JP2017114656A - 移動式クレーン - Google Patents
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特許文献1は、作業装置と、この作業装置が取り付けられる旋回体と、この旋回体上に配置されるエンジン室と、鋼板から成り上記エンジン室を覆う建屋カバーと、この建屋カバーが固定される鋼材から成る建屋フレームと、上記建屋カバーの上部部分に形成された保守、点検用の開口部と、この開口部を開閉可能に上記建屋フレームに上下方向の回動可能に取り付けられるエンジン室開閉カバーとを備えるとともに、上下方向の回動可能に設けられ、上記エンジン室開閉カバーを上記開口部を開いた状態に保持可能な鋼製の棒状体から成るステーと、上記エンジン室開閉カバーの裏面に固定され、上記エンジン室開閉カバーの開閉に伴って上記ステーをガイドする鋼材から成るガイドブラケットとを備えた建設機械において、上記開口部を横切るように延設されて上記建屋フレームに固定され、鋼材から成る補強フレームを備え、上記ステーを上記補強フレームに上下方向の回動可能に取り付け、上記カイドブラケットの形状を、上記開口部を閉じる状態に上記エンジン室開閉カバーを上記建屋カバー上に配置させた際に、上記補強フレーム上に位置し、この補強フレームに当接可能な形状に設定した建設機械を開示する。
また一般に、移動式クレーンに配備されたエンジンやエンジンの付帯機器などに対してメンテナンス作業を行う場合は、マスト部材104がガード部材102の上部で倒れこんで格納された状態のときに、作業者が扉部を開閉してガード部材102の内部に進入して、行われるものである。
一方、特許文献2、3や、本願明細書の図11は、ガード部材102の上部に形成された開口部を天板106で覆って、締結具などで天板106を取り付けている構成105である。
そこで、図12に示すように、扉部108の四隅に車輪109をそれぞれ配備して、ガード部材102上部において扉部が水平方向に移動可能とするスライドドアの構成107とした場合を考える。
この構成110の場合、扉部108を水平方向にスライドさせた際、扉部108がガード部材102上部において、部材111の摩擦により上下方向軸心回りに回転してしまい、移動方向が定まらない虞がある。ここで、扉部108の回転を規制するために、扉部108の側方に案内ガイド112を設けたとしても、扉部108と案内ガイド112とが擦れて摩擦力が増大してしまい、扉部108をスライドさせるには大きな力が必要となる。
以上述べたように、扉部に、車輪のみでスライドさせる構成や、摺動自在な部材のみでスライドさせる構成を採用したとしても、扉部をスライドさせる際に作業者に大きな負担がかかってしまい、転倒を回避するといった作業者の安全性を確保することが難しい。
本発明のかかる移動式クレーンは、上部旋回体に駆動部とブームが配備されている移動式クレーンにおいて、前記駆動部の側方には、メンテナンスエリアが設けられており、前記駆動部と前記メンテナンスエリアを囲む領域を上方から被さるように覆うガード部材が、前記上部旋回体上に配備されていて、前記ガード部材の上部には、前記メンテナンスエリア内に進入可能な扉部が配備されていて、前記扉部は、一方側の2点にパッド部材が配備されるとともに、他方側の2点に車輪が配備されていて、前記扉部は、前記パッド部材が配備された一方側を前記ガード部材の上部から上方へ持ち上げた上で、水平を向く方向に移動可能なスライド構造とされていることを特徴とする。
好ましくは、前記ブームを起伏させる際に用いられるマスト部材が、格納時に前記ガード部材の上方に倒れこんで収納される構成とされ、前記扉部は、前記マスト部材と前記ガード部材の上部との間を、水平を向く方向に移動する構成とされているとよい。
好ましくは、前記フレーム部材の凹形状の内部には、前記車輪を案内し、且つ前記扉部を下方から支持するレール部材が配備されていて、前記レール部材上を前記車輪が転動することで、前記扉部がスライドする構成とされているとよい。
好ましくは、前記車輪は、締結具を介して、前記扉部に着脱可能に取り付けられていて、前記レール部材は、締結具を介して、前記フレーム部材に着脱可能に取り付けられているとよい。
好ましくは、前記扉部が上方に所定量以上移動することを規制するガイド部材が配備されているとよい。
