JP2017110603A - 吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気管内に導入されるブローバイガス中の水分の凍結を確実に防止することができる吸気装置を提供する。
【解決手段】本吸気装置1は、内燃機関50の吸気ポート50aに接続される吸気管3a〜3cを備え、吸気管には、内燃機関で生じたブローバイガスの還流用のPCV通路7に連なるブローバイガス導入口17と、内燃機関から排気された排気ガスの還流用のEGR通路8に連なる排気ガス導入口18と、が形成されている。そして、ブローバイガス導入口17は、排気ガス導入口18より吸気管内の空気の流れ方向Pの下流側に配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、吸気装置に関し、さらに詳しくは、吸気管にPCV通路に連なるブローバイガス導入口とEGR通路に連なる排気ガス導入口とが形成されている吸気装置に関する。
従来の吸気装置として、例えば、図6に示されるように、内燃機関の吸気ポートに接続される吸気管103a〜103dを備え、各吸気管103a〜103dには、内燃機関で生じたブローバイガスの還流用のPCV通路107に連なるブローバイガス導入口117と、内燃機関から排気された排気ガスの還流用のEGR通路108に連なる排気ガス導入口118と、が形成されている吸気装置101が知られている(例えば、特許文献1参照)。この吸気装置101では、PCV通路107の外壁とEGR通路108の外壁との共有部分である加熱壁を備え、EGR通路108を流れる排気ガスの熱で加熱壁を加熱することでPCV通路107を流れるブローバイガスを加熱して、ブローバイガス中の水分の凍結を防止している。
また、上記吸気装置101では、ブローバガス導入口117は、排気ガス導入口118の側方に配置されている(特許文献1の段落〔0030〕等参照)。さらに、PCV通路107は、各吸気管103a〜103dの表面側でEGR通路108より吸気管内の空気の流れ方向Pの上流側に配置されている。そして、ブローバイガス導入口117は、略T字状のブローバイガス通路110を介してPCV通路107に連通されている。
特開2013−151906号公報
しかし、上記従来の吸気装置101では、ブローバガス導入口117は、排気ガス導入口118の側方に配置されているので、ブローバイガス導入口117から吸気管103a〜103d内に導入された直後のブローバイガスは、吸気管103a〜103d内を流れる空気(即ち、低温の吸気流)と混合してしまう。そのため、ブローバイガス中の水分が空気で冷却され凍結してしまう可能性がある。さらに、PCV通路107は、複数の吸気管103a〜103dの表面側でEGR通路108より吸気管内の空気の流れ方向Pの上流側に配置されているので、ブローバイガス導入口117とPCV通路107との間に複雑な通路形状のブローバイガス通路110を設ける必要がある。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、吸気管内に導入されるブローバイガス中の水分の凍結を確実に防止することができる吸気装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、内燃機関の吸気ポートに接続される吸気管を備え、前記吸気管には、前記内燃機関で生じたブローバイガスの還流用のPCV通路に連なるブローバイガス導入口と、前記内燃機関から排気された排気ガスの還流用のEGR通路に連なる排気ガス導入口と、が形成されている吸気装置であって、前記ブローバイガス導入口は、前記排気ガス導入口より前記吸気管内の空気の流れ方向の下流側に配置されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ブローバイガス導入口及び前記排気ガス導入口は、前記吸気管内の空気の流れ方向に沿って並んで配置されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