JP2017110687A - 逆止弁装置及び既設管の更生方法 - Google Patents

逆止弁装置及び既設管の更生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】逆止弁の機能性を高め、種々の用途に適用可能にする。【解決手段】流路部材2に逆止弁装置3の筐体10を装着する。筐体10の内室10cに弁本体30を収容する。弁本体30は、弁座31aを有する弁座部材31と、弁座31aに着離座されることによって弁路30cを閉開させる弁体32を含む。弁本体30は、筐体10に対して着脱可能、かつ第1の向きと前記第1の向きに対して軸線方向L3に反転された第2の向きとのうち選択された一方の向きにされて筐体10に装着可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、逆止弁装置及び該逆止弁装置を用いた既設管の更生方法に関し、特に流通方向を調整するのに好適な逆止弁装置及び既設管の更生方法に関する。
例えば特許文献1においては、下水管等の既設管の老朽化対策として、既設管内に更生管を配置し、既設管と更生管との間に裏込め材を充填している。さらに、裏込め材の養生期間中、外水圧が上昇した時のために、更生管の内周面から既設管の内周面に達する通孔(ウイープホール)を設け、その通孔に逆止弁を設けている。上昇した外水圧で逆止弁のゴム製弁体が開く。これによって、既設管の外側の水を更生管内へ逃がし、裏込め材に水が混入するのを防止できる。一方、更生管の内圧が高まったときは、弁体が閉じる。これによって、更生管の内部の流体が、通孔を通して外部へ流出するのを防止できる。
特開2006−181862号公報
特許文献1の逆止弁は、外水圧を更生管内へ逃がすためだけに用いられる。例えば、裏込め材の注入時の逆流防止手段として用いることはできず、汎用性が低い。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、逆止弁の汎用性及び機能性を高め、種々の用途に適用可能にすることを目的とする。
前記問題点を解決するために、本発明は、 流路部材に設けられる逆止弁装置であって、
軸線方向に貫通する内室を有して、前記流路部材に装着される筐体と、
前記軸線方向に貫通する弁路を有して、前記内室に収容される弁本体と、
を備え、前記弁本体が、弁座を有する弁座部材と、前記弁座に着離座されることによって前記弁路を閉開させる弁体と、を含み、
更に前記弁本体が、前記筐体に対して着脱可能、かつ第1の向きと前記第1の向きに対して前記軸線方向に反転された第2の向きとのうち選択された一方の向きにされて前記筐体に装着可能であることを特徴とする。
この逆止弁装置によれば、使用目的、用途等に応じて弁本体の向きを変更することで、流体の流れを許容する方向及び逆流を阻止する方向を調節することができる。したがって、汎用性及び機能性を高めることができる。
前記筐体が、環状の第1筐体部材と、前記第1筐体部材に対して前記軸線方向へ進退可能かつ着脱可能に嵌合された環状の第2筐体部材と、を含み、
前記弁本体が、前記第1、第2の何れの向きにおいても前記第1筐体部材と前記第2筐体部材との間に挟まれて保持される被保持部を有していることが好ましい。
この構成によれば、第1筐体部材と第2筐体部材を分離することで、弁本体を筐体から外すことができる。これによって、弁本体の向きを変えて、筐体に再装着できる。弁本体を第1の向き及び第2の向きの何れの状態においても筐体に安定的に保持できる。
前記弁座部材が、軸支部と、前記軸支部を囲む環状部と、前記環状部の径方向へ延びて前記環状部と前記軸支部を連結する連結腕部とを有し、
前記弁体が円形状になっており、
更に前記弁本体が、前記弁体を前記弁座へ向けて付勢するばね部材と、
前記軸線方向へ延びて前記軸支部と前記弁体の中央部と前記ばね部材を貫通する連結軸部材とを含むことが好ましい。
この構成によれば、弁座部材と弁体とばね部材を連結軸部材によって連結することで、弁本体をユニット化することができる。したがって、弁本体全体を1つのユニットとして筐体に着脱でき、弁本体の向き変更を容易に行なうことができる。
本発明方法は、前記逆止弁装置を用いて、地中の既設管を更生する更生方法であって、
前記既設管の内部に前記流路部材として更生管を配置し、
