JP2017115945A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ツインクラッチ式の変速機を備えるハイブリッド車両において、プレシフト段が頻繁に切り替わることでモータによる回転数合わせが短時間に多数回繰り返されることを回避してバッテリ(蓄電器)の残容量の低下を防止する。【解決手段】アクセル開度検出手段(31)で検出されたアクセル開度(AP)の所定量以上の変化が所定時間内に所定回数以上繰り返され、且つ、プレシフト段検出手段(37)で検出されたプレシフト用の変速段が走行変速段(6速段)の上段側の変速段(7速段)と下段側の変速段(5速段)との間で所定時間内に所定回数以上切り替わるときに、プレシフト用の変速段の切替操作を禁止して該プレシフト用の変速段を固定するプレシフト段切替禁止制御を行う。【選択図】図5

Description

本発明は、駆動源としての内燃機関及び電動機と、奇数変速段側の変速軸と偶数変速段側の変速軸の2系統に分けられた有段式の変速機とを備えるハイブリッド車両において、駆動源及び変速機の動作を制御するハイブリッド車両の制御装置に関する。
従来、駆動源としてのエンジン(内燃機関)及びモータ(電動機)を備えたハイブリッド車両がある。このようなハイブリッド車両では、複数の変速段を切り替えて設定することで内燃機関と電動機の少なくともいずれかの駆動力を駆動輪に伝達可能な有段式の変速機を備えるものがある。
また、上記のようなハイブリッド型の車両に用いる変速機として、例えば、特許文献1に示すように、奇数段(1,3,5速段など)の変速段で構成される第1変速機構の入力軸と内燃機関の機関出力軸とを断接可能な第1クラッチ(奇数段クラッチ)と、偶数段(2,4,6速段など)の変速段で構成される第2変速機構の入力軸と機関出力軸とを断接可能な第2クラッチ(偶数段クラッチ)とを備え、これら2つのクラッチを交互につなぎ替えることで変速を行うツインクラッチ式の変速機がある。また、このようなツインクラッチ式の変速機には、第1変速機構の入力軸に電動機(モータ)の回転軸を連結した構成のものがある。
そして、このようなツインクラッチ式の自動変速機では、クラッチが締結して動力伝達している一方の変速機構の変速段の他に、クラッチが締結していない他方の変速機構の変速段を選択すること(プレシフト)が一般的に行われている。このプレシフトでは、車両の車速・アクセル開度(アクセルペダル開度)・減速度などにより、目標プレシフト段をクラッチが締結している走行変速段に対して一段上の変速段(加速中)か、一段下の変速段(減速中)に選択している。
また、上記のようなツインクラッチ式の自動変速機では、モータを駆動又は回生することによって、モータが接続された第1変速機構の入力軸の回転数と第1変速機構の駆動ギヤなどの回転数(変速機の出力軸を介して当該入力軸に伝達される回転数)との差を所定以下にする回転数合わせを行ってから変速段を切り替えることで、当該変速段にかかる同期装置の各部の摩耗を抑制することが行われている。特に第1変速機構の入力軸はモータが接続されているためにイナーシャ(慣性質量)が大きい。そのため、第1変速機構のプレシフトを行う場合には、そのたびにモータの駆動による上記の回転数合わせを行う必要がある。
特開2012−166574号公報
上記のようなツインクラッチ式の自動変速機において、第2変速機構の一の変速段(例えば6速段)での走行時に第1変速機構のプレシフト段がアクセルペダル開度に応じて走行変速段の上段側の変速段(例えば7速段)と下段側の変速段(例えば5速段)との間で切り替わるが、その際に上記の回転数合わせをするためにモータが作動する。そのため、車両が軽い加減速を繰り返すと、第1変速機構における上段側の変速段へのプレシフトと下段側の変速段へのプレシフト(例えば5速/7速プレシフト)が頻繁に繰り返されることでバッテリ(蓄電器)の電力が消費し、バッテリの残容量(SOC:State Of Charge)が低下するという問題があった。特に、比較的高速での車両の走行中に運転者による小刻みなアクセルペダルの操作が行われた場合には、プレシフト段が上段側と下段側とで頻繁に切り替わることでバッテリの残容量の低下が顕著になるという問題が生じる。