JP2017114313A - 車両及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】低摩擦路における車輪の滑りを確実に防止する車両及びその制御方法を提供する。【解決手段】駆動輪24にスリップが生じるか否かを判定し、各駆動輪24のいずれかにスリップが生じると判定した場合に、エンジン10の出力トルクTeを低減するトルク低減要求Re1を発信する制御を行うスリップ防止装置82と、制御装置80と、を備え、その制御装置80が、そのトルク低減要求Re1に基づいてエンジン10の出力トルクTeを低減する制御を行うとともに、そのエンジン10の出力トルクTeが低減するまでの間に、モータージェネレーター31で電力を発電する制御を行うように構成される。【選択図】図1
Description
本発明は、車両及びその制御方法に関し、より詳細には、低摩擦路における車輪の滑りを確実に防止する車両及びその制御方法に関する。
車両の駆動輪を含む車輪のスリップを防止するスリップ防止装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このスリップ防止装置としては、車輪の制動ロックを防止するアンチロックブレーキング制御装置(ABS)や、車輪の加速スリップを防止するトランクションコントロール装置(TCS)や、車輪のスリップで生じそうになった不所望な車両挙動を運転操作に呼応した目標挙動に戻す横滑り防止装置(VDC)などを例示できる。
この種の装置は、車輪のスリップを防止するために、エンジンの出力トルクを低減するトルク低減要求を制御装置に送っている。そして、そのトルク低減要求を受信した制御装置が、エンジンの出力をそのトルク低減要求に指示されたトルクまで低減している。
しかし、エンジンのイナーシャ(慣性モーメント)は大きい。そのために、スリップ防止装置からのトルク低減要求に対して、迅速にエンジンの出力トルクをそのトルク低減要求に指示されたトルクまで低減できずに、車輪にスリップが生じるという問題があった。
本発明の目的は、スリップを防止するためのエンジンの出力トルクを低減する要求に対して迅速に応答して、低摩擦路における車輪の滑りを確実に防止することができる車両及びその制御方法を提供することである。
上記の目的を達成する本発明の車両は、エンジンの動力を伝達する出力軸に接続された発電機と、駆動輪を含む車輪のいずれかにスリップが生じるか否かを判定し、それらの車輪のいずれかにスリップが生じると判定した場合に、前記エンジンの出力トルクを低減するトルク低減要求を発信する制御を行うスリップ防止装置と、制御装置と、を備えた車両において、前記制御装置が、前記トルク低減要求を受信し、そのトルク低減要求に基づいて前記エンジンの出力トルクを低減する制御を行うとともに、そのエンジンの出力トルクが低減するまでの間に、前記発電機で電力を発電する制御を行うように構成されたことを特徴とするものである。
また、上記の目的を達成する本発明の車両の制御方法は、エンジンの駆動力が伝達される駆動輪を含む車輪にスリップが生じた場合に、前記エンジンの出力トルクを低減する車両の制御方法において、前記車輪のいずれかにスリップが生じるか否かを判定するステップと、それらの車輪のいずれかにスリップが生じると判定した場合に、前記エンジンの出力トルクを低減する要求を発信するステップと、その要求に基づいて前記エンジンの出力を低減するステップと、そのエンジンの出力トルクが低減するまでの間に、発電機で電力を発電して前記エンジンの出力トルクの低減を促進するステップと、を含むことを特徴と
する方法である。
する方法である。
なお、ここでいうスリップ防止装置とは、車輪の制動ロックを防止するアンチロックブレーキング制御装置(ABS)や、車輪の加速スリップを防止するトランクションコントロール装置(TCS)や、車輪のスリップで生じそうになった不所望な車両挙動を運転操作に呼応した目標挙動に戻す横滑り防止装置(VDC)などのことをいう。
このスリップ防止装置は、駆動輪を含む車輪のいずれかにスリップが生じるか否かを判定できればよく、その判定する手段は限定されない。例えば、各車輪の輪速を検出する輪速センサの検出値や車速センサの検出値に基づいてスリップ率を判定したり、単位時間あたりの輪速センサの検出値の変化に基づいてスリップ率を判定したりするものでもよい。また、車両の走行路の摩擦係数を取得して、その摩擦係数に基づいて判定するものでもよい。
