JP2017113051A - 膜状結合組織体形成用基材 - Google Patents

膜状結合組織体形成用基材 Download PDF

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Yasuhide Nakayama
泰秀 中山
大家 智憲
Tomonori Oya
智憲 大家
健司 森脇
Kenji Moriwaki
健司 森脇
真耶 古越
Maya Furukoshi
真耶 古越
隆徳 西邑
Takanori Nishimura
隆徳 西邑
朋弘 三谷
Tomohiro Mitani
朋弘 三谷
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Abstract

【課題】結合組織体の形成に要する時間を長くすることなく、所望の厚さ、かつ両面が所望の表面状態で、縦横などの方向に関わらず均一な特性の膜状結合組織体を形成することのできる膜状結合組織体形成用基材の提供。【解決手段】二面の組織形成面2a、2bを対向させて組織形成空間3を挟む。組織形成面2bにスリット9a、9bを形成して、組織形成空間3を基材外部と連通させる。スリット9a、9bの長手方向を互いに異なる方向に設定する。膜状結合組織体形成用基材1を生体組織材料の存在する環境に設置する。スリット9a、9bから組織形成空間3に結合組織が侵入する。筒形膜状結合組織体4の両面が基材表面に合わせて形成される。スリット9a、9bの内部に形成される突状が互いに交差する方向を向く。縦横などの方向に関わらず膜状結合組織体の特性がほぼ均一になる。【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば人工弁膜として用いる膜状の結合組織体を形成するための膜状結合組織体形成用基材に関するものである。
病気や事故で失われた細胞、組織、器官を、人工素材や細胞により再び蘇らせる再生医療の研究が数多くなされている。
通常、身体には自己防衛機能があり、体内の浅い位置にトゲ等の異物が侵入した場合には、これを体外へ押し出そうとする。また、体内の深い位置に異物が侵入した場合には、その周りに繊維芽細胞が徐々に集まって、主に繊維芽細胞とコラーゲンからなる結合組織体のカプセルを形成して異物を覆うことにより、体内において異物を隔離することが知られている。この後者の自己防衛反応を利用して生細胞から生体由来組織を形成する技術として、生体内に異物としての基材を埋入して結合組織体を形成する技術が複数報告されている(特許文献1〜3参照)。
さらに、特許文献4は、生体内などに基材を配置して、互いに対向する二面の結合組織形成面の間に結合組織を形成することにより、所望の厚さで両面が所望の表面状態の膜状結合組織体を形成するようにした基材を開示している。
特開2007−312821号公報 特開2008−237896号公報 特開2010−094476号公報 特開2014−030598号公報(段落0008、0009)
ところが、特許文献4に記載の基材は、結合組織を端部から二面の結合組織形成面の間に侵入させるようにして形成するので、基材が大きくなるほど、結合組織が侵入すべき長さが長くなり、膜状結合組織体の形成に要する時間が長くなるおそれがある。
これに対して、組織形成面に基材の内外を連通させるスリットを形成して、結合組織の侵入を容易にすることが考えられる。ただ、スリット内に形成された結合組織が膜状結合組織体の表面に突条を構成するので、単に組織形成面にスリットを形成した場合、このスリットと平行な方向と交差する方向とでは、膜状結合組織体の強度や剛性などの特性が異なり、膜状結合組織体の特性が不均一になるおそれがある。
本発明は、結合組織体の形成に要する時間を長くすることなく、所望の厚さ、かつ両面が所望の表面状態で、縦横などの方向に関わらず均一な特性の膜状結合組織体を形成することのできる膜状結合組織体形成用基材の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る膜状結合組織体形成用基材は、生体組織材料の存在する環境に設置して基材表面に膜状の結合組織体を形成可能なものであり、膜状の結合組織体の両面を基材表面に合わせて形成するよう、結合組織を形成する二面の組織形成面を、組織形成空間を挟んで互いに対向して設け、少なくとも一方の組織形成面に、組織形成空間と基材外部とを連通させる複数種類のスリットを形成し、各種のスリットの長手方向を互いに異なる方向に設定したものである。
