JP2017113967A - サーマルヘッドの制御装置、これを備えたテープ印刷装置およびサーマルヘッドの制御方法 - Google Patents

サーマルヘッドの制御装置、これを備えたテープ印刷装置およびサーマルヘッドの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】印字時間に影響を与えることなく、発熱量を容易に制御することができるサーマルヘッドの制御装置を提供する。
【解決手段】サーマルヘッド10が有する複数の発熱抵抗体11−1〜11−nをオン/オフ駆動するための複数のスイッチング回路24a−1〜24a−n,24b−1〜24b−nが設けられた、複数のヘッドドライバー20a,20bを備え、1つの発熱抵抗体11−1〜11−nに対して複数のスイッチング回路24a−1〜24a−n,24b−1〜24b−nが接続されるように、サーマルヘッド10と複数のヘッドドライバー20a,20bとを接続したものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、サーマルプリンター等におけるサーマルヘッドの駆動を制御するサーマルヘッドの制御装置、これを備えたテープ印刷装置およびサーマルヘッドの制御方法に関するものである。
図8は、従来のサーマルプリンターにおけるサーマルヘッドの制御系の概要を示すブロック図である。同図に示すように、サーマルヘッド110には、複数の発熱抵抗体111−1〜111−n(nは整数)が設けられている。発熱抵抗体111−1〜111−nの一端は、電源ライン112に接続される一方、発熱抵抗体111−1〜111−nの他端は、サーマルヘッドのヘッドドライバー120の発熱体端子131−1〜131−nに接続されている。
ヘッドドライバー120は、シフトレジスター121と、ラッチ回路122−1〜122−nと、ANDゲート123−1〜123−nと、MOSトランジスター124−1〜124−nとで構成されている。この場合、シフトレジスター121には、データ入力端子132からの印刷データが供給される。ラッチ回路122−1〜122−nには、シフトレジスター121の各レジスターの出力が供給される。ANDゲート123−1〜123−nの一方の入力端には、入力端子133からストローブ信号が供給され、他方の入力端には、ラッチ回路122−1〜122−nの出力信号が供給される。また、ANDゲート123−1〜123−nの出力がMOSトランジスター124−1〜124−nのゲートに供給される。そして、発熱体端子131−1〜131−nと接地間に、MOSトランジスター124−1〜124−nが接続され、MOSトランジスター124−1〜124−nは、発熱抵抗体111−1〜111−nをオン/オフ駆動するスイッチング回路を構成している。
データ入力端子132から供給されたシリアルの印刷データは、シフトレジスター121でシリアルデータからパラレルデータに変換され、ラッチ回路122−1〜122−nにラッチされる。そして、入力端子133からのストローブ信号がハイレベルのときに、ラッチ回路122−1〜122−nからの印刷データが、ANDゲート123−1〜123−nを介してMOSトランジスター124−1〜124−nのゲートに出力される。
ここで、印刷データが「1(ハイレベル)」なら、ANDゲート123−1〜123−nの出力信号はハイレベルになり、MOSトランジスター124−1〜124−nはオンする。MOSトランジスター124−1〜124−nがオンすると、発熱抵抗体111−1〜111−nに電流が流れ、発熱抵抗体111−1〜111−nの温度が上昇する。これにより、インクリボンを介して熱転写を受ける媒体や熱エネルギーで反応する媒体に、文字や図形等のキャラクターが印刷される。
一方、特許文献1には、印字品質を安定させるために、黒色の印字率に基づいて、サーマルヘッドの発熱抵抗体の発熱量を制御することが記載されている。この場合、特許文献1に示される構成では、ストローブ信号により発熱素子(発熱抵抗体111−1〜111−n)の通電時間や通電回数を変化させ、発熱素子の発熱量を制御している。