また、ここでいう発電機とは、発電機能を有した装置のことをいう。この発電機としては、エンジン付きのオルタネーターやハイブリッド車両のモータージェネレーターを例示できる。また、この発電機は、エンジンに無端状のベルトやチェーンで直接的に連結されるもの、トランスミッションやプロペラシャフトに動力取り出し機構(PTO)や減速機構を介して連結され、エンジンに対しては間接的に連結されたものを例示できる。
この車両及びその制御方法によれば、車輪のいずれかにスリップが生じる場合に、エンジンの出力トルクを低減するまでの間に、発電機により電力を発電することで、エンジンにその発電による負荷を掛けることができる。これにより、発電機による発電負荷によりエンジンから駆動輪に伝達されるトルクの低減を促進できるので、車輪のスリップを防止するための要求に迅速に応答することが可能となり、車輪のスリップを防止することができる。
つまり、スリップを防止するためのエンジンの出力トルクを低減する要求が発せられてから、駆動輪の伝達されるトルクを低減するまでの時間が短縮されるので、低摩擦路における走行中の車輪のスリップや始動時の車輪のスリップを確実に防止することができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態からなるハイブリッド車両を示す。
このハイブリッド車両(以下「HEV」という。)は、普通乗用車のみならず、バスやトラックなどを含む車両の運転状態に応じて複合的に制御されるエンジン10及びモータージェネレーター31を有するハイブリッドシステム30と、スリップ防止装置82とを備えている。
エンジン10においては、エンジン本体11に形成された複数(この例では4個)の気筒12内における燃料の燃焼により発生した熱エネルギーにより、クランクシャフト13が回転駆動される。このエンジン10には、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンが用いられる。クランクシャフト13の回転動力は、クランクシャフト13の一端部に接続す
るクラッチ14(例えば、湿式多板クラッチなど)を通じてトランスミッション20に伝達される。
るクラッチ14(例えば、湿式多板クラッチなど)を通じてトランスミッション20に伝達される。
トランスミッション20で変速された回転動力は、プロペラシャフト22を通じてデファレンシャル23に伝達され、一対の駆動輪24にそれぞれ駆動力として分配される。
ハイブリッドシステム30は、モータージェネレーター31と、そのモータージェネレーター31に順に電気的に接続するインバーター35、高電圧バッテリー32、DC/DCコンバーター33及び低電圧バッテリー34とを有している。
高電圧バッテリー32としては、リチウムイオンバッテリーやニッケル水素バッテリーなどが好ましく例示される。また、低電圧バッテリー34には鉛バッテリーが用いられる。
モータージェネレーター31は、回転軸37に取り付けられた第1プーリー15とエンジン本体11の出力軸であるクランクシャフト13の他端部に取り付けられた第2プーリー16との間に掛け回された無端状のベルト状部材17を介して、エンジン10との間で動力を伝達する。なお、2つのプーリー15、16及びベルト状部材17の代わりに、ギヤボックスなどを用いて動力を伝達することもできる。
これらのエンジン10及びハイブリッドシステム30は、制御装置80により制御される。具体的には、HEVの発進時や加速時には、ハイブリッドシステム30は高電圧バッテリー32から電力を供給されたモータージェネレーター31により駆動力の少なくとも一部をアシストする一方で、慣性走行時や制動時においては、モータージェネレーター31による回生発電を行い、余剰の運動エネルギーを電力に変換して高電圧バッテリー32を充電する。
スリップ防止装置82は、各種処理を行うCPU、内部記憶装置、および各種インターフェースなどから構成される。
