JP2017116209A - ガス供給用マニホールドおよびその製造方法 - Google Patents

ガス供給用マニホールドおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本体部材と蓋部材とを適切にカシメ締結することが可能なガス供給用マニホールドを提供する。【解決手段】複数のガス噴出ノズルが設けられている本体部材2と、この本体部材2に重ねられる蓋部材1との両者のうち、一方に設けられた凸部20が、他方に設けられた孔部10を貫通してこの孔部10から突出し、かつこの突出部分は、孔部10よりも大径または幅広とされて孔部10の周縁部に係合する係合部22を形成しているカシメ部Cと、を備えている、ガス供給用マニホールドAであって、凸部20の先端側の略中央部には、この部分が凸部20の基部側に押圧されることによる窪み部21が設けられ、かつ凸部20のうちの窪み部21の周囲に位置する領域が係合部22である。【選択図】 図4

Description

本発明は、給湯装置用のバーナ装置の構成要素などとして用いられるガス供給用マニホールド、およびその製造方法に関する。
たとえば、ガス燃焼式の給湯装置におけるバーナ装置は、複数のバーナヘッド(燃焼管)に対し、ガス供給用マニホールドから燃料ガスを供給させるように構成されているのが一般的である。ここで、ガス供給用マニホールドとしては、たとえば特許文献1,2に記載のものがある。
これらの文献に記載されたガス供給用マニホールドは、複数のガス噴出ノズルが設けられた本体部材と、この本体部材に重ね合わされることによって前記本体部材との間にガス供給流路を形成する蓋部材とを、カシメ締結した構成とされている。このカシメ締結は、本体部材および蓋部材のうち、一方に設けられた凸部を、他方に設けられた孔部に挿通させてこの孔部の外部に一部を突出させ、かつこの突出部分をプレスすることにより孔部よりも大径としている。このことにより、前記突出部分の一部を、孔部の周縁部に係合する係合部としている。
このような構成によれば、本体部材と蓋部材とをビス止めする場合とは異なり、ネジ部品を使用する必要が無くなり、または少なくなるため、ガス供給用マニホールドの製造コストを廉価にすることが可能である。
しかしながら、前記従来技術におけるカシメ締結は、孔部の周縁部に係合する係合部を形成する手段として、孔部に貫通したカシメ用の凸部の一部を、単に圧縮変形させてその外径を大きくするといった手段を採用しているに過ぎない。このため、係合部の外径を大きくすべく凸部の突出部分の圧縮変形量を大きくした場合には、係合部全体の厚みが薄くなり、係合部の強度、ひいてはカシメ締結強度が低くなる虞がある。一方、係合部の厚みを大きくすべく凸部の突出部分の圧縮変形量を小さくした場合には、係合部の外径が小さくなり、係合部と孔部の周縁部との係合面積が小さくなるため、やはりカシメ締結強度が低くなる虞がある。このようなことから、従来においては、本体部材と蓋部材とを適切な状態にカシメ締結することは容易ではなく、生産性を高める上で未だ改善の余地がある。
特開2003−65507号公報 特許第4104005号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、本体部材と蓋部材とを適切にカシメ締結することが可能なガス供給用マニホールド、およびその製造方法を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供されるガス供給用マニホールドは、複数のガス噴出ノズルが設けられている本体部材と、この本体部材に重ねられ、かつ前記本体部材との間に前記複数のガス噴出ノズルに連通したガス供給流路を形成する蓋部材と、前記本体部材およ
び前記蓋部材のうち、一方に設けられた凸部が、他方に設けられた孔部を貫通してこの孔部から突出し、かつこの突出部分は、前記孔部よりも大径または幅広とされて前記孔部の周縁部に係合する係合部を形成しているカシメ部と、を備えている、ガス供給用マニホールドであって、前記凸部の先端側の略中央部には、この部分が前記凸部の基部側に押圧されることによる窪み部が設けられ、かつ前記凸部のうちの前記窪み部の周囲に位置する領域が前記係合部とされていることを特徴としている。
