JP2017114104A - 折り畳み封書及びその製造方法 - Google Patents

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木村 義和
Yoshikazu Kimura
義和 木村
土屋 雅人
Masato Tsuchiya
雅人 土屋
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Abstract

【課題】本発明は、情報を破損する切り落とし部分がなく美観を損ねる封緘片もなく、容易に開封することができると共に開封後の表面が補強され、さらに美観が向上する折り畳み封書及びその製造方法を提供するものである。
【解決手段】封書の本体を構成する折り線から折畳まれた二葉片の内の少なくとも一方の葉片の外側に折り線を介して連続する複数の葉片が前記封書の本体を構成する二葉片の対向面間に挟み込まれる状態に折り畳まれた折り畳み封書であって、折り畳み後封書の本体を構成する二葉片の表出する面に前記折り畳み封書の天地辺からはみ出した状態でフィルムシートが被覆され、最初の開封が実行される対向葉片の開封縁辺に沿って天地辺からはみ出した状態で被覆された疑似接着フィルムシートの前記天地からはみ出した部分及び封書の本体を構成する二葉片の天地辺からはみ出したフィルムシートにより各葉片の天地辺が剥離可能に封緘されていることを特徴とした折り畳み封書により解決される。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の葉片を折り畳み剥離可能に一体化することで大量の情報を送付することが可能になる折り畳み封書とその製造方法に関する。
長尺シートを折り畳み、封書として利用する封書用シートが特開2004−131115号公報に開示されている。このものは複数の情報通信シート片を封筒本体片に折り畳み巻き込み、各片の封緘辺に形成された感圧性接着剤で封緘するものである。そして開封時に前記感圧接着剤を含む両端縁部及び封緘片を切り離し開封する。
特開2004−131115号公報
前記引用文献の封書は、封書左右の両端縁部を切り落とし、さらに封緘片を封筒本体に残したまま切り離して開封する。従って前記左右の両端縁部分まで情報の記載に供することはできず、また封緘片が残る封筒本体部分も同様なため、それだけ情報の記載量が制限される。また、前記切り落とし方式は重要な情報記載部分まで誤って破損してしまい情報の判読が不能になるばかりか開封後の美観を著しく損ねる。また封筒本体に残ったままの封緘片は保存の邪魔になり、前記切り落とし方式と同様で美観を損ねる原因になる。
本発明は上記問題に鑑み、情報を破損する切り落とし部分がなく美観を損ねる封緘片もなく、容易に開封することができると共に開封後の表面が補強され、さらに美観が向上する折り畳み封書及びその製造方法を提供するものである。
上記課題を解決するために本発明の折り畳み封書は、封書の本体を構成する折り線から折畳まれた二葉片の内の少なくとも一方の葉片の外側に折り線を介して連続する複数の葉片が前記封書の本体を構成する二葉片の対向面間に挟み込まれる状態に折り畳まれた折り畳み封書であって、折り畳み後封書の本体を構成する二葉片の表出する面に前記折り畳み封書の天地辺からはみ出した状態でフィルムシートが被覆され、最初の開封が実行される対向葉片の開封縁辺に沿って天地辺からはみ出した状態で被覆された疑似接着フィルムシートの前記天地からはみ出した部分及び封書の本体を構成する二葉片の天地辺からはみ出したフィルムシートにより各葉片の天地辺が剥離可能に封緘されていることを特徴としている。