記PCV通路及び前記EGR通路は、複数並設された前記吸気管と交差する方向に延びているとともに互いに隣接して設けられており、前記PCV通路は、複数の前記吸気管の表面側で前記EGR通路より前記吸気管内の空気の流れ方向の下流側に配置されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3記載の発明において、複数の前記吸気管の表面側には、前記PCV通路及び前記EGR通路を形成するハウジングが設けられており、前記ハウジングには、前記PCV通路の外壁と前記EGR通路の外壁との共有部分である加熱壁が設けられていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発明において、前記ブローバイガス導入口及び前記排気ガス導入口は、前記吸気管内の空気の流れ方向に沿って並んで配置されており、前記排気ガス導入口の前記吸気管内の空気の流れ方向と直交する方向の開口幅は、前記ブローバイガス導入口の前記吸気管内の空気の流れ方向と直交する方向の開口幅以上の値に設定されていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記排気ガス導入口は、前記吸気管内の空気の流れ方向と直交する方向に長尺状に形成されていることを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の発明において、前記ブローバイガス導入口は、前記吸気管内の空気の流れ方向に長尺状に形成されていることを要旨とする。
本発明の吸気装置によると、ブローバイガス導入口は、排気ガス導入口より吸気管内の空気の流れ方向の下流側に配置されている。これにより、ブローバイガス導入口から吸気管内に導入された直後のブローバイガスは、排気ガス導入口から吸気管内に導入された排気ガスと混合されて排気ガスの熱で加熱される。よって、吸気管内に導入されるブローバイガス中の水分の凍結を確実に防止することができる。
また、前記ブローバイガス導入口及び前記排気ガス導入口が、前記吸気管内の空気の流れ方向に沿って並んで配置されている場合は、ブローバイガスが排気ガスと十分に混合されて効果的に加熱される。
また、前記PCV通路及び前記EGR通路が、複数並設された前記吸気管と交差する方向に延びているとともに互いに隣接して設けられており、前記PCV通路が、複数の前記吸気管の表面側で前記EGR通路より前記吸気管内の空気の流れ方向の下流側に配置されている場合は、PCV通路及びEGR通路をコンパクトに構成できるとともに、複雑な通路形状のブローバイガス通路を設けることなくブローバイガス導入口をPCV通路に連通させることができる。
また、複数の前記吸気管の表面側に、前記PCV通路及び前記EGR通路を形成するハウジングが設けられており、前記ハウジングに、前記PCV通路の外壁と前記EGR通路の外壁との共有部分である加熱壁が設けられている場合は、EGR通路を流れる排気ガスの熱で加熱壁を加熱することでPCV通路を流れるブローバイガスが加熱される。よって、ブローバイガス中の水分の凍結を更に確実に防止できる。
また、前記ブローバイガス導入口及び前記排気ガス導入口が、前記吸気管内の空気の流れ方向に沿って並んで配置されており、前記排気ガス導入口の開口幅が、前記ブローバイガス導入口の開口幅以上の値に設定されている場合は、ブローバイガスが排気ガスと十分に混合されて効果的に加熱される。
また、前記排気ガス導入口が、前記吸気管内の空気の流れ方向と直交する方向に長尺状に形成されている場合は、ブローバイガスが排気ガスと十分に混合されて効果的に加熱されるとともに、排気ガス導入口の開口面積を大きく確保できる。
