JP2017110892A - ヒートポンプ装置 - Google Patents

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Hiroya Shimoji
大弥 下司
岳彦 川上
Takehiko Kawakami
岳彦 川上
眞柄 隆志
Takashi Magara
隆志 眞柄
真典 上田
Masanori Ueda
真典 上田
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Abstract

【課題】負荷側熱交換器において負荷側循環液を冷却して冷熱を供給する冷却運転時に、負荷側循環液の冷却を妨げることのないヒートポンプ装置を提供する。
【解決手段】圧縮機2と、負荷側熱交換器4と、減圧手段5と、熱源側熱交換器6とを環状に接続したヒートポンプ回路8を有するヒートポンプユニット1を備え、負荷側熱交換器4および熱源側熱交換器6が液・冷媒熱交換器からなり、少なくとも負荷側熱交換器4において負荷側循環液を冷却して冷熱を供給する冷却運転を行うヒートポンプ装置において、少なくとも圧縮機2、負荷側熱交換器4、熱源側熱交換器6をヒートポンプユニット1の筐体内に収容すると共に、平面視で、負荷側熱交換器4と、圧縮機2とを結んだ間の空間内に熱源側熱交換器6を配設するようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、ヒートポンプ装置に係り、特に、負荷側熱交換器および熱源側熱交換器が共に、循環液と冷媒が熱交換する液−冷媒熱交換器であるヒートポンプ装置に関するものである。
従来、圧縮機と、負荷側熱交換器と、膨張弁と、熱源側熱交換器とを冷媒配管で環状に接続したヒートポンプ回路を備え、負荷側熱交換器および熱源側熱交換器が液・冷媒熱交換器からなるヒートポンプ装置において、圧縮機、負荷側熱交換器、熱源側熱交換器を同一の筐体内に収めると共に、負荷側熱交換器とそれに対向させて配置した熱源側熱交換器との間の空間に圧縮機を配設したものがあった。(例えば、特許文献1参照。)
特開2007−64540号公報
ところで、この従来のものでは、負荷側熱交換器において、冷媒と負荷側循環液との熱交換によって負荷側循環液を冷却し、その冷却された負荷側循環液を輻射パネル等の室内端末に供給することにより、室内を冷房する冷却運転を行うことが考えられるものであるが、負荷側熱交換器とそれに対向させて配置した熱源側熱交換器との間の空間に圧縮機を配設した場合、負荷側熱交換器、圧縮機、熱源側熱交換器の並び順となって圧縮機と負荷側熱交換器は隣り合うことになり、前記冷却運転時には、圧縮機と負荷側熱交換器との間で温度差が大きくなり、最も高温である圧縮機の熱が低温の負荷側熱交換器に悪影響を及ぼしてしまい、負荷側循環液の冷却を妨げるおそれがあった。
負荷側循環液の冷却が妨げられると、負荷側循環液の温度が目標温度まで低下しづらくなるということになり、負荷側循環液の温度を目標温度まで低下させようとすると、膨張弁の開度を絞ったり、圧縮機の回転数を上げる等の制御を行うことになるが、そうすると、圧縮機から吐出される冷媒の温度はより高温となるので、最も高温である圧縮機の熱が低温の負荷側熱交換器に悪影響を及ぼす状態は変わらず、圧縮機の消費電力が増加して、冷却運転時にヒートポンプ装置としての効率が低下するものであった。
本発明は上記課題を解決するために、請求項1では、圧縮機と、負荷側熱交換器と、減圧手段と、熱源側熱交換器とを環状に接続したヒートポンプ回路を有するヒートポンプユニットを備え、前記負荷側熱交換器および前記熱源側熱交換器が液・冷媒熱交換器からなり、少なくとも前記負荷側熱交換器において負荷側循環液を冷却して冷熱を供給する冷却運転を行うヒートポンプ装置において、少なくとも前記圧縮機、前記負荷側熱交換器、前記熱源側熱交換器を前記ヒートポンプユニットの筐体内に収容すると共に、平面視で、前記負荷側熱交換器の平面と、前記圧縮機の平面とを結んだ間の空間内に前記熱源側熱交換器を配設するものとした。
