JP2017109395A - 画像形成装置およびプログラム - Google Patents

画像形成装置およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017109395A
JP2017109395A JP2015245838A JP2015245838A JP2017109395A JP 2017109395 A JP2017109395 A JP 2017109395A JP 2015245838 A JP2015245838 A JP 2015245838A JP 2015245838 A JP2015245838 A JP 2015245838A JP 2017109395 A JP2017109395 A JP 2017109395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
data
forming apparatus
power
snapshot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015245838A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6648513B2 (ja
Inventor
香奈 児玉
Kana Kodama
香奈 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2015245838A priority Critical patent/JP6648513B2/ja
Priority to US15/376,848 priority patent/US10148837B2/en
Publication of JP2017109395A publication Critical patent/JP2017109395A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6648513B2 publication Critical patent/JP6648513B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00885Power supply means, e.g. arrangements for the control of power supply to the apparatus or components thereof
    • H04N1/00888Control thereof
    • H04N1/00891Switching on or off, e.g. for saving power when not in use
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00002Diagnosis, testing or measuring; Detecting, analysing or monitoring not otherwise provided for
    • H04N1/00026Methods therefor
    • H04N1/00037Detecting, i.e. determining the occurrence of a predetermined state
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00885Power supply means, e.g. arrangements for the control of power supply to the apparatus or components thereof
    • H04N1/00904Arrangements for supplying power to different circuits or for supplying power at different levels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/21Intermediate information storage
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/14Error detection or correction of the data by redundancy in operation
    • G06F11/1402Saving, restoring, recovering or retrying
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/14Error detection or correction of the data by redundancy in operation
    • G06F11/1402Saving, restoring, recovering or retrying
    • G06F11/1415Saving, restoring, recovering or retrying at system level
    • G06F11/1417Boot up procedures
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/16Combinations of two or more digital computers each having at least an arithmetic unit, a program unit and a register, e.g. for a simultaneous processing of several programs
    • G06F15/177Initialisation or configuration control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0077Types of the still picture apparatus
    • H04N2201/0094Multifunctional device, i.e. a device capable of all of reading, reproducing, copying, facsimile transception, file transception

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Power Sources (AREA)

Abstract

【課題】電源オフ操作と次回の電源オン操作との間に画像形成装置の装置構成が変更された場合においても、装置構成の不一致に起因する問題を回避しつつ、当該電源オン操作に応じて画像形成装置を比較的高速に起動することが可能な技術を提供する。
【解決手段】MFPは、電源オン操作が行われた際において、装置構成に関する変更の有無にかかわらず、前回の電源オフ操作時に取得されたスナップショットデータのうちの第1の部分データ(各種の装置構成における共通デバイス群に関する退避対象情報)を書き戻す第1のスナップショット展開処理を実行する(S51)。また、MFPは、装置構成に関する変更が存在しない旨が検出されることを条件として、スナップショットデータのうちの第2の部分データ(各種の装置構成にてその存否が変更され得る非共通デバイス群に関する退避対象情報)を書き戻す第2のスナップショット展開処理をも実行する(S54)。
【選択図】図5

Description

本発明は、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))などの画像形成装置およびそれに関連する技術に関する。
MPFの主電源をオン(ON)状態にする際に、MFPの機能をユーザが短時間で使用できるようにする高速起動技術(ハイバーネーション起動技術などとも称される)が存在する(特許文献1等参照)。
当該高速起動技術では、主電源スイッチのオフ操作に応答して直ちに電源供給を停止するのではなく、当該オフ操作後においても電源供給を継続する期間(電力供給継続期間)が設けられ、当該期間内に装置状態情報(退避対象情報とも称される)を格納する処理が行われる。より詳細には、主電源スイッチが次回オン状態にされたときに備えて、主電源スイッチがオフ(OFF)状態にされた時点での装置状態情報(コントローラのRAM内のデータ、および各処理部のレジスタ内の格納データ等)を不揮発性記憶部に記憶する処理(スナップショット取得処理とも称する)が行われる。そして、主電源スイッチが次回オン状態にされたときには、直前の当該スナップショット取得処理で取得された装置状態情報(スナップショットデータ)が用いられる。これによって、MFPは、起動状態(詳細には、ジョブを実行することが可能な状態(レディ状態))へと、高速に復帰することが可能である。
特開2014−10470号公報
ところで、画像形成装置は、様々なオプション装置(たとえば、フィニッシャ装置、認証装置等)を着脱することが可能である。
そのため、上述のハイバーネーション技術が適用される場合においても、電源オフ操作と次回の電源オン操作との間にオプション装置が変更される可能性がある。すなわち、電源オフ期間において画像形成装置の装置構成が変更される可能性がある。
画像形成装置の装置構成が変更された場合において、電源オフ操作時に取得されたスナップショットデータが次回の電源オン操作時に利用されると、前回の装置構成と現在の装置構成との間に不一致に起因して種々の問題が生じ得る。たとえば、或るオプション装置が電源オフ期間において画像形成装置から外された場合、画像形成装置は、電源オン操作直後において、当該オプション装置に関するスナップショットデータの復元処理を試行する。しかしながら、当該オプション装置が存在しないため、当該復元処理は結局失敗する(エラーが発生する)。
上記特許文献1においては、情報処理装置において、サスペンド状態から復帰する際に、オプション構成に変化が有ったと判定される場合には、当該情報処理装置の再起動をユーザに促す技術が記載されている。当該技術を画像形成装置に関する上記の状況に適用することによれば、前回の装置構成(オプション構成)と現在の装置構成との間に不一致が生じる、との上述の問題を解消することが可能である。
