JP2017111531A - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の情報処理装置に最新のバージョンに対応したファームウエアを他の情報処理装置から取得して効率よくインストールする。【解決手段】管理装置と、複数の他の情報処理装置と通信する情報処理装置において、管理装置からバージョン情報に対応づけられた所定のファームウエアをインストールするためのスクリプトを取得して、インストールした後、取得した所定のファームウエアを複数の他の情報処理装置のうちバージョン情報に対応する当該所定のファームウエアをインストールしていない複数の他の情報処理装置に公開する。そして、複数の他の情報処理装置が取得すべき所定のファームウエアの取得先を第2取得先とすべきことを管理装置に通知する。これにより、他の情報処理装置が自機のファームウエアのバージョンが異なる場合でも、必要なファームウエアを取得先が公開された情報処理装置から取得してインストールする構成を特徴とする。【選択図】 図8

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
情報処理装置、例えばMFP(多機能周辺装置)やSFP(単機能プリンタ)などの画像形成装置を新規に導入する際、顧客先での使用環境に応じた設置作業が必要である。画像形成装置の設置作業には多くの時間と手間がかかる。そのため、複数台の画像形成装置に対し、同様の設置作業を行えば良い場合には、予め使用環境として必要なソフトウエアや設定値、検証用のデータなどを用意しておく。そして、画像形成装置が、それらを設置作業の作業指示情報に従って処理していくことで、自動的にかつ効率良く設置作業を行うシステムが提案されている。このようなシステムの中には、インターネット上のサーバに、作業指示情報や使用環境として必要なソフトウエアなどを配置しておき、設置作業時に画像形成装置が取得するものがある。
このような構成のシステムでは、顧客先で顧客先のネットワーク環境を使用して設置作業を行う場合がある。画像形成装置を導入する顧客先は企業であることが多く、企業ではプロキシサーバが利用されることが多い。また、使用環境として必要なソフトウエアにはファームウエアなどの数百メガバイトのものが含まれている。
そのため、このような構成のシステムで、設置対象の画像形成装置が多くなると、顧客先のプロキシサーバ等の負荷が大きくなり、場合によっては顧客先のユーザがインターネットにアクセスしづらい状況になってしまう。
一方、プロキシサーバにはキャッシュ機能があるが、TLS(Transport Layer Security)での通信の際にはキャッシュできなかったり、顧客先の環境によってはキャッシュ機能が無効になっていたりする場合もある。また、プロキシサーバとは別に、インターネット上のサーバと画像形成装置の間のイントラネット内に、仲介装置となるソフトウエア管理サーバを配置するシステムが提案されている(特許文献1参照)。
このような構成であると、ソフトウエア管理サーバが多数の機器の代わりにインターネット上のサーバからソフトウエアを取得することができるので、プロキシサーバへの負荷は小さくなる。
特開2011−066521号公報
しかしながら、顧客先での設置作業は1度しか行わない為、別途ソフトウエア管理サーバを顧客先に配置して利用することは難しい。また、ソフトウエア管理サーバを顧客先で利用できるようにするためには、顧客環境のネットワークにつなげるための初期設定等などが新たに必要となり、作業者による設置作業負担が増大する等の課題があった。
さらに、従来のシステムの運用では、管理装置から取得するファームウエアは、情報処理装置の機種IDや、既にインストールされたファームウエア自身のバージョン情報に適応したものでなければならない。
したがって、機種IDが異なったり、情報処理装置の設置時に既にインストールされたファームウエアのバージョン情報が異なったりした場合、それぞれの情報処理装置に適応したファームウエアを効率よく管理できないという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、管理装置から取得したファームウエアをインストールした情報処理装置と機種IDが対応する他の情報処理装置にファームウエアを公開することで、ネットワークに負荷をかけることなく、複数の情報処理装置にファームウエアを効率よくインストールできる仕組みを提供することである。
さらに、本発明の目的は、管理装置から取得したファームウエアをインストールした情報処理装置と、バージョン情報が一致しない場合でも、管理装置から必要なファームウエアの差分を取得することで、ネットワークに負荷をかけることなく、複数の情報処理装置に最新のバージョンに対応したファームウエアを効率よくインストールできる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の情報処理システムは以下に示す構成を備える。
複数の情報処理装置と、管理装置とが通信する情報処理システムであって、
前記管理装置は、所定のファームウエアを取得してインストールするためのスクリプトと、所定のファームウエアとを機種IDに対応づけて管理する管理手段と、前記所定のファームウエアを取得すべき第1の取得先を前記第1の情報処理装置から通知される第2取得先に変更、または、第1の取得先に加え第2の取得先も追加する更新手段とを備え、各情報処理装置は、自装置にインストール済のファームウエアのバージョン情報を管理するインストール済のファームウエアを管理するファームウエア管理手段と、前記管理装置から前記機種IDに対応づけられた所定のファームウエアをインストールするためのスクリプトを取得するスクリプト取得手段と、前記スクリプト取得手段が取得した所定のファームウエアをインストールするインストール手段とを備え、さらに、前記複数の情報処理装置のうちの第1の情報処理装置は、前記スクリプトに設定された前記管理装置が前記機種IDに対応づけて管理する第1の取得先から所定のファームウエアを取得する第1のファームウエア取得手段と、前記第1ファームウエア取得手段が取得した所定のファームウエアを前記複数の情報処理装置のうち前記機種IDに対応する当該所定のファームウエアをインストールしていない第2の情報処理装置に公開する公開手段と、前記第2の情報処理装置が取得すべき所定のファームウエアの取得先を第2取得先とすべきことを前記管理装置に通知する通知手段とを備え、前記第2の情報処理装置は、前記管理装置が前記機種IDに対応づけて管理するスクリプトに設定された前記第2の取得先から所定のファームウエアを取得する第2のファームウエア取得手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ネットワークに負荷をかけることなく、複数の情報処理装置にファームウエアを効率よくインストールできる。
情報処理システムの構成例を示す図である。 情報処理システムのハードウエア構成の例を示すブロック図である。 管理サーバのハードウエア構成の例を示すブロック図である。 MFPのソフトウエアの構成例を示すブロック図である。 ファームウエア構成の例を示す図である。 情報処理システムのソフトウエア構成の例を示すブロック図である。 情報処理システムで管理するデータテーブルの一例である。 情報処理装置の設置作業を説明する図である。 案件作成プログラムが表示するUI画面を示す図である。 設置作業手順を記述した設置用スクリプトの一例を示す図である。 操作部に表示するUI画面を示す図である。 情報処理システムの制御方法を説明するフローチャートである。 情報処理システムの制御方法を説明するフローチャートである。 設置スクリプトとデバイスIDとを説明する図である。 ファームウエアの更新処理を説明する図である。 情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 設置スクリプトとデバイスIDとを説明する図である。 データ管理テーブルと公開ライブラリを説明する図である。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の自動設置システムにおける情報処理システムの構成例を示す図である。本自動設置システムは、LAN101およびLAN102があり、LAN101と102は別のLANであることを示している。
図1において、LAN101と102に接続された機器はそれぞれプロキシサーバ103と104越しにWANを介してインターネット上のサーバに接続される。LAN101は設置を行う顧客環境のLANであり、MFP105が複数台接続される。以下、情報処理装置の一例としてMFPを適用するシステムについて詳述する。MFP105は、顧客環境に設置を行うMFPであり、複写機にスキャナ、プリンタ、ファクシミリ等の複数の機能を統合した画像形成装置である。
尚、MFP105は、最初からLAN101に接続されているわけではなく、後述する設置の作業の中でLANに接続され、後述する自動設置プログラム450がインストールされている。
図4に示すMFP105の自動設置プログラム450は、案件管理サーバ107で管理されている作業指示書の一例である設置用スクリプトを取得し、設置用スクリプトの内容に従って自動での設置作業を実施する。
LAN102は、設置の事前準備を行う環境のLANであり、クライアントPC106が接続される。クライアントPC106は、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置であり、後述する案件作成プログラム500がインストールされている。案件作成プログラム500は、MFP105に設置用スクリプトを含む案件データを生成する。
案件管理サーバ107は、後述する案件管理サーバプログラム550がインストールされている。案件管理サーバプログラム550は、クライアントPC106を使用して生成し、MFP105の設定内容を登録した案件データを管理する。案件データについては後述する。
ソフトウエア管理サーバ108は、MFP105で利用可能なファームウエアや各種ライセンス情報等を管理するサーバである。MFP105の自動設置プログラム450は、設置用スクリプトの内容に従って、ソフトウエア管理サーバ108から設置に必要なソフトウエアをダウンロードする。
なお、本実施形態では、案件管理サーバ107とソフトウエア管理サーバ108とを独立した構成としているが、1つの管理装置として構成してもよい。また、本実施形態では、情報処理装置の一例としてMFPを挙げているが、もちろんその他SFPなどでもよい。
<MFP105の構成>
図2は、図1に示した情報処理システムのハードウエア構成の例を示すブロック図である。図2の(A)は、MFP105のハードウエア構成の例である。MFP105はコントローラユニット200を含む以下の構成を含む。
図2の(A)において、コントローラユニット200には、画像入力デバイスであるスキャナ217や画像出力デバイスであるフィニッシャ216Fが装備されたプリンタ216、および操作部204が接続される。
コントローラユニット200は、スキャナ217で読み取られた画像データをプリンタ216により印刷出力するコピー機能を実現するための制御を行う。また、MFP105のオプション機能(装置)として、ファクシミリ装置(FAX)205やフィニッシャ216Fを付加することも可能である。したがって、MFP105は、FAX205と通信して電話回線等に画像データを送受信する。また、MFP105は、フィニッシャ216Fと通信して印刷後の紙データをステープルでまとめる等の特定のシート後処理を行う。これらオプション機能の命令や制御もコントローラユニット200が行う。コントローラユニット200はプロセッサであるCPU201を有する。