上記構成によれば、組織形成空間を挟んで二面の組織形成面を互いに対向させるので、その間隔を適宜設定して、所望の厚さの膜状結合組織体を形成することができる。また、膜状結合組織体の両面を基材表面に合わせて形成するので、組織形成面を平滑面に形成して膜状結合組織体の両面を平滑面に形成するなど、膜状結合組織体の両面を所望の表面状態に形成することができる。さらに、対向する二面の組織形成面の間に膜状結合組織体を形成するので、一面の組織形成面の外側に膜状結合組織体を形成する場合よりも、膜状結合組織体のうちの組織形成面から最も離れた部位までの距離を短くすることができ、厚くかつ密度の均一な膜状結合組織体を形成することができる。
さらに、少なくとも一方の組織形成面に、組織形成空間と基材外部とを連通させるスリットを形成するので、組織形成空間に、その端部から結合組織を侵入させるのに加えてスリットから、あるいはスリットのみから結合組織を侵入させることができる。これにより、組織形成空間に膜状結合組織体を形成するのに要する時間を短くすることができ、しかも、スリット内に形成された結合組織が、膜状結合組織体から突出する突条を構成して、膜状結合組織体を補強する補強部として機能する。
さらに、組織形成面のスリットを複数種類に形成し、各種のスリットの長手方向を互いに異なる方向に設定するので、膜状結合組織体の表面の突条がある一定方向に向けられることがない。これにより、単に組織形成面に一定方向のスリットを形成した場合とは違って、ある特定方向とそれと交差する方向とで、膜状結合組織体の強度や剛性などの特性が大きく異なることがなく、縦横などの方向に関わらず膜状結合組織体の特性をほぼ均一にすることができる。
ここで、「結合組織」とは、通常は、コラーゲンを主成分とする組織であって、生体内に形成される組織のことをいうが、本明細書及び特許請求の範囲の記載においては、生体内に形成される結合組織に相当する組織が生体外の環境下で形成される場合のその組織をも含む概念である。
また、「生体組織材料」とは、所望の生体由来組織を形成するうえで必要な物質のことであり、例えば、線維芽細胞、平滑筋細胞、内皮細胞、幹細胞、ES細胞、iPS細胞等の動物細胞、各種たんぱく質類(コラーゲン、エラスチン)、ヒアルロン酸等の糖類、その他、細胞成長因子、サイトカイン等の生体内に存在する各種の生理活性物質が挙げられる。この「生体組織材料」には、ヒト、イヌ、ウシ、ブタ、ヤギ、ヒツジ等の哺乳類動物、鳥類、魚類、その他の動物に由来するもの、又はこれと同等の人工材料が含まれる。
また、「生体組織材料の存在する環境」とは、動物(ヒト、イヌ、ウシ、ブタ、ヤギ、ヒツジ等の哺乳類動物、鳥類、魚類、その他の動物)の生体内(例えば、四肢部、肩部、背部又は腹部などの皮下、もしくは腹腔内への埋入)、又は、動物の生体外において、生体組織材料を含有する人工環境のことをいう。
本明細書及び特許請求の範囲の記載において、スリットとは、スリット長さがスリット幅の2倍よりも大きいものをいい、スリット長さがスリット幅の3倍〜5倍程度のものがより好ましい。このスリットは、結合組織を容易に侵入させることのできる例えば1mm〜2mm程度のスリット幅に設定して、その2倍以上、好ましくは3倍〜5倍程度で、かつ5mm程度以下のスリット長さに設定するのがよく、このようにスリット長さを制限することにより、膜状結合組織体の縦横などの方向によって各種特性に大きな違いが生じるのを抑えるのがよい。
スリットは、そのスリット長さがスリット幅と比較して十分に長いので、スリット幅を狭く設定して、組織形成面の残りの面積を十分に確保しつつ、周縁部に形成された結合組織によってスリットが早期に閉塞されるのを防止することができ、組織形成空間に結合組織を容易に侵入させることができる。
つまり、スリットに代えて、組織形成面に例えば円形の小孔を形成することも考えられるが、この場合、円孔の周縁部に結合組織が形成されることにより、円孔がその周縁部の全周に形成された結合組織自体によって全方向から閉塞され、組織形成空間への結合組織の侵入を阻害するおそれがある。これに対して、組織形成面にスリットを形成した場合にも、その周縁部に結合組織が形成されるが、スリット端部に形成された結合組織がそのスリット端部から離れた部位まで侵出することはないので、スリット全体が早期に閉塞されるのを防止することができ、結合組織を組織形成空間に容易に侵入させることができる。