しかしながら、このような技術を適用した場合、電源オン操作が行われた際に画像形成装置の装置構成が変化したと判定されるときには、常に画像形成装置の初期化処理が行われるので、スナップショットデータが利用されず起動時間の短縮効果が全く得られない。
そこで、この発明は、電源オフ操作と次回の電源オン操作との間に画像形成装置の装置構成が変更された場合においても、装置構成の不一致に起因する問題を回避しつつ、次回の電源オン操作に応じて画像形成装置を比較的高速に起動することが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、画像形成装置であって、電源オフ操作時点から電力供給遮断時点までの電力供給継続期間に、前記画像形成装置に関する退避対象情報を前記画像形成装置の揮発性記憶部から取得して前記画像形成装置の不揮発性記憶部にスナップショットデータとして格納する格納制御手段と、前記電源オフ操作後の次の電源オン操作が行われる際において、前記電源オフ操作時点での前記画像形成装置の装置構成と前記電源オン操作時点での前記画像形成装置の装置構成とを比較して、前記画像形成装置の装置構成に関する変更の有無を検出する検出手段と、前記電源オン操作が行われる際において、前記スナップショットデータを利用して前記画像形成装置を起動する起動制御手段と、を備え、前記起動制御手段は、前記電源オン操作が行われた際において、前記画像形成装置の装置構成に関する変更の有無にかかわらず、前記スナップショットデータのうちの第1の部分データであって各種の装置構成における共通デバイス群に関する退避対象情報である第1の部分データを前記不揮発性記憶部から前記揮発性記憶部に書き戻す第1のスナップショット展開処理を実行し、前記電源オン操作が行われた際において、前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在しない旨が検出されることを条件として、前記スナップショットデータのうちの第2の部分データであって各種の装置構成にてその存否が変更され得る非共通デバイス群に関する退避対象情報である第2の部分データを前記不揮発性記憶部から前記揮発性記憶部に書き戻す第2のスナップショット展開処理をも実行することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る画像形成装置において、前記起動制御手段は、前記電源オン操作が行われた際に前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在する旨が検出される場合には、前記非共通デバイス群に関する前記第2のスナップショット展開処理を実行せず、前記非共通デバイス群に関する初期化処理を実行することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る画像形成装置において、前記電源オン操作が行われた際において、前記共通デバイス群に関する前記第1のスナップショット展開処理が前記起動制御手段により実行された後に、前記画像形成装置の装置構成に関する変更の有無が前記検出手段により検出され、前記起動制御手段は、前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在しない旨が前記検出手段による検出結果として得られた場合には、前記非共通デバイス群に関する前記第2のスナップショット展開処理をも実行し、前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在する旨が前記検出手段による検出結果として得られた場合には、前記非共通デバイス群に関する前記第2のスナップショット展開処理を実行せず、前記非共通デバイス群に関する初期化処理を実行することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る画像形成装置において、前記起動制御手段は、前記電源オン操作が行われた際に、前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在しない旨が前記検出手段による検出結果として得られた後において、前記共通デバイス群に関する前記第1のスナップショット展開処理を実行するとともに前記非共通デバイス群に関する前記第2のスナップショット展開処理をも実行し、前記電源オン操作が行われた際に、前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在する旨が前記検出手段による検出結果として得られた後において、前記共通デバイス群に関する前記第1のスナップショット展開処理を実行するとともに前記非共通デバイス群に関する初期化処理を実行することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明に係る画像形成装置において、前記格納制御手段は、前記電源オフ操作時点からの前記電力供給継続期間において、前記スナップショットデータとして、前記第1の部分データと前記第2の部分データとを包含するデータを取得して前記不揮発性記憶部に格納することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明に係る画像形成装置において、前記格納制御手段は、前記電源オフ操作時点からの前記電力供給継続期間において、前記スナップショットデータとして、前記第1の部分データに対応する第1のデータと前記第2の部分データに対応する第2のデータとを取得して前記不揮発性記憶部に格納することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明に係る画像形成装置において、前記格納制御手段は、前記電源オフ操作時点からの前記電力供給継続期間において、前記スナップショットデータとして、前記第1の部分データに対応する第1のデータと、前記第1の部分データと前記第2の部分データとの双方に対応する第2のデータとを取得して、前記不揮発性記憶部に格納し、前記起動制御手段は、前記電源オン操作が行われた際に、前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在しない旨が検出されることを条件として、前記第1のスナップショット展開処理と前記第2のスナップショット展開処理とを前記第2のデータを用いて実行することを特徴とする。
請求項8の発明は、画像形成装置に内蔵されたコンピュータに、a)電源オフ操作時点から電力供給遮断時点までの電力供給継続期間に、前記画像形成装置に関する退避対象情報を前記画像形成装置の揮発性記憶部から取得して前記画像形成装置の不揮発性記憶部にスナップショットデータとして格納するステップと、b)前記電源オフ操作後の次の電源オン操作が行われる際において、前記スナップショットデータを利用して前記画像形成装置を起動するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記ステップb)は、b−1)前記電源オン操作が行われる際において、前記電源オフ操作時点での前記画像形成装置の装置構成と前記電源オン操作時点での前記画像形成装置の装置構成とを比較して、前記画像形成装置の装置構成に関する変更の有無を検出するステップと、b−2)前記電源オン操作が行われた際において、前記画像形成装置の装置構成に関する変更の有無にかかわらず、前記スナップショットデータのうちの第1の部分データであって各種の装置構成における共通デバイス群に関する退避対象情報である第1の部分データを前記不揮発性記憶部から前記揮発性記憶部に書き戻す第1のスナップショット展開処理を実行するステップと、b−3)前記電源オン操作が行われた際において、前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在しない旨が検出されることを条件として、前記スナップショットデータのうちの第2の部分データであって各種の装置構成にてその存否が変更され得る非共通デバイス群に関する退避対象情報である第2の部分データを前記不揮発性記憶部から前記揮発性記憶部に書き戻す第2のスナップショット展開処理をも実行するステップと、を有することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)は、b−4)前記電源オン操作が行われた際に前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在する旨が検出される場合には、前記非共通デバイス群に関する前記第2のスナップショット展開処理を実行せず、前記非共通デバイス群に関する初期化処理を実行するステップ、を有することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項9の発明に係るプログラムにおいて、前記電源オン操作が行われた際において、前記共通デバイス群に関する前記第1のスナップショット展開処理が前記ステップb−2)にて実行された後に、前記画像形成装置の装置構成に関する変更の有無が前記ステップb−1)にて検出され、前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在しない旨が前記ステップb−1)での検出結果として得られた場合には、前記ステップb−3)にて前記非共通デバイス群に関する前記第2のスナップショット展開処理もが実行され、前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在する旨が前記ステップb−1)での検出結果として得られた場合には、前記ステップb−4)にて前記非共通デバイス群に関する初期化処理を実行することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項9の発明に係るプログラムにおいて、前記電源オン操作が行われた際に、前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在しない旨が前記ステップb−1)での検出結果として得られた後において、前記ステップb−2)にて前記共通デバイス群に関する前記第1のスナップショット展開処理を実行するとともに前記ステップb−3)にて前記非共通デバイス群に関する前記第2のスナップショット展開処理をも実行し、前記電源オン操作が行われた際に、前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在する旨が前記ステップb−1)での検出結果として得られた後において、前記ステップb−2)にて前記共通デバイス群に関する前記第1のスナップショット展開処理を実行するとともに前記ステップb−4)にて