JP7344130B2 - ヒートポンプ式温水暖房装置 - Google Patents

ヒートポンプ式温水暖房装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7344130B2
JP7344130B2 JP2020001796A JP2020001796A JP7344130B2 JP 7344130 B2 JP7344130 B2 JP 7344130B2 JP 2020001796 A JP2020001796 A JP 2020001796A JP 2020001796 A JP2020001796 A JP 2020001796A JP 7344130 B2 JP7344130 B2 JP 7344130B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
heat exchanger
refrigerant
water
refrigerant heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020001796A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021110492A (ja
Inventor
勝 佐々木
岳彦 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corona Corp
Original Assignee
Corona Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corona Corp filed Critical Corona Corp
Priority to JP2020001796A priority Critical patent/JP7344130B2/ja
Publication of JP2021110492A publication Critical patent/JP2021110492A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7344130B2 publication Critical patent/JP7344130B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)
  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Description

本発明は、温水暖房を実行可能なヒートポンプ式温水暖房装置に関するものである。
従来この種のヒートポンプ式温水暖房装置では、空気熱交換器に送風する送風ファンが配設される送風室と、圧縮機が配設される機械室と、送風室および機械室の上方に送風室および機械室を横断するように設けられた水平仕切壁と、送風室および機械室の上方であって水平仕切壁を介して位置し、水冷媒熱交換器が配設される温水回路室と、を備えたものがあった。(例えば、特許文献1参照。)
特開2010-144986号公報
ところで、この従来のものは、暖房運転の際に送風ファンが駆動することで、送風室内に風が通るため、送風室上方の水平仕切壁が冷却され、送風室側の温水回路室内は雰囲気温度が低くなってしまう。雰囲気温度が低いと水冷媒熱交換器から放熱しやすくなるので、その放熱ロスを低減するために、水冷媒熱交換器の全体を断熱材で覆っていた。
しかし、水冷媒熱交換器全体を断熱材で覆った場合、水冷媒熱交換器の放熱ロスを低減することはできるものの、断熱材がある分、機具を大型化させてしまうと共に部品点数が多くなり、コストの増大を招いてしまうものであった。
そこで、本発明は、水冷媒熱交換器の放熱ロスを低減しながら、機具の大型化および部品点数の増大を抑制することができるヒートポンプ式温水暖房装置を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために、請求項1では、圧縮機と、水冷媒熱交換器と、膨張弁と、空気熱交換器とが配管で接続され、冷媒が循環するヒートポンプ回路と、前記水冷媒熱交換器と、放熱端末とが配管で接続され、温水が循環する温水回路と、前記空気熱交換器に送風する送風ファンが配設される送風室と、前記圧縮機が配設される機械室と、前記送風室および前記機械室の上方に位置し、前記送風室および前記機械室を横断するように配設される水平仕切壁と、前記送風室および前記機械室の上方であって前記水平仕切壁を介して位置し、前記水冷媒熱交換器が配設される温水回路室と、前記送風室、前記機械室、および前記温水回路室を覆う筐体と、を備えたヒートポンプ式温水暖房装置において、前記水冷媒熱交換器は、前記温水回路室内であって、前記機械室の上方に対応する位置に配設されるものとした。