また、このスリップ防止装置82は、駆動輪24の回転速度を検出する輪速センサ98、プロペラシャフト22の回転速度に基づいてHEVの速度を検出する車速センサ99に接続されている。また、このスリップ防止装置82は、制御装置80と車載ネットワークなどの信号線を介して、制御装置80と接続されている。
スリップ防止装置82で実行される実行プログラムとしては、駆動輪24を含む車輪のいずれかにスリップが生じるか否かを判定し、それらの車輪のいずれかにスリップが生じると判定した場合に、エンジン10の出力トルクを低減するトルク低減要求Re1を発信するスリップ防止制御プログラムを例示できる。
なお、このスリップ防止装置82としては、車輪の制動ロックを防止するアンチロックブレーキング制御装置(ABS)や、車輪の加速スリップを防止するトランクションコントロール装置(TCS)や、車輪のスリップで生じそうになった不所望な車両挙動を運転操作に呼応した目標挙動に戻す横滑り防止装置(VDC)などを例示できる。
また、このスリップ防止装置82におけるトルク低減要求Re1を算出する方法においては、上記の方法に限定されない。例えば、単位時間あたりの輪速センサ98の検出値の変化に基づいてスリップ率を算出してもよい。また、天候などに応じて、HEVの走行路の摩擦係数を取得可能な地図情報取得装置を備え、その摩擦係数に基づいてトルク低減要求Re1を判定するものでもよい。
制御装置80は、各種処理を行うCPU、内部記憶装置、および各種インターフェースなどから構成される。
この制御装置80は、信号線を介してエンジン本体11の図示しないインジェクターに接続されている。また、この制御装置80は、信号線を介してアクセルペダル95の操作量をアクセル開度として検出するアクセル開度センサ96に接続されている。
制御装置80で実行される実行プログラムとしては、モータージェネレーター31のモータ制御プログラム、燃料噴射インジェクターの噴射制御プログラム、を例示できる。
このようなHEVにおいて、制御装置80が、スリップ防止装置82から送信されたトルク低減要求Re1を受信し、そのトルク低減要求Re1に基づいてエンジン10の出力トルクTeを低減する制御を行うとともに、そのエンジン10の出力トルクTeが低減するまでの間に、モータージェネレーター31で電力を発電する制御を行うように構成される。
以下、このHEVの制御方法を、図2及び図3のフロー図を参照しながらスリップ防止装置82及び制御装置80の機能として以下に説明する。なお、この制御方法は、HEVが走行中に行われるものとし、エンジン10が始動しているものとする。
図2のステップS10では、スリップ防止装置82が、駆動輪24にスリップが生じたか否かを判定する。このステップS10の一例としては以下の通りである。まず、スリップ防止装置82が、輪速センサ98の検出値や車速センサ99の検出値に基づいて駆動輪24のスリップ率を算出する。次いで、スリップ防止装置82が、そのスリップ率が予め設定された閾値以上の場合に、駆動輪24にスリップが生じると判定し、一方、閾値未満の場合に、駆動輪24にスリップが生じないと判定する。
このステップS10は、この方法に限定されない。例えば、単位時間あたりの輪速センサ98の検出値の変化に基づいてスリップ率を算出してもよい。また、天候などに応じて、HEVの走行路の摩擦係数を取得可能な地図情報取得装置を備え、その摩擦係数が予め設定された閾値以上の場合に、駆動輪24にスリップが生じると判定し、一方、閾値未満の場合に、駆動輪24にスリップが生じないと判定してもよい。
このステップS10で、駆動輪24にスリップが生じていないと判定するとスタートへ戻る。一方、駆動輪24にスリップが生じていると判定すると、ステップS20へ進む。次いで、ステップS20では、スリップ防止装置82が、エンジン10の出力トルクTeの目標値Taを算出する。
このステップS20の一例としては、スリップ防止装置82が有しているマップデータから求める方法がある。マップデータは、スリップ防止装置82の内部記憶装置に予め記憶されている。このマップデータは、各駆動輪24のスリップ率に基づいたエンジン10の出力トルクTeの目標値Taが、各駆動輪24がスリップしないように予め設定されている。つまり、このステップS20では、スリップ防止装置82が、算出したスリップ率とそのマップデータとを参照して、目標値Taを算出する。