CPU201は、ROM207に格納されているブートプログラムによりオペレーションシステム(OS)を立ち上げる。そして、CPU201は、OS上で、HDD(ハードディスクドライブ)208に格納されているプログラムを実行し、作業領域としてRAM202を用い、各処理を実行する。HDD208は各種データを格納する。CPU201には、システムバス210を介して、操作部I/F203、ネットワークI/F206、画像バスI/F212が接続される。操作部I/Fは、タッチパネルを有する操作部204とのインタフェースであり、操作部204に表示すべき画像データを出力し、操作部204においてユーザにより入力された情報をCPU201に送出する。
ネットワークI/Fは、MFP105をLAN101に接続するためのインタフェースである。画像バスI/F212は、システムバス210と、画像データを高速で転送する画像バス211とを接続し、データ形式を変換するためのバスブリッジである。画像バス211上には、デバイスI/F215、スキャナ画像処理部214、プリンタ画像処理部213が設けられ、デバイスI/Fには、スキャナ217およびプリンタ216が接続され、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部214は入力画像データに対し編集等を、プリンタ画像処理部213はプリント出力画像データに対して解像度変換等を行う。
<クライアントPC>
図2の(B)は、クライアントPC106のハードウエア構成の例を示すブロック図である。
図2の(B)において、CPU251を含む制御部250は、クライアントPCの全体の動作を制御する。CPU251は、ROM252に記憶された制御プログラムを読み出して各種制御処理を実行する。RAM253は、CPU251の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。
HDD254は、各種データやプログラムを記憶する。操作部I/F255は、クライアントPCで実行されるプログラムへの制御操作を入力するユーザインタフェース端末を接続する。本実施形態では、マウス259やキーボード260で構成されるが、その限りではない。ディスプレイI/F256は、クライアントPCで実行されるプログラムのUIを表示するディスプレイ端末を接続する。本実施形態ではディスプレイ261で構成されるが、その限りではない。ネットワークI/F258は、制御部250をLAN102に接続し、ネットワークを介して他の装置との間で各種情報を送受信する。
<サーバの構成>
図3は、図1に示した管理サーバのハードウエア構成の例を示すブロック図である。
なお、図3の(A)は、案件管理サーバ107のハードウエア構成の例を、図3の(B)は、図1に示したソフトウエア管理サーバ108のハードウエア構成の例を示すブロック図である。
図3の(A)および(B)において、CPU301を含む制御部300は、案件管理サーバ107全体の動作を制御する。CPU305を含む制御部350は、ソフトウエア管理サーバ108全体の動作を制御する。
CPU301は、ROM302に記憶された制御プログラムを読み出して各種制御処理を実行する。CPU351は、ROM352に記憶された制御プログラムを読み出して各種制御処理を実行する。
RAM303、353は、CPUの主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD304、354は、各種プログラムや後述する各種データテーブルを記憶する。ネットワークI/F305、355は、制御部(300、350)をLANに接続し、ネットワークを介して他の装置との間で各種情報を送受信する。
<MFPのソフトウエア構成>
図4は、図1に示したMFP105のソフトウエアの構成例を示すブロック図である。
図4の(A)において、OS400上には、ネイティブプログラム401と拡張プログラム実行プラットフォーム402が動作している。ネイティブプログラム401は、プリンタ216やスキャナ217など元々備わっている機能の制御プログラムであり、拡張プログラム実行プラットフォーム402は拡張機能の制御プログラムである。更に、ネイティブプログラム401上には、ファームウエア更新サービス403、オプション有効化サービス404、設定管理サービス405が動作している。拡張プログラム実行プラットフォーム402上には、拡張プログラムシステムサービス406と拡張プログラム407が動作している。ファームウエア更新サービス403は、ファームウエアを更新するための各種機能を提供するサービスである。
例えば、ユーザから指定されたファームウエアを参照し、該ファームウエアの更新が必要か否かを判断し、ネイティブプログラム401に対し、または介し、ファームウエアを更新する。オプション有効化サービス404は、ネイティブプログラム401に予め組み込まれているオプション機能を有効化するためのサービスである。設定管理サービス405は、プリンタ216やスキャナ217などの各種設定情報を管理するためのサービスである。
尚、設定管理サービス405は、ユーザインタフェース(以下、UI)を持っており、ユーザはMFP105の操作部204を介して設定変更の指示ができる。拡張プログラムシステムサービス406は、拡張プログラム407に共通に有用なユーティリティライブラリで、システムから提供される。拡張プログラム407から拡張プログラムシステムサービス406の機能を呼び出すことにより、拡張プログラム407を開発する手間を省くことができる。拡張プログラム407は、拡張プログラム実行プラットフォーム402または拡張プログラムシステムサービス406を介してのみ、他の拡張プログラムやMFP105の各モジュールへアクセスすることができる。また、UIを持つ拡張プログラムは、MFP105の操作部204に表示されるメインメニュー画面にアイコンを表示することができる。このアイコンをユーザが選択したことを、操作部204を通じて操作部I/F203が検知すると、操作部I/Fはその旨をCPU201に送信し、CPU201は、ユーザに選択された拡張プログラム407のUIを操作部204に表示する。
尚、本ソフトウエア構成は基本的な部分のみ記載したものであり、実施環境によっては他のサービス等が含まれていても良い。図4の(C)は、設置対象MFPのHDD208領域に保存・管理されていて、設置対象MFPにインストール済みの現ファームウエアのバージョンの例を示すブロック図である。この領域は、ネイティブプログラム401やファームウエア更新サービス403が保存または参照可能な領域である。MFP105のファームウエアバージョン471の他に、必要なライブラリリスト472(図5を用いて後術する)、ライブラリバージョン473を保存・管理している。ファームウエア更新サービス403は、この現ファームウエアバージョンを参照し、該ファームウエアの更新が必要か否かを判断する。
<自動設置プログラムのソフトウエア構成>
図4の(B)は、MFP105で動作する、自動設置プログラム450の機能構成の例を示すブロック図である。本実施形態において、自動設置プログラムは、MFPの拡張プログラム407の一つとして実装されるものとする。CPU201が各機能に応じたプログラムを実行することにより、各機能は実現される。図4の(B)において、自動設置プログラム450は、UI制御部451、処理実行部452、スクリプト解析部453、Webサービス(Webサービス)管理部454、通信部455を有する。UI制御部451は、自動設置プログラム450を操作するためのUIを操作部204を通じてユーザに提供し、ユーザの操作を受け付ける。
処理実行部452は、UI制御部451の指示やスクリプト解析部の解析結果に従い、各種処理を行う。スクリプト解析部453は、設置作業指示情報である設置用スクリプトを解析し、処理実行部452が実行すべき処理や順序を決定する。Webサービス管理部454は、自動設置プログラム450が提供するWebサービスを管理しており、Webサービスを公開・非公開にしたりする。通信部455は、処理実行部452の指示に従い、案件管理サーバ107にデータを送信受信したり、処理実行部452の指示に従いソフトウエア管理サーバ108からファームウエアやライセンスファイルなどの各種ソフトウエアも取得する。
<ファームウエア構成>
図5は、ソフトウエア管理サーバ108で管理され、MFP105で利用可能なファームウエア構成の例を示す図である。本実施形態において、ファームウエアは、MFP105の機種別にバージョンで管理されており、ファームウエアの実体は、ソフトウエア管理サーバ108のHDD354内で保存・管理されている。図5の(A)は機種1のファームウエア構成、図5の(B)は機種2のファームウエア構成の例を示す図である。ファームウエアは少なくとも1つ以上のライブラリから構成されている。
ライブラリは全てにバージョンが付加されており、同バージョンのライブラリであれば、異なるファームウエアバージョンに含まれていても同等である。例えば、ライブラリ−共通−B(行503)は、ファームウエアのバージョン1.00とバージョン2.00の異なるバージョンに含まれているが、ライブラリバージョンは1.0と同じため、同等のライブラリと判断できる。また、ライブラリは、全てのMFP105に共通な共通ライブラリ501(機種1対応)、551(機種2対応)と、オプション構成で使われるオプションライブラリ502(機種1対応)、552(機種2対応)がある。
共通ライブラリとは全てのMFP105で必要なライブラリであり、オプションライブラリとは該当するオプション装置が付いているMFP105のみで必要なライブラリである。
例えば、オプション構成のFAX205が付いていないMFP105では、ライブラリ−FAX−Aとライブラリ−FAX−Bが不要である。
しかし、FAX機能が付いているMFP105の場合は、FAX機能を使用するためにライブラリ−FAX−Aとライブラリ−FAX−Bが必要となる。このように、MFP105は、オプション構成によって必要なライブラリが異なるため、それぞれ必要なライブラリリスト472(図4の(C))をバージョン情報に対応させて保持している。
MFP105を納入先に設置する時、自動設置プログラム450が指定されたファームウエアバージョンの中から必要なライブラリおよびライブラリバージョンを判断し、必要なライブラリのみを自デバイス内にダウンロードし、インストールする。
<案件作成プログラムのソフトウエア構成>
図6は、図1に示したクライアントPC106、案件管理サーバ107のソフトウエア構成、ソフトウエア管理サーバ108のソフトウエア構成を説明するブロック図である。
図6の(A)は、クライアントPC106で動作する案件作成プログラム600の機能構成の例である。
なお、CPU251が案件作成プログラム600を実行することにより、各機能が実現される。本実施形態では、クライアントPCでプログラムが実行されることを想定するが、その限りではない。ネットワーク上にあるサーバやサービスで実行してもよい。
図6の(A)において、案件作成プログラム600は、UI制御部601、処理実行部602、案件データ生成部603とスクリプト生成部604、および通信部605を有する。
UI制御部451は、案件作成プログラム600を操作するためのUIをディスプレイ261を通じて作業者に提供し、マウス259やキーボード260を通じて作業者の操作を受け付ける。
処理実行部602は、UI制御部601の指示に従い各種処理を行う。案件データ生成部603は、UI制御部601からの入力情報を基に処理実行部602の指示に従って案件データを生成する。スクリプト生成部604は、処理実行部602の指示に従い、案件データ生成部603で生成された案件データを基に設置用のスクリプトを生成する。通信部605は、処理実行部602の指示に従い、案件管理サーバ107に対して、案件データを送信受信したりする。
<サーバのソフトウエア構成>
図6の(B)は、案件管理サーバ107で動作する案件管理サーバプログラム650、および、データ格納部657の機能構成を示す例である。CPU301が案件管理サーバプログラム650を実行することにより、各機能が実現される。図6の(B)において、案件管理サーバプログラム650は、制御部651、スクリプト編集部652、案件データ管理部653、作業状況データ管理部654、Webサービス公開データ管理部655、通信部656を有するWebアプリケーションである。制御部651は、通信部656が受信するリクエスト内容にしたがって、案件データ管理部653や作業状況データ管理部654に対して各データの格納、削除、更新、取得等の処理を指示する。