また、前記温水回路室には、前記水冷媒熱交換器を取り付ける取付台が設けられ、前記水冷媒熱交換器は、前記水平仕切壁から空隙を介して配設されるものとした。
また、前記水冷媒熱交換器は、前記ヒートポンプ回路の配管と接続される冷媒接続部と、前記温水回路の配管と接続される温水接続部とを有し、前記空隙には、前記冷媒接続部と接続される前記ヒートポンプ回路の配管と、前記温水接続部と接続される前記温水回路の配管のうち前記放熱端末から前記水冷媒熱交換器に向かって温水が流れる配管が配設され、前記水冷媒熱交換器から前記放熱端末に向かって温水が流れる配管は配設されないものとした。
また、請求項では、前記水冷媒熱交換器は、プレート式熱交換器で構成され、前記冷媒接続部と前記温水接続部とは、前記水冷媒熱交換器の同一面に設けられており、かつ、前記筐体前方に向けて形成されるものとした。
また、請求項では、前記水冷媒熱交換器は、前記温水回路室内であって、前記筐体の前方寄りに配設されるものとした。
この発明の請求項1によれば、水冷媒熱交換器は、温水回路室内であって、機械室の上方に対応する位置に配設されるようにしている。
暖房運転の際に送風ファンが駆動すると、送風室内に風が通るため、送風室上方の水平仕切壁が冷却され、温水回路室内のうち送風室の上方に対応する位置は雰囲気温度が低くなる。ここに、水冷媒熱交換器を配設した場合、水冷媒熱交換器から放熱しやすくなってしまう。この放熱ロスを低減するためには水冷媒熱交換器を断熱材で覆うといった処置が必要となる。
しかし、暖房運転の際に、機械室側は、機械室内に風が通ることがないため、温水回路室内のうち機械室の上方に対応する位置は、雰囲気温度が低下しにくいため、水冷媒熱交換器からは放熱しにくくなる。
よって、水冷媒熱交換器を、温水回路室内であって、機械室の上方に対応する位置に配設したことで、水冷媒熱交換器からの放熱ロスを低減させることができ、水冷媒熱交換器を覆う断熱材を省略することが可能となり、機具の大型化が防止できると共に部品点数も多くなることがなく、コストの増大を抑制することができるものである。
また、温水回路室には、水冷媒熱交換器を取り付ける取付台が設けられ、水冷媒熱交換器は、水平仕切壁から空隙を介して配設されるようにしている。
水平仕切壁は送風室および機械室を横断するように配設されているため、暖房運転の際に機械室内に風が通ることがないとはいえど、冷却された送風室側の水平仕切壁からの伝熱により機械室側の水平仕切壁も少なからず冷却される。水冷媒熱交換器を水平仕切壁上に直に配設してしまうと、水平仕切壁に熱を奪われやすくなり、水冷媒熱交換器から放熱しやすくなってしまう。
そこで、水冷媒熱交換器を取付台に取り付け、水平仕切壁から空隙を介して配設するようにしたことで、水冷媒熱交換器から熱が奪われにくくなり、水冷媒熱交換器からの放熱ロスを低減することができるものである。
また、水冷媒熱交換器は、ヒートポンプ回路の配管と接続される冷媒接続部と、温水回路の配管と接続される温水接続部とを有し、空隙には、冷媒接続部と接続されるヒートポンプ回路の配管と、温水接続部と接続される温水回路の配管のうち放熱端末から水冷媒熱交換器に向かって温水が流れる配管が配設され、水冷媒熱交換器から放熱端末に向かって温水が流れる配管は配設されないようにしている。
暖房運転の際、水冷媒熱交換器は凝縮器として機能しており、水冷媒熱交換器の冷媒接続部と接続される配管の内部を流れる冷媒の温度と、水冷媒熱交換器の温水接続部と接続される配管の内部を流れる温水は、双方ともに比較的高温であり、少なくとも一方の配管が水平仕切壁と水冷媒熱交換器との間に形成される空隙に配設されるので、配管が断熱材として作用し、水冷媒熱交換器からの放熱ロスを低減することができるものである。
また、請求項によれば、水冷媒熱交換器は、プレート式熱交換器で構成され、冷媒接続部と温水接続部とは、水冷媒熱交換器の同一面に設けられており、かつ、筐体前方に向けて形成されるようにしている。
冷媒接続部と温水接続部が筐体前方に向いていれば、筐体前面に位置し筐体を構成するカバーを外すことで、水冷媒熱交換器の冷媒接続部および温水接続部がすぐに視認でき、水冷媒熱交換器の分解、接続、交換作業を行うことができ、メンテナンス性が向上する。
また、請求項によれば、水冷媒熱交換器は、温水回路室内であって、筐体の前方寄りに配設されるようにしているので、筐体前面に位置し筐体を構成するカバーを外すと、すぐ近くに水冷媒熱交換器が位置するため、水冷媒熱交換器の分解、接続、交換作業を容易に行うことができ、メンテナンス性が向上する。
本発明の一実施形態のヒートポンプ式温水暖房装置の説明図。 ヒートポンプ式温水暖房装置の概略構成図。 室外機の分解斜視図。 室外機内部の正面図。 室外機内部の平面図。
次に、この発明の一実施形態のヒートポンプ式温水暖房装置1の構成について、図面に基づき詳細に説明する。