より具体的に説明すると、例えば、スリット長さがスリット幅の2倍程度のスリットについて、スリットを長さ方向に2分割して考えた場合、各分割部分から組織形成空間に侵入しようとする結合組織は、一方のスリット端部によって侵入を阻害されるものの、他方のスリット端部によって阻害されることはない。さらに、スリット長さがスリット幅の3倍程度のスリットについて、スリットを長さ方向に3分割して考えた場合、その中央の分割部分から組織形成空間に侵入しようとする結合組織は、いずれのスリット端部によっても結合組織の侵入を阻害されることはない。
このように、組織形成面にスリットを形成して結合組織を組織形成空間に侵入させるので、組織形成空間に結合組織を容易に侵入させつつ、結合組織の侵入口として円孔を形成する場合などよりも、その侵入口の面積を小さくすることができる。例えば、組織形成面に対するスリットの面積比を1/2以下で、好ましくは1/10程度に設定することができる。
これにより、組織形成面のうち、結合組織を組織形成空間に侵入させるためのスリットの面積よりも、組織形成面としての本来の機能を有する残りの部分の面積を大きくすることができ、膜状結合組織体の両面を所望の表面状態に形成すると共に、厚くかつ密度の均一な膜状結合組織体を形成することができる。
また、スリットとして、それぞれ複数の第1スリット及び第2スリットを形成し、この第1スリット及び第2スリットをその長手方向を互いに交差する方向に向けて配置するようにしてもよい。
この構成によると、組織形成面に形成するスリットを第1スリット及び第2スリットの2種類にするので、多種類のスリットを形成する場合よりも、その形成を容易にすることができる。しかも、スリットが2種類であっても、その長手方向を互いに交差する方向に設定するので、スリットをある一定方向に向けた場合と比較して、スリット内に形成される突条の影響が膜状結合組織体の方向によって大きく異なることがなく、膜状結合組織体の各種特性が方向によって大きく変化するのを十分に抑えることができる。なお、第1スリット及び第2スリットの長手方向の交差角度を80°〜100°に設定すれば、膜状結合組織体の縦横両方向における各種特性をほぼ均一にすることができる。
また、第1スリット及び第2スリットを各スリットの長手方向に沿って交互に配列するようにしてもよい。
この構成によると、第1スリット及び第2スリットを交互に配列するので、第1スリットや第2スリットだけを直線状に配列する場合と比較して、膜状結合組織体に作用する力を直線状の突条に沿って集中して伝えることなく、その力を分散させることができ、膜状結合組織体の各種特性をほぼ均一にすることができる。
しかも、第1スリット及び第2スリットをそれぞれ直線状に配列すると、スリット間の領域が4つのスリットの全体で囲まれることになるが、第1スリット及び第2スリットを交互に配列することにより、スリット間の領域を4つのスリットの各一部ずつで囲むことができる。これにより、スリット間の領域を狭くすることができ、膜状結合組織体の全範囲について、結合組織を侵入させるスリットまでの距離を短くして、膜状結合組織体の各種特性をほぼ均一にすることができる。
本発明の膜状結合組織体形成用基材は、二面の組織形成面を互いに対向させて設けると共に、その少なくとも一方に複数種類のスリットを形成したものであれば、その組織形成面の形状や基材全体の構造などは特に限定されるものではなく、形成しようとする膜状結合組織体の形状に応じて種々のものを採用することができる。
例えば、筒状の膜状結合組織体を形成するための膜状結合組織体形成用基材としては、組織形成面を外周面に設定した中心基材と、この中心基材の周囲を取り囲むと共に組織形成面を内周面に設定した筒状基材とを設け、その筒状基材にスリットを形成したものを例示できる。
この構成によると、筒状基材が中心基材の周囲を取り囲むので、外側の筒状基材に形成したスリットから結合組織を容易に侵入させて、中心基材と筒状基材との隙間に筒形の膜状結合組織体を形成することができる。なお、筒状基材に第1スリット及び第2スリットを形成する場合、両スリットの長手方向を互いに交差する方向に向けると共に、基材中心軸方向に対する両スリットの傾斜角度を40°〜50°に設定することにより、膜状結合組織体の中心軸方向及び周方向における各種特性をほぼ均一にすることができる。
また、本発明は、上記の膜状結合組織体形成用基材を用いて膜状結合組織体を生産する方法を提供する。