また、制御部651は、Webサービス公開データ管理部655に対して、Webサービス公開データの格納、削除、更新、取得等の処理を指示する。スクリプト編集部652は、制御部651から渡される設置用スクリプトの編集(図12を用いて後述する)を行う。案件データ管理部653は、制御部651の指示に従い、後述するデータ格納部657に対して案件データの格納、削除、更新を行い、データ格納部657から案件データの取得などを行う。作業状況データ管理部654は、制御部651の指示に従い、データ格納部657に対して作業状況データの格納、削除、更新を行い、データ格納部657から作業状況データの取得などを行う。
Webサービス公開データ管理部655は、制御部651の指示に従い、データ格納部657に対して作業状況データの格納、削除、更新を行い、データ格納部657からWebサービス公開データの取得などを行う。通信部656は、クライアントPC106などからのリクエストを受信して、制御部651にリクエスト内容を送信する。
更に、制御部651からリクエストに対する処理結果を受け取り、レスポンスデータを作成し、クライアントPCなどにレスポンスを送信する。データ格納部657は、案件管理サーバ107で動作するデータベースである。尚、本例では案件管理サーバ107にデータ格納部657が構成されているが、案件管理サーバプログラム650と連携できるようになっていれば別のサーバに配置されるような構成でも良い。データ格納部657で管理するデータの内容については図7を用いて説明する。
図6の(C)は、ソフトウエア管理サーバ108で動作するソフトウエア管理サーバプログラム680、および、データ格納部684の機能構成を示す例である。CPU351がソフトウエア管理サーバプログラム680を実行することにより、各機能が実現される。図6の(C)において、ソフトウエア管理サーバプログラム680は、制御部681、ファームウエア管理部682、通信部683を有するWebアプリケーションである。制御部681は、通信部683が受信するリクエスト内容に従って、ファームウエア管理部682に対してライブラリの抽出を指示する。ファームウエア管理部682は、制御部681の指示に従い、必要なライブラリを、データ格納部から取得し、制御部681に結果を送信する。データ格納部684は、設置対象であるMFP105の全機種の全ファームウエアバージョンの実態を保存・管理しており、ソフトウエア管理サーバ108で動作するデータベースである。
尚、本例ではソフトウエア管理サーバ108にデータ格納部684が構成されているが、ソフトウエア管理サーバプログラム680と連携できるようになっていれば別のサーバに配置されるような構成でも良い。通信部683は、MFP105からのリクエストを受信して、制御部681にリクエスト内容を送信する。更に、制御部681からリクエストに対する処理結果を受け取り、レスポンスデータを作成し、MFP105などにレスポンスを送信する。
<データ格納部で管理されるテーブル群>
図7の(A)から図7の(E)は、データ格納部657で管理するデータテーブルの一例である。
図7の(A)から図7の(C)のテーブルが案件データ、図7の(D)が作業状況データ、図7の(E)がWebサービス公開データを示している。
尚、図7のテーブル構成は、説明をしやすくするために冗長な部分を残しているが、リレーショナルデータベースなどである場合は正規化を行い、冗長性を除く等、本例とは異なるテーブル構成であってもよい。
図7の(A)は、案件概要管理テーブル700を表している。案件概要管理テーブル700は、案件の概要を格納しているテーブルであり、カラム701から703で構成され、1レコードが1つの案件を表している。
701は案件ID、702は案件名、703はコメントを表している。案件IDは案件データを一意に識別するための識別子であり、コメントは案件の内容に関する補足説明である。
図7の(B)は、機種共通データ管理テーブル720を表している。機種共通データ管理テーブル720は、設置対象のMFP105に対して案件ごとの機種共通で設定するデータを管理するテーブルであり、カラム721から725で構成される。
カラム721は共通データID、カラム722は案件ID701、カラム723は機種名、カラム724は共通データ名、カラム725は共通データを表している。カラム721の共通データIDとは共通データを一意に識別するための識別子である。ここで、共通データとは機種共通で設定するデータであり、例えばMFP105に適用するファームウエアなどである。尚、本例では共通データの実体をカラム725に格納しているが、共通データのパスを格納し、実体は別の場所に置く構成でも良い。
カラム721ないしカラム723で共通データ、案件、機種を関連付けている。例えば、最初のレコードは、共通データID"C001"が、案件ID"M001"である案件の機種名"機種1"のMFP105に使用される。
図7の(C)は、個別データ管理テーブル750を表している。個別データ管理テーブル750は、設置対象のMFPごとに設定するデータを管理するテーブルであり、カラム751から755で構成される。カラム751は個別データID、カラム752は案件ID701、カラム753は機種名、カラム723、754は個別データ名、カラム755はMFPのデバイスID、カラム756は個別データを表している。
ここで、個別データIDは個別データを一意に識別するための識別子である。また、個別データとは、設置対象のMFPごとに設定するデータであり、例えば、必要なライセンスの設定や設置場所などの設定である。
尚、本例では個別データの実体をカラム756に格納しているが、パスを格納し、実体は別の場所に置くような構成でも良い。カラム751、カラム752、カラム755で個別データ、案件、MFPを関連付けている。
例えば、最初のレコードは、個別データID"X001"が、案件ID"M001"において、デバイスID"N001"であるMFP105に設定されるデータである。尚、個別データには設置用スクリプト(図10を用いて後述する)も含まれる。
図7の(D)は、作業状況管理テーブル770を表している。作業状況管理テーブル770は、MFP105の自動設置作業の作業状況を管理するテーブルであり、カラム771からカラム774で構成される。カラム771はMFPのデバイスID755、カラム772はMFPのデバイス名、カラム773は案件ID701、774はMFPの自動設置の作業状況を表している。
カラム771、773で案件、MFPを関連付けている。例えば、最初のレコードであると案件ID"M001"のデバイスID"N001"であるMFPの作業状況(完了)である。
図7の(E)は、Webサービス公開管理テーブル790を表している。Webサービス公開管理テーブル790は、MFPが公開しているWebサービスの情報を管理するテーブルであり、カラム791からカラム794で構成される。
カラム791は案件ID701、カラム792はデバイスID755、カラム793は機種名723、カラム794はMFPが公開しているWebサービスのURLを表している。
<MFPの設置作業手順>
図8は、本実施形態を示す情報処理装置の設置作業を説明する図である。本例では、MFP105の基本的な設置をするまでの作業フローを説明する。尚、図8では1案件で8台のMFP105の設置作業を行う例を記載している。
図中のN001を機種1の第1情報処理装置、N002を機種2の第1情報処理装置とする。さらに、N003〜N005を機種1の第2情報処理装置、N006〜N008を機種2の第2情報処理装置とし、各々の機種に適した所定のファームウエアを取得してインストールする例を詳細に説明する。
S801は、案件作成者820が案件の作成を行う作業である。案件の作成は、営業担当者が顧客と対話して決定した内容を設定したり、設置管理者がMFP105の入出庫を管理する倉庫で設定内容の微修正を行なったりする。
本例では営業担当者や設置管理者など案件を編集する人をまとめて案件作成者と表現する。
案件作成者は、MFPの構成とそれらの設定内容を、クライアントPC106の案件作成プログラム600を使用して入力する。ここで、MFPの構成とは、機種、オプション構成、アクティベートするオプション等のことである。その内容は案件データとして案件管理サーバ107へ送信され、案件管理サーバ107のデータ格納部657に保存される。
S802は、設置担当者821がMFP105を実際に設置する際に顧客先で行う作業である。倉庫からMFP105が設置先に配送されると、設置担当者は、MFP105を顧客から依頼された場所へ配置し、MFP105を顧客先のLAN101に接続する。
設置担当者が、MFP105の自動設置プログラム450が操作部204に表示するUIで、設置ボタンを押下する。尚、ここで表示されるUIについては図11の(B)等を用いて後述する。自動設置プログラム450は、設置ボタンが押下されたことを検知すると、自動での設置作業を開始する。自動での設置作業の処理については、図12を用いて後術する。
MFP105で自動での設置作業が開始すると、設置担当者はその場を離れ、次のMFP105の設置作業を行う。このようにデバイスID"N001"、"N002"と順番に"N008"まで、S802の作業を繰り返し行うことで、すべてのMFP105の設置作業が完了する。
尚、本例では、S802において、毎回ソフトウエア管理サーバ108からファームウエアを取得するのではなく、Webサービスを公開した特定のMFP105から取得することでプロキシサーバ等への負担を軽減する例について説明する。
また、ファイルサイズが大きいファームウエアを例に記載するが、拡張プログラム407など他のファイルにも適用可能である。以上が本発明に関わるMFP105の基本的な設置をするまでの作業フローである。以下、図8で説明した基本的な設置をするまでの作業における各プログラムの詳細な処理について、図9乃至図16を用いて詳細に説明する。
<案件作成プログラム>
図9は、図1に示したクライアントPC106の案件作成プログラム600が表示するUI画面を示す図である。本UIは、案件作成者820がS801の作業を行う際に操作する。
図9の(A)は、案件作成プログラム600の案件データを一覧表示するUIの一例である。UI900は、案件データリスト901と、ボタン902ないしボタン904で構成される。案件作成プログラム600は起動すると案件管理サーバ107から案件データの一覧を取得し、取得した案件データの一覧を案件データリストにセットし、UI900に表示する。案件データリスト901は案件データの概要を表示するリストである。本例では、案件ID701、案件名702、コメント703を表示している。
902は案件データを新規で作成するための新規作成ボタン、903は案件データを編集するための編集ボタンである。編集ボタン903が押下されたことを検知すると案件作成プログラム600は、案件データリスト901で選択状態のデータの詳細情報を案件管理サーバ107から取得する。そして、取得したデータの詳細情報をUI950のテキストボックス等にセットして、UI(図9の(B))を表示する。終了ボタン904は案件作成プログラムを終了するためのボタンである。
図9の(B)は、図9の(A)のUI画面において、編集ボタン903が押下された際に、案件作成プログラム600の案件データを編集するために表示するUIの一例である。UI950は、タブページ951ないしタブページ953、および、ボタン962、963で構成される。
UI950では、タブページ952がアクティブな状態で表示されている。タブページ952は、テキストボックスやボタンなどのテキストボックス954から961で構成される。