前記更生管の管壁に孔部を形成し、
前記逆止弁装置を前記孔部に取り付けることを特徴とする。
前記孔部としては、裏込め材の注入孔、支保工の支保材の貫通孔、外水圧の逃がし孔(ウイープホール)等が挙げられる。孔部の種類及び目的に応じて、弁本体の向きを選択することで、流体の流れを許容する方向及び逆流を阻止する方向が所望になるように調節することができる。
本発明によれば、逆止弁装置の汎用性及び機能性を高め、種々の用途に適用することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る逆止弁装置を用いて既設管を更生する様子を示す側面断面図である。 図2は、前記逆止弁装置の弁本体を第1の向きにして示す、図3のII−II線に沿う側面断面図である。 図3は、図2のIII−III線に沿う、前記逆止弁装置の底面図である。 図4は、前記逆止弁装置から裏込め材を既設管と更生管との間に注入する状態を示す側面断面図である。 図5は、前記逆止弁装置の弁本体を第2の向きにして示す側面断面図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係る逆止弁装置を、その弁本体を第1の向きにして示す、図7のVI−VI線に沿う側面断面図である。 図7は、図6のVII−VII線に沿う、前記第2実施形態に係る逆止弁装置の底面図である。 図8は、前記第2実施形態に係る逆止弁装置から裏込め材を既設管と更生管との間に注入する状態を示す側面断面図である。 図9は、前記第2実施形態に係る逆止弁装置の弁本体を第2の向きにして示す側面断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
[第1実施形態]
図1は、地中の下水道管等の老朽化した既設管1を更生する様子を示したものである。既設管1の内部には更生管2(流路部材)が配置されている。更生管2の管壁に逆止弁装置3が設けられている。
図2及び図3に示すように、逆止弁装置3は、筐体10と、弁本体30を備え、概略円筒形になっている。図1に示すように、逆止弁装置3の軸線方向Lは、既設管1及び更生管2の管軸方向Lと直交している。以下、逆止弁装置3における軸線方向Lに沿って既設管1及び更生管2の径方向外側を向く側(図2において上側)を「第1側」と称し、既設管1及び更生管2の径方向内側を向く側(図2において下側)を「第2側」と称す。
筐体10は、第1筐体部材11と、第2筐体部材12とを含む。第1筐体部材11及び第2筐体部材12の材質は、例えばポリ塩化ビニル(PVC)等の樹脂にて構成されている。
第1筐体部材11は、逆止弁装置3の軸線方向Lと同軸の円環状になっている。第1筐体部材11の外周面には、雄ネジ部11bが形成されている。図2に示すように、第1筐体部材11の第2側の端部の外周には、フランジ11fが形成されている。更に、第1筐体部材11の内周面の第2側の部分には、雌ネジ部11cが形成されている。
第1筐体部材11の内部における第2側の部分に第2筐体部材12が配置されている。第2筐体部材12は、第1筐体部材11より短小かつ第1筐体部材11と同軸の円環状になっている。第2筐体部材12の外周には、雄ネジ部12cが形成されている。雄ネジ部12cが雌ネジ部11cにねじ込まれることによって、第2筐体部材12が、第1筐体部材11に対して軸線方向Lへ進退可能かつ着脱可能に嵌合されている。
第2筐体部材12には、第1筐体部材11に対する回転操作のための六角凹部等を形成してもよい(図7参照)。
第1筐体部材11の内部における第2筐体部材12よりも第1側の部分と、第2筐体部材12の内部とによって、筐体10の内室10cが構成されている。内室10cは、筐体10を軸線方向Lに貫通している。内室10cに弁本体30が収容されている。
弁本体30は、弁座部材31と、弁体32と、ばね部材33と、連結軸部材35を含む。
弁座部材31の材質は、例えばPVC等の樹脂にて構成されている。弁座部材31は、環状部31xと、1又は複数(ここでは3つ)の連結腕部31bと、軸支部31cとを一体に有している。環状部31xは、軸線方向Lと同軸の円筒状になっている。環状部31xの内部が、弁本体30の弁路30cを構成している。弁路30cは、弁本体30を軸線方向Lに貫通している。