また、請求項2では、圧縮機と、負荷側熱交換器と、減圧手段と、熱源側熱交換器とを環状に接続したヒートポンプ回路を有するヒートポンプユニットを備え、前記負荷側熱交換器および前記熱源側熱交換器が液・冷媒熱交換器からなり、前記負荷側熱交換器において負荷側循環液を冷却して冷熱を供給する冷却運転、または前記負荷側熱交換器において負荷側循環液を加熱して温熱を供給する加熱運転を行うヒートポンプ装置において、少なくとも前記圧縮機、前記負荷側熱交換器、前記熱源側熱交換器を前記ヒートポンプユニットの筐体内に収容すると共に、平面視で、前記負荷側熱交換器の平面と、前記圧縮機の平面とを結んだ間の空間内に前記熱源側熱交換器を配設するものとした。
また、請求項3では、前記負荷側熱交換器の一側面には、前記負荷側循環液が流通する負荷側配管を接続する接続口が設けられ、該接続口に接続される前記負荷側配管は、前記圧縮機から遠ざかる方向に延設されるものとした。
この発明の請求項1によれば、負荷側熱交換器において負荷側循環液を冷却して冷熱を供給する冷却運転を行うヒートポンプ装置において、少なくとも圧縮機、負荷側熱交換器、熱源側熱交換器をヒートポンプユニットの筐体内に収容すると共に、平面視で、前記負荷側熱交換器の平面と、圧縮機の平面とを結んだ間の空間内に熱源側熱交換器を配設するようにしたことで、冷却運転時においては、負荷側熱交換器は低温となり、圧縮機が最も高温となるものであるが、負荷側熱交換器と圧縮機とは熱源側熱交換器を挟むようにして離れた位置に配設されているので、熱源側熱交換器が圧縮機と負荷側熱交換器との間の伝熱を妨げ、最も高温である圧縮機の熱が低温の負荷側熱交換器に作用して悪影響を及ぼすことが抑制されるものであり、負荷側循環液の冷却が妨げられることがなく、冷却運転時にヒートポンプ装置としての効率が低下することがないものである。
また、請求項2によれば、負荷側熱交換器において負荷側循環液を冷却して冷熱を供給する冷却運転、または負荷側熱交換器において負荷側循環液を加熱して温熱を供給する加熱運転を行うヒートポンプ装置において、少なくとも圧縮機、負荷側熱交換器、熱源側熱交換器をヒートポンプユニットの筐体内に収容すると共に、平面視で、前記負荷側熱交換器の平面と、圧縮機の平面とを結んだ間の空間内に熱源側熱交換器を配設するようにしたことで、冷却運転時においては、負荷側熱交換器は低温となり、圧縮機が最も高温となるものであるが、負荷側熱交換器と圧縮機とは熱源側熱交換器を挟むようにして離れた位置に配設されているので、熱源側熱交換器が圧縮機と負荷側熱交換器との間の伝熱を妨げ、最も高温である圧縮機の熱が低温の負荷側熱交換器に作用して悪影響を及ぼすことが抑制されるものであり、負荷側循環液の冷却が妨げられることがなく、冷却運転時にヒートポンプ装置としての効率が低下することがないものである。さらに、加熱運転時においては、最も高温となる圧縮機と低温となる熱源側熱交換器が隣り合い、圧縮機の熱が熱源側熱交換器に伝わるが、熱源側熱交換器が加熱されることで、熱源側熱交換器を通過する冷媒が加熱され、圧縮機に吸入される冷媒の温度が上昇し、圧縮機から吐出される冷媒の温度と圧縮機に吸入される冷媒の温度との温度差が小さくなるので、圧縮機の仕事量が小さくすることができ、圧縮機の消費電力を低減させ、加熱運転時にヒートポンプ装置としての効率を向上することができると共に、加熱運転時においては、負荷側熱交換器は温度が高いということに加えて、負荷側熱交換器と圧縮機とは熱源側熱交換器を挟むようにして離れた位置に配設されているので、圧縮機の熱が負荷側熱交換器に作用して負荷側循環液の温度に悪影響を及ぼすことがないものである。