また上記課題を解決するために本発明の折り畳み封書の製造方法は、封書の本体を構成する折り線から折畳まれた二葉片の内の少なくとも一方の葉片の外側に折り線を介して連続する複数の葉片が前記封書の本体を構成する二葉片の対向面間に挟み込まれる状態に折り畳まれた折り畳み封書であって、折り畳み後封書の本体を構成する二葉片の表出する面に前記折り畳み封書の天地辺からはみ出した状態でフィルムシートが被覆され、最初の開封が実行される対向葉片の開封縁辺に沿って天地辺からはみ出した状態で被覆された疑似接着フィルムシートの前記天地からはみ出した部分及び封書の本体を構成する二葉片の天地辺からはみ出したフィルムシートにより各葉片の天地辺が剥離可能に封緘されていることを特徴とした折り畳み封書の製造方法であって、折り線を介して横方向に複数の葉片が連接された封書シートを繰り出す繰り出し工程、繰り出された封書シートの封書の本体を構成する二葉片の折り畳み後表出する面にフィルムシート及び最初の開封が実行される対向葉片の開封縁辺の疑似接着予定面に疑似接着フィルムシートを被覆する被覆工程、フィルムシート及び疑似接着フィルムシートが被覆され長尺状に繋がった封書シートを連続的に折り畳む折り畳み工程、折り畳まれた封書シートを個別に断裁する断裁工程、個別に断裁された封書シートの疑似接着予定面及び天地辺のはみ出した各フィルムシートを剥離可能に接着する一体化工程とからなることを特徴としている。
本発明の折り畳み封書に使用される封書用紙は、上質紙、マット紙、コート紙等の一般的な用紙以外に、合成紙、不織布、合成樹脂等を使用することができる。
また本発明に使用されるフィルムシートは図13(A)に示すように、例えばポリエチレンテレフタレートや二軸延伸ポリプロピレン等の基材51の一方の面に、感熱接着剤層52を形成した公知のプリントラミネート用のものを、また疑似接着フィルムシートは前記フィルムシートの基材51の感熱接着剤層52と逆側の面に疑似接着層53を形成した公知のプリントラミネート用のものを好適に使用することができる。
前記疑似接着フィルムシートは、例えば一枚の印刷物の表面に被覆して表面の疑似接着層同士が対向する状態に折り畳み加圧或いは加熱・加圧処理を施すと、対向する疑似接着層同士が剥離可能に接着(以下疑似接着という)するものである。
本発明の折り畳み封書は、例えば封書本体を形成する二葉片及び前記二葉片の外側に折り線を介して連接されると共に内側へ折り込まれた複数の葉片からなる。そして前記封書本体を形成する二葉片の折り畳み後の表出面には、天地からはみ出した状態でフィルムシートが被覆され、また内部に折り畳まれて挟み込まれる任意の葉片の開封縁辺に沿って天地からはみ出した状態で疑似接着フィルムシートが被覆され折り畳み封書の天地の横方向の縁辺が剥離可能に封緘されている。又縦方向の縁辺は、前記内部に折り畳まれて挟み込まれる任意の葉片の開封縁辺に沿って天地からはみ出した状態で被覆された疑似接着フィルムシートにより剥離可能に封緘されている
なお、本発明の折り畳み封書の製造方法において、当初の繰り出し工程により繰り出される折り畳み封書用紙の態様は、全面的に平面に展開された状態であっても或いは複数段階ある折り畳み工程中の任意の段階まで折り畳んだ状態で繰り出されても構わない。何れにしても封筒本体を構成する二葉片の表出面と任意の疑似接着予定面に各種フィルムシートが被覆可能な段階までの折り畳みが可能である。
本発明の折り畳み封書の受取人は、当初折り畳み封書の本体を構成する二葉片を剥離して開封した後に、内部から現れる重なり合う葉片を連続的に剥離して、最終的に平面に展開することができる。そして疑似接着フィルムシート或いはフィルムシートに被覆された各種情報は前記透明或いは半透明な各種フィルムシートを透して確認でき、その他の各種フィルムシートが被覆されていない葉片面の一般情報はそのまま確認できるのである。
本発明の折り畳み封書は、封緘されている何れの縁辺も切取ることなく開封することが出来る。従って葉片の全面を情報掲載に利用することができる。また切取りに際して誤って内部の情報を破損する心配もなく本体に付着して残存する封緘片もない。
折り畳み封書の開封後の葉片表面は、個人情報が記載された葉片面はフィルムシート或いは疑似接着フィルムシートにより被覆されているため、その部分に関しては改竄の恐れがない。またフィルムシート或いは疑似接着フィルムにより補強されると共に郵送中の水濡れによる情報の破損の心配がない。
また本発明の折り畳み封書は、各葉片を剥離開封すると最終的に全面的に平面状態に展開され、さらに疑似接着フィルムシートが被覆された葉片面の艶出し或いは艶消し効果も相まって美観が著しく向上する。
