の隙間より下方に位置し、第1絶縁部を隙間に差し込みにくくなって絶縁カバーの装着が行いにくい。
本発明の目的は、絶縁カバーの装着性を向上できる蓄電装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための蓄電装置は、正極と負極の電極が絶縁された状態で積層され、かつ各極の前記電極から突出したタブが同じ極性同士で積層されたタブ群を有する電極組立体と、前記電極組立体を収容するケース部材、及び前記ケース部材の開口部を閉塞する板状の蓋部材を有するケースと、前記蓋部材に固定され、前記電極組立体と電気を授受する各極の電極端子と、前記蓋部材の内面と、前記タブ群が存在する前記電極組立体のタブ側端面との間に配置され、同じ極性の前記タブ群と接合された電極接合部を備えるとともに、同じ極性の前記電極端子と接合された端子接合部を備える各極性の導電部材と、前記端子接合部と前記蓋部材とを絶縁する絶縁部材と、前記タブ群と前記ケース部材とを絶縁する絶縁カバーと、を備える蓄電装置であって、前記絶縁カバーは、前記電極組立体における前記電極の積層方向一端側において前記タブ群と前記ケース部材との間に介在する板状のタブ絶縁部と、前記積層方向に沿って前記タブ絶縁部から突出し、前記蓋部材と前記電極接合部の間に介在する第1板部と、前記第1板部よりも前記電極組立体寄りに位置し、前記積層方向に沿って前記タブ絶縁部から突出し、前記端子接合部と前記電極組立体との間に介在する第2板部と、前記積層方向他端側において前記導電部材又は前記絶縁部材の被係止部に係止する係止爪と、を有し、前記係止爪と前記被係止部の係止箇所よりも積層方向一端側に位置する前記導電部材及び前記絶縁部材の少なくとも一つに、前記蓋部材と前記電極接合部の間に前記第1板部を差し込む際に前記係止爪が入り込む凹部を備えることを要旨とする。
これによれば、蓋部材、導電部材、絶縁部材、及び電極端子を一体に組み付けるとともに、電極接合部にタブ群を接合した状態で、絶縁カバーを電極組立体の積層方向一端側から他端側に向けてスライド移動させて、絶縁カバーが装着される。絶縁カバーをスライド移動させた時、凹部に係止爪が入り込む。このため、電極接合部と蓋部材との間に第1板部が入り込むまで、係止爪が導電部材又は絶縁部材に干渉しない。よって、絶縁カバーのスライド移動時に係止爪との干渉を回避するために絶縁カバーを傾ける必要がなく、絶縁カバーを傾けることで、電極接合部と蓋部材との間に第1板部を差し込むことができなくなることもない。その結果、絶縁カバーを傾けることなくスライド移動させるだけで、絶縁カバーを装着できる。
また、蓄電装置について、前記凹部は前記導電部材に形成され、前記凹部は、前記積層方向に沿った前記導電部材の中間位置よりも前記積層方向一端側に設けられていてもよい。
これによれば、凹部は、導電部材を切削して形成されるが、凹部の寸法を規定することで、導電部材の切削量を抑えて、導電部材における電気的な抵抗が増大することを抑制する。
また、蓄電装置について、前記係止爪及び前記凹部の少なくとも一方は、前記積層方向一端側から他端側に向けて下降する傾斜面を備えていてもよい。
これによれば、傾斜面を設けることで、絶縁カバーを装着する際、係止爪と凹部の内面のいずれか一方の傾斜面に他方が摺接する。傾斜面により、第2板部を徐々に撓ませることができ、第2板部が損傷することを抑制できる。
本発明によれば、絶縁カバーの装着性を向上できる。
実施形態の二次電池を示す分解斜視図。 実施形態の二次電池を示す部分側断面図。 実施形態の二次電池を示す部分正面図。 実施形態の二次電池を示す部分斜視図。 実施形態の内側絶縁部材及び導電部材を示す部分斜視図。 絶縁カバーを蓋端子組立体に装着する状態を示す側断面図。 絶縁カバーを蓋端子組立体に装着する状態を示す側断面図。 凹部の別例を示す側断面図。 凹部の別例を示す側断面図。
以下、蓄電装置を二次電池に具体化した一実施形態を図1〜図7にしたがって説明する。