尚、UI950では、案件IDがM001である案件データの編集を行っている際の例を記載している。951は、案件データの概要を設定するためのタブページである。
952は、共通データの設定を行うためのタブページである。954は、共通データの名称を設定するためのテキストボックス、955は機種を設定するためのコンボボックス、956はインストールするファームウエアバージョンを設定するためのコンボボックスである。なお、適用するファームウエアを共通データとして設定するため、同一機種であれば同じファームウエアが適用される。
957は共通データの詳細設定を行うためのボタン、958は954から957で設定した共通データを案件データに追加するためのボタンである。ここで、ボタン958が押下されると、共通データリスト959に共通データを追加する。共通データリストは編集中の案件データに追加済の共通データを表示するためのリストである。960は、共通データをファイルから追加するためのボタンであり、押下されると、ファイルを指定するためのUIを表示する。
そのUIで共通データのファイルが指定されると、編集中の案件データに選択された共通データを追加する。
961は共通データリスト959で選択されている共通データを削除するためのボタンである。962は編集中の案件データを保存するためのボタンであり、当該ボタン962が押下されると、案件作成プログラム600は、本案件データを案件管理サーバ107に送信する。
そして、案件管理サーバ107の案件管理サーバプログラム650は、案件データを受信すると、受信した案件データをデータ格納部657に保存する。963は、案件データの編集をキャンセルするためのボタンである。953は個別データの設定を行うためのタブページである。
<設置用スクリプトの例>
図10は、図1に示したMFP105の設置を自動で実施するための設置作業手順を記述した設置用スクリプトの一例を示す図である。
図10において、設置用スクリプト1000は、UI950で作成された案件データの一部として案件管理サーバのデータ格納部657に格納されている。設置用スクリプト1000は、MFP105の自動設置プログラムの処理実行部452を介し、スクリプト解析部453によって解析される。スクリプト解析部によって解析された設置用スクリプト1000は、処理実行部452によって記載された処理が実行される。
設置用スクリプト1000は、XML(Extensible Markup Language)で記載されており、案件データ識別部1001、MFP識別部1002、コマンド記載部1010で構成されている。
尚、本図ではXMLによりスクリプトを表現しているが、XMLに限定されず、シェルスクリプトなどで書かれていても良い。
案件データ識別部1001は、案件ID701が記載され、<setupId>で構成される。本例ではM001といった4桁の文字列で記載しているが、GUID(グローバル一意識別子)などを用いるのが望ましい。MFP識別部1002には、MFPを識別するためのデバイスID755が記載され、<deviceId>で構成される。
コマンド記載部1010は、設置するために必要なコマンド群が記載され、ファームウエア更新コマンド部1003、拡張プログラムインストールコマンド部1004、拡張プログラム開始コマンド部1005を備える。さらに、コマンド記載部1010は、オプションアクティベートコマンド部1006、デバイス設定情報インポートコマンド部1007、再起動コマンド部1008、Webサービス公開コマンド部1009で構成される。各コマンドの中にはorder属性が含まれ、本例ではorderの値に応じて処理の順番が決定する。
また、本例では、ファイルサイズが大きいファームウエアの更新例を説明するため、その他コマンドの詳細な説明は省略する。
ファームウエア更新コマンド部1003は、ファームウエア更新サービス403を介してファームウエアを更新するコマンドである。ファームウエア更新コマンド部は、<updateFirmwareCommand>で定義され、<path>と<firmwareVer>により使用するファイルを特定する。
<path>には更新したいファームウエアの取得先のパスが記載され、priorityとsetCondition属性を有する。priorityは、複数の<path>がある場合、どの<path>からファームウエアを取得するかを表す優先順位である。複数の<path>がある場合の例については後述する。
setConditionには、自動設置プログラム450が設置用スクリプト1000を実行中に一時的に記憶しておく値が記載される。つまり、https://softwareManagementServer/xxxx…"からファームウエアを取得した場合、自動設置プグラムは、falseを一時的に記憶する。
尚、後述するが、このsetConditionの値によって、MFPはWebサービスを公開するかを決定する。<firmwareVer>には、更新したいファームウエアバージョンが指定され、本図においてはバージョン2.00が指定されている。
拡張プログラムインストールコマンド部1004は、拡張プログラムをインストールするコマンドであり、<installApplicationCommand>で定義される。拡張プログラム開始コマンド部1005は、拡張プログラムを開始するコマンドであり、<startApplicationCommand>で定義される。
オプションアクティベートコマンド部1006は、オプション有効化サービス404を介して、オプション機能を有効化するコマンドであり、<activateOptionCommand>で定義される。デバイス設定情報インポートコマンド部1007は、設定管理サービス405を介して、デバイスの設定情報をインポートするコマンドであり、<importDeviceConfigCommand>で定義される。
再起動コマンド部1008は<rebootCommand>で構成され、一通りの設置処理が終了した後、MFPを再起動させて、デバイス設定情報やアプリケーション設定情報の設定をMFPに反映するための処理である。
Webサービス公開コマンド部1009は、ファームウエアを提供するためのWebサービスの公開をするコマンドである。Webサービス公開コマンド部は、<openFirmwareWebService>で定義され、<ifCondition>はWebサービスを公開する条件を表す。
例えば、本例であるとファームウエア更新コマンド部1003で記憶したsetConditionの値が、<ifCondition>の値であるtrueと一致した場合に、Webサービスの公開コマンドを実行する。つまり、設置用スクリプト1000の場合は一致しないため、Webサービスの公開コマンドを実行しない。
尚、本図で示す設置用のスクリプトの記述は、MFPの設置に必要な処理を限定するものではなく、必要に応じて処理の重複、増減があっても良い。
<自動設置処理>
図11は、図1に示したMFPの操作部204に表示するUI画面を示す図である。本UIは、設置担当者821がS802の作業を行う際に操作する。図11の(A)は、MFPのネイティブプログラム401のUIの一例である。UI1100はボタン1101を有し、1101は自動設置プログラム450を起動するためのボタンである。ネイティブプログラム401は、ボタン1101が押下されたことを検知すると、自動設置プログラム450を起動する。
尚、本実施形態では分かり易く説明するため、ボタン1101のみを表示しているがその限りではない。
図11の(B)は、自動設置プログラム450のUIの一例である。本UIは、UI1100のボタン1101を押下された際に表示するUIである。UI1150は、ボタン1151と1152を有し、特にデバイスID"N001"であるMFP105の自動設置プログラム450が表示するUIである。1151は自動設置作業を実行するためのボタンであり、自動設置プログラム450は、ボタン1151が押下されたことを検知すると、自動設置作業を開始する。自動設置作業の処理については図12を用いて後術する。1152は、自動設置プログラム450を終了するためのボタンである。
<設置時のフロー>
図12は、本実施形態を示すMFP105と案件管理サーバ107の情報処理システムの制御方法を説明するフローチャートである。
本例は、自動設置作業におけるMFPの自動設置プログラム450、および、案件管理サーバ107の案件管理サーバプログラム650の処理例である。なお、S1201からS1210までは、MFPの自動設置プログラム450の処理であり、CPU201が自動設置プログラム450を実行することで実現される。
S1201で、通信部455は、案件管理サーバ107から自デバイスIDに対応する設置用スクリプト1000を取得して、S1202に遷移する。具体的には自動設置プログラム450の通信部455が、案件管理サーバプログラム650の通信部556に対してHTTPのGETコマンドによるリクエストを行う。リクエストにはMFPのデバイスID(カラム755)および機種(カラム723)を含む。
このGETコマンドのレスポンスに設置用スクリプト1000が含まれる。S1202で、通信部455は、案件管理サーバ107の案件管理サーバプログラム650からレスポンスがあったかを監視する。レスポンスがあったと自動設置プログラムが判断した場合はS1203に遷移し、レスポンスがないと判断した場合は応答監視を続ける。
S1203で、スクリプト解析部453は、案件管理サーバプログラム650から取得した設置用スクリプト1000を読み込み、S1204に遷移する。S1204で、スクリプト解析部453は、設置用スクリプト1000を解析して次に処理すべきコマンドを取得し、S1205に遷移する。設置用スクリプト1000を例にとると、自動設置プログラム450のスクリプト解析部453はコマンド記載部1010に記載されたファームウエア更新コマンド部1003からWebサービス公開コマンド部1009の各コマンド部をorderの順に取得する。
つまり最初に取得するのはファームウエア更新コマンド部1003となる。S1205で、処理実行部452は、コマンドに記載された処理を実行してS1206に遷移する。ここで、処理実行部452は、スクリプトに設定された第1の取得先であるソフトウエア管理サーバ108から自機の機種IDに対応するファームウエアを取得してインストールする作業を実行する。
なお、本件の特徴であるファームウエア更新コマンドの処理は図13を用いて、Webサービス公開コマンドの処理については図16の(A)を用いて後述する。S1206で、処理実行部452は、S1205で実行したコマンドが成功したかを判断する。成功したと判断した場合はS1207に遷移し、エラーになったと判断した場合はS1208に遷移する。S1207で、スクリプト解析部453は、次のコマンドがあるかを判断する。
次のコマンドがあると判断した場合はS1204に遷移し、次のコマンドがないと判断した場合はS1209に遷移する。S1208で、UI制御部451は、コマンドの実行でエラーがあった旨を伝えるUIを表示して、S1209に遷移する。
S1209で、通信部455は、設置の結果情報を案件管理サーバ107に送信して、S1210に遷移する。具体的には自動設置プログラム450の通信部455が、案件管理サーバプログラム650の通信部656に対してHTTPのPUTコマンド、または、POSTコマンドによるリクエストを行い、このリクエストに設置の結果情報を含む。
S1210で、通信部455は、案件管理サーバ107の案件管理サーバプログラム650からレスポンスがあったかを監視する。レスポンスがあったと判断した場合は終了し、レスポンスがないと判断した場合は案件管理サーバプログラム650からレスポンスの監視を続ける。以上が、自動設置処理における自動設置プログラの処理である。
S1251からS1257は、S1201の処理で自動設置プログラム450から送信されたスクリプト取得要求を受信してからレスポンスを返すまでの案件管理サーバ107の案件管理サーバプログラム650の処理である。S1251で、通信部656は、スクリプトの取得要求を受信したかを監視する。スクリプトの取得要求を受信したと判断した場合はS1252に遷移し、スクリプトの取得要求を受信していないと判断した場合は監視を続ける。