前記非共通デバイス群に関する初期化処理を実行することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項8から請求項11のいずれかの発明に係るプログラムにおいて、前記ステップa)では、前記電源オフ操作時点からの前記電力供給継続期間において、前記スナップショットデータとして、前記第1の部分データと前記第2の部分データとを包含するデータが取得され前記不揮発性記憶部に格納されることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項8から請求項11のいずれかの発明に係るプログラムにおいて、前記ステップa)では、前記電源オフ操作時点からの前記電力供給継続期間において、前記スナップショットデータとして、前記第1の部分データに対応する第1のデータと前記第2の部分データに対応する第2のデータとが取得され前記不揮発性記憶部に格納されることを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項8から請求項11のいずれかの発明に係るプログラムにおいて、前記ステップa)では、前記電源オフ操作時点からの前記電力供給継続期間において、前記スナップショットデータとして、前記第1の部分データに対応する第1のデータと、前記第1の部分データと前記第2の部分データとの双方に対応する第2のデータとが取得されて前記不揮発性記憶部に格納され、前記ステップb−2)および前記ステップb−3)では、前記第1のスナップショット展開処理と前記第2のスナップショット展開処理とが前記第2のデータを用いて実行されることを特徴とする。
請求項1から請求項14に記載の発明によれば、電源オン操作が行われた際において、画像形成装置の装置構成に関する変更の有無にかかわらず、スナップショットデータのうちの第1の部分データ(各種の装置構成における共通デバイス群に関する退避対象情報)に関する第1のスナップショット展開処理が実行される。共通デバイス群に関する第1のスナップショット展開処理は、当該共通デバイス群に関する初期化処理よりも短時間で終了するので、画像形成装置の装置構成に関する変更が存在する場合に全てのデバイスについて初期化処理を実行する技術に比べて高速に起動することが可能である。
また、電源オン操作が行われた際において、画像形成装置の装置構成に関する変更が存在しない旨が検出されることを条件として、スナップショットデータのうちの第2の部分データ(各種の装置構成にてその存否が変更され得る非共通デバイス群に関する退避対象情報)に関する第2のスナップショット展開処理もが実行される。換言すれば、装置構成に関する変更が存在する旨が検出される場合には、第2の部分データを用いた第2のスナップショット展開処理は実行されない。したがって、装置構成の不一致に起因する問題を回避することが可能である。
MFP(画像形成装置)の機能ブロックを示す図である。 MFPの外観図である。 プログラムの実行に伴って実現される各処理部を示す図である。 電源オフ操作が行われた際の動作を示すフローチャートである。 電源オン操作が行われた際の動作を示すフローチャートである。 動作例を示すタイミングチャート(装置構成変更無しの場合)である。 別の動作例を示すタイミングチャート(装置構成変更有りの場合)である。 MFPのRAMにおけるメモリマップを示す図である。 第2実施形態に係る動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る動作例を示すタイミングチャート(装置構成変更無しの場合)である。 第2実施形態に係る別の動作例を示すタイミングチャート(装置構成変更有りの場合)である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.装置構成>
図1は、画像形成装置10の機能ブロックを示す図である。ここでは、画像形成装置10として、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))を例示する。また、図2は、MFP10の外観図である。
MFP10は、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能およびボックス格納機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP10は、図1の機能ブロック図に示すように、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、HDD(ハードディスクドライブ)5、システムコントローラ20、操作パネル部22、画像処理ASIC23、音声再生処理IC24、認証装置25および電源部36等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
画像読取部2は、MFP10の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像あるいはスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。この画像読取部2は、スキャン部であるとも称される。
印刷出力部3は、印刷対象に関するデータに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、通信ネットワークを介した通信(ネットワーク通信)を行うことも可能である。
HDD(ハードディスクドライブ)5は、比較的大きな容量を有する不揮発性の記憶装置(記憶部)であり、画像などの大容量データを保存することが可能である。
操作パネル部22は、図2にも示すように、その正面側にタッチパネル22bを有する操作部である。タッチパネル22bは、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成され、各種情報を表示するとともに操作者からの各種の操作入力を受け付けることが可能である。換言すれば、タッチパネル22bは、各種の情報を表示する表示部であるとともにユーザからの操作入力を受け付ける操作入力部でもある。
画像処理ASIC(application specific integrated circuit)23は、画像処理用の集積回路である。当該画像処理ASIC23は、画像データに対する各種の画像処理(γ調整処理、色調整処理、画像圧縮処理等)を実行することが可能である。
音声再生処理IC24は、音声出力を制御する集積回路である。当該音声再生処理IC24は、ユーザ向けのガイダンス音声の音声出力処理等を行うことが可能である。
認証装置25は、USB接続方式等によってMFP10の本体に接続される認証装置(ユーザ認証装置)である。認証装置25としては、カード認証方式あるいは静脈認証方式等の各種のユーザ認証方式の装置が利用され得る。
フィニッシャ装置26は、フィニッシング処理(仕上げ処理)(穴開け処理およびステープル処理等)を行う装置であり、MFP10の本体に接続されて使用される。
自動給紙装置(ADF:Auto Document Feeder )27は、スキャナ使用時において複数の原稿を読取部に対して自動的に供給する装置である。
システムコントローラ20は、MFP10に内蔵され、MFP10を統括的に制御する制御装置である。システムコントローラ20は、CPU31および各種の半導体メモリ(RAM32などの揮発性メモリ、およびeMMC(embedded Multi Media Card )33などの不揮発性メモリ)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。システムコントローラ20は、CPU31において、eMMC33内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。また、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、通信ネットワークを経由してMFP10にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されてMFP10にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、図3に示すように、システムコントローラ20は、上記のプログラムの実行により、構成変更検出部14と初期化処理制御部15と格納制御部16と起動制御部17とを含む各種の処理部を実現する。
構成変更検出部14は、電源オフ操作直後と電源オン直後との2つの時点において、MFP10の装置構成(各オプション装置の有無等を含む)に関する情報をそれぞれ取得し、両時点で取得された装置構成を互いに比較する。これにより、MFP10は、電源オフ期間に当該MFP10の装置構成の変更の有無を検出する。なお、MFP10は、各オプション装置と通信し、各オプション装置の接続の有無を検出することによって、各時点でのMFP10の装置構成を取得(把握)する。
初期化処理制御部15は、MFP10の各デバイスの初期化処理を実行する処理部である。初期化処理制御部15は、後述するように、たとえば、画像形成装置の複数のデバイスのうちの全部あるいは一部のデバイスを初期化する。
格納制御部16は、スナップショット取得処理の対象処理部(対象デバイス)に関する装置利用情報(装置10(そのデバイスを含む)にて利用される情報)をスナップショットデータとして取得し不揮発性記憶部(ここではeMMC33)に格納する処理部である。格納制御部16は、電源オフ操作時点から電力供給遮断時点までの電力供給継続期間P1(後述)に、MFP10の各部に関する装置利用情報を「スナップショットデータ」として取得してeMMC33に記憶する。なお、当該装置利用情報は、退避処理(後述)の対象情報であることから、退避対象情報とも称される。
起動制御部17は、MFP10の起動動作を制御する。具体的には、格納制御部16によってeMMC33(不揮発性記憶部)に格納されていたスナップショットデータを利用して、MFP10を高速に起動する。起動制御部17は、MFP10の電源オフ操作が行われた後の次の電源オン操作時において、当該電源オフ操作直後のスナップショット取得処理で取得されていたスナップショットデータの全部あるいは一部を当該MFP10にて展開する(書き戻す)処理(展開処理)等を実行する。
また、MFP10には、主電源スイッチ39(図1参照)も設けられている。主電源スイッチ39(電源スイッチ)は、MFP10のオン(ON)状態とオフ(OFF)状態とを切り換えるためのスイッチである。主電源スイッチ39は、たとえば、誤操作防止等のため、開閉可能なカバー部材で覆われたMFP10の本体部(当該カバー部材の内側)に設けられている。
