JP2017114398A - ブレーキ制御装置 - Google Patents

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Motoyasu Nakamura
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Abstract

【課題】ストロークセンサに接続されるハーネスを電子制御装置に接続する際の作業性を向上させることができるブレーキ制御装置を提供する。【解決手段】ブレーキ制御装置1は、ストロークセンサ6と電子制御装置5とを電気的に接続するハーネス70を備えている。電子制御装置5は、回路基板51を収容するハウジング52を有している。ハーネス70は、基体10の内部からハウジング52に向かって延伸する第2ハーネス用コネクタ72を有している。また、ハウジング52は、ハーネス70と電気的に接続されるハウジング用コネクタ85を有している。そして、ハウジング用コネクタ85は、ハウジング52の基体10への取付け時に第2ハーネス用コネクタ72に接続される。【選択図】図8

Description

本発明は、ブレーキ制御装置に関する。
車両のブレーキ制御装置(制動倍力装置)は、ブレーキペダルの操作量に応じて電動モータを駆動させ、電動モータの駆動力をマスタシリンダに出力することで、マスタシリンダへの出力を制御している。
前記したブレーキ制御装置としては、ブレーキペダルの変位量を検出する変位検出手段(ストロークセンサ)を、電動モータが取り付けられたハウジング(基体)を含む構造体に備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−191133号公報
特許文献1にはストロークセンサを基体の内側に組み付けた構成が開示されており、かかる構成において、ストロークセンサに接続されるハーネスは、基体の外部を通って電子制御装置に接続されている。このため、ブレーキ制御装置の車両への搭載を考慮しつつ基体外部の部品との干渉を避けるようにハーネスを配線して電子制御装置に接続しなければならず、ハーネスを電子制御装置に接続する際の作業が煩雑である。
本発明は、前記した事情に鑑みてなされたものであり、ストロークセンサに接続されるハーネスを電子制御装置に接続する際の作業性を向上させることができるブレーキ制御装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための本発明は、マスタシリンダへの出力を制御するブレーキ制御装置である。前記ブレーキ制御装置は、基体と、ブレーキ操作子に接続された入力部材と、電力の供給によって駆動力を発生する電動アクチュエータと、前記電動アクチュエータの駆動力を前記マスタシリンダに出力する出力部材と、を備えている。また、前記ブレーキ制御装置は、前記入力部材の移動量を検出するストロークセンサと、前記ストロークセンサの検出値に応じて前記電動アクチュエータを制御する電子制御装置と、を備えている。また、前記ブレーキ制御装置は、前記ストロークセンサと前記電子制御装置とを電気的に接続するハーネスを備えている。前記電子制御装置は、回路基板を収容するハウジングを有している。前記ハーネスは、前記基体の内部から前記ハウジングに向かって延伸するハーネス用コネクタを有している。また、前記ハウジングは、前記ハウジングの前記基体への取付け時に前記ハウジング側のハーネス用コネクタに接続されるハウジング用コネクタを有している。
この構成では、ハウジングを基体に取り付けるときにハウジング用コネクタをハーネス用コネクタに簡単に接続することができる。したがって、ストロークセンサに接続されるハーネスを電子制御装置に接続する際の作業性を向上させることができるブレーキ制御装置を提供できる。
前記ブレーキ制御装置において、前記ハウジングは、周壁部と、該周壁部の内側に設けられた仕切壁とを備え、前記仕切壁には、前記ハウジング用コネクタが挿入される開口部が形成されているとよい。そして、前記ハウジング用コネクタは、前記仕切壁を保持する保持部を備えるとよい。
前記ブレーキ制御装置において、前記保持部は、該ハウジング用コネクタの軸方向と直交する方向の移動を許容するクリアランスを前記開口部の内面との間に有した状態で前記仕切壁を保持するとよい。
この構成では、ハウジング用コネクタとハウジング側のハーネス用コネクタとを接続する際の部品寸法公差等による位置ずれを吸収して、両者を良好に接続させることができる。
前記ブレーキ制御装置において、前記保持部は、フランジ部と、該フランジ部に対向して形成された爪部とを有し、前記フランジ部と前記爪部との間に前記仕切壁が位置されるとよい。
この構成では、ハウジング用コネクタの保持部のフランジ部と爪部との間に仕切壁が挟まれる。このため、保持部は、ハウジング用コネクタの軸方向と直交する方向の移動を許容する機能と、ハウジング用コネクタの仕切壁からの脱落を防止する(抜け止め)機能とを兼ね備えることができる。
前記ブレーキ制御装置において、前記ハウジング用コネクタは、該ハウジング用コネクタ内から前記回路基板に向かって延設されて前記回路基板に接続する導電部材を有するとよい。また、導電部材には、延びる方向が折り返される複数の湾曲部を有する折返し部が形成されているとよい。
この構成では、折返し部の弾性によってハウジング用コネクタの軸方向と直交する方向の移動を許容しつつ、導電部材の回路基板への接続を良好に行うことができる。
前記ブレーキ制御装置において、前記折返し部と該導電部材の前記回路基板との接続位置との間の途中に、前記導電部材を前記ハウジングに固定する固定部が設けられているとよい。
この構成では、導電部材のうちの固定部よりも回路基板側に位置する部分の移動を規制することができる。これにより、ハウジング用コネクタが軸方向と直交する方向に移動した場合に発生する応力(荷重)が回路基板との接続部に伝わらないようにすることができる。したがって、導電部材の回路基板への電気的な接続がより確実となる。
前記ブレーキ制御装置において、前記固定部は、前記ハウジングに一体的に形成された帯状の突部であるとよい。
この構成では、帯状の突部である固定部によって、容易かつ安定的に、導電部材のうちの回路基板側の部分の移動を規制することができる。
前記ブレーキ制御装置において、前記ハーネスは、前記基体の内部に連通するように形成された通空部に配置されているとよい。
この構成では、基体の内部に配置されたハーネスを介してストロークセンサと電子制御装置とが接続される。このため、ハーネスが外部に露出することがない。したがって、基体外部の部品と干渉することなくハーネスをレイアウトすることができるとともに、基体外部からのノイズの影響を抑制することができる。
前記ブレーキ制御装置において、前記電動アクチュエータに接続されるアクチュエータ用接続端子の先端側部分は、前記ハーネスの先端側部分と平行に、前記基体から前記ハウジングに向かう方向に延伸しているとよい。この場合、前記アクチュエータ用接続端子は、前記ハウジングの前記基体への取付け時に前記回路基板に電気的に接続される。
この構成では、ハウジングを基体に取り付けるときに、アクチュエータ用接続端子の組付けと同時に、ストロークセンサに接続されるハーネスの組付けも行うことができる。
そして、ハウジング用コネクタの軸方向と直交する方向の移動を許容する構成を採用した場合には、アクチュエータ用接続端子の先端側部分の位置を基準としたハウジングの基体への取付けを行うことができる。この場合、ハウジング側のハーネス用コネクタの組付け時の部品寸法公差等による位置ずれを吸収できる。
