JP2017113537A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
また、演出表示上で、大入賞口と普通入賞口の何れの入賞かを、個々に報知するようにしても、遊技者は通常、大当りの契機とならない普通入賞口に注意を払うことがないため、上記報知を異ならせたとしても、多くの遊技者が該報知の意味を理解するのは容易ではなかった。
そこで本願発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、大当り遊技中の賞球が大入賞口および普通入賞口の何れに起因するかを判別可能とした遊技機を提供することを課題としてなされたものである。
このように構成することで、払い出しの契機発生となる専用の検出手段を備える必要がなくなり、製造コストおよび制御負担を軽減することができる。
すなわち、この遊技機は、少なくとも第1遊技領域に始動口を、また第2遊技領域に普通入賞口及び大入賞口を備え、普通入賞検出手段により検出された遊技球を滞留可能な滞留装置を更に備え、滞留装置は、大当り中に遊技球を滞留すると共に、大当り終了に基づいて滞留を解除し、普通入賞検出手段により検出されても賞球を即時付与せず遅延し、滞留装置の滞留が解除されることに基づいて賞球を付与する賞球遅延手段を備える、ように構成しても良い。
これにより、普通入賞検出手段による検出に起因した賞球払い出しを、滞留解除の発生まで遅延するので、該遅延の処理を制御的に実現でき、賞球払い出しの契機となる新たな検出手段すなわち検出装置を設ける必要がなく、コストを低減することができる。
また、このように賞球の付与を確実に遅延させることで、大当り中の賞球の払い出しを、大入賞口と普通入賞口で容易に区分することができる。
また、大当り中は大入賞口の賞球を加算表示し、大当り終了後に普通入賞口に入賞した遊技球の滞留を解除してから普通入賞口の賞球を加算して表示し、さらに、普通入賞口に入賞した遊技球の解除を遊技者に視認可能とするので、遊技者に賞球の区別を判りやすくさせることができる。
また、視認可能な滞留解除のタイミングで、普通入賞口の賞球を加算して表示することで、該加算表示が普通入賞口への入賞を契機とすることを容易に認識できる。また、大入賞口への入賞を契機とする加算表示との判別が更に容易となる。
なお、前記参考例の遊技機において、滞留装置は、第2遊技領域の普通入賞口に入賞した遊技球のみを滞留可能とするようにしても良い。このように構成することにより、大当り中に開放する大入賞口と同じ第2遊技領域に設けられた普通入賞口のみ滞留可能としたので、大当り中の入賞球の内、普通入賞口への入賞球を特別に且つ明確に、遊技者に区分させることができる。
本発明を適用した実施形態の遊技機たるパチンコ機1は、図1に示すように、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠10にて構成の各部を保持する構造としてある。外枠10には、左側の上下の位置に設けたヒンジ101を介して、板ガラス110が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)11および図略の内枠が開閉可能に設けてある。なお、これら前枠11および前記内枠はシリンダ錠18により外枠10に閉鎖ロックされ、シリンダ錠18に所定の鍵を挿入し、鍵を時計回りに操作して前記内枠を開放するようになし、反時計まわりの操作により前枠11を開放する。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2(図2)が設けてある。
下皿13は上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
センターケース200には中央に演出図柄表示装置21(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設されている。またセンターケース200には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋(遊技球通路)、ステージなどが設けられている。
本実施系形態では、左遊技領域20Lを狙うには発射ハンドル14を操作して遊技球を弱めに発射する「左打ち」を行い、一方、右遊技領域20Rへは遊技球を強く発射する「右打ち」を行うことで、発射強度の調整によって打ち分けが可能となっている。
よって「右打ち」の遊技において普図の当否抽選(普図当否判定)が可能である。
第1始動口24は、「右打ち」の遊技により、普電役物の開放時において、入球可能である。
なお、本実施形態では、普通図柄は通常遊技状態中には当選しない構成(図5の普通図柄当り確率を参照)となっているので、通常遊技状態以外の遊技状態、例えば開放延長遊技状態中において、普通電動役物の開放が実施される。
振分装置600は、第1普通入賞口601を内蔵すると共に、上方に向かって開口した開口部から遊技球を取り込み、該取り込んだ遊技球を右排出口から後述する大入賞口25の右斜め上方の遊技領域20に排出するか、第1普通入賞口601へ誘導するか、又は、左排出口から該振分装置600の左側の遊技領域20であって、大入賞口25の左斜め上方の遊技領域20に排出するか、の何れかに振り分け可能となっている。
なお、図示しないが、遊技釘4は、遊技領域20の他の箇所にも多数植設されて、遊技領域20を流下する遊技球の流下経路に影響を与えることが可能となっている。
なお、本実施形態では、左遊技領域20Lを流下してきた遊技球が、大入賞口25には入球不能な構成となっている。図示しないが、例えば、遊技釘4が大入賞口25の左側から上方に向かって列設されて、左遊技領域20Lからの遊技球が大入賞口25の上方に到達不能とする障害として機能するように構成しても良いし、他の構成によって実現しても良い。
前記第2始動口35は第1の特別図柄(以下、単に第1特図、特1、第1特別図柄等と呼称する場合がある)の抽選(特図当否判定)を実行する始動口である。第2始動口35へ遊技球が入球すると複数種類の乱数が抽出され、抽出された乱数は第1特図の保留記憶として記憶される。
すなわち、第1特図は、第2始動口35への入球に起因して変動表示され、その後に確定表示されることによって、大当りとなるか否かの結果を報知するものである。
すなわち、第2特図は、第1始動口24への入球に起因して変動表示され、その後に確定表示されることによって、大当りとなるか否かの結果を報知するものである。
なお、本実施形態のパチンコ機1では、通常遊技状態では、「左打ち」により左遊技領域20Lへの遊技球の発射が、また、確変遊技状態や、普通電動役物の開放延長機能も発動する開放延長状態(時短遊技状態とも呼称する)、さらに大当り遊技状態においては、「右打ち」により右遊技領域20Rへの遊技球の発射が、其々、遊技者に推奨されるように構成されている。
すなわち本実施形態では、後述する、各種有利状態(第1〜2有利状態)にあるときは、「右打ち」による遊技が推奨される。
第1特図表示装置27Aは、第2始動口35への入球に因り第1特別図柄を変動表示し、第2特図表示装置27Bは、第1始動口24への入球に因り第2特別図柄を変動表示する。第1特図保留数表示装置271は、第1特別図柄に係る保留記憶数を表示し、第2特図保留数表示装置272は、第2特別図柄に係る保留記憶数を表示する。普通図柄表示装置28は、普通図柄始動口22Aへの遊技球の通過に因り普通図柄を変動表示し、普図保留数表示装置281は、普通図柄に係る保留記憶数を表示する。
また、パチンコ機1の裏側には、主制御装置40、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射制御装置44、電源基板45が設けられている。
発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかしこれに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
また、主制御装置40は、振分ソレノイドを駆動することで、本実施形態の振分装置600が具備する振分部材604(後述する図25および図26参照)による振分駆動を行う。
払出制御装置41は、裏配線中継端子板530や払出中継端子板534を介して球タンク31が空状態になったことを検出する球切れSW520、遊技球が払い出されたことを検出する払出SW522、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯SW523等の検出信号が入力される。主制御装置40から送られてくるコマンドに応じて払出モータ521を稼働させて遊技球を払い出させる。また、CRユニット端子板535を介してCRユニット16と電気的に接続され、精算表示装置173を介して球貸および精算SW171,172による貸出要求、精算要求の操作信号を受け付け、CRユニット60とデータを送受し、貸出要求信号に応じて払出モータ521を稼働させて貸球を払い出させ、CRユニット60に挿入されているプリペイドカードの残高表示を制御する。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更にサブ統合制御装置42は、演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する装飾演出や特図の装飾図柄の表示態様のコマンドを送信することにより、遊技の進行に係る演出表示を行う。
