JP2017106583A - ボールねじ - Google Patents
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Abstract
【課題】こま部材の形状を制限することなく、こま部材の脱落を防止するとともにこま部材を安定的に固定することができるボールねじの提供を目的とする。【解決手段】ねじ軸2がナット3に挿入され、軸側ねじ溝2aとナット側ねじ溝3aとから構成される転動路に複数のボール4が配置され、転動路を周回経路とする循環路の一部が形成された複数のこま部材5が軸方向に並んでナット3に設けられるボールねじ1において、こま部材5が挿入される複数のこま窓3cを通過するようにナット3の軸方向一側端から他側端までの貫通孔が形成され、貫通孔のうちこま窓3c同士を連通している循環孔3fがこま部材5の連結路5bに対向するように設けられ、こま部材5の側壁面に対向している部分にこま部材5を前記こま窓3c内部に固定する係合部材である圧入ピン6が挿入される。【選択図】図2
Description
本発明はボールねじに関する。詳しくはこま式ボールねじに関する。
従来、一般産業用の電動機、自動車のトランスミッションやパーキングブレーキ等の電動アクチュエータにおいて、電動モータの出力軸の回転運動を高効率で直線運動に変換して出力するためにボールねじが用いられている。ボールねじは、外周面にねじ溝が形成されたねじ軸と内周面にねじ溝が形成されたナットとから構成されている。ボールねじは、ねじ軸がナットに挿入され、ねじ軸のねじ溝とナットのねじ溝とから構成される転動路に複数のボールが配置されている。これにより、ボールねじは、ねじ軸またはナットのうち一方を回転運動させること他方が直動部材として直線運動する運動変換機構として構成されている。このように構成されるボールねじにおいて、ボールの循環路が形成されているこま部材がナット等に設けられているこま式ボールねじが知られている。こま式ボールねじは、リターンパイプ式ボールねじ等に比べてコンパクトに構成することができる。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載のボールねじは、ナットにこま部材が係合されつつ、こま部材の外側面が板状のばね鋼材からなる固定部材によって均一な力でナットに押圧されている。これにより、ボールねじは、ナットに取り付けられたこま部材の脱落が防止されるとともにこま部材のがたつきが抑制され、こま部材が安定的に固定される。しかし、特許文献1に記載の技術は、こま部材を均一な力で押圧するために外側面の形状を左右対称および上下対称に形成する必要がある。このため、ボールねじは、こま部材の脱落を防止するとともにこま部材を安定的に固定するために、こま部材の形状が制限される点で不利であった。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、こま部材の形状を制限することなく、こま部材の脱落を防止するとともにこま部材を安定的に固定することができるボールねじの提供を目的とする。
即ち、ねじ軸がナットに挿入され、ねじ軸のねじ溝とナットのねじ溝とから構成される転動路に複数のボールが配置され、転動路を周回経路とする循環路の一部が形成された複数のこま部材が軸方向に並んでナットに設けられるボールねじにおいて、前記こま部材が挿入される複数のこま窓を通過するように前記ナットの軸方向一側端から他側端までの貫通孔が形成され、前記貫通孔のうち、前記こま窓同士を連通している部分が前記こま部材の循環路に対向するように設けられ、前記貫通孔のうち、前記こま部材の側壁面に対向している部分に前記こま部材を前記こま窓内部に固定する係合部材が挿入されるものである。
前記こま部材の側面に前記係合部材が挿入される凹み部が形成されるものである。
記係合部材が圧入ピンまたはスプリングピンから構成されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、ボールねじは、ナットの軸方向に形成された貫通孔を利用してこま部材の側壁面がナットのこま窓の内周面に押圧される。つまり、こま部材には、その側壁面に密接するように形成されているこま窓の内周面との間に大きな摩擦力が発生している。これにより、こま部材の形状を制限することなく、こま部材の脱落を防止するとともにこま部材を安定的に固定することができる。