前記ブレーキ制御装置において、前記ハウジング用コネクタは、オス端子からメス端子に変換する変換部を備えるとよい。
この構成では、端部にオス端子を備えるハウジング用コネクタを、端部にメス端子を備えるメスコネクタにコンパクトな構成で変換することができる。これにより、ハウジング側のハーネス用コネクタをコンパクトなオスコネクタとすることができる。
本発明によれば、ストロークセンサに接続されるハーネスを電子制御装置に接続する際の作業性を向上させることができるブレーキ制御装置を提供できる。
本発明の実施形態に係るブレーキ制御装置およびマスタシリンダを左側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るブレーキ制御装置およびマスタシリンダを示した平面図である。 本発明の実施形態に係るブレーキ制御装置およびマスタシリンダを前方から見た図である。 本発明の実施形態に係るブレーキ制御装置を示した図2のA−A断面図である。 本発明の実施形態に係るブレーキ制御装置を後方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るブレーキ制御装置において、非制動時の側断面図である。 電子制御装置のハウジングを底面側からみた図である。 本発明の実施形態に係るブレーキ制御装置を示した図3のB−B断面図である。 ストロークセンサ、ハーネスおよびハウジング用コネクタを抽出して示す斜視図である。 (a)はストロークセンサを後方から見た図、(b)は同右方から見た図、(c)は同前方から見た図、(d)は同上方から見た図、(e)は同斜視図である。 ストロークセンサが取り付けられる前の基体の円筒部の後端面を示す斜視図である。 ハーネスを抽出して示す斜視図である。 樹脂に埋設される前の電気配線部材を抽出して変換部とともに示す斜視図である。 切替装置を取り付けた状態のハーネスを抽出して示す斜視図である。 図8のC部の拡大断面図である。 図8のD部の拡大断面図である。 (a)は図16のE−E断面図、(b)は図16のF−F断面図である。 (a)(b)はハーネスの突出部の変形例を示す断面図である。 図16のG−G断面図である。 図19の断面の斜視図である。 図19のH部の拡大断面図である。
本発明のブレーキ制御装置の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態のブレーキ制御装置1は、車両のマスタシリンダ(ブレーキシステム)への出力を制御する制動倍力装置(ブレーキブースター)である。
本実施形態のブレーキ制御装置1は、モータを併用するハイブリッド自動車やモータのみを動力源とする電気自動車・燃料電池自動車等のほか、エンジン(内燃機関)のみを動力源とする自動車にも搭載することができる。
ブレーキ制御装置1は、図6に示すように、基体10と、入力部材2と、伝達部材21と、出力部材7と、電動モータ3と、電動モータ3の駆動力を出力部材7に伝達する駆動伝達機構4と、電動モータ3を制御する電子制御装置5と、を備えている。
なお、本実施形態において、前後方向、左右方向および上下方向とは、ブレーキ制御装置1を車両に搭載したときの方向である。
ブレーキ制御装置1は、図1に示すように、マスタシリンダ8の後端部に取り付けられる。ブレーキ制御装置1は、通常のブレーキ操作時に電動モータ3の駆動力をマスタシリンダ8に出力することで、ブレーキペダルP(特許請求の範囲における「ブレーキ操作子」、図6参照、以下同様)に対する操作力(踏力)を軽減する。また、ブレーキ制御装置1は、自動ブレーキ制御時に電動モータ3の駆動力をマスタシリンダ8に出力することで、ブレーキ装置に制動力を発生させる。
マスタシリンダ8は、図6に示すように、シリンダ本体8b内に形成されたシリンダ穴内をピストン8aが摺動することで、ブレーキシステムの液圧路にブレーキ液圧を発生させる。
マスタシリンダ8のシリンダ本体8bの上面には、図1に示すように、リザーバ9が取り付けられている。リザーバ9は、ブレーキ液を貯溜する容器であり、リザーバ9内のブレーキ液はマスタシリンダ8内の圧力室に補給される。
基体10は、金属製の箱体である。基体10の内部には、図6に示すように、収容室15が形成されている。収容室15は、入力部材2、出力部材7および駆動伝達機構4が収容される空間である。
基体10は、前側基体11と後側基体12とに分割されている。後側基体12の前端部は、前側基体11の後端開口部に挿入されている。後側基体12の前端開口部は、前側基体11内に開口している。前側基体11の内部空間と後側基体12の内部空間とによって、収容室15が形成されている。
また、前側基体11の外周面に形成された連結用フランジ部11aと、後側基体12の外周面に形成された連結用フランジ部12aとが前後方向に重ね合わされており、前後の連結用フランジ部11a,12aは複数の取付ボルトB1によって連結されている(図5参照)。
図3に示すように、前側基体11の右側部には、平板状の取付部13が形成されている。取付部13の右側面13a(外面)の法線は、左右方向に延びており、前後方向に対して直交している。取付部13の右側面13aは、基体10の軸方向(前後方向)に平行に配置されている。取付部13の右側面13aは、電動モータ3および電子制御装置5の両方を取り付けるための共通の取付面(一つの取付面)となる。
取付部13は、前後方向よりも上下方向が大きく形成されている(図5参照)。取付部13は、基体10の上端部よりも上方に突出するとともに、基体10の下端部よりも下方に突出している。
図6に示すように、前側基体11の前後方向の中間部の上端部には、ギヤ収容部16が形成されている。ギヤ収容部16内には、図4に示すように、左右方向に延びている円筒状の空間が形成されている。ギヤ収容部16には、電動モータ3の出力軸3aおよび駆動伝達機構4のウォームギヤ43が収容される。
ギヤ収容部16の内部空間の底部は収容室15に連通している。また、ギヤ収容部16の右端部は、取付部13の右側面13aに開口している。つまり、取付部13の右側面13aにはギヤ収容部16の開口部16aが形成されている。
図5に示すように、基体10の後面10bの中央部には、筒状部としての円筒部14が突出している。円筒部14には、図6に示すように、収容室15の後端部が形成されている。円筒部14の後端面14aの中央部から収容室15に通じる連通穴14bが形成されている。
基体10の後面10bは、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュボードの前面に取り付けられる。図1に示すように、基体10の後面10bには複数のスタッドボルトB2が立設されている。
基体10をダッシュボードの前面に取り付けるときには、円筒部14をダッシュボードの開口部に挿入するとともに、各スタッドボルトB2をダッシュボードの取付穴に挿入する。各スタッドボルトB2は車体フレームに固着する。
基体10の前面10aは、図2に示すように、複数のボルトB3によってマスタシリンダ8の後端面に取り付けられている(図3参照)。
基体10の前面10aの中央部には、図6に示すように、収容室15に通じる開口部10gが形成されている。この開口部10gは、マスタシリンダ8のシリンダ穴(図示せず)の後端部に連通している。マスタシリンダ8のピストン8aは、基体10の開口部10gを通じて収容室15内に突出している。
入力部材2は、ブレーキペダルPに入力された踏力を、伝達部材21を介して出力部材7に伝達するための軸部材である。入力部材2は、基体10の収容室15内に収容されている。
