JP2017114547A - 吐出面に内容物を吐出する吐出容器 - Google Patents
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Abstract
Description
この吐出容器では、固定部材に対して可動部材を押し下げた際に、係止部がステムを下降させた状態で、可動部材が固定部材に対して係止される。これにより、継続して内容物を吐出孔から吐出することができる。
また、下側係合部が、外装部の周壁部の外周面のうち、押下部の配設されている周方向に沿う位置を回避した位置に配置されているので、外装部に中皿を外装部の下方から組み付ける際に、外装部の下側係合部が押下部に干渉するのを防ぐことができる。
また、内容物を吐出させるときに押下する押下部が、内容物が吐出される吐出面を有する外装部とは別の中皿に備えられている。このため、外装部の吐出面に触れずに内容物を吐出させることが可能になり、内容物が手に付着するのを防ぐことができるとともに、外装部がぐらつくことが抑えられて、吐出面から内容物がこぼれるのを防ぐことができる。
また、容器体内の内容物が拡散室内で径方向に拡散された後に吐出孔に供給されるので、吐出面において特定の一部に配置された吐出孔に内容物が集中することを抑え、吐出孔にばらつき少なく内容物を供給することができる。これにより、吐出面に吐出される内容物の吐出量が位置ごとにばらつくのを抑えることができる。
この場合、押下部の周方向の両端部、並びに下側係合部と上側係合部とが互いに係合している部分それぞれの周方向に沿う位置が、互いに隣接しているので、押下部に加えた引き上げ力を、外装部の周壁部上で分散させることなく直接、下側係合部と上側係合部とが互いに係合している部分に伝達させることが可能になり、外嵌筒の前記接続部分に、径方向の外側に向けて局所的な大きな力を効果的に加えることができる。
この場合、複数の接続部のうちの1つの少なくとも一部が、押下部と上下方向で重複しているので、押下部に加えた引き上げ力を、複数の接続部のうちの1つに優先して伝達させやすくなり、外嵌筒の前記接続部分に、径方向の外側に向けて局所的な大きな力を容易に加えることができる。
この場合、上側係合部と接続部とが、上下方向から見た平面視で重複していないため、接続部及び上側係合部を有する固定部材の成形時において、上下方向のみを金型の抜き方向とすることができる。これにより、金型構造を複雑にすることなく、固定部材を容易に形成することができる。
容器体11は、内容物が収容される容器本体12と、容器本体12の口部12aに装着された固定部材13と、を備えている。
なお、前述の容器本体12及び吐出器14は、容器本体12内に収容された内容物をステム19から吐出する吐出容器本体20を構成している。図示の例では、吐出容器本体20として、内部に液状の内容物が収容されたエアゾール缶を採用している。
接続部62は、囲繞筒61と外嵌筒63とを径方向に接続している。接続部62の上面視形状は、周方向に長い長方形状となっている。接続部62は周方向に等間隔をあけて配置されている。接続部62の周方向の長さは、周方向で互いに隣り合う接続部62同士の間の隙間の周方向の長さより短くなっている。また、接続部62同士の間の隙間は、上下方向に貫通している。
また上側係合部61aの、囲繞筒61の内周面から径方向の内側に向けた突出量は、囲繞筒61の内周面と、外嵌筒63の外周面との間の径方向の隙間より小さくなっている。上側係合部61aの周方向の長さは、周方向で互いに隣り合う接続部62同士の間の隙間の周方向の長さ以下となっている。そして、上側係合部61aは、上下方向から見た平面視で、周方向に互いに隣り合う接続部62同士の間の隙間の内側に位置している。
固定部材13は、外嵌筒63と内筒部65とを径方向に連結し、かつ上側に向けて突出する有底筒状の突出部64を備えている。突出部64は、後述する吐出状態において、突出部64の外周面と中皿本体30の内周面とが径方向に近接する位置に配置されている。
外装部15は、容器軸Oと同軸に配置された有頂円筒状に形成されている。外装部15には、図1及び図6に示すように、芯体25と、吐出孔26と、挿通孔29と、が形成されている。
挿通孔29は、図6(b)に示すように、径方向の外側から見て上下方向に長い長方形状に形成されている。挿通孔29は、周壁部15aに周方向に間隔をあけて4つ形成され、このうちの2つ1組では、周方向に互いに隣接し、各組は周壁部15aにおいて径方向で互いに対向する部分に各別に形成されている。
中皿本体30は、有頂筒状に形成され、外装部15内に上下動自在に嵌合され、外周面が外装部15の内周面上を上下方向に摺動する。中皿本体30の上面視形状は、外装部15の内周面における上面視形状と、同等の形状でかつ同等の大きさに形成されている。
ガイド筒31は、中皿本体30から下方に向けて延び、その内側にステム19が進退する。ガイド筒31は、容器軸Oと同軸に配置されている。
図1に示すように、中皿16が待機位置に位置するときには、芯体25が連通孔34に挿通されている。
また、連結板38は、挿通孔29の開口周縁部のうち、周方向の両端に位置して周方向を向く側縁に当接若しくは近接している。このため、中皿16は、外装部15に対して回転移動が規制されている。
側板39は、上下方向に延びて配設されている。側板39の表裏面は外装部15の外周面に沿って延びている。側板39は、連結板38と押下板33とを連結している。また、側板39と中皿本体30の外周面との間には、径方向の隙間が設けられている。
押下板33は、側板39の上端部から径方向の外側に向けて突出している。押下板33の表裏面は上下方向を向いている。押下板33の表面は、外装部15の吐出面27と面一となっている。