特開平8−258313号公報
このように、特許文献1に示される構成では、発熱素子の発熱量を制御する場合、ストローブ信号により、発熱素子の通電時間や通電回数を制御している。しかし、発熱素子の通電時間や通電回数を制御すると、印刷時間にばらつきが生じ、或いは印刷画像によっては印刷時間が長くなるという問題が生じる。そこで、発熱素子の通電時間や通電回数によらずに、発熱素子の発熱量を制御することが考えられる。かかる場合に、図8のヘッドドライバー120を用いたものでは、発熱素子(発熱抵抗体111−1〜111−n)の通電時間や通電回数によらずに発熱素子の発熱量を制御することは困難である。
つまり、図8のヘッドドライバー120では、発熱抵抗体111−1〜111−nの発熱量は、発熱抵抗体111−1〜111−nに供給される電力と、発熱抵抗体111−1〜111−nの通電時間や通電回数とにより決まる。ここで、発熱抵抗体111−1〜111−nに供給される電力により発熱抵抗体111−1〜111−nの発熱量を制御するためには、発熱抵抗体111−1〜111−nに印加される電圧か、或いは発熱抵抗体111−1〜111−nを流れる電流を制御する必要がある。この電圧を制御するためには昇圧回路が必要であり、コストアップになってしまう。また、この電流を制御するためには、ヘッドドライバー120の集積回路に変更を加える必要がある。
本発明は、印刷時間に影響を与えることなく、発熱量を容易に制御することができるサーマルヘッドの制御装置、これを備えたテープ印刷装置およびサーマルヘッドの制御方法を提供することを課題としている。
本発明のサーマルヘッドの制御装置は、サーマルヘッドが有する複数の発熱素子をオン/オフ駆動するための複数のスイッチング回路が設けられたヘッドドライバーを備え、1つの発熱素子に対して複数のスイッチング回路が接続されるように、サーマルヘッドとヘッドドライバーとを接続してサーマルヘッドの制御を行うことを特徴とする。
この構成によれば、1つの発熱素子に対して複数のスイッチング回路を接続することで、発熱素子を流れる電流値を制御することができる。したがって、印刷時間に影響を与えることなく、発熱素子の温度を容易に制御することができる。
この場合、スイッチング回路は、発熱素子を定電流駆動することが好ましい。
また、スイッチング回路は、サーマルヘッドで要求される発熱量の変化量に応じた内部抵抗を有することが好ましい。
この場合、内部抵抗は、発熱量の変化量を大きくする場合には、発熱量の変化量が小さい場合に比べて大きな抵抗値とすることが好ましい。
この構成によれば、個々のスイッチング回路の内部抵抗の抵抗値を大きくすることにより、1つの発熱体に対して同時に駆動するスイッチング回路の数を変化させたときのトータルの内部抵抗の抵抗値の差を大きくできる。内部抵抗の抵抗値が大きいときには、内部抵抗を通過する電流は低減すると共に発熱素子での発熱量は低下し、内部抵抗の抵抗値が小さくなると、内部抵抗を通過する電流は増加すると共に発熱素子での発熱量は増加する。よって、発熱量の変化量を大きくする場合には、スイッチング回路の内部抵抗を発熱量の変化量が小さい場合に比べて大きな抵抗値とする。
本発明のテープ印刷装置は、上記したサーマルヘッドの制御装置と、サーマルヘッドの制御装置により制御され、印刷テープに印刷を行うサーマルヘッドと、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、発熱素子の通電時間や通電回数によらず、発熱素子の発熱量を制御できる。したがって、印刷時間に影響を与えることなく、発熱素子の温度を容易に制御することができる。言い換えれば、サーマルヘッドにおいて、高速印刷および低速印刷に応じた発熱駆動を行うことができる。