ボールねじは、こま部材が摩擦力に加えて係合部材との係合により固定される。これにより、こま部材の形状を制限することなく、こま部材の脱落を防止するとともにこま部材を安定的に固定することができる。
ボールねじは、係合部材が圧入によってナットに挿入される。これにより、こま部材の形状を制限することなく、こま部材の脱落を防止するとともにこま部材を安定的に固定することができる。
以下に、図1と図2とを用いて、ボールねじの一実施形態であるボールねじ1について説明する。
図1に示すように、ボールねじ1は、回転運動を直線運動に変換して出力するものである。ボールねじ1は、ねじ軸2、ナット3、複数のボール4等から構成されている。
ねじ軸2は、S55C等の中炭素鋼あるいはSCM415やSCM420等の肌焼き鋼からなり、高周波焼入れ、真空浸炭焼入れによって55〜62HRC程度の硬化処理が施されている。ねじ軸2は、その外周面にボール4が転動するための一巻きの軸側ねじ溝2aが複数形成されている。
ナット3は、ねじ軸2を挿入可能な中空円筒状に形成されている。ナット3は、SCM415やSCM420等の肌焼き鋼からなり、真空浸炭焼入れによって55〜62HRC程度の硬化処理が施されている。
図2(b)に示すように、ナット3の内周面には、ボール4が転動するためのナット側ねじ溝3aがねじ軸2の軸側ねじ溝2aと同一のリードおよびピッチで形成されている。ナット3の外周面には、その外径を部分的に拡径した段付き部である鍔部3bが形成されている。ナット3には、軸側ねじ溝2aとナット側ねじ溝3aとが対向するようにしてねじ軸2が挿入されている。軸側ねじ溝2aとナット側ねじ溝3aとから構成される空間には、複数のボール4が転動自在に収容されている。つまり、軸側ねじ溝2aとナット側ねじ溝3aとは、ボール4が転動する転動路を構成している。ナット3は、複数のボール4を介してねじ軸2をナット3の軸回りに回転自在に支持している。
図2(b)に示すように、ナット3の内周面には、ボール4が転動するためのナット側ねじ溝3aがねじ軸2の軸側ねじ溝2aと同一のリードおよびピッチで形成されている。ナット3の外周面には、その外径を部分的に拡径した段付き部である鍔部3bが形成されている。ナット3には、軸側ねじ溝2aとナット側ねじ溝3aとが対向するようにしてねじ軸2が挿入されている。軸側ねじ溝2aとナット側ねじ溝3aとから構成される空間には、複数のボール4が転動自在に収容されている。つまり、軸側ねじ溝2aとナット側ねじ溝3aとは、ボール4が転動する転動路を構成している。ナット3は、複数のボール4を介してねじ軸2をナット3の軸回りに回転自在に支持している。
ボールねじ1は、ナット3が回転されると転動路に収容されている複数のボール4を介してねじ軸2に回転力が伝達される。ねじ軸2は、図示しない回り止め機構により軸回りの回転が規制されている場合、ナット3の回転運動が軸側ねじ溝2aの傾きによってねじ軸2の軸方向の直線運動に変換される。同様にして、ボールねじ1は、ねじ軸2が回転されると転動路に収容されている複数のボール4を介してナット3に回転力が伝達される。ナット3は、図示しない回り止め機構により軸回りの回転が規制されている場合、ねじ軸2の回転運動が軸側ねじ溝2aの傾きによってナット3の軸方向の直線運動に変換される。なお、本実施形態において、ねじ軸2の軸側ねじ溝2aとナット側ねじ溝3aとは一巻きとしたがこれに限定されるものではない。また、本実施形態において、ねじ軸2に形成されている軸側ねじ溝2aは右ねじであるものとするがこれに限定されるものではない。
以下に、図2から図6を用いて、ボールねじ1のナット3に設けられている二つのこま部材5およびその固定の態様について詳細に説明する。
図2(a)と図3とに示すようにナット3の外周面より円筒中心に向かってこま部材5が挿入される二つのこま窓3cが軸方向に並んで形成されている。二つのこま窓3cは、ナット3の外周面から内周面に至る長穴状の貫通孔に形成されている。こま窓3cの内周面には、段差部3dが形成されている。段差部3dは、ナット3の外周面側が大きくなるように構成されている。さらに、ナット3には、二つのこま窓3cを通過するようにしてナット3の一側端から他側端に至る一つの貫通孔が軸方向にそって形成されている。つまり、ナット3は、ナット3の一側端とナット3の一側にあるこま窓3cとが貫通孔によって連通され、一側のこま窓3cとナット3の他側にあるこま窓3cとが貫通孔によって連通され、他側のこま窓3cとナット3の他側端とが連通されている。ナット3の一側端と一側のこま窓3cとを連通している貫通孔は、係合部材である圧入ピン6が挿入される一側ピン孔3eとして構成されている。一側のこま窓3cと他側のこま窓3cとを連通している貫通孔は、ボール4が通過する循環孔3fとして構成されている。他側のこま窓3cとナット3の他側端とを連通している貫通孔は、係合部材である圧入ピン6が挿入される他側ピン孔3gとして構成されている。
