JP2017113463A - コンパクト容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】収容部に収容された複数種の内容物同士が混ざり合うことを抑止することができるコンパクト容器を提供する。【解決手段】複数種の内容物が収容された凹部25を有する容器本体2と、容器本体2に開閉自在に連結された蓋体3と、容器本体2と蓋体3との間に配設され、凹部25を覆う中敷シート9と、を備えるコンパクト容器1であって、中敷シート9は、中敷シート9の表面に沿う方向のうちの一方向に延びるシート固定部7を介して容器本体2に固定され、シート固定部7を境として左側部位91と右側部位92とが異なる内容物が収容された領域を覆っている。【選択図】図1

Description

本発明は、コンパクト容器に関するものである。
例えば、特許文献1には、内容物である化粧料を覆う中敷シート(カバー体)を有するコンパクト容器が開示されている。このような中敷シートを設けることにより、内容物が容器本体に開閉自在に連結された蓋部等に付着することを抑止することができる。
特開2007−167341号公報
しかしながら、容器本体の収容部に複数種の内容物を収容する場合に、特許文献1に示すように1枚の中敷シートによって全ての内容物を覆うようにすると、中敷シートを持ち上げたときに、全ての内容物が露出されることになる。このため、塗布具等により、いずれかの内容物を取り出す際に、この内容物が他の内容物に付着し、異なる種類の内容物同士が混ざり合うおそれがあった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、収容部に収容された複数種の内容物同士が混ざり合うことを抑止することができるコンパクト容器を提供することを目的とする。
本発明に係るコンパクト容器は、複数種の内容物が収容された収容部を有する容器本体と、容器本体に開閉自在に連結された蓋体と、容器本体と蓋体との間に配設され、上記収容部を覆う中敷シートと、を備えるコンパクト容器であって、中敷シートは、当該中敷シートの表面に沿う方向のうちの一方向に延びる固定部を介して容器本体に固定され、上記固定部を境として一方側の部分と他方側の部分とが異なる内容物が収容された領域を覆っていることを特徴とする。
本発明に係るコンパクト容器によれば、中敷シートの表面に沿って延びる固定部を介して中敷シートが容器本体に対して固定されている。このため、中敷シートのうち固定部の配設された部分を折曲することで、固定部を境として中敷シートの一方側の部分と他方側の部分とを別個に開くことができる。また、本発明に係るコンパクト容器においては、中敷シートの上記一方側の部分と上記他方側の部分とが異なる内容物が収容された領域を覆っている。
このような本発明に係るコンパクト容器によれば、中敷シートの一方側の部分のみを内容物を露出させるように開くことにより、中敷シートの他方側の部分によって覆われた内容物を露出させることなく、中敷シートの一方側の部分によって覆われていた内容物のみを露出させることができる。これにより、収容部に収容された複数種の内容物同士が混ざり合うことを抑止することができる。
また、本発明に係るコンパクト容器では、上記中敷シートの上記一方側の部分と上記他方側の部分とのそれぞれに、容器本体あるいは容器本体に固定された部材に対して離脱自在に係止される係止片が形成されていることが好ましい。
これにより、中敷シートの一方側の部分のみを開く場合であっても、中敷シートの他方側の部分を容器本体あるいは容器本体に固定された部材に対して係止させておくことができ、一方側の部分の開放動作に伴って他方側の部分が意図せずに容器本体あるいは容器本体に固定された部材から離間することを防止することができる。また、同様に、中敷シートの他方側の部分の開放動作に伴って一方側の部分が意図せずに容器本体あるいは容器本体に固定された部材から離間することを防止することができる。このため、より確実に収容部に収容された複数種の内容物同士が混ざり合うことを抑止することができる。
また、中敷シートの一方側の部分と他方側の部分との両方の係止片を容器本体あるいは容器本体に固定された部材に係止させておくことにより、蓋体を容器本体に対して開閉させる際に意図せず中敷シートが容器本体あるいは容器本体に固定された部材から離間することを防止することができる。
また、本発明に係るコンパクト容器では、上記中敷シートの上記一方側の部分と上記他方側の部分とのそれぞれに、係止片の容器本体あるいは容器本体に固定された部材に対する係止を外す取手部が形成されていることが好ましい。