パチンコ機1は、通常遊技状態(低確率遊技状態、または通常状態とも呼称)にて推奨される左打ちを行うことで、第2始動口35への入球があると、これに起因して第1特図用の乱数値が抽出され、該乱数値に基づいて第1特図の当否判定を行い、第1特図表示装置27Aにおいて第1特図の図柄変動、演出図柄表示装置21において第1特図に対応する装飾図柄の図柄変動を開始する。
第1始動口24への入球があると、これに起因して第2特図用の乱数値が抽出され、該乱数値に基づいて第2特図の当否判定を行い、第2特図表示装置27Bにおいて第2特図の図柄変動、演出図柄表示装置21において第2特図に対応する装飾図柄の図柄変動を開始する。
そして、大当り遊技後に移行する遊技状態として、後で詳述する3種類の遊技状態を備える。すなわち、通常状態、第1〜2有利状態を備える。これらの遊技状態は、各々、確変機能及び開放延長機能の、少なくとも何れか一方が作動する、又は何れも作動しない状態である。第1有利状態は、確変機能及び開放延長機能が共に作動する状態であり、第2有利状態は、開放延長機能のみが作動する状態であり、そして、通常状態は、何れも作動しない状態である。
なお、これら何れの遊技状態に移行するかは、大当りとなった第1又は第2特図の図柄種別に基づく。この点についても、後で詳述するものとする。
また、本実施形態のリミッタカウンタは、上述したように、第1〜第2有利状態に移行する大当りとなる毎にカウントアップする。つまり、確変機能が作動する第1有利状態に移行する場合だけではなく、開放延長機能のみが作動する第2有利状態であってもカウントアップする。
確変機能(確率変動)の作動確率は、第1特図(特1)及び第2特図(特2)は、共に30%である。
開放延長機能の作動確率は、第1特図(特1)及び第2特図(特2)は、共に65%である。
賞球は、第2始動口35への入賞では3個であり、第1始動口24への入賞では1個であり、第1普通入賞口601、第2普通入賞口26への入賞時には4個であり、大入賞口25の入賞時には15個の賞球が払出される。
また、本実施形態では、普図の当選確率は、通常時には、10分の0で当選することがない設定となっており、開放延長時には約1とされる。
なお、普図の通常時の当選確率を0/10とする構成に限定せず、所定の当選確率に設定した上で、当選しても普通電動役物を非作動とするように構成しても、普通図柄始動口22Aを無効にして入球に係る抽選自体を実行しないように構成しても良い。
普電役物の開放動作(時間)は、非開放延長遊技状態において通常0.2秒間で、開放延長遊技状態においては1秒の開放動作が3回行われることで、計3.0秒間に設定されている。普電役物の開放延長は、開放延長フラグに1が設定されていることを条件に実行するよう構成されている。
なお、第1特図および第2特図の平均変動時間に係る説明は、後で図7及び図8を参照して説明する。
図6(a)は、第1特図の大当り時の振り分け内容を、図6(b)は、第2特図の大当り時の振り分け内容を示している。
先ず、図6(a)に示すように、本実施形態の第1特図は、大当り図柄として、特図1−図柄1〜3を備える。
大当りと判定された場合、特図1−図柄1は、30/100の割合で選択され、また、特図1−図柄2又は特図1−図柄3が、共に35/100の割合で選択される。
また、第1特図の何れの大当り図柄で当たった場合でも、大当り遊技状態は、6Rが付与される。
「特図1−図柄2」で大当りした場合、大当り後には、第2有利状態に移行する。「第2有利状態」は、開放延長機能のみが100回に及ぶ変動表示の終了まで維持される状態である。
「特図1−図柄3」で大当りした場合、大当り後には、通常状態(通常遊技状態)に移行する。「通常状態」は、確変機能及び開放延長機能の何れも作動しない状態である。なお、リミッタカウンタが上限値(例えば、5)に到達した状態、すなわちリミッタ作動時において大当りした場合は、大当り後に当該通常状態に移行するよう構成されている。
大当りと判定された場合、特図2−図柄1は、30/100の割合で選択され、また、特図2−図柄2又は特図2−図柄3が、共に35/100の割合で選択される。
また、第2特図の何れの大当り図柄で当たった場合でも、大当り遊技状態は、15Rが付与される。つまり、上述した第1特図で大当りした場合よりも、大きな利得を獲得可能となっている。
「特図2−図柄2」で大当りした場合、大当り後には、第2有利状態に移行する。「第2有利状態」は、開放延長機能のみが100回に及ぶ変動表示の終了まで維持される状態である。
「特図2−図柄3」で大当りした場合、大当り後には、通常状態(通常遊技状態)に移行する。
図7(a)は、通常状態(低確率時且つ開放延長機能の未作動時(時短無し時))において、第1特図と第2特図に共通の変動パターンテーブル00である。通常状態中に第2始動口35、及び第1始動口24の何れに入球しても、該変動パターンテーブル00が参照される。平均変動時間は、約12.0秒が設定されている。
また、図7(b)は、第1有利状態(高確率時且つ開放延長機能の作動時(時短有り時))であり、且つリミッタ未作動時において参照される変動パターンテーブル01である。平均変動時間は、約6.0秒が設定されている。
また、図7(c)は、第1有利状態(高確率時且つ開放延長機能の作動時(時短有り時))であり、且つリミッタ作動時において参照される変動パターンテーブル02である。平均変動時間は、3.0秒が設定されている。
また、図8(a)は、第2有利状態(低確率時且つ開放延長機能の作動時(時短有り時))において、リミッタ作動の有無に関係無く参照される変動パターンテーブル03である。平均変動時間は、約8.0秒が設定されている。
例えば、リミッタ作動時において第2有利状態であるときに参照される変動パターンテーブル03は、同じくリミッタ作動時において第1有利状態であるときに参照される変動パターンテーブル02よりも、平均変動時間が長く設定されている。
また、リミッタ作動時において第1有利状態であるときに参照される変動パターンテーブル02は、リミッタ未作動時において同じく第1有利状態であるときに参照される変動パターンテーブル01よりも、平均変動時間が短く設定されている。
図9は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、「メインルーチン」は本処理(S100〜S110,S115)と残余処理(S111)とで構成され、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(S100)。この判断はRAMの特定アドレスに特定の数値が書き込まれているか否かに基づいて行われ、ここで否定判断(S100:no)なら初期設定(S115)を実行する。前述の正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
なお、入賞確認処理(S107)では、第1普通入賞口SW602、第2普通入賞口SW507、第1始動口SW504、第2始動口SW503A、普図作動SW505、カウントSW508、振分検出SW603、普通払出検出SW614等の検出があったか否かの確認処理を実行する。
図10に示す「始動入賞確認処理1」は前記入賞確認処理(S107)のサブルーチンで、第2始動口35、又は第1始動口24への入球があれば(S200:yes)、入球に対応する第1特図又は第2特図の保留記憶が満杯か確認する(S201)。このように、先の割込みから今回の割込みの間に発生した始動入賞が、第1特図及び第2特図の何れの特別図柄によるものかによって、S200及びS201は個別に対応して処理を実行するように構成されている。本実施形態における記憶可能な保留記憶数は第1特図、第2特図いずれも4個である。
すなわち、本実施形態の抽出乱数保留記憶処理(S202)は、第2始動口35への入球に起因して上記複数の乱数値(第1特図に係る数値データ)を抽出し、第1始動口24への入球に起因して上記複数の乱数値(第2特図に係る数値データ)を抽出する。
第2特図に保留記憶があれば、S312にて、第2特図(特2)の保留記憶の保留記憶数を減算し、保留記憶のシフト処理を行い(S312)、S313に処理を移行する。
第1特図に保留記憶があれば、S311bにて、第1特図(特1)の保留記憶の保留記憶数を減算し、保留記憶のシフト処理を行い(S311b)、S313に処理を移行する。
このように、本実施形態では、第1特図に対して第2特図が優先し、さらに該シフト処理により対象となる特図の保留記憶のうち最も古い保留記憶が当否判定の対象となる。
すなわち、S314、及びS315は、第2始動口35又は第1始動口24への入球に起因して抽出した複数の乱数値に基づいて、所定の抽選確率(上述した、例えば1/200又は1/20)により、大当りとするか否かの当否判定を実行する処理である。
また、高確率遊技状態中には確変フラグに1が設定されていることでS314が実行され、低確率遊技状態(通常遊技状態又は開放延長遊技状態)中には1が設定されていないことでS315が実行される。
S318の処理では、前記当否判定の対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて、特1図柄表示装置27A、特2図柄表示装置27B、及び演出図柄表示装置21に表示される第1又は第2特図に係る大当り用の変動時間などといった変動パターンを決定する、当り変動パターン決定処理を実行する。
