JP2017108816A - マイクロニードル・シート - Google Patents
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Abstract
Description
(マイクロニードル・シートの作製)
厚みが5μm、10μm、20μm、50μm及び70μmの5種類のSUS304箔について、配置密度が異なる以下の4パターンのマイクロニードル:
D94(長さ:500μm、幅:220μm、配置密度:100本/cm2)
D35(長さ:500μm、幅:220μm、配置密度:225本/cm2)
D95(長さ:500μm、幅:220μm、配置密度:150本/cm2)
D96(長さ:500μm、幅:220μm、配置密度:75本/cm2)
となるようにエッチング加工を施して、各種マイクロニードル・シートを作製した。
JIS K 7171:2008に規定される試験方法(圧子の半径R1:0.5mm、支持台の半径R2:1.4mm、支点間距離L:5mm)に準じて三点曲げ荷重値を測定した。具体的には、上記作製されたマイクロニードル・シートを5mm×30mmの大きさに切断した試験片を左右の支持台の上に対称的に設置し、試験片の支点間中央に圧子を1mm/secの試験速度で下降させ、試験片が所定のたわみ状態(圧子が試験片に接触してから5mm押し込んだ位置)になるまで曲げられる間の最大荷重値を測定した。
JIS L 1096:2010に規定される8.21.2B法(スライド法)に準拠して剛軟度を測定した。具体的には、スライド型試験機本体と移動台との上面が一致するようにしてから、上記作製されたマイクロニードル・シートを5mm×150mmに切断した試験片を設置し、試験片の端部2cmをウェイトで固定し、静かにハンドルを回して移動台を下降させ、試験片の自由端が移動台から離れた時点での下降距離(cm)を測定した。
上記作製されたマイクロニードル・シートの穿刺性について、以下の評価方法(1)又は評価方法(2)によって評価した。なお、マイクロニードル・シートの厚みが10μm以上の場合は評価方法(1)を用い、マイクロニードル・シートの厚みが5μmの場合は評価方法(2)を用いた。
上記作製されたマイクロニードル・シートと、前記マイクロニードル・シートとほぼ同じ大きさの、厚みが75μmのフィルムの一端を互いに固定した。皮膚のモデルとしてのスチレン共重合体エラストマーシートと、これに対して約300μmの間隙を有する平板との間に、前記フィルムが固定されたマイクロニードル・シートを配置し、その一端をスチレン共重合体エラストマーシートに対して固定した。フィルムを水平方向に引っ張って、マイクロニードル・シートを180°屈曲させつつ、マイクロニードルをスチレン共重合体エラストマーシートに穿刺した。なお、スチレン共重合体エラストマーシートの硬度は、JIS K 6253−2:2012で規定される国際ゴム硬さで30である。
皮膚のモデルとしてのスチレン共重合体エラストマーシート上に上記作製されたマイクロニードル・シートを配置し、その一端をスチレン共重合体エラストマーシートに対して固定した(以下、固定された一端を「固定端」という)。固定端の近傍に、マイクロニードル・シートの幅方向に向けて径0.8mm〜1.2mmの円柱棒(金属製)を配置した。マイクロニードル・シートを円柱棒の曲面に密着させて180°屈曲させた状態とし、円柱棒の軸心をスチレン共重合体エラストマーシート側に当接させつつ、マイクロニードル・シートの固定端から遠ざかる方向へ移動させてマイクロニードル・シートを繰り出して、マイクロニードルをスチレン共重合体エラストマーシートに穿刺した。なお、スチレン共重合体エラストマーシートの硬度は、JIS K 6253−2:2012で規定される国際ゴム硬さで30である。
1)屈曲部の移動性
シートを屈曲させつつスムーズにシートを繰り出すことができない場合を×と評価し、シートを屈曲させつつスムーズにシートを繰り出すことができる場合を○と評価した。
2)屈曲しやすさ
マイクロニードル・シートを屈曲させることができない場合を×と評価し、マイクロニードル・シートを屈曲させることができる場合を○と評価した。
3)巻き戻り性
マイクロニードルをスチレン共重合体エラストマーシートに穿刺した後、マイクロニードルがスチレン共重合体エラストマーシートから巻き戻ることなく平面を保持できる場合を○と評価し、マイクロニードルがスチレン共重合体エラストマーシートからわずかに巻き戻るものの、上から抑えれば平面を保持できる場合を△と評価し、マイクロニードルがスチレン共重合体エラストマーシートから著しく巻き戻る場合を×と評価した。
4)穿刺性
上記1)〜3)の評価において、×が一つもない場合を○と評価し、その他の場合を×と評価した。
結果を表1に示す。
(マイクロニードル・シートの作製)
厚みが10μm、20μm及び50μmmの3種類の、材質の異なる3種類の金属箔(SUS304、SUS316L及びチタン)について、配置密度が異なる以下の2パターンのマイクロニードル:
D94(長さ:500μm、幅:220μm、配置密度:100本/cm2)
D96(長さ:500μm、幅:220μm、配置密度:75本/cm2)
となるようにエッチング加工を施して、各種マイクロニードル・シートを作製した。
試験例1と同様の方法で剛軟度を測定した。結果を表2に示す。
Claims (3)
- シートの主面に略沿って該シートに形成された複数のマイクロニードルを備え、
JIS L 1096:2010に規定されるスライド法に準拠して測定した前記シートの剛軟度は4.5cm〜12.9cmであり、
前記シートの材質は金属であり、
前記シートが曲げられることで前記マイクロニードルが前記主面から立ち上がる、
マイクロニードル・シート。 - 前記シートの厚みが5μm〜70μmである、請求項1に記載のマイクロニードル・シート。
- 前記シートの材質が、SUS304、SUS316L、チタン又はチタン合金である、請求項1又は2に記載のマイクロニードル・シート。
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US20080125743A1 (en) * | 2006-11-28 | 2008-05-29 | Yuzhakov Vadim V | Tissue Conforming Microneedle Array and Patch For Transdermal Drug Delivery or Biological Fluid Collection |
WO2013187392A1 (ja) * | 2012-06-12 | 2013-12-19 | 久光製薬株式会社 | マイクロニードル・シート |
JP2015151380A (ja) * | 2014-02-18 | 2015-08-24 | 久光製薬株式会社 | 貼付剤 |
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2015
- 2015-12-15 JP JP2015243992A patent/JP6506162B2/ja active Active
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WO2013187392A1 (ja) * | 2012-06-12 | 2013-12-19 | 久光製薬株式会社 | マイクロニードル・シート |
JP2015151380A (ja) * | 2014-02-18 | 2015-08-24 | 久光製薬株式会社 | 貼付剤 |
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