図1又は図2に示すように、蓄電装置としての二次電池10はケース11を備え、ケース11には電極組立体12が収容されている。ケース11は、電極組立体12を収容する四角箱状のケース部材14と、このケース部材14の開口部14aを閉塞する矩形平板状の蓋部材15とを有している。なお、本実施形態の二次電池10はリチウムイオン電池である。蓋部材15は、ケース部材14の開口部14aの周縁に支持される矩形平板状の天板15aと、天板15aからケース部材14に向けて突出する矩形状の嵌合部15bとを有する。嵌合部15bは、ケース部材14の開口部14aに嵌合される。そして、天板15aの周縁とケース部材14における開口部14aの周縁とが溶接されてケース部材14と蓋部材15が一体化されている。
図2に示すように、電極組立体12は、シート状の複数の正極電極21とシート状の複数の負極電極22とを備え、正極電極21と負極電極22とは異なる極性の電極である。詳細に図示しないが、正極電極21は、正極金属箔(本実施形態ではアルミニウム箔)と、その正極金属箔の両面に存在する正極活物質層とを有する。負極電極22は、負極金属箔(本実施形態では銅箔)と、その負極金属箔の両面に存在する負極活物質層とを有する。そして、電極組立体12は、複数の正極電極21と複数の負極電極22の間にこれらを絶縁するセパレータ23を介在させて積層された積層型である。正極電極21と負極電極22が積層された方向を電極組立体12の積層方向とする。
正極電極21は、正極電極21の一辺21aの一部から突出した形状のタブ25を有する。負極電極22は、負極電極22の一辺22aの一部から突出した形状のタブ26を有する。複数の正極のタブ25、及び複数の負極のタブ26は、正極電極21及び負極電極22が積層された状態で、正極のタブ25と負極のタブ26とが重ならない位置にそれぞれ設けられている。
電極組立体12は、タブ側端面12aを備える。タブ側端面12aは、正極電極21の一辺21a、負極電極22の一辺22a、及びセパレータ23の一辺を寄せ集めて形成されている。電極組立体12を構成する各正極電極21は、それぞれのタブ25が積層方向に沿って列状に配置されるように積層される。同様に、電極組立体12を構成する各負極電極22は、それぞれのタブ26が積層方向に沿って列状に配置されるように積層される。
図1に示すように、電極組立体12は、タブ側端面12aから突出した正極のタブ25が積層されたタブ群27を有し、このタブ群27は、全ての正極のタブ25を電極組立体
12における積層方向に寄せ集め、積層して構成されている。また、電極組立体12は、タブ側端面12aから突出した負極のタブ26が積層されたタブ群27を有し、このタブ群27は、全ての負極のタブ26を積層して構成されている。各極のタブ群27は、積層方向一端側に各タブ25,26の先端が位置するように折り曲げられている。電極組立体12及びタブ群27は、絶縁フィルムFによって覆われている。絶縁フィルムFは、正極及び負極のタブ群27を積層方向両側から覆っている。
図3、図4及び図5に示すように、正極のタブ群27には、電極組立体12と、後述の正極端子構造16とを電気的に接続するための導電部材28が接合されている。また、負極のタブ群27には、電極組立体12と、後述の負極端子構造17とを電気的に接続するための導電部材28が接合されている。導電部材28は、蓋部材15の内面と、電極組立体12のタブ側端面12aとの間に配置されている。
正極及び負極の導電部材28の長手は、蓋部材15の長手方向へ延びるクランク状であり、各極性の導電部材28の短手は、電極組立体12の積層方向へ延びる。正極及び負極の導電部材28は、同じ極性のタブ群27と接合された電極接合部28aを長手方向一端側に備える。また、正極及び負極の導電部材28は、同じ極性の引出端子29と接続される平板状の端子接合部28bを長手方向他端側に備えるとともに、電極接合部28aと端子接合部28bを繋ぐ連繋部28cを備える。連繋部28cにより、端子接合部28bは、電極接合部28aよりも電極組立体12寄りに位置している。導電部材28の短手方向に沿った電極接合部28a、端子接合部28b及び連繋部28cの寸法はいずれも同じである。なお、導電部材28は、蓋部材15の内面と、電極組立体12のタブ側端面12aとの間に配置されている。