本実施形態においては、移動式クレーン1のうち、クローラクレーンを例に挙げて、図を基に説明する。
図1、図2を参照して、本実施形態によるクローラクレーン1の基本的な構成を説明する。
なお、本明細書では、下部走行体2の走行方向と上部旋回体3に備えられたブーム5の軸長方向が一致する位置、すなわちクローラクレーン1の基準位置(ホームポジション)において、上部旋回体3から伸びるように配備されたブーム5及びキャブ4側をクローラクレーン1の前側とし、上部旋回体3に搭載されているカウンタウェイト7側をクローラクレーン1の後側とする。また、上部旋回体3の幅方向一方側をクローラクレーン1の右方向とし、上部旋回体3の幅方向他方側をクローラクレーン1の左方向とする。これは、キャブ4に搭乗したオペレータから見た方向と一致する。
一方、上部旋回体3の幅方向中央前側には、起伏自在のブーム5が配備されている。そのブーム5には、吊荷を吊るためのフック装置9が、吊りロープ8を介して先端から吊り下げられている。また、ブーム5の先端には、起伏ロープ11が掛回されている。
また、上部旋回体3の上部には、ブーム5を起伏させる際に用いられるマスト部材10が配備されている。マスト部材10は、上部旋回体3の上方に格納される際には、水平方向を向くように傾倒される。つまり、マスト部材10は、格納時にガード部材12(詳細は後述)の上方に倒れこんで収納される構成とされている。このマスト部材10には、起伏ロープ11が掛回されている。
さらに、上部旋回体3の幅方向一方側(右側)の前方には、ブーム5を操作する操作ユニットが内部に配備されたキャブ4(運転室)が搭載されている。また、ウインチ6の後方(上部旋回体3の前後方向中途部からやや後方)には、エンジン13やエンジン13に関する付帯機器14などの駆動部を格納するガード部材12が配備されている。
エンジン13は、移動式クレーン1の機能を動作させる主要なものであり、油圧モータを駆動させて、下部走行体2のクローラ2aを駆動させてクレーン1を走行させたり、ウインチ6の油圧モータを動作させて、ウインチ6を駆動させて吊りロープ8の巻き取りや繰り出しを行って、フック装置9の引き上げや降下を行う。また、エンジン13は発電または蓄電した電力で、バルブ、エアコン、表示モニタの操作画面、各種センサなど制御機器を動作させている。
このメンテナンスエリア22は、その近傍にエンジン13、作動油タンク18などの大型機器や、フレーム部材21などクレーン1を構成する部材が密集して配備されているため、限られた領域である。この限られた領域であるメンテナンスエリア22において、作業者Wがメンテナンス作業を行いやすくするためには、この限られた領域を確実に確保する必要がある。
ガード部材12は、上部旋回体3を構成するフレーム部材21、カウンタウェイト7、作動油タンク18、ウインチ6、マフラー19で囲まれた上部旋回体3の中央部に配備されている。なお、本実施形態においては、自力脱着装置20が上部旋回体3の後方に配備されているため、ガード部材12は上部旋回体3の中央部に配備されている。また、ガード部材12の前後方向及び左右方向は、クローラクレーン1の前後方向及び左右方向と一致する。
ガード部材12は、エンジン13、エンジン13に関する付帯機器14、メンテナンスエリア22を囲む領域を上方から被さるように覆っていて、上部旋回体3を構成するフレーム部材21に、左右側方から挟まれるように配備されている。
なお、ガード部材12の右側壁の前後方向中途部と、作動油タンク18の左側壁とを1つの壁面としてもよい。このように2つの側壁を一体化することで、メンテナンススペースを広く確保することができる。また、ガード部材12の右側壁の前後方向中途部を、作動油タンク18の左側壁にほぼ間隔無く隣接させていてもよい。
本実施形態においては、ガード部材12(収納部)の上部に、ガード部材12内部と外部とを連通可能な、すなわち作業者Wがメンテナンスエリア22内に進入可能な扉部23を設けている。
扉部23は、ガード部材12における凸形状の上部、すなわちメンテナンスエリア22の上方に配備され、凸形状の箇所において、ガード部材12の水平を向く左右方向にスライドする構造とされている。