S1252で、Webサービス公開データ管理部655は、Webサービス公開管理テーブル690からWebサービス公開データを取得してS1253に遷移する。
具体的には、S1251で受信したスクリプトの取得要求に含まれるデバイスIDから特定される案件ID、および機種で絞ったWebサービス公開データを取得する。
例えば、案件IDがM001で、機種名が機種1であった場合、Webサービス公開管理テーブル690の最初と2つめのレコード情報を取得することになる。また、案件IDが同じM001でも、機種名が機種2であった場合は、3つめのレコード情報を取得することになる。S1253で、制御部651は、S1252で取得したWebサービス公開データからWebサービスを公開しているMFPがあるかを判断する。
Webサービスを公開しているMFPがあると判断した場合はS1254に遷移し、Webサービスを公開しているMFPがないと判断した場合はS1257に遷移する。
S1254で、スクリプト編集部652は、設置用スクリプト1000にS1252で取得したWebサービス公開データに含まれるWebサービスのURLを変更または追加して、S1255に遷移する。
具体的には、設置用スクリプト1000のファームウエア更新コマンド部1003の<path>のWebサービスURLを変更、または追加する。
追加した場合、<path>の値は、Webサービス公開データに含まれるWebサービスのURLであり、priority属性の値は1から順にインクリメントする。また、追加した<path>のsetCondition属性の値はfalseを設定する。
最後に、ソフトウエア管理サーバ108のURLを記載している<path>を追加し、priority属性の値の優先順位を最も低くし、setConditionの値をtrueにする。S1253の判断によりS1254に遷移した場合の編集した設置用スクリプト1000は、後ほど、S1301で図14の(A)を用い後述する。
S1255で、通信部656は、設置用スクリプト1000をMFPの自動設置プログラムに送信してS1256に遷移する。S1256で、作業状況データ管理部654は、作業状況管理テーブル770の作業状況を作業中に更新して、本処理を終了する。
一方、S1257で、スクリプト編集部652は、ソフトウエア管理サーバ108のURLを記載している<path>のsetConditionの値をtrueに更新して、S1255に遷移する。
S1271からS1275は、S1209の処理で自動設置プログラム1000から送信された設置結果を受信してからレスポンスを返すまでの、案件管理サーバプログラム650の処理である。
S1271で、通信部656は、第1情報処理装置として最初にファームウエアをインストールしたMFP105より設置結果を受信したかを監視する。
ここで、設置結果を受信したと判断した場合はS1272に遷移し、設置結果を受信していないと判断した場合はMFP105からの応答監視を続ける。S1272で、制御部651は、S1271で受信した設置結果の中にMFP105が公開したWebサービスのURLが含まれているかを判断する。WebサービスのURLが含まれていると判断した場合はS1273に遷移し、WebサービスのURLが含まれていないと判断した場合はS1274に遷移する。
尚、MFPの自動設置プログラムが設置結果に公開したWebサービスのURLを含める処理については、図16の(A)を用いて後述する。
S1273で、Webサービス公開データ管理部655は、設置結果に含まれるWebサービスのURLを含むWebサービス公開データをWebサービス公開管理テーブル790に格納し、S1274に遷移する。S1274で、作業状況データ管理部654は、作業状況管理テーブル770に設置結果を格納し、S1275に遷移する。S1275で、通信部656は、MFP105の自動設置プログラム450に、設置結果の格納が完了したことを送信して終了する。
図13は、本実施形態を示すMFP105およびソフトウエアサーバのファームウエア更新コマンドの処理制御を説明するフローチャートである。本例は、自動設置作業におけるMFP105の自動設置プログラム450、および、ソフトウエア管理サーバ108のソフトウエア管理サーバプログラム680の処理例である。このファームウエア更新コマンドの処理は、前述したように図12のフローチャートで説明したS1205のコマンドを実行する処理である。また、ここでは、図8で示した設置作業順に沿ってMFP105を設置したと仮定して説明する。
<MFP105のデバイスID"N003"の設置例>
MFP105のデバイスID"N001"〜"N002"の設置が終了し、設置担当者821が、デバイスID"N003"の設置をする場合の処理手順を説明する。また、機種1のバージョンアップ対象のバージョンは、図5の(A)のファームウエアバージョン3.00とする。また、デバイスID"N001"と"N003"のバージョンアップ前のファームウエアバージョンは、図5の(A)のファームウエアバージョン2.00とする。
さらに、デバイスID"N001"にはオプション構成がなく、デバイスID"N003"にはFAX装置がオプション構成として付加されているものとする。
図13でいう設置対象MFPはデバイスID"N003"であり、Webサービスを公開しているMFP(以下、Webサービス公開MFP)は既に設置が完了しているデバイスID"N001"とする。また、デバイスID"N001"のWebサービス公開の処理は、図16の(A)を用いて後述する。
図14の(A)は、S1254で編集された"N003"設置時の設置スクリプト例を示す図である。図14の(B)は、デバイスID"N001"のライブラリおよびライブラリバージョン例を示す図である。図14の(C)は、デバイスID"N003"のライブラリおよびライブラリバージョンの例を示す図である。
また、図15の(A)は、デバイスID"N003"の設置前のデバイスID"N001"のWebサービス公開ライブラリ、図15の(B)はデバイスID"N003"の設置後の、デバイスID"N001"のWebサービス公開ライブラリを示す例である。なお、S1301からS1309は、設置対象MFPの自動設置プログラム450の処理である。また、S1301からS1309は、CPU201が自動設置プログラムを実行することで実現される。
S1301で、処理実行部452は、次の優先順位のファームウエア取得先があるかを判断する。ここで使用する設置用スクリプトとは、先ほどS1254で説明した案件管理サーバ107が作成した編集後の設置スクリプトである。デバイスID"N003"の設置時には、デバイスID"N001"の設置が既に完了し、既にWebサービス公開をしているため、Webサービス公開管理テーブル790となっている。
また、S1254の処理では、設置用スクリプト1000のファームウエア更新コマンド部1003を編集したのみであり、その他は変更がないため、以下、ファームウエア更新コマンド部1400を説明する。図14の(A)のように、ファームウエア更新コマンド部1400は、デバイスID"N001"のWebサービスをファーム取得先とするpriority属性の値が1(1401)となっている。つまり、複数ある<path>の中で優先順位が最も高く、最初のファームウエア取得先であることを示している。
<path>1401のsetCondition属性の値がfalseとなっており、デバイスID"N001"からファームウエアが取得できた場合には、後続のWebサービス公開コマンド部1009(不図示)は実行しないことを示している。<path>1402の値は、ファームウエアの取得先がソフトウエア管理サーバ108であることを示している。
priority属性の値が2となっており、ファームウエア取得先はデバイスID"N001"より優先順位が低いことを表している。S1254で説明したように、ソフトウエア管理サーバ108は優先度が最も低く設定される。ソフトウエア管理サーバ108に対する<path>は、管理情報に対応づけられるsetCondition属性の値はtrue(公開)となる。
よって、ソフトウエア管理サーバ108からファームウエアを取得した場合は、後続のWebサービス公開コマンド部1009(不図示)を実行することを示している。
以上が、S1254の処理により編集された設置用スクリプト1000の例の説明である。ファームウエア取得先があると判断した場合はS1302に遷移し、ファームウエア取得先がないと判断した場合は、S1307に遷移する。S1302で、通信部455は、S1301で見つけたファームウエア取得先にファームウエアの取得要求を送信して、S1303に遷移する。
ここで、デバイスID"N003"は、図14の(C)にあるように、ファームウエアバージョン2.00(1461)からファームウエアバージョン3.00(1462)にバージョンアップする。このため、差分ライブラリとして、ライブラリ−共通−Bのバージョン2.0(1463)、ライブラリ−FAX−Aのバージョン2.0(1464)が必要となる。ファームウエア更新コマンド1401を実行する際、デバイスID"N001"に対して、これらの必要ライブラリを要求する。S1303で、処理実行部452は、ファームウエアが取得できたかを判断する。ファームウエアが取得できたと判断した場合はS1304に遷移し、ファームウエアが取得できなかったと判断した場合はS1301に遷移する。
本実施形態では、優先順位をつけて複数のファームウエア取得先から取得する。これにより、顧客先のVLANのネットワーク構成によってMFP同士が通信できない場合にも最終的にはファームウエアを取得できるように構成されている。
尚、本例ではS1302で、ファームウエア取得要求を実際にファームウエア取得先に送信した後に、S1303でファームウエアを取得できたかを判断しているが、これに限らない。例えば、ファームウエア取得先となっているMFPと、自動設置処理中のMFPのIPアドレスの体系が異なるなど、明らかに通信できないことがわかる場合には、ファームウエア取得要求を送信せず、取得できないと判断するようにしてもよい。
S1304で、処理実行部452は、取得したライブラリがバージョンアップに必要なライブラリとして十分かどうかを判断する。ファームウエアが足りていると判断した場合はS1305に遷移し、ファームウエアが不十分であると判断した場合はS1308に遷移する。
前提として、デバイスID"N001"は、図14の(B)にあるように、ファームウエアバージョン2.00(1451)からファームウエアバージョン3.00(1452)にバージョンアップしたとした。バージョンアップ時に取得したライブラリは差分ライブラリのみであるため、共通ライブラリのライブラリ−共通−Bのバージョン2.0(1454)である。よって、図15の(A)のように、デバイスID"N001"がWebサービスで公開しているライブラリは、ライブラリ−共通−Bのバージョン2.0となる。
また、デバイスID"N003"が必要としているライブラリは、S1302で説明したように、ライブラリ−共通−Bのバージョン2.0、ライブラリ−FAX−Aのバージョン2.0となる。よって、S1302では、デバイスID"N001"から、ライブラリ−共通−Bのバージョン2.0しか取得することができず、ライブラリ−FAX−Aのバージョン2.0が不足していると判断できる。S1308で、通信部455は、ソフトウエア管理サーバ108に不足ライブラリの取得要求を送信して、S1309に遷移する。
図14の(A)のファームウエア更新コマンド部1400のpriority属性の値が最も優先度が低いpath(1402)であるソフトウエア管理サーバ108のコマンドを実行する。これにより、ソフトウエア管理サーバ108から不足しているライブラリ−FAX−Aのバージョン2.0を取得する。