入力部材2は、ブレーキペダルPに接続されているプッシュロッドP1と、プッシュロッドP1の前端部が接続されている入力ロッド22と、入力ロッド22の後部に外嵌されている磁石ホルダ25と、を備えている。
入力ロッド22は、前後方向に延びている軸部材であり、軸方向の略中間部にはフランジ部22aが形成されている。
入力ロッド22の後端部は円筒部14の連通穴14bに挿入されている。入力ロッド22の後端面の凹部には、プッシュロッドP1の前端部が内嵌されている。
磁石ホルダ25は、入力ロッド22の後部を囲む円筒状の部材である。磁石ホルダ25は、入力ロッド22および磁石ホルダ25を貫いているピン25bによって入力ロッド22に接続されている。
磁石ホルダ25は、円筒部14の連通穴14bに挿通されており、連通穴14bに対して前後方向に摺動自在である。
磁石ホルダ25の外周面には、ストロークセンサ6によって検出される被検出部としての磁石25a(図5参照)が取り付けられている。
伝達部材21は、ブレーキペダルPに入力された踏力および電動モータ3の駆動力を出力部材7に伝達するための軸部材である。
伝達部材21は、円筒状の部材であり、中心部に挿通穴21aが貫通している。伝達部材21は、入力ロッド22の前部に外嵌されている。
伝達部材21の前端面の中央部には、前側凹部21bが形成されている。挿通穴21aの前端部は、前側凹部21bの底面の中央部に開口している。
伝達部材21の後端面の中央部には、後側凹部21cが形成されている。挿通穴21aの後端部は、後側凹部21cの底面の中央部に開口している。
伝達部材21の挿通穴21aには、入力ロッド22の前部が挿入されている。入力ロッド22は、伝達部材21の挿通穴21aに対して前後方向に摺動自在である。
伝達部材21の後側凹部21c内には、入力ロッド22のフランジ部22aが収容されている。
後側凹部21cの底面と、入力ロッド22のフランジ部22aの前面との間には、第二コイルばね24bが介設されている。第二コイルばね24bは、伝達部材21に対して前方に移動した入力ロッド22を後方に押し戻すものである。
入力ロッド22のフランジ部22aの後方には、入力ロッド22の抜け止めとなるストッパリング22bが設けられている。ストッパリング22bの外周縁部は、後側凹部21cの内周面に形成された溝部に嵌合されている。ストッパリング22bに入力ロッド22が挿通されている。ストッパリング22bの内径は、入力ロッド22のフランジ部22aの外径よりも小さく形成されている。
入力ロッド22のフランジ部22aがストッパリング22bに当接した状態では、入力ロッド22の前端部は、前側凹部21bの底面よりも後方に位置する。つまり、入力ロッド22の後退限では、入力ロッド22の前端部は、挿通穴21a内に収容された状態(挿通穴21a内に没入した状態)となる。
伝達部材21の前端部には、フランジ部21eが形成されている。伝達部材21のフランジ部21eの前面と、収容室15の前壁部の内面との間には、第一コイルばね24aが介設されている。第一コイルばね24aは、前方に移動した伝達部材21を後方に押し戻すものである。
出力部材7は、伝達部材21に入力された踏力および電動モータ3の駆動力をマスタシリンダ8のピストン8aに伝達(出力)するための軸部材である。出力部材7は、前後方向に延びており、後端部は拡径されている。出力部材7の後端部は、伝達部材21の前側凹部21bに内嵌されている。
出力部材7は、伝達部材21の前側凹部21bに保持されており、伝達部材21の前面から前方に向けて突出している。そして、出力部材7の前端部は、マスタシリンダ8のピストン8aに当接している。
出力部材7の後端面と前側凹部21bの底面との間には、ゴム製の弾性部材23が介設されている。
基体10の円筒部14の後端面14aには、図5に示すように、ストロークセンサ6が複数のボルト(締結部材)B4によって取り付けられている。ストロークセンサ6は、入力部材2の移動量を検出している。つまり、ストロークセンサ6は、ブレーキペダルPの操作量(ストローク量)を検出している。
ストロークセンサ6は、磁石ホルダ25が前後方向に移動したときの磁石25aによる磁力線の変化を検出することで、入力部材2の移動量を検出する。ストロークセンサ6で検出された移動量は、電子制御装置5に出力される。
基体10の円筒部14の後端部には、図6に示すように、入力部材2を覆う円筒状の保護ブーツ26が取り付けられている(図1参照)。図1に示すように、保護ブーツ26は、基体10の円筒部14の後端部の外周面に取り付けられる保護部材26aと、保護部材26aの後端側に接続されている前後方向に伸縮自在なゴム製のカバーであるブーツ部材26bと、を有している。図6に示すように、磁石ホルダ25およびストロークセンサ6は、保護ブーツ26の内側に配置されることによって、保護ブーツ26に覆われている。
電動モータ3は、図4に示すように、基体10の右側部の取付部13に取り付けられている。電動モータ3は、電子制御装置5によって制御される電動アクチュエータ(電動サーボモータ)である。電動アクチュエータとしての電動モータ3は、電力の供給によって駆動力を発生する。
電動モータ3は、取付部13の右側面13aの上部領域に取り付けられている。また、電動モータ3から突出した出力軸3aは、取付部13の開口部16aを通じてギヤ収容部16に挿入されている。
出力軸3aの軸方向L2は左右方向に延びており、出力部材7および入力部材2の軸方向L1(前後方向)に対して直交している(図2参照)。
駆動伝達機構4は、図6に示すように、電動モータ3の出力軸3aの回転力を出力部材7および入力部材2の軸線回りの回転力に変換するウォームギヤ機構47と、出力部材7および入力部材2の軸線回りの回転力を出力部材7の軸方向の力に変換し、出力部材7を軸方向に移動させる変換機構46と、を備えている。
ウォームギヤ機構47は、ウォームホイール41と、電動モータ3の出力軸3a(図4参照)に接続されたウォームギヤ43と、を備えている。
ウォームホイール41は、円筒部材42と、円筒部材42の外周面の全周に設けられた歯部41aとを備えている。
円筒部材42は、前側基体11の内面にベアリング42aを介して取り付けられており、ウォームホイール41は前後方向の軸線回りに回転自在である。ウォームホイール41は、出力部材7の外周を囲んでいる。
ウォームギヤ43は、図4に示すように、左右方向に延びており、ギヤ収容部16内に収容されている。
ウォームギヤ43の左右の両端部は、ギヤ収容部16の内面にベアリング49,49を介して取り付けられている。ウォームギヤ43は、ギヤ収容部16内で左右方向の軸線回りに回転自在である。
ウォームギヤ43の右端部は、円筒状の連結部材48を介して、電動モータ3の出力軸3aの先端部に接続されている。これにより、ウォームギヤ43は、出力軸3aに連動して左右方向の軸線回りに回転する。
ウォームギヤ43の軸方向(左右方向)と、ウォームホイール41の軸方向(前後方向)とは直交している。ウォームギヤ43はウォームホイール41の上部に噛み合っている。そして、ウォームギヤ43の左右方向の軸線回りの回転がウォームホイール41の前後方向の軸線回りの回転に変換される。
変換機構46は、ウォームホイール41に接続された回転筒体44と、伝達部材21に外嵌されている直動筒体45と、回転筒体44と直動筒体45との間に設けられたボールねじ機構46aと、を備えている。
回転筒体44は、後側基体12の内面にベアリング44aを介して取り付けられており、回転筒体44は前後方向の軸線回りに回転自在である。