すなわち、本発明に係る膜状結合組織体の生産方法は、膜状結合組織体形成用基材を生体組織材料の存在する環境に設置する設置工程と、膜状結合組織体形成用基材の周囲に結合組織を形成しつつ組織形成空間に結合組織を形成する形成工程と、膜状結合組織体形成用基材の外面に沿って周囲の結合組織を切断して上記の環境から膜状結合組織体形成用基材を取り出す取出工程と、組織形成空間の結合組織を組織形成面から剥離して膜状結合組織体として取り出す分離工程と、を備えたものである。
この構成によれば、上記の結合組織体形成基材の構成を採用することによる効果と同じ効果を得ることができる。さらに、形成工程において、基材内側の組織形成空間の膜状結合組織体がスリットを介して基材外側の結合組織と一体に形成されるが、取出工程において、基材の周囲の結合組織を切断するので、基材及び膜状結合組織体を基材外側の結合組織と切り離すことができ、前記環境から基材を取り出すことができる。しかも、膜状結合組織体形成用基材の外面に沿って周囲の結合組織を切断するので、スリット内に残った結合組織によって、膜状結合組織体の表面に突条を構成することができる。
なお、本発明の方法で生産する膜状結合組織体は、人工弁膜などの膜状で機能するシート状の膜状組織、あるいは表層を覆う膜状組織や筒状の膜状組織として用いるものであり、弁膜の他、心膜や硬膜、皮膚、角膜、血管、消化管、気管など、どのようなものであってもよい。また、本発明の方法で生産する膜状結合組織体は、移植対象者に対して、自家移植、同種移植、異種移植のいずれでもよいが、拒絶反応を避ける観点からなるべく自家移植か同種移植が好ましい。さらに、異種移植の場合には、拒絶反応を避けるため公知の脱細胞化処理などの免疫源除去処理を施すのが好ましい。
また、本発明は、筒状の膜状結合組織体を形成する上記の膜状結合組織体形成用基材を用いてシート状の膜状結合組織体を生産する方法を提供する。
すなわち、本発明に係る膜状結合組織体の生産方法は、膜状結合組織体形成用基材を生体組織材料の存在する環境に設置する設置工程と、膜状結合組織体形成用基材の周囲に結合組織を形成しつつ組織形成空間に結合組織を形成する形成工程と、膜状結合組織体形成用基材の外面に沿って周囲の結合組織を切断して上記の環境から膜状結合組織体形成用基材を取り出す取出工程と、組織形成空間の結合組織を組織形成面から剥離して筒形の膜状結合組織体として取り出す分離工程と、を備えたものであり、さらに、分離工程の後に、筒形の膜状結合組織体をシート状に切断する切断工程を設けたものである。
この構成によれば、筒形の膜状結合組織体を形成した後にシート状に切断するので、端部及び中央部のある板状の基材を用いて直接にシート状の膜状結合組織体を形成する方法と比較して、一旦、中心軸と直交する断面において方向性のない筒形の膜状結合組織体を形成する分、より均一な組織を形成することができる。
上記のとおり、本発明によると、組織形成空間を挟んで二面の組織形成面を互いに対向させるので、所望の厚さ及び表面状態の膜状結合組織体を形成することができる。しかも、少なくとも一方の組織形成面にスリットを形成するので、そのスリットから組織形成空間に結合組織を侵入させることができ、膜状結合組織体の形成に要する時間を短くすることができる。
さらに、複数種類のスリットの長手方向を互いに異なる方向に設定するので、膜状結合組織体の表面の突条がある一定方向に向くことがなく、縦横などの方向に関わらず、膜状結合組織体の強度や剛性などの特性をほぼ均一にすることができる。
本発明に係る膜状結合組織体形成用基材の分解斜視図 膜状結合組織体の斜視図で、(a)は筒形膜状結合組織体を示し、(b)は筒形からシート状に切断した膜状結合組織体を示す 筒形膜状結合組織体を生産する手順を示す図 スリット及び突条の配置を説明するする図で、(a)は第1スリット及び第2スリットを交互に配列した場合、(b)は第1スリット及び第2スリットを直線状に配列した場合、(c)はスリットを一定方向に配列した場合を示す 膜状結合組織体形成用基材の別形態の斜視図 スリット及び突条の配置の別形態を示す図で、(a)はスリットを三角形状に配列した場合、(b)はスリットをランダムに配列した場合を示す