具体的には、扉部23は、上部旋回体3を構成し、且つエンジン13などの近傍に配備されているフレーム部材21から離れる方向に移動する、すなわち、外側に凸形状の箇所から反対方向(内側)に向かって移動して、メンテナンスエリア22を開放するものである。例えば、扉部23は、作動油タンク18側から離れてエンジン13の上方に移動して、メンテナンスエリア22を開くものである。
扉部23は、各縁が下方に折り曲げられた平板材であって、ガード部材12の上部に形成された開口部31を覆う大きさとされている。この平板材は、例えば鋼材など、作業者Wが搭乗可能な強度を有したものである。
また、図5Aに示すように、扉部23の開状態において、ガード部材12の上部に設けられた開口部31(メンテナンスエリア22の上方)に近い縁側を、扉部23の一方側とし、開口部31から最遠となる縁側を、扉部23の他方側とする。扉部23のスライド範囲は、開口部31の一方縁32から他方縁33までの間である。なお、扉部23のスライド方向側の縁を、扉部23の長手縁24と呼び、そのスライド方向に対して略直交する方向の縁を、扉部23の幅方向縁25と呼ぶこともある。扉部23の幅方向縁25は扉部23の一方側及び他方側に対応する。
具体的には、扉部23の一方側の幅方向縁25の左右両端部には、ガード部材12の上部において、転動する方向がスライド方向を向く車輪26が、取付具27を介して、それぞれ1点ずつ配備されている。また、扉部23の他方側の幅方向縁25の左右両端部には、ガード部材12の上部において、面接触可能なパッド部材28が、取付具29を介して、それぞれ1点ずつ配備されている。
図6に示すように、扉部23は、パッド部材28が配備された一方側がガード部材12の上部から持ち上げ可能となっていて、その一方側を上方へ持ち上げた上で、車輪26がガード部材12の上部を転動することで、水平を向く方向に移動可能とされたスライド構造とされている。
ところで、扉部23の一方側に配備されたパッド部材28は、作業者Wが扉部23の上部に搭乗している際に、ガード部材12の上部と扉部23の間において、扉部23のスライドに対する摩擦を発生させる構成とされている。
このような摩擦力が発生している状況下で、扉部23の平面部に作業者Wが搭乗すると、扉部23に作業者Wの重みが加わるので、パッド部材28とフレーム部材34又はレール部材35との間の摩擦力が増すこととなる。
また、扉部23の一方側(パッド部材28側)を、ガード部材12の上部から少し持ち上げて、他方側の車輪26を転動させて移動させることが可能なスライド構造であるので、作業者Wは軽い力で扉部23を開閉することが可能である。
フレーム部材34は、例えば鋼材で形成された、扉部23のスライド方向、すなわち扉部23の長手方向に沿って延びる長尺の部材であって、幅方向の断面形状が、上方が開放とされた凹形状とされている。フレーム部材34は、断面が凹形状により、車輪26及びパッド部材28を側方から囲うものとなっている。
このように、フレーム部材34は、断面が凹形状であり、且つ扉部23のスライド方向沿って延びる長尺の部材とされていることにより、扉部23に搭乗した際の作業者Wの重量(体重)を強固に支える曲げ強度部材となっている。さらに、フレーム部材34は、断面が凹形状とされているので、降雨時の雨水がガード部材12の内部に浸入しないように、外部へ排水する雨どいの効果も有する。
レール部材35は、幅方向断面が矩形状で、フレーム部材34の長手方向に沿ってほぼ直線状の長尺の棒材である。
図7に示すように、レール部材35がフレーム部材34の内部に配備されている場合、車輪26は回転軸心方向に沿った断面が、外向きフランジ状とされている。このレール部材35と車輪26の構成は、例えば、列車の軌道と類似した構成ともいえる。略L字状の折れ曲がったフランジ状の部位が、レール部材35に接触しながら転動することで、車輪26がレール部材35の長手方向に案内される。なお、レール部材35の幅は、フレーム部材34の内部幅より狭く、且つ、車輪26のフランジ状の部位が確実に引っかかる、すなわち車輪26が脱輪しない幅とされている。
ビーム部材38は、長尺の棒材であって、長さが一対のフレーム部材34間の距離とほぼ同じである。ビーム部材38は、両端部に締結具48が取り付けられる貫通孔が設けられている。