さらに、前記ブローバイガス導入口が、前記吸気管内の空気の流れ方向に長尺状に形成されている場合は、ブローバイガスが排気ガスと十分に混合されて効果的に加熱されるとともに、ブローバイガス導入口の開口面積を大きく確保できる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係る吸気装置の正面図である。 上記吸気装置の一部を分解した斜視図である。 図1のIII−III線断面拡大図である。 上記吸気装置の作用説明図である。 他の形態に係るブローバイガス導入口及び排気ガス導入口の説明図であり、(a)は長尺状の各導入口を示し、(b)は大きさの異なる各導入口を示す。 従来の吸気装置の斜視図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
<吸気装置>
本実施形態に係る吸気装置は、内燃機関(50)の吸気ポート(50a)に接続される吸気管(3a〜3c)を備え、吸気管には、内燃機関で生じたブローバイガスの還流用のPCV通路(7)に連なるブローバイガス導入口(17)と、内燃機関から排気された排気ガスの還流用のEGR通路(8)に連なる排気ガス導入口(18)と、が形成されている吸気装置(1)である(例えば、図1〜図3等参照)。そして、ブローバイガス導入口(17)は、排気ガス導入口(18)より吸気管(3a〜3c)内の空気の流れ方向(P)の下流側に配置されている(例えば、図4等参照)。
本実施形態に係る吸気装置としては、例えば、上記ブローバイガス導入口(17)及び排気ガス導入口(18)は、吸気管内の空気の流れ方向(P)に沿って並んで配置されている形態(例えば、図4等参照)を挙げることができる。この場合、例えば、上記ブローバイガス導入口(17)の吸気管内の空気の流れ方向(P)の中心と排気ガス導入口(18)の吸気管内の空気の流れ方向(P)の中心との間隔(L)は、5〜30mm(好ましくは8〜16mm)であることができる。
本実施形態に係る吸気装置としては、例えば、上記PCV通路(7)及びEGR通路(8)は、複数並設された吸気管(3a〜3c)と交差する方向に延びているとともに互いに隣接して設けられており、PCV通路(7)は、複数の吸気管(3a〜3c)の表面側でEGR通路(8)より吸気管内の空気の流れ方向(P)の下流側に配置されている形態(例えば、図1〜図3等参照)を挙げることができる。
上述の形態の場合、例えば、複数の上記吸気管(3a〜3c)の表面側には、PCV通路(7)及びEGR通路(8)を形成するハウジング(9)が設けられており、ハウジングには、PCV通路の外壁とEGR通路の外壁との共有部分である加熱壁(9a)が設けられている形態(例えば、図3等参照)を挙げることができる。
本実施形態に係る吸気装置としては、例えば、上記ブローバイガス導入口(17)及び排気ガス導入口(18)は、吸気管内の空気の流れ方向(P)に沿って並んで配置されており、排気ガス導入口(18)の吸気管内の空気の流れ方向(P)と直交する方向の開口幅(w1)は、ブローバイガス導入口(17)の吸気管内の空気の流れ方向(P)と直交する方向の開口幅(w2)以上の値に設定されている形態(例えば、図4及び図5等参照)を挙げることができる。
上述の形態の場合では、例えば、上記排気ガス導入口(18)は、吸気管内の空気の流れ方向(P)と直交する方向に長尺状に形成されていることができる(例えば、図5(a)等参照)。また、例えば、上記ブローバイガス導入口(17)は、吸気管内の空気の流れ方向(P)に長尺状に形成されていることができる(例えば、図5(a)等参照)。
なお、上記実施形態で記載した各構成の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。なお、本実施例では、本発明に係る「吸気装置」として、直列3気筒の内燃機関で使用される吸気装置(「インテークマニホールド」とも称される。)を例示する。
(1)吸気装置の構成
本実施例に係る吸気装置1は、図1〜図3に示すように、内燃機関50の吸気ポート50a(図3参照)に接続される複数(図中3つ)の吸気管3a、3b、3cと、これら各吸気管3a〜3cの一端側に連結されるサージタンク4と、を備えている。これら各吸気管3a〜3cは、内燃機関50の吸気ポート50aに空気を供給するための吸気通路30a、30b、30cを形成している。また、各吸気管3a〜3cは、全体として略C字状に湾曲して形成されている(図3参照)。また、各吸気管3a〜3cの他端側には、内燃機関50の吸気ポート50a側に締結されるフランジ5が設けられている。また、サージタンク4は、送り口4aから送られる空気を一時的に貯留するためのタンクである。