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ツインクラッチ式の変速機を備えるハイブリッド車両において、プレシフト段が頻繁に切り替わることでモータによる回転数合わせが短時間に多数回繰り返されることを回避でき、バッテリ(蓄電器)の残容量の低下を防止することができるハイブリッド車両の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、車両の駆動源としての内燃機関(2)と電動機(3)を備えると共に、前記電動機(3)に接続されると共に第1クラッチ(C1)を介して選択的に前記内燃機関(2)の機関出力軸(2a)に接続される第1入力軸(IMS)と、第2クラッチ(C2)を介して選択的に前記内燃機関(2)の機関出力軸(2a)に接続される第2入力軸(SS)と、駆動輪(WR,WL)側に動力を出力する出力軸(CS)と、前記第1入力軸(IMS)と前記出力軸(CS)との間に配置されて奇数変速段と偶数変速段のいずれか一方を選択可能な第1変速機構(G1)と、前記第2入力軸(SS)と前記出力軸(CS)との間に配置されて奇数変速段と偶数変速段のいずれか他方を選択可能な第2変速機構(G2)と、を有する変速機(4)と、前記電動機(3)との間で電力の授受が可能な蓄電器(30)と、前記車両のアクセル開度(AP)を検出するアクセル開度検出手段と、前記第2変速機構(G2)の一の変速段を走行変速段として前記車両が走行しているときに前記第1変速機構(G1)で選択されるプレシフト用の変速段を検出するプレシフト段検出手段と、前記内燃機関(2)及び前記電動機(3)による車両の駆動、及び前記電動機(3)と前記蓄電器(30)との電力の授受を制御するための制御手段(10)と、を備えるハイブリット車両の制御装置であって、前記制御手段(10)は、前記アクセル開度検出手段で検出されたアクセル開度(AP)の所定量以上の変化が所定時間内に所定回数以上繰り返され、且つ、前記プレシフト段検出手段で検出された前記プレシフト用の変速段が前記走行変速段の上段側の変速段と下段側の変速段との間で所定時間内に所定回数以上切り替わるときに、前記プレシフト用の変速段の切替操作を禁止して該プレシフト用の変速段を固定するプレシフト段切替禁止制御を行うことを特徴とする。
そして、前記制御手段(10)は、前記プレシフト段の切り替えを行うときに、前記第1入力軸(IMS)側と前記出力軸(CS)側との回転数差が所定以上の場合には、前記電動機(3)の駆動又は回生により前記第1入力軸(IMS)の回転数を上昇又は下降させる回転数合わせを行ってから前記プレシフト段の切り替えを行うものであってよい。
また、この場合、前記制御手段は、前記アクセル開度検出手段で検出されたアクセル開度(AP)が所定値以上の状態と全閉状態とが所定時間内に所定回数以上繰り返されたときに前記プレシフト段切替禁止制御を行うようにしてよい。
本発明にかかるハイブリッド車両の制御装置によれば、アクセル開度(AP)の所定量以上の変化が所定時間内に所定回数以上繰り返され、且つ、プレシフト用の変速段が走行変速段の上段側の変速段と下段側の変速段との間で所定時間内に所定回数以上切り替わるときに、プレシフト用の変速段の切替操作を禁止して該プレシフト用の変速段を固定するプレシフト段切替禁止制御を行うようにしたことで、プレシフトに伴う電動機による回転数合わせやシフトアクチュエータなどの作動による電力消費を回避することができ、蓄電器の残容量(SOC)の低下を防止することができる。
すなわち、第2変速機構の一の変速段を走行変速段とする車両の走行時に、運転者によるアクセルペダルの操作(アクセル開度の変化)に応じて第1変速機構で選択されるプレシフト段が走行変速段に対して上段側の変速段(7速段)と下段側の変速段(5速段)とで切り替わるが、その際に第1回転軸と変速段選択用のギヤなどとの回転数合わせするために第1変速機構に繋がっている電動機(モータ)が作動する。そのため、アクセルペダルの小刻みな操作などによって車両が軽い加減速を繰り返すと、当該プレシフト段の切り替えが頻繁に繰り返されることで蓄電器の電力を消費して残容量(SOC)が減少する。そこで、小刻みなアクセルペダルの操作などがされた場合には、第1変速機構におけるプレシフト段の切り替えを禁止し、プレシフト段を固定することによって、蓄電器の残容量の低下を回避するようにした。
また、上記ハイブリッド車両の制御装置では、前記制御手段は、前記プレシフト段切替禁止制御において、前記プレシフト用の変速段を前記走行変速段の下段側の変速段に固定するようにしてよい。
この構成によれば、プレシフト段切替禁止制御において、プレシフト用の変速段を走行変速段の下段側の変速段に固定することで、運転者によるアクセルペダルの急激な踏み込みなどによる急加速(いわゆるキックダウン)があった場合にそれに対する加速応答性を確保することができる。なお、仮にプレシフト用の変速段を走行変速段の上段側の変速段に固定すると、アクセル開度の小刻みな変化の終了時に下段側の変速段に対応するアクセル開度に収束する場合、車両の駆動力が不足して良好な走行状態を維持できないおそれがある。また、万一の場合にエンストが発生する懸念もある。これに対して、上記のようにプレシフト用の変速段を走行変速段の下段側の変速段に固定すれば、かかる問題を回避することができる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態における構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明の一実施形態にかかる制御装置を備えたハイブリッド車両の構成例を示す概略図である。 