環状部31xの外周には被保持部31dが形成されている。被保持部31dは、環状部31xから径方向外側へ突出されるとともに、弁座部材31の全周にわたる環状になっている。
弁座部材31ひいては弁本体30は、次のようにして筐体10に保持されている。
第1筐体部材11の内周における第2筐体部材12よりも第1側の部分には、段差11dが形成されている。この段差11dと、第2筐体部材12の第1側の端面12dとの間に、被保持部31dが挟まれている。これによって、弁座部材31ひいては弁本体30が筐体10に保持されている。段差11d及び端面12dによって、弁本体保持部10dが構成されている。弁本体保持部10dは、筐体10における軸線方向Lのちょうど中央部に配置され、かつ筐体10の全周にわたる環状になっている。
第2筐体部材12を第1筐体部材11から分離すると、弁本体30の保持状態が解除される。したがって、弁本体30は、筐体10に対して着脱可能になっている。
さらに、弁本体30は、図2に示す第1の向きと、図5に示す第2の向きとのうち選択された一方の向きにされて筐体10に装着可能である。第2の向き(図5)における弁本体30は、第1の向き(図2)に対して軸線方向Lに180度反転されている。要するに、第1の向きのときは第1側を向いていた部分が、第2の向きでは第2側へ向けられ、第1の向きのときは第2側を向いていた部分が、第2の向きでは第1側へ向けられている。図2及び図5に示すように、弁本体30が第1、第2の何れの向きのときも、被保持部31dが、段差11dと端面12dとの間に配置されることで弁本体保持部10dによって保持可能である。
以下、特に断らない限り、逆止弁装置3は、第1の向き(図2)になっているものとする。
環状部31xにおける第1側の端面は、弁座31aを構成している。弁座31aは、環状部31xの周方向の全周にわたる環状になっている。かつ、弁座31aは、径方向外側へ向かうにしたがって第1側へ突出する斜面となっている。詳細には、弁座31aは、部分凹球面状に形成されている。
なお、第1筐体部材11の第1側の内周面11eについても、弁座31aと同一球面をなす部分凹球面状になっている。
図2及び図3に示すように、環状部31xの外周面における第2側の部分と、第2筐体部材12の内周面との間には、環状の隙間が形成されている。この隙間が、注入管接続部15を構成している。注入管接続部15は、逆止弁装置3の第2側の面へ開口されている。環状部31xの外周面及び第2筐体部材12の内周面は、緩いテーパ状になっている。このため、注入管接続部15の幅が、第2側を向く開口部では相対的に広く、そこから第1側へ向かって漸次狭くなっている。これによって、注入管接続部15に後記裏込め材注入管5(図4)を挿入し易くしている。
図2及び図3に示すように、環状部31xの第2側の部分における軸線方向L上に、環状の軸支部31cが配置されている。環状部31xと軸支部31cとの間に、3つの連結腕部31bが設けられている。各連結腕部31bは、環状部31xの径方向に延び、環状部31xと軸支部31cとを連結している。3つの連結腕部31bが、軸支部31cを中心に放射状になっている。これら連結腕部31bによって、弁座部材31内における弁路30cが3つ(複数)に分けられている。図2に示すように、連結腕部31b及び軸支部31cにおける第1側の端面は、弁座31aと連続する部分凹球面状になっている。
図2に示すように、環状部31xの中央部に連結軸部材35が配置されている。連結軸部材35は、ボルトにて構成されている。この連結軸部材35が、軸線方向Lに沿うように配置されるとともに、軸支部31cの中心穴に挿通されている。連結軸部材35の頭部は、第2側へ向けられ、軸支部31cに係止されている。
連結軸部材35の首下部は、軸支部31cから第1側へ延びている。この連結軸部材35の首下部に、軸支部31c側から順次、弁体32と、ばね部材33と、ワッシャ34と、ナット36とが設けられている。連結軸部材35が、弁座部材31の軸支部31cと、弁体31と、ばね部材33を貫通することによって、弁座部材31と、弁体31と、ばね部材33を連結している。
弁体32の材質は、硬質ゴムによって構成されている。弁体32は、概略円形状に形成されている。かつ、弁体32は、径方向外側へ向かうにしたがって第1側へ傾斜され、しかもその傾斜が漸次急になることで部分球殻状になっている。