次に、正極端子構造16及び負極端子構造17を説明する。なお、正極端子構造16と負極端子構造17は基本的に同じ構成であるため、共通の部材については、同じ部材番号を使用して説明する。
正極端子構造16及び負極端子構造17は、それぞれ蓋部材15に固定された電極端子としての引出端子29を備える。引出端子29は、各極において導電部材28の端子接合部28bと電気的に接続され、電極組立体12と電気を授受する。引出端子29は、蓋部材15より外側に突出している。正極端子構造16及び負極端子構造17は、蓋部材15の外側で引出端子29と電気的に接続された端子接合部材30を備える。正極端子構造16及び負極端子構造17は、蓋部材15の外側で、端子接合部材30と電気的に接続された外部接続端子31を備える。正極端子構造16及び負極端子構造17は、端子接合部材30及び外部接続端子31を蓋部材15から絶縁する外側絶縁部材32を蓋部材15の外面に備える。
正極端子構造16及び負極端子構造17は、ケース11の内側で引出端子29及び端子接合部28bを蓋部材15から絶縁する絶縁部材としての内側絶縁部材33を備える。内側絶縁部材33は矩形板状である。内側絶縁部材33は、電極組立体12のタブ側端面12aから蓋部材15に向けて凹む収容凹部34を備える。収容凹部34は、内側絶縁部材33の四側面のうち、電極接合部28a寄りの側面にて開口している。そして、収容凹部34に端子接合部28bのほぼ全体が収容され、内側絶縁部材33におけるタブ側端面12a寄りの端面と、端子接合部28bにおけるタブ側端面12a寄りの端面28dとが面一になっている。また、端子接合部28bの一部、連繋部28c及び電極接合部28aが内側絶縁部材33における端子接合部28b寄りの側面から突出している。
次に、ケース11内に設けられた樹脂製の絶縁カバー35について説明する。
図1及び図2に示すように、絶縁カバー35は、正極及び負極の導電部材28に対し、積層方向の一端側から装着されている。絶縁カバー35は、矩形板形状のタブ絶縁部36を備える。タブ絶縁部36は、積層方向一端側に位置する両極のタブ群27の先端側を積層方向の外側から覆い、両極のタブ群27の先端側とケース部材14とを絶縁する。
絶縁カバー35は、蓋部材15の長手方向に延びるタブ絶縁部36の一対の長縁部のうち、蓋部材15寄りの長縁部から積層方向他端に向けて突出した第1板部37を備える。第1板部37は、両極の導電部材28の電極接合部28aと蓋部材15との間に介在し、両者を絶縁する。絶縁カバー35の第1板部37は、両極の電極接合部28aに支持されている。
絶縁カバー35は、蓋部材15の長手方向に延びるタブ絶縁部36の一対の長縁部のうち、電極組立体12寄りの長縁部の両端部から積層方向他端に向けて突出した一対の第2板部38を備える。一方の第2板部38は、正極端子構造16における端子接合部28bと、タブ側端面12aとの間に介在し、端子接合部28bの一部を電極組立体12側から覆う。他方の第2板部38は、負極端子構造17における端子接合部28bと、タブ側端面12aとの間に介在し、端子接合部28bの一部を電極組立体12側から覆う。
絶縁カバー35において、タブ絶縁部36からの第1板部37の突出方向への寸法と、タブ絶縁部36からの第2板部38の突出方向への寸法は同じである。そして、絶縁カバー35において、タブ絶縁部36の短手方向を高さ方向とすると、絶縁カバー35を長手方向に見た側面視では、第1板部37の突出端の位置と第2板部38の突出端の位置は高さ方向に揃っている。
絶縁カバー35は、各第2板部38におけるタブ絶縁部36からの突出方向の先端(以下、突出端と記載する)に係止爪40を備える。係止爪40は、各第2板部38から第1板部37に向けて突出する。各係止爪40は、各第2板部38において、絶縁カバー35の長手方向に沿った第1板部37寄りの位置に配設されている。各係止爪40は、第2板部38の突出端からタブ絶縁部36に向かうに従い第1板部37(蓋部材15)に近付くように上り傾斜する傾斜面40aを備える。