図1において、ヒートポンプ式温水暖房装置1は、室外に設置されるヒートポンプ式熱源機としての室外機2と、この室外機2と温水配管3を介して接続され室内に設置される放熱端末4と、室内に配置されて各種の操作指示や情報の入出力を行うリモコン5と、を有する。
前記室外機2は、その筐体6内に、冷媒を圧縮する回転数可変の圧縮機7、冷媒と温水との熱交換を行う水冷媒熱交換器8、冷媒を減圧する膨張弁9、送風ファン10の駆動により送られる空気(外気)との熱交換を行う空気熱交換器11とを有し、それらを冷媒配管12で環状に接続して冷媒が循環するヒートポンプ回路13を形成している。前記ヒートポンプ回路13を循環する冷媒としては、HFC冷媒や二酸化炭素冷媒等の任意の冷媒を用いることができる。
前記水冷媒熱交換器8は、本実施形態では、プレート式熱交換器で構成され、プレート式熱交換器は、複数の伝熱プレートが積層され、冷媒を流通させる冷媒流路と温水を流通させる液流路とが各伝熱プレートを境にして交互に形成されている。また、水冷媒熱交換器8には、冷媒が流通する冷媒配管12が接続される冷媒接続部としての冷媒入口8a、冷媒出口8b、温水が流通する温水配管3が接続される温水接続部としての温水入口8c、温水出口8dが設けられており、冷媒入口8a、冷媒出口8b、温水入口8c、温水出口8dは、水冷媒熱交換器8の同一面に設けられており、かつ、筐体6前方に向かって形成されている。
14は水冷媒熱交換器8と放熱端末4とを温水配管3で環状に接続することで形成され、温水が循環する温水回路であり、温水配管3は、水冷媒熱交換器8から放熱端末4に向かって延び、水冷媒熱交換器8で加熱された温水(水や不凍液等の循環液)を放熱端末4に導く往き管3aと、放熱端末4から水冷媒熱交換器8に向かって延び、放熱端末4で放熱され温度低下した温水を水冷媒熱交換器8に導く戻り管3bとで構成される。
ここで、前記往き管3aの途中には、1つの往きヘッダ15が設けられており、往きヘッダ15より下流側部分は放熱端末4の台数分だけ個別の往き管3aが分岐する。また、前記戻り管3aの途中には、1つの戻りヘッダ16が設けられており、戻りヘッダ16より上流側部分は放熱端末4の台数分だけ個別の戻り管3bが分岐する。なお、放熱端末4としては、床暖房パネルや輻射パネル等の端末を用いることができる。図1、図2では1台の放熱端末4が設けられているが、放熱端末4は複数台であってもよい。
また、戻り管3bには、温水回路14に温水を循環させる回転数可変の循環ポンプ17と、温水を貯留し温水回路14の圧力を調整するシスターン18とを備えている。
上記構成のヒートポンプ回路13において、暖房運転の際、圧縮機7から吐出された冷媒は、水冷媒熱交換器8、膨張弁9、空気熱交換器11の順で流通する。これにより、低温・低圧で吸入されたガス状態の冷媒が圧縮機7で圧縮されて高温・高圧のガスとなった後、水冷媒熱交換器8(凝縮器として機能)において温水と熱交換され、温水に熱を放出することで冷却され、高圧の液体(または気液二相の状態)に変化する。こうして液体(気液二相)になった冷媒は膨張弁9で減圧されて低圧の液体(または気液二相の状態)となり蒸発しやすい状態となる。その後、低圧の液体(気液二相)は空気熱交換器11(蒸発器として機能)において、送風ファン10の送風により外気から吸熱することで、蒸発して低温・低圧のガスに変化し、再び圧縮機7へと戻るものである。
一方、温水回路14において、循環ポンプ17により温水配管3を循環する温水は、水冷媒熱交換器8で加熱された後に、放熱端末4で放熱され室内を加熱し、その後にシスターン18を通過して、再び循環ポンプ17へと戻るものである。
次に、図3~図5を用いて、室外機2の筐体6および室外機2の内部の構造について説明する。前記室外機2は、図3に示されているように、室外機2の外郭をなす略直方体中空形状に形成された筐体6を備えている。前記筐体6は、上面部分の上面板と前面上方部分の前面上方板とからなる上方カバー6aと、前面下方部分の前面パネル6bとが、筐体本体6cに対して着脱可能となっている。
前記筐体6の内部には、送風ファン10が配設される送風室19と、圧縮機7が配設される機械室20と、を仕切る垂直仕切壁21が設けられている。また、前記筐体6の内部には、送風室19および機械室20の上方に位置し、送風室19および機械室20を横断するように配設される水平仕切壁22が設けられ、送風室19および機械室20の上方であって水平仕切壁22を介して位置し、水冷媒熱交換器8が配設される温水回路室23が形成される。これにより、筐体6の内部においては、水平仕切壁22より上方の空間が温水回路室23として区画され、水平仕切壁22より下方の空間で垂直仕切壁21より左右方向一方側(本実施形態では左側)が送風室19として区画され、垂直仕切壁21より左右方向他方側(本実施形態では右側)が機械室20として区画されている。なお、筐体6の内部では、設置された状態の上方カバー6aと前面パネル6bの境目に相当する高さに水平仕切壁22が設けられている。