図2(b)に示すように、二つのこま部材5は、軸側ねじ溝2aとナット側ねじ溝3aとから構成される転動路を周回経路にするものである。一方のこま部材5は、一側のこま窓3cに挿入され、他方のこま部材5は、他側のこま窓3cに挿入されている。
図4に示すように、こま部材5は、こま窓3c(図3参照)に隙間なく挿入可能な長穴形状に形成されている。また、こま部材5の側壁面には、こま窓3cの段差部3d(図3参照)に係合するように段差部5aが形成されている。つまり、こま部材5は、ナット3の外周面から挿入され、その段差部5aがこま窓3cの段差部3dと接触することでナット3の径方向の位置が定まるように構成されている。こま部材5のうち、ナット3の外周面側の側面である外側面は、こま部材5の加工時に必要な任意の形状に形成されている。こま部材5のうち、ナット3の内周面側の内側面は、ナット3のナット側ねじ溝3aと循環孔3fとを接続する連結路5bが形成されている。一方のこま部材5のうち、一側ピン孔3eと対向する側壁面には、凹部5cが形成されている。同様にして、他方のこま部材5のうち、他側ピン孔3gと対向する側壁面には、凹部5cが形成されている。凹部5cは、圧入ピン6の端部が隙間なく挿入可能な大きさに形成されている。
図4に示すように、こま部材5は、こま窓3c(図3参照)に隙間なく挿入可能な長穴形状に形成されている。また、こま部材5の側壁面には、こま窓3cの段差部3d(図3参照)に係合するように段差部5aが形成されている。つまり、こま部材5は、ナット3の外周面から挿入され、その段差部5aがこま窓3cの段差部3dと接触することでナット3の径方向の位置が定まるように構成されている。こま部材5のうち、ナット3の外周面側の側面である外側面は、こま部材5の加工時に必要な任意の形状に形成されている。こま部材5のうち、ナット3の内周面側の内側面は、ナット3のナット側ねじ溝3aと循環孔3fとを接続する連結路5bが形成されている。一方のこま部材5のうち、一側ピン孔3eと対向する側壁面には、凹部5cが形成されている。同様にして、他方のこま部材5のうち、他側ピン孔3gと対向する側壁面には、凹部5cが形成されている。凹部5cは、圧入ピン6の端部が隙間なく挿入可能な大きさに形成されている。
また、図4(b)に示すように、こま部材の別実施形態として、ナット3の内周面側から挿入するように構成されるこま部材7でもよい。こま部材7は、その側壁面にナット3の内周面側が大きい段差部7aが形成されている。ナット3の内周面側の内側面は、ナット3のナット側ねじ溝3aと循環孔3fとを接続する連結路7bが形成されている。一方のこま部材7のうち、一側ピン孔3eと対向する側壁面には、凹部7cが形成されている。同様にして、他方のこま部材7のうち、他側ピン孔3gと対向する側壁面には、凹部7cが形成されている。凹部7cは、圧入ピン6の端部が隙間なく挿入可能な大きさに形成されている。これにより、こま部材7はナット3のこま窓3cに係合されるので、ナット3からの脱落が確実に防止される。
図2(b)に示すように、一方のこま部材5の連結路5bは、一側端がナット側ねじ溝3aに接続され、他側端がナット3の循環孔3fの一側端に接続されている。他方のこま部材5の連結路5bは、一側端がナット3の循環孔3fの他側端に接続され、他側端がナット側ねじ溝3aに接続されている。つまり、ナット3は、ナット側ねじ溝3aのうち一側のこま窓3cの位置と他側のこま窓3cの位置とが二つのこま部材5と循環孔3fとによって接続されている。これにより、ナット3には、一方のこま部材5の連結路5bと循環孔3fと他方のこま部材5の連結路5bとから転動路を周回経路とする循環路が構成されている。