なお、押下板33の表面は、吐出面27と面一でなくてもよい。
また、押下部71の周方向の長さは、接続部62の周方向の長さよりも長くなっている。
また、図4から図6に示すように、上下方向から見た平面視において、1つの下側係合部15bに対して、周方向で互いに隣り合う2つの上側係合部61aが係合している。また、複数の上側係合部61aの全てが、下側係合部15bに係合している。
そして、押下部71の周方向の両端部、並びに下側係合部15bと上側係合部61aとが互いに係合している部分それぞれの周方向に沿う位置が、互いに隣接している。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
これにより、押下部71の周方向の中央部と、周方向で互いに隣り合う接続部62同士の間の隙間、及び上側係合部61aそれぞれの周方向の中央部と、が、上下方向で互いに重複している。また、下側係合部15bは、その周方向の中央部に位置する上側係合部61aと、上側係合部61aの周方向の全周にわたって係合している。また、複数の上側係合部61aのうちの半数が、下側係合部15bと係合していない。そして、下側係合部15bと上側係合部61aとが互いに係合している部分が、第1実施形態の吐出容器1と比べて、押下部71の周方向の両端部から周方向に大きく離れている。
なお、比較例の吐出容器として、吐出容器1において接続部が全周にわたって形成された構成を採用した。
具体的には、吐出容器1では、引き上げ力が56Nから59Nであり、吐出容器2では、引き上げ力が63Nから66Nであることが確認された。
これにより、吐出容器1、2では、接続部62同士の間に隙間が設けられていることによって、押下板33に加えた引き上げ力が、外嵌筒63と接続部62との接続部分に局所的に伝達されるため、比較例の吐出容器と比べて、少ない引き上げ力で口部12aから外嵌筒63が外れることが確認された。
さらに、引き上げ力を加える押下部71から上側係合部61aと下側係合部15bとの係合部分までの周方向の距離を短くすると、押下板33に加えた引き上げ力が確実に前記係合部分に伝達されるため、吐出容器1では、吐出容器2と比べて、少ない引き上げ力で口部12aから外嵌筒63が外れることが確認された。
12 容器本体
12a 口部
13 固定部材
14 吐出器
15 外装部
15a 周壁部
15b 下側係合部
16 中皿
19 ステム
24 頂壁部
26 吐出孔
27 吐出面
28 供給面
29 挿通孔
30 中皿本体
35 拡散室
36 係止部
61 囲繞筒
61a上側係合部
62 接続部
63 外嵌筒
71 押下部
Claims (4)
- 内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着された固定部材と、
前記容器本体の口部に上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを有する吐出器
と、
前記ステムの上方に配置されるとともに吐出孔が上下方向に貫通する頂壁部を有し、前
記頂壁部における上方を向く吐出面に前記吐出孔から内容物を吐出する外装部と、
前記外装部内に移動自在に設けられ、前記頂壁部における下方を向く供給面との間に、
前記ステムからの内容物を径方向に拡散して前記吐出孔に供給する拡散室を形成する中皿
と、を備え、
前記固定部材は、前記容器本体の口部に外嵌される外嵌筒と、前記外嵌筒を径方向の外
側から囲撓する囲繞筒と、前記外嵌筒と前記囲繞筒とを接続し、かつ周方向に隙間をあけ
て複数配置された接続部と、を備えるとともに、前記隙間は上下方向に貫通し、
前記外装部は、前記頂壁部から下方に向けて延び、かつ前記固定部材における前記外嵌
筒と前記囲繞筒との間に差し込まれる周壁部を備え、
前記周壁部の外周面には、前記囲繞筒の内周面に形成された上側係合部に対して、この
上側係合部の下方から係合する下側係合部が形成され、
前記中皿には、前記ステムに係止され、前記中皿の下降に伴って前記ステムを下降させ
る係止部と、径方向の外側に向けて突出し、前記外装部の周壁部に形成された挿通孔を通
して前記外装部の外側に配設された押下部と、が備えられ、
前記下側係合部は、前記外装部の周壁部の外周面のうち、前記押下部の配設されている周方向に沿う位置を回避した位置に配置されるとともに、径方向の外側に向けて突出していることを特徴とする吐出容器。 - 前記下側係合部は周方向に延在し、前記挿通孔によって周方向に分断されており、前記押下部の周方向の両端部、並びに前記下側係合部と前記上側係合部とが互いに係合している部分それぞれの周方向に沿う位置が、互いに隣接していることを特徴とする請求項1に記載の吐出容器。
- 複数の前記接続部のうちの1つは、少なくとも一部が前記押下部と上下方向で重複する位置に配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の吐出容器。
- 前記上側係合部は、上下方向から見た平面視で、周方向に互いに隣り合う前記接続部同士の間の隙間の内側に位置していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の吐出容器。
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- 2015-12-25 JP JP2015254159A patent/JP6598675B2/ja active Active
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