これにより、取手部を摘む等して引き上げることによって、係止片を容器本体あるいは容器本体に固定された部材から容易に取り外すことができ、容易に中敷シートの一方側の部分あるいは他方側の部分を開くことができるため、操作性が向上する。
また、本発明に係るコンパクト容器では、上記中敷シートは、上記一方向に沿って全長にわたって延びると共に当該中敷シートを2つに折曲変形可能な折曲部を有し、当該折曲部が上記固定部により固定されていることが好ましい。
これにより、折曲部を境として中敷シートを容易に2つに折曲することができる。さらに、折曲部が固定部により固定されているため、中敷シートは、固定部を境として容易に一方側の部分と他方側の部分とに分けて開閉することができる。
また、本発明に係るコンパクト容器では、容器本体の底部に支持されると共に上記収容部を複数の領域に区画する仕切部材を有し、上記固定部は、上記仕切部材に両方の端部のうちの一方が固定されることにより片持ち支持されていることが好ましい。
これにより、固定部が片持ち支持され、固定部の仕切部材に固定されていない側の端部側から固定部と容器本体の底部との間に中敷シートを容易に差し込むことができる。また、固定部と容器本体の底部との間に差し込まれた中敷シートを、固定部の仕切部材に固定されていない側の端部側から容易に引き抜くことができる。このため、中敷シートを容器本体に対して容易に着脱することができる。
本発明に係るコンパクト容器によれば、複数種の内容物が収容された収容部を有する容器本体と、容器本体に開閉自在に連結された蓋体と、容器本体と蓋体との間に配設され、上記収容部を覆う中敷シートと、を備えるコンパクト容器において、収容部に収容された複数種の内容物同士が混ざり合うことを抑止することができる。
本発明の一実施形態に係るコンパクト容器の下面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図2に示すコンパクト容器の端部近傍の拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係るコンパクト容器が備える中敷シートの全体図であり、(a)が平面図であり、(b)が側面図である。 本発明の一実施形態に係るコンパクト容器における中敷シートの動きを説明する断面図である。 本発明の一実施形態に係るコンパクト容器における中敷シートの着脱動作を説明する断面図である。 本発明の一実施形態に係るコンパクト容器の変形例を図1のA−A線に相当する箇所で切断した断面図である。
以下、本発明の一実施形態にかかるコンパクト容器を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
図1〜図3に示すように、コンパクト容器1は、容器本体2と、蓋体3と、開閉軸部4と、係止機構5と、仕切部材6、シート固定部7、中皿8と、中敷シート9とを備えている。なお、以下の説明において、便宜上、シート固定部7が延びている方向を前後方向とし、コンパクト容器1の厚み方向を上下方向とし、前後方向及び上下方向と直交する方向を左右方向と称する。
容器本体2は、内容物が収容された収容部を有する扁平矩形状の部材である。この容器本体2は、平面視矩形状の底壁部20(底部)と、底壁部20の外周縁のうち上記前後方向の両端に位置して上記左右方向に延びる一対の縁部から立設された第一側壁部21及び第二側壁部22と、底壁部20の外周縁のうち上記左右方向の両端に位置して上記前後方向に延びる一対の縁部から立設された第三側壁部23及び第四側壁部24と、を備えている。このような容器本体2は、底壁部20、第一側壁部21、第二側壁部22、第三側壁部23及び第四側壁部24によって囲まれた凹部25を有している。この凹部25が、内容物を収容する収容部とされている。
第一側壁部21の上記左右方向における中央部には、蓋体3の後述する軸筒部32が収容される軸筒部収容凹部21aが形成されている。また、第二側壁部22の上記左右方向における中央部には、係止機構5の後述する操作片50が配置される操作片配置凹部22aが形成されている。
また、容器本体2は、上記左右方向に沿って第三側壁部23の外壁面から第一側壁部21を貫通して軸筒部収容凹部21aに至る第一貫通孔26と、上記左右方向に沿って第四側壁部24の外壁面から第一側壁部21を貫通して軸筒部収容凹部21aに至る第二貫通孔27とを有している。第一貫通孔26及び第二貫通孔27は、軸筒部収容凹部21aに向けて段階的に縮径されている。これらの第一貫通孔26及び第二貫通孔27には、開閉軸部4が嵌入されている。