S1309で、通信部455は、S1302で取得要求をしたWebサービスを公開しているMFPに、S1308でソフトウエア管理サーバ108から取得した不足ライブラリを送信し、S1305に遷移する。ここでは、デバイスID"N001"に、ライブラリ−FAX−Bのバージョン2.0を送信する。S1305で、処理実行部452は、S1302で取得したライブラリとS1308で取得したライブラリをファームウエア更新サービス403に渡し、ファームウエアを更新し、S1306に遷移する。
ここでは、S1302で取得したライブラリ−共通−Bのバージョン2.0と、S1308で取得したライブラリ−FAX−Aのバージョン2.0をファームウエア更新サービスに渡し、ファームウエアを更新する。S1306で、処理実行部452は、S1302で実行したファームウエアの取得先の<Pass>のsetCondition属性の値を一時的に記憶して終了する。ここでは、S1302で<Pass>1401を実行しているため、falseを記憶することになる。S1307で、処理実行部452は、設置結果をエラーとして終了する。
S1351からS1355は、Webサービス公開MFPの自動設置プログラム450の処理である。また、S1351からS1355は、CPU201が自動設置プログラム450を実行することで実現される。S1351で、通信部455は、ファームウエア取得要求を受信したかを監視する。ファームウエア取得要求を受信したと判断した場合はS1352に遷移し、ファームウエア取得要求を受信していないと判断した場合は監視を続ける。
S1352で、通信部455は、ファームウエアを設置対象MFPの自動設置プログラム450に送信して、本処理を終了する。S1304で説明したように、ここで、Webサービスを公開しているデバイスID"N001"は、ライブラリ−共通−Bのバージョン2.0しか公開していないため、ライブラリ−共通−Bのバージョン2.0のみを送信し、終了する。S1353で、通信部455は、ファームウエア追加要求を受信したかを監視する。ファームウエア追加要求を受信したと判断した場合はS1354に遷移し、ファームウエア追加要求を受信していないと判断した場合は監視を続ける。
S1354で、通信部455は、S1353で取得した追加ライブラリを受信し、処理実行部452はS1353で取得した追加ライブラリをWebサービス管理部454に公開追加依頼をする。さらに、Webサービス管理部454は追加ライブラリを公開し、処理を終了する。
ここで、Webサービスを公開しているデバイスID"N001"は、設置対象MFPのデバイスID"N003"から、ライブラリ−FAX−Aのバージョン2.0を受信する。デバイスID"N001"には、FAX装置が付いていないため、FAXに関連するライブラリは不要であが、Webサービスとして公開可能なライブラリの種類を増やすため、保持していないライブラリを受信して、Webサービスとして公開する。
よって、図15の(B)のように、デバイスID"N001"がWebサービスで公開しているライブラリは、ライブラリ−共通−Bのバージョン2.0とライブラリ−FAX−Aのバージョン2.0となる。今後、FAX装置が付いている機種1のデバイスから、S1351でファームウエア取得要求を受信した場合、デバイスID"N001"は、S1352でFAX関連のライブラリが提供可能とる。
S1371からS1372は、ソフトウエア管理サーバプログラム680の処理である。また、S1371からS1372は、CPU351がソフトウエア管理サーバ108のプログラムを実行することで実現される。S1371で、通信部683は、ファームウエア取得要求を受信したかを監視する。ファームウエア取得要求をしたと判断した場合はS1372に遷移し、ファームウエア取得要求を受信していないと判断した場合は監視を続ける。S1372で、通信部455は、S1371で処理実行部452が取得したファームウエア取得要求に基づいて取得したライブラリを設置対象MFPに送信し、処理を終了する。
図16の(A)は、自動設置作業におけるMFPの自動設置プログラム450のWebサービス公開コマンドの処理例である。このWebサービス公開コマンドの処理は、前述したように図12のフローチャートで説明したS1205のコマンドを実行する処理である。
S1601で、処理実行部452は、Webサービス公開コマンドに含まれる<ifCondition>の値と、S1306で一時的に記憶したsetCondition属性の値が一致したかを判断する。値が一致していると判断した場合はS1602に遷移する。値が一致していないと判断した場合はS1604に遷移し、ファームウエアを削除して処理を終了する。
S1602で、Webサービス管理部454は、ファームウエアを提供するためのWebサービスを公開してS1603に遷移する。具体的には、他のMFPからのHTTPのGETコマンドのリクエストを受け付け、レスポンスとしてファームウエアを返すWebサービスを公開する。S1603で、処理実行部は、設置結果にS1602で公開したWebサービスのURLを追加して終了する。
次に、Webサービスを公開したMFPの自動設置プログラム450が、Webサービスを非公開にする処理について説明する。
図16の(B)は、本実施形態を示す情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、MFPの自動設置プログラムが、Webサービスを非公開にする処理例である。なお、各ステップは、CPU201が自動設置プログラムを実行することで実現される。
S1651で、処理実行部452は、一定時間が経過したかを監視する。一定時間が経過していると判断した場合はS1652に遷移し、一定時間経過していないと判断した場合には監視を続ける。S1652で、通信部455は、案件管理サーバ107の案件管理サーバプログラム650から案件の設置結果情報を取得して、S1653に遷移する。
尚、案件管理サーバプログラム650は、作業状況管理テーブル770に同一案件のMFPの作業状況が完了となっている場合に、その案件の設置が完了したと判断し、その他は作業中またはエラーと判断する。S1653で、処理実行部は、S1652で取得した案件の設置結果情報が完了であるかを判断する。ここで、完了であると判断した場合はS1654に遷移し、完了していないと判断した場合はS1651に遷移する。S1654で、Webサービス管理部454は公開していたWebサービスを非公開にしてS1655に遷移する。S1655で、処理実行部452はファームウエアをインストール作業の進捗に応じて削除して、S1656に遷移する。S1656で、通信部455は、案件管理サーバ107にWebサービスを非公開にしたことを通知して終了する。通知を受信した案件管理サーバプログラム550は、データ格納部657に格納されているWebサービスの情報を非公開に更新する。
具体的には、案件管理サーバプログラム650のWebサービス公開データ管理部655は、通知のあったMFPのデバイスIDのWebサービス公開管理テーブル790のレコードを削除する。このように案件の設置が完了したのを確認してからWebサービスを非公開にすることでファームウエアが残ったままになったり、設置が完了する前にWebサービスを非公開にしてしまったりすることがなくなる。尚、案件の設置が完了したことの確認の方法はこれに限らない。例えば、MFP同士が通信できる場合は、その案件の最後に設置が完了したMFPが、Webサービスを公開しているMFPに対して、案件の設置が完了したことを通知するように構成してもよい。
以上、本実施形態によれば、同一案件、同一機種において自動設置処理を行う1台目のMFPがファームウエア(ライブラリ)を提供可能なWebサービスを公開することで、顧客先のプロキシサーバ等への負荷を軽減できる。
つまり、第1の情報処理装置がファームウエアをインストールした後、当該情報処理装置が公開したファームウエアの取得先(第2取得先)を第2の情報処理装置が取得するスクリプトに設定できる。
これによって、これ以降に設置される情報処理装置は、既にファームウエアがインストールされた情報処理装置が公開する第2取得先からファームウエアを取得してインストールすることができる。
また、本実施形態によれば、同一案件、同一機種において自動設置処理を行った1台目のMFPがオプション構成の関係で、Webサービスで公開したファームウエア(ライブラリ)が少ないものであった場合がある。そのような場合、これ以降に設置されたオプション構成ありの情報機器装置からオプション構成のライブラリを受信し、Webサービスで公開するようにする。このようにすることで、今後、オプション構成ありの情報機器装置にも十分なファームウエア(ライブラリ)を提供できる。
また、本実施形態では、顧客先のネットワーク構成によって、Webサービスを公開しているMFPと自動設置処理中のMFPが通信できない場合には、自動設置処理中のMFPもWebサービスを公開する。
これにより、顧客先のネットワーク環境にあった形でMFPがWebサービスを公開することができる。また、本実施形態によれば、顧客先での設置作業のようなソフトウエア管理サーバといった仲介装置を別途配置するのが難しいような場合においても、顧客先のプロキシサーバ等への負荷を軽減できる。
〔第2実施形態〕
第1実施形態においては、自動設置処理を行う1台目のMFPが他のMFPにファームウエアを提供するWebサービスを公開する説明をした。また、オプション構成の違いで起こるファームウエア内のライブラリの必要性有無により、Webサービスとして公開可能なライブラリが不十分な場合がある。
そのような場合でも、順次設置されるMFPからオプション構成に必要な追加ライブラリを取得して、徐々に1台目のMFPがWebサービス公開可能なライブラリ数を増やし充実させていくことを説明した。
また、顧客先のネットワーク構成によってWebサービスを公開しているMFPと通信できなかったMFPもWebサービスを公開する説明をした。
一般的に、MFPなどの画像形成装置は、工場から出荷される際、ファームウエアバージョンは出荷時期によって異なる。顧客先にMFPを納品する際、基本的には複数台納品するケースが多く、納品数が膨大な数だとMFPの工場出荷の時期が異なる可能性があり、設置するMFPの初期状態のファームウエアバージョンが異なる可能性がある。以下、第2実施形態では、ファームウエアバージョンが異なるMFPを設置する際のファームウエア等のインストール処理例について説明する。
システム構成、ハードウエア構成、設置時の処理フローについては、第1実施形態と同じであるため説明を省略する。第1実施形態と異なるのは、設置中デバイスのライブラリおよびライブラリバージョン、Webサービス公開ライブラリの例のため、これら以外は説明を省略する。
図13のファームウエア更新処理を用いて、本実施形態について説明する。第2実施形態においては、図8で示した設置作業順に沿ってMFPを設置したと仮定し、デバイスID"N001"〜"N003"の設置が終了し、デバイスID"N004"を設置する例について説明する。設置対象のデバイスID"N004"のバージョンアップ前のファームウエアバージョンは、第1実施形態のデバイスID"N001"のファームウエアバージョン2.0とは異なり、図5の(A)のファームウエアバージョン1.0とする。また、デバイスID"N004"のオプション構成は、なしとする。
<デバイスID"N004"の設置例>
図13でいう設置対象MFPはデバイスID"N004"であり、Webサービス公開MFPは、既に設置が完了しているデバイスID"N001"とする。図17の(A)は、図14の(A)同様デバイスID"N004"設置時の設置スクリプトの一部を示す図である。図17の(B)はデバイスID"N004"のライブラリおよびライブラリバージョンを示す図である。図17の(C)は、デバイスID"N004"設置後のデバイスID"N001"のWebサービス公開ライブラリの例を示す図である。なお、S1301からS1309までは、第1実施形態同様、設置対象MFPの自動設置プログラム450の処理であり、CPU201が自動設置プログラムを実行することで実現される。