また、請求項3によれば、負荷側熱交換器の一側面に設けられた接続口に接続される負荷側配管は、圧縮機から遠ざかる方向に延設されていることで、負荷側循環液は圧縮機から遠ざかる方向に導かれるので、圧縮機の熱が負荷循環液の温度に悪影響を及ぼすことがないものである。
本発明の一実施形態のヒートポンプ装置の概略構成図。 ヒートポンプ装置の冷却運転時の動作を説明する説明図。 ヒートポンプ装置の加熱運転時の動作を説明する説明図。 ヒートポンプ装置のヒートポンプユニットを平面視した平面構造図。 ヒートポンプ装置のヒートポンプユニットを平面視した他の平面構造図。
次に、この発明の一実施形態のヒートポンプ装置の構成について、図面に基づき詳細に説明する。
1は冷温熱を供給するヒートポンプ式の熱源機としてのヒートポンプユニットで、ヒートポンプユニット1は、その筐体内に、冷媒を圧縮する回転数可変の圧縮機2、四方弁3、負荷側熱交換器4、減圧手段としての膨張弁5、熱源側熱交換器6を備え、それらを冷媒配管7で環状に接続してヒートポンプ回路8を形成しているものである。なお、ヒートポンプ回路8を循環する冷媒としては、HFC冷媒や二酸化炭素冷媒等の任意の冷媒を用いることができるものである。
前記冷媒配管7に設けられた四方弁3は、ヒートポンプ回路8における冷媒の流れ方向を切り換える切換弁としての機能を有し、圧縮機2から吐出された冷媒を、負荷側熱交換器4、膨張弁5、熱源側熱交換器6の順に流通させ、圧縮機2に戻す流路を形成する状態(加熱運転時の状態)と、圧縮機2から吐出された冷媒を、熱源側熱交換器6、膨張弁5、負荷側熱交換器4の順に流通させ、圧縮機2に戻す流路を形成する状態(冷却運転時の状態)とに切換可能なものである。
また、9は圧縮機2から吐出された冷媒の温度を検出する吐出温度センサ、10は膨張弁5と熱源側熱交換器6とを接続する冷媒配管7に設けられ、ここを流通する冷媒の温度を検出する冷媒温度センサである。
11は熱源側熱交換器6を流通する冷媒を加熱または冷却する熱源として地中に設置された地中熱交換器で、熱源側熱交換器6の液体流路と地中熱交換器11とを熱源側配管12で環状に接続して熱源側循環回路13を形成するものであり、熱源側配管12には、熱源側循環回路13に熱源側循環液(例えば、水や不凍液等)を循環させる回転数可変の熱源側循環ポンプ14と、熱源側循環液を貯留し熱源側循環回路13の圧力を調整する熱源側シスターン15とを備えているものである。
16はヒートポンプユニット1で冷却または加熱された負荷側循環液が供給され、供給された負荷側循環液の熱を利用することで室内の空調を行う室内端末であり、室内端末16としては冷暖房兼用の輻射パネルやファンコイル等を用いるものである。なお、室内端末16は、図1では1つしか設けられていないが、複数であってもよいものであり、数量や仕様が特に限定されるものではない。
17は負荷側熱交換器4の液体流路と室内端末16とを負荷側配管18で環状に接続した負荷側循環回路で、負荷側配管18には、負荷側循環回路17に負荷側循環液(例えば、水や不凍液等)を循環させる回転数可変の負荷側循環ポンプ19と、室内端末16から負荷側熱交換器4に流入する負荷側循環液の温度を検出する戻り温度センサ20と、負荷側循環液を貯留し負荷側循環回路17の圧力を調整する負荷側シスターン21とを備えているものである。