本発明のサーマルヘッドの制御方法は、サーマルヘッドが有する複数の発熱素子をオン/オフ駆動するための複数のスイッチング回路が設けられたヘッドドライバーにおいて、1つの発熱素子に対して複数のスイッチング回路が接続されるように、サーマルヘッドとヘッドドライバーとを接続し、サーマルヘッドで必要とされる発熱量に応じて同時に駆動させるスイッチング回路数を制御することを特徴とする。
この構成によれば、複数の発熱抵抗体を同時に駆動するスイッチング回路の数を制御することで、印刷時間に影響を与えることなく、発熱抵抗体の温度を制御することができる。
実施形態のテープ印刷装置における制御系のブロック図である。 第1実施形態に係るサーマルヘッドの制御系の概要を示すブロック図である。 サーマルヘッドの制御系を説明するための等価回路図(1)である。 サーマルヘッドの制御系を説明するための等価回路図(2)である。 サーマルヘッドの制御系を説明するための他の等価回路図(1)である。 サーマルヘッドの制御系を説明するための他の等価回路図(2)である。 第2実施形態に係るサーマルヘッドの制御系の概要を示すブロック図である。 従来のサーマルヘッドの制御系の概要を示すブロック図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係るサーマルヘッドの制御装置およびサーマルヘッドの制御方法を適用したテープ印刷装置について説明する。このテープ印刷装置は、サーマルヘッドを搭載したサーマルプリンターであり、サーマルヘッドにより、導入した印刷テープに印刷を行うと共に、カッターにより、印刷テープの印刷済み部分をカットして、ラベルを作成するものである。
図1は、テープ印刷装置1の制御系のブロック図である。同図に示すように、テープ印刷装置1は、サーマルヘッド10(印刷ヘッド)と、テープ送りモーター3と、カッターモーター4と、を有している。また、テープ印刷装置1は、サーマルヘッド10を駆動するヘッドドライバー20と、テープ送りモーター3を駆動する送りモータードライバー6と、カッターモーター4を駆動するカッターモータードライバー7と、を有している。そして、テープ印刷装置1は、これら各ドライバー20,6,7に接続された制御部9を有している。
制御部9は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有し、テープ印刷装置1の全体を統括制御する。例えば制御部9は、ヘッドドライバー20および送りモータードライバー6を介して、サーマルヘッド10およびテープ送りモーター3を制御し、印刷テープへの印刷を実施する。また、制御部9は、カッターモータードライバー7を介して、カッターモーター4を制御し、印刷テープの印刷済み部分のカットを実施する。
ここで、図2を参照して、第1実施形態に係るサーマルヘッド10の制御系について説明する。同図に示すように、サーマルヘッド10には、サーマルヘッド10の制御装置であるヘッドドライバー20が接続されており、ヘッドドライバー20は、第1ヘッドドライバー20aと第2ヘッドドライバー20bと、を備えている。
サーマルヘッド10には、複数の発熱抵抗体11−1〜11−n(nは整数)が配設されている。発熱抵抗体11−1〜11−nの一端は、電源ライン12に接続され、他端は、第1ヘッドドライバー20aの発熱体端子31a−1〜31a−nに接続されると共に、第2ヘッドドライバー20bの発熱体端子31b−1〜31b−nに接続されている。
第1ヘッドドライバー20aは、シフトレジスター21aと、ラッチ回路22a−1〜22a−nと、ANDゲート23a−1〜23a−nと、一例としてMOSトランジスター24a−1〜24a−nと、を有している。
シフトレジスター21aには、データ入力端子32aからの入力データが供給される。ラッチ回路22a−1〜22a−nには、シフトレジスター21aの各レジスターの出力が供給される。ANDゲート23a−1〜23a−nの一方の入力端には、ストローブ信号の入力端子33aからストローブ信号が供給され、他方の入力端には、ラッチ回路22a−1〜22a−nの出力信号が供給される。また、ANDゲート23a−1〜23a−nの出力が、MOSトランジスター24a−1〜24a−nのゲートに供給される。