S1306からS1307は、第1実施形態と同様のため、説明を省略する。S1351からS1355までは、Webサービス公開MFPの自動設置プログラム450の処理であり、CPU201が自動設置プログラム450を実行することで実現される。また、S1351からS1353、およびS1371からS1372は、第1実施形態と同様のため、説明を省略する。
S1301は、第1実施形態と同様であり、デバイスID"N004"のファームウエア更新コマンド1700となっている。ここで、<path>1701は既に設置が完了しているデバイスID"N001"であり、<path>1702はソフトウエア管理サーバ108である。
このとき、デバイスID"N003"までの設置が完了しているため、デバイスID"N001"のWebサービスで公開しているライブラリは、第1実施形態で説明したように、図15の(B)となっている。S1302で、通信部455は、デバイスID"N001"にファームウエアの取得要求を送信して、S1303に遷移する。ここで、デバイスID"N004"は図17の(B)にあるように、ファームウエアバージョン1.00(1751)からファームウエアバージョン3.00(1752)にバージョンアップする。デバイスID"N004"は、差分ライブラリとして、ライブラリ−共通−Aのバージョン2.0、ライブラリ−共通−Bのバージョン2.0が必要となり、デバイスID"N001"に対して、これらの必要ライブラリを要求する。
S1303で、処理実行部452は、ファームウエアが取得できたかを判断し、ファームウエアが取得できたと判断した場合はS1304に遷移し、ファームウエアが取得できなかったと判断した場合はS1301に遷移する。S1304で、処理実行部452は、取得したライブラリがバージョンアップに必要なライブラリとして十分かどうかを判断する。ファームウエアが足りていると判断した場合はS1305に遷移し、ファームウエアが不十分であると判断した場合はS1308に遷移する。
図15の(B)のように、デバイスID"N001"がWebサービスで公開しているライブラリは、ライブラリ−共通−Bのバージョン2.0、ライブラリ−FAX−Aのバージョン2.0となる。デバイスID"N004"が必要としているライブラリは、ライブラリ−共通−Aのバージョン2.0、ライブラリ−共通−Bのバージョン2.0となる。よって、S1302では、デバイスID"N001"からライブラリ−共通−Bのバージョン2.0しか取得することができず、ライブラリ−共通−Aのバージョン2.0が不足していると判断できる。S1308で、通信部455は、ソフトウエア管理サーバ108から不足しているライブラリを取得して、S1309に遷移する。
priority属性の値が最も優先度が低い<path>1702を実行し、ソフトウエア管理サーバ108から不足しているファームウエアバージョン3.00のライブラリ−共通−Aのバージョン2.0を取得する。S1309で、通信部は、デバイスID"N001"に、ライブラリ−共通−Aのバージョン2.0を送信する。S1305で、処理実行部452は、S1302で取得したライブラリ−共通−Bのバージョン2.0と、S1308で取得したライブラリ−共通−Aのバージョン2.0をファームウエア更新サービスに渡し、ファームウエアを更新する。
S1354で、Webサービスを公開しているデバイスID"N001"は、設置対象MFPのデバイスID"N004"から、ライブラリ−共通−Aのバージョン2.0を受信する。図17の(C)のように、デバイスID"N001"がWebサービスで公開しているライブラリとして、ライブラリ−共通−Bのバージョン2.0とライブラリ−FAX−Aの他に、ライブラリ−共通−Aの2.0も追加される。
今後、工場出荷時のファームウエアバージョンが1.0の機種1のデバイスから、S1351でファームウエア取得要求を受信した場合、デバイスID"N001"は、S1352でファームウエア1.0からの差分ライブラリも提供可能となる。
以上、本実施形態によれば、同一案件、同一機種において自動設置処理を行った1台目のMFPが工場出荷時のファームウエアバージョンの関係で、Webサービスで公開したファームウエア(ライブラリ)が少ないものであった場合がある。そのような場合でも、これ以降に設置されたファームウエアバージョンの低い情報機器装置から差分ライブラリを受信し、Webサービスで公開する。これにより、今後、様々なファームウエアバージョンの情報機器装置にも十分なファームウエア(ライブラリ)を提供できる。
〔第3実施形態〕
第1、第2実施形態では、オプション構成の違いやファームウエアバージョンの違いで起こるファームウエア内のライブラリの必要性有無により、Webサービスとして公開可能なライブラリが不十分な場合でも、順次設置されるMFPから追加ライブラリを取得して、徐々に1台目のMFPがWebサービス公開可能なライブラリ数を増やし充実させていくことを説明した。第3実施形態では、Webサービス公開に設定するMFPを1台に限定しない例を説明する。
システム構成、ハードウエア構成、設置時の処理フローについては、第1実施形態と同じであるため説明を省略する。第1実施形態と異なるのは、設置用スクリプトの解釈のみのため、これ以外は説明を省略する。図10の設置用スクリプト、図13のファームウエア更新処理および図16の(A)のWebサービス公開コマンド処理を用いて、本実施形態について説明する。
第3実施形態においては、図8で示した設置作業順に沿ってMFPを設置したと仮定し、デバイスID"N001"〜"N002"の設置が終了し、機種1のデバイスID"N003"を設置する例について説明する。バージョンアップ対象のファームウエアバージョン(バージョン3.00)、デバイスID"N001"のWebサービス公開ライブラリ(図15の(A))、設置対象のデバイスID"N003"のファームウエアバージョン(図14の(C))、およびオプション構成(図8)は、第1実施形態と同様とする。
<デバイスID"N003"の設置例>
図13でいう設置対象MFPはデバイスID"N003"であり、Webサービス公開MFPは、既に設置が完了しているデバイスID"N001"とする。また、図18の(A)は、デバイスID"N003"設置後のWebサービス公開管理テーブルを示している。図18の(B)および(C)は、デバイスID"N003"設置後のデバイスID"N001"と"N003"それぞれのWebサービス公開ライブラリの例を示す図である。
なお、S1301からS1309までは、第1および第2実施形態同様、設置対象MFPの自動設置プログラム450の処理である。ここで、S1301からS1305、S1307からS1309、S1353からS1354、および、S1371からS1372は、第1実施形態と同様のため、説明を省略する。
S1306で、処理実行部452は、S1302で実行したファームウエアの取得先の<Pass>のsetCondition属性の値ではなく、最終的に実行したファームウエア取得先の<Pass>のsetCondition属性の値を一時的に記憶して終了する。ここでは、S1308でソフトウエア管理サーバの<Pass>1402を実行しているため、trueを記憶することになる。
S1602からS1604は、第1実施形態と同様のため、説明を省略する。S1601で、処理実行部452は、Webサービス公開コマンドに含まれる<ifCondition>の値と、S1306で一時的に記憶したsetCondition属性の値が一致したかを判断する。ここでは、S1306でtrueを記憶しており、設置スクリプトの<ifCondition>1009もtrueとなっているため一致する。よってS1602に遷移する。以降、デバイスID"N003"もWebサービスを公開することとなる。
S1308で、ソフトウエア管理サーバ108よりバージョンアップに必要なライブラリを取得した時点で、デバイスID"N003"は、図14の(C)に記載のライブラリ差分である、ライブラリ−共通−Bのバージョン2.00と、ライブラリ−FAX−Aのバージョン2.0を保持している。
一方、Webサービスを公開しているデバイスID"N001"は、図15の(A)にあるように、ライブラリ−共通−Bのバージョン2.0のみを保持している。第1実施形態の場合、デバイスID"N001"に取得した不足分のライブラリを送信し、S1604で自デバイス内のライブラリを削除する。
しかし、本実施形態のように、デバイスID"N003"の方が、ライブラリ数が多い場合、デバイスID"N001"に取得した不足分のライブラリを送信し、さらに、デバイスID"N003"もWebサービスを公開させる方が効率が良い。
デバイスID"N003"の設置後、Webサービス公開管理テーブル1801のように機種1のデバイスID"N003"のURLが追加される。また、デバイスID"N001"およびデバイスID"N003"のWebサービスで公開するライブラリは、図18の(B)および(C)のように、それぞれ、ライブラリ−共通−Bのバージョン2.0と、ライブラリ−FAX−Aのバージョン2.0となる。
図8のように、これ以降に設置される機種1のデバイスID"N004"と"N005"には、設置スクリプトのファームウエア更新コマンド部1003の<Path>に、第2取得先として、デバイスID"N001"に加えて"N003"が記載されることになる。
尚、本例では、不足分のライブラリをデバイスID"N001"に送信し、最終的にデバイスID"N001"とデバイスID"N003"をWebサービス公開MFPとしたが、これに限らない。
例えば、S1309において、不足分のライブラリをデバイスID"N001"には送信せず、デバイスID"N003"がデバイスID"N001"に替わり、Webサービスを公開してもよい。さらに、例えば、S1309において、不足分のライブラリをデバイスID"N001"には送信せず、デバイスID"N001"は図15の(A)のデバイスID"N003"の設置前と変わらないライブラリ、デバイスID"N003"は図18の(C)のライブラリをWebサービスで公開してもよい。
以上、本実施形態によれば、同一案件、同一機種において自動設置処理を行った2台目以降のMFPが、Webサービスを公開しているMFPより十分なファームウエアが取得できず、ソフトウエア管理サーバ108から再度取得した場合でも、Webサービスを公開しているMFPに不足したファームウエアを追加送信すると共に、設置台対象のMFPもWebサービスを公開する。これによって、これ以降に設置されたMFPに対して、複数の第2取得先を提供することが可能となる。
さらに、上記実施形態では、案件管理サーバとソフトウエア管理サーバを独立したシステムとして構成する場合を示したが、それぞれのサーバ機能を1つのサーバで構成することも、本発明の趣旨に沿うのである。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステムまたは装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えばASIC)によっても実現可能である。
105 MFP
106 クライアントPC
107 案件管理サーバ

Claims (14)

  1. 複数の情報処理装置と、管理装置とが通信する情報処理システムであって、
    前記管理装置は、
    所定のファームウエアを取得してインストールするためのスクリプトと、所定のファームウエアとを機種IDに対応づけて管理する管理手段と、
    前記所定のファームウエアを取得すべき第1の取得先を前記第1の情報処理装置から通知される第2取得先に変更、または、第1の取得先に加え第2の取得先も追加する更新手段とを備え、
    各情報処理装置は、
    自装置にインストール済のファームウエアのバージョン情報を管理するインストール済のファームウエアを管理するファームウエア管理手段と、