電源部36は、AC電源からの電力(詳細にはAC−DC変換部37による変換処理を経た電力)をMFP10の各部に供給することが可能である。また、電源部36は、次述する自己給電部38に蓄積された電力をMFP10の各部に供給することも可能である。電源部36は、AC−DC変換部37からの電力供給と自己給電部38からの電力供給とを適宜に切り換えることが可能である。たとえば、電源部36は、MFP10の起動状態等においてはAC−DC変換部37によってMFP10に対する電力供給を行い、MFP10の主電源スイッチ39のオフ操作直後の電力供給継続期間P1(後述)においては自己給電部38によってMFP10に対する電力供給を行う。また、当該電源部36は、AC−DC変換部37あるいは自己給電部38からMFP10のシステムコントローラ20等への電力供給を、電磁リレーをオフすることによって遮断する。
自己給電部38は、比較的大容量のコンデンサ等を備えて構成された蓄電池(DC電源)である。自己給電部38は、電源オフ操作時点までに蓄積していた電力を、当該電源オフ操作時点以後の所定の期間においてMFP10の各部に対して供給することが可能である。
<1−2.動作>
<電源再投入時の高速起動について>
このMFP10では、主電源スイッチ39のオン操作(主電源オン操作あるいは単に電源オン操作とも称する)が行われる際に、MFPの機能をユーザが短時間で使用できるようにする高速起動技術(ハイバーネーション起動技術などとも称される)が採用される。
この高速起動技術においては、まず、主電源スイッチ39が次回オン状態にされるときに備えて、主電源スイッチ39のオフ操作(主電源オフ操作あるいは単に電源オフ操作とも称する)が行われた際に、当該オフ操作時点以後の電力供給継続期間P1において装置利用情報(退避対象情報)の退避処理(格納処理)が行われる。具体的には、MFP10の退避対象情報(コントローラのRAM32内のデータ、ならびに各処理部のレジスタ(および/またはメモリ)内のデータ等)を不揮発性記憶部(eMMC33等)に格納(記憶)する処理(スナップショット取得処理とも称する)が行われる。詳細には、格納制御部16は、各対象デバイス(各ハードウエア処理部)に関する装置利用情報をMFP10の揮発性の記憶部(RAM32ならびに各ハードウエア処理部のレジスタおよびメモリ等)から取得してMFP10の不揮発性の記憶部(eMMC33等)にスナップショットデータとして格納する。そして、主電源スイッチ39が次回オン状態にされたときには、直前のスナップショット取得処理で取得されていたデータ(スナップショットデータ)がMFP10の不揮発性の記憶部(eMMC33等)からMFP10の揮発性の記憶部(RAM32ならびに各ハードウエア処理部のレジスタおよびメモリ等)へと書き戻される(展開される)。スナップショットデータの書き戻し処理(展開処理)は、スナップショット展開処理とも称される。スナップショットデータが用いられることによって、MFP10はレディー状態Q1へと高速に復帰すること(高速に起動すること)が可能である。
具体的には、図6および図7に示すように、MFP10は、電源オフ操作(電源断操作)時点(たとえば、時刻T21)から当該電源オフ操作に応答した電力供給遮断時点T28までの電力供給継続期間P1において、MFP10に関する退避対象情報をスナップショットデータとして取得してeMMC33(不揮発性メモリ)に格納する。そして、当該電源オフ操作後の次の電源オン操作が行われる際(時刻T31〜)において、当該スナップショットデータを利用することにより起動時間が短縮され、MFP10が高速に起動する。
<電源オフ操作に応じたスナップショット取得処理>
図4は、電源オフ(OFF)操作が行われた際の動作を示すフローチャートであり、図5は、電源オン(ON)操作が行われた際の動作を示すフローチャートである。また、図6および図7は、電源オフ(OFF)操作が行われ且つその後に電源オン(ON)操作が行われる動作例等を示すタイミングチャートである。なお、図6は、電源オン操作時点(T31)の装置構成と直前の電源オフ操作時点(T21)の装置構成とが同じである場合の動作を示している。一方、図7は、電源オン操作時点(T31)の装置構成と直前の電源オフ操作時点(T21)の装置構成とが互いに異なる場合の動作を示している。
以下では、これらの図を参照しながら、まず、電源オフ操作が行われた際の動作について説明する。
図6および図7に示すように、時刻T1にて電源オン操作が行われ通常起動処理が行われると、MFP10は電源オフ状態Q0から起動状態(より詳細には、レディー状態Q1(待機状態))に遷移する(時刻T9等)。
その後、当該レディー状態Q1において主電源スイッチ39による電源オフ操作が受け付けられる(時刻T21)と、MFP10は、図4に示すような動作(ステップS10)を実行する。
具体的には、まず、ステップS11において、電源オフ操作時点における装置構成情報(MFP10の装置構成を示す情報)を取得する。たとえば、MFP10は、接続されている各オプション装置との予め通信を行っておき、各オプション装置の装置種類(たとえば装置種類ID)等を認識して、認識結果を揮発性記憶部(RAM32等)に予め格納しておく。このステップS11では、当該格納された情報を格納先装置から読み出すことによって、電源オフ操作時点(T21)でのMFP10の装置構成を取得(把握)するとともに、読み出された情報を不揮発性記憶部(eMMC33あるいはHDD5等)に格納する。
次に、ステップS12,S13において、MFP10は、ステップショット取得処理を実行する(時刻T21〜時刻T23(図6および図7参照))。具体的には、MFP10は、複数のデバイスに関する退避対象情報をスナップショットデータDとして取得し、当該スナップショットデータDをeMMC33(不揮発性メモリ)に記憶する。当該スナップショットデータDは、2つの部分データE1,E2(図8参照)で構成される。図8は、RAM32に関するメモリマップの一部を示す図である。なお、この実施形態においては、スナップショット取得処理の対象となり得る複数のデバイス20,22〜27のうち、デバイス20,22〜24が共通デバイス群(後述)を構成し、デバイス25〜27が非共通デバイス群(後述)を構成するものとする。
詳細には、まず、ステップS12において、2つの部分データE1,E2のうち第1の部分データE1が、スナップショットデータの一部として取得されeMMC33に記憶される。第1の部分データE1は、第1のデバイス群(装置構成の変更に関係しない共通デバイス(20,22〜24(図8等参照)))に関する退避対象情報を有して構成される。第1のデバイス群は、オプション装置の構成の変更に関係しないコアデバイス群(様々な装置構成において共通に存在するデバイス群(各種の装置構成においてその存否が変更されないデバイス群))であり、基本デバイス群であるとも表現される。また、第1の部分データE1は、装置構成の変更に関係しない部分データであるとも表現される。
より詳細には、たとえば、図8に示されるように、RAM32等に格納されているデータであってMFP10のシステムコントローラ20(本体処理部とも称する)が利用するデータ(装置利用情報(退避対象情報))が、第1の部分データE1に含まれる。たとえば、MFP10のオプション構成等を示す状態変数の値および当該オプション構成を反映した画像データ等が、当該退避対象情報(ひいては第1の部分データE1)に含まれる。MFP10のシステムコントローラ20内の退避対象情報は、RAM32等からeMMC33に転送されて記憶される。
また、たとえば、デバイス22〜24(ハードウエア処理部(基本ハードウエア処理部))に関する退避対象情報(装置利用情報(当該各デバイス22〜24が利用するデータ(状態変数の値等)))も、第1の部分データE1に含まれる。当該各デバイス(各ハードウエア処理部)22〜24に関する退避対象情報(各ハードウエア処理部のレジスタ(および/またはメモリ)内のデータ等)は、当該各ハードウエア処理部からRAM32に一旦コピー(転送されて記憶)され、その後、eMMC33にさらに転送されて記憶される。より具体的には、MFP10は、画像処理ASIC23内のレジスタおよび画像処理ASIC23内のメモリ等に格納されている情報(画像調整パラメータ(γ値等))を一旦RAM32上に展開して、RAM32上に展開されたデータをeMMC33に保存する。音声再生処理IC24内のレジスタの情報および音声再生処理IC24内のメモリの情報等も同様である。さらに同様に、MFP10は、操作パネル部22内のレジスタおよびメモリ等に格納されている情報(表示画面の画面データ、表示画面の画面IDおよび各種LEDの点灯状態等を示す情報)を一旦RAM32上に展開して、RAM32上に展開されたデータをeMMC33に保存する。
次に、ステップS13において、2つの部分データのうち第2の部分データE2が、スナップショットデータDの他の一部として取得されeMMC33に記憶される。第2の部分データE2は、第2のデバイス群(装置構成の変更に関係し得るデバイス25〜27(図8等参照))に関する退避対象情報を有して構成される。第2のデバイス群は、オプション装置の構成の変更に関係し得る非コアデバイス群(様々な装置構成において、その存否が変更され得るデバイス)であり、非基本デバイス(非共通デバイスあるいは拡張デバイス)群であるとも表現される。また、第2の部分データE2は、装置構成の変更に関係する部分データであるとも表現される。第2の部分データE2は、スナップショットデータDのうち、第1の部分データE1以外の部分データであるとも表現される。
より詳細には、たとえば、図8に示されるように、デバイス25〜27(ハードウエア処理部(拡張ハードウエア処理部)などとも称する)に関する退避対象情報(装置利用情報(当該各デバイス25〜27が利用するデータ(各種の演算結果に係るデータ等)))が、第2の部分データE2に含まれる。当該各デバイス(各ハードウエア処理部)25〜27に関する退避対象情報(各ハードウエア処理部のレジスタ(および/またはメモリ)内のデータ等)は、当該各ハードウエア処理部からRAM32に一旦コピー(転送されて記憶)され、その後、eMMC33にさらに転送されて記憶される。