前記負荷側熱交換器4および前記熱源側熱交換器6は液−冷媒熱交換器であり、例えばプレート式熱交換器で構成されている。このプレート式熱交換器は、複数の伝熱プレートが積層され、冷媒を流通させる冷媒流路と循環液等の液体を流通させる液体流路とが各伝熱プレートを境にして交互に形成されている。また、負荷側熱交換器4の一側面には、冷媒が流通する冷媒配管7が接続される接続口4a、4bと、負荷側循環液が流通する負荷側配管18が接続される接続口4c、4dとの4つの接続口が設けられており、熱源側熱交換器6の一側面には、冷媒が流通する冷媒配管7が接続される接続口6a、6bと、熱源側循環液が流通する熱源側配管12が接続される接続口6c、6dとの4つの接続口が設けられているものである。
22は各種のデータやプログラムを記憶する記憶手段と、演算・制御処理を行う制御手段とを備えた制御部であり、制御部22は、ヒートポンプユニット1内の各種センサの信号や、リモコン23からの信号を受け、圧縮機2、四方弁3、膨張弁5、熱源側循環ポンプ14、負荷側循環ポンプ19の駆動を制御するものである。
次に、ヒートポンプ装置1の冷却運転時の動作について図2を用いて説明する。なお、図2中の矢線は、冷媒、負荷側循環液、熱源側循環液の流れる方向を示したものである。
リモコン23から、負荷側熱交換器4において負荷側循環液を冷却し室内端末16に冷熱を供給する冷却運転の指示がなされると、制御部22は、四方弁3を冷却運転時の状態となるように流路を切り換え、圧縮機2、膨張弁5、熱源側循環ポンプ14、負荷側循環ポンプ19を駆動させて冷却運転を開始させる。
制御部22は、冷却運転中、負荷側熱交換器4の直上流側の負荷側循環液の温度を検出する戻り温度センサ20の検出値が、リモコン23の設定温度に基づいて設定される目標冷水温度になるように、圧縮機2の回転数を制御するものである。
前記冷却運転中、ヒートポンプ回路8において、負荷側熱交換器4では、負荷側循環ポンプ19により循環される負荷側循環液と膨張弁5から吐出された低温低圧の冷媒とが熱交換され負荷側循環液が冷却され、冷却された負荷側循環液は室内端末16に供給され、室内端末16を流通するときに負荷側循環液の冷熱が室内に放出されることで室内の冷房が行われるものである。一方、ヒートポンプ回路8において、熱源側熱交換器6では、熱源側循環回路13を循環する熱源側循環液と圧縮機2から吐出された高温高圧の冷媒とが熱交換され、冷媒は冷却し凝縮され、熱源側循環液が冷媒から受け取った熱は地中熱交換器11を介して地中に放出されるものである。
次に、ヒートポンプ装置1の加熱運転時の動作について図3を用いて説明する。なお、図3中の矢線は、冷媒、負荷側循環液、熱源側循環液の流れる方向を示したものである。
リモコン23から、負荷側熱交換器4において負荷側循環液を加熱し室内端末16に温熱を供給する加熱運転の指示がなされると、制御部22は、四方弁3を加熱運転時の状態となるように流路を切り換え、圧縮機2、膨張弁5、熱源側循環ポンプ14、負荷側循環ポンプ19を駆動させて加熱運転を開始させる。
制御部22は、加熱運転中、負荷側熱交換器4の直上流側の負荷側循環液の温度を検出する戻り温度センサ20の検出値が、リモコン23の設定温度に基づいて設定される目標温水温度になるように、圧縮機2の回転数を制御するものである。
前記加熱運転中、ヒートポンプ回路8において、負荷側熱交換器4では、負荷側循環ポンプ19により循環される負荷側循環液と圧縮機2から吐出された高温高圧の冷媒とが熱交換され負荷側循環液が加熱され、加熱された負荷側循環液は室内端末16に供給され、室内端末16を流通するときに負荷側循環液の温熱が室内に放出されることで室内の暖房が行われるものである。一方、ヒートポンプ回路8において、熱源側熱交換器6では、熱源側循環ポンプ14により循環され地中熱交換器11を介して地中から採熱した熱源側循環液と膨張弁5から吐出された低温低圧の冷媒とが熱交換され、地中熱により冷媒を加熱し蒸発させるものである。