図1に示す変速機の詳細構成を示すスケルトン図である。 図2に示す変速機の各シャフトの係合関係を示す概念図である。 プレシフト段切替禁止制御の手順を説明するためのフローチャートである。 プレシフト段切替禁止制御における各値の変化を示すタイミングチャートである。 通常制御(従来制御)における各値の変化を示すタイミングチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかるハイブリッド車両の制御装置を備えた車両の構成例を示す概略図である。本実施形態の車両1は、図1に示すように、駆動源としての内燃機関2及び電動機3を備えたハイブリッド自動車の車両であって、さらに、トランスミッション(変速機)4と、ディファレンシャル機構5と、左右のドライブシャフト6R,6Lと、左右の駆動輪WR,WLとを備えると共に、電動機3を制御するためのパワードライブユニット(PDU)20と、高圧バッテリ(高圧蓄電器)30と、DC−DCコンバータ(変圧器)21と、12Vバッテリ(低圧蓄電器)22と、車載補機からなる電気負荷(低圧電気負荷)23とを備える。
ここで、電動機3は、モータでありモータジェネレータを含み、高圧バッテリ30は、蓄電器でありキャパシタを含む。また、内燃機関2は、エンジンであり、ディーゼルエンジンやターボエンジンなどを含む。内燃機関(以下、「エンジン」と記す。)2と電動機(以下、「モータ」と記す。)3の回転駆動力は、変速機4、ディファレンシャル機構5およびドライブシャフト6R,6Lを介して左右の駆動輪WR,WLに伝達される。
図1に示すように、変速機4は、モータ3に接続されると共に第1クラッチ(後述する奇数段クラッチ)C1を介して選択的にエンジン2のクランク軸2aに接続される第1入力軸(後述する内側メインシャフト)IMSと、第2クラッチ(後述する偶数段クラッチ)C2を介して選択的にエンジン2のクランク軸2aに接続される第2入力軸(後述する外側メインシャフト又はセカンダリシャフト)OMS(SS)と、駆動輪WR,WL側に動力を出力する出力軸CSと、第1入力軸IMSと出力軸CSとの間に配置されて最低変速段から奇数番目に属する複数の変速段(1,3,5速段など)を選択可能な第1変速機構G1と、第2入力軸OMS(SS)と出力軸CSとの間に配置されて最低変速段から偶数番目に属する複数の変速段(2,4,6速段など)を選択可能な第2変速機構G2とを備えて構成されている。なお、図1では、変速機4の構成を簡略化したものを示しているが、変速機4が備える詳細な構成は、図2に示すスケルトン図に表されている。
また、車両1は、エンジン2、モータ3、変速機4、ディファレンシャル機構5、DC−DCコンバータ21および高圧バッテリ30、12Vバッテリ22などを制御するための電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)10を備える。電子制御ユニット10は、1つのユニットとして構成されるだけでなく、例えばエンジン2を制御するためのエンジンECU、モータ3やDC−DCコンバータ21を制御するためのモータジェネレータECU、高圧バッテリ30を制御するためのバッテリECU、変速機4を制御するためのAT−ECUなど複数のECUから構成されてもよい。本実施形態の電子制御ユニット10は、エンジン2及びモータ3を制御するとともに、高圧バッテリ30、PDU20、12Vバッテリ22の電力授受の制御や、変速機4による変速動作の制御などを行う。
電子制御ユニット10は、各種の運転条件に応じて、モータ3のみを動力源とするモータ単独走行(EV走行)をするように制御したり、エンジン2のみを動力源とするエンジン単独走行をするように制御したり、エンジン2とモータ3の両方を動力源として併用する協働走行(HEV走行)をするように制御する。
また、電子制御ユニット10には、制御パラメータとして、アクセルペダルの踏込量を検出するアクセルペダルセンサ31からのアクセルペダル開度AP、ブレーキペダルの踏込量を検出するブレーキペダルセンサ32からのブレーキペダル開度、ギヤ段(変速段)を検出するシフトポジションセンサ33からのシフト位置、高圧バッテリ30の残容量(SOC)を測定する残容量検出器34からの残容量、車速を検出する車速センサ(車速検出手段)35からの車速Vなどの各種信号が入力されるようになっている。また、第1変速機構G1及び第2変速機構G2による変速段の選択状態(シンクロメッシュ機構の位置情報)を検出するためのギヤ段センサ37が設けられており、当該ギヤ段センサ37からの検出信号も電子制御ユニット10に入力されるようになっている。なお、ギヤ段センサ37によるギヤ段(変速段)の検出で、後述する第2変速機構G2で選択されるプレシフト段の検出が行われる。