前記温水回路室23には、水冷媒熱交換器8を取り付けるための取付台24が設けられ、取付台24は水平仕切壁22上に固定される。取付台24は、水冷媒熱交換器8を載置するための台部24aと水冷媒熱交換器8を固定する固定部24bとで構成され、水冷媒熱交換器8は台部24a上にて取付固定される。ここでは、水冷媒熱交換器8の一側面に設けられたボルトを、固定部24bに形成された穴に挿通して、ナットで締めることで水冷媒熱交換器8が固定される。
前記水冷媒熱交換器8は、取付台24の台部24a上に配設され、水平仕切壁22から空隙Sを介して配設されている。すなわち、水冷媒熱交換器8を水平仕切壁22上に直に配設するのではなく、水平仕切壁22から浮かせて配設している。水平仕切壁22と水冷媒熱交換器8との間に形成される前記空隙Sには、冷媒入口8aまたは冷媒出口8bと接続される冷媒配管12と、温水入口8cと接続される温水配管3(戻り管3b)が配設されている。なお、本実施形態では、空隙Sに水冷媒熱交換器8に接続される冷媒配管12と温水配管3の双方が配設されているが、空隙Sに配設される配管としては、水冷媒熱交換器8に接続される冷媒配管12と温水配管3とのうち、少なくとも一方の配管が配設されていればよい。ただし、温水配管3の一つである往き管3aは、空隙Sに配設しないことが望ましい。
また、室外機2内部を正面視した図4や、室外機2内部を平面視(温水回路室23を平面視)した図5に示されているように、水冷媒熱交換器8は、温水回路室23の左右方向において、機械室20側に配設されている。すなわち、水冷媒熱交換器8は、温水回路室23内であって機械室20の上方に対応する位置に配設されている。さらに、水冷媒熱交換器8は、温水回路室23の前後方向において、温水回路室23内であって、筐体6の前方寄りに配設されている。
以上説明したように、本実施形態のヒートポンプ式温水暖房装置1では、水冷媒熱交換器8は、温水回路室23内であって、機械室20の上方に対応する位置に配設されるようにしている。
暖房運転の際に送風ファン10が駆動すると、送風室19内に風が通るため、送風室19上方の水平仕切壁22が冷却され、温水回路室23内のうち送風室19の上方に対応する位置は雰囲気温度が低くなる。ここに、水冷媒熱交換器8を配設した場合、水冷媒熱交換器8から放熱しやすくなってしまう。この放熱ロスを低減するためには水冷媒熱交換器8を断熱材で覆うといった処置が必要となる。
しかし、暖房運転の際に、機械室20側は、機械室20内に風が通ることがないため、温水回路室23内のうち機械室20の上方に対応する位置は、雰囲気温度が低下しにくいため、水冷媒熱交換器8からは放熱しにくくなる。
よって、本実施形態では、水冷媒熱交換器8を、温水回路室23内であって、機械室20の上方に対応する位置に配設したことで、水冷媒熱交換器8からの放熱ロスを低減させることができ、水冷媒熱交換器8を覆う断熱材を省略することが可能となり、機具の大型化が防止できると共に部品点数も多くなることがなく、コストの増大を抑制することができるものである。
また、本実施形態では、水冷媒熱交換器8は取付台24上に取り付けられ、水平仕切壁22から空隙Sを介して配設されるようにしている。
水平仕切壁22は送風室19および機械室20を横断するように配設されているため、暖房運転の際に機械室20内に風が通ることがないとはいえど、冷却された送風室19側の水平仕切壁22からの伝熱により機械室20側の水平仕切壁22も少なからず冷却される。水冷媒熱交換器8を水平仕切壁22上に直に配設してしまうと、水平仕切壁22に熱を奪われやすくなり、水冷媒熱交換器8から放熱しやすくなってしまう。
そこで、本実施形態では、水冷媒熱交換器8を取付台24に取り付け、水平仕切壁22から空隙Sを介して配設するようにしたことで、水冷媒熱交換器8を水平仕切壁22上に直に配設せず、水平仕切壁22から浮かせて配設するようにしたので、水冷媒熱交換器8から熱が奪われにくくなり、水冷媒熱交換器8からの放熱ロスを低減することができるものである。
また、本実施形態では、空隙Sに、水冷媒熱交換器8の冷媒接続部と接続される冷媒配管12と、水冷媒熱交換器8の温水接続部と接続される温水配管3とのうち、少なくとも一方の配管が配設されるようにしている。
暖房運転の際、水冷媒熱交換器8は凝縮器として機能しており、水冷媒熱交換器8の冷媒接続部(冷媒入口8a、冷媒出口8b)と接続される冷媒配管12の内部を流れる冷媒の温度と、水冷媒熱交換器8の温水接続部(温水入口8c、温水出口8d)と接続される温水配管3の内部を流れる温水は、双方ともに比較的高温であり、少なくとも一方の配管が水平仕切壁22と水冷媒熱交換器8との間に形成される空隙Sに配設されるので、それらの配管が断熱材として作用し、水冷媒熱交換器8からの放熱ロスを低減することができるものである。ただし、水冷媒熱交換器8の温水接続部と接続される温水配管3の一つである往き管3aは、水冷媒熱交換器8で加熱された温水が流通する配管のため、内部を流れる温水の温度が低下しないように、空隙Sに配設しないことが望ましい。