弁体32の周縁部が、全周にわたって弁座31aと軸線方向Lに対峙している。
弁体32の中央部には、貫通穴32cが形成されている。連結軸部材35が貫通穴32cを貫通している。これによって、弁体32が、連結軸部材35を介して弁座部材31に連結されている。かつ、弁体32は、連結軸部材35ひいては弁座部材31に対して着座位置(図2)と離座位置(図4)との間で軸線方向Lに沿って相対移動可能になっている。
図2に示すように、着座位置では、弁体32の周縁部が、弁座31aに着座する。これによって、弁路30cが閉止される。このとき、弁体32の部分凸球面をなす外周面(図2において下を向く面)と、弁座31a及び連結腕部31bが作る部分凹球面とが重なり合う。
図4に示すように、離座位置では、弁体32の周縁部が弁座31aから離れる。これによって、弁路30cが開通される。
図2に示すように、部分球殻状をなす弁体32の内周部(図2において上側部)にばね部材33(付勢手段)が配置されている。ばね部材33の材質は、弁体32よりも柔らかいゴム(弾性体)によって構成されている。ばね部材33は、半球形状になっており、その半球面部が第2側へ向けられることで弁体32の内周面に当たっている。ばね部材33の第1側の部分は平面状になっている。更に、ばね部材33には、中心線に沿って貫通穴33cが形成されている。連結軸部材35が、貫通穴33cを貫通している。
図2に示すように、連結軸部材35の先端部(第1側の端部)には、ワッシャ34(ばね受け部)を介して、ナット36が螺合されている。ナット36のねじ込みによって、ばね部材33が弁体32に強く押し当てられている。或いは、弁体32が第1側へ変位しようとしたときだけ、ばね部材33による強い押し当て力が発生するようにしてもよい。これによって、ばね部材33が、弁体32を弁座31aへの着座側(図2において下側)へ付勢する。このため、通常時は、弁路30cが閉止されている。
図4に示すように、弁体32の外周面(同図において下を向く面)に所定以上の流体圧が作用したときは、弁体32がばね部材33のばね力に抗して離座方向(同図において上方)へ変位される。弁体32と、弁座31a及び球面状内周面11eとの間には、球面状の案内路10eが形成される。球面状案内路10eは、弁本体30内の弁路30cに連なるとともに、そこから全周にわたって径方向外側かつ第2側へ斜めに延びている。そして、第1筐体部材11の第2側の端面近くにおいて全周にわたって開口されている。
ばね部材33は、軸線方向Lに沿って潰れるように弾性変形される。
逆止弁装置3を用いて、既設管1を更生する更生方法を説明する。
図1に示すように、既設管1の内部に更生管2を挿入する。この更生管2の管壁に注入孔2c(孔部)を形成する。注入孔2cに逆止弁装置3を取り付ける。詳しくは、第1筐体部材11の雄ネジ部11bを注入孔2cの内周の雌ネジ部に螺合する(図4参照)。また、フランジ11fを更生管2の内周面(図2において下面)に宛がう。
逆止弁装置3の弁本体30は、第1の向き(図2)にしておく。
次に、図4に示すように、裏込め材注入管5の先端部を逆止弁装置3の注入管接続部15に接続する。そして、裏込め材4を、裏込め材注入管5の先端部から吐出する。
この裏込め材4の吐出圧が、弁体32に対して離座方向(図4において上向き)へ作用する。これによって、弁体32が弁座31aから離座し、弁路30cが開通される。したがって、裏込め材4を、弁路30cを経て、既設管1と更生管2との間の環状の管間空間1aに注入し充填することができる。
逆止弁装置3内における裏込め材4は、部分球面状をなす弁体32から球面状案内路10eに案内されることで、放射状に分散される。これによって、裏込め材4を球面状案内路10eから放射状に噴射でき、管間空間1a内に広く拡散させることができる。また、既設管1における注入孔2cと対向する箇所に、裏込め材4が直接かつ集中的に当たるのを回避できる。
裏込め材4の充填後、裏込め材注入管5を注入管接続部15から引き抜く。弁体32は、裏込め材4の注入停止によって着座位置に戻る。