このような構成によれば、前記凸部の先端側の略中央部に窪み部が形成されている分だけ、この窪み部の周囲に位置する係合部のボリュームを大きくすることができる。このため、係合部の厚みを大きくしつつ、その外径または幅をも大きくすることが可能となり、係合部の厚み不足や、外径または幅が小さいことに起因してカシメ締結強度が低くなる不具合を生じ難くすることができる。このようなことから、本体部材と蓋部材とをカシメ締結する作業の適正化、ならびに容易化を図り、ガス供給用マニホールドの生産性を高めることが可能となる。
本発明において、好ましくは、前記窪み部は、底面部と、この底面部から前記凸部の先端側に進むほど内径が大きくなる傾斜状の内周面とを形成している。
このような構成によれば、窪み部の容積を大きくすることができ、係合部のボリュームを大きくする上で、より好ましいものとなる。また、窪み部の内周面が前記した傾斜状であれば、係合部の外径または幅を増大し易くなる。
本発明において、好ましくは、前記窪み部の傾斜状の内周面は、前記凸部の先端側に進むほど傾斜角が前記凸部の軸長方向に対して直交する角度に近づく凸状の曲面とされている。
このような構成によれば、係合部の外径または幅をより増大し易くなる。
本発明において、好ましくは、前記凸部の先端面のうち、前記係合部に相当する領域には、前記凸部の軸長方向に対して略直交する角度の平面部が形成されている。
このような構成によれば、前記平面部の領域において、係合部を孔部の周縁部に対して強く圧接させることが可能なり、係合部と孔部の周縁部との密着性を高めることができる。
本発明において、好ましくは、前記本体部材および前記蓋部材のうち、前記孔部が設けられている側の部材は、前記孔部の周辺領域の厚みが、それ以外の領域の厚みよりも薄くされた構成とされている。
このような構成によれば、孔部からの凸部の突出寸法を大きくとることが可能となるため、係合部の厚みを大きくしつつ、その外径または幅を大きくする上で、より好ましいものとなる。
本発明において、好ましくは、前記凸部は、第1の凸部の先端側に、この第1の凸部よりも外径または幅が小さい第2の凸部が設けられた2段凸状構造とされており、前記本体部材および前記蓋部材のうち、前記孔部が設けられている側の部材は、前記第1の凸部の先端面に当接し、かつ前記孔部に前記第2の凸部が挿通した状態に設定されて、前記第2の凸部を利用して前記係合部が形成されており、前記本体部材および前記蓋部材の相互間には、前記第1の凸部が貫通する貫通孔が設けられたシール用パッキンが挟まれている。
このような構成によれば、ガス供給用マニホールドを組み立てる際に、本体部材および蓋部材のうち、2段凸状構造の凸部が設けられている側の部材を凸部が上向きの姿勢とした状態において、その上にシール用パッキンを載せ、さらにその上に孔部が設けられている側の部材を重ねてから、前記第1の凸部をカシメるといった手法を採用することができる。この場合、第1の凸部を孔部に挿入させた際には、その状態を上側から確認することができる。このようなことから、ガス供給用マニホールドの生産性をより高めることが可能となる。
本発明の第2の側面により提供されるガス供給用マニホールドの製造方法は、複数のガス噴出ノズルが設けられている本体部材、およびこの本体部材に重ねられ、かつ前記本体部材との間に前記複数のガス噴出ノズルに連通したガス供給流路を形成する蓋部材のうち、一方に設けられた凸部を、他方に設けられた孔部に貫通させてその一部を前記孔部から突出させ、かつこの突出部分については、前記孔部よりも大径または幅広として、前記孔部の周縁部に係合する係合部を形成するカシメ工程を有している、ガス供給用マニホールドの製造方法であって、前記カシメ工程においては、前記凸部の先端側の略中央部を、パンチによって前記凸部の基部側に押圧し、前記略中央部に窪み部を形成することを特徴としている。
このような構成によれば、本発明の第1の側面により提供されるガス供給用マニホールドを適切に製造することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