(A)は折り畳み封書J1の表面図、(B)は裏面図、(C)は(A)におけるI−I線断面図である。 (A)は図1(A)におけるII−II線断面図、(B)はIII−III線断面図である。 (A)は各被覆予定面に疑似接着フィルムシートG及びフィルムシートFが被覆された状態の封書シートS1の表面図、(B)は裏面図、(C)は(A)におけるIV−IV線断面図である。 (A)は第三葉片3が折り線5から内側へ折り畳まれた封書シートS1の平面図、(B)は(A)におけるV−V線断面図である。 (A)は折り畳み封書J2の表面図、(B)は裏面図、(C)は(A)におけるVI−VI線断面図である。 (A)は各被覆予定面に疑似接着フィルムシートG及びフィルムシートFが被覆された状態の封書シートS2の表面図、(B)は裏面図、(C)は(A)におけるVII−VII線断面図である。 (A)は折り畳み封書J3の表面図、(B)は裏面図、(C)は(A)におけるVIII−VIII線断面図である。 (A)は各被覆予定面に疑似接着フィルムシートG及びフィルムシートFが被覆された状態の封書シートS3の表面図、(B)は裏面図、(C)は(A)におけるIX−IX線断面図である。 (A)は第一葉片21及び第四葉片24がそれぞれ折り線25及び27から内側へ折り畳まれた封書シートS3の平面図、(B)は(A)におけるX−X線断面図である。 (A)は折り畳み封書J4の表面図、(B)は裏面図、(C)は(A)におけるXI−XI線断面図である。 (A)は各被覆予定面に疑似接着フィルムシートG及びフィルムシートFが被覆された状態の封書シートS4の表面図、(B)は裏面図、(C)は(A)におけるXII−XII線断面図である。 (A)は第一葉片31及び第六葉片36をそれぞれ折り線37及び41から内側へ折り畳んだ封書シートS4の断面図、(B)は(A)をさらに折り線38及び40から内側へ折り畳んだ断面図である。 (A)はフィルムシートFの部分拡大断面図、(B)は疑似接着フィルムシートGの部分拡大断面図である。
以下、本発明を図面に沿って分かりやすく説明する。
[実施例1:折り畳み封書J1]
図1(A)、(B)及び(C)に示すように本実施例の折り畳み封書J1は、折り線4から折畳まれて対向する封書本体を形成する第一葉片1及び第二葉片2の間に、第二葉片2と折り線5で連接された第三葉片3が巻折り状態で折り込まれた形態となっている。そして図1(C)、図2(A)及び(B)に示すように、第一葉片1と第三葉片3が開封縁辺に沿って被覆されている疑似接着フィルムシートG同士の疑似接着により剥離可能に接着しており、それ以外の対向する葉片同士の各部分は接着することなく折り畳まれたままの状態である。
この封書は対向する第一葉片1と第三葉片3の開封縁辺に沿って被覆されている疑似接着フィルムシートG同士の間から剥離が開始され、最終的に図3(A)、(B)及び(C)に示す様に平面に展開される。なお平面展開後の折り畳み封書J1は図3(A)に示すように、第一葉片1及び第二葉片2の全面にフィルムシートFが、そして第三葉片の開封縁辺に沿った一部分が帯状に疑似接着フィルムシートGにより被覆されており、また同図(B)に示すように第一葉片1裏面の開封縁辺に沿った一部分が帯状に疑似接着フィルムシートGが被覆されている。
なお、本実施例及び以後の実施例において破線で示す折り線には、折りミシンや折り筋等の折り手段が形成されていても構わず、或いは何も施されないまま折り機等により折り畳まれても構わない。また前記折りミシンは封書用紙のみを貫通していても或いは封書用紙に被覆されている疑似接着フィルムシートの両者を貫通していても構わない。
[実施例2:折り畳み封書J1の製造方法]
図3(A)及び(B)に示すように本発明の折り畳み封書J1の製造に使用する封書シートS1は、第一葉片1、第二葉片2及び第三葉片3がそれぞれ折り線4及び5を介して横方向に連接されている。そして前記構成の封書シートS1は、公知のラミネータに積載され一枚ずつ等間隔で繰り出されると、図3(A)、(B)及び(C)に示すように疑似接着フィルムシートG及びフィルムシートFがそれぞれの予定面に被覆される。なお、図3において、便宜上単品の封書シートS1で表示しているが、前記各種フィルムシートはロールから切れ目なく繰り出されるために、被覆後の封書シートS1は前記各種フィルムシートにより連続状態となっており、そのまま下流の折り畳み工程へ送られる。