また、図示は省略するが、電子制御ユニット10には、さらに、車両1に搭載されたカーナビゲーションシステムなどから、車両1が現在走行している道路の状況(例えば、平坦路、上り坂、下り坂の別など)に関するデータが入力されるようになっていてもよい。
エンジン2は、燃料を空気と混合して燃焼することにより車両1を走行させるための駆動力を発生する内燃機関である。モータ3は、エンジン2とモータ3との協働走行やモータ3のみの単独走行の際には、高圧バッテリ30の電気エネルギーを利用して車両1を走行させるための駆動力を発生するモータとして機能するとともに、車両1の減速時には、回生により電力を発電する発電機(ジェネレータ)として機能する。モータ3の回生時には、高圧バッテリ30は、モータ3により発電された電力(回生エネルギー)により充電される。
PDU20には、モータ3と電力の授受を行う高圧バッテリ30が接続されている。ここで授受される電力には、例えば、モータ3の駆動またはアシスト動作時にモータ3に供給される供給電力や、回生作動または昇圧駆動によるモータ3の発電時にモータ3から出力される出力電力がある。そして、PDU20は、電子制御ユニット10からの制御指令を受けてモータ3の駆動および発電を制御する。例えば、モータ3の駆動時には、電子制御ユニット10から出力されるトルク指令に基づき、高圧バッテリ30から出力される直流電力を3相交流電力に変替してモータ3へ供給する。一方、モータ3の発電時には、モータ3から出力される3相交流電力を直流電力に変替して、高圧バッテリ30を充電する。
また、各種補機類からなる電気負荷23を駆動するための12Vバッテリ(低圧バッテリ)22は、DC−DCコンバータ(変圧器)21を介して、PDU20および高圧バッテリ30に対して並列に接続されている。DC−DCコンバータ21は、例えば双方向のDC−DCコンバータであって、高圧バッテリ30の端子間接続、あるいはモータ3の回生作動または昇圧駆動した際のPDU20の端子間電圧を、所定の電圧値まで降圧して12Vバッテリ22を充電すると共に、高圧バッテリ30の残容量(SOC)が低下している場合には、12Vバッテリ22の端子間電圧を昇圧して高圧バッテリ30を充電可能である。また、電気負荷23を構成する各種補機類としては、車両1に搭載されたデフロスタユニット、電子制御ユニット10用の通信及び送電機器類、カーオーディオ及びその附属機器類、ヒータユニット、ライト(照明類)などが挙げられる。
次に、本実施形態の車両1が備える変速機4の詳細構成例について説明する。図2は、図1に示す変速機4の詳細構成例を示すスケルトン図である。図3は、図2に示す変速機4の各シャフトの係合関係を示す概念図である。変速機4は、前進7速、後進1速の平行軸式トランスミッションであり、乾式のツインクラッチ式変速機(デュアルクラッチトランスミッション)である。
変速機4には、エンジン2のクランク軸(機関出力軸)2a及びモータ3に接続される内側メインシャフト(第1入力軸)IMSと、この内側メインシャフトIMSの外筒をなす外側メインシャフト(第2入力軸)OMSと、内側メインシャフトIMSにそれぞれ平行なセカンダリシャフト(第2入力軸)SS、アイドルシャフトIDS、リバースシャフト(リバース軸)RVSと、これらのシャフトに平行で出力軸をなすカウンタシャフトCSとが設けられる。
これらのシャフトのうち、外側メインシャフトOMSがアイドルシャフトIDSを介してリバースシャフトRVSおよびセカンダリシャフトSSに常時係合し、カウンタシャフトCSがさらにディファレンシャル機構5(図1参照)に常時係合するように配置される。
また、変速機4は、奇数段クラッチ(第1クラッチ)C1と、偶数段クラッチ(第2クラッチ)C2とを備える。奇数段クラッチC1及び偶数段クラッチC2は乾式のクラッチである。奇数段クラッチC1は、内側メインシャフトIMSに結合される。偶数段クラッチC2は、外側メインシャフトOMS(第2入力軸の一部)に結合され、外側メインシャフトOMS上に固定されたギヤ48からアイドルシャフトIDSを介してリバースシャフトRVSおよびセカンダリシャフトSS(第2入力軸の一部)に連結される。
内側メインシャフトIMSのモータ3寄りの所定箇所には、プラネタリギヤ機構70のサンギヤ71が固定配置される。また、内側メインシャフトIMSの外周には、図2において左側から順に、プラネタリギヤ機構70のキャリア73と、3速駆動ギヤ43と、7速駆動ギヤ47と、5速駆動ギヤ45が配置される。なお、3速駆動ギヤ43は、1速駆動ギヤとしても兼用されるものである。3速駆動ギヤ43、7速駆動ギヤ47、5速駆動ギヤ45は、それぞれ内側メインシャフトIMSに対して相対的に回転可能であり、3速駆動ギヤ43はプラネタリギヤ機構70のキャリア73に連結している。更に、内側メインシャフトIMS上には、3速駆動ギヤ43と7速駆動ギヤ47との間に3−7速シンクロメッシュ機構81が軸方向にスライド可能に設けられ、かつ、5速駆動ギヤ45に対応して5速シンクロメッシュ機構82が軸方向にスライド可能に設けられる。