図5に示すように、一方のこま部材5は、ナット3の外周面側から一側のこま窓3cに挿入され、一側ピン孔3eに挿入された圧入ピン6によって固定されている。また、前記こま部材5は、一側ピン孔3eに圧入されている圧入ピン6の先端が一方のこま部材5の凹部5cに係合されている。同様にして、他方のこま部材5は、ナット3の外周面側から他側のこま窓3cに挿入され、他側ピン孔3gに圧入ピン6が挿入される(黒塗矢印参照)。他方のこま部材5は、他側ピン孔3gに圧入ピン6が挿入さることで圧入ピン6の先端が他方のこま部材5の凹部5cに係合される。
図6に示すように、一方のこま部材5は、圧入ピン6によってナット3の軸方向に押圧されている(黒塗矢印参照)。これにより、一方のこま部材5は、一側ピン孔3eに挿入されている圧入ピン6に係合されるとともにこま部材5の側壁面と一側のこま窓3cの内周面との間に発生している摩擦力によって固定されている。同様にして、他方のこま部材5は、圧入ピン6によってナット3の軸方向に押圧されている(黒塗矢印参照)。これにより、他方のこま部材5は、他側ピン孔3gに挿入されている圧入ピン6に係合されるとともにこま部材5の側壁面と他側のこま窓3cの内周面との間に発生している摩擦力によって固定されている。つまり、こま部材5は、外側面の押圧によってナット3に固定されていないので、均一な力で押圧可能な形状に制限されることがない。なお、本実施形態において、係合部材が圧入ピン6から構成されているがこれに限定するものではなく、こま部材5の側壁面に係合可能であって、こま部材5を押圧可能なスプリングピンから構成してもよい。このように構成することにより、ピン孔に容易に係合部材であるスプリングピンを挿入することができる。
以上のごとく構成することで、ボールねじ1は、二つのこま部材5の側壁面がナット3の軸方向から挿入される圧入ピン6に係合されるとともに、こま部材5の側壁面がこま窓3cの内周面に押圧されて固定されている。また、ボールねじ1は、二つのこま窓3cを通過する貫通孔を形成するだけで、こま部材5を固定するための圧入ピン6を挿入する一側ピン孔3eおよび他側ピン孔3gとボール4が通る循環孔3fとが一括して形成される。これにより、ボールねじ1は、こま部材5の形状を制限することなく、こま部材5と圧入ピン6との係合でこま部材5の脱落を防止するとともに、こま窓3cの内周面とこま部材5の側壁面との間に発生している摩擦力によってこま部材5のがたつきを抑制して安定的に固定することができる。さらに、ボールねじ1は、簡易な加工でこま部材5が固定されるので、ナット3へのこま部材5の配置の自由度が増大し、生産コストの低減や生産性を向上させることができる。
以上、上述した実施形態は、代表的な形態を示したに過ぎず、本実施形態の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
1 ボールねじ
2 ねじ軸
3 ナット
3c こま窓
3f 循環孔
4 ボール
5 こま部材
5b 連結路
6 圧入ピン
2 ねじ軸
3 ナット
3c こま窓
3f 循環孔
4 ボール
5 こま部材
5b 連結路
6 圧入ピン
Claims (3)
- ねじ軸がナットに挿入され、ねじ軸のねじ溝とナットのねじ溝とから構成される転動路に複数のボールが配置され、転動路を周回経路とする循環路の一部が形成された複数のこま部材が軸方向に並んでナットに設けられるボールねじにおいて、
前記こま部材が挿入される複数のこま窓を通過するように前記ナットの軸方向一側端から他側端までの貫通孔が形成され、
前記貫通孔のうち、前記こま窓同士を連通している部分が前記こま部材の循環路に対向するように設けられ、
前記貫通孔のうち、前記こま部材の側壁面に対向している部分に前記こま部材を前記こま窓内部に固定する係合部材が挿入されるボールねじ。 - 前記こま部材の側面に前記係合部材が挿入される凹み部が形成される請求項1に記載のボールねじ。
- 前記係合部材が圧入ピンまたはスプリングピンから構成される請求項1または請求項2に記載のボールねじ。
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- 2015-12-10 JP JP2015241638A patent/JP2017106583A/ja active Pending
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181126 |
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