なお、スナップショットデータDにおいては、各種の手法によって第1の部分データE1と第2の部分データE2とが区別されればよい。たとえば、スナップショットデータD内の各情報が、第1の部分データE1と第2の部分データE2とのいずれであるかを示すフラグ情報とともに記憶されればよい。あるいは、第1の部分データE1の格納位置(メモリ番地)を示す情報と第2の部分データE2の格納位置(メモリ番地)を示す情報とが各部分データE1,E2とともに記憶されるようにしてもよい。
以上のように、主電源スイッチ39による電源オフ操作が行われると、MFP10に関する退避対象情報を不揮発性記憶部(eMMC33)に記憶(退避)する処理(スナップショット取得処理)が行われる。すなわち、スナップショットデータの取得処理(待避対象情報の待避処理)が行われる。
なお、電源オフ操作時点後においては、直ちに電力供給が遮断されるのではなく、電力供給継続期間P1に亘って電力供給が継続される。具体的には、電源オフ操作時点(時刻T21)において、AC電源からの電力供給から自己給電部38による電力供給へと切り換えられ、時刻T21から時刻T28までの電力供給継続期間P1(図6および図7参照)においても電力供給が継続される。自己給電部38は、電源オフ操作時点T21までに蓄積していた電力を、電源オフ操作時点T21以後(から時刻T28まで)の期間(「電力供給継続期間」とも称する)においてMFP10の各部に対して供給する。当該電力供給継続期間P1は、たとえば、数秒〜数十秒である。なお、電力供給継続期間P1は、所定値(固定値)であってもよく、種々の要因を考慮して変更される値(可変値)であってもよい。
そして、時刻T21から電力供給継続期間P1(たとえば所定期間)が経過した後の時刻T28において、自己給電部38による電力供給が遮断される(電圧が垂下する)。
<電源オン操作後の動作>
つぎに、図5を参照しつつ、電源オン操作後の動作について説明する。
時刻T31において、主電源スイッチ39による再度の電源オン操作(電源オフ操作(時刻T21)後の次の電源オン操作)が行われると、MFP10は、eMMC33に記憶されていたスナップショットデータを展開する展開処理を実行する。すなわち、MFP10は、スナップショットデータを利用して当該MFP10自身を高速に起動する。
具体的には、MFP10は、eMMC33に事前に待避(格納)しておいたスナップショットデータ(退避対象情報)をRAM32に戻す(転送する)。また、MFP10は、展開処理の対象デバイス(デバイス20,22〜24等)に関する退避対象情報を、RAM32から各対応ハードウエア(各デバイス内のレジスタおよびメモリ等)へと戻す。このような展開処理によって、MFP10の本体部(デバイス20)および各デバイス22〜24は、直前の電源オフ操作時点(T21)の状態へと復帰する。
この実施形態においては、スナップショットデータの展開処理は大きく2つの段階で行われる。1つは、第1の部分データE1の展開処理であり、他の1つは第2の部分データE2の展開処理である。ただし、後述するように、第2の部分データE2の展開処理は、MFP10の装置構成が直前の電源オフ期間中に変更されていない場合にのみ実行され、MFP10の装置構成が直前の電源オフ期間中に変更されている場合には実行されない。
具体的には、まず、ステップS51において、第1のデバイス群(共通デバイス群)に関して、第1の部分データE1を展開する処理(第1のスナップショット展開処理)が実行される(時刻T31〜時刻T33(図6および図7参照))。たとえば、第1のデバイス群(デバイス20,22〜24(図8等参照))に関する退避対象情報が、RAM32に一旦格納(展開)され、さらに当該第1のデバイス群の各デバイスのレジスタおよびメモリ等に格納(展開)される。
次のステップS52においては、MFP10は、電源オフ期間においてMFP10の装置構成が変更されたか否かを判定する(時刻T33〜時刻T34(図6および図7参照))。
具体的には、まず、MFP10は、接続されている各オプション装置との通信を行い、各オプション装置の装置種類(たとえば装置種類ID)等を認識することによって、電源オン操作時点(T31)でのMFP10の装置構成を取得(把握)する。そして、電源オン操作時点(T31)での装置構成と直前の電源オフ操作時点(T21)での装置構成とが同一であるか否かが判定される。より詳細には、直前の電源オフ操作(T21)に応じてステップS11で取得された装置構成情報と、当該電源オフ操作の次の電源オン操作(T31)に応じてステップS52で取得された装置構成情報とが互いに比較される。その比較結果に基づいて、電源オフ期間にMFP10の装置構成に関する変更がなされた否か、すなわち装置構成の有無が検出される。たとえば、電源オフ期間にフィニッシャ装置26がMFP10から取り外された場合、装置構成の変更が存在する旨が判定される。
ステップS53においては、MFP10の装置構成の変更の有無に応じた分岐処理が行われる。装置構成が変更されていないと判定される場合には、処理はステップS54に進む。一方、装置構成が変更されていると判定される場合には、処理はステップS55に進む。
ステップS54では、図6にも示すように、第2のデバイス群(拡張デバイス群)に関して第2のスナップショット展開処理(第2の部分データを展開する処理)が実行される(時刻T34〜時刻T35)。たとえば、第2のデバイス群(デバイス25〜27(図8等参照))に関する退避対象情報がRAM32に一旦格納(展開)され、および当該第2のデバイス群の各デバイスのレジスタおよびメモリ等に格納(展開)される。
なお、スナップショットデータを用いた復帰動作によれば、MFP10は、当該スナップショットデータを利用しない場合(電源オン操作後に通常の初期化処理を行う場合)に比べて高速に起動することが可能である。
たとえば、画像処理ASIC23に関しては、初期化処理において、各種状態を示す多数の変数(パラメータ)の値をユーザの指定情報に基づいてシステムコントローラ9を用いて算出するなどの演算処理が行われ、その後、当該演算処理の結果に係る値が各変数にそれぞれ設定されるなどの設定処理が行われる。一方、時刻T31〜時刻T33での展開処理においては、当該初期化処理は行われず、その結果、当該初期化処理に含まれていた演算処理も行われない。時刻T31〜時刻T33での展開処理においては、スナップショット取得処理(時刻T22〜時刻T23)で取得された情報(eMMC33に格納(退避)されていた情報)がRAM32および画像処理ASIC23内のレジスタおよびメモリ等に格納(展開)される。したがって、電源オン操作(時刻T31)後に当該演算処理を含む初期化処理が再び行われる場合に比べて、画像処理ASIC23は正常利用可能状態(正常に利用することが可能な状態)へと比較的高速に遷移することが可能である。
また、操作パネル部22に関して、初期化処理において、表示用パネルの大きさ(画素数情報)等に基づいて表示用画像データをシステムコントローラ9を用いて生成するなどの演算処理が行われるとともに、当該演算処理の結果に係るデータ(画像データ)等を操作パネル部22内のメモリ等に格納するなどの設定処理もが行われる。一方、時刻T31〜時刻T33での展開処理においては、当該初期化処理は行われず、その結果、当該初期化処理に含まれていた演算処理も行われない。時刻T31〜時刻T33での展開処理においては、スナップショット取得処理(時刻T22〜時刻T23)で取得された情報(eMMC33に格納(退避)されていた情報)がRAM32および操作パネル部22内のレジスタおよびメモリ等に格納(展開)される。したがって、電源オン操作(時刻T31)後に当該演算処理を含む初期化処理が再び行われる場合に比べて、操作パネル部22は正常利用可能状態(正常に利用することが可能な状態)へと比較的高速に遷移することが可能である。
なお、他のデバイス20,24〜27等に関しても、同様の効果を得ることが可能である。
一方、ステップS55では、図7にも示すように、拡張デバイス(非共通デバイス)に関して、(第2のスナップショット展開処理に代えて)初期化処理が実行される(時刻T34〜時刻T36)。この場合、非共通デバイス25〜27に関してはスナップショットデータが利用されないので、非共通デバイス25〜27に関しては通常の起動速度(第2のスナップショット展開処理よりも低速)で起動される。ただし、電源オフ期間における装着デバイスの変更(装置構成の変更)に起因するデータの不一致等が生じず、当該不一致に起因するエラー発生等も生じない。したがって、エラー発生等に伴う処理時間の遅延も生じず、不一致に起因する問題の発生を回避することも可能である。
以上のように、電源オン操作(時刻T31)が行われた際にMFP10の装置構成に関する変更が存在しない旨が検出される場合には、スナップショットデータのうち第1の部分データE1を用いた第1のスナップショット展開処理が実行されるとともに、スナップショットデータのうち第2の部分データE2を用いた第2のスナップショット展開処理が実行される。一方、電源オン操作(時刻T31)が行われた際にMFP10の装置構成に関する変更が存在する旨が検出される場合には、スナップショットデータのうち第1の部分データE1を用いた第1のスナップショット展開処理が実行されるとともに、装置構成の変更が生じ得る全デバイス25〜27に関する初期化処理が実行される。
このような動作によれば、電源オフ操作(時刻T21)の次の電源オン操作(時刻T31)が行われた際において、MFP10の装置構成に関する変更の有無にかかわらず、スナップショットデータのうちの第1の部分データE1(共通デバイス群に関する退避対象データ)を用いた第1のスナップショット展開処理(ステップS51)が実行される(時刻T31〜時刻T33(図6および図7参照))。共通デバイス群に関する第1のスナップショット展開処理は、当該共通デバイス群に関する初期化処理よりも短時間で終了する。したがって、MFP10の装置構成に関する変更が存在する場合において、全てのデバイス(たとえば、デバイス20,22〜27)について初期化処理(再起動処理)が実行される技術に比べて、高速に起動することが可能である。
また、当該電源オン操作(時刻T31)が行われた際において、装置構成に関する変更が存在しない旨が検出されることを条件として、第2のスナップショット展開処理(スナップショットデータのうち装置構成の変更に関係する第2の部分データE2を用いたスナップショット展開処理)も実行される(ステップS53,S54)。換言すれば、装置構成に関する変更が存在する旨が検出される場合には、第2の部分データE2を用いた第2のスナップショット展開処理は実行されない(図6参照)。したがって、装置構成の不一致に起因する問題を回避することが可能である。