そして、発熱体端子31a−1〜31a−nと接地間に、MOSトランジスター24a−1〜24a−nが接続されており、MOSトランジスター24a−1〜24a−nは、発熱抵抗体11−1〜11−nオン/オフ駆動するスイッチング回路を構成している。
同様に、第2ヘッドドライバー20bは、シフトレジスター21bと、ラッチ回路22b−1〜22b−nと、ANDゲート23b−1〜23b−nと、MOSトランジスター24b−1〜24b−nと、を有している。この場合、第2ヘッドドライバー20bの構成は、第1ヘッドドライバー20aと同様である。
第1ヘッドドライバー20aのデータ入力端子32aには、1ライン分の印刷データがシリアルデータで供給される。また、第2ヘッドドライバー20bのデータ入力端子32bには、印刷データの各ドットに対応する1ライン分の発熱制御データが供給される。そして、第1ヘッドドライバー20aの入力端子33aおよび第2ヘッドドライバー20bの入力端子33bには、共通のストローブ信号が供給される。
次に、本実施形態のテープ印刷装置1の動作について説明する。
上述のように、このテープ印刷装置1では、印刷データの他に発熱制御データが用いられる。発熱制御データは、各発熱抵抗体11−1〜11−nの発熱量をドット毎に設定するもので、印刷データのドットの位置に対応して設定されている。本実施形態の発熱制御データでは、発熱量を大とする場合には「1(ハイレベル)」とし、発熱量を小とする場合には「0(ローレベル)」としている。
第1ヘッドドライバー20aにおいては、データ入力端子32aからの印刷データは、シフトレジスター21aでシリアルデータからパラレルデータに変換され、ラッチ回路22a−1〜22a−nにラッチされる。入力端子33aからのストローブ信号がハイレベルである間、ラッチ回路22a−1〜22a−nからの印刷データがANDゲート23a−1〜23a−nを介してMOSトランジスター24a−1〜24a−nのゲートに出力される。ここで、ストローブ信号がハイレベルのときに、印刷データが「1」なら、ANDゲート23a−1〜23a−nの出力信号はハイレベルとなり、MOSトランジスター24a−1〜24a−nはオンする。これにより、発熱抵抗体11−1〜11−nに電流が流れ、ジュール熱効果により発熱抵抗体11−1〜11−nの温度が上昇する。すなわち、インクリボンを介して熱転写を受ける媒体や熱エネルギーで反応する媒体に、文字や図形等のキャラクターが印刷される。
一方、第2ヘッドドライバー20bにおいては、データ入力端子32bからの発熱制御データは、シフトレジスター21bでシリアルデータからパラレルデータに変換され、ラッチ回路22b−1〜22b−nにラッチされる。入力端子33bからのストローブ信号がハイレベルである間、ラッチ回路22b−1〜22b−nからの発熱制御データがANDゲート23b−1〜23b−nを介してMOSトランジスター24b−1〜24b−nのゲートに出力される。ここで、ストローブ信号がハイレベルのときに、発熱制御データが「1」なら、ANDゲート23b−1〜23b−nの出力信号はハイレベルになり、MOSトランジスター24b−1〜24b−nはオンする。これにより、発熱抵抗体11−1〜11−nに流れる電流が増加し、発熱抵抗体11−1〜11−nの温度が更に上昇する。これについては、以下詳細に説明する。
図3および図4は、発熱抵抗体11−1〜11−nの中の任意の1つの発熱抵抗体11−k(kは任意の整数)を抜き出し、発熱抵抗体11−kをオン/オフ駆動するスイッチング回路の部分を等価回路で示したものである。
本実施形態では、発熱抵抗体11−kの一端は電源ライン12に接続され、他端は第1ヘッドドライバー20aの発熱体端子31a−kおよび第2ヘッドドライバー20bの発熱体端子31b−kを介して、MOSトランジスター24a−kおよびMOSトランジスター24b−kの一端に接続されている(図2参照)。この場合、MOSトランジスター24a−kおよびMOSトランジスター24b−kは、発熱抵抗体11−1〜11−nをスイッチング駆動する。