また、大当りとなる場合には、S320にて状態指定コマンドを送信する構成に限らず、大当り遊技前のインターバル処理終了時に状態指定コマンドを送信するようにしてもよい。
一方、確定図柄表示時間が終了したことを確認すると(S330:yes)、確定図柄表示終了の処理(S331)により特1図柄表示装置27A又は特2図柄表示装置27Bの確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。
そして大当り開始演出処理(S340)によりサブ統合制御装置42へ大当り演出を開始させるようにコマンド(大当り演出開始コマンド)を送信し、本処理を終了する。
S332の処理で、大当りになる組合せでなければ(S332:no)、本処理を終了する。
当該処理では、リミッタが作動(直前の大当りによってリミッタカウンタが上限値(例えば、5)となってリミッタフラグに1が設定された状態)しているか否か、また、現在の状態が何れの有利状態であるか、によって、参照する変動パターンテーブルを異ならせ、延いては異なる変動パターンを選択決定する処理である。
主制御装置40は、「ハズレ変動パターン決定処理1」のS500で、リミッタフラグに0が設定されているか否かを判定する(S500)。すなわち、直前の大当りによってリミッタカウンタが上限値(例えば、5)となったか否かの判定を行い、肯定判定であれば(S500:yes)、S530に処理を移行し、否定判定であれば(S500:no)、S505に処理を移行する。
なお、リミッタフラグは、1が設定されていることにより、大当り後に有利状態に移行する大当りの連続した状態が上限に達したことを示すフラグである。
主制御装置40は、S535にて、変動パターンテーブル01を参照して変動パターンを選択して、本処理を終了する。
また、主制御装置40は、S540で、第2有利状態であるか否かの判定を行い、肯定判定であれば(S540:yes)、S545に処理を移行し、否定判定であれば(S540:no)、S580に処理を移行する。
主制御装置40は、S545にて、変動パターンテーブル03を参照して変動パターンを選択して、本処理を終了する。
主制御装置40は、S510にて、変動パターンテーブル02を参照して変動パターンを選択して、本処理を終了する。
また、主制御装置40は、S515で、第2有利状態であるか否かの判定を行い、肯定判定であれば(S515:yes)、S520に処理を移行し、否定判定であれば(S515:no)、S580に処理を移行する。
主制御装置40は、S520にて、変動パターンテーブル03を参照して変動パターンを選択して、本処理を終了する。
本実施形態のリミッタフラグは、リミッタカウンタが5となる大当りが、確変機能が作動せず開放延長機能のみが作動する第2有利状態に移行する大当りであっても1が設定される。そのため、S505〜S520によって、第1有利状態に移行するときにはS510で、また第2有利状態に移行するときにはS520で、異なる変動パターンテーブルが参照される。
このように構成することで、第2有利状態すなわち確変機能が付与されず、開放延長機能だけが100回に亘って付与される状態にあるときは、変動パターンテーブル02よりも平均変動時間の長い変動パターンテーブル03が参照される。これによって、「確変時と比較して100回の変動中に当たる可能性が低いので、100回の開放延長期間をじっくりと時間をかけて楽しみたい」という遊技者心理に適した遊技を提供することができる。
また、第1有利状態すなわち確変機能及び開放延長機能が共に10000回に亘って付与される状態にあるときは、変動パターンテーブル03よりも平均変動時間の短い変動パターンテーブル02が参照される。これによって、「10000回までに当たることは略確定しているが、当たっても通常当りであって確変を期待することは出来ないので、速やかに当ててしまいたい」という遊技者心理に適した遊技を提供することができる。
このように構成することで、第1有利状態すなわち確変機能及び開放延長機能が共に10000回に亘って付与される状態にあるときは、上述したリミッタ作動時の変動パターンテーブル02よりも平均変動時間の長い変動パターンテーブル01が参照される。これによって、「テンポよく変動を消化しつつ、確変機能や開放延長機能の作動する大当りを獲得出来るか否かを楽しみたい」という遊技者心理に適した遊技を提供することができる。
主制御装置40は、「大当り設定処理」のS600で、リミッタフラグに1が設定されているか否かを判定する(S600)。すなわち、今回大当りと判定されたことで後に実行される大当り遊技状態が、リミッタで括られる1セットの内の最終回目(例えば、6回1セットの場合に、初回から5回目までを除く6回目)の大当りであるか否かを判定する。
肯定判定であれば(S600:yes)、S605に処理を移行し、否定判定であれば(S600:no)、S620に処理を移行する。
これにより、大当り遊技状態の終了後、開放延長機能が非作動、確変機能が非作動の、「通常遊技状態」に移行するよう構成されている。
なお、リミッタフラグに1が設定されていればS610及びS615が実行される構成によって、リミッタが作動している状態で大当りすると、図柄の種別に関係なく、大当り後の遊技状態を通常遊技状態に移行させることができ、これによって、過度に連続した有利状態の発生を、リミッタ機能によって制限するようになっている。
すなわち、「特図1−図柄3」または「特図2−図柄3」であれば、大当り遊技状態の終了後、開放延長機能が非作動、確変機能が非作動の、「通常遊技状態」に移行するよう構成されている。
これにより、大当り遊技状態の終了後、開放延長機能が作動、確変機能が作動の、「第1有利状態」に移行するよう構成されている。
これにより、大当り遊技状態の終了後、開放延長機能が作動、確変機能が非作動の、「第2有利状態」に移行するよう構成されている。
なお、確変設定フラグは、1が設定されていることで、大当り遊技後に確変フラグに1を設定する契機となるフラグであり、開放延長設定フラグは、1が設定されていることで、大当り遊技後に開放延長フラグに1を設定する契機となるフラグである。
主制御装置40は、「有利状態変更処理」のS700で、開放延長フラグが1か否かを判定し(S700)、肯定判定であれば(S700:yes)、S705にて開放延長カウンタに1加算してS710に処理を移行し、否定判定であれば(S700:no)、S730に処理を移行する。
このように「有利状態変更処理」を構成することで、実行上限回数の定められた確変機能や開放延長機能が終了した場合に、通常状態への移行を行うようにすることができる。
図18に示すように、「特別遊技処理1」は、先ず、役物連続作動装置が作動中か確認し(S400)、作動中であれば(S400:yes)、S401の処理で大入賞口25が開放中か確認する。
S401の処理で大入賞口25が開放中でなければ(S401:no)、インターバル中か確認し(S402)、インターバル中でなければ(S402:no)、大当り終了演出中か確認し(S403)、大当り終了演出中でなければ(S403:no)、大当り開始演出時間が経過したか確認し(S404)、大当り開始演出時間が経過していれば(S404:yes)、S405の大入賞口開放処理で、サブ統合制御装置42に大当り開始演出終了コマンドを送信して、且つ大入賞口25を開放し、S406に処理を移行する。
滞留開始処理は、大当り遊技状態の開始に伴い、振分装置600の滞留室609が具備する滞留弁615を、退避位置から進出位置に変位(図31参照)させて、滞留解除状態から滞留状態に変化させる処理である。なお、本実施形態では、大当り遊技状態以外の状態では、滞留室609は滞留解除状態に維持され、大当り遊技状態中においてのみ滞留状態に維持されるようになっている。
「滞留中フラグ」は、1が設定されていることで、滞留室609が滞留状態に維持されていることを示すフラグである。
また、「大当り中フラグ」は、1が設定されていることで、大当り遊技状態中であることを示すフラグである。
なお、本実施形態では、S407で「滞留中フラグ」に1を設定し、S408で「大当り中フラグ」に1を設定すると、各ステップにてこの旨を示すコマンドを、サブ統合制御装置42および払出制御装置41に送信する。
滞留終了処理は、大当り遊技状態の終了に伴い、振分装置600の滞留室609が具備する滞留弁615を、進出位置から退避位置に変位(図31参照)させて、滞留状態から滞留解除状態に変化させる処理である。
一方、最終ラウンドでなければ、(S415:no)、大入賞口25の開放処理(S419)を実行してリターンする。
なお、本実施形態では、S418で「滞留中フラグ」に0を設定すると、該ステップにてこの旨を示すコマンドを、サブ統合制御装置42および払出制御装置41に送信する。
すなわち、主制御装置40は、S430にて開放延長設定フラグに1が設定されているか否かを判定して(S430)、設定されていれば(S430:yes)、開放延長フラグに1を設定し(S435)、S440にて確変設定フラグに1が設定されているか否かを判定して(S440)、設定されていれば(S440:yes)、確変フラグに1を設定し(S445)、S447に処理を移行する。