この弁体32には、既設管1と更生管2との間における未硬化の裏込め材4の流体圧がかかる。この流体圧の作用方向は、弁体32の着座方向である。したがって、逆止弁装置3が開くことはない。よって、裏込め材4が更生管2内へ漏れるのを防止できる。要するに、逆止弁装置3は、裏込め材4の養生期間中における注入孔2cの閉塞手段として機能する。
なお、裏込め材4の注入時は、逆止弁装置3を注入孔2cに取り付けることなく、注入孔2cから直接注入し、充填後に逆止弁装置3を注入孔2cに取り付けることにしてもよい。
また、更生管2に開穿した支保材挿通孔(孔部)の閉塞手段として逆止弁装置3を用いてもよい。支保材挿通孔は、裏込め材4の注入時に更生管2を内側から支持する支保工の支保材を通して既設管1に突き当てるためのものである(特開2015−175487号公報参照)。
更に、図5に示すように、弁本体30を第2の向きにすることで、逆止弁装置3を所謂ウイープホール(孔部)用の逆止弁として使用することもできる。好ましくは、ウイープホールは、注入孔2cや支保材挿通孔とは別に、更生管2の内周面から既設管1の内周面に達するように設ける。
或いは、注入孔2cをウイープホールに転用してもよい。すなわち、注入孔2cに装着された逆止弁装置3の弁本体30を筐体10から一旦外し、180度反転させることで第2の向きにして、筐体10に再装着してもよい。
第2の向きでは、弁本体30の筐体10に対する向きが、第1の向きに対して軸線方向Lに180度反転されている。したがって、弁体32の着座方向及び離座方向が、第1の向き(図2)とは逆になる。
これによって、既設管1の外部の水圧が上昇して、既設管1の損傷部等を通って水が既設管1と更生管2との間に流入して来た場合、この流入水の水圧によって弁体32が離座して開弁される。これによって、流入水を更生管2内へ放流することができ、硬化前の裏込め材4に水が混入されるのを防止又は抑制できる。
弁本体30を第2の向きにするときは、好ましくは、逆止弁装置3に防汚メッシュ38を設ける。防汚メッシュ38は、円形になっており、その中心部を連結軸部材35が貫通している。また、第1の向き(図2)におけるワッシャ34に代えて、一対のワッシャ37,37が用いられている。ワッシャ37は例えばエラストマー等の樹脂にて構成されている。2つのワッシャ37,37は、互いに厚みが異なっている。これらワッシャ37,37の間に防汚メッシュ38が挟み付けられている。防汚メッシュ38は、第2筐体部材12の内部における弁体32よりも第1側に配置されている。防汚メッシュ38の外周縁は自由端になっている。
これによって、前記既設管1の外部からの水を逆止弁装置3から更生管2へ逃がす際、防汚メッシュ38によって当該水中の汚れ物質を捕捉できる。したがって、汚れ物質が更生管2に入り込むのを防止できる。
このように、逆止弁装置3によれば、弁本体30の向きを変えることで、裏込め材4の注入弁、裏込め材4の逆流防止弁、支保材挿通孔の閉塞手段、水抜き弁等の種々の用途に適用でき、機能性を高めることができる。裏込め材4の注入時、養生期間、硬化後等の状況に応じて、弁本体30を着脱したり向きを変えたりすることで、流体の流通許容方向及び流通阻止方向等を調整することができる。
弁本体30の各要素31〜33を連結軸部材35によって連結することで、弁本体30をユニット化することができる。したがって、弁本体30全体を1つのユニットとして筐体10に着脱でき、弁本体30の向き変更を容易に行なうことができる。
ゴム製のばね部材33は、対象流体の粘度や想定圧力に合わせて、最適な付勢力が得られるように適度な硬度及び寸法を有するものに交換することができる。しかも、ナット36を外すことで簡単に交換できる。
また、対象流体の粘度に合わせて、弁体32や弁座部材31の弁座31aの断面形状を適切なものに設計変更して取り替えることができる。弁体32の交換作業はナット36を外すことで簡単に行なうことができる。弁座部材31の交換作業は、第2筐体部材12を外すことで簡単に行なうことができる。
さらに、逆止弁装置3は、部品点数が少なく、構造が比較的簡素であり、汎用性を高めることができる。配管の剛性や対象流体等に応じた各部材の材質選定や強度設計の自由度を高めることができる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において既述の形態と同様の要素に関しては図面に同一符号を付して説明を簡略化する。