前記折り畳み工程で封書シートS1は、図4(A)及び(B)に示すように、第三葉片3を折り線5から第二葉片2側へ対向するように連続的に折り畳まれる。
なお、封書シートS1は繰り出される段階で、図4に示す片袖折り状態に折り畳んでおいても構わず、前記状態のまま表裏面の各種予定面に各種フィルムシートを被覆しても構わない。なお、折り数の多い後述する折り畳み封書J2、J3及びJ4の製造方法においても、任意の折り畳み段階で繰り出し工程から繰り出して構わない。
既述のように折り畳まれて各種フィルムシートに被覆され連続状態となった封書シートS1は、フィルムが天地からはみ出した状態で個別に断裁され、図1に示す状態(接着は実行されていない)で続く一体化工程へと送られる。
そして前記一体化工程で封書シートS1は、例えばヒータパネルと加圧ローラの組み合せからなる一体化装置(ヒートローラ等の加熱・加圧装置でも構わない)により加熱・加圧処理が施され、対向する疑似接着フィルムシートG同士が剥離可能に疑似接着されると共に、天地の縁辺からはみ出したフィルムシート同士は感熱接着剤層52に剥離可能に封緘されて折り畳み封書J1として完成される。
[実施例3:折り畳み封書J2]
図5(A)、(B)及び(C)に示すように本実施例の折り畳み封書J2は、折り線15から折畳まれて対向する封書本体を形成する第一葉片11及び第二葉片12の間に、第二葉片12と折り線16及び折り線17で連接された第三葉片13及び第四葉片14が巻折り状態で折り込まれた形態となっている。
そして図5(C)に示すように、折り畳み封書J2は第一葉片11と第三葉片13の開封縁辺に沿った一部分がそれぞれ帯状に疑似接着フィルムシートGにより被覆され、前記対向する疑似接着フィルムシートG同士が剥離可能に接着されている。また巻折り状態で重なり合う第二葉片12、第四葉片14、第三葉片13及び第三葉片13と第一葉片11の疑似接着フィルムシートGが被覆されていない部分は、それぞれ接着することなく封書の内部に折り畳まれた状態である。
この封書は対向する第一葉片11と第三葉片13の疑似接着フィルムシートG同士の間から剥離が開始され、最終的に図6(A)、(B)及び(C)に示す様に平面に展開される。なお平面展開後の折り畳み封書J2は図6(A)に示すように、第一葉片11及び第二葉片12の全面にフィルムシートFが被覆されており、第三葉片13の開封縁辺に沿った帯状の一部分が疑似接着フィルムシートGにより被覆されている。また同図(B)に示すように、第一葉片11裏面の開封縁辺に沿った帯状の一部分が疑似接着フィルムシートGにより被覆されている。
[実施例4:折り畳み封書J2の製造方法]
図6(A)に示すように本発明の折り畳み封書J2の製造に使用する封書シートS2は、第一葉片11、第二葉片12、第三葉片13及び第四葉片14がそれぞれ折り線15、16及び17を介して横方向に連接されている。そして公知のラミネータに積載され一枚ずつ繰り出されると、図6(A)、(B)及び(C)に示すように疑似接着フィルムシートG及びフィルムシートFがそれぞれの予定面に被覆される。なお前記各種フィルムシートの被覆はロールから切れ目なく繰り出されるため、順次繰り出される封書シートS2は前記各種フィルムシートに被覆されて連続状態となり下流の折り畳み工程へ送られる。
そして最初に折り線17から第四葉片14が第三葉片13の裏面側へ折り畳まれた後に、続いて折り線16から前記第四葉片14及び第三葉片13が一緒に第二葉片12の裏面側へ折り畳まれて図5に示す折り形態になる。
既述のように各種フィルムシートにより被覆され連続状態となると共に折り畳まれた封書シートS2は、各種フィルムシートが被覆された各葉片の天地からはみ出した状態で個別に断裁され、図5(A)、(B)及び(C)に示す状態で(接着は実行されていない)続く一体化工程へと送られる。
前記一体化工程では、例えばヒータパネルと加圧ローラの組み合わせからなる一体化装置(ヒートローラ等の加熱・加圧装置でも構わない)により加熱・加圧処理が施され、対向する疑似接着フィルムシートG同士が剥離可能に疑似接着一体化されて折り畳み封書J2として完成される。