図3に示すように、一方の係止爪40は、正極の導電部材28の端子接合部28bにおいて、電極組立体12の積層方向他端に位置した端縁に係止している。他方の係止爪40は、負極の導電部材28の端子接合部28bにおいて、電極組立体12の積層方向他端に位置した端縁に係止している。よって、ケース11内には、各端子接合部28bの端縁と係止爪40との係止箇所Kが存在している。各端子接合部28bに対する係止爪40の係止により、絶縁カバー35が積層方向一端側に移動することが規制されている。そして、各端子接合部28bにおける積層方向他端側に位置した端縁は、係止爪40が係止する被係止部となる。
図2及び図5に示すように、正極及び負極の導電部材28は、端子接合部28bのうち内側絶縁部材33によって覆われていない部位に凹部41を備える。凹部41は、電極組立体12の積層方向一端側に位置した端子接合部28bの縁部に位置し、凹部41は、係止爪40と端子接合部28bの係止箇所Kから積層方向一端に向けて延びる延長線上に位置している。凹部41は、絶縁カバー35の第1板部37を、電極接合部28aと蓋部材15との間に差し込むときの係止爪40の軌跡上に設けられている。
凹部41は、端子接合部28bにおける積層方向一端から積層方向他端側に向けて端子接合部28bの短手方向に延びているが、端子接合部28bの短手方向の中間位置までは延びていない。よって、凹部41は、積層方向に沿った端子接合部28b(導電部材28
)の中間位置よりも積層方向一端側に設けられている。積層方向に沿った凹部41の寸法は、積層方向に沿った係止爪40の寸法に対応しており、実施形態では、積層方向に沿った係止爪40と凹部41の寸法は略同じ又は同じである。よって、積層方向に沿って係止爪40の全体が凹部41内に入り込み可能になっている。
また、凹部41は、端子接合部28bの厚み内に設けられている。凹部41は、端子接合部28bにおける電極組立体12寄りの端面28dを凹ませて形成されている。図7に示すように、絶縁カバー35の第1板部37の突出端を電極接合部28aに載せた状態では、係止爪40の先端が凹部41内に入り込むようになっている。凹部41の内側面のうち、積層方向他端に最も近い内側面を第1内側面41aとし、第1内側面41aに直交し、かつ端面28dに平行な内側面を第2内側面41bとする。
なお、第1板部37の突出方向の先端(以下、突出端と記載する)が電極接合部28aに載った時点では、係止爪40の先端は、高さ方向では、端子接合部28bの端面28dよりも電極組立体12寄りにあり、係止爪40の先端が、凹部41の第1内側面41aに対向しない。このため、第1板部37を電極接合部28aに支持させて絶縁カバー35を積層方向一端側から他端側へスライド移動させたとき、係止爪40の先端が、凹部41の第1内側面41aに当接せず、端面28dと第1内側面41aとの境界に傾斜面40aが接触する。
次に、二次電池10の製造方法を作用とともに記載する。
まず、図6に示すように、蓋部材15に、引出端子29、端子接合部材30、外部接続端子31、外側絶縁部材32、及び内側絶縁部材33が組付けられ、正極端子構造16及び負極端子構造17が形成されるとともに、蓋端子組立体20が形成される。
そして、正極の導電部材28の電極接合部28aに対し、電極組立体12の正極のタブ群27が溶接によって接合され、負極の導電部材28の電極接合部28aに対し、負極のタブ群27が溶接によって接合される。すると、蓋端子組立体20と電極組立体12が一体化される。
そして、電極組立体12の積層方向一端側から他端側に向けて絶縁カバー35をスライド移動させ、蓋部材15と電極接合部28aとの間に第1板部37を差し込む。このとき、図7に示すように、各係止爪40が、各極性の端子接合部28bの凹部41に入り込む。このため、蓋部材15と電極接合部28aとの間に第1板部37を差し込んだ時点で、係止爪40が端子接合部28bに接触しない。
蓋部材15と電極接合部28aとの間に第1板部37が差し込まれると、両方の電極接合部28aに第1板部37が支持される。第1板部37が電極接合部28aに支持された状態で、絶縁カバー35を積層方向一端側から他端側に向けてスライド移動させる。そして、各係止爪40の傾斜面40aが、凹部41における第1内側面41aの下端に摺接しながら凹部41を通過し、その後、係止爪40が各極性の端子接合部28bにおける積層方向他端の縁部に係止する。