以下、本発明に係る膜状結合組織体形成用基材を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、膜状結合組織体形成用基材1は、生体組織材料の存在する環境に設置して、内外に対向する二面の組織形成面2a、2bで挟まれた筒状の組織形成空間3で、筒形膜状結合組織体4を形成するためのものであり、組織形成面2aを外周面に設定された中心基材5と、中心基材5の周囲を取り囲むと共に組織形成面2bを内周面に設定された筒状基材6と、組織形成空間3の端部を塞ぐ端体7及び蓋体8とを備え、その筒状基材6に、組織形成空間3と基材外部とを連通させる複数の第1スリット9a及び第2スリット9bを形成したものである。
中心基材5は、例えばアクリル樹脂からなる中心材10の周囲に、例えばシリコーン樹脂からなるカバーチューブ11を被せた構造とされ、そのカバーチューブ11の外周面が組織形成面2aとされる。中心材10は、端体7の中央から一面側に突出するよう形成され、この中心材10よりもカバーチューブ11をわずかに短く設定することにより、中心材10の先端が露出している。
筒状基材6は、中心基材5のカバーチューブ11よりもわずかに長い例えばアクリル樹脂からなる筒状とされ、その基端に端体7を装着することにより、中心基材5の周囲を取り囲むように配置される。筒状基材6及び中心材10の先端には、蓋体8が装着され、カバーチューブ11の組織形成面2aと、筒状基材6の組織形成面2bと、端体7及び蓋体8とで、組織形成空間3が構成される。
中心基材5及び筒状基材6は、目的とする筒形膜状結合組織体4の太さ、厚さ及び長さに応じて、組織形成面2a、2bの間の組織形成空間3が所定の形状を構成するよう、中心基材5の外径と筒状基材6の内径と中心基材5及び筒状基材6の長さとが設定される。
筒状基材6に形成される第1スリット9a及び第2スリット9bは、その長手方向の傾斜角度を基材中心軸と平行な方向に対して40°〜50°に設定しつつ、例えば80°〜100°程度の交差角度で互いに交差する方向に向けて配置され、さらに、各スリット9a、9bの長手方向に沿って、第1スリット9a及び第2スリット9bが交互に配列されている。
第1スリット9a及び第2スリット9bは、筒状基材6の組織形成面2bに対する面積比を1/2以下で、例えば10%程度に設定され、組織形成面2bのうち、結合組織を侵入させるためのスリット9a、9bよりも、筒形膜状結合組織体4の外面を形成する残りの部位の面積を大きくしている。各スリット9a、9bは、例えば、結合組織が侵入可能な1mm〜2mm程度のスリット幅で、その2倍程度以上かつ5mm程度以下のスリット長さに設定される。
端体7は、カバーチューブ11と同一の外径で例えばアクリル樹脂からなる円板状とされ、外周縁に、その全厚に渡る長さの複数の突起12が形成されると共に、この突起12を介して、中心軸方向で基端部分の外周側に、筒状基材6と同径の端リング13が設けられている。この端体7は、突起12を介して、中心軸方向で先端部分を筒状基材6に内嵌することにより、端リング13を筒状基材6の基端面に当接させつつ、筒状基材6の基端に装着される。
突起12は、端体7の外周縁に等間隔で位置し、端体7の外周面と筒状基材6及び端リング13との間に隙間をあけると共に、この隙間を等間隔で仕切って、組織形成空間3をその基端側において基材外部と連通させる複数の連通路14を構成する。
蓋体8は、カバーチューブ11と同一の外径で、中心材10の外径と同一径の中央穴を有する例えばアクリル樹脂からなるリング状とされ、外周縁に、その中心軸方向で全厚に渡る長さの複数の突起15が形成されると共に、この突起15を介して、中心軸方向で先端部分の外周側に、筒状基材6と同径の蓋リング16が設けられている。この蓋体8は、中央穴に中心材10の先端を内嵌しつつ、突起15を介して、中心軸方向で基端部分を筒状基材6に内嵌することにより、蓋リング16を筒状基材6の先端面に当接させつつ、筒状基材6の先端に装着される。
突起15は、蓋体8の外周縁に等間隔で位置し、蓋体8の外周面と筒状基材6及び蓋リング16との間に隙間をあけると共に、この隙間を等間隔で仕切って、組織形成空間3をその先端側において基材外部と連通させる複数の連通路17を構成する。
ここで、膜状結合組織体形成用基材1の材料は、生体に埋入した際に大きく変形することが無い強度(硬度)を有しており、化学的安定性があり、滅菌などの負荷に耐性があり、生体を刺激する溶出物が無いまたは少ない樹脂が好ましく、例えば、上記の通り、シリコーン樹脂やアクリル樹脂等が挙げられるがこれに限定されるものではない。