[第2実施形態]
図6〜図9は、本発明の第2実施形態を示したものである。図6及び図9に示すように、第2実施形態に係る逆止弁装置3Bにおいても、弁本体30が、筐体10に対して着脱可能、かつ第1の向き(図6)と第2の向き(図9)とのうち選択された一方の向きにされて、筐体10に装着可能である。
以下、第2実施形態においても、特に断らない限り、弁本体30は第1の向き(図6)になっているものとする。また、弁体32が弁座31aに着座されているものとする(図6)。
図6に示すように、逆止弁装置3Bにおいては、弁本体30の弁座部材31及び弁体32が、円形の平板状になっている。また、ばね部材33の形状及び配置が、第1実施形態の逆止弁装置3(図2)とは異なっている。
更に詳述する。
弁座部材31の環状部31xの外周縁には、リム部31eが形成されている。リム部31eは、第1側へ突出されるとともに弁座部材31の全周にわたる環状をなしている。このリム部31eが、筐体10への被保持部を構成している。筐体10の第1筐体部材11における第1側の端部には、内フランジ11gが、径方向内側へ突出するように形成されている。リム部31eが、内フランジ11gと、第2筐体部材12の第1側の端面12dとの間に挟まれて保持されている。内フランジ11gと端面12dとによって、弁本体保持部10dが構成されている。
図6及び図9に示すように、第1、第2の何れの向きにおいても、リム部31eが弁本体保持部10dによって挟持される。
図7に示すように、弁座部材31には、4つの連結腕部31bが90度間隔で設けられている。連結腕部31bによって環状部31xと軸支部31cとが連結されている。隣り合う連結腕部31b,31bどうしの間に、扇状の弁路30cが形成されている。弁路30cは、筐体10の内室10cにおける軸線方向Lの中間部に介在され、内室10cと連通している。
図6に示すように、弁座部材31の第1側に弁体32が配置されている。弁体32は、PVC等の樹脂製の円板にて構成されている。なお、弁体32の材質は、樹脂に限られず、第1実施形態と同様の硬質ゴム等であってもよい。図7に示すように、弁体32の外直径は、環状部31xの内直径よりも少しだけ大きい。環状部31xの内周側の部分には、前記外直径と内直径との差分の幅の弁座31aが環状に形成されている。
ばね部材33は、弁座部材31の第2側に配置されている。すなわち、ばね部材33は、軸支部31cを挟んで弁体32とは反対側に配置されている。ばね部材33は、円筒形状ないしは弁座部材31から軸線方向Lに沿って遠ざかるにしたがって縮径する円錐筒形状になっている。
連結軸部材35が、ばね部材33の貫通穴33cと、軸支部31cと、弁体32の貫通穴32cとに順次通されている。連結軸部材35の頭部(第2側の端部)が、ばね部材33に押し当てられている。また、連結軸部材35の先端部(第1側の端部)のナット36が、弁体32に押し当てられている。ナット36の締め付けによって、ばね部材33が、圧縮されて連結軸部材35を第2側へ付勢している。これによって、弁体32が、弁座部材31の第1側の面に押し当てられることで弁座31aに着座され、弁路30cが閉止されている。
なお、着座時の弁体32は、連結腕部31b及び環状部31xにおける弁座31aと面一をなす第1側の面にも押し当てられている。
逆止弁装置3Bにおいても、ばね部材33と弁座部材31と弁体32とが連結軸部材35によって連結され、弁本体30がユニット化されている。したがって、図6及び図9に示すように、弁本体30を1つのユニットとして一体的に向き変更可能である。
図6及び図7に示すように、第2筐体部材12は、円筒形の筒部12aと、筒部12aの第2側の端部を塞ぐキャップ板部12eとを一体に含むキャップ状になっている。筒部12aが、前記弁本体保持部10dを構成する第1側端面12d、及び第1筐体本体11との着脱用雄ネジ部12cを有している。キャップ板部12eの中央部には、円形の開口部12hが形成されている。開口部12hを介して、内室10cが第2側の外部へ連なっている。
開口部12hにおける第2側の部分には、六角凹部12fが形成されている。六角凹部12fに六角レンチ等の工具を嵌めて回すことによって、第2筐体部材12を容易に着脱できる。