また、第一側壁部21、第二側壁部22、第三側壁部23及び第四側壁部24の凹部25側の上端縁部には、第一側壁部21、第二側壁部22、第三側壁部23及び第四側壁部24に沿って平面視略環状に配設された段部28が形成されている。この段部28には、仕切部材6の後述するフランジ60aが嵌合される。
蓋体3は、容器本体2の凹部25を開閉する部材であり、平面視矩形状に形成されている。図2及び図3に示すように、蓋体3は、蓋本体30と、鏡体31とを有している。蓋本体30の下面のうち、容器本体2の凹部25に対向する部分は窪んでいる。鏡体31は、蓋本体30の下面に固定され、蓋本体30の窪んだ領域に配設されている。また、蓋本体30のうち、第一側壁部21に当接する縁部の中央部には、容器本体2の軸筒部収容凹部21aに嵌め込まれる軸筒部32が突設されている。この軸筒部32の上記左右方向の両端部には、開閉軸部4がその軸芯を中心として回転可能に挿入される挿入孔32aが形成されている。また、蓋本体30のうち、第二側壁部22に当接する縁部の中央部には、図2に示すように、係止機構5の操作片50に係止される爪部33が鏡体31に向けて突設されている。
このような蓋体3は、開閉軸部4を介して容器本体2に連結されており、上記左右方向に延びる開閉軸部4を中心として回動自在とされている。このため、蓋体3は、係止機構5の操作片50に対する爪部33の係止が外れた状態にて、容器本体2の凹部25を覆う姿勢と露出する姿勢との間で姿勢変更自在とされている。また、蓋体3は、係止機構5の操作片50に爪部33が係止された状態では、容器本体2に対しての回動が規制され、容器本体2の凹部25を覆う姿勢に維持される。
開閉軸部4は、容器本体2の第一貫通孔26と第二貫通孔27とのそれぞれに、嵌入された棒状の部材である。つまり、開閉軸部4は、容器本体2に対して2つ嵌入されている。これらの開閉軸部4は、第一貫通孔26と第二貫通孔27の形状に合わせて先端に向かって段階的に縮径されている。さらに、開閉軸部4は、第一貫通孔26と第二貫通孔27よりも軸心方向の全長が長く、先端部が第一貫通孔26と第二貫通孔27から軸筒部収容凹部21aに突出している。この突出した先端部が蓋体3の軸筒部32の挿入孔32aに挿入されている。これらの開閉軸部4は、軸筒部32が回転自在となるように挿入孔32aに挿入されている。これによって、蓋体3が開閉軸部4の軸芯周りに回動自在に容器本体2に連結されている。
係止機構5は、図2に示すように、容器本体2の底壁部20上であって、第二側壁部22に近接した位置に立設されている。この係止機構5は、第二側壁部22の操作片配置凹部22aに配設される操作片50を有している。この操作片50は、容器本体2の奥側に向けて押された場合に、手前側に復元変位可能に配設されている。このような操作片50は、容器本体2の凹部25を覆う姿勢とされた蓋体3の爪部33に係止されることにより、蓋体3の容器本体2に対する回動を規制する。また、操作片50を押圧することにより、爪部33の操作片50に対する係止が外れ、蓋体3が容器本体2に対して回動可能とされる。また、容器本体2の凹部25を露出する姿勢から覆う姿勢に蓋体3を回動させた場合には、上方から当たる爪部33により操作片50が容器本体2の奥側に押され、爪部33が通過した後に操作片50が復元変位して爪部33と係止される。
仕切部材6は、容器本体2の凹部25を複数の区画に仕切る枠状の部材である。この仕切部材6は、容器本体2の第一側壁部21、第二側壁部22、第三側壁部23及び第四側壁部24に当接された状態で、容器本体2の底壁部20上に載置されている。このような仕切部材6は、平面視において底壁部20を露出するようにして凹部25の内部を複数の区画に仕切っている。
仕切部材6についてより詳細に説明する。仕切部材6は、周壁部60と、中央区画壁61と、左側区画壁63と、右側区画壁64とを有している。周壁部60は、容器本体2の第一側壁部21、第二側壁部22、第三側壁部23及び第四側壁部24に沿って形成される平面視矩形状の枠状の部位である。この周壁部60の外側上縁部には、外方に向けて突出するフランジ60aが周方向にわたって形成されている。このフランジ60aが容器本体2の段部28に嵌め合されることにより、仕切部材6が容器本体2に対して固定されている。