次に、本発明の要部について図4を用いて説明する。なお、図4中では、ヒートポンプユニット1の筐体内に収容されている主要な構成部品として、圧縮機2、負荷側熱交換器4、熱源側熱交換器6を図示し、それ以外の構成部品については省略している。
ここで、ヒートポンプユニット1の筐体内を平面視した場合、筐体内部は仕切板24によって、圧縮機2が配設された圧縮機室25と、負荷側熱交換器4および熱源側熱交換器6が配設された熱交換器室26に仕切られ、左右方向に、負荷側熱交換器4、熱源側熱交換器6、圧縮機2の並び順で配置され、負荷側熱交換器4と、圧縮機2とを結んだ間の空間内に熱源側熱交換器6が配設されているものであり、負荷側熱交換器4の一側面に設けられた4つの接続口4a、4b、4c、4dのうち、接続口4bおよび接続口4dは負荷側熱交換器4の一側面の上部に設けられ、接続口4aおよび接続口4cは負荷側熱交換器4の一側面の下部に設けられているものであり、負荷側配管18が接続される接続口4c、4dは、圧縮機2から遠い側に設けられており、且つ、負荷側熱交換器4の接続口4c、4dに接続される負荷側配管18は、圧縮機2から遠ざかる方向に延設されている。また、熱源側熱交換器6の一側面に設けられた4つの接続口6a、6b、6c、6dのうち、接続口6bおよび接続口6dは熱源側熱交換器6の一側面の上部に設けられ、接続口6aおよび接続口6cは熱源側熱交換器6の一側面の下部に設けられているものであり、熱源側配管12が接続される接続口6c、6dは、圧縮機2から遠い側に設けられているものである。
前記冷却運転時においては、負荷側熱交換器4は低温となり、圧縮機2が最も高温となるものであるが、負荷側熱交換器4と圧縮機2とは、熱源側熱交換器6および仕切板24を挟むようにして離れた位置に配設されているので、熱源側熱交換器6および仕切板24が圧縮機2と負荷側熱交換器4との間の伝熱を妨げ、最も高温である圧縮機2の熱が低温の負荷側熱交換器4に作用して悪影響を及ぼすことが抑制されるものである。それにより、負荷側循環液の冷却が妨げられることがなく、冷却運転時にヒートポンプ装置としての効率が低下することがないものであり、また、負荷側熱交換器4の接続口4c、4dに接続される負荷側配管18は、圧縮機2から遠ざかる方向に延設されていることで、負荷側循環液は圧縮機2から遠ざかる方向に導かれるので、圧縮機2の熱が負荷循環液の冷却を妨げることがないものであり、さらに、負荷側熱交換器4の一側面に設けられ負荷側循環液が流通する負荷側配管18が接続される接続口4c、4dが圧縮機2から遠い側に設けられていることで、圧縮機2からの距離がより遠くなるので、圧縮機2の熱が負荷循環液の温度に悪影響を及ぼすことがないものである。
一方、前記加熱運転時において、最も高温となる圧縮機2と隣り合うのは、低温となる熱源側熱交換器6であり、最も高温である圧縮機2の熱が低温の熱源側熱交換器6に伝わるが、熱源側熱交換器6が加熱されるということは、熱源側熱交換器6を通過する冷媒が加熱されるということになり、圧縮機2に吸入される冷媒の温度が上昇することになる。つまり、圧縮機2から吐出される冷媒の温度と熱源側熱交換器6から流出し圧縮機2に吸入される冷媒の温度との温度差が小さくなり、圧縮機2を駆動させて同じ吐出温度の冷媒を生成する場合に、圧縮機2に吸入される冷媒の温度が高い方が圧縮機2に吸入される冷媒の温度が低い方よりも、圧縮機2の仕事量が小さくて済むので、圧縮機2の消費電力を低減させることができ、加熱運転時にヒートポンプ装置としての効率を向上することができるものである。