また、本実施形態では、水冷媒熱交換器8はプレート式熱交換器で構成され、冷媒接続部(冷媒入口8a、冷媒出口8b)と温水接続部(温水入口8c、温水出口8d)とは、水冷媒熱交換器8の同一面に設けられており、かつ、筐体6前方に向けて形成されるようにしている。
室外機2は、通常、筐体6後方側が家屋の壁に沿うように設置されるものであり、水冷媒熱交換器8の冷媒接続部(冷媒入口8a、冷媒出口8b)と温水接続部(温水入口8c、温水出口8d)が筐体6後方に向いていた場合、水冷媒熱交換器8の分解、接続、交換作業を行うために、室外機2を移動させなければならず、作業性が悪い。しかし、本実施形態のように、水冷媒熱交換器8の冷媒接続部(冷媒入口8a、冷媒出口8b)と温水接続部(温水入口8c、温水出口8d)が、筐体6前方に向いていれば、筐体6前面に位置するカバー(上方カバー6aの前面上方板)を外すことで、水冷媒熱交換器8の冷媒接続部および温水接続部がすぐに視認でき、室外機2をそのままの位置で、移動させることなく水冷媒熱交換器8の分解、接続、交換作業を行うことができ、メンテナンス性が向上する。
また、本実施形態では、水冷媒熱交換器8は、温水回路室23内であって、筐体6の前方寄りに配設されるようにしているので、筐体6前面に位置するカバー(上方カバー6aの前面上方板)を外すと、すぐ近くに水冷媒熱交換器8が位置するため、水冷媒熱交換器8の分解、接続、交換作業を容易に行うことができ、メンテナンス性が向上する。
なお、本発明は一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 ヒートポンプ式温水暖房装置
3 温水配管
4 放熱端末
6 筐体
7 圧縮機
8 水冷媒熱交換器
8a 冷媒入口
8b 冷媒出口
8c 温水入口
8d 温水出口
9 膨張弁
10 送風ファン
11 空気熱交換器
12 冷媒配管
13 ヒートポンプ回路
14 温水回路
19 送風室
20 機械室
22 水平仕切壁
23 温水回路室
24 取付台
S 空隙

Claims (3)

  1. 圧縮機と、水冷媒熱交換器と、膨張弁と、空気熱交換器とが配管で接続され、冷媒が循環するヒートポンプ回路と、
    前記水冷媒熱交換器と、放熱端末とが配管で接続され、温水が循環する温水回路と、
    前記空気熱交換器に送風する送風ファンが配設される送風室と、
    前記圧縮機が配設される機械室と、
    前記送風室および前記機械室の上方に位置し、前記送風室および前記機械室を横断するように配設される水平仕切壁と、
    前記送風室および前記機械室の上方であって前記水平仕切壁を介して位置し、前記水冷媒熱交換器が配設される温水回路室と、
    前記送風室、前記機械室、および前記温水回路室を覆う筐体と、を備えたヒートポンプ式温水暖房装置において、
    前記水冷媒熱交換器は、前記温水回路室内であって、前記機械室の上方に対応する位置に配設され、
    前記温水回路室には、前記水冷媒熱交換器を取り付ける取付台が設けられ、前記水冷媒熱交換器は、前記水平仕切壁から空隙を介して配設され、
    前記水冷媒熱交換器は、前記ヒートポンプ回路の配管と接続される冷媒接続部と、前記温水回路の配管と接続される温水接続部とを有し、前記空隙には、前記冷媒接続部と接続される前記ヒートポンプ回路の配管と、前記温水接続部と接続される前記温水回路の配管のうち前記放熱端末から前記水冷媒熱交換器に向かって温水が流れる配管が配設され、前記水冷媒熱交換器から前記放熱端末に向かって温水が流れる配管は配設されないことを特徴とするヒートポンプ式温水暖房装置。
  2. 前記水冷媒熱交換器は、プレート式熱交換器で構成され、前記冷媒接続部と前記温水接続部とは、前記水冷媒熱交換器の同一面に設けられており、かつ、前記筐体前方に向けて形成されることを特徴とする請求項記載のヒートポンプ式温水暖房装置。
  3. 前記水冷媒熱交換器は、前記温水回路室内であって、前記筐体の前方寄りに配設されることを特徴とする請求項記載のヒートポンプ式温水暖房装置。
JP2020001796A 2020-01-09 2020-01-09 ヒートポンプ式温水暖房装置 Active JP7344130B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020001796A JP7344130B2 (ja) 2020-01-09 2020-01-09 ヒートポンプ式温水暖房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020001796A JP7344130B2 (ja) 2020-01-09 2020-01-09 ヒートポンプ式温水暖房装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021110492A JP2021110492A (ja) 2021-08-02