例えば、上記の通り、中心基材5の少なくとも外周面を比較的に結合組織が形成されやすいシリコーン樹脂などの高分子材料により形成した上で、筒状基材6の少なくとも表面を比較的に結合組織が形成されにくい金属材料より形成することもできる。これにより、組織形成空間3に結合組織を形成しつつ、結合組織によって第1スリット9a及び第2スリット9bが閉塞されるのを遅らせることができる。筒状基材6の表面を構成する金属としては、錆び難い金属が採用され、ステンレスやチタン、コバルト、クロム、ニッケルチタン合金などの金属材料を例示することができる。
図2に示すように、膜状結合組織体形成用基材1を用いて生産する筒形膜状結合組織体4は、例えば、中心軸方向に沿ってシート状の膜状結合組織体18に切断した後、テンプレートに沿って切断することにより、体内の所定の部位に縫合移植するための人工弁膜に加工されるものであり、第1スリット9a及び第2スリット9bに対応する部位に、複数の突条19a、19bが形成されている。
筒形膜状結合組織体4及び膜状結合組織体18は、内外両面を組織形成面2a、2bに合わせて形成されたことにより、所定の厚さで、表面が平滑、かつ密度の高い均質な結合組織体に構成されている。しかも、突状19a、19bが互いに交差する方向に向けられると共に、それぞれの長手方向に沿って交互に配列されることにより、筒形膜状結合組織体4及び膜状結合組織体18が、突状19a、19bで補強されつつ、縦横の方向に関わらず均一な特性に形成される。
次に、上記のような膜状結合組織体形成用基材1を用いて筒形膜状結合組織体4及び膜状結合組織体18を生産する方法について説明する。
図3に示すように、この生産方法は、膜状結合組織体形成用基材1を生体組織材料の存在する環境に設置する「設置工程」と、膜状結合組織体形成用基材1の周囲に結合組織20を形成しつつ組織形成空間3に結合組織20を形成する「形成工程」と、前記環境から膜状結合組織体形成用基材1を取り出す「取出工程」と、組織形成空間3の結合組織20を組織形成面2a、2bから剥離して筒形膜状結合組織体4として取り出す「分離工程」とを備え、さらに、「分離工程」の後に、筒形膜状結合組織体4をシート状の膜状結合組織体18に切断する「切断工程」が設けられる。
<設置工程>
膜状結合組織体形成用基材1を生体組織材料の存在する環境に設置する(図3(a))。生体組織材料の存在する環境とは、動物の生体内(例えば、皮下や腹腔内への埋入)、又は、動物の生体外において生体組織材料が浮遊する溶液中等の人工環境内が挙げられる。生体組織材料としては、ヒト、イヌ、ウシ、ブタ、ヤギ、ウサギ、ヒツジなどの他の哺乳類動物由来のものや、鳥類、魚類、その他の動物由来のもの、又は人工材料を用いることもできる。
膜状結合組織体形成用基材1を動物に埋入する場合には、十分な麻酔下で最小限の切開術で行い、埋入後は傷口を縫合する。膜状結合組織体形成用基材1の埋入部位としては例えば、膜状結合組織体形成用基材1を受け入れる容積を有する腹腔内、あるいは四肢部、肩部又は背部、腹部などの皮下が好ましい。また、埋入には低侵襲な方法で行うことと動物愛護の精神を尊重し、十分な麻酔下で最小限の切開術で行うことが好ましい。
また、膜状結合組織体形成用基材1を生体組織材料の存在する環境下へ置く場合には、種々の培養条件を整えてクリーンな環境下で公知の方法に従って細胞培養を行えばよい。
<形成工程>
設置工程の後、所定時間が経過することにより、膜状結合組織体形成用基材1の周囲に結合組織20が形成され(図3(a)、(b))、さらに、結合組織20が第1スリット9a及び第2スリット9bと連通路14、17とから基材内部に侵入して、組織形成空間3に結合組織20が形成される(図3(b))。この形成工程においては、十分な面積のスリット9a、9bから結合組織20を侵入させる分、比較的に短時間で組織形成空間3に結合組織20が形成される。結合組織20は、繊維芽細胞とコラーゲンなどの細胞外マトリックスで構成される。
<取出工程>
所定時間の形成工程を経て、組織形成空間3に結合組織20が十分に形成された後、膜状結合組織体形成用基材1を生体組織材料の存在する環境から取り出す取出工程を行う(図3(c))。
この取出工程においては、膜状結合組織体形成用基材1の外面に沿って周囲の結合組織20を切断することにより、前記環境から膜状結合組織体形成用基材1を取り出す。なお、スリット9a、9b及び連通路14、17の内部に形成された結合組織20を介して、膜状結合組織体形成用基材1の内外の結合組織20が一体化しているが、周囲の結合組織20を切断することにより、膜状結合組織体形成用基材1を取り出すことができる。