駆動輪24にスリップが生じる場合は、スリップ率が高い場合、つまり、走行路の摩擦係数に対して駆動輪24の駆動力が大きくなっている場合である。従って、駆動輪24にスリップが生じていると判定した場合には、目標値Taは、エンジン10の出力トルクTeが低減する値となる。
このステップS20は、この方法に限定されない。例えば、走行路の摩擦係数に基づいた目標値Taが設定されたマップデータを用いてもよい。
次いで、ステップS30では、スリップ防止装置82が、トルク低減要求Re1を発信する。このステップS30は、ステップS20で算出した目標値Taをトルク低減要求Re1として車載ネットワークなどの線号線を経由させて制御装置80へ送るステップである。このステップS30でトルク低減要求Re1を発信するとスタートへ戻る。
図3のステップS40では、制御装置80が、トルク低減要求Re1を受信する。次いで、ステップS50では、制御装置80が、エンジン10の出力トルクTeを取得する。この出力トルクTeは、アクセル開度に基づいた目標トルクでもよく、燃料噴射量とエンジン回転速度とに基づいたマップデータから算出されたものでもよい。
次いで、制御装置80が、ステップS60及びステップS70の二つの制御を並列処理する。このステップS60及びステップS70は、順番に処理してもよいが、並列処理することで、トルク低減要求Re1に対する応答時間を短縮できる。さらに、ステップS60よりも先にステップS70を処理することで、トルク低減要求Re1に対する応答時間をより短縮できる。
ステップS60では、制御装置80が、燃料噴射量を減少する。このステップS60では、制御装置80が、エンジン10の出力トルクTeが目標値Taになるように、燃料噴射量を減少する。
ステップS70では、制御装置80が、モータージェネレーター31で回生発電する。このステップS70においては、エンジン10からの出力トルクTeの一部がモータージェネレーター31に伝達され、回生発電することで、駆動輪24に伝達されるトルクを低減する。つまり、このステップS70は、モータージェネレーター31の回生発電によりエンジン10のクランクシャフト13やプロペラシャフト22などの出力軸に負荷を掛けるステップである。
このステップS70では、制御装置80が、エンジン10の出力トルクTeと、トルク低減要求Re1に指示された目標値Taとの差分ΔTをゼロにするように、モータージェネレーター31で発電される電力量を調節するようにすることが望ましい。
ステップS60が処理されると、エンジン10の出力トルクTeは目標値Taに向って徐々に低下する。つまり、出力トルクTeと目標値Taとの差分ΔTも徐々に小さくなる。その徐々に小さくなる差分ΔTに応じて、モータージェネレーター31における回生量(回生制動力)を小さくすることで、駆動輪24に伝達されるトルクを不要に低減することを回避できる。このモータージェネレーター31の調整は、差分ΔTをゼロにするようにフィードバックする閉ループ制御や、エンジン10の出力トルクTeが目標値Taになるように制御する開ループ制御を例示できる。
次いで、ステップS80では、制御装置80が、出力トルクTeが目標値Taになったか否かを判定する。このステップS80で、出力トルクTeが目標値Taになっていないと判定すると、ステップS60及びステップS70へ戻る。一方、出力トルクTeが目標値Taになったと判定すると、ステップS90へ進む。
次いで、ステップS90では、制御装置80が、モータージェネレーター31を停止して、回生発電を終了する。このステップS90が完了するとスタートへ戻る。
以上のような制御を行うようにしたことで、駆動輪24にスリップが生じる場合に、エンジン10の出力トルクTeを低減するまでの間に、モータージェネレーター31により電力を発電することで、エンジン10にその発電による負荷を掛けることができる。これにより、モータージェネレーター31による発電負荷によりエンジン10から駆動輪24に伝達されるトルクの低減を促進できるので、駆動輪24のスリップを防止するための要求に迅速に応答することが可能となり、駆動輪24のスリップを防止することができる。