JP7344130B2 true JP7344130B2 (ja) 2023-09-13

Family

ID=77059565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020001796A Active JP7344130B2 (ja) 2020-01-09 2020-01-09 ヒートポンプ式温水暖房装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7344130B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007010241A (ja) 2005-06-30 2007-01-18 Toshiba Kyaria Kk 給湯装置
JP2013130343A (ja) 2011-12-22 2013-07-04 Noritz Corp ヒートポンプ給湯装置
JP2016223740A (ja) 2015-06-03 2016-12-28 株式会社コロナ ヒートポンプ冷温水機
JP2017110892A (ja) 2015-12-18 2017-06-22 株式会社コロナ ヒートポンプ装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007010241A (ja) 2005-06-30 2007-01-18 Toshiba Kyaria Kk 給湯装置
JP2013130343A (ja) 2011-12-22 2013-07-04 Noritz Corp ヒートポンプ給湯装置
JP2016223740A (ja) 2015-06-03 2016-12-28 株式会社コロナ ヒートポンプ冷温水機
JP2017110892A (ja) 2015-12-18 2017-06-22 株式会社コロナ ヒートポンプ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021110492A (ja) 2021-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4325714B2 (ja) 冷凍装置
JP2014219186A (ja) チラー装置
US20210207894A1 (en) Outdoor unit for refrigeration apparatus
JP2008196777A (ja) 水用熱交換装置
CN111457481B (zh) 空调室外机
JP2000046375A (ja) 室外ユニット及び空気調和機
JP7344130B2 (ja) ヒートポンプ式温水暖房装置
JP5423509B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP6938396B2 (ja) ヒートポンプ室外機
JP2000039185A (ja) 空気調和機
WO2016002023A1 (ja) 熱源装置及びその熱源装置を備えた熱源システム
JP4912419B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP7086269B2 (ja) 室内機
KR102174514B1 (ko) 공기조화 시스템
WO2019167136A1 (ja) ヒートポンプ装置
KR20150080833A (ko) 공기조화기의 실외기
US11994352B2 (en) Heat exchanger
JP7544108B2 (ja) ヒートポンプサイクル装置の室外機、及び、ヒートポンプサイクル装置
CN220793300U (zh) 空调器室外机
WO2021234960A1 (ja) 空気調和機の室外機
JP2010236855A (ja) 増設凝縮装置及びこれを用いた増設凝縮システム付冷凍サイクル装置
JP2006308282A (ja) ヒートポンプ式給湯装置
KR200205123Y1 (ko) 공기조화기의 실외기의 리액터 장착구조
EP3418650A1 (en) Refrigerating apparatus
JP2791711B2 (ja) 空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7344130

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150