図8は、第2実施形態において、既設管1と更生管2との間の管間空間1aに裏込め材4を充填する様子を示したものである。更生管2の注入孔2cに逆止弁装置3Bを装着し、開口部12hに裏込め材注入管5を接続する。そして、裏込め材注入管5から裏込め材4を吐出する。
裏込め材4は、開口部12hを通って、弁座部材31よりも第2側の10cに流入する。この裏込め材4の流体圧が、弁路30cを介して弁体32に作用することで、弁体32がばね部材33のばね力に抗して第1側へ変位される。このとき、連結軸部材35が、弁体32と一緒に第1側へ変位される。これによって、弁路30cが開通され、裏込め材4が、弁路30c、及び弁座部材31よりも第1側の内室10cを経て、管間空間1aへ注入される。
注入を停止すると、ばね部材33のばね力によって連結軸部材35が第2側へ戻され、弁体32が弁座31aに着座され、弁路30cが閉止される(図6)。
図9に示すように、逆止弁装置3Bにおいても、弁本体30を軸線方向Lに180度反転させて第2の向きにすることで、例えばウイープホール(孔部)用の逆止弁として使用することができる。
本発明は、前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改変をなすことができる。
例えば、逆止弁装置3を上水管の水の逆流防止用の逆止弁として用いてもよい。
逆止弁装置3を取り付ける流路部材は、流体の流路を画成するものであればよく、管に限られず、流体を他から隔てる仕切り板等であってもよい。
弁体32が、中央部は軸支部31cに定着されるとともに、弁体32自体の弾性によって周縁部が弁座31aから離れるように弾性変形可能、かつ弾性復帰して弁座31aに着座可能であってもよい。その場合、ばね部材33を省略してもよい。
本発明は、例えば、老朽化した下水管の更生方法に適用可能である。
1 既設管
2 更生管(流路部材)
2c 注入孔(孔部)
3 逆止弁装置
10 筐体
10c 内室
10d 弁本体保持部
11 第1筐体部材
12 第2筐体部材
30 弁本体
30c 弁路
31 弁座部材
31x 環状部
31a 弁座
31b 連結腕部
31d 被保持部
31e リム部(被保持部)
32 弁体
33 ばね部材
35 連結軸部材
軸線方向

Claims (4)

  1. 流路部材に設けられる逆止弁装置であって、
    軸線方向に貫通する内室を有して、前記流路部材に装着される筐体と、
    前記軸線方向に貫通する弁路を有して、前記内室に収容される弁本体と、
    を備え、前記弁本体が、弁座を有する弁座部材と、前記弁座に着離座されることによって前記弁路を閉開させる弁体と、を含み、
    更に前記弁本体が、前記筐体に対して着脱可能、かつ第1の向きと前記第1の向きに対して前記軸線方向に反転された第2の向きとのうち選択された一方の向きにされて前記筐体に装着可能であることを特徴とする逆止弁装置。
  2. 前記筐体が、環状の第1筐体部材と、前記第1筐体部材に対して前記軸線方向へ進退可能かつ着脱可能に嵌合された環状の第2筐体部材と、を含み、
    前記弁本体が、前記第1、第2の何れの向きにおいても前記第1筐体部材と前記第2筐体部材との間に挟まれて保持される被保持部を有していることを特徴とする請求項1に記載の逆止弁装置。
  3. 前記弁座部材が、軸支部と、前記軸支部を囲む環状部と、前記環状部の径方向へ延びて前記環状部と前記軸支部を連結する連結腕部とを有し、
    前記弁体が円形状になっており、
    更に前記弁本体が、前記弁体を前記弁座へ向けて付勢するばね部材と、
    前記軸線方向へ延びて前記軸支部と前記弁体の中央部と前記ばね部材を貫通する連結軸部材とを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の逆止弁装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の逆止弁装置を用いて、地中の既設管を更生する更生方法であって、
    前記既設管の内部に前記流路部材として更生管を配置し、
    前記更生管の管壁に孔部を形成し、
    前記逆止弁装置を前記孔部に取り付けることを特徴とする既設管の更生方法。
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