上記複数の吸気管3a〜3c(具体的に、吸気管3a〜3cの湾曲内側)の表面側には、PCV通路7及びEGR通路8を形成するハウジング9が設けられている。このPCV( Positive Crankcase Ventilation )7通路は、内燃機関50のピストンとシリンダと間隙からクランクケースに漏出するブローバイガスを燃焼させるために、ブローバイガスを内燃機関50の吸気ポート50aに還流させるための通路である。また、PCV通路7の一端側には、内燃機関50のクランクケースやシリンダヘッドカバー等に連絡される流入口7aが設けられている。また、EGR( Exhaust Gas Recirculation )通路8は、内燃機関50から排気された排気ガス中の窒素酸化物の低減等のために、排気ガスを内燃機関50の吸気ポート50aに還流させるための通路である。EGR通路8の一端側には、内燃機関50の排気ポートやエキゾーストマニホールド等に連絡される流入口8aが設けられている。
上記PCV通路7及びEGR通路8は、複数並設された吸気管3a〜3cと直交する方向(即ち、吸気管3a〜3cの延在方向と直交する方向、又は複数の吸気管3a〜3cの並設方向)に延びているとともに互いに隣接して略平行に設けられている。このPCV通路7は、各吸気管3a〜3cの表面側でEGR通路8より吸気管3a〜3c内の空気の流れ方向Pの下流側(即ち、フランジ5に近い側)に配置されている。また、ハウジング9には、PCV通路7の外壁とEGR通路8の外壁との共有部分である加熱壁9a(図3参照)が設けられている。この加熱壁9aは、PCV通路7とEGR通路8とを隣接方向に区画するように延びている。
ここで、上記吸気装置1は、各吸気管3a〜3cの湾曲内側の部分を主に形成するとともにサージタンク4の一部を形成する第1管形成体11と、各吸気管3a〜3cの湾曲外側の部分を形成する第2管形成体12と、サージタンク4の一部を形成するタンク形成体13と、第1管形成体11に形成されたハウジング部15との間でハウジング9を形成するハウジング形成体14と、を備えている。これら第1管形成体11、第2管形成体12、タンク形成体13及びハウジング形成体14は、樹脂製であり、振動溶着やレーザ溶着等により一体化されている。
上記ハウジング形成体14は、図2に示すように、天井部14aと、天井部14aの外周縁から立ち上がる側壁14bと、側壁14bの対向辺を連絡するように天井部14aから立ち上がる中間壁14cと、を備えている。また、ハウジング部15は、底部15aと、底部15aの外周縁から立ち上がる側壁15bと、側壁15bの対向辺を連絡するように底部15aから立ち上がる中間壁15cと、を備えている。この底部15aは、各吸気管3a〜3cの管壁を形成している。そして、ハウジング形成体14とハウジング部15とを各側壁14b、15b及び中間壁14c、15cの先端を突き合わせて一体化することで、ハウジング9内にPCV通路7及びEGR通路8が形成されるとともに、各中間壁14c、15cにより加熱壁9aが形成される。
上記各吸気管3a〜3c(具体的に、ハウジング9の底部15a)には、図3及び図4に示すように、PCV通路7に連なるブローバイガス導入口17とEGR通路8に連なる排気ガス導入口18とが形成されている。これらブローバイガス導入口17及び排気ガス導入口18は、吸気管3a〜3cの管壁に貫通して形成された孔(具体的に、円形孔)からなされている。また、各吸気管3a〜3cにおいて、ブローバイガス導入口17は、排気ガス導入口18より吸気管3a〜3c内の空気の流れ方向Pの下流側に配置されている。また、ブローバイガス導入口17及び排気ガス導入口18は、吸気管3a〜3c内の空気の流れ方向Pに沿って並んで配置されている。このブローバイガス導入口17の吸気管3a〜3c内の空気の流れ方向Pの中心と排気ガス導入口18の吸気管3a〜3c内の空気の流れ方向Pの中心との間隔Lは、約12mmとされている。さらに、排気ガス導入口18の吸気管3a〜3c内の空気の流れ方向Pと直交する方向の開口幅w1は、ブローバイガス導入口17の吸気管3a〜3c内の空気の流れ方向Pと直交する方向の開口幅w2と略同じ値に設定されている。