<分離工程>
膜状結合組織体形成用基材1を適宜破壊するなどして、組織形成空間3に形成された結合組織20を組織形成面2a、2bから剥離して取り出すことにより、筒形膜状結合組織体4が得られる(図2(a)、図3(d))。
なお、生産された筒形膜状結合組織体4を異種移植に用いる場合には、移植後の拒絶反応を防ぐため、脱細胞処理、脱水処理、固定処理などの免疫源除去処理を施すのが好ましい。脱細胞処理としては、超音波処理や界面活性剤処理、コラゲナーゼなどの酵素処理によって細胞外マトリックスを溶出させて洗浄する等の方法があり、脱水処理の方法としては、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等の水溶性有機溶媒で洗浄する方法があり、固定処理する方法としては、グルタアルデヒドやホルムアルデヒドなどのアルデヒド化合物で処理する方法がある。
<切断工程>
筒形膜状結合組織体4を中心軸方向に沿って切断することにより、シート状の膜状結合組織体18が得られる(図2(b))。さらに、膜状結合組織体18を例えばテンプレートに沿って切断することにより、体内の所定の部位に縫合移植するための人工弁膜が得られる。
上記構成によれば、筒形結合組織体4の内外両面を組織形成面2a、2bに合わせて形成するので、筒形結合組織体4を切断した膜状結合組織体18を所定の厚さで、表面が平滑、かつ密度の高い均質な結合組織体に構成することができる。しかも、一旦、周方向において端部のない筒形結合組織体4を形成し、この筒形結合組織体4を切断して膜状結合組織体18を形成するので、端部及び中央部のある膜状結合組織体18を板状の基材で直接に形成する場合よりも、均質な膜状結合組織体18を形成することができる。
さらに、第1スリット9a及び第2スリット9bの内部の結合組織20が構成する突状19a、19bにより、膜状結合組織体18を補強することができる。しかも、突状19a、19bの長手方向が互いに交差する方向を向くようにスリット9a、9bを配置するので、ある特定方向とそれと交差する方向とで、強度や剛性などの特性が大きく異なることがなく、縦横などの方向に関わらず膜状結合組織体18の特性をほぼ均一にすることができる。
上記の膜状結合組織体形成用基材1を用いて膜状結合組織体18を形成し、互いに交差する縦方向及び横方向における破断荷重を測定したところ、縦方向について、4474.5±88.5N/mmで、横方向について、4330.0±176.0N/mmであり、縦方向及び横方向において、ほぼ同程度の破断荷重が得られた。
ここで、図4(a)〜図4(c)を用いて、スリット及び突条の配置の違いによる影響をより詳しく説明する。
図4(a)に示すスリット及び突条の配置は、上記の膜状結合組織体形成用基材1を用いた形態における配置であり、スリット9a、9b及び突状19a、19bをそれぞれの長手方向に沿って交互に配列している。この配置によれば、スリット間の領域21を4つのスリット9a、9bの各一部ずつで囲むようにして狭くし、膜状結合組織体18の全範囲について、スリット9a、9bまでの距離を短くして結合組織を侵入させやすくすることができる。しかも、膜状結合組織体18に作用する力を交互に位置する突状19a、19bによって分散させることができ、膜状結合組織体18の各種特性をほぼ均一にすることができる。
図4(b)に示すスリット及び突条の配置は、第1スリット9a及び第2スリット9bのそれぞれを直線状に配列したものであり、図4(a)の配置と同様、スリット9a、9bの長手方向の交差による効果が得られる。ただし、スリット間の領域23が4つのスリット9a、9bの全体で囲まれて広くなり、また、膜状結合組織体18に作用する力が直線状の突条19a、19bに沿って集中しやすく、しかも、突条19a、19bの間に、補強されていない帯状部分22が必然的に形成される。
図4(c)に示すスリット及び突条の配置は、一定方向のスリット24を形成したものであり、膜状結合組織体の表面の突条25がある一定方向を向くので、その方向とそれと交差する方向とで、強度や剛性などの特性が異なりやすく、縦横方向で膜状結合組織体の特性が相違しやすい。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、適宜変更を加えることができる。例えば、図5に示すように、筒形結合組織体4を形成してシート状の膜状結合組織体18に切断する代わりに、板状の膜状結合組織体形成用基材26を用いて、直接にシート状の膜状結合組織体18を形成することもできる。結合組織体形成用基材26は、二枚の板材27a、27bを互いに対向させて配置し、そのうちの少なくとも一方に第1スリット9a及び第2スリット9bを形成した構造とされる。