すなわち、本実施形態のS447では、大当り遊技後に、第1〜第2有利状態の何れかに移行するか否かを判定して、肯定判定であればリミッタカウンタをインクリメントする。本実施形態のリミッタカウンタは、第2有利状態すなわち開放延長機能のみが作動して確変機能が作動しない有利状態となる場合であっても、カウントアップするリミッタカウンタとして構成されている。リミッタカウンタは、これによって、大当り後に通常状態に移行する大当りでない限り、何れかの有利状態に移行する大当りに関して、連続した移行回数をカウントする。
リミッタカウンタは、大当り遊技状態が終了する都度、1ずつ加算処理することで、有利状態へ移行する大当りが連続する期間の終了契機となるリミッタフラグの設定時期を確定するためのカウンタである。
S455でリミッタカウンタのカウント値が上限値に到達したか否かを判定して、肯定判定であれば、リミッタフラグに1を設定することで、大当り後に何れかの有利状態に移行する大当りの連続移行回数を、予め定めた上限回数で制限することが出来るようになっている。
すなわち、S460で「1」が設定されたリミッタフラグは、上述した「大当り設定処理」(図16)のS600で判定されて、S605にて0にリセットされ、併せて開放延長設定フラグおよび確変設定フラグに0が設定される。これにより、リミッタカウンタが上限値に達した大当りの次に発生した大当りは、通常状態に移行する大当りとすることで、有利状態に移行する大当りの連続移行を終了させるものである。
すなわち、S447で否定判定すなわち今回の大当りが大当り後に通常状態に移行する大当りである場合、リミッタカウンタのカウントアップを行わず、さらに、既に連続した移行が行われている途中であれば、リミッタカウンタに設定された数値をクリアする。
なお、本実施形態では、S485で「大当り中フラグ」に0を設定すると、該ステップにてこの旨を示すコマンドを、サブ統合制御装置42および払出制御装置41に送信する。
通常遊技中において、第2始動口35又は第1始動口24への入球に基づいて、当否判定処理(図12)のS315で当否判定が行われた結果が大当りとなり、大当り図柄が「特図1−図柄1」である場合に、大当り設定処理(図16)のS630及びS640が実行されて、大当り遊技後に第1有利状態に移行することが決定されると、演出表示態様は、図21(a)に示すように、第1特図又は第2特図に対応した装飾図柄210が、演出図柄表示装置21にて変動表示され、リーチ表示態様を経て(図21(b))、「777」の大当り図柄で確定表示される(図21(c))。併せて、図21(c)に示すように、大当り表示213、今回の大当りが確変機能又は開放延長機能の何れかを作動させる大当りの初回、すなわちリミッタ回数6回の内の1回目である旨を報知する連チャン状況表示214、各有利状態へ移行可能な大当りの最大連続移行回数を報知する連チャン上限表示215、及び、有利な期間であるチャンスタイムが開始される旨を報知するチャンスタイム開始表示216等が表示される。
大当り遊技が実行され(図21(d))、終了すると(図21(e))、図21(f)に示すように、有利状態表示220が、「高確/サポ有」と示されることで、第1有利状態に制御されていることを報知する。なお、この際、参照される変動パターンテーブルは、リミッタフラグに1が立っていない状態で且つ、第1有利状態であることから、「ハズレ変動パターン決定処理1」(図15)のS535が実行されて、変動パターンテーブル01が参照される。
変動パターンテーブル01の平均変動時間は、通常状態の変動パターンテーブル00に比較して短く設定されており、テンポよく変動が消化するようになっており、更なる有利な大当りを獲得しようとする遊技者を焦らすことがなく、当該状態における遊技者心理に合致した展開を提供可能となっている。
さらに、遊技者の挑戦意欲を掻き立てるために、キャラクタ211のコメント表示219として「イケ、イケ!!」と表示している。
大当り遊技が実行され、終了すると(図22(b))、図22(c)に示すように、有利状態表示221が、「高確/サポ有」と示されることで、第1有利状態に制御されていることを報知する。なお、この際、参照される変動パターンテーブルは、リミッタフラグに1が立っていない状態で且つ、第1有利状態であることから、「ハズレ変動パターン決定処理1」(図15)のS535が実行されて、変動パターンテーブル01が参照される。
大当り遊技が実行され、終了すると(図22(e))、図22(f)に示すように、有利状態表示223が、「低確/サポ有」と示されることで、第2有利状態に制御されていることを報知する。なお、この際、参照される変動パターンテーブルは、リミッタフラグに1が立っていない状態で且つ、第2有利状態であることから、「ハズレ変動パターン決定処理1」(図15)のS545が実行されて、変動パターンテーブル03が参照される。
変動パターンテーブル03の平均変動時間は、通常状態の変動パターンテーブル00に比較して短く、且つ変動パターンテーブル01及び02よりも長く設定されている。低確率であるので強い期待を抱くことは出来ないものの、開放延長機能が作動するので、通常状態よりもテンポよく変動を消化できつつ、確変機能が作動している状態よりも時間をかけてじっくりと有利な当りを引き当てることを期待して遊技することができる。
したがって、遊技者に落胆することなく、じっくりと挑戦することを促すために、キャラクタ211のコメント表示224として「じっくり狙っていこう!!」と表示している。
今回の大当りが、「特図2−図柄1」又は「特図2−図柄2」が選択され、且つ5回目であることから、「特別遊技処理1」(図20)のS460によりリミッタフラグに1が設定され、リミッタが作動する。
なお、このとき参照される変動パターンテーブルは、大当り遊技後に実行される「ハズレ変動パターン決定処理1」(図15)のS510により、変動パターンテーブル02が選択される。変動パターンテーブル02の平均変動時間は、リミッタ未作動時且つ第1有利状態時に選択される変動パターンテーブル01に比較して短く設定されている。
ところで、リミッタが作動した第1有利状態では、高確率である為、いずれ当たることは略確定している。しかし、リミッタが作動した状態であるため、次の大当りは確変機能や開放延長機能が作動しない、通常大当りとなることが決まっている。そのため、遊技者は、有利な大当りを獲得することへの期待感を抱くことが出来ない。したがって、速やかに大当りを引き当てて当該状態を終了させたい、と遊技者は願うようになる。
本実施形態では、他の変動パターンテーブルよりも平均変動時間の短い変動パターンテーブル02を参照することで、変動時間を極めて短くし、当該状態における遊技者心理に合致させるようにしている。
なお、このとき参照される変動パターンテーブルは、大当り遊技後に実行される「ハズレ変動パターン決定処理1」(図15)のS520により、変動パターンテーブル03が選択される。変動パターンテーブル03は、リミッタ未作動時且つ第2有利状態時においても選択される。また、変動パターンテーブル03の平均変動時間は、通常状態の変動パターンテーブル00に比較して短く、且つ変動パターンテーブル01及び02よりも長く設定されている。低確率であるので強い期待を抱くことは出来ないものの、開放延長機能が作動するので、通常状態よりもテンポよく変動を消化できつつ、確変機能が作動している状態よりも時間をかけてじっくりと有利な当りを引き当てることを期待して遊技することができる。
ところで、リミッタが作動した第2有利状態では、低確率である為、大当りとなることを強く期待することは出来ない。また、開放延長機能も100回を上限回数として、これを超えると作動が停止してしまう。そのため、遊技者は「大当りが期待出来ないながらも、開放延長期間中は多様な演出を、時間をかけて楽しみたい」、という感情を抱くことになる。これは、上述したリミッタ作動時且つ第1有利状態時に変動パターンテーブル02を参照する場合に抱く感情とは、全く異なるものである。
本実施形態では、平均変動時間が、変動パターンテーブル00よりも短く、且つ、変動パターンテーブル02よりも長い変動パターンテーブル03を参照することで、当該状態における上記遊技者心理に合致させるようにしている。
以上が、本実施形態における表示態様の一例に係る説明である。
以下、本実施形態の要部について説明する。
本実施形態は上述したように、大入賞口25と同じ右遊技領域20Rに、第1普通入賞口601を内蔵した振分装置600が設けられ、さらに振分装置600は第1普通入賞口601に入球した遊技球を視認可能に滞留する滞留室609を備えており、振分装置600は取り込んだ遊技球を第1普通入賞口601又は大入賞口25へ振り分け可能に構成され、該滞留室609は大当り遊技状態中に限って滞留状態(滞留中)となることで、大当り遊技状態中において第1普通入賞口601に入球した遊技球の滞留状態を、遊技者に視認容易とする点を第1の特徴点としている。
また、前記滞留状態は、大当り遊技状態の終了に基づいて滞留解除状態に移行する点を第2の特徴点としている。
さらに、大当り遊技状態中に第1普通入賞口601に入球したことに基づく賞球は、前記滞留解除状態に移行してから付与される点を第3の特徴点とするものである。
これらの特徴点に係る具体的な構成および作用効果について、以下詳述する。