さらに、当該電源オン操作(時刻T31)が行われた際において、装置構成に関する変更が存在しない旨が検出される場合には、第2の部分データE2を用いた第2のスナップショット展開処理が実行される(時刻T34〜時刻T35(図6参照))。したがって、装置構成に関する変更が無い場合には更に高速に起動することが可能である。
このように、電源オフ操作と次回の電源オン操作との間に画像形成装置の装置構成が変更された場合においても、装置構成の不一致に起因する問題を回避しつつ、次回の電源オン操作に応じて画像形成装置を比較的高速に起動することが可能である。
<2.第2実施形態>
上記第1実施形態においては、図5等に示すように、第1のスナップショット展開処理(ステップS51)が実行された後に装置構成変更検出処理(ステップS52)が実行されているが、これに限定されない。たとえば、逆に、装置構成変更検出処理(ステップS52)が実行された後に第1のスナップショット展開処理(ステップS51)が実行されてもよい。第2実施形態では、このような態様について説明する。
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、図9等を参照しつつ、第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお、図9は、第2実施形態に係る動作を示すフローチャートである。
図9に示すように、第2実施形態では、装置構成変更検出処理(ステップS52)が先に実行され(図10の時刻T31〜時刻T32)、その後に第1のスナップショット展開処理(ステップS51)が実行される(時刻T32〜時刻T34(図10))。さらに、その後、ステップS52での検出結果に基づいて、ステップS54,S55のいずれの処理が実行されるかが決定される。
装置構成変更検出処理(ステップS52)において装置構成の変更が検出されない場合には、第1の部分データE1を用いた第1のスナップショット展開処理(ステップS51)と第2の部分データE2を用いた第2のスナップショット展開処理(ステップS54)とが実行される。換言すれば、第1の部分データE1と第2の部分データE2との双方を含むスナップショットデータDを用いたスナップショット展開処理が実行される。たとえば、図10に示すように、時刻T32〜時刻T34において第1のスナップショット展開処理が実行され、時刻T34〜時刻T35において第2のスナップショット展開処理が実行される。なお、第1の部分データE1と第2の部分データE2とはこの順序で展開されることを要さず、第1の部分データE1と第2の部分データE2とが混在した状態で(順不同で)スナップショット展開処理が実行される(時刻T32〜時刻T35)ようにしてもよい。
一方、装置構成変更検出処理(ステップS52)において装置構成の変更が検出される場合には、第1の部分データE1を用いた第1のスナップショット展開処理(ステップS51)が実行されるものの、第2の部分データE2を用いた第2のスナップショット展開処理(ステップS54)は実行されない。第2の部分データE2を用いた第2のスナップショット展開処理に代えて、拡張デバイス(非共通デバイス)に関する初期化処理(ステップS55)が実行される(時刻T34〜時刻T36)。
このような態様によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
<3.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記各実施形態においては、共通デバイス(基本デバイス)としてデバイス20,22〜24が例示され、非共通デバイス(拡張デバイス)としてデバイス25〜27が例示されているが、これに限定されない。具体的には、FAXユニットが非共通デバイス(拡張ハードウエア処理部)として設けられ、当該FAXユニットに関する待避対象情報が第2の部分データE2に含まれるようにしてもよい。あるいは、逆に、FAXユニットが共通デバイス(基本ハードウエア処理部)として設けられ、当該FAXユニットに関する待避対象情報が第1の部分データE1に含まれるようにしてもよい。また、その他の各種のデバイスが共通デバイスあるいは非共通デバイスとして設けられてもよい。
また、上記各実施形態においては、各デバイス群は、それぞれ、複数のデバイスで構成される態様を例示しているが、これに限定されず、各デバイス群(たとえば、第2のデバイス群)は単一のデバイスで構成されてもよい。
また、上記各実施形態においては、スナップショットデータDとして、2つの部分データE1,E2を含む1つのデータが取得される態様を例示したが、これに限定されず、スナップショットデータDとして2つのデータが取得されてもよい。
たとえば、第1の部分データE1に相当するデータで構成される第1のデータD1と、第2の部分データE2に相当するデータで構成される第2のデータD2とが、スナップショットデータDとして取得されてもよい。換言すれば、スナップショットデータDのうちの第1の部分データとして第1のデータD1が取得され、スナップショットデータDのうちの第2の部分データとして第2のデータD1が取得されてもよい。
具体的には、MFP10は、第1のデバイス群(装置構成の変更に関係しない共通デバイス20,22〜24(図8等参照))に関する退避対象情報を第1のデータD1として取得し、当該第1のデータD1をeMMC33に記憶する。また、MFP10は、第2のデバイス群(装置構成の変更に関係するデバイス25〜27(図8等参照))に関する退避対象情報を第2のデータD2として取得し、当該第2のデータD2をeMMC33に記憶する。このように、MFP10は、電源オフ操作に応答して、第1のデータD1と第2のデータD2との2つのデータを、スナップショットデータDとして取得するようにしてもよい。また、その後の電源オン操作直後の動作(ステップS50)においては、電源オフ期間における装置構成の変更の有無に応じて、これらのデータD1,D2が適宜利用されればよい。具体的には、装置構成の変更が存在しない場合にはデータD1,D2の両データが利用されてスナップショット展開処理が行われればよい。また、装置構成の変更が存在する場合には、当該両データのうちデータD1のみが利用されてスナップショット展開処理が行われるとともに、非共通デバイスに関する初期化処理(ステップS55)が実行されればよい。
あるいは、第1の部分データE1に相当するデータで構成される第1のデータD1と、第1の部分データE1に相当するデータと第2の部分データE2に相当するデータとの双方で構成される第2のデータD3とが、スナップショットデータDとして取得されてもよい。
この場合、その後の電源オン操作直後の動作(ステップS50)においては、電源オフ期間における装置構成の変更の有無に応じて、データD1,D3が適宜利用されればよい。具体的には、装置構成の変更が存在しないときにはデータD3が利用されて第1のスナップショット展開処理および第2のスナップショット展開処理が行われればよい。換言すれば、第2のデータD3の一部がスナップショットデータDのうちの第1の部分データとして利用され、第2のデータD3の他の一部がスナップショットデータDのうちの第2の部分データとして利用されればよい。また、装置構成の変更が存在するときには、データD1のみが利用されて第1のスナップショット展開処理が行われるとともに、非共通デバイスに関する初期化処理(ステップS55)が行われればよい。換言すれば、スナップショットデータDのうちの第1の部分データとして、第1のデータD1が利用されればよい。
10 MFP(画像形成装置)
20 システムコントローラ
22 操作パネル部
23 画像処理ASIC
24 音声再生処理IC
25 認証装置
26 フィニッシャ装置
27 自動給紙装置
31 CPU
32 RAM
33 eMMC

Claims (14)

  1. 画像形成装置であって、
    電源オフ操作時点から電力供給遮断時点までの電力供給継続期間に、前記画像形成装置に関する退避対象情報を前記画像形成装置の揮発性記憶部から取得して前記画像形成装置の不揮発性記憶部にスナップショットデータとして格納する格納制御手段と、
    前記電源オフ操作後の次の電源オン操作が行われる際において、前記電源オフ操作時点での前記画像形成装置の装置構成と前記電源オン操作時点での前記画像形成装置の装置構成とを比較して、前記画像形成装置の装置構成に関する変更の有無を検出する検出手段と、
    前記電源オン操作が行われる際において、前記スナップショットデータを利用して前記画像形成装置を起動する起動制御手段と、
    を備え、
    前記起動制御手段は、
    前記電源オン操作が行われた際において、前記画像形成装置の装置構成に関する変更の有無にかかわらず、前記スナップショットデータのうちの第1の部分データであって各種の装置構成における共通デバイス群に関する退避対象情報である第1の部分データを前記不揮発性記憶部から前記揮発性記憶部に書き戻す第1のスナップショット展開処理を実行し、
    前記電源オン操作が行われた際において、前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在しない旨が検出されることを条件として、前記スナップショットデータのうちの第2の部分データであって各種の装置構成にてその存否が変更され得る非共通デバイス群に関する退避対象情報である第2の部分データを前記不揮発性記憶部から前記揮発性記憶部に書き戻す第2のスナップショット展開処理をも実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記起動制御手段は、前記電源オン操作が行われた際に前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在する旨が検出される場合には、前記非共通デバイス群に関する前記第2のスナップショット展開処理を実行せず、前記非共通デバイス群に関する初期化処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記電源オン操作が行われた際において、前記共通デバイス群に関する前記第1のスナップショット展開処理が前記起動制御手段により実行された後に、前記画像形成装置の装置構成に関する変更の有無が前記検出手段により検出され、
    前記起動制御手段は、
    前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在しない旨が前記検出手段による検出結果として得られた場合には、前記非共通デバイス群に関する前記第2のスナップショット展開処理をも実行し、