回転筒体44の中心軸とウォームホイール41の中心軸とは同一軸線上に配置されている。回転筒体44は、伝達部材21の外周を囲んでいる。伝達部材21のフランジ部21eは、回転筒体44よりも前側に配置されている。
回転筒体44とウォームホイール41とは、キー部材である接続部材44bによって回転方向に係合されている。したがって、回転筒体44とウォームホイール41とは、前後方向の軸線回りに連動して回転する。なお、回転筒体44とウォームホイール41とを一体に成形してもよい。
直動筒体45は、図6に示すように、伝達部材21に外嵌されている円筒状の部材である。直動筒体45は、伝達部材21のフランジ部21eよりも後方に配置されている。直動筒体45の前端面は、伝達部材21のフランジ部21eの後面に当接している。
直動筒体45は、基体10(後側基体12)に対して回転不可かつ前後方向に移動自在に取り付けられている。
ボールねじ機構46aは、回転筒体44の回転運動を直動筒体45の直線運動に変換するものである。
ボールねじ機構46aは、回転筒体44の内周面に形成された保持溝と、直動筒体45の外周面に形成されたねじ溝と、保持溝およびねじ溝の間に挿入された複数のボールと、を備えている。
変換機構46では、回転筒体44が前後方向の軸線回りに正回転すると、ボールねじ機構46aによって直動筒体45が前方に押し出されて、直動筒体45が前方に移動する。
また、変換機構46では、回転筒体44が前後方向の軸線回りに逆回転すると、ボールねじ機構46aによって直動筒体45が後方に押し出されて、直動筒体45が後方に移動する。
電子制御装置5は、入力部材2の移動量に応じて電動モータ3の駆動を制御するものであり、図4に示すように、回路基板51と、回路基板51を収容するハウジング52と、を備えている。
回路基板51は、ストロークセンサ6から得られた情報や予め記憶させておいたプログラムなどに基づいて電動モータ3の駆動を制御する。
ハウジング52は、基体10の取付部13の右側面13aに取り付けられている合成樹脂製の箱体である。ハウジング52は、取付部13の右側面13a全体を覆っている。
ハウジング52内の下部空間には、回路基板51が収容され、ハウジング52内の上部空間には電動モータ3が収容されている。
ハウジング52は、基部55と、モータハウジング部56と、電子制御装置ハウジング部57と、蓋部材58とを備えている。基部55、モータハウジング部56および電子制御装置ハウジング部57は、一体成形されている。
このように、本実施形態のハウジング52は、回路基板51を収容するケースであるとともに、電動モータ3を収容するケースも兼ねている。ただし、モータハウジング部56と電子制御装置ハウジング部57とは、別々のケースから構成されていてもよい。
基部55は基体10の取付部13に取り付けられる部位である。基部55は、フランジ状を呈しており、取付部13の外形状に対応する外形状を有している。
モータハウジング部56は、電動モータ3を収容する部位である。モータハウジング部56の上部の内側形状は、図7に示すように、電動モータ3の略三角状のフランジ頂部35aが配置される形状とされている。フランジ頂部35aにはモータ固定用の図示しないボルト締結部(ボルト孔)が形成されている。また、モータハウジング部56の前側部の内側形状は、電動モータ3の前フランジ部35bが配置される形状とされている。さらに、モータハウジング部56の後側部の内側形状は、電動モータ3の後フランジ部35cが配置される形状とされている。前フランジ部35bおよび後フランジ部35cには、モータ固定用の図示しないボルト締結部(ボルト孔)がそれぞれ形成されている。一方、基体10の取付部13には、図3に示すように、前記した各ボルト締結部に対応して3つのボルト挿入部13e(図では2つのみ図示)が突設されている。電動モータ3は、各ボルト挿入部13eから挿通される固定用のボルトを各ボルト締結部に螺合することによって、基体10の取付部13に固定される。
図4に示すように、モータハウジング部56の収容空間と電子制御装置ハウジング部57の収容空間とは、連通空間59を通じて連通している。連通空間59には、電動モータ3に接続されるアクチュエータ用接続端子31が配置されている。アクチュエータ用接続端子31は、連通空間59を通じてモータハウジング部56の収容空間から電子制御装置ハウジング部57の収容空間に延在している。アクチュエータ用接続端子31の先端側部分32は、電子制御装置5に設けられた給電コネクタ52gに電気的に接続されている。電動モータ3を駆動するための電力(電流)は、アクチュエータ用接続端子31を通じて電子制御装置5から電動モータ3に供給される。
電子制御装置ハウジング部57は、電子制御装置5として機能する回路基板51や機能部品を収容する部位である。電子制御装置ハウジング部57は、基部55に立設された周壁部57aと、周壁部57aの内側に設けられた仕切壁57bと、を備えている。周壁部57aの内側には、図7に示すように、機能部品として、給電コネクタ52g、ストロークセンサ6との接続に用いられるハウジング用コネクタ85、コモンコイル52i等が収容されている。これらの機能部品は、仕切壁57bに取り付けられている。
蓋部材58は、図4に示すように、周壁部57aの開口縁にシール部材S2を介して取り付けられる。蓋部材58は、金属製の部材、例えば、アルミニウム部材から形成されている。蓋部材58は、図5に示すように、おねじ部材B5によって、ハウジング52とともに取付部13に取り付けられる。
ハウジング52の左側面(基体10側の側面)の下端部には、図4に示すように、筒状のコネクタ52aが左方に向けて突出している。コネクタ52aには、給電ケーブル等の各種ケーブルの端子が接続される。
コネクタ52aは、図6に示すように、基体10の取付部13の下端部に形成されたコネクタ用凹部13bを通じて、基体10の直下に突出している。
ハウジング52は、基体10の右側面13aに、おねじ部材B5(図5参照)によって固定されている。ハウジング52には、おねじ部材B5が挿通される複数の貫通孔52c(図7参照)が形成されている。貫通孔52cは、例えばハウジング52にインサート成形等によって埋設された金属製の円筒部材の内面によって与えられる。一方、基体10には、おねじ部材B5が螺合する複数のねじ孔13c(図6参照)が形成されている。
ブレーキ制御装置1は、図4に示すように、ハウジング52の底面52bと基体10の右側面13aとの間をシールするゴム製の無端状のシール部材S1を備えている。シール部材S1は、図7に示すように、ハウジング52の底面52bに形成された周溝52fに装着されている。周溝52fは、ハウジング52の基体10側の開口を囲むように形成されている。周溝17aは、モータハウジング部56と電子制御装置ハウジング部57とに亘って形成されている。つまり、ハウジング52は、取付部13の右側面13aに対して共通のシール部材S1でシールされている。そして、ハウジング52のコネクタ52aは、底面52b側から見てシール部材S1の外側に配置されている。
本実施形態のブレーキ制御装置1では、図3に示すように、基体10の右側に電動モータ3および電子制御装置5が配置されている。つまり、マスタシリンダ8の中心軸X1を含む鉛直面(鉛直方向に沿う平面)Fで区画した二つの領域のうちの右側の領域に電動モータ3および電子制御装置5が配置されている。また、電動モータ3および電子制御装置5は上下に並設されている。