所望のギヤ段に対応するシンクロメッシュ機構をスライドさせて該ギヤ段のシンクロを入れることにより、該ギヤ段が内側メインシャフトIMSに連結される。内側メインシャフトIMSに関連して設けられたこれらのギヤ及びシンクロメッシュ機構によって、奇数段の変速段を実現するための第1変速機構G1が構成される。なお、上記の駆動ギヤ43,45,47は、本発明にかかる奇数段ギヤであり、上記のシンクロメッシュ機構81,82は、本発明にかかる第1同期結合装置である。第1変速機構G1の各駆動ギヤ43,45,47は、カウンタシャフトCS上に設けられた対応する従動ギヤ(出力ギヤ)51,52,53に噛み合い、カウンタシャフトCSを回転駆動する。
セカンダリシャフトSS(第2入力軸)の外周には、図2において左側から順に、2速駆動ギヤ42と、6速駆動ギヤ46と、4速駆動ギヤ44とが相対的に回転可能に配置される。更に、セカンダリシャフトSS上には、2速駆動ギヤ42と6速駆動ギヤ46との間に2−6速シンクロメッシュ機構83が軸方向にスライド可能に設けられ、かつ、4速駆動ギヤ44に対応して4速シンクロメッシュ機構84が軸方向にスライド可能に設けられる。この場合も、所望のギヤ段に対応するシンクロメッシュ機構をスライドさせて該ギヤ段のシンクロを入れることにより、該ギヤ段がセカンダリシャフトSS(第2入力軸)に連結される。セカンダリシャフトSS(第2入力軸)に関連して設けられたこれらのギヤ及びシンクロメッシュ機構によって、偶数段の変速段を実現するための第2変速機構G2が構成される。なお、上記の駆動ギヤ42,44,46は、本発明にかかる偶数段ギヤであり、上記のシンクロメッシュ機構83,84は、本発明にかかる第2同期結合装置である。第2変速機構G2の各駆動ギヤも、カウンタシャフトCS上に設けられた対応する従動ギヤ51,52,53に噛み合い、カウンタシャフトCSを回転駆動する。なお、セカンダリシャフトSSに固定されたギヤ49はアイドルシャフトIDS上のギヤ55に結合しており、該アイドルシャフトIDSから外側メインシャフトOMSを介して偶数段クラッチC2に結合される。
リバースシャフトRVSの外周には、リバースギヤ58が相対的に回転可能に配置される。また、リバースシャフトRVS上には、リバースギヤ58に対応してリバースシンクロメッシュ機構(リバース用同期係合装置)85が軸方向にスライド可能に設けられ、また、アイドルシャフトIDSに係合するギヤ50が固定されている。リバースシャフトRVSに関連して設けられたこれらのギヤ及びシンクロメッシュ機構によって、リバース段を実現するためのリバース変速機構GRが構成される。車両1を後進(リバース走行)させる場合は、シンクロメッシュ機構85のシンクロを入れて、偶数段クラッチC2を係合することにより、偶数段クラッチC2の回転が外側メインシャフトOMS及びアイドルシャフトIDSを介してリバースシャフトRVSに伝達され、リバースギヤ58が回転される。リバースギヤ58は内側メインシャフトIMS上のギヤ56に噛み合っており、リバースギヤ58が回転するとき内側メインシャフトIMSは前進時とは逆方向に回転する。内側メインシャフトIMSの逆方向の回転はプラネタリギヤ機構70に連結した3速駆動ギヤ43を介してカウンタシャフトCSに伝達される。
カウンタシャフトCS上には、図2において左側から順に、2−3速従動ギヤ51と、6−7速従動ギヤ52と、4−5速従動ギヤ53と、パーキング用ギヤ54と、ファイナル駆動ギヤ55とが固定的に配置される。ファイナル駆動ギヤ55は、ディファレンシャル機構5のディファレンシャルリングギヤ(図示せず)と噛み合うようになっており、これにより、カウンタシャフトCSの回転がディファレンシャル機構5の入力軸(つまり車両推進軸)に伝達される。また、プラネタリギヤ機構70のリングギヤ75には、該リングギヤ75の回転を停止するためのブレーキ41が設けられる。
上記構成の変速機4では、2−6速シンクロメッシュ機構83のシンクロスリーブを左方向にスライドすると、2速駆動ギヤ42がセカンダリシャフトSSに結合され、右方向にスライドすると、6速駆動ギヤ46がセカンダリシャフトSSに結合される。また、4速シンクロメッシュ機構84のシンクロスリーブを右方向にスライドすると、4速駆動ギヤ44がセカンダリシャフトSSに結合される。このように偶数の駆動ギヤ段を選択した状態で、偶数段クラッチC2を係合することにより、変速機4は偶数の変速段(2速、4速、又は6速)に設定される。