(2)吸気装置の作用
次に、上記構成の吸気装置1の作用について説明する。内燃機関50の稼働時には、図3及び図4に示すように、流入口7aからPCV通路7内に流入されたブローバイガスBGは、PCV通路7の一端側から他端側に向かって流れて、各吸気管3a〜3cのブローバイガス導入口17から各吸気管3a〜3c内に導入される。一方、流入口8aからEGR通路8内に流入された排気ガスEGは、EGR通路8の一端側から他端側に向かって流れて、各吸気管3a〜3cの排気ガス導入口18から各吸気管3a〜3c内に導入される。そして、各吸気管3a〜3c内に導入されたブローバイガスBG及び排気ガスEGは、外部から各吸気管3a〜3c内に送られる空気Aとともに内燃機関50の吸気ポート50aに供給される。
上記排気ガスEGがEGR通路8を流れる際には、排気ガスEGの熱で加熱壁9aが加熱される。そのため、ブローバイガスBGは、加熱壁9aによりPCV通路7を流れる際に加熱される。また、ブローバイガス導入口18から吸気管3a〜3c内に導入された直後のブローバイガスBGは、排気ガス導入口17から吸気管3a〜3c内に導入された排気ガスEGで背後から覆い被されて排気ガスEGと混合される。そのため、ブローバイガスBGは、吸気管3a〜3c内に導入された際に排気ガスEGの熱で加熱される。その結果、ブローバイガスBGは、吸気管3a〜3c内を流れる空気A(即ち、吸気流A)で冷却されて水分が凍結してしまうことが防止される。
(3)実施例の効果
本実施例の吸気装置1によると、ブローバイガス導入口17は、排気ガス導入口18より吸気管3a〜3c内の空気の流れ方向Pの下流側に配置されている。これにより、ブローバイガス導入口17から吸気管3a〜3c内に導入された直後のブローバイガスは、排気ガス導入口18から吸気管3a〜3c内に導入された排気ガスと混合されて排気ガスの熱で加熱される。よって、吸気管3a〜3c内に導入されるブローバイガス中の水分の凍結を確実に防止することができる。
また、本実施例では、ブローバイガス導入口17及び排気ガス導入口18が、吸気管3a〜3c内の空気の流れ方向Pに沿って並んで配置されている。これにより、ブローバイガスが排気ガスと十分に混合されて効果的に加熱される。特に、本実施例では、排気ガス導入口18の開口幅w1は、ブローバイガス導入口17の開口幅w2と略同じ値に設定されているので、ブローバイガスが排気ガスと十分に混合されて効果的に加熱される。
また、本実施例では、PCV通路7及びEGR通路8は、複数並設された吸気管3a〜3cと交差する方向に延びているとともに互いに隣接して設けられており、PCV通路7は、複数の吸気管3a〜3cの表面側でEGR通路8より吸気管3a〜3c内の空気の流れ方向Pの下流側に配置されている。これにより、PCV通路7及びEGR通路8をコンパクトに構成できるとともに、複雑な通路形状のブローバイガス通路を設けることなくブローバイガス導入口17をPCV通路7に連通させることができる。
さらに、本実施例では、複数の吸気管3a〜3cの表面側には、PCV通路7及びEGR通路8を形成するハウジング9が設けられており、ハウジング9には、PCV通路7の外壁とEGR通路8の外壁との共有部分である加熱壁9aが設けられている。これにより、EGR通路8を流れる排気ガスの熱で加熱壁9aを加熱することでPCV通路7を流れるブローバイガスが加熱される。よって、ブローバイガス中の水分の凍結を更に確実に防止できる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例におけるブローバイガス導入口17及び排気ガス導入口18の形状、大きさ、個数、配置場所等は、吸気管3a〜3c内でブローバイガスと排気ガスとが混合される限りにおいて適宜選択される。また、上記実施例における吸気管3a〜3cの形状、大きさ、個数等は、内燃機関50の形態等に応じて適宜選択される。