このように、一対のフレーム部材34が連結されることで、溶接ひずみによる長尺のフレームの倒れを矯正することができる。このことにより、車輪26(ローラ)とレール部材35との位置合わせが容易となる。
これら、車輪26、パッド部材28、レール部材35を、個別に取り付けておくことで、駆動時の接触などの摩耗により、その各部材が消耗した際に、それぞれ消耗した部材のみを容易に交換することができる。
ガイド部材39は、例えば屈曲状の下端41が、フレーム部材34の外方向側の側壁面(連結部材36が設けられている側壁面と反対側の側壁面)の上端40から、幅方向外側に向かって突出状で長手方向に連続して形成されている縁部37に、締結具48を介して、取り付けられている。
ガイド部材39の上端40が所定量だけ屈曲縁42より上方に配備されているので、作業者Wが扉部23のパッド部材28側を持ち上げて、扉部23をスライドさせようとしても、屈曲縁42がガイド部材39の上端40に当接することとなり、扉部23が上方へ所定量以上移動しなくなる。このガイド部材39による扉部23の上方移動の規制により、スライド中に転動している車輪26がレール部材35から脱輪することを防止することが可能となる。また、ガイド部材39を配備することで、扉部23の上方にあまりスペースがなくても、上方の部材等との干渉を防止しつつ扉部23の開閉を可能にすることができる。
支持柱43は、長尺の棒材であって、長さがガード部材12と高さとほぼ同じとされていて、上部旋回体3の上面に対して、ほぼ直立状態で配備される。この支持柱43は、扉部23に作業者Wが搭乗した場合でも、扉部23及びフレーム部材34を確実に支持することのできる強度を有する脚部材である。この支持柱43とフレーム部材34で構成される部材は、側面視で門型とされている。また、この支持柱43は、フレーム部材34を構成する部材と見なすこともできる。
このような、支持柱43を介してフレーム部材34を上部旋回体3に取り付ける際には、平板44の各貫通孔45にボルトなどの締結具48を挿入し、その締結具48で平板44を挟むようにして、上部旋回体3上に取り付ける。
しかしながら、図9に示す従来図から分かるように、すべての貫通孔45が締結具48より大きめの孔とすると、締結具48の締め付け度合いによっては、一対のフレーム部材が平行にならずに、ハの字状となってしまうといった、フレーム部材の取り付けの位置合わせが容易でなく、扉部23をフレーム部材上に配備する際に不具合が生じる虞がある。
基準孔46は、締結具48の外周径とほぼ同径とされ、締結具48を嵌入するように挿入可能である。長孔47は、短軸が締結具48の外周径とほぼ同じ長さとされ、長軸が締結具48の外周径よりも長いものとされている。
このように、エンジン13側方に設けられたメンテナンスエリア22をガード部材12で囲むことで確実に確保すると共に、作業者Wが進入可能な大きさの開口を備え、且つ水平方向に容易に開閉動作をすることができるスライド構造の扉部23をガード部材12の上部に配備することで、マスト部材10が降下し、ガード部材12に近接して格納されている状態においても、メンテナンスエリア22の上方を完全に開放することが可能となり、作業者Wがメンテナンスエリア22に容易に進入できると共に、十分に広いスペースのメンテナンスエリア22内でエンジン13などのメンテナンス作業をスムーズに行うことができる。
また、メンテナンスエリア22が確実に確保されているので、メンテナンスエリア22内の1か所で、駆動部のメンテナンス作業を集中して行うことができる。さらに、本実施形態においては、ガード部材12の上部の扉部23を開放したまま、クレーン1の運転することも可能であるので、エンジン13のオーバーヒート対策にもなる。
特に、今回開示された各実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
2 下部走行体
2a クローラ
3 上部旋回体
4 キャブ
5 ブーム
6 ウインチ
7 カウンタウェイト
8 吊りロープ
9 フック装置
10 マスト部材
11 起伏ロープ
12 ガード部材
13 エンジン
14 付帯機器
15 ファン
16 ラジエター
17 エンジンルーム
18 作動油タンク
19 マフラー
20 自力脱着装置
21 フレーム部材