図2〜図3に示すように、基体10とマスタシリンダ8とは、複数(ここでは二つ)の連結部において着脱自在に連結されている。マスタシリンダ8の後部には、基体10を固定するためのフランジ部81が設けられている。連結部は、ボルトB3と、基体10の前面10aに形成されボルトB3が螺合されるねじ孔(図示せず)と、マスタシリンダ8のフランジ部81に形成されボルトB3が挿通する挿通孔82とから構成される。そして、前記した複数の連結部は、基体10がマスタシリンダ8の中心軸X1回りに向きを変えてマスタシリンダ8に取付可能に設けられている。具体的には、基体10とマスタシリンダ8との複数の連結部(ボルトB3,B3による締結部)は、マスタシリンダ8の中心位置に対して点対称に配置されている。
したがって、ブレーキ制御装置1では、マスタシリンダ8に対して基体10の取り付け向きを前後方向の軸線(マスタシリンダ8の中心軸X1)回りに半周移動させた状態でも、基体10とマスタシリンダ8とは、二つの連結部において互いに連結することができる。
すなわち、図3に示すマスタシリンダ8と基体10との連結状態から、マスタシリンダ8に対して基体10の取り付け向き(周方向位置)を前後方向の軸線回りに半周移動させると、基体10の左側(マスタシリンダ8の左側の領域)に電動モータ3および電子制御装置5を配置することができる。
次に、ストロークセンサ6およびこれを電子制御装置5に接続する構造について説明する。図8に示すように、ストロークセンサ6は、連通穴14bの端面、すなわち円筒部14の後端面14aに取り付けられている。連通穴14bは、基体10のマスタシリンダ8と反対側に形成された開口部である。ストロークセンサ6は、ハーネス70を介して電子制御装置5と電気的に接続されている。
ハーネス70は、基体10の内部に連通するように形成された通空部10cに配置されている。通空部10cは、ここでは、基体10の内壁面に沿って入力部材2の軸方向L1に延長して形成された溝部を有している。ハーネス70は、この溝部内にハーネス70が収容される。ただし、通空部10cは、必ずしも溝部を有する必要はなく、ハーネス70が延在できる空間が確保されていればよい。
図8〜図9に示すように、ハーネス70の基端側には、ストロークセンサ6側のハーネス用コネクタ(以下、「第1ハーネス用コネクタ」ともいう)71が設けられている。第1ハーネス用コネクタ71は、ストロークセンサ6に設けられたセンサ用コネクタ63に接続される。また、ハーネス70の先端側には、基体10の内部からハウジング52に向かって延伸するハウジング52側のハーネス用コネクタ(以下、「第2ハーネス用コネクタ」ともいう)72が設けられている。第2ハーネス用コネクタ72は、ハウジング52に備えられるハウジング用コネクタ85に接続される。
図10に示すように、ストロークセンサ6は、基体10の後端面14a(図8参照、以下同様)に当接する基部61を有している。本実施形態では、ストロークセンサ6は、基体10の後端面14aにおける外形を示す線の径方向内側に収まる形状に形成されている。基部61は、ここでは入力部材2(図8参照、以下同様)の周囲を部分的に覆うC字状を呈しているが、この形状に限定されるものではない。
また、ストロークセンサ6は、検出部64が設けられた基板65(図10(c)参照)を有するセンサ本体部62と、ストロークセンサ6とハーネス70との電気的接続に用いられるセンサ用コネクタ63と、を有している。検出部64は、入力部材2の移動量を検出する例えばホールICからなる。センサ本体部62およびセンサ用コネクタ63は、基部61から入力部材2の軸方向L1(図8参照、以下同様)内方にそれぞれ突設されている。
センサ本体部62は、基部61における磁石25aに対向する位置(ここでは基部61の上側部分)に設けられている。センサ用コネクタ63は、基部61における電子制御装置5側の部分(ここでは基部61の右側部分)に設けられている。センサ本体部62とセンサ用コネクタ63とは、入力部材2の軸方向L1を中心としてほぼ90°ずれた周方向位置に配置されている。
基部61には、貫通孔66が形成されている。一方、基体10の後端面14aには、ねじ孔14c(図11参照)が形成されている。ボルトB4(図5参照)が貫通孔66に挿通されてねじ孔14cにねじ込まれることによって、基部61は基体10の後端面14aに固定される。ボルトB4は、センサ本体部62の両側に配置されており、基部61を後端面14aに固定している。また、ボルトB4は、センサ用コネクタ63の両側に配置されており、基部61を後端面14aに固定している。このように、基部61の固定は、3本のボルトB4を使用して行われている。
図11に示すように、基体10の後端面14aには、ストロークセンサ6(図10参照、以下同様)の一部が収容される収容部14dが形成されている。収容部14dは、センサ本体部62を収容するセンサ本体収容部14eと、センサ用コネクタ63を収容するコネクタ収容部14fと、を有している。収容部14dは、基体10の後端面14aから軸方向L1内方に延伸して形成されている。なお、図11中の符号11gは、無駄な肉厚部分を除去するための凹部である。
ストロークセンサ6のセンサ本体部62は、センサ本体収容部14e内に嵌着されて位置決めされる。結果として、ストロークセンサ6もまた、基体10に対して位置決めされる。
コネクタ収容部14fは、基体10の後端面14aに形成されている。より詳しくは、コネクタ収容部14fは、後端面14aにおける電子制御装置5側の部分(ここでは後端面14aの右側部分)に形成されている。また、図8に示すように、通空部10cは、基体10の内壁面の電子制御装置5側の部分(ここでは右側部分)に沿って形成されている。このようにすれば、ハーネス70をよりコンパクトに構成できるとともに、ハーネス70を基体10に組み付ける際の作業性がより向上する。
図12に示すように、ハーネス70は、前記した第1ハーネス用コネクタ71および第2ハーネス用コネクタ72と、これら両ハーネス用コネクタ71,72の間に位置する中間部73と、を有している。図12では、説明の都合上、紙面の上下方向が車両搭載時の右左方向に相当している(図13、図14でも同様)。
ハーネス70は、複数本(ここでは4本)の電気配線部材(バスバー)74(図13参照)が樹脂によって一体成形されている。ハーネス70は、本実施形態では、いわゆるインサート成形によって複数本の電気配線部材(バスバー)74が樹脂に埋設されて構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば樹脂製部品に対して後から電気配線部材(バスバー)74をはめ込むようにして一体的に構成されるようにしてもよい。図13に示すように、複数本の電気配線部材74は、帯状の面内において平行に並んで配置されている。
図12に示すように、ハーネス70の中間部73は、少なくとも一箇所以上の屈曲部75を有している。屈曲部75は、ハーネス70の中間部73が延在する区間の途中で折り曲げるように形成された部分である。
第1ハーネス用コネクタ71は、オス端子からメス端子に切り替える切替装置83(図14参照)と係合する係合部78を有している。係合部78は、切替装置83が嵌入する凹部78aと、凹部78aの底面に突設された係合爪部78bとを有している。図14に示すように、切替装置83は、係合爪部78b(図12参照、以下同様)の先端部と係合する係合孔83aを有している。切替装置83が凹部78aに嵌入されると係合爪部78bの先端部が係合孔83aに係合することによって、第1ハーネス用コネクタ71の係合部78に切替装置83が取り付けられる。