ここで、発熱抵抗体11−1〜11−nが定電流駆動されているとすると、MOSトランジスター24a−kは、スイッチ51a−kと電流源52a−kとにより示され、MOSトランジスター24b−kは、スイッチ51b−kと電流源52b−kとにより示されている。また、電流源52a−kおよび電流源52b−kの電流値をIdとし、発熱抵抗体11−kの抵抗値をRtとする。
図3は、発熱抵抗体11−kに相当するドットの印刷データが「1」であり、その発熱制御データが「0」である場合を示している。この場合、第1ヘッドドライバー20aのMOSトランジスター24a−kはオンとなるが、第2ヘッドドライバー20bのMOSトランジスター24b−kはオフとなるので、スイッチ51a−kはオンとなり、スイッチ51b−kはオフとなる。したがって、この場合には、発熱抵抗体11−kは、電流源52a−kでのみ駆動されることになり、発熱抵抗体11−kに流れる電流はIdとなる。よって、発熱抵抗体11−kに供給される電力Pは、
P=Id2×Rt
となる。
これに対して、図4は、発熱抵抗体11−kに相当するドットの印刷データが「1」で、その発熱制御データが「1」である場合を示している。この場合、第1ヘッドドライバー20aのMOSトランジスター24a−kはオンとなり、第2ヘッドドライバー20bのMOSトランジスター24b−kもオンとなるので、スイッチ51a−kはオンとなり、スイッチ51b−kもオンとなる。したがって、この場合には、発熱抵抗体11−kは、電流源52a−kの電流と電流源52b−kの電流との和電流で駆動されることになり、発熱抵抗体11−kに流れる電流は、
Id+Id=2Id
となる。よって、発熱抵抗体11−kに供給される電力Pは、
P=(2Id)2×Rt
となり、発熱抵抗体11−kに供給される電力Pが増加する。
このように、第1実施形態のテープ印刷装置1では、1つのサーマルヘッド10に対して2つの第1・第2ヘッドドライバー20a,20bが設けられ、任意の1つの発熱抵抗体11−kに対して2つのスイッチング回路(MOSトランジスター24a−kおよびMOSトランジスター24b−k)が接続されるように、サーマルヘッド10と第1・第2ヘッドドライバー20a,20bとが接続されている。そして、発熱量が小のときには、発熱抵抗体11−kを1つのスイッチング回路(MOSトランジスター24a−k)のみで駆動し、発熱量が大のときには、発熱抵抗体11−kを2つのスイッチング回路(MOSトランジスター24a−k及びMOSトランジスター24b−k)で駆動する。このように、発熱抵抗体11−1〜11−nを同時に駆動するスイッチング回路の数を変更することで、発熱抵抗体11−1〜11−nのそれぞれの発熱量を制御することができる。
なお、図3および図4の例では、発熱抵抗体11−kは、電流源52a−kと電流源52b−kとにより定電流駆動されると説明したが、発熱抵抗体11−kをスイッチでオン/オフ駆動した場合でも、発熱量は制御可能である。
すなわち、図5および図6は、発熱抵抗体11−kをスイッチでオン/オフ駆動した場合の等価回路を示している(変形例)。
ここで、第1ヘッドドライバー20aのMOSトランジスター24a−kおよび第2ヘッドドライバー20bのMOSトランジスター24b−kは、単なるスイッチとして動作しているものとし、スイッチ61a−kおよび61b−kの内部抵抗62a−kおよび62b−kの値をrとする。また、電源ライン12の電圧をVとし、発熱抵抗体11−kの抵抗値をRtとする。
図5は、発熱抵抗体11−kに相当するドットの印刷データが「1」であり、その発熱制御データが「0」である場合を示している。この場合、スイッチ61a−kがオンとなり、スイッチ61b−kはオフとなる。スイッチ61a−kの内部抵抗62a−kの値はrである。よって、発熱抵抗体11−kに供給される電力Pは、
P=(V/(Rt+r))2×Rt
となる。