[実施例5:折り畳み封書J3]
本実施例の折り畳み封書J3は図7(A)、(B)及び(B)に示すように、封書本体を形成する第二葉片22及び第三葉片23の折り畳まれた対向面間に、それぞれの葉片に連接する第一葉片21及び第四葉片24が折り畳まれて挟み込まれる観音開き折りの形態となっている。
この折り畳み封書の受取人は、第一葉片21及び第四葉片24の間に介在する疑似接着フィルムシートG同士の間から剥離を開始する。その後内側に折り畳まれていた第一葉片21及び第四葉片24を開いて図8(A)、(B)及び(C)に示すように平面に展開することができる。そして透明或いは半透明の各種フィルムシートが被覆されている面は前記各種フィルムシートを透して、或いは何も被覆されていない面はそのまま各種情報を読み取ることが出来るのである。
[実施例6:折り畳み封書J3の製造方法]
図8(A)に示すように本発明の折り畳み封書J3の製造に使用する封書シートS3は、第一葉片21、第二葉片22、第三葉片23及び第四葉片24が折り線25、26及び27を介して横方向に連接されている。そして公知のラミネータに積載され一枚ずつ繰り出されると、図8(A)、(B)及び(C)に示すように疑似接着フィルムシートG及びフィルムシートFがそれぞれの予定面に被覆される。なお前記各種フィルムシートはロールから連続的に繰り出されるために、順次繰り出される封書シートS3は前記各種フィルムシートに被覆され切れ目のない連続状態となり下流の折り畳み工程へ送られる。
折り畳み工程では初めに図9(A)及び(B)に示すように、第一葉片21が折り線25から第二葉片22裏面側へ折り畳まれると共に第四葉片24が折り線27から第三葉片23裏面側へ折り畳まれる。そしてその後に前記折り畳まれた第一葉片21と第二葉片22及び第四葉片24と第三葉片23が折り線26から第一葉片21表面及び第四葉片24表面同士が対向するように折り畳まれる。
既述の通り折り畳まれた封書シートS3は、フィルムが各葉片の天地からはみ出した状態で個別に断裁され、図7(A)、(B)及び(C)に示す状態(接着は実行されていない)となり続く一体化工程へと送られる。
前記一体化工程では、例えばヒータパネルと加圧ローラの組み合わせからなる一体化装置(ヒートローラ等の加熱・加圧装置でも構わない)により加熱・加圧処理が施され、対向する疑似接着フィルムシートG同士が剥離可能に疑似接着一体化されて折り畳み封書J3として完成される。
[実施例7:折り畳み封書J4]
本実施例の折り畳み封書J4は図10(A)、(B)及び(C)に示すように、封書本体を形成する第三葉片33及び第四葉片34の折り畳まれた対向面間に、それぞれの葉片に連接する第一葉片31と第二葉片32及び第五葉片35と第六葉片36が折り畳まれて挟み込まれる二重の観音開き折りの形態となっている。
この折り畳み封書の受取人は、図10(C)に示す第二葉片32及び第五葉片35間に介在する疑似接着フィルムシートG同士の間から剥離を開始する。その後内側に折り込まれている各葉片を開いて図11(A)、(B)及び(C)に示すように平面に展開することができる。そして透明或いは半透明の各種フィルムシートが被覆されている面は前記各種フィルムシートを透して、或いは何も被覆されていない面はそのまま各種情報を読み取ることが出来るのである。
[実施例8:折り畳み封書J4の製造方法]
図11(A)に示すように本発明の折り畳み封書J4の製造に使用する封書シートS4は、第一葉片31、第二葉片32、第三葉片33、第四葉片34、第五葉片35及び第六葉片36が折り線37、38、39、40及び41を介して横方向に連接されている。そして公知のラミネータに積載され一枚ずつ繰り出されると、図11(A)、(B)及び(C)に示すように疑似接着フィルムシートG及びフィルムシートFがそれぞれの予定面に被覆される。なお前記各種フィルムシートはロールから連続的に繰り出されるために、順次繰り出される封書シートS4は前記各種フィルムシートに被覆され切れ目のない連続状態となり下流の折り畳み工程へ送られる。
折り畳み工程で初めに封書シートS4は、図12(A)に示すように折り線37及び41から第一葉片31及び第六葉片36をそれぞれ第二葉片32裏面及び第五葉片35裏面と対向するように折り畳まれる。