(a)は、本発明に係るガス供給用マニホールドの一例を示す正面図であり、(b)は、その背面図である。 (a)は、図1(a)のIIa−IIa断面図であり、(b)は、図1(b)のIIb−IIb断面図である。 図1に示すガス供給用マニホールドの分解背面図である。 図2(b)のIV部拡大断面図であり、カシメ構造の一例を示す。 (a),(b)は、図4に示すカシメ構造の製造工程の一例を示す要部断面図である。 本発明におけるカシメ構造の他の例を示す要部断面図である。 (a)は、本発明におけるカシメ構造の他の例を示す要部断面図であり、(b)は、そのカシメ前の構成を示す要部断面図である。 図7との対比例を示す要部断面図である(ただし、本発明の実施形態に相当する図である)。 (a)は、パンチの他の例を示す要部側面図であり、(b)は、(a)のIX−IX断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図3に示すガス供給用マニホールドAは、ガス燃焼式給湯装置のバーナ装置を構成する部品の1つであり、バーナ装置に具備される複数のバーナヘッド(燃焼管)に燃料ガスを供給するためのものである。このガス供給用マニホールドAは、ともに金属製のプレート状とされた本体部材2および蓋部材1を組み合わせて構成されている。
本体部材2は、複数のガス噴出ノズル25をプレス成形によって一体的に形成したもの
であり、いわゆるノズルプレートである。蓋部材1は、本体部材2の背面側にシール用パッキン3を介して重ねられている。この蓋部材1と本体部材2との間には、複数のガス噴出ノズル25に連通する複数のガス供給流路29が形成されている。これら複数のガス供給流路29を形成するための手段として、蓋部材1には、本体部材2とは離間する方向に膨出して背面視筋状をなす複数の膨出部28が形成されている。各膨出部28の内側部分が、ガス供給流路29である。
本体部材2の下部寄り領域には、複数のガス供給流路29のそれぞれに燃料ガスを流入させるための複数の開口部26が形成されている。図2(a)に示すように、ガス供給用マニホールドAは、燃料ガス供給用の補助部材8に取り付けられて使用され、ガス管(不図示)から供給されてくる燃料ガスは、補助部材8内のガス供給流路81、および前記した開口部26を通過してガス供給用マニホールドAのガス供給流路29に流入する。補助部材8には、開口部26を開閉するための弁体80を備えた開閉弁Vが取り付けられる。補助部材8には、不図示の流量制御弁や元電磁弁なども適宜取り付けられる。
本体部材2および蓋部材1は、図4に示すようなカシメ部Cを利用して締結されている。
同図において、蓋部材1には、孔部10が貫通して設けられている。本体部材2には、孔部10に貫通する凸部20が形成されており、この凸部20のうち、孔部10から突出した突出部分は、孔部10よりも大径とされ、前記突出部分の外周縁寄り領域は、孔部10の周縁部に当接して係合する係合部22となっている。凸部20は、この凸部20の先端側の略中央部が凸部20の基部側に押圧されることによって形成された窪み部21を有しており、この窪み部21の周囲に位置する領域が係合部22となっている。
窪み部21は、ある程度の面積をもつ底面部21aと、この底面部21aから凸部20の先端側に進むほど内径が大きくなる傾斜状の内周面21bとを形成している。この傾斜状の内周面21bは、好ましくは、適当な曲率半径Rの凸状曲面であって、凸部20の先端側に進むほど、その傾斜角が凸部20の軸長方向に対して直交する角度(図4における水平の角度)に近づく曲面とされている。係合部22の少なくとも外周縁領域には、前記した凸状曲面状の内周面21bに繋がった平面部22aが形成されている。この平面部22aは、凸部20の軸長方向に対して略直交する角度である。
前記したカシメ部Cは、図5に示すような工程を経て製造することができる。
すなわち、まず同図(a)に示すように、蓋部材1には、孔部10を形成しておき、かつ本体部材2には、凸部20を形成しておく。この凸部20は、本体部材2の反対面に凹部24が形成されるように絞り加工(押し出し加工)を施すことにより形成する。凹部24の幅は凸部20の幅と同等、もしくは凸部20の幅よりも幅広に形成されている。これにより、係合をより強固とすることができる。次いで、同図(b)に示すように、シール用パッキン3を挟むようにして、蓋部材1と本体部材2とを重ね合わせ、かつ孔部10内に凸部20を進入させ、その先端部を孔部10から突出させる。その後は、パンチ7を利用して凸部20の前記突出部分を押圧し、変形させる。その際、本体部材2が下方へ不当に撓みを生じるようなことがないように、凹部24の位置を適当な部材によりバックアップしておく。パンチ7の先端部には、図4に示した窪み部21を形成するための突起部70が形成されており、この突起部70によって、凸部20の先端面の略中央部を凸部20の基部側に集中的に押圧する。このことにより、孔部10の半径方向外方への凸部20の変形量を多くし、図4に示したカシメ部Cを適切に形成することができる。