また、切替装置83内には、オス端子からメス端子に変換する変換部84(図13参照)が配置されている。図13に示すように、変換部84は、概して四角管状を呈している。電気配線部材74の端部が四角管状の変換部84内に挿入されることによって、電気配線部材74と変換部84とが導通するとともに、電気配線部材74の端部がオス端子からメス端子に変換される。変換部84の電気配線部材74と反対側の端部(メス端子)は、センサ用コネクタ63のオス端子に接続される(図15参照)。
変換部84の軸方向中央付近には、切欠き部84aが形成されている。一方、図14に示すように、切替装置83は、切欠き部84aと係合する係合爪部83bを有している。変換部84が切替装置83内に挿入されると係合爪部83bの先端部が切欠き部84aに入り込んで係合することによって、切替装置83内に変換部84が取り付けられる。
図15に示すように、ブレーキ制御装置1は、第1ハーネス用コネクタ71の外周面71aと基体10の内壁面10eとの間をシールするシール部材S3を備えている。シール部材S3は、第1ハーネス用コネクタ71の外周面71aに形成された環状の溝内に装着されている。また、ブレーキ制御装置1は、センサ用コネクタ63の外周側の部分と基体10との間をシールするシール部材S4を備えている。シール部材S4は、センサ用コネクタ63の根元隅部に装着されており、コネクタ収容部14fの開口縁に形成された面取り部とセンサ用コネクタ63の根元隅部との間で挟まれている。ただし、シール部材S4は、前記した構成に限定されるものではなく、例えばストロークセンサ6の基部61における基体10側の当接面に形成される環状の溝に装着されるように構成されてもよい。
図12に示すように、ハーネス70は、基体10の内部から電子制御装置5に向かって延伸する先端側部分76と、該先端側部分76の延伸方向と直交する方向に突出する突出部77と、を有している。突出部77は、先端側部分76の延伸方向に垂直な平面内で板状に延びている。先端側部分76は、ここでは、第2ハーネス用コネクタ72が該当する。
図16に示すように、突出部77の先端は、基体10の内壁に形成された挿入穴10dに挿入される。突出部77は、挿入穴10dへの挿入作業を容易にするため、先端に面取り部が形成されている。
図17(a)は図16のE−E線に沿う断面を示し、図17(b)は図16のF−F線に沿う断面を示している。図17(a)に示すように、突出部77は、ハーネス70の突出部77以外の部分である本体部から先端側部分76の延伸方向と直交する方向に突出する部分である。突出部77が挿入穴10dに挿入されることによって、突出部77は、先端側部分76(図12参照)の延伸方向の移動が規制される。一方、突出部77を通らない断面図である図17(b)に示すように、ハーネス70の中間部73は、前記した通空部10c内に配置されている。図17(b)では、通空部10cの深さは、ハーネス70の中間部73の厚さと同じ大きさに形成されているが、径方向内側にベアリング等が位置する箇所では、通空部10cの深さの方がハーネス70の厚さよりも大きく形成されていることで、ハーネス70が基体10の内部の部材と干渉しないように構成されている。
なお、突出部77は、中間部73の外表面に接触するように配置された板状の部材(図12、図17(a)参照)に限定されるものではない。例えば図18(a)に示すように、突出部77aは、中間部73の両側面から突出して設けられていてもよい。あるいは、図18(b)に示すように、突出部77bは、中間部73の外表面に設けられた接続部73aに連結された板状の部材であってもよい。この場合、突出部77bの幅寸法は中間部73の幅寸法以下であってもよい。あるいは、突出部は、中間部73の径方向外方に離隔して形成され、先端側部分76(第2ハーネス用コネクタ72)から後方に向かって突出していてもよい。
図16に示すように、電子制御装置5のハウジング52は、第2ハーネス用コネクタ72に接続されることによってハーネス70と電気的に接続されるハウジング用コネクタ85を有している。ハウジング用コネクタ85は、ハウジング52に設けられた仕切壁57bに取り付けられて支持される。
図9に示すように、ハウジング用コネクタ85は、胴部92と、フランジ部90と、爪部91と、導電部材86と、変換部87(図16参照)とを備えている。胴部92は、フランジ部90側の第1胴部95と、フランジ部90と反対側の第2胴部96とを有している。
図16に示すように、胴部92は、筒状を呈しており、その内部に導電部材86の基体10側の端部が配置されている。フランジ部90は、ハウジング用コネクタ85の端部(図16等では上部)に環状に形成されている。爪部91は、フランジ部90に対向して複数形成されている。導電部材86は、ハウジング用コネクタ85の胴部92内から回路基板51に向かって延設されて回路基板51に接続する。変換部87は、オス端子からメス端子に変換するものである。ハーネス70の電気配線部材74は、変換部87を介してハウジング用コネクタ85の導電部材86と電気的に接続される。
図8に示すように、ハウジング52のハウジング用コネクタ85は、おねじ部材B5(図5参照)によってハウジング52を基体10に取り付ける際に、第2ハーネス用コネクタ72に接続される。これにより、ハウジング用コネクタ85は、ハーネス70と電気的に接続される。
図19は図16のG−G線に沿う断面図、図20は図19の断面の斜視図、図21は図19のH部の拡大断面図を示す。ただし、図19では、説明の都合上、ハウジング用コネクタ85および仕切壁57bのみ示されている。
図16、図19〜図21に示すように、ハウジング52の仕切壁57bには、ハウジング用コネクタ85が挿入される開口部88が形成されている。ハウジング用コネクタ85は、仕切壁57bを保持する保持部89を備えている。保持部89は、ハウジング用コネクタ85の軸方向と直交する方向の移動を許容するクリアランスI(図21参照、以下同様)を開口部88の内面との間に有している。ハウジング用コネクタ85の軸方向は、ハーネス70の先端側部分76の延伸方向と一致する方向である。クリアランスIにより、ハウジング用コネクタ85は、ハーネス70の先端側部分76の延伸方向と直交する方向の位置の変動(公差)に追随することが可能になる。
保持部89は、フランジ部90と、爪部91と、第1胴部95の外周面95a(図19参照)とを有している。第1胴部95には、複数の切欠き部97(図19参照)が形成されている。爪部91は、切欠き部97内に配置されており、切欠き部97のフランジ部90と反対側の端縁からフランジ部90に向かって斜め方向外側に延出している。クリアランスIは、仕切壁57bの開口部88の内面と、第1胴部95の外周面95aとの間に形成される。
ハウジング用コネクタ85は、仕切壁57bの開口部88の縁部に、以下のようにして係合する。すなわち、ハウジング用コネクタ85を仕切壁57bの開口部88に挿入していくと、爪部91は、その外表面が開口部88の内面に当接して内側に弾性変形する。爪部91の先端が開口部88を通過し終わると、爪部91の変形が回復して元の形状に戻る。これにより、保持部89は、フランジ部90の仕切壁57b側の面と爪部91の先端面との間で、仕切壁57bを挟むようにして保持する。フランジ部90の仕切壁57b側の面と爪部91の先端面との間の距離は、仕切壁57bの厚さよりも大きい。これにより、ハウジング用コネクタ85の軸方向の移動を許容するクリアランスJ(図21参照)が形成される。
ハウジング用コネクタ85の導電部材86には、延びる方向が折り返される複数の略U字状の湾曲部を有する折返し部93(図16、図20参照)が形成されている。ここでは、折返し部93は、湾曲部を複数連ねて形成されている。また、折返し部93は、略M字状を呈するように形成されている。