3−7速シンクロメッシュ機構81のシンクロスリーブを左方向にスライドすると、3速駆動ギヤ43が内側メインシャフトIMSに結合されて3速の変速段が選択され、右方向にスライドすると、7速駆動ギヤ47が内側メインシャフトIMSに結合されて7速の変速段が選択される。また、5速シンクロメッシュ機構82のシンクロスリーブを右方向にスライドすると、5速駆動ギヤ45が内側メインシャフトIMSに結合されて5速の変速段が選択される。シンクロメッシュ機構81、82がいずれのギヤ43、47、45も選択していない状態(ニュートラル状態)では、プラネタリギヤ機構70の回転がキャリア73に連結したギヤ43を介してカウンタシャフトCSに伝達され、1速の変速段が選択されることになる。このように奇数の駆動ギヤ段を選択した状態で、奇数段クラッチC1を係合することにより、変速機4は奇数の変速段(1速、3速、5速、又は7速)に設定される。
変速機4で実現すべき変速段の決定及び該変速段を実現するための制御(第1変速機構G1及び第2変速機構G2における変速段の選択、すなわちシンクロの切り替え制御と、奇数段クラッチC1及び偶数段クラッチC2の係合及び係合解除の制御等)は、公知のように、運転状況に従って、電子制御ユニット10によって実行される。
ここで、モータ3の駆動による変速段の切替時の回転数合わせ制御について説明する。ここでいう変速段の切替時の回転数合わせとは、偶数段(2速段、4速段、6速段)で走行中にプレシフト段の選択のために1速側連結状態、3速側連結状態、5速側連結状態、7速側連結状態のいずれかとするときに、内側メインシャフト(第1回転軸)IMSに連結されたモータ3を駆動させることで、内側メインシャフトIMSの回転数をカウンタシャフトCS上の従動ギヤ51〜53によって空転している3速駆動ギヤ43又は5速駆動ギヤ45又は7速駆動ギヤ47の回転数に合わせることである。このとき、1速又は3速側連結状態にするときは3速駆動ギヤ43の回転数、5速側連結状態にするときは5速駆動ギヤ45の回転数、7速側連結状態にするときは7速駆動ギヤ47の回転数に合わせる。
内側メインシャフトIMSの回転数と3速駆動ギヤ43又は5速駆動ギヤ45又は7速駆動ギヤ47の回転数とが合っていない状態で第1変速機構S1(シンクロメッシュ機構81,82)による同期結合を行うと、伝達過渡状態において、同期に伴う摩擦力によって両者の回転数が合ってから接続が完了する。このときの摩擦力によってシンクロメッシュ機構81,82の各部が摩耗する恐れがある。これに対して、上記のようにモータ3による回転数合わせを行ってから変速段を切り替えるようにすれば、同期装置の各部の摩耗を抑制することができる。
そして、本実施形態の変速機4の制御では、アクセルペダルセンサ(アクセル開度検出手段)31で検出されたアクセルペダル開度(アクセル開度)APの所定量以上の変化が所定時間内に所定回数以上繰り返され、且つ、ギヤ段センサ(プレシフト段検出手段)37で検出された第1変速機構G1のプレシフト用の変速段が走行変速段の上段側の変速段と下段側の変速段との間で所定時間内に所定回数以上切り替わるときに、プレシフト用の変速段の切替操作を禁止して該プレシフト用の変速段を固定するプレシフト段切替禁止制御を行うようにしている。以下、このプレシフト段切替禁止制御について詳細に説明する。
図4は、プレシフト段切替禁止制御の手順を説明するためのフローチャートである。また、図5は、プレシフト段切替禁止制御を説明するためのタイミングチャートで、図6は、プレシフト段切替を実施しない場合の通常制御(従来制御)を説明するためのタイミングチャートである。すなわち、図5及び図6はそれぞれ、プレシフト段切替制御を行う場合と行わない場合の車速V、アクセルペダル開度AP、バッテリ(高圧バッテリ)の残容量SOC、トランスミッション4で選択される変速段TMの各値の変化を示すタイミングチャートである。図5及び図6では、横軸に経過時間Tをとっている。
図4のフローチャートに示すように、プレシフト段切替禁止制御は車両の走行中(前進走行中)に実施される(ステップST1)。なお、車両が高速(一例として時速80km以上)で走行しているときにのみ実施するようにしてもよい。まず、走行変速段が第2変速機構G2で選択される偶数変速段か否かを判断する(ステップST2)。その結果、偶数変速段で無ければ(NO)、プレシフト段切替禁止制御を行わずに通常制御を実施する(ステップST3)。一方、走行変速段が偶数変速段の場合(YES)は、アクセルペダルの所定量以上の踏み込みと全閉が所定時間以内に所定回数以上繰り返されたか否か、すなわちアクセルペダル操作がビジー状態であるか否かを判断する(ステップST4)。その結果、アクセルペダルの所定量以上の踏み込みと全閉が所定時間以内に所定回数以上繰り返されていない場合(NO)は、プレシフト段切替禁止制御を行わずに通常制御を実施し(ステップST3)、アクセルペダルの所定量以上の踏み込みと全閉が所定時間以内に所定回数以上繰り返された場合、すなわちアクセルペダル操作がビジー状態の場合(YES)は、さらに奇数変速段のプレシフトが所定時間内に所定回数以上繰り返されたか否かを判断する(ステップST5)。その結果、奇数変速段のプレシフトが所定時間内に所定回数以上繰り返されていない場合(NO)は、プレシフト段切替禁止制御を行わずに通常制御を実施し(ステップST3)、奇数変速段のプレシフトが所定時間内に所定回数以上繰り返された場合(YES)は、所定時間内の奇数変速段の連続プレシフトを禁止し、走行変速段に対して下段側のプレシフト段で待機するプレシフト段切替禁止制御を実施する(ステップST6)。なお、ステップST5の奇数変速段のプレシフトが所定時間内に所定回数以上繰り返されたか否かの判断は、各種の手法で検出した値を用いて行うことが可能であるが、一例として電子制御ユニット(ECU)10によるプレシフトの指令値を用いて判断することができる。