[振分装置の構成について]
先ず図24は、振分装置600の内部構造を説明するための模式図で示している。
振分装置600は、上部に前記開口部を、右下部に前記右排出口を、さらに左側部に左排出口を備える。開口部から下方に向かう取り込み流路606は、該取り込み流路606の下端において、右排出口へ連通する右流路608と、左排出口に連通する左流路607に分岐してなる。
先ず、滞留室609は、図示断面形状にて後方に向かって延設された空間として形成され、前面部は透過性素材で形成されることで、内部に滞留された遊技球を遊技者が視認可能となるように構成されている。
該滞留室609の最前部且つ天井部には、上述した第1普通入賞口601と連通する取り込み口が開口されてなる。
滞留室609の床部610は、左方向に向けた僅かに下り傾斜し、且つ、後方すなわちパチンコ機1内部方向に向かって僅かに下り傾斜して、滞留室609内に滞留する遊技球が該滞留室609の左側且つ後方の隅部に向けて転動容易となるように形成されている。
滞留室609の左側且つ後方の隅部には、滞留した遊技球が下方に落下可能な滞留球排出口611が開設されている。
滞留球排出部材612の下部には、滞留球排出路613を流下してパチンコ機1の内部に向けて排出される遊技球を検出する普通払出検出SW614が設けられている。
詳述すると、滞留弁615は、退避変位したとき、滞留弁615の右側先端部が滞留球排出路613を流下する遊技球の障害とならないよう、右側先端部が滞留球排出路613の左側壁部に近接する退避位置(図24参照)まで退避可能に構成されている。
また、退避位置に退避した滞留弁615は、滞留弁ソレノイド511が駆動することによって進出変位すると、退避位置から右方向に向かって進出変位して、滞留弁615の右側上面部が滞留球排出口611から滞留球排出路613に向けて流下しようとする遊技球の障害となるよう、右側先端部が滞留球排出路613の右側壁部に近接する進出位置(図26参照)まで進出可能に構成されている。
なお、本実施形態の滞留弁615は、大当り遊技状態における滞留状態となった場合、すなわち上述した「滞留中フラグ」に1が設定されている期間中のみ、進出位置に維持されて、それ以外の期間では退避位置に維持される。
図25および図26を参照して、振分装置600の作用を説明する。図25は、滞留解除中に制御されている場合の振分装置600の作用を説明する説明図であり、図26は、滞留中に制御されている場合の振分装置600の作用を説明する説明図である。図25に示す滞留解除中は、本実施形態では、大当り遊技状態中以外の遊技状態における状態であり、図26に示す滞留中は、本実施形態では、大当り遊技状態中に限定された状態である。
滞留室609に流入した遊技球は、滞留弁615が退避位置に維持されている滞留解除中において、滞留室609の左後方の隅部に設けられた滞留球排出口611に向けて下り傾斜して形成される床部610上を転動して、滞留球排出口611に落下し、滞留弁615に阻害されることなく、滞留球排出路613を流下し、該流下の途中で普通払出検出SW614に検出された後、機内に取り込まれる。
但し、左流路607に誘導された遊技球は、稀に第1普通入賞口601に入賞することなく、左排出口から排出されて、右遊技領域20Rへ戻される。
滞留室609に流入した遊技球は、滞留弁615が進出位置に維持されている滞留中において、滞留室609の左後方の隅部に設けられた滞留球排出口611に向けて下り傾斜して形成される床部610上を転動する。転動後に最初に滞留球排出口611に落下した遊技球は、滞留弁615の上面部まで落下して停止(滞留)する。該停止させられた遊技球に続いて第1普通入賞口SW602にて検出された他の遊技球は、滞留室609の左後方の隅部から、右前方の隅部に向けて徐々に滞留される。なお、上述したように本実施形態の滞留室609の前面部は透過性素材により形成されていることにより、遊技球の滞留状態を遊技者は視認可能となっている。
なお、こうして滞留された遊技球は、進出位置にある滞留弁615により落下が阻害されているため、普通払出検出SW614に未検出の状態にある。つまり、この滞留された遊技球は、第1普通入賞口SW602により検出され、且つ、普通払出検出SW614により未検出の状態にある。
そして、滞留された遊技球が、普通払出検出SW614により検出されるためには、滞留弁615が退避位置に変位して滞留解除中への移行を待たねばならない。滞留が解除されると、遊技者は、滞留室609の前面部を介して、滞留された遊技球が減少して行く態様(後述する図31(c)および図32(a)参照)を視認することで、滞留が解除されたことを容易に認識することができる。
但し、左流路607に誘導された遊技球は、稀に第1普通入賞口601に入賞することなく、左排出口から排出されて、右遊技領域20Rへ戻される。
また、大当り遊技状態における滞留中には、第1普通入賞口601に入賞した、すなわち第1普通入賞口SW602にて検出された遊技球を、滞留室609に滞留させ、滞留解除されるまで遊技者に滞留態様を視認可能となるよう作用する。
なお、本実施形態において、滞留状態は、大当り遊技状態中においてのみ発生するので、大当り遊技状態以外の遊技状態では、第1普通入賞口601に入球して第1普通入賞口SW602にて検出された遊技球は、その後、滞留室609に滞留されることなく、即時、普通払出検出SW614に検出されて、パチンコ機1の機内に取り込まれるよう作用する。
次に、主制御装置40が実行する振分部材駆動制御処理について、図27を参照して説明する。
図27は、主制御装置40による振分部材駆動制御処理の制御内容を示すフローチャートである。
先ず、振分部材駆動制御処理が開始されると、主制御装置40は、S850で、振分検出SW603の検出があったか否かを判定し(S850)、肯定判定であれば(S850:yes)、S855に処理を移行し、否定判定であれば(S850:no)、本処理を終了する。
「振分フラグ」は、1が設定されていることによって、振分ソレノイド605が駆動を開始し停止するまでの状態にある、換言すれば、振分部材604が右方向に傾斜した誘導態様(図25(a)および図26(a)参照)に制御された状態にあることを示すフラグである。逆に、0が設定されていることによって、振分ソレノイド605が駆動を停止している状態にある、換言すれば、振分部材604が左方向に傾斜した誘導態様(図25(b)および図26(b)参照)に制御された状態にあることを示すフラグである。
「振分カウンタ」は、振分部材604が左方向に傾斜した誘導態様にある状態で、振分検出SW603に検出された遊技球の個数、すなわち、右流路608を流下して右排出口に誘導された遊技球の個数をカウントするためのカウンタである。
振分ソレノイド605の駆動が開始されると、振分部材604が左方向から右方向に傾斜した誘導態様に変化し、駆動停止されるまで、当該誘導態様を維持する。
この点を詳述すると、本実施形態では、図2に示したように、右遊技領域20Rに普通電動役物が設けられている。該普通電動役物に入球しなかった遊技球は、振分装置600の上方に右上り傾斜で設けられた1列の遊技釘群と、センターケース200の右側壁によって、振分装置600に誘導される。センターケース200の右側壁により、振分装置600の左側領域には、遊技球が通過不能となっている。但し、右側の遊技釘群に誘導される遊技球は、途中の釘列が寸断された間隙からごく稀に振分装置600の右側領域に流下する場合がある。このような構成により、普通電動役物に入球しなかった遊技球の殆どが、振分装置600に取り込まれるように配置されている。
さらに、振分装置600に取り込まれた遊技球の1/4は、ごく稀に左排出口へ流下する場合があるものの、高い確率で第1普通入賞口601に入賞するよう構成されている。
これによって、開放延長遊技状態中に右打ちされて、普通電動役物に1個の遊技球が入球した場合、1個の賞球が戻される。
また、普通電動役物に入球しなかった遊技球は殆どが振分装置600に取り込まれ、取り込まれた遊技球の4個に1個は、第1普通入賞口601に入賞して、4個の賞球となるので、4個発射して4個が戻されることとなる。このような構成となっていることで、本実施形態では、開放延長遊技状態中に、ベースを1に近い数値且つ1を僅かに下回る数値に維持することが可能となっている。ベースが1を下回る要因は、上記右側の遊技釘群の釘列が寸断された間隙からごく稀に遊技球が零れる場合と、振分装置600に取り込まれた遊技球の1/4の内でごく稀に左排出口へ流下する場合とが発生する構成によるものである。
さらに、振分装置600によって、開放延長遊技状態中に上記ベースを維持しつつ、普通電動役物への入球すなわち、特別図柄の当否判定の契機を継続的に発生させることが可能となっている。
また、ごく稀に、振分装置600に取り込まれた遊技球の1/4の内、第1普通入賞口601に入賞せず、左排出口から排出された遊技球も、大入賞口25への入賞の可能性の高い位置に排出されることで、大当り遊技の消化効率を向上させる。
本実施形態では、右遊技領域20Rの同一流下経路上に、普図始動口22A、普通電動役物(第1始動口24)、及び大入賞口25、に加えて、第1普通入賞口601を内蔵した振分装置600を、上記位置に設けることによって、右打ちが推奨される開放延長遊技状態や大当り遊技状態における獲得賞球数の向上や、大当り遊技消化の効率の向上を実現できる。