折返し部93と、導電部材86の回路基板51(図16参照)に対する接続位置との間の途中に、導電部材86をハウジング52に固定する固定部94(図16、図20参照)が設けられている。固定部94は、ここでは、ハウジング52に一体的に形成された帯状の突部である。ただし、固定部94は、導電部材86をハウジング52に固定できれば、どのような形態であってもよい。
図8に示すように、アクチュエータ用接続端子31の先端側部分32は、ストロークセンサ6に基端側が接続されるハーネス70の先端側部分76(図12、図16参照)と平行に、基体10からハウジング52に向かう方向に延伸している。ハウジング52の給電コネクタ52gは、おねじ部材B5(図5参照)によるハウジング52の基体10への取付け時に、アクチュエータ用接続端子31の先端側部分32に接続される。これにより、アクチュエータ用接続端子31は、回路基板51に電気的に接続されるようになっている。なお、アクチュエータ用接続端子31が接続される電動モータ3(図4参照)は、ハウジング52の基体10への取付け前に、基体10の取付部13に固定される。ハウジング52の基体10への取付け時には、給電コネクタ52gを基準として接続が行われるとともに、ハウジング用コネクタ85についても同様に接続が行われる。そして、これらの接続箇所間の距離の変動(公差)はハウジング用コネクタ85側で吸収されるように構成されているため、ハウジング52の基体10への取付け時に、給電コネクタ52gの接続とハウジング用コネクタ85の接続とを同一工程で好適に行うことができる。
次に、ブレーキ制御装置1の動作の概略について説明する。
車両の非制動時には、図6に示すように、ブレーキ制御装置1の伝達部材21および直動筒体45は、第一コイルばね24aの付勢力よって、後方に向けて押し出されており、収容室15の後壁部の内面に設けたストッパ45aに当接している。また、入力ロッド22のフランジ部22aは、第二コイルばね24bの付勢力によって、伝達部材21に対して後方に押し出されている。これにより、フランジ部22aと後側凹部21cの底面との間に隙間が形成されるとともに、入力ロッド22の前端部と弾性部材23との間に隙間が形成されている。
次に、ブレーキペダルPが踏み込まれると、入力ロッド22は前方に向けて移動し、入力ロッド22の前端部が弾性部材23に当接する。これにより、ブレーキペダルPに弾性部材23の反力が作用する。また、入力ロッド22のフランジ部22aが伝達部材21に当接し、伝達部材21が前方に向けて押し出される。
また、入力ロッド22に連動して磁石ホルダ25が前方に移動すると、磁石25a(図5参照)の磁力線の変化をストロークセンサ6が検出し、入力部材2の前方への移動量が電子制御装置5に出力される。電子制御装置5は、ストロークセンサ6の検出結果に応じて、電動モータ3を駆動させ、出力軸3aを正回転させる。
出力軸3aの左右方向の軸線回りの回転力は、ウォームギヤ機構47によって前後方向の軸線回りの回転力に変換され、回転筒体44が前後方向の軸線回りに回転する。さらに、回転筒体44の回転力は、ボールねじ機構46aを介して直動筒体45に伝達され、直動筒体45が前方に向けて直進移動する。これにより、直動筒体45が伝達部材21のフランジ部21eを前方に向けて押圧し、伝達部材21とともに出力部材7が前方に向けて押し出される。
そして、出力部材7によってマスタシリンダ8のピストン8aが前方に向けて押し出され、マスタシリンダ8内にブレーキ液圧が発生する。このように、通常時のブレーキ操作時には、ブレーキペダルPの踏力および電動モータ3の駆動力によってマスタシリンダ8内にブレーキ液圧が発生する。つまり、通常時のブレーキ操作時には、電動モータ3の駆動力によってマスタシリンダ8への出力がアシストされる。
次に、車両の液圧制御装置によって自動ブレーキ制御が作動した場合には、電子制御装置5は、液圧制御装置からの信号に基づいて、電動モータ3を駆動させ、出力軸3aを正回転させる。前記した通常時のブレーキ操作と同様に、出力軸3aの回転力は、駆動伝達機構4によって直動筒体45に伝達され、直動筒体45が前方に向けて直線移動する。そして、直動筒体45が伝達部材21のフランジ部21eを前方に向けて押圧する。このように、自動ブレーキ制御時には、電動モータ3の駆動力のみによって伝達部材21および出力部材7が前方に向けて押し出され、マスタシリンダ8内にブレーキ液圧が発生する。
次に、システムが非動時(OFF状態)にブレーキペダルPを踏み込んだ場合(例えば、電力が得られていない場合など)には、ブレーキペダルPの踏力によって、入力ロッド22が前方に移動する。そして、入力ロッド22によって伝達部材21および出力部材7が前方に向けて押し出され、出力部材7によってマスタシリンダ8のピストン8aが前方に向けて押し出される。つまり、入力ロッド22から伝達部材21を介して出力部材7に力を伝達することができる。このように、システムが非動時には、運転者の踏力のみによって、マスタシリンダ8内にブレーキ液圧が発生する。
以上説明した本実施形態に係るブレーキ制御装置1は、図8に示すように、ストロークセンサ6と電子制御装置5とを電気的に接続するハーネス70を備えている。電子制御装置5は、回路基板51を収容するハウジング52を有している。ハーネス70は、基体10の内部からハウジング52に向かって延伸する第2ハーネス用コネクタ72を有している。また、ハウジング52は、ハーネス70と電気的に接続されるハウジング用コネクタ85を有している。そして、ハウジング用コネクタ85は、ハウジング52の基体10への取付け時に第2ハーネス用コネクタ72に接続される。
このような本実施形態によれば、ハウジング52を基体10に取り付けるときにハウジング用コネクタ85を第2ハーネス用コネクタ72に簡単に接続することができる。したがって、ストロークセンサ6に接続されるハーネス70を電子制御装置5に接続する際の作業性を向上させることができるブレーキ制御装置1を提供できる。
また、本実施形態では、図21に示すように、ハウジング用コネクタ85は、その軸方向と直交する方向の移動を許容するクリアランスIを有した状態で仕切壁57bを保持する保持部89を備えている。このため、ハウジング用コネクタ85と第2ハーネス用コネクタ72とを接続する際の部品寸法公差等による位置ずれを吸収して、両者を良好に接続させることができる。
また、本実施形態では、ハウジング用コネクタ85の保持部89のフランジ部90と爪部91との間に仕切壁57bが挟まれる。このため、保持部89は、ハウジング用コネクタ85の軸方向と直交する方向の移動を許容する機能と、ハウジング用コネクタ85の仕切壁57bからの脱落を防止する(抜け止め)機能とを兼ね備えることができる。
また、本実施形態では、図16に示すように、ハウジング用コネクタ85内から回路基板51に向かって延設される導電部材86に折返し部93が形成されている。このため、折返し部93の弾性によってハウジング用コネクタ85の軸方向と直交する方向の移動を許容しつつ、導電部材86の回路基板51への接続を良好に行うことができる。
また、本実施形態では、導電部材86は、折返し部93と該導電部材86の回路基板51に対する接続位置との間の途中で、固定部94によってハウジング52に固定される。このため、導電部材86のうちの固定部94よりも回路基板51側に位置する部分の移動を規制することができる。これにより、ハウジング用コネクタ85が軸方向と直交する方向に移動した場合に発生する応力(荷重)が回路基板51との接続部に伝わらないようにすることができる。したがって、導電部材86の回路基板51への電気的な接続がより確実となる。