車両の比較的高速での走行中に6速段から5速段へのキックダウン線の手前でのアクセルペダルの軽い踏み込みの繰り返しなどが行われた場合、図5に示すように、アクセルペダルの所定量(アクセル開度AP1)以上の踏み込みと全閉(アクセル開度0)が所定時間以内に所定回数以上繰り返される。これによって、時刻T1にアクセルペダル操作がビジー状態と判断されると、それ以降時刻T2までの間プレシフト段切替禁止制御が実施される。このプレシフト段切替禁止制御の実施中はプレシフト段の切替が禁止され、プレシフト段が走行変速段である6速段(6th)の下段側の5速段(5th)に固定される。これにより、モータ3による回転数合わせやシンクロメッシュ機構81,82の動作が抑制されることで、図6に示す通常制御の場合と比較して、バッテリ(高圧バッテリ)30の残容量SOCの低下を防止することができる。
以上説明したように、本実施形態のハイブリッド車両の制御装置では、アクセルペダル開度(AP)の所定量以上の変化が所定時間内に所定回数以上繰り返され、且つ、プレシフト用の変速段が走行変速段(6速段)の上段側の変速段(7速段)と下段側の変速段(5速段)との間で所定時間内に所定回数以上切り替わるときに、プレシフト用の変速段の切替操作を禁止して該プレシフト用の変速段を固定するプレシフト段切替禁止制御を行うようにした。これにより、プレシフトに伴うモータ3による回転数合わせやシンクロメッシュ機構(シフトアクチュエータ)81,82などの作動による無駄な電力消費を回避することができ、バッテリ(高圧バッテリ)30の残容量(SOC)の低下を防止することができる。
すなわち、第2変速機構G2の一の変速段(6速段)を走行変速段とする車両の走行時に、運転者によるアクセルペダルの操作(アクセル開度の変化)に応じて第1変速機構G1で選択されるプレシフト段が走行変速段(6速段)の上段側の変速段(7速段)と下段側の変速段(5速段)とで切り替わるが、その際に内側回転軸(第1入力軸)IMSと5速駆動ギヤ45又は7速駆動ギヤ47などとの回転数合わせするために第1変速機構G1に繋がっているモータ3が作動する。そのため、アクセルペダルの小刻みな操作によって車両が軽い加減速を繰り返すと、当該プレシフト段の切り替えが頻繁に繰り返されることでバッテリ30の電力を消費して残容量(SOC)が減少する。そこで、小刻みなアクセルペダルの操作がされた場合には、第1変速機構G1におけるプレシフト段の切り替えを禁止し、下段側のプレシフト段(5速段)で待機(プレシフト段を固定)することによって、バッテリ30の残容量SOCの低下を回避するようにした。
また、本実施形態では、上記のプレシフト段切替禁止制御において、プレシフト用の変速段を走行変速段(6速段)の下段側の変速段(5速段)に固定することで、運転者によるアクセルペダルの急激な踏み込みなどによる急加速(いわゆるキックダウン)があった場合にそれに対する加速応答性を確保することができる。なお、仮にプレシフト用の変速段を走行変速段(6速段)の上段側の変速段(7速段)に固定すると、アクセルペダル開度の小刻みな変化の終了時に下段側の変速段(5速段)に対応するアクセル開度に収束する場合、車両の駆動力が不足して良好な走行状態を維持できないおそれがある。また、万一の場合にエンストが発生する懸念もある。これに対して、上記のようにプレシフト用の変速段を走行変速段(6速段)の下段側の変速段(5速段)に固定すれば、かかる問題を回避することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、図2及び図3に示す変速機の詳細構成は一例であり、本発明にかかる変速機(ツインクラッチ式の変速機)は、少なくとも図1に示す基本的な構成を備えた変速機であれば、その詳細な構成は、図2及び図3に示すものには限定されず、他の構成を備えたものであってもよい。
また、上記実施形態に示す変速機4は、奇数変速段を選択するための第1変速機構G1を設けた内側回転軸(第1入力軸)IMSにモータ3の回転軸が連結されている構成の変速機であるが、これ以外にも、図示は省略するが、偶数変速段を選択するための変速機構を設けた回転軸にモータの回転軸が連結された構成の変速機とすることも可能である。その場合は、上記プレシフト段切替禁止制御は、第1変速機構による奇数変速段での走行中に第2変速機構による偶数変速段のプレシフトを行う際に実施することができる。