この周壁部60の一部であり容器本体2の第三側壁部23に沿う部位の中央部には、上記前後方向に沿って形成される左側スリット60bが形成されている。図4に示すように、左側スリット60bを挟んで上記左右方向に対向する部位同士のうち、周壁部60の外側の部位の上端には、内側の部位に向けて水平に突設される左側シート係止爪60cが形成されている。また、図3に示すように、周壁部60の一部であり容器本体2の第四側壁部24に沿う部位の中央部には、上記前後方向に沿って形成される右側スリット60dが形成されている。右側スリット60dを挟んで上記左右方向に対向する部位同士のうち、周壁部60の外側の部位の上端には、内側の部位に向けて水平に突設される右側シート係止爪60eが形成されている。また、周壁部60の一部であり容器本体2の第二側壁部22に沿う部位の内部には、係止機構5の操作片50を除く部位を収容するための不図示の収容空間が形成されている。
中央区画壁61は、周壁部60の第一側壁部21に沿う部位から第二側壁部22に沿う部位にわたって架設され、上記左右方向における中央部にて上記前後方向に沿って直線状に配設されている。この中央区画壁61は、左右方向に対向する左側壁部61a及び右側壁部61bと、これらの左側壁部61a及び右側壁部61bの上端同士を接続する天壁部61cとを有する中空状の部位である。また、天壁部61cには、上記前後方向に沿って形成されると共にシート固定部7が配置される開口部61dが形成されている。このような中央区画壁61は、容器本体2の凹部25を左側の領域と、右側の領域とに区画している。なお、以下の説明では、中央区画壁61によって区画された容器本体2の凹部25の左側の領域を左側収容部Raと称し、中央区画壁61によって区画された容器本体2の凹部25の右側の領域を右側収容部Rbと称する。
左側区画壁63は、周壁部60の第一側壁部21に沿う部位から第二側壁部22に沿う部位にわたって架設され、左側収容部Raを左右に二分するように上記前後方向に沿って形成されている。本実施形態のコンパクト容器1では、左側区画壁63によって二分された左側収容部Raの左側の領域が第一塗布具T1の収容領域とされており、左側収容部Raの右側の領域が中皿8の収容領域とされている。
右側区画壁64は、周壁部60の第一側壁部21に沿う部位から第二側壁部22に沿う部位にわたって架設され、右側収容部Rbを左右に二分するように上記前後方向に沿って形成されている。本実施形態のコンパクト容器1では、右側区画壁64によって二分された右側収容部Rbの右側の領域が第二塗布具T2の収容領域とされており、右側収容部Rbの左側の領域が中皿8の収容領域とされている。
シート固定部7は、仕切部材6と一体的に形成され、上記前後方向に延びる棒状の部材である。このシート固定部7は、ベース部70と、シート当接部71とを有している。ベース部70は、上記前後方向に沿って延びる板状の部位であり、前後方向の両端の一方が仕切部材6の天壁部61cに固定された状態で開口部61dに配設されている。シート当接部71は、ベース部70の下面から下方に向けて突設される部位であり、ベース部70に沿って上記前後方向に沿って延びている。このシート当接部71は、中敷シート9に上方から当接することにより、中敷シート9を容器本体2に対して固定している。
このようなシート固定部7は、ベース部70の一端が仕切部材6の天壁部61cに固定されることに支持されている。つまり、シート固定部7は、上記前後方向における両方の端部のうちの一方が仕切部材6に対して固定されることにより片持ち支持されている。このため、シート固定部7の上記前後方向における両方の端部のうちの他方は、仕切部材6の天壁部61cと上記前後方向に離間された状態とされている。このように、シート固定部7の他方側の端部と天壁部61cとが離間されることにより、例えば図2に示すように、シート固定部7の下方に対して中敷シート9を出し入れするための差込スリットSが形成されている。
中皿8は、アイライナーやほほ紅等の粉物、あるいは、口紅等の練り物を内容物として収容する皿である。本実施形態のコンパクト容器1は、中皿8として、左側収容部Raの右側の領域に配設される大型中皿80と、右側収容部Rbの左側の領域に複数配設される小型中皿81とを有している。これらの大型中皿80と小型中皿81とは、異なる内容物を収容している。つまり、本実施形態のコンパクト容器1では、仕切部材6の中央区画壁61(すなわちシート固定部7)を境として容器本体2の左側収容部Raと右側収容部Rbとに異なる内容物が収容されており、凹部25に複数種の内容物が収容されている。例えば、容器本体2の左側収容部Raに配設される大型中皿80には口紅が収容され、容器本体2の右側収容部Rbに配設される小型中皿81にはアイライナーやほほ紅が収容される。また、左側収容部Raと右側収容部Rbとの一方に配設される中皿8にウェットタイプのファンデーションを収容し、他方に配設される中皿8にドライタイプのファンデーションを収容しても良い。