図1に示すように、カシメ部Cは、適当な間隔で分散した配置で複数箇所設けられており、ガス供給用マニホールドAの各所にガス漏れなどの原因となる不当な隙間を生じないように配慮されている。
前記したガス供給用マニホールドAにおいては、複数のカシメ部Cを利用して蓋部材1と本体部材2とを適切にカシメ締結することが可能である。カシメ部Cを構成する凸部20の先端側の略中央部には、窪み部21が形成されている分だけ、この窪み部21の周囲の係合部22のボリュームを大きくすることができるため、係合部22の厚みt1を大きくしつつ、その外径Dも大きくすることが可能となる。したがって、係合部22の強度を高くしつつ、この係合部22と蓋部材1との係合状態も確実かつ強固なものとすることができる。とくに、窪み部21は、ある程度の面積をもつ底面部21aを有する容積の大きなものされ、しかも内周面21bが前記した傾斜面であり、さらには前記した凸状曲面であるため、係合部22のボリュームを大きくする上で一層好ましいものとなる。また、係合部22の平面部22aは、係合部22と蓋部材1の圧接力を高める部分となる。
このようなことから、カシメ締結強度を高いものとすることができる。また、凸部20を押圧変形させる際のプレス圧などの設定作業も、従来と比較して容易化されるため、カシメ締結作業の容易化も図られ、ガス供給用マニホールドAの生産性を高めることができる。
図6〜図9は、本発明の他の実施形態を示している。これらの図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付すこととし、重複説明は省略する。
図6に示す実施形態においては、蓋部材1のうち、孔部10の周辺領域の厚みt2が、それ以外の領域の厚みt3よりも小さくされている。このような構成は、蓋部材1にプレス加工を施すことにより得られる。
このような構成によれば、孔部10の周辺領域の厚みt2が小さくされている分だけ、係合部22の厚みt4を大きくし、その強度を高めることが可能である。
図7(a)に示す実施形態においては、本体部材2の凸部20が2段凸状構造とされ、第1の凸部20aと、この第1の凸部20aの先端側に連設され、かつ第1の凸部20aよりも外径が小さい第2の凸部20bとを有する構成とされている。蓋部材1は、第1の凸部20aに当接し、かつ孔部10に第2の凸部20bが挿通した状態とされている。第2の凸部20bの先端側領域の一部が、係合部22とされている。本体部材2および蓋部材1の相互間には、第1の凸部20aが貫通する貫通孔30が設けられたシール用パッキン3が挟まれている。
このような構成のカシメ部Cの構造は、同図(b)に示すような態様で製造され、本体部材2を凸部20が上向きとなる姿勢に設定した上で、この本体部材2上にシール用パッキン3および蓋部材1を順次載せていき、その後に第2の凸部20bを圧縮し変形させる。シール用パッキン3は、第1の凸部20aと貫通孔30との嵌合を利用した位置合わせが可能である。なお、第1の凸部20aは、カシメ時にシール用パッキン3の圧縮を可能とする寸法としておく。
図7に示した態様での組み立て作業においては、孔部10に第2の凸部20bを挿通する作業を行なう際に、その作業が適正に行なえたか否かをその上方から目視により確認することができる。たとえば、図8に示す構成においては、蓋部材1にシール用パッキン3との位置合わせ用の凸状部など(不図示)が設けられているなどの理由から、蓋部材1上にシール用パッキン3を載せ、その上から本体部材2を載せるようにしている。この場合、凸部20が下向きとなるが、このような態様では、凸部20が孔部10に適正に挿入されたか否かを判断することは困難である。これに対し、図7に示す本実施形態によれば、そのような不具合を無くすことが可能である。また、シール用パッキン3の位置合わせ用の凸状部などを蓋部材1に設ける必要もなくなる。
図9に示す実施形態においては、パンチ7Aの先端の突起部70が、断面視略十字状と
されている。このようなパンチ7Aを利用すれば、窪み部21が突起部70に対応した略十字状となるが、このような構成であっても、本発明が意図する作用を得ることが可能である。本発明でいう窪み部は、平面視円形状に限らず、非円形状とすることも可能である。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係るガス供給用マニホールドの各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。本発明に係るガス供給用マニホールドの製造方法の各工程の具体的な構成も、本発明の意図する範囲内において種々に変更自在である。