また、図6(a)に示すように、長手方向を互いに交差させた第1スリット9a及び第2スリット9bの代わりに、三種類のスリット28a、28b、28cを三角形状に配置することもでき、これにより、スリット28a、28b、28cを比較的に密に配置することができる。また、図6(b)に示すように、多種類のスリット29をランダムな方向に向けて配置することもでき、これにより、膜状結合組織体18の特性の方向性をほぼなくすことができる。
1 膜状結合組織体形成用基材
2a、2b 組織形成面
3 組織形成空間
4 筒形膜状結合組織体
5 中心基材
6 筒状基材
7 端体
8 蓋体
9a 第1スリット
9b 第2スリット
10 中心材
11 カバーチューブ
12 突起
13 端リング
14 連通路
15 突起
16 蓋リング
17 連通路
18 膜状結合組織体
19a、19b 突条
20 結合組織
21 領域
22 帯状部分
23 領域
24 スリット
25 突条
26 膜状結合組織体形成用基材
27a、27b 板材
28a、28b、28c スリット
29 スリット

Claims (6)

  1. 生体組織材料の存在する環境に設置して基材表面に膜状の結合組織体を形成可能な基材であって、前記膜状の結合組織体の両面を基材表面に合わせて形成するよう、結合組織を形成する二面の組織形成面が組織形成空間を挟んで互いに対向して設けられ、少なくとも一方の組織形成面に、前記組織形成空間と基材外部とを連通させる複数種類のスリットが形成され、各種のスリットの長手方向が互いに異なる方向に設定されたことを特徴とする膜状結合組織体形成用基材。
  2. 前記スリットとして、それぞれ複数の第1スリット及び第2スリットが形成され、該第1スリット及び第2スリットが、その長手方向を互いに交差する方向に向けて配置されたことを特徴とする請求項1に記載の膜状結合組織体形成用基材。
  3. 第1スリット及び第2スリットが各スリットの長手方向に沿って交互に配列されたことを特徴とする請求項2に記載の膜状結合組織体形成用基材。
  4. 前記組織形成面を外周面に設定された中心基材と、該中心基材の周囲を取り囲むと共に前記組織形成面を内周面に設定された筒状基材とが設けられ、前記筒状基材に前記スリットが形成されたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の膜状結合組織体形成用基材。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の膜状結合組織体形成用基材を生体組織材料の存在する環境に設置する設置工程と、前記膜状結合組織体形成用基材の周囲に結合組織を形成しつつ前記組織形成空間に結合組織を形成する形成工程と、前記膜状結合組織体形成用基材の外面に沿って周囲の結合組織を切断して前記環境から膜状結合組織体形成用基材を取り出す取出工程と、前記組織形成空間の結合組織を前記組織形成面から剥離して膜状結合組織体として取り出す分離工程と、を備えたことを特徴とする膜状結合組織体の生産方法。
  6. 請求項4に記載の膜状結合組織体形成用基材を生体組織材料の存在する環境に設置する設置工程と、前記膜状結合組織体形成用基材の周囲に結合組織を形成しつつ前記組織形成空間に結合組織を形成する形成工程と、前記膜状結合組織体形成用基材の外面に沿って周囲の結合組織を切断して前記環境から膜状結合組織体形成用基材を取り出す取出工程と、前記組織形成空間の結合組織を前記組織形成面から剥離して筒形の膜状結合組織体として取り出す分離工程と、を備え、
    前記分離工程の後に、前記筒形の膜状結合組織体をシート状に切断する切断工程が設けられたことを特徴とする膜状結合組織体の生産方法。
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WO2018043614A1 (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 新幹工業 株式会社 結合組織体の形成方法

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