中敷シート9は、容器本体2の凹部25を覆うためのシート体であり、シート成形(サーモフォーミング成形)によって形成された成形部材である。図5に示すように、中敷シート9は、上記左右方向の中央部に、上記前後方向に沿って全域にわたって形成される折曲部90を有している。この折曲部90は、図5(b)に示すように、下方に向けて突出するようにして湾曲された部位であり、中敷シート9を2つに折曲変形可能とされている。これにより、左側部位91(一方側の部位)と右側部位92(他方側の部位)とを分けて容易に開閉可能としている。また、図3に示すように、折曲部90は、シート固定部7が上方から当接される部位である。また、折曲部90の上記前後方向における長さ寸法は、左側部位91と右側部位92の同方向における長さ寸法よりも短く設定されている。このように折曲部90がシート固定部7により固定されることにより、中敷シート9は、シート固定部7を介して容器本体2に固定されている。
また、中敷シート9の左側部位91は、容器本体2の左側収容部Raを覆う部位である。中敷シート9の右側部位92は、容器本体2の右側収容部Rbを覆う部位である。つまり、中敷シート9は、左側部位91と右側部位92とが異なる内容物が収容された領域を覆っている。
中敷シート9の左側部位91の折曲部90と反対側の縁部の中央部には、左側に突設される左側取手部93が設けられている。この左側取手部93は、左側の先端が斜め上方を向くように反って形成されており、容易に摘むことが可能とされている。また、左側取手部93の根元部分には、左方向に水平に突出する左側係止片94が形成されている。この左側係止片94は、中敷シート9の左側部位91が容器本体2の左側収容部Raを覆う姿勢であるときに、左側シート係止爪60cの下方に挿入されると共に係止される部位である。つまり、左側係止片94は、容器本体2に固定された仕切部材6の左側シート係止爪60cに対して離脱自在に係止される。
中敷シート9の右側部位92の折曲部90と反対側の縁部の中央部には、右側に突設される右側取手部95が設けられている。この右側取手部95は、右側の先端が斜め上方を向くように反って形成されており、容易に摘むことが可能とされている。また、右側取手部95の根元部分には、左方向に水平に突出する右側係止片96が形成されている。この右側係止片96は、中敷シート9の右側部位92が容器本体2の右側収容部Rbを覆う姿勢であるときに、右側シート係止爪60eの下方に挿入されると共に係止される部位である。つまり、右側係止片96は、容器本体2に固定された仕切部材6の右側シート係止爪60eに対して離脱自在に係止される。
このように中敷シート9の左側部位91と右側部位92とには、それぞれに係止片(左側係止片94と右側係止片96)が設けられている。さらに、中敷シート9の左側部位91と右側部位92とには、それぞれに取手部(左側取手部93と右側取手部95)が設けられており、これらの取手部を摘まんで上方に引き上げることで、係止片(左側係止片94と右側係止片96)の仕切部材6に対する係止が外れる。
このような構成の本実施形態のコンパクト容器1では、蓋体3を開くと、容器本体2の凹部25が中敷シート9で覆われている。ここで、例えば小型中皿81に収容された内容物を使用する場合には、中敷シート9の右側取手部95を摘み、引き上げる。これにより、図6に示すように、中敷シート9の右側係止片96が仕切部材6の右側シート係止爪60eから外れ、中敷シート9の左側部位91及び右側部位92のうち、右側部位92のみを容器本体2から離間するように開くことができる。一方、大型中皿80に収容された内容物を使用する場合には、中敷シート9の左側取手部93を摘み、引き上げる。これにより、中敷シート9の左側係止片94が仕切部材6の左側シート係止爪60cから外れ、中敷シート9の左側部位91及び右側部位92のうち、左側部位91のみを容器本体2から離間するように開くことができる。
以上のような本実施形態のコンパクト容器1は、複数種の内容物が収容された凹部25を有する容器本体2と、容器本体2に開閉自在に連結された蓋体3と、容器本体2と蓋体3との間に配設され、凹部25を覆う中敷シート9と、を備えている。さらに、中敷シート9は、中敷シート9の表面に沿う方向のうちの一方向である上記前後方向に延びるシート固定部7を介して容器本体2に固定され、シート固定部7を境として左側部位91と右側部位92とが異なる内容物が収容された領域を覆っている。このような本実施形態のコンパクト容器1によれば、上記前後方向に延びるシート固定部7を介して中敷シート9が容器本体2に対して固定されているため、シート固定部7を境として中敷シート9の左側部位91と右側部位92とを別個に開閉することができる。