図28は、主制御装置40による「出入エラー処理」の制御内容を示すフローチャートである。
本実施形態の「出入エラー処理」は、上述した「メインルーチン」(図9)の入賞確認処理(S107)の1モジュールとして構成されている。なお、これに限らず、不正監視処理(S110)の1モジュールとして構成するようにしても良いし、他の処理のモジュールとしても良い。
上述したように本実施形態では、振分装置600の第1普通入賞口601に入球した遊技球は、第1普通入賞口SW602に検出された後、滞留室609を介して、普通払出検出SW614に検出されて、パチンコ機1の機内に取り込まれる。しかし、大当り遊技状態終了後の滞留解除状態であるにも拘らず、遊技球が滞留室609内に残留してしまう場合も想定される。当該「出入エラー処理」は、このような異常状態を検知して、これをエラーとして制御するための処理である。
「滞留中フラグ」は、上述したように、特別遊技処理1(図18)の大当り遊技開始時に実行されるS407にて1が設定され、同じく特別遊技処理1(図19)の大当り終了演出時に実行されるS418にて0にリセットされるフラグである。
すなわち、第1普通入賞口SW602に検出された遊技球が、未だ普通払出検出SW614されていないか否かを判定することで、遊技球が例えば滞留室609内に残留しているか否かを判定する。
なお、図示しないが、「出入エラー判定用検出カウンタ」を備える。「出入エラー判定用検出カウンタ」は、第1普通入賞口SW602の検出が発生するとカウント値をインクリメント処理し、普通払出検出SW614の検出が発生するとカウント値をデクリメント処理されるカウンタである。S805では、該「出入エラー判定用検出カウンタ」のカウント値が、0ではないか否かの判定を行うよう構成されている。なお、他の構成により出入エラーを判定するようにしても良い。例えば、第1普通入賞口SW602と普通払出検出SW614の個々にカウンタを備え、両カウンタを対比して不一致か否かを判定するようにしても良い。
「エラータイマーカウンタ」は、第1普通入賞口SW602と普通払出検出SW614について、検出カウント数に係る不一致状態の継続時間を計時するためのカウンタである。
前記所定値は、例えば10秒間に相当するカウント値が設定される。該カウント値は、適宜変更可能である。
本実施形態のエラー制御処理では、前枠11に設けられた枠側装飾ランプ113及びLED類の発光部材を所定の異常報知態様にて発光制御することによって、エラー状態にあることを周知可能となっている。なお、このような発光部材の発光態様によるエラー報知に限定せず、音声や画像表示などを、適宜組み合わせて報知するようにしてもよい。
また、本実施形態では、エラー制御処理を、上述した異常状態が「エラータイマーカウンタ」によって所定時間が経過するまで継続した場合に限って実行するようにしたことで、検出カウント数に係る不一致状態が正常な範囲の時間、すなわち滞留室609内を遊技球が流下するのに要する時間だけ維持されたような場合には、エラー報知を行わないようにすることができ、エラー報知の正確性、及び信頼度を向上させることができる。
すなわち、エラー制御処理(S820)の実行後、又は、検出カウント数に係る不一致状態が正常な範囲の時間中に解消された場合(S805:no)には、「エラータイマーカウンタ」をリセットする。
図29は、主制御装置40からの制御信号(コマンド)に基づいて、払出制御装置41が実行する「普通入賞口払出遅延制御処理」の制御内容を示すフローチャートである。
払出制御装置41は、S900で、「大当り中フラグ」に1が設定されているか否か、すなわち主制御装置40から当該内容のコマンドを受信したか否かを判定し(S900)、肯定判定であれば(S900:yes)、S905に処理を移行し、否定判定であれば(S900:no)、本処理を終了する。
上述したように、「大当り中フラグ」は、1が設定されていることで、大当り遊技状態中であることを示すフラグであり、「特別遊技処理1」(図18)のS408で1が設定され、同じく「特別遊技処理1」(図20)のS485で0クリアされるフラグである。
すなわち、S905では、「滞留中フラグ」に1が設定される(S407)のに併せて「滞留開始処理」(S406)が実行されることで滞留室609が滞留状態となっているか、或いは、「滞留中フラグ」に0が設定される(S418)のに併せて「滞留終了処理」(S417)が実行されることで滞留室609が滞留解除状態となっているか、を判定する。
「普通獲得賞球数払出用カウンタ」は、遊技球が第1普通入賞口601に入賞して、第1普通入賞口SW602で検出されたことに起因して、払出されることとなる賞球数に相当するカウント値を、滞留状態が解除されるまで積算するためのカウンタである。
「普通獲得賞球数払出用バッファ」は、「普通獲得賞球数払出用カウンタ」が加算処理される都度、該カウント値を格納するためのバッファである。
このように、S925では、滞留状態が解除されてから初めての普通払出検出SW614の検出が発生したか否かを判定するようになっている。
すなわち、S930では、滞留中に第1普通入賞口SW602での検出に基づいて発生し蓄積された賞球を払出す。なお、本実施形態では、滞留解除状態に移行してから最初に普通払出検出SW614にて遊技球を検出したことに基づいて、滞留中に払出しを遅延していた賞球の全てを一時に払い出すよう構成されている。
このように、本実施形態の払出制御装置41は、大当り遊技状態且つ滞留状態において、第1普通入賞口SW602にて検出されても、当該検出に基づいて即時払出しを行わず、当該検出に基づく賞球数を蓄積して、大当り遊技状態の終了に伴い滞留解除状態へ移行すると、普通払出検出SW614の検出に基づいて、前記払出しを遅延して蓄積されてきた賞球を、払出すものである。
これにより、滞留解除状態への移行によって滞留室609内に滞留された遊技球が減少する際、滞留された遊技球に起因した賞球を払出す処理を行うことができる。したがって、大当り遊技中における獲得賞球のうちの、第1普通入賞口601への入賞に起因した賞球を、遊技者は容易に認識することができる。また、第1普通入賞口601への入賞に起因した賞球と、大当り遊技中の大入賞口25への入賞に起因して即時払出される賞球との区別が、遊技者にとって容易となる。
図30は、主制御装置40からの制御信号(コマンド)に基づいて、サブ統合制御装置42が実行する「大当り時獲得賞球数表示制御処理1」の制御内容を示すフローチャートである。
サブ統合制御装置42は、S1000で、「大当り中フラグ」に1が設定されているか否か、すなわち主制御装置40から当該内容のコマンドを受信したかを判定し(S1000)、肯定判定であれば(S1000:yes)、S1020に処理を移行し、否定判定であれば(S1000:no)、本処理を終了する。
なお、カウントSW508の検出信号は、上述した主制御装置40による「メインルーチン」(図9)のS107にて、サブ統合制御装置42に送信される検出信号である。
「大当り獲得賞球数表示用カウンタ」は、遊技球が大入賞口25に入賞して、カウントSW508で検出されたことに起因して、払出されることとなる賞球数に相当するカウント値を、積算するためのカウンタである。
「大当り獲得賞球数表示用バッファ」は、「大当り獲得賞球数表示用カウンタ」が加算処理される都度、該カウント値を格納するためのバッファである。
これにより、サブ統合制御装置42は、大当り遊技状態中において、大入賞口25への入賞の都度、即時、大入賞口25への入賞に起因した賞球数の累積値を表示する。
なお、第1普通入賞口SW602の検出信号は、上述した主制御装置40による「メインルーチン」(図9)のS107にて、サブ統合制御装置42に送信される検出信号である。
「普通獲得賞球数表示用カウンタ」は、遊技球が第1普通入賞口601に入賞して、第1普通入賞口SW602で検出されたことに起因して、払出されることとなる賞球数に相当するカウント値を、滞留状態が解除されるまで積算するためのカウンタである。
「普通獲得賞球数表示用バッファ」は、「普通獲得賞球数表示用カウンタ」が加算処理される都度、該カウント値を格納するためのバッファである。
本実施形態では、滞留状態中に第1普通入賞口601に入賞しても、該入賞に基づく賞球数は即時表示されることなく、滞留状態が解除されるまで表示が遅延され、滞留状態中に表示が遅延される賞球数は全て累積して、「普通獲得賞球数表示用バッファ」に記憶される。
なお、普通払出検出SW614の検出信号は、上述した主制御装置40による「メインルーチン」(図9)のS107にて、サブ統合制御装置42に送信される検出信号である。
このように、本実施形態のサブ統合制御装置42は、大当り遊技状態中の滞留状態中において、第1普通入賞口SW602への入賞に起因して発生した賞球数の表示を遅延し、滞留解除状態へ移行して普通払出検出SW614の検出が発生したことに基づいて、累積していた賞球数を演出図柄表示装置21に表示する。
これにより、滞留解除状態への移行によって滞留室609内に滞留された遊技球が減少する際、滞留された遊技球に起因した賞球数を表示する処理を行うことができる。したがって、大当り遊技中における獲得賞球数のうちの、第1普通入賞口601への入賞に起因した賞球数を、遊技者は容易に認識することができる。また、第1普通入賞口601への入賞に起因した賞球数と、大当り遊技中の大入賞口25への入賞に起因して即時(随時)表示される賞球数との区別が、遊技者にとって容易となる。