これに対して、図6は、発熱抵抗体11−kに相当するドットの印刷データが「1」で、その発熱制御データが「1」である場合を示している。この場合、スイッチ61a−kはオンとなり、スイッチ61b−kもオンとなる。スイッチ61a−kおよび61b−kの内部抵抗62a−kおよび62b−kの値はrである。よって、発熱抵抗体11−kの電力Pは、
P=(V/(Rt+(1/2)r))2×Rt
となり、発熱抵抗体11−kに供給される電力Pが増加する。
また、上式より、発熱量の制御を行うためには内部抵抗rが必要であり、また、発熱抵抗体11−kの発熱量の制御量は内部抵抗rに依存することになる。発熱量の変化量を大きくする場合には、内部抵抗rを大きな抵抗値とすればよく、発熱量の変化量を小さくする場合には、内部抵抗rを小さな抵抗値とすればよい。内部抵抗rは、要求される発熱量の変化量に応じて設定される。
このように、第1実施形態に係るテープ印刷装置1では、サーマルヘッド10の各発熱抵抗体11−1〜11−nの発熱量をドット毎に設定することができる。また、サーマルヘッド10の各発熱抵抗体11−1〜11−nの発熱量を設定できることにより、以下のような制御が可能となる。
(1)黒が連続する間のドットでは熱記録媒体(インクリボンを介して熱転写を受ける媒体や熱エネルギーで反応する媒体)への蓄熱量が大きいので、発熱抵抗体の発熱量を下げて、印刷品質を安定化させる。また、黒が連続する間のドットでは、過加熱によるインクリボンのリボン切れ等の発生が生じ易い。そこで、黒が連続する間のドットでは、発熱抵抗体の発熱量を下げることで、過加熱を防ぎ、インクリボンのリボン切れ等の発生を抑制する。また、黒が連続する印字パターンの際に発生する過加熱による印刷不良やインクリボン切れ等を防ぐため、連続する印刷データから最適な発熱量を求め、発熱抵抗体の発熱量を可変制御する。
(2)発熱抵抗体の細かい発熱量の調整により、消費電力の低減を図る。
(3)使用開始時や周囲温度が低い場合には、発熱抵抗体の発熱量を上げて、印刷品質の向上を図る。
(4)発熱抵抗体の発熱量を制御することで、階調を表現する。
(5)温度により変色するインクを使用することで、カラー印刷を実現する。
その他、温度により加工できる印刷媒体を用い、一部の発熱抵抗体を過加熱にすることで、サーマルヘッド10を用いた製品加工を行うことが考えられる。例えば、一部の発熱抵抗体を過加熱にすることで、印刷媒体(印刷テープ、インクリボン)を切断すること或いは穴明け(ミシン目)することが考えられる。
なお、図2の例では、1つのサーマルヘッド10の各発熱抵抗体11−1〜11−nに対して、2つの第1・第2ヘッドドライバー20a,20bを接続することで、サーマルヘッド10の各発熱抵抗体11−1〜11−nの発熱量を2段階に制御できるようにしている。勿論、1つのサーマルヘッド10の各発熱抵抗体11−1〜11−nに対して、更に複数のヘッドドライバーを接続すれば、更に、多段階に、各発熱抵抗体11−1〜11−nの発熱量を制御することができる。例えば、1つのサーマルヘッド10の各発熱抵抗体11−1〜11−nに対して、3個のヘッドドライバー20を接続すれば、同時に駆動するスイッチング回路の数に応じて、発熱抵抗体11−1〜11−nの発熱量を3段階に制御することができる。
また、例えば、温度により変色するインク(サーモクロミック材料)を使用し、1つのサーマルヘッド10の各発熱抵抗体11−1〜11−nに対して、3個のヘッドドライバー20を接続し、各ヘッドドライバー20に、三原色(C(シアン),M(マジェンタ),Y(イエロー))の印刷データを供給し、各ヘッドドライバー20の発熱量を可変制御することで、三原色印刷に対応できる。
次に、図7を参照して、第2実施形態に係るサーマルヘッド10の制御系について説明する。同図に示すように、この実施形態では、1つおきの発熱抵抗体11−1、11−3、…に対して2つのヘッドドライバー20a,20bを接続する一方、発熱抵抗体11−2、11−4、…については、1つのヘッドドライバー20aを接続している。他の構成については、第1実施形態と同様である。