すると、絶縁カバー35が積層方向一端側に移動することが規制され、蓋端子組立体20から絶縁カバー35が抜け出ることが規制される。その結果、絶縁カバー35の第1板部37が、電極接合部28aと蓋部材15との間に介在した状態となる。
そして、電極組立体12をケース部材14の開口部14aからケース部材14内に挿入する。電極組立体12がケース部材14内に挿入された後、蓋部材15をケース部材14
の開口端に接合すると、二次電池10が組み立てられる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)各導電部材28に凹部41を設けた。このため、電極接合部28aと蓋部材15との間に第1板部37を差し込むとき、各極性の端子接合部28bの凹部41に係止爪40が入り込む。このため、電極接合部28aと蓋部材15との間に第1板部37が入り込み、支持されるまでの間、各係止爪40が端子接合部28bに干渉しない。よって、係止爪40と端子接合部28bとの干渉を回避するために絶縁カバー35を傾ける必要がなく、絶縁カバー35を傾けることで、電極接合部28aと蓋部材15との間に第1板部37を差し込むことができなくなることもない。その結果、絶縁カバー35を傾けることなく蓋端子組立体20に向けて移動させるだけで、絶縁カバー35を蓋端子組立体20に装着できる。
(2)凹部41が端子接合部28bの短手方向全体に亘って形成されていれば、係止爪40と端子接合部28bとの干渉を無くすことができるが、凹部41が大きいほど、端子接合部28bを切削する量が多くなるため、導電部材28における電気的な抵抗が増加して好ましくない。そこで、凹部41を、積層方向に沿った端子接合部28bの中間位置よりも一端側のみに形成することで、端子接合部28bの電気的な抵抗増加を抑えながら、係止爪40と端子接合部28bとの干渉を無くすことができる。
(3)係止爪40に傾斜面40aを形成した。このため、絶縁カバー35を蓋端子組立体20に装着する際、係止爪40の先端が凹部41の第1内側面41aに面接触することを回避でき、絶縁カバー35のスライド移動が止まることを回避できる。
(4)係止爪40に傾斜面40aを形成した。このため、第1板部37が電極接合部28aと蓋部材15との間に入り込んだ後、傾斜面40aが端子接合部28bに摺接する。傾斜面40aにより、第2板部38を徐々に撓ませることができ、第2板部38が損傷することを抑制できる。
(5)第1板部37が電極接合部28aに載った時点での第1板部37の突出端の位置よりも、積層方向他端側(絶縁カバー35のスライド移動先)に凹部41が位置するようにした。このため、第1板部37が電極接合部28aに載った時点で、係止爪40を凹部41内に位置させ、係止爪40が端子接合部28bに干渉することを回避できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図8に示すように、凹部41は、積層方向一端側から他端側に向かうに従い下り傾斜する形状であってもよい。この場合、係止爪40は傾斜面40aを有していてもよいし、有していなくてもよい。
このように構成した場合、絶縁カバー35を蓋端子組立体20に装着する際、凹部41の内側面として、絶縁カバー35をスライド移動する方向に直交した面が無くなり、絶縁カバー35のスライド移動が止まることを回避できる。そして、係止爪40が傾斜面40aを備える場合は、凹部41の内側面と、係止爪40の傾斜面40aとの摺接により、絶縁カバー35をスムーズにスライド移動させることができる。
○ 係止爪40は、傾斜面40aを備えなくてもよい。
○ 図9に示すように、凹部41を内側絶縁部材33に形成してもよい。又は図示しな
いが、凹部41を内側絶縁部材33と端子接合部28bに連続して形成してもよい。この場合、係止爪40の位置を、絶縁カバー35の長手方向の端寄りとする。そして、内側絶縁部材33における積層方向他端側の位置に係止爪40が係止し、内側絶縁部材33に被係止部が形成される。
○ 凹部41を連繋部28cに係止させてもよい。