「表示時間カウンタ」は、普通獲得賞球数の表示時間を計時するためのカウンタである。
なお、所定値は、5秒間に相当する数値に限定せず、これより多くても少なくても、適宜変更可能である。
「合計獲得賞球数処理」は、例えば5秒間に亘って普通獲得賞球数の表示が実行された後、該普通獲得賞球数と大当り獲得賞球数の合算値、すなわち大当り遊技状態中における第1普通入賞口601と大入賞口25への入賞に基づいて発生した賞球数の合計値(合計賞球数)を、演出図柄表示装置21に表示する処理である。
このように、本実施形態のサブ統合制御装置42は、大当り遊技状態中の滞留解除状態中において、普通獲得賞球数の表示が所定時間に亘って実行されたことに基づいて、該普通獲得賞球数と大当り獲得賞球数の合算値となる賞球数を演出図柄表示装置21に表示する。
これにより、遊技者は、随時表示される大当り獲得賞球数と、これとは別に所定時間に亘る普通獲得賞球数の表示によって、両者を個別に区分して認識できる。また、該認識が行われるに充分な所定時間の経過を待って、両獲得賞球数の合算値を表示するので、当該大当り遊技状態において獲得した総賞球数を一括して認識することにより、より大きな利得を得たという満足感を、遊技者に与えることができる。
上述したような本実施形態の「普通入賞口払出遅延制御処理」および「大当り時獲得賞球数表示制御処理1」を備えるパチンコ機1の、大当り遊技中における演出表示態様について、以下に図31および図32を参照して説明する。なお、図31および図32は、大当り遊技状態中の各状態における、演出図柄表示装置21で実行される演出表示例と、振分装置600の状態説明図である。
先ず、本実施形態のパチンコ機1で、大当り遊技が開始されて大当り開始演出が終了すると、主制御装置40は「特別遊技処理1」(図18)の「滞留開始処理」(S406)によって、滞留弁ソレノイド511を駆動することで、滞留弁615を退避位置から進出位置に変位(図31(a)の矢印方向への変位)させることで、滞留室609を滞留解除状態から滞留状態に変化させる。これによって、大当たり遊技中に滞留室609は遊技球を滞留可能な状態となる。
また、主制御装置40は、S406の実行に伴い、S407およびS408を実行することで、滞留中フラグおよび大当り中フラグに1を設定する。
サブ統合制御装置42は、大当り中フラグに1が設定されたことで、「大当り時獲得賞球数表示制御処理1」(図30)のS1020以降の処理を実行する。
また、払出制御装置41は、滞留中フラグおよび大当り中フラグに1が設定されたことで、「普通入賞口払出遅延制御処理」(図29)のS910〜S920の処理を実行するが、S925〜S940の処理は実行しない。
大当り遊技の開始時すなわち、大入賞口25および第1普通入賞口601の何れにも未だ入賞していない状態において、演出図柄表示装置21では図31(a)に示すように、ラウンド数表示227に「1R」、状態表示231に「大当りスタート」、さらに、大当り獲得賞球数表示228に「0個」の表示が行われる。
また、振分部材604が左方向に傾斜した誘導態様を維持している期間では、振分装置600に取り込まれた遊技球は、大入賞口25に入賞する。この際、大入賞口25への入賞に起因した大当り獲得賞球は、即時払出される。一方、第1普通入賞口601への入賞に起因した普通獲得賞球は、「普通入賞口払出遅延制御処理」(図29)のS905で肯定判定の状態にあるため、払出し処理(S930)の処理が遅延される。
また、大入賞口25への入賞に起因した大当り獲得賞球数の表示は、「大当り時獲得賞球数表示制御処理1」(図30)のS1020〜S1035の実行によって即時行われるが、一方、第1普通入賞口601への入賞に起因した普通獲得賞球数の表示は、「大当り時獲得賞球数表示制御処理1」(図30)のS1040で肯定判定の状態にあるため、「普通獲得賞球数表示処理」(S1075)の処理が遅延される。
例えば、大当り遊技が15ラウンドまで進行すると、演出図柄表示装置21では図31(b)に示すように、ラウンド数表示227に「15R」、状態表示231に「大当り中」、さらに、大当り獲得賞球数表示228に「1950個」の表示が行われる。
滞留室609が滞留解除状態に変化すると、滞留していた遊技球は流下を開始し、普通払出検出SW614に検出される。
サブ統合制御装置42は、滞留中フラグに0が設定されたことで、「大当り時獲得賞球数表示制御処理1」(図30)のS1040が否定判定となり、S1065以降の処理を実行する。すなわち、普通獲得賞球数が未表示であれば、普通払出検出SW614の検出信号を受信次第、S1075によって普通獲得賞球数表示処理を行う。
また、払出制御装置41は、滞留中フラグに0が設定されたことで、「普通入賞口払出遅延制御処理」(図29)のS905が否定判定となり、S925以降の処理を実行する。すなわち、普通払出検出SW614の検出信号を受信次第、S930によって普通獲得賞球を払出し処理する。換言すれば、払出制御装置41は、滞留状態が解除されるまで、普通獲得賞球の払出しを遅延する。さらに、払出制御装置41は、普通払出検出SW614によって遊技球が検出されるまで、普通獲得賞球の払出しを遅延する。
演出図柄表示装置21では図31(c)に示すように、状態表示231に「大当り終了!!」、大当り獲得賞球数表示228に「2025個」、さらに、普通獲得賞球数表示229に「200個」の表示が行われる。
このように、滞留状態の解消される状態を視認可能としつつ、普通獲得賞球数表示229、および、普通獲得賞球の払い出し処理を、同時に行うことで、大当り遊技中の獲得賞球として、第1普通入賞口601への入賞に起因した普通獲得賞球を、大入賞口25に起因した大当り獲得賞球とは明確に区別して遊技者に認識させることが可能となる。
演出図柄表示装置21では図32(a)に示すように、大当り獲得賞球数表示228に「2025個」、普通獲得賞球数表示229に「200個」、さらに、合計獲得賞球数表示230に「大当り中の合計獲得賞球数は2225個!!」の表示が行われる。
このように、本実施形態では5秒間に亘って、大当り獲得賞球数と普通獲得賞球数を個別に表示して遊技者に認識させた後で、さらに、当該大当り中における両獲得賞球数の合算値を表示することで、より大きな利得を獲得した満足感を遊技者に与えることが可能となっている。
本願発明に係る他の実施形態として、次に第二実施形態を説明する。本実施形態は、上述した第一実施形態とは、普通獲得賞球の払い出しを遅延しない点、また、「滞留開始処理」および「滞留終了処理」を主制御装置40ではなくサブ統合制御装置42が実行する点等において、相違する。
すなわち、本実施形態の「特別遊技処理1」は、S406、S407、S408、S417、S418、およびS485を備えない。さらに、本実施形態では、第一実施形態の「大当り時獲得賞球数表示制御処理1」に換えて「大当り時獲得賞球数表示制御処理2」を備える。
また、本実施形態の振分装置600は、普通払出検出SW614を備えない。さらに、本実施形態では第一実施形態の「普通入賞口払出遅延制御処理」(図29)を備えない。すなわち、第1普通入賞口SW602への入賞に起因して、払出制御装置41は即時、払出を行う。
また、滞留弁ソレノイド511の駆動制御は、主制御装置40ではなくサブ統合制御装置42が実行する。
以下、本実施形態のサブ統合制御装置42が実行する「大当り時獲得賞球数表示制御処理2」について、図33および図34を参照して説明する。
図33および図34は、主制御装置40からの制御信号(コマンド)に基づいて、サブ統合制御装置42が実行する「大当り時獲得賞球数表示制御処理2」の制御内容を示すフローチャートである。
サブ統合制御装置42は、S2000で、「大当り中フラグ」に1が設定されているか否かを判定し(S2000)、肯定判定であれば(S2000:yes)、S2020に処理を移行し、否定判定であれば(S2000:no)、S2005に処理を移行する。
なお、「大当り開始演出終了コマンド」は、上述した主制御装置40による「特別遊技処理1」(図18)のS405にて、サブ統合制御装置42に送信されるコマンドである。
なお、カウントSW508の検出信号は、上述した主制御装置40による「メインルーチン」(図9)のS107にて、サブ統合制御装置42に送信される検出信号である。
「大当り獲得賞球数表示用カウンタ」は、遊技球が大入賞口25に入賞して、カウントSW508で検出されたことに起因して、払出されることとなる賞球数に相当するカウント値を、積算するためのカウンタである。
「大当り獲得賞球数表示用バッファ」は、「大当り獲得賞球数表示用カウンタ」が加算処理される都度、該カウント値を格納するためのバッファである。
これにより、サブ統合制御装置42は、大当り遊技状態中において、大入賞口25への入賞の都度、即時、大入賞口25への入賞に起因した賞球数の累積値を表示する。
「大当り終了演出実行コマンド」は、上述した主制御装置40による「特別遊技処理1」(図18)の大当り終了演出の処理(S416)にて、サブ統合制御装置42に送信されるコマンドである。
なお、第1普通入賞口SW602の検出信号は、上述した主制御装置40による「メインルーチン」(図9)のS107にて、サブ統合制御装置42に送信される検出信号である。