第1実施形態と異なり、この実施形態では、1つおきの発熱抵抗体11−1、11−3、…のみ2つの第1・第2ヘッドドライバー20a,20bを接続しているため、1つおきのドットに対してのみ発熱量が制御することができる。特に、印刷品質を安定させるために発熱量を制御する場合には、全てのドットに対して発熱量を制御する必要はなく、1つおきのドットに対してのみ発熱量を制御する構成としても、十分にその効果を期待することができる。
また、この実施形態の場合には、発熱量の制御に用いる第2ヘッドドライバー20bのドット数を、印刷データの制御に用いる第1ヘッドドライバー20aのドット数より少なくすることができる。このため、機器の小型化やコストダウンが可能となる。例えば、第1ヘッドドライバー20aが128ドットであれば、第2ヘッドドライバー20bとしては、64ドットのものを用いることが可能になる。
また、第1実施形態では、印刷データの制御に用いる第1ヘッドドライバー20aと、発熱量の制御に用いる第2ヘッドドライバー20bとを別々に用意しているが、この場合には、発熱量の制御に用いる第2ヘッドドライバー20bは、別途特別に用意する必要はない。例えば、サーマルヘッド10のドット数が96ドットで、集積回路として用意されているヘッドドライバー20のドット数が64ドットの場合、2個の64ドットの第1・第2ヘッドドライバー20a,20bを使って96ドッドのサーマルヘッド10をスイッチング駆動することになる。この場合、(128−96=32)ドット分だけ、余剰が生じる。この余剰となる32ドット分のスイッチング回路を、発熱量の制御に用いるヘッドドライバー20として有効活用することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば、テープ印刷装置1以外のサーマルプリンターにも適用可能である。
1…テープ印刷装置、10…サーマルヘッド、11−1〜11−n…発熱抵抗体、20…ヘッドドライバー、20a…第1ヘッドドライバー、20b…第2ヘッドドライバー、24a−1〜24a−n,24b−1〜24b−n…MOSトランジスター。

Claims (6)

  1. サーマルヘッドが有する複数の発熱素子をオン/オフ駆動するための複数のスイッチング回路が設けられたヘッドドライバーを備え、
    1つの発熱素子に対して複数のスイッチング回路が接続されるように、前記サーマルヘッドと前記ヘッドドライバーとを接続してサーマルヘッドの制御を行うことを特徴とするサーマルヘッドの制御装置。
  2. 前記スイッチング回路は、前記発熱素子を定電流駆動することを特徴とする請求項1に記載のサーマルヘッドの制御装置。
  3. 前記スイッチング回路は、サーマルヘッドで要求される発熱量の変化量に応じた内部抵抗を有することを特徴とする請求項1に記載のサーマルヘッドの制御装置。
  4. 前記内部抵抗は、発熱量の変化量を大きくする場合には、発熱量の変化量が小さい場合に比べて大きな抵抗値とすることを特徴とする請求項3に記載のサーマルヘッドの制御装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載のサーマルヘッドの制御装置と、
    前記サーマルヘッドの制御装置により制御され、印刷テープに印刷を行うサーマルヘッドと、を備えたことを特徴とするテープ印刷装置。
  6. サーマルヘッドが有する複数の発熱素子をオン/オフ駆動するための複数のスイッチング回路が設けられたヘッドドライバーにおいて、
    1つの発熱素子に対して複数のスイッチング回路が接続されるように、前記サーマルヘッドと前記ヘッドドライバーとを接続し、
    サーマルヘッドで必要とされる発熱量に応じて同時に駆動させるスイッチング回路数を制御することを特徴とするサーマルヘッドの制御方法。
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