なお、加熱運転時においては、負荷側熱交換器4は温度が高いということに加えて、負荷側熱交換器4と圧縮機2とは熱源側熱交換器6を挟むようにして離れた位置に配設されているので、圧縮機2の熱が負荷側熱交換器4に作用して負荷側循環液の温度に悪影響を及ぼすことがないものであり、また、負荷側熱交換器4の接続口4c、4dに接続される負荷側配管18は、圧縮機2から遠ざかる方向に延設されていることで、負荷側循環液は圧縮機2から遠ざかる方向に導かれるので、圧縮機2の熱が負荷循環液の温度に悪影響を及ぼすことがないものであり、さらに、負荷側熱交換器4の一側面に設けられ負荷側循環液が流通する負荷側配管18が接続される接続口4c、4dが圧縮機2から遠い側に設けられていることで、圧縮機2からの距離がより遠くなるので、圧縮機2の熱が負荷循環液の温度に悪影響を及ぼすことがないものである。
なお、本発明は先に説明した一実施形態に限定されるものでなく、本実施形態では、ヒートポンプユニット1の筐体内を平面視したときに、左右方向に、負荷側熱交換器4、熱源側熱交換器6、圧縮機2の並び順で配置したものを示したが、図5に示すように、前後方向に、負荷側熱交換器4、熱源側熱交換器6、圧縮機2の並び順で配置したものでもよく、ヒートポンプユニット1の筐体内において、負荷側熱交換器4と、圧縮機2とを結んだ間の空間内に熱源側熱交換器6が配設されているものであれば、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
また、本実施形態では、ヒートポンプユニット1の熱源として地中熱交換器11を示したが、熱源としては、地中熱の他、河川の水、海水、井戸水、貯水等が利用可能であり、種類は問わないものであり、さらに、熱源側熱交換器6に供給される熱源側循環液は熱源側循環回路13のような閉回路を循環する形態でなくてもよく、熱源側循環液は熱源側熱交換器6で熱交換した後は外部に排出されるような開放式の形態であってもよいものである。
1 ヒートポンプユニット
2 圧縮機
4 負荷側熱交換器
4c、4d 負荷側配管が接続される接続口
5 膨張弁
6 熱源側熱交換器
8 ヒートポンプ回路
18 負荷側配管

Claims (3)

  1. 圧縮機と、負荷側熱交換器と、減圧手段と、熱源側熱交換器とを環状に接続したヒートポンプ回路を有するヒートポンプユニットを備え、前記負荷側熱交換器および前記熱源側熱交換器が液・冷媒熱交換器からなり、少なくとも前記負荷側熱交換器において負荷側循環液を冷却して冷熱を供給する冷却運転を行うヒートポンプ装置において、少なくとも前記圧縮機、前記負荷側熱交換器、前記熱源側熱交換器を前記ヒートポンプユニットの筐体内に収容すると共に、平面視で、前記負荷側熱交換器と、前記圧縮機とを結んだ間の空間内に前記熱源側熱交換器を配設したことを特徴とするヒートポンプ装置。
  2. 圧縮機と、負荷側熱交換器と、減圧手段と、熱源側熱交換器とを環状に接続したヒートポンプ回路を有するヒートポンプユニットを備え、前記負荷側熱交換器および前記熱源側熱交換器が液・冷媒熱交換器からなり、前記負荷側熱交換器において負荷側循環液を冷却して冷熱を供給する冷却運転、または前記負荷側熱交換器において負荷側循環液を加熱して温熱を供給する加熱運転を行うヒートポンプ装置において、少なくとも前記圧縮機、前記負荷側熱交換器、前記熱源側熱交換器を前記ヒートポンプユニットの筐体内に収容すると共に、平面視で、前記負荷側熱交換器と、前記圧縮機とを結んだ間の空間内に前記熱源側熱交換器を配設したことを特徴とするヒートポンプ装置。
  3. 前記負荷側熱交換器の一側面には、前記負荷側循環液が流通する負荷側配管を接続する接続口が設けられ、該接続口に接続される前記負荷側配管は、前記圧縮機から遠ざかる方向に延設されていることを特徴とする請求項1または2記載のヒートポンプ装置。
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