また、本実施形態では、ハウジング52に一体的に形成された帯状の突部である固定部94によって、容易かつ安定的に、導電部材86のうちの回路基板51側の部分の移動を規制することができる。
また、本実施形態では、基体10の内部に配置されたハーネス70を介してストロークセンサ6と電子制御装置5とが接続される。このため、ハーネス70が外部に露出することがない。したがって、基体10外部の部品と干渉することなくハーネス70をレイアウトすることができるとともに、基体10外部からのノイズの影響を抑制することができる。
また、本実施形態では、図8に示すように、アクチュエータ用接続端子31の先端側部分32は、ストロークセンサ6に基端側が接続されるハーネス70の先端側部分76(図16参照)と平行に基体10からハウジング52に向かう方向に延伸している。このため、ハウジング52を基体10に取り付けるときに、アクチュエータ用接続端子31の組付けと同時に、ストロークセンサ6に接続されるハーネス70の組付けも行うことができる。
そして、ハウジング用コネクタ85の軸方向と直交する方向の移動を許容する構成を採用した場合には、アクチュエータ用接続端子31の先端側部分32の位置を基準としたハウジング52の基体10への取付けを行うことができる。この場合、第2ハーネス用コネクタ72の組付け時の部品寸法公差等による位置ずれを吸収できる。
また、本実施形態では、ハウジング用コネクタ85が変換部87を備えているため、端部にオス端子を備えるハウジング用コネクタ85を、端部にメス端子を備えるメスコネクタにコンパクトな構成で変換することができる。これにより、第2ハーネス用コネクタ72をコンパクトなオスコネクタとすることができる。ただし、第2ハーネス用コネクタ72が変換部87を備えるように構成されてもよい。
以上、本発明について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は、前記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。また、前記実施形態の構成の一部について、追加、削除、置換をすることができる。
例えば、前記した実施形態では、ストロークセンサ6は入力部材2に設けられた被検出部としての磁石25aを検出するように構成されているが、ストロークセンサ6が入力部材2自体を検出するように構成されてもよい。
前記した実施形態では、図2に示すように、電動モータ3の出力軸3a(図4参照)の軸方向L2と、出力部材7および入力部材2の軸方向L1とが直交しているが、その交差角度は限定されるものではない。
前記した実施形態では、図3に示すように、上側に電動モータ3が配置され、下側に電子制御装置5が配置されているが、上側に電子制御装置5が配置され、下側に電動モータ3が配置されてもよい。
また、前後方向(軸方向L1に沿う方向)に電動モータ3と電子制御装置5とが配置されてもよい。
前記した実施形態では、図6に示すように、出力部材7と伝達部材21とが別体に形成されているが、出力部材7と伝達部材21とを一体に形成してもよい。
1 ブレーキ制御装置
2 入力部材
3 電動モータ(電動アクチュエータ)
5 電子制御装置
6 ストロークセンサ
7 出力部材
8 マスタシリンダ
10 基体
10c 通空部
31 アクチュエータ用接続端子
32 先端側部分
51 回路基板
52 ハウジング
57a 周壁部
57b 仕切壁
70 ハーネス
71 第1ハーネス用コネクタ
72 第2ハーネス用コネクタ
76 先端側部分
85 ハウジング用コネクタ
86 導電部材
87 変換部
88 開口部
89 保持部
90 フランジ部
91 爪部
93 折返し部
94 固定部
B5 おねじ部材
I クリアランス
P ブレーキペダル(ブレーキ操作子)

Claims (10)

  1. マスタシリンダへの出力を制御するブレーキ制御装置であって、
    基体と、
    ブレーキ操作子に接続された入力部材と、
    電力の供給によって駆動力を発生する電動アクチュエータと、
    前記電動アクチュエータの駆動力を前記マスタシリンダに出力する出力部材と、
    前記入力部材の移動量を検出するストロークセンサと、
    前記ストロークセンサの検出値に応じて前記電動アクチュエータを制御する電子制御装置と、
    前記ストロークセンサと前記電子制御装置とを電気的に接続するハーネスと、を備え、
    前記電子制御装置は、回路基板を収容するハウジングを有し、
    前記ハーネスは、前記基体の内部から前記ハウジングに向かって延伸するハーネス用コネクタを有し、
    前記ハウジングは、前記ハウジングの前記基体への取付け時に前記ハウジング側のハーネス用コネクタに接続されるハウジング用コネクタを有することを特徴とするブレーキ制御装置。
  2. 前記ハウジングは、周壁部と、該周壁部の内側に設けられた仕切壁とを備え、
    前記仕切壁には、前記ハウジング用コネクタが挿入される開口部が形成されており、
    前記ハウジング用コネクタは、前記仕切壁を保持する保持部を備えることを特徴とする請求項1に記載のブレーキ制御装置。
  3. 前記保持部は、該ハウジング用コネクタの軸方向と直交する方向の移動を許容するクリアランスを前記開口部の内面との間に有した状態で前記仕切壁を保持することを特徴とする請求項2に記載のブレーキ制御装置。
  4. 前記保持部は、フランジ部と、該フランジ部に対向して形成された爪部とを有し、前記フランジ部と前記爪部との間に前記仕切壁が位置されることを特徴とする請求項3に記載のブレーキ制御装置。
  5. 前記ハウジング用コネクタは、該ハウジング用コネクタ内から前記回路基板に向かって延設されて前記回路基板に接続する導電部材を有し、
    前記導電部材には、延びる方向が折り返される複数の湾曲部を有する折返し部が形成されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のブレーキ制御装置。
  6. 前記折返し部と該導電部材の前記回路基板に対する接続位置との間の途中に、前記導電部材を前記ハウジングに固定する固定部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のブレーキ制御装置。
  7. 前記固定部は、前記ハウジングに一体的に形成された帯状の突部であることを特徴とする請求項6に記載のブレーキ制御装置。
  8. 前記ハーネスは、前記基体の内部に連通するように形成された通空部に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のブレーキ制御装置。
  9. 前記電動アクチュエータに接続されるアクチュエータ用接続端子の先端側部分は、前記ハーネスの先端側部分と平行に、前記基体から前記ハウジングに向かう方向に延伸しており、
    前記アクチュエータ用接続端子は、前記ハウジングの前記基体への取付け時に前記回路基板に電気的に接続されることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のブレーキ制御装置。
  10. 前記ハウジング用コネクタは、オス端子からメス端子に変換する変換部を備えることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のブレーキ制御装置。
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