また、上記実施例では、PCV通路7及びEGR通路8を互いに隣接して設けるようにしたが、これに限定されず、例えば、PCV通路7及びEGR通路8を互いに離間して設けるようにしてもよい。この場合、例えば、PCV通路7及びEGR通路8毎にハウジングを備えてもよいし、1つのハウジングに各通路7、8を形成してもよい。
また、上記実施例では、排気ガス導入口18の開口幅w1をブローバイガス導入口17の開口幅w2と略同じ値に設定したが、これに限定されず、例えば、図5に示すように、排気ガス導入口18の開口幅w1をブローバイガス導入口17の開口幅w2より大きな値に設定してもよい。これにより、ブローバイガスが排気ガスと十分に混合されて効果的に加熱される。
上述の形態の場合、例えば、図5(a)に示すように、排気ガス導入口18が吸気管3a〜3c内の空気の流れ方向Pと直交する方向に長尺状に形成されていてもよい。また、例えば、図5(a)に示すように、ブローバイガス導入口17が吸気管3a〜3c内の空気の流れ方向Pに長尺状に形成されていてもよい。さらに、例えば、図5(b)に示すように、ブローバイガス導入口17が吸気管3a〜3c内の空気の流れ方向Pに沿って複数設けられていてもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
乗用車、バス、トラック等の車両などで使用される内燃機関の吸気ポートに空気を供給するための吸気装置に関する技術として広く利用される。
1;吸気装置、3a〜3c;吸気管、7;PCV通路、8;EGR通路、9;ハウジング、9a;加熱壁、17;ブローバイガス導入口、18;排気ガス導入口、50;内燃機関、50a;吸気ポート、P;空気の流れ方向、w1;排気ガス導入口の開口幅、w2;ブローバイガス導入口の開口幅。

Claims (7)

  1. 内燃機関の吸気ポートに接続される吸気管を備え、前記吸気管には、前記内燃機関で生じたブローバイガスの還流用のPCV通路に連なるブローバイガス導入口と、前記内燃機関から排気された排気ガスの還流用のEGR通路に連なる排気ガス導入口と、が形成されている吸気装置であって、
    前記ブローバイガス導入口は、前記排気ガス導入口より前記吸気管内の空気の流れ方向の下流側に配置されていることを特徴とする吸気装置。
  2. 前記ブローバイガス導入口及び前記排気ガス導入口は、前記吸気管内の空気の流れ方向に沿って並んで配置されている請求項1記載の吸気装置。
  3. 前記PCV通路及び前記EGR通路は、複数並設された前記吸気管と交差する方向に延びているとともに互いに隣接して設けられており、
    前記PCV通路は、複数の前記吸気管の表面側で前記EGR通路より前記吸気管内の空気の流れ方向の下流側に配置されている請求項1又は2に記載の吸気装置。
  4. 複数の前記吸気管の表面側には、前記PCV通路及び前記EGR通路を形成するハウジングが設けられており、前記ハウジングには、前記PCV通路の外壁と前記EGR通路の外壁との共有部分である加熱壁が設けられている請求項3記載の吸気装置。
  5. 前記ブローバイガス導入口及び前記排気ガス導入口は、前記吸気管内の空気の流れ方向に沿って並んで配置されており、
    前記排気ガス導入口の前記吸気管内の空気の流れ方向と直交する方向の開口幅は、前記ブローバイガス導入口の前記吸気管内の空気の流れ方向と直交する方向の開口幅以上の値に設定されている請求項1乃至4のいずれか一項に記載の吸気装置。
  6. 前記排気ガス導入口は、前記吸気管内の空気の流れ方向と直交する方向に長尺状に形成されている請求項5記載の吸気装置。
  7. 前記ブローバイガス導入口は、前記吸気管内の空気の流れ方向に長尺状に形成されている請求項5又は6に記載の吸気装置。
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