○ 絶縁カバー35において、タブ絶縁部36からの第1板部37の突出方向へ寸法は、タブ絶縁部36からの第2板部38の突出方向への寸法より短くてもよい。この場合、蓋部材15と電極接合部28aの間に第1板部37を差し込み、第1板部37が電極接合部28aに到達するまでは係止爪40が凹部41に接触しないように凹部41を形成する。
○ 正極電極21及び負極電極22は、金属箔の片面に活物質層が存在する構造でもよい。
○ 蓄電装置は、例えばキャパシタなど、二次電池以外の蓄電装置にも適用可能である。
○ 二次電池10は、リチウムイオン二次電池以外の他の二次電池であってもよい。要は、正極用の活物質と負極用の活物質との間をイオンが移動するとともに電荷の享受を行うものであればよい。
○ 二次電池10は、電極組立体12の積層方向一端側に配置される絶縁カバー35だけでなく、電極組立体12の積層方向他端側に配置される絶縁カバーを備えていてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(1)前記凹部は前記導電部材の厚み内に設けられている蓄電装置。
(2)前記蓄電装置は二次電池である蓄電装置。
K…係止箇所、10…蓄電装置としての二次電池、11…ケース、12…電極組立体、12a…タブ側端面、14…ケース部材、14a…開口部、15…蓋部材、21…正極電極、22…負極電極、25,26…タブ、27…タブ群、28…導電部材、28a…電極接合部、28b…被係止部としての端子接合部、29…電極端子としての引出端子、33…絶縁部材としての内側絶縁部材、35…絶縁カバー、36…タブ絶縁部、37…第1板部、38…第2板部、40…係止爪、40a…傾斜面、41…凹部。

Claims (3)

  1. 正極と負極の電極が絶縁された状態で積層され、かつ各極の前記電極から突出したタブが同じ極性同士で積層されたタブ群を有する電極組立体と、
    前記電極組立体を収容するケース部材、及び前記ケース部材の開口部を閉塞する板状の蓋部材を有するケースと、
    前記蓋部材に固定され、前記電極組立体と電気を授受する各極の電極端子と、
    前記蓋部材の内面と、前記タブ群が存在する前記電極組立体のタブ側端面との間に配置され、同じ極性の前記タブ群と接合された電極接合部を備えるとともに、同じ極性の前記電極端子と接合された端子接合部を備える各極性の導電部材と、
    前記端子接合部と前記蓋部材とを絶縁する絶縁部材と、
    前記タブ群と前記ケース部材とを絶縁する絶縁カバーと、
    を備える蓄電装置であって、
    前記絶縁カバーは、前記電極組立体における前記電極の積層方向一端側において前記タブ群と前記ケース部材との間に介在する板状のタブ絶縁部と、
    前記積層方向に沿って前記タブ絶縁部から突出し、前記蓋部材と前記電極接合部の間に介在する第1板部と、
    前記第1板部よりも前記電極組立体寄りに位置し、前記積層方向に沿って前記タブ絶縁部から突出し、前記端子接合部と前記電極組立体との間に介在する第2板部と、
    前記積層方向他端側において前記導電部材又は前記絶縁部材の被係止部に係止する係止爪と、を有し、
    前記係止爪と前記被係止部の係止箇所よりも積層方向一端側に位置する前記導電部材及び前記絶縁部材の少なくとも一つに、前記蓋部材と前記電極接合部の間に前記第1板部を差し込む際に前記係止爪が入り込む凹部を備えることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記凹部は前記導電部材に形成され、前記凹部は、前記積層方向に沿った前記導電部材の中間位置よりも前記積層方向一端側に設けられている請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記係止爪及び前記凹部の少なくとも一方は、前記積層方向一端側から他端側に向けて下降する傾斜面を備える請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022065097A1 (ja) * 2020-09-24 2022-03-31 三洋電機株式会社 密閉電池

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