また、上記では走行変速段が6速段でありプレシフト段が5速段と7速段である場合を例に本発明のプレシフト段切替禁止制御を説明したが、これ以外にも、走行変速段及びプレシフト段は他の変速段であってもよい。例えば、走行変速段が4速段でありプレシフト段が3速段と5速段であってもよい。
また、上記実施形態に示すツインクラッチ式の変速機4は、内側メインシャフト(第1入力軸)IMSと外側メインシャフト(第2入力軸)OMSの2本の入力軸からの駆動力が伝達される1本のカウンタシャフト(出力軸)CSを備えた構成であるが、本発明にかかるハイブリッド車両の制御装置が備える変速機は、上記以外にも、2本の入力軸それぞれからの駆動力が伝達される2本の出力軸を備えた構成の変速機であってもよい。
1 車両(ハイブリッド車両)
2 内燃機関(エンジン)
3 モータ(電動機)
4 変速機
5 ディファレンシャル機構
6R,6L ドライブシャフト
10 電子制御ユニット(制御手段)
20 PDU
21 DC−DCコンバータ(変圧器)
22 12V(低圧蓄電器)
23 電気負荷
30 高圧バッテリ(高圧蓄電器)
31 アクセルペダルセンサ(アクセル開度検出手段)
32 ブレーキペダルセンサ
33 シフトポジションセンサ
35 車速センサ(車速検出手段)
37 ギヤ段センサ(プレシフト段検出手段)
39 残容量検出器
42,44,46 駆動ギヤ(変速ギヤ)
43,45,47 駆動ギヤ(変速ギヤ)
70 プラネタリギヤ機構
81,82 シンクロメッシュ機構(同期係合装置)
83,84,85 シンクロメッシュ機構(同期係合装置)
C1 第1クラッチ
C2 第2クラッチ
CS カウンタシャフト(出力軸)
IDS アイドルシャフト
IMS 内側メインシャフト(第1入力軸、入力軸)
OMS 外側メインシャフト(第2入力軸)
RVS リバースシャフト
SS セカンダリシャフト
G1 第1変速機構
G2 第2変速機構

Claims (4)

  1. 車両の駆動源としての内燃機関と電動機を備えると共に、
    前記電動機に接続されると共に第1クラッチを介して選択的に前記内燃機関の機関出力軸に接続される第1入力軸と、
    第2クラッチを介して選択的に前記内燃機関の機関出力軸に接続される第2入力軸と、
    駆動輪側に動力を出力する出力軸と、
    前記第1入力軸と前記出力軸との間に配置されて奇数変速段と偶数変速段のいずれか一方を選択可能な第1変速機構と、
    前記第2入力軸と前記出力軸との間に配置されて奇数変速段と偶数変速段のいずれか他方を選択可能な第2変速機構と、を有する変速機と、
    前記電動機との間で電力の授受が可能な蓄電器と、
    前記車両のアクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、
    前記第2変速機構の一の変速段を走行変速段として前記車両が走行しているときに前記第1変速機構で選択されるプレシフト用の変速段を検出するプレシフト段検出手段と、
    前記内燃機関及び前記電動機による車両の駆動、及び前記電動機と前記蓄電器との電力の授受を制御するための制御手段と、を備えるハイブリット車両の制御装置であって、
    前記制御手段は、
    前記アクセル開度検出手段で検出されたアクセル開度の所定量以上の変化が所定時間内に所定回数以上繰り返され、且つ、前記プレシフト段検出手段で検出された前記プレシフト用の変速段が前記走行変速段の上段側の変速段と下段側の変速段との間で所定時間内に所定回数以上切り替わるときに、前記プレシフト用の変速段の切替操作を禁止して該プレシフト用の変速段を固定するプレシフト段切替禁止制御を行う
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記プレシフト段切替禁止制御において、前記プレシフト用の変速段を前記走行変速段の下段側の変速段に固定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記アクセル開度検出手段で検出されたアクセル開度が所定値以上の状態と全閉状態とが所定時間内に所定回数以上繰り返されたときに前記プレシフト段切替禁止制御を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記プレシフト用の変速段の切り替えを行うときに、前記第1入力軸側と前記出力軸側との回転数差が所定以上の場合には、前記電動機の駆動又は回生により前記第1入力軸の回転数を上昇又は下降させる回転数合わせを行ってから前記プレシフト用の変速段の切り替えを行う
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
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