「普通獲得賞球数表示用カウンタ」は、遊技球が第1普通入賞口601に入賞して、第1普通入賞口SW602で検出されたことに起因して、払出されることとなる賞球数に相当するカウント値を、滞留状態が解除されるまで積算するためのカウンタである。
「普通獲得賞球数表示用バッファ」は、「普通獲得賞球数表示用カウンタ」が加算処理される都度、該カウント値を格納するためのバッファである。
本実施形態では、滞留状態中に第1普通入賞口601に入賞しても、該入賞に基づく賞球数は即時表示されることなく、滞留状態が解除されるまで表示が遅延され、滞留状態中に表示が遅延される賞球数は全て累積して、「普通獲得賞球数表示用バッファ」に記憶される。
但し、本実施形態では第一実施形態と異なり、普通獲得賞球の払い出しは、第1普通入賞口SW602の検出が発生した時点で即時行われるものであって、単に普通獲得賞球数の表示、また、第1普通入賞口601へ入賞した遊技球の機内への取り込み、が遅延される。
このように、本実施形態のサブ統合制御装置42は、大当り遊技状態中の滞留状態中において、第1普通入賞口SW602への入賞に起因して発生した賞球数の表示を遅延し、滞留解除状態へ移行したことに基づいて、累積していた賞球数を演出図柄表示装置21に表示する。
これにより、滞留解除状態への移行によって滞留室609内に滞留された遊技球が減少する際、滞留された遊技球に起因した賞球数を表示する処理を行うことができる。したがって、大当り遊技中における獲得賞球数のうちの、第1普通入賞口601への入賞に起因した賞球数を、遊技者は容易に認識することができる。また、第1普通入賞口601への入賞に起因した賞球数と、大当り遊技中の大入賞口25への入賞に起因して即時(随時)表示される賞球数との区別が、遊技者にとって容易となる。
「表示時間カウンタ」は、普通獲得賞球数の表示時間を計時するためのカウンタである。
なお、所定値は、5秒間に相当する数値に限定せず、これより多くても少なくても、適宜変更可能である。
「合計獲得賞球数処理」は、例えば5秒間に亘って普通獲得賞球数の表示が実行された後、該普通獲得賞球数と大当り獲得賞球数の合算値、すなわち大当り遊技状態中における第1普通入賞口601と大入賞口25への入賞に基づいて発生した賞球数の合計値(合計賞球数)を、演出図柄表示装置21に表示する処理である。
このように、本実施形態のサブ統合制御装置42は、大当り遊技状態中の滞留解除状態中において、普通獲得賞球数の表示が所定時間に亘って実行されたことに基づいて、該普通獲得賞球数と大当り獲得賞球数の合算値となる賞球数を演出図柄表示装置21に表示する。
これにより、遊技者は、随時表示される大当り獲得賞球数と、これとは別に所定時間に亘る普通獲得賞球数の表示によって、両者を個別に区分して認識できる。また、該認識が行われるに充分な所定時間の経過を待って、両獲得賞球数の合算値を表示するので、当該大当り遊技状態において獲得した総賞球数を一括して認識することにより、より大きな利得を得たという満足感を、遊技者に与えることができる。
つまり、サブ統合制御装置42は、第1普通入賞口601への入賞後の遊技球を、すなわち既に賞球の契機を発生した後の遊技球を、滞留させかつ滞留解除させることで、演出的に利用する制御を行うものである。
例えば、上述した実施形態では、賞球や貸出した球を上皿12に払い出す構成を例示したが、これに限らず、遊技球を機内に封入して循環させる封入式の遊技機として構成しても良い。
さらに、振分装置の振分部材を駆動する手段を電動駆動手段とせず、機械式の例えばラチェット機構等の周知技術を用いた方法で行ってもよい。これにより、通電状態が長時間継続して焼け付きを発生するなどの問題も回避でき、制御上の負担も軽減される。
これにより、大入賞口が設けられることで、狭隘となった遊技領域においても、遊技釘の配列によって必要な作用効果を為すこととなり、上記実施形態のような装置を設ける場合と比較して大きな面積を必要とせず、設計上余裕をもって各装置を配置することができる。
このように構成することで、払い出しの契機発生となる専用の検出手段を備える必要がなくなり、製造コストおよび制御負担を軽減することができる。
さらに、大当り遊技終了後の、大入賞口25に係る賞球の払い出しが完了してから、すなわち未払い賞球の払い出しの完了を待って、実行するようにしても良い。これにより、第1普通入賞口601に係る賞球の払い出しと、大入賞口25に係る賞球の払い出しが、時間的に重複することを回避できるため、第1普通入賞口601に係る賞球の払い出しを遊技者が容易に認識可能となると共に、両者の区分が容易となる。
このように構成することで、第1普通入賞口SW602を通過した遊技球は、滞留室609の後方に先ず流入し、床部610を前方に向かって転動して、視認可能な滞留室609の最前部まで変位し、滞留状態においては、滞留室609の最前部から遊技球の滞留が形成されるようになる。また、滞留解除が開始されると、滞留室609の最前部且つ左下部の遊技球から滞留球排出路613への流下が始まり、滞留された最後の遊技球が滞留室609から排出されるまで、遊技者は視認可能となる。よって、滞留の開始、滞留解除の開始、および滞留球の排除の完了等を、遊技者は確実に視認することができ、本発明の遅延された普通獲得賞球の払い出しや、遅延された普通獲得賞球数の表示とのタイミングの合致により、それらの関連性を容易に遊技者は認識できる。
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
第1普通入賞口601が、普通入賞口に、第1普通入賞口SW602が、普通入賞検出手段に相当する。
当否判定処理(図11〜図14)が、当否判定手段に相当する。
特別遊技処理(図18〜図20)が、大当り遊技手段に相当する。
左遊技領域20Lが、第1遊技領域に、右遊技領域20Rが、第2遊技領域に相当する。
パチンコ機1が、遊技機に相当する。
第2始動口35が、始動口に、第1普通入賞口601が、普通入賞口に、大入賞口25が大入賞口に相当する。
普通入賞口払出遅延制御処理(図29)が、賞球遅延手段に相当する。
滞留室609、滞留弁615、および滞留弁ソレノイド511が、滞留装置に相当する。
サブ統合制御装置42が実行する第一実施形態の「大当り時獲得賞球数表示制御処理1」(図30)のS1020〜S1035が、大当り獲得数表示手段に相当する。
サブ統合制御装置42が実行する第二実施形態の「大当り時獲得賞球数表示制御処理2」(図33)のS2020〜S2035が、大当り獲得数表示手段に相当する。
サブ統合制御装置42が実行する第一実施形態の「大当り時獲得賞球数表示制御処理1」(図30)のS1040〜S1075が、普通獲得数表示手段に相当する。
サブ統合制御装置42が実行する第二実施形態の「大当り時獲得賞球数表示制御処理2」(図33)のS2040〜S2075が、普通獲得数表示手段に相当する。
2 遊技盤
20 遊技領域
20L 左遊技領域
20R 右遊技領域
21 演出図柄表示装置
22A 普通図柄始動口
24 第1始動口
35 第2始動口
40 主制御装置
42 サブ統合制御装置
Claims (4)
- 入賞することで賞球の払い出しの契機を発生する普通入賞口と、
前記普通入賞口への入賞を検出する普通入賞検出手段と、
始動口へ入球することで大当たりとするか否かの当否判定を実行する当否判定手段と、
前記当否判定の結果が大当りであると大入賞口を複数回に亘って開放する大当り遊技を実行する大当り遊技手段と、
遊技球を打ち分け可能な第1遊技領域と第2遊技領域でなる遊技領域と、を備えた遊技機において、
少なくとも前記第1遊技領域に前記始動口を、また前記第2遊技領域に前記普通入賞口及び前記大入賞口を備え、
前記普通入賞検出手段により検出されても賞球を即時付与しない賞球遅延手段と、
前記普通入賞検出手段により検出された遊技球を滞留可能な滞留装置と、を備え、
前記滞留装置は、大当り中に前記遊技球を滞留すると共に、大当り終了に基づいて前記滞留を解除し、
前記賞球遅延手段は、
前記滞留が解除されるまで前記賞球を付与しないこと、
を特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、
前記滞留が解除された遊技球を検出可能な解除球検出手段を備え、
前記賞球遅延手段は、
前記解除球検出手段が前記遊技球を検出するまで前記賞球の付与を遅延すること、
を特徴とする遊技機。 - 請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、
前記滞留装置は、滞留した遊技球を視認可能に形成され、
遊技の進行に係る演出表示を実行する演出表示手段を備え、
前記演出表示手段は、
大当り中において前記大入賞口への入賞による賞球数を加算表示する大当り獲得数表示手段と、
大当り終了に基づいて前記滞留を解除したとき、前記普通入賞口への入賞による賞球数を加算表示する普通獲得数表示手段と、を備えたこと、
を特徴とする遊技機。 - 請求項1乃至請求項3のうちの何れか1項に記載の遊技機において、
前記滞留装置は、前記第2遊技領域の普通入賞口に入賞した遊技球のみを滞留可能とすること、
を特徴とする遊技機。
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