    前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在する旨が前記検出手段による検出結果として得られた場合には、前記非共通デバイス群に関する前記第2のスナップショット展開処理を実行せず、前記非共通デバイス群に関する初期化処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記起動制御手段は、
    前記電源オン操作が行われた際に、前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在しない旨が前記検出手段による検出結果として得られた後において、前記共通デバイス群に関する前記第1のスナップショット展開処理を実行するとともに前記非共通デバイス群に関する前記第2のスナップショット展開処理をも実行し、
    前記電源オン操作が行われた際に、前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在する旨が前記検出手段による検出結果として得られた後において、前記共通デバイス群に関する前記第1のスナップショット展開処理を実行するとともに前記非共通デバイス群に関する初期化処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記格納制御手段は、前記電源オフ操作時点からの前記電力供給継続期間において、前記スナップショットデータとして、前記第1の部分データと前記第2の部分データとを包含するデータを取得して前記不揮発性記憶部に格納することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記格納制御手段は、前記電源オフ操作時点からの前記電力供給継続期間において、前記スナップショットデータとして、前記第1の部分データに対応する第1のデータと前記第2の部分データに対応する第2のデータとを取得して前記不揮発性記憶部に格納することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記格納制御手段は、前記電源オフ操作時点からの前記電力供給継続期間において、前記スナップショットデータとして、前記第1の部分データに対応する第1のデータと、前記第1の部分データと前記第2の部分データとの双方に対応する第2のデータとを取得して、前記不揮発性記憶部に格納し、
    前記起動制御手段は、前記電源オン操作が行われた際に、前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在しない旨が検出されることを条件として、前記第1のスナップショット展開処理と前記第2のスナップショット展開処理とを前記第2のデータを用いて実行することを特徴とする画像形成装置。
  8. 画像形成装置に内蔵されたコンピュータに、
    a)電源オフ操作時点から電力供給遮断時点までの電力供給継続期間に、前記画像形成装置に関する退避対象情報を前記画像形成装置の揮発性記憶部から取得して前記画像形成装置の不揮発性記憶部にスナップショットデータとして格納するステップと、
    b)前記電源オフ操作後の次の電源オン操作が行われる際において、前記スナップショットデータを利用して前記画像形成装置を起動するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記ステップb)は、
    b−1)前記電源オン操作が行われる際において、前記電源オフ操作時点での前記画像形成装置の装置構成と前記電源オン操作時点での前記画像形成装置の装置構成とを比較して、前記画像形成装置の装置構成に関する変更の有無を検出するステップと、
    b−2)前記電源オン操作が行われた際において、前記画像形成装置の装置構成に関する変更の有無にかかわらず、前記スナップショットデータのうちの第1の部分データであって各種の装置構成における共通デバイス群に関する退避対象情報である第1の部分データを前記不揮発性記憶部から前記揮発性記憶部に書き戻す第1のスナップショット展開処理を実行するステップと、
    b−3)前記電源オン操作が行われた際において、前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在しない旨が検出されることを条件として、前記スナップショットデータのうちの第2の部分データであって各種の装置構成にてその存否が変更され得る非共通デバイス群に関する退避対象情報である第2の部分データを前記不揮発性記憶部から前記揮発性記憶部に書き戻す第2のスナップショット展開処理をも実行するステップと、
    を有することを特徴とするプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb)は、
    b−4)前記電源オン操作が行われた際に前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在する旨が検出される場合には、前記非共通デバイス群に関する前記第2のスナップショット展開処理を実行せず、前記非共通デバイス群に関する初期化処理を実行するステップ、
    を有することを特徴とするプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムにおいて、
    前記電源オン操作が行われた際において、前記共通デバイス群に関する前記第1のスナップショット展開処理が前記ステップb−2)にて実行された後に、前記画像形成装置の装置構成に関する変更の有無が前記ステップb−1)にて検出され、
    前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在しない旨が前記ステップb−1)での検出結果として得られた場合には、前記ステップb−3)にて前記非共通デバイス群に関する前記第2のスナップショット展開処理もが実行され、
    前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在する旨が前記ステップb−1)での検出結果として得られた場合には、前記ステップb−4)にて前記非共通デバイス群に関する初期化処理を実行することを特徴とするプログラム。
  11. 請求項9に記載のプログラムにおいて、
    前記電源オン操作が行われた際に、前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在しない旨が前記ステップb−1)での検出結果として得られた後において、前記ステップb−2)にて前記共通デバイス群に関する前記第1のスナップショット展開処理を実行するとともに前記ステップb−3)にて前記非共通デバイス群に関する前記第2のスナップショット展開処理をも実行し、
    前記電源オン操作が行われた際に、前記画像形成装置の装置構成に関する変更が存在する旨が前記ステップb−1)での検出結果として得られた後において、前記ステップb−2)にて前記共通デバイス群に関する前記第1のスナップショット展開処理を実行するとともに前記ステップb−4)にて前記非共通デバイス群に関する初期化処理を実行することを特徴とするプログラム。
  12. 請求項8から請求項11のいずれかに記載のプログラムにおいて、
    前記ステップa)では、前記電源オフ操作時点からの前記電力供給継続期間において、前記スナップショットデータとして、前記第1の部分データと前記第2の部分データとを包含するデータが取得され前記不揮発性記憶部に格納されることを特徴とするプログラム。
  13. 請求項8から請求項11のいずれかに記載のプログラムにおいて、
    前記ステップa)では、前記電源オフ操作時点からの前記電力供給継続期間において、前記スナップショットデータとして、前記第1の部分データに対応する第1のデータと前記第2の部分データに対応する第2のデータとが取得され前記不揮発性記憶部に格納されることを特徴とするプログラム。
  14. 請求項8から請求項11のいずれかに記載のプログラムにおいて、
    前記ステップa)では、前記電源オフ操作時点からの前記電力供給継続期間において、前記スナップショットデータとして、前記第1の部分データに対応する第1のデータと、前記第1の部分データと前記第2の部分データとの双方に対応する第2のデータとが取得されて前記不揮発性記憶部に格納され、
    前記ステップb−2)および前記ステップb−3)では、前記第1のスナップショット展開処理と前記第2のスナップショット展開処理とが前記第2のデータを用いて実行されることを特徴とするプログラム。
JP2015245838A 2015-12-17 2015-12-17 画像形成装置およびプログラム Active JP6648513B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015245838A JP6648513B2 (ja) 2015-12-17 2015-12-17 画像形成装置およびプログラム
US15/376,848 US10148837B2 (en) 2015-12-17 2016-12-13 Image forming apparatus with startup controller and recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015245838A JP6648513B2 (ja) 2015-12-17 2015-12-17 画像形成装置およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017109395A true JP2017109395A (ja) 2017-06-22
JP6648513B2 JP6648513B2 (ja) 2020-02-14

Family

ID=59066643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015245838A Active JP6648513B2 (ja) 2015-12-17 2015-12-17 画像形成装置およびプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10148837B2 (ja)