22 メンテナンスエリア
23 扉部
24 長手縁
25 幅方向縁
26 車輪
27 取付具
28 パッド部材
29 取付具
30 留め金(ラッチ)
31 開口部
32 一方縁
33 他方縁
34 フレーム部材
35 レール部材
36 連結部材
37 縁部
38 ビーム部材
39 ガイド部材
40 屈曲状の上端
41 屈曲状の下端
42 屈曲縁
43 支持柱
44 平板
45 貫通孔
46 基準孔
47 長孔
48 締結具
W 作業者
Claims (10)
- 上部旋回体に駆動部とブームが配備されている移動式クレーンにおいて、
前記駆動部の側方には、メンテナンスエリアが設けられており、
前記駆動部と前記メンテナンスエリアを囲む領域を上方から被さるように覆うガード部材が、前記上部旋回体上に配備されていて、
前記ガード部材の上部には、前記メンテナンスエリア内に進入可能な扉部が配備されていて、
前記扉部は、一方側の2点にパッド部材が配備されるとともに、他方側の2点に車輪が配備されていて、
前記扉部は、前記パッド部材が配備された一方側を前記ガード部材の上部から上方へ持ち上げた上で、水平を向く方向に移動可能なスライド構造とされている
ことを特徴とする移動式クレーン。 - 前記パッド部材は、前記扉部に作業者が搭乗している際に、前記ガード部材の上部において前記扉部のスライドに対する摩擦を発生させる構成とされている
ことを特徴とする請求項1に記載の移動式クレーン。 - 前記ブームを起伏させる際に用いられるマスト部材が、格納時に前記ガード部材の上方に倒れこんで収納される構成とされ、
前記扉部は、前記マスト部材と前記ガード部材の上部との間を、水平を向く方向に移動する構成とされている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の移動式クレーン。 - 前記扉部の下側には、当該扉部を支持し、且つ扉部のスライド方向に沿って延びるフレーム部材が一対配備されていて、
前記フレーム部材は、前記車輪を側方から囲うように、断面形状が凹形状とされている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の移動式クレーン。 - 前記フレーム部材の凹形状の内部には、前記車輪を案内し、且つ前記扉部を下方から支持するレール部材が配備されていて、
前記レール部材上を前記車輪が転動することで、前記扉部がスライドする構成とされている
ことを特徴とする請求項4に記載の移動式クレーン。 - 前記一対のフレーム部材は、互いにビーム部材で連結されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の移動式クレーン。
- 前記車輪は、締結具を介して、前記扉部に着脱可能に取り付けられていて、
前記レール部材は、締結具を介して、前記フレーム部材に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の移動式クレーン。 - 前記扉部が上方に所定量以上移動することを規制するガイド部材が配備されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の移動式クレーン。
- 前記フレーム部材の一方側及び他方側には、当該フレーム部材を支持する支持柱が下方に向かって延びるように形成されていて、
前記支持柱の下部には、前記上部旋回体に設置される際に用いられる締結具が挿入可能な貫通孔が複数設けられていて、
前記フレーム部材の一方側又は他方側に位置している前記貫通孔は、前記上部旋回体に
設置される際の基準孔とされていて、
前記フレーム部材の他方側又は一方側に位置している前記貫通孔は、長軸が前記扉部のスライド方向を向いた長孔とされている
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の移動式クレーン。 - 前記駆動部は、エンジンを含み、
前記ガード部材は、前記エンジンを覆うエンジンガードとされている
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の移動式クレーン。
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