このような本実施形態のコンパクト容器1によれば、中敷シート9の左側部位91及び右側部位92の一方側のみを内容物を露出させるように開くことにより、左側部位91及び右側部位92の他方側によって覆われた内容物を露出させることなく、中敷シートの左側部位91及び右側部位92の一方側によって覆われていた内容物のみを露出させることができる。これにより、凹部25に収容された複数種の内容物同士が混ざり合うことを抑止することができる。
また、本実施形態のコンパクト容器1においては、中敷シート9の左側部位91と右側部位92とのそれぞれに、仕切部材6に対して離脱自在に係止される係止片(左側係止片94と右側係止片96)が形成されている。このため、中敷シート9の左側部位91及び右側部位92の一方側のみを開く場合であっても、左側部位91及び右側部位92の他方側を仕切部材6に対して係止させておくことができ、左側部位91及び右側部位92の一方側の開放動作に伴って他方側が意図せずに仕切部材6から外れることを防止することができる。したがって、より確実に凹部25に収容された複数種の内容物同士が混ざり合うことを抑止することができる。また、中敷シート9の左側部位91及び右側部位92の両方の係止片を仕切部材6に係止させておくことにより、蓋体3を容器本体2に対して開閉させる際に意図せず中敷シート9が仕切部材6から外れることを防止することができる。
また、本実施形態のコンパクト容器1においては、中敷シート9の左側部位91及び右側部位92のそれぞれに、係止片(左側係止片94と右側係止片96)の仕切部材6に対する係止を外す取手部(左側取手部93と右側取手部95)が形成されている。このため、取手部(左側取手部93と右側取手部95)を摘む等して引くことによって、係止片(左側係止片94と右側係止片96)を仕切部材6から容易に取り外すことができ、容易に中敷シート9を開くことができる。
また、本実施形態のコンパクト容器においては、中敷シート9は、上記前後方向に沿って全長にわたって延びると共に中敷シート9を2つに折曲変形可能な折曲部90を有し、折曲部90がシート固定部7により固定されている。このため、折曲部90を境として中敷シート9を容易に開閉することができる。さらに、折曲部90がシート固定部7により固定されているため、中敷シート9は、シート固定部7を境として容易に左側部位91と右側部位92とに分けて開閉することができる。
また、本実施形態のコンパクト容器1では、容器本体2の底壁部20に支持されると共に凹部25を複数の領域に区画する仕切部材6を有し、シート固定部7が、仕切部材6に片持ち支持されている。このため、シート固定部7の仕切部材6に固定されていない側の端部側に差込スリットSが形成され、図7に示すように、この差込スリットSからシート固定部7と容器本体2の底壁部20との間に中敷シート9の折曲部90を容易に差し込むことができる。また、シート固定部7と容器本体2の底壁部20との間に差し込まれた中敷シート9を、差込スリットSから容易に引き抜くことができる。このため、中敷シート9を容器本体2に対して容易に着脱することができ、使用者が中敷シート9の操作に煩わしさを感じる場合には中敷シート9を除去することもできる。
以上、本発明に係るコンパクト容器の実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態において、容器本体2の左側収容部Raに大型中皿80を配設し、右側収容部Rbに小型中皿81を配設する構成を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、左側収容部Raと右側収容部Rbとの異なる種類の内容物が収容されるのであれば、中皿8の大きさやレイアウトは任意に変更可能である。