つまり、スリップを防止するためのエンジン10の出力トルクTeを低減する要求が発せられてから、駆動輪24の伝達されるトルクを低減するまでの時間が短縮されるので、低摩擦路における走行中の駆動輪24のスリップや始動時の駆動輪24のスリップを確実に防止することができる。
この実施形態においては、ステップS10で駆動輪24にスリップが生じたか否かを判定する例を説明したが、駆動輪24を含む全ての車輪のいずれかにスリップが生じたか否かを判定してもよい。
また、上記の実施形態においては、発電機としてモータージェネレーター31を備えたHEVを例に説明したが、発電機は、HEVのモータージェネレーター31に限定されない。この発電機としては、発電機能を有した装置であればよく、オルタネーターを例示できる。このオルタネーターは、エンジン10に無端状のベルトやチェーンで直接的に連結されるもの、トランスミッション20やプロペラシャフト22に動力取り出し機構(PTO)や減速機構を介して連結され、エンジン10に対しては間接的に連結されたものを例示できる。
10 エンジン
24 駆動輪
31 モータージェネレーター
80 制御装置
82 スリップ防止装置
Re1 トルク低減要求
Te 出力トルク
24 駆動輪
31 モータージェネレーター
80 制御装置
82 スリップ防止装置
Re1 トルク低減要求
Te 出力トルク
Claims (4)
- エンジンの動力を伝達する出力軸に接続された発電機と、駆動輪を含む車輪のいずれかにスリップが生じるか否かを判定し、それらの車輪のいずれかにスリップが生じると判定した場合に、前記エンジンの出力トルクを低減するトルク低減要求を発信する制御を行うスリップ防止装置と、制御装置と、を備えた車両において、
前記制御装置が、前記トルク低減要求を受信し、そのトルク低減要求に基づいて前記エンジンの出力トルクを低減する制御を行うとともに、そのエンジンの出力トルクが低減するまでの間に、前記発電機で電力を発電する制御を行うように構成されたことを特徴とする車両。 - 前記発電機がモータージェネレーターで構成され、前記エンジン及び前記モータージェネレーターの少なくとも一方を走行用の動力源とする請求項1に記載の車両。
- 前記制御装置が、前記エンジンの出力トルクと前記トルク低減要求で指示された目標値との差分をゼロにするように、前記発電機で発電される電力量を調節する制御を行うように構成された請求項1又は2に記載の車両。
- エンジンの駆動力が伝達される駆動輪を含む車輪にスリップが生じた場合に、前記エンジンの出力トルクを低減する車両の制御方法において、
前記車輪のいずれかにスリップが生じるか否かを判定するステップと、
それらの車輪のいずれかにスリップが生じると判定した場合に、前記エンジンの出力トルクを低減する要求を発信するステップと、
その要求に基づいて前記エンジンの出力を低減するステップと、
そのエンジンの出力トルクが低減するまでの間に、発電機で電力を発電して前記エンジンの出力トルクの低減を促進するステップと、を含むことを特徴とする車両の制御方法。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113734171A (zh) * | 2021-08-20 | 2021-12-03 | 合众新能源汽车有限公司 | 一种基于整车控制器的防打滑控制方法、装置及电子设备 |
CN113978466A (zh) * | 2021-10-25 | 2022-01-28 | 智新控制系统有限公司 | 电动汽车驱动系统的防滑控制方法及系统 |
CN115972927A (zh) * | 2023-02-22 | 2023-04-18 | 成都赛力斯科技有限公司 | 一种防滑扭矩控制方法、装置、设备及存储介质 |
-
2015
- 2015-12-24 JP JP2015252166A patent/JP2017114313A/ja active Pending
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CN113734171B (zh) * | 2021-08-20 | 2023-09-29 | 合众新能源汽车股份有限公司 | 一种基于整车控制器的防打滑控制方法、装置及电子设备 |
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