続いて図12(B)に示すように、折り線38及び40から第二葉片32及び第一葉片31と第五葉片35及び第六葉片36を内側へ折り畳まれて同図(B)の状態になる。そして最終的に折り線39から二つ折りに折り畳まれるのである。
既述の通り折り畳まれた封書シートS4は、フィルムが各葉片の天地からはみ出した状態で個別に断裁され、図10(A)、(B)及び(C)に示す状態(接着は実行されていない)となり続く一体化工程へと送られる。
前記一体化工程では、例えばヒータパネルと加圧ローラの組み合わせからなる一体化装置(ヒートローラ等の加熱・加圧装置でも構わない)により加熱・加圧処理が施され、対向する疑似接着フィルムシートG同士が剥離可能に疑似接着一体化されて折り畳み封書J4として完成される。
なお本発明は上記実施例に限られるものではない。
例えば、封書の本体を構成する2葉片に連接される葉片の数や幅に制限はない。また折り畳みの形態にも制限はなく、封書の本体を構成する二葉片に挟まれて折り込まれる形態であれば巻折りやジグザグ折り及びそれらの混合形態でも構わず、また観音開き折りに関しても折り込まれる葉片の数に制限はなく、例えば封書本体を構成する二葉片の外側に連接する葉片の数が異なり非対象の形態で折り込まれていても構わない。
なお前記各実施例では、封書本体を構成する連接する2葉片のほぼ全面を一枚のフィルムシートFで連続的に被覆しているが、例えば折り線を挟んで二枚のフィルムシートFで分割して被覆しても構わない。
J1、J2、J3、J4 折り畳み封書
S1、S2、S3、S4 封書シート
G 疑似接着フィルムシート
F フィルムシート
1、2、3、11、12、13、14、21、22、23、24、31、32、33、34、35、36 葉片
4、5、15、16、17、25、26、27、37、38、39、40、41 折り線
51 基材
52 感熱接着剤層
53 疑似接着層

Claims (2)

  1. 封書の本体を構成する折り線から折畳まれた二葉片の内の少なくとも一方の葉片の外側に折り線を介して連続する複数の葉片が前記封書の本体を構成する二葉片の対向面間に挟み込まれる状態に折り畳まれた折り畳み封書であって、折り畳み後封書の本体を構成する二葉片の表出する面に前記折り畳み封書の天地辺からはみ出した状態でフィルムシートが被覆され、最初の開封が実行される対向葉片の開封縁辺に沿って天地辺からはみ出した状態で被覆された疑似接着フィルムシートの前記天地からはみ出した部分及び封書の本体を構成する二葉片の天地辺からはみ出したフィルムシートにより各葉片の天地辺が剥離可能に封緘されていることを特徴とした折り畳み封書。
  2. 封書の本体を構成する折り線から折畳まれた二葉片の内の少なくとも一方の葉片の外側に折り線を介して連続する複数の葉片が前記封書の本体を構成する二葉片の対向面間に挟み込まれる状態に折り畳まれた折り畳み封書であって、折り畳み後封書の本体を構成する二葉片の表出する面に前記折り畳み封書の天地辺からはみ出した状態でフィルムシートが被覆され、最初の開封が実行される対向葉片の開封縁辺に沿って天地辺からはみ出した状態で被覆された疑似接着フィルムシートの前記天地からはみ出した部分及び封書の本体を構成する二葉片の天地辺からはみ出したフィルムシートにより各葉片の天地辺が剥離可能に封緘されていることを特徴とした折り畳み封書の製造方法であって、折り線を介して横方向に複数の葉片が連接された封書シートを繰り出す繰り出し工程、繰り出された封書シートの封書の本体を構成する二葉片の折り畳み後表出する面にフィルムシート及び最初の開封が実行される対向葉片の開封縁辺の疑似接着予定面に疑似接着フィルムシートを被覆する被覆工程、フィルムシート及び疑似接着フィルムシートが被覆され長尺状に繋がった封書シートを連続的に折り畳む折り畳み工程、折り畳まれた封書シートを個別に断裁する断裁工程、個別に断裁された封書シートの疑似接着予定面及び天地辺のはみ出した各フィルムシートを剥離可能に接着する一体化工程とからなることを特徴とした折り畳み封書の製造方法。
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