また、上記実施形態においては、中敷シート9の左側部位91と右側部位92とのそれぞれに、係止片(左側係止片94と右側係止片96)と取手部(左側取手部93と右側取手部95)とを設ける構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、係止片や取手部を省略する構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、中敷シート9の係止片(左側係止片94と右側係止片96)が係止される係止爪(左側シート係止爪60cと右側シート係止爪60e)が仕切部材6に形成された構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、容器本体2に対して係止爪を形成する構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、中敷シート9が折曲部90を有する構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、中敷シート9を、折曲部90を有していない平板状に形成することも可能である。このような場合であっても、シート固定部7を境として中敷シート9を開閉することはできる。
また、上記実施形態においては、仕切部材6にシート固定部7が片持ち支持される構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、中敷シート9を容易に着脱する必要がない場合には、仕切部材6にシート固定部7の両端が固定された構成を採用することもできる。このような場合には、仕切部材6を容器本体2に装着する前にシート固定部7に対して中敷シート9を当て、仕切部材6と中敷シート9とを合わせて容器本体2に装着するようにすれば良い。
また、図8に示すように、差込スリットSに対応する部分に中央区画壁61に連続する傾斜壁62を設置するようにしても良い。この傾斜壁62は、上記前後方向における後側から前側に向けて中央区画壁61から延出すると共に、前側端部が後側端部よりも下側に位置するように水平面に対して傾斜されている。このような傾斜壁62を備えることにより、中敷シート9の折曲部90を傾斜壁62の上面に沿ってスライドさせながら、中敷シート9を差込スリットSに差し込むことができ、中敷シート9の装着作業が容易となる。また、傾斜壁62によって差込スリットSが狭まり、装着された中敷シート9が意図せずに差込スリットSから抜け出すことを防止することができる。ただし、傾斜壁62によって差込スリットSが狭まった場合であっても、折曲部90を除く部位(例えば左側部位91や右側部位92)を摘むことによって中敷シート9を引き出すことは容易に行える。したがって、傾斜壁62によって差込スリットSが狭まっても、中敷シート9の引出作業は容易に行うことができる。
1 コンパクト容器
2 容器本体
3 蓋体
6 仕切部材
7 シート固定部(固定部)
9 中敷シート
20 底壁部(底部)
25 凹部(収容部)
90 折曲部
91 左側部位(一方側の部位)
92 右側部位(他方側の部位)
93 左側取手部(取手部)
94 左側係止片(係止片)
95 右側取手部(取手部)
96 右側係止片(係止片)
Ra 左側収容部
Rb 右側収容部

Claims (5)

  1. 複数種の内容物が収容された収容部を有する容器本体と、
    容器本体に開閉自在に連結された蓋体と、
    容器本体と蓋体との間に配設され、前記収容部を覆う中敷シートと、
    を備えるコンパクト容器であって、
    中敷シートは、当該中敷シートの表面に沿う方向のうちの一方向に延びる固定部を介して容器本体に固定され、前記固定部を境として一方側の部分と他方側の部分とが異なる内容物が収容された領域を覆っている
    ことを特徴とするコンパクト容器。
  2. 前記中敷シートの前記一方側の部分と前記他方側の部分とのそれぞれに、容器本体あるいは容器本体に固定された部材に対して離脱自在に係止される係止片が形成されていることを特徴とする請求項1記載のコンパクト容器。
  3. 前記中敷シートの前記一方側の部分と前記他方側の部分とのそれぞれに、係止片の容器本体あるいは容器本体に固定された部材に対する係止を外す取手部が形成されていることを特徴とする請求項2記載のコンパクト容器。
  4. 前記中敷シートは、前記一方向に沿って全長にわたって延びると共に当該中敷シートを2つに折曲変形可能な折曲部を有し、当該折曲部が前記固定部により固定されていることを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載のコンパクト容器。
  5. 容器本体の底部に支持されると共に前記収容部を複数の領域に区画する仕切部材を有し、
    前記固定部は、前記仕切部材に両方の端部のうちの一方が固定されることにより片持ち支持されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか一項に記載のコンパクト容器。
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