上述の実施形態では、本体部材に凸部を形成し、かつ蓋部材に凸部進入用の孔部が形成されているが、これとは反対に、本体部材に孔部を形成し、かつ蓋部材に凸部を形成した構成とすることもできる。
本発明に係るガス供給用マニホールドは、給湯装置のバーナ装置用に限定されず、その具体的な用途は限定されない。
A ガス供給用マニホールド
C カシメ部
1 蓋部材
10 孔部
2 本体部材
20 凸部
21 窪み部
21a 底面部
22 係合部
22a 平面部
25 ガス噴出ノズル
29 ガス供給流路
3 シール用パッキン
7,7A パンチ

Claims (7)

  1. 複数のガス噴出ノズルが設けられている本体部材と、
    この本体部材に重ねられ、かつ前記本体部材との間に前記複数のガス噴出ノズルに連通したガス供給流路を形成する蓋部材と、
    前記本体部材および前記蓋部材のうち、一方に設けられた凸部が、他方に設けられた孔部を貫通してこの孔部から突出し、かつこの突出部分は、前記孔部よりも大径または幅広とされて前記孔部の周縁部に係合する係合部を形成しているカシメ部と、
    を備えている、ガス供給用マニホールドであって、
    前記凸部の先端側の略中央部には、この部分が前記凸部の基部側に押圧されることによる窪み部が設けられ、かつ前記凸部のうちの前記窪み部の周囲に位置する領域が前記係合部とされていることを特徴とする、ガス供給用マニホールド。
  2. 請求項1に記載のガス供給用マニホールドであって、
    前記窪み部は、底面部と、この底面部から前記凸部の先端側に進むほど内径が大きくなる傾斜状の内周面とを形成している、ガス供給用マニホールド。
  3. 請求項2に記載のガス供給用マニホールドであって、
    前記窪み部の傾斜状の内周面は、前記凸部の先端側に進むほど傾斜角が前記凸部の軸長方向に対して直交する角度に近づく凸状の曲面とされている、ガス供給用マニホールド。
  4. 請求項3に記載のガス供給用マニホールドであって、
    前記凸部の先端面のうち、前記係合部に相当する領域には、前記凸部の軸長方向に対して略直交する角度の平面部が形成されている、ガス供給用マニホールド。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のガス供給用マニホールドであって、
    前記本体部材および前記蓋部材のうち、前記孔部が設けられている側の部材は、前記孔部の周辺領域の厚みが、それ以外の領域の厚みよりも薄くされた構成とされている、ガス供給用マニホールド。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のガス供給用マニホールドであって、
    前記凸部は、第1の凸部の先端側に、この第1の凸部よりも外径または幅が小さい第2の凸部が設けられた2段凸状構造とされており、
    前記本体部材および前記蓋部材のうち、前記孔部が設けられている側の部材は、前記第1の凸部の先端面に当接し、かつ前記孔部に前記第2の凸部が挿通した状態に設定されて、前記第2の凸部を利用して前記係合部が形成されており、
    前記本体部材および前記蓋部材の相互間には、前記第1の凸部が貫通する貫通孔が設けられたシール用パッキンが挟まれている、ガス供給用マニホールド。
  7. 複数のガス噴出ノズルが設けられている本体部材、およびこの本体部材に重ねられ、かつ前記本体部材との間に前記複数のガス噴出ノズルに連通したガス供給流路を形成する蓋部材のうち、一方に設けられた凸部を、他方に設けられた孔部に貫通させてその一部を前記孔部から突出させ、かつこの突出部分については、前記孔部よりも大径または幅広として、前記孔部の周縁部に係合する係合部を形成するカシメ工程を有している、ガス供給用マニホールドの製造方法であって、
    前記カシメ工程においては、前記凸部の先端側の略中央部を、パンチによって前記凸部の基部側に押圧し、前記略中央部に窪み部を形成することを特徴とする、ガス供給用マニホールドの製造方法。
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