    前記管理装置から前記機種IDに対応づけられた所定のファームウエアをインストールするためのスクリプトを取得するスクリプト取得手段と、
    前記スクリプト取得手段が取得した所定のファームウエアをインストールするインストール手段とを備え、
    さらに、前記複数の情報処理装置のうちの第1の情報処理装置は、
    前記スクリプトに設定された前記管理装置が前記機種IDに対応づけて管理する第1の取得先から所定のファームウエアを取得する第1のファームウエア取得手段と、
    前記第1のファームウエア取得手段が取得した所定のファームウエアを前記複数の情報処理装置のうち前記機種IDに対応する当該所定のファームウエアをインストールしていない第2の情報処理装置が取得すべき所定のファームウエアの取得先を第2の取得先とすべきことを前記管理装置に通知する通知手段と、
    前記第2の情報処理装置が前記第2の取得先に従って要求する前記所定のファームウエアを公開する公開手段と、
    を備え、
    前記第2の情報処理装置は、
    前記管理装置が前記機種IDに対応づけて管理するスクリプトに設定された前記第2の取得先に従って前記第1の情報処理装置が公開する所定のファームウエアを取得する第2のファームウエア取得手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 複数の情報処理装置と、管理装置とが通信する情報処理システムであって、
    前記管理装置は、
    所定のファームウエアを取得してインストールするためのスクリプトと、所定のファームウエアとをバージョン情報に対応づけて管理する管理手段と、
    前記所定のファームウエアを取得すべき第1の取得先を前記第1の情報処理装置から通知される第2取得先に変更、または、第1の取得先に加え第2の取得先も追加する更新手段とを備え、
    各情報処理装置は、
    自装置にインストール済のファームウエアのバージョン情報を管理するインストール済のファームウエアを管理するファームウエア管理手段と、
    前記管理装置から前記バージョン情報に対応づけられた所定のファームウエアをインストールするためのスクリプトを取得するスクリプト取得手段と、
    前記スクリプト取得手段が取得した所定のファームウエアをインストールするインストール手段とを備え、
    さらに、前記複数の情報処理装置のうちの第1の情報処理装置は、
    前記スクリプトに設定された前記管理装置が前記バージョン情報に対応づけて管理する第1の取得先から所定のファームウエアを取得する第1のファームウエア取得手段と、
    前記第2の情報処理装置が取得すべき所定のファームウエアの取得先を第2取得先とすべきことを前記管理装置に通知する通知手段と、
    前記第2の情報処理装置が前記第2の取得先に従って要求する前記バージョン情報に対応する前記所定のファームウエアを公開する公開手段と、
    を備え、
    前記第2の情報処理装置は、
    前記管理装置が前記バージョン情報に対応づけて管理するスクリプトに設定された前記第2の取得先に従って前記第1の情報処理装置が公開する所定のファームウエアを取得する第2のファームウエア取得手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  3. 前記第2の情報処理装置は、
    前記第2の取得先から所定のファームウエアを取得した場合、当該所定のファームウエアのバージョン情報と、インストール済みのファームウエアのバージョン情報とから前記第2の取得先から取得する前記所定のファームウエアをインストールできるかどうかを判断する判断手段を備え、
    前記判断手段が取得する所定のファームウエアをインストールできないと判断した場合、前記管理装置からインストールすべきバージョンに対応する所定のファームウエアを取得してインストールすることを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記第2の情報処理装置は、
    前記インストール手段は、前記判断手段が取得する所定のファームウエアをインストールできないと判断した場合、前記管理装置からインストールすべきバージョンに対応する所定のファームウエアの差分を取得してインストールすることを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記第2の情報処理装置は、
    前記管理装置から取得した所定のファームウエアの差分を前記第2の取得先に設定された第1の情報処理装置に送信する送信手段を備え、
    前記第1の情報処理装置は、
    前記ファームウエア管理手段が前記第2の情報処理装置から取得した所定のファームウエアの差分を登録し、前記公開手段が当該差分を含むファームウエアを公開することを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記第2の情報処理装置は、
    前記通知手段が前記管理装置から取得した所定のファームウエアの差分をインストールした場合、当該差分を含む所定のファームウエアを公開する第2の取得先を前記管理装置に通知することを請求項4に記載の情報処理システム。
  7. 前記管理装置は、
    前記更新手段が前記第2の情報処理装置から通知された前記第2の取得先を新たな第2の取得先に更新することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  8. 前記第2の取得先を公開した第1の情報処理装置は、
    他の情報処理装置が実行するインストール処理の進捗に合わせて、所定のファームウエアを削除する削除手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  9. 前記管理装置において、
    前記管理手段は、所定のファームウエアを取得してインストールするためのスクリプトと、所定のファームウエアを共通のファームウエアと、前記複数の情報処理装置の機種に対応づけられた個別のファームウエアとをバージョン情報に対応づけてライブラリで管理することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  10. 所定のファームウエアを取得してインストールするためのスクリプトと、所定のファームウエアとを機種IDに対応づけて管理する管理装置と、複数の他の情報処理装置と通信する情報処理装置であって、
    自装置にインストール済のファームウエアのバージョン情報を管理するインストール済のファームウエアを管理するファームウエア管理手段と、
    前記管理装置から前記機種IDに対応づけられた所定のファームウエアをインストールするためのスクリプトを取得するスクリプト取得手段と、
    前記スクリプト取得手段が取得した所定のファームウエアをインストールするインストール手段と、
    前記スクリプトに設定された前記管理装置が前記機種IDに対応づけて管理する第1の取得先から所定のファームウエアを取得する第1のファームウエア取得手段と、
    前記第1のファームウエア取得手段が取得した所定のファームウエアを前記複数の情報処理装置のうち前記機種IDに対応する当該所定のファームウエアをインストールしていない第2の情報処理装置が取得すべき所定のファームウエアの取得先を第2の取得先とすべきことを前記管理装置に通知する通知手段と、
    前記第2の情報処理装置が前記第2の取得先に従って要求する前記所定のファームウエアを公開する公開手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  11. 所定のファームウエアを取得してインストールするためのスクリプトと、所定のファームウエアとをバージョン情報に対応づけて管理する管理装置と、複数の他の情報処理装置と通信する情報処理装置であって、
    自装置にインストール済のファームウエアのバージョン情報を管理するインストール済のファームウエアを管理するファームウエア管理手段と、
    前記管理装置から前記バージョン情報に対応づけられた所定のファームウエアをインストールするためのスクリプトを取得するスクリプト取得手段と、
    前記スクリプト取得手段が取得した所定のファームウエアをインストールするインストール手段と、
    前記スクリプトに設定された前記管理装置が前記バージョン情報に対応づけて管理する第1の取得先から所定のファームウエアを取得する第1のファームウエア取得手段と、
    前記第2の情報処理装置が取得すべき所定のファームウエアの取得先を第2取得先とすべきことを前記管理装置に通知する通知手段と、
    前記第2の情報処理装置が前記第2の取得先に従って要求する前記バージョン情報に対応する前記所定のファームウエアを公開する公開手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  12. 所定のファームウエアを取得してインストールするためのスクリプトと、所定のファームウエアとを機種IDに対応づけて管理する管理装置と、複数の他の情報処理装置と通信する情報処理装置の制御方法であって、
    自装置にインストール済のファームウエアのバージョン情報を管理するインストール済のファームウエアを登録手段に登録して管理するファームウエア管理工程と、
    前記管理装置から前記機種IDに対応づけられた所定のファームウエアをインストールするためのスクリプトを取得するスクリプト取得工程と、
    前記スクリプト取得工程が取得した所定のファームウエアをインストールするインストール工程と、
    前記スクリプトに設定された前記管理装置が前記機種IDに対応づけて管理する第1の取得先から所定のファームウエアを取得する第1のファームウエア取得工程と、
    前記第1のファームウエア取得工程が取得した所定のファームウエアを前記複数の情報処理装置のうち前記機種IDに対応する当該所定のファームウエアをインストールしていない第2の情報処理装置が取得すべき所定のファームウエアの取得先を第2の取得先とすべきことを前記管理装置に通知する通知工程と、
    前記第2の情報処理装置が前記第2の取得先に従って要求する前記所定のファームウエアを公開する公開工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  13. 所定のファームウエアを取得してインストールするためのスクリプトと、所定のファームウエアとをバージョン情報に対応づけて管理する管理装置と、複数の他の情報処理装置と通信する情報処理装置の制御方法であって、
    自装置にインストール済のファームウエアのバージョン情報を管理するインストール済のファームウエアを登録手段に登録して管理するファームウエア管理工程と、
    前記管理装置から前記バージョン情報に対応づけられた所定のファームウエアをインストールするためのスクリプトを取得するスクリプト取得工程と、
    前記スクリプト取得工程が取得した所定のファームウエアをインストールするインストール工程と、
    前記スクリプトに設定された前記管理装置が前記バージョン情報に対応づけて管理する第1の取得先から所定のファームウエアを取得する第1のファームウエア取得工程と、
    前記第2の情報処理装置が取得すべき所定のファームウエアの取得先を第2取得先とすべきことを前記管理装置に通知する通知工程と、
    前記第2の情報処理装置が前記第2の取得先に従って要求する前記バージョン情報に対応する前記所定のファームウエアを公開する公開工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  14. 請求項12または13に記載の情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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