JP (1) JP6648513B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019016295A (ja) * 2017-07-10 2019-01-31 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及びプログラム
JP2020113162A (ja) * 2019-01-16 2020-07-27 東芝テック株式会社 制御装置、画像形成装置及び起動方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6737013B2 (ja) * 2016-07-05 2020-08-05 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、起動方法、およびコンピュータプログラム
JP6827798B2 (ja) * 2016-12-21 2021-02-10 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム。
CN108459882B (zh) * 2017-02-21 2022-04-05 佳能株式会社 电子设备及其控制方法
JP6931184B2 (ja) * 2017-05-16 2021-09-01 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置およびプログラム
JP7134753B2 (ja) * 2018-07-10 2022-09-12 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム
US10432816B1 (en) * 2018-08-17 2019-10-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Finishing line controllers to optimize the initialization of a printing device

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05333962A (ja) * 1992-06-02 1993-12-17 Fuji Xerox Co Ltd コンピュータシステム
JP2006201932A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Canon Inc コンピュータ起動装置、及びコンピュータ起動方法、及びコンピュータ起動プログラム
JP2012018554A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置およびハイバネーション起動方法
US20120096256A1 (en) * 2010-10-19 2012-04-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Mobile device and method for supporting hibernation function
JP2014010470A (ja) * 2012-06-27 2014-01-20 Canon Inc 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05333962A (ja) * 1992-06-02 1993-12-17 Fuji Xerox Co Ltd コンピュータシステム
JP2006201932A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Canon Inc コンピュータ起動装置、及びコンピュータ起動方法、及びコンピュータ起動プログラム
JP2012018554A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置およびハイバネーション起動方法
US20120096256A1 (en) * 2010-10-19 2012-04-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Mobile device and method for supporting hibernation function
JP2014010470A (ja) * 2012-06-27 2014-01-20 Canon Inc 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019016295A (ja) * 2017-07-10 2019-01-31 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及びプログラム
JP7047268B2 (ja) 2017-07-10 2022-04-05 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置及びプログラム
JP2020113162A (ja) * 2019-01-16 2020-07-27 東芝テック株式会社 制御装置、画像形成装置及び起動方法
JP7229786B2 (ja) 2019-01-16 2023-02-28 東芝テック株式会社 制御装置、画像形成装置及び起動方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20170180582A1 (en) 2017-06-22
JP6648513B2 (ja) 2020-02-14
US10148837B2 (en) 2018-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6648513B2 (ja) 画像形成装置およびプログラム
JP5460167B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及び制御プログラム
US9513853B2 (en) Data processing apparatus capable of controlling power supply, control method therefor, and storage medium
US20170176917A1 (en) Image forming apparatus and program
JP5773773B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の起動制御方法、プログラム及び記憶媒体
US10432814B2 (en) Image forming apparatus capable of performing a high-speed startup process in response to a power-on operation, and recording medium
US20150062613A1 (en) Image forming apparatus capable of preventing data leakage and control method therefor, and storage medium
KR101285204B1 (ko) 정보 처리장치 및 정보 처리장치의 제어방법
US10656954B2 (en) Information processing apparatus, activation method of information processing apparatus, and storage medium
US10057433B2 (en) Image forming apparatus, operation control method and non-transitory computer-readable storage medium storing operation control program
JP5701043B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム
US9348295B2 (en) Printing apparatus, method for controlling printing apparatus, and storage medium
US11327769B2 (en) Control device, image forming apparatus, and start-up method thereof
US10148838B2 (en) Image forming apparatus, startup method, and non-transitory recording medium for storing computer readable program
US10956090B2 (en) Memory system and electronic apparatus
JP2008307837A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP6459543B2 (ja) 画像形成装置及びジョブ処理制御方法並びにジョブ処理制御プログラム
JP5800861B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及び制御プログラム
JP2011088292A (ja) 画像形成装置、制御装置、およびプログラム
JP6171505B2 (ja) 情報処理装置およびプログラム
US8417927B2 (en) Apparatus for reading a first program, reading and initializing a second program prior to power saving state and executing the second program upon returning to ordinary state
JP6384675B2 (ja) 画像形成装置およびジョブ実行プログラム
JP2012038179A (ja) 画像処理装置、起動制御方法、起動制御プログラム及び記録媒体
JP2009278245A (ja) 情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191230

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6648513

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150