JP2017106277A - 内装材用連結具及びそれにより連結された内装材連結体 - Google Patents
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Abstract
Description
連結部に段差が生じた場合には、段差部分に埃や泥が溜まったり、あるいは段差により人がつまずいたり物が引っ掛かったりして段差で支障が生じ易く、さらに段差部分の高い部分にせん断力が係り易く、その結果剥離し易いことや、さらに段差により内装材連結体が一見して連結したものであることが分かることから見栄えが劣り、特に複数枚の内装材に亘る表面模様が付与されている場合などは見栄えが大きく劣るという問題点も生じる。
本発明の連結具は、図1に示すように、基板(1)の表面に段差(2)を設けており、段差(2)を設ける具体的な例として、基板幅方向で基板(1)の厚みが異なっている場合が挙げられ、この場合には基板は、厚みが大きい上段の領域(a)と厚みの小さい下段の領域(b)からなる段差状の形状を有している。そして、図1に示すように、基板(1)の表面に基板長さ方向に平行に領域(a)と領域(b)が存在している。
そして、領域(a)と領域(b)を合わせた全体幅のうちの20〜80%が領域(a)の幅であるのが好ましく、この範囲を外れると、一方の内装材が外れ易くなる。
雄型係合素子の形状としては、鉤型、鏃型、T字型、キノコ型、波型等のいずれであってもよい。
特に本発明の連結具を用いると、連結と連結解除を繰り返すことが容易であることから、本発明の連結具は、連結と連結解除を頻繁に繰り返す用途に適している。
実施例1
図1に示すような基板をスチレン系エラストマー樹脂(スチレン−イソプレン−スチレン型ブロック共重合体を水素添加して得た水素添加率98%の水素添加ブロック共重合エラストマー:(株)クラレ製セプトン)から成形した。すなわち、領域(a)の部分の厚さが2.0mmで、領域(b)の部分の厚さが1.0mmであり、基板の幅は30mmであり、基板長さ方向に平行に領域(a)と領域(b)が存在しており、領域(a)と領域(b)の面積比率は50:50で、長さは500mmである。基板の裏面には、同エラストマー樹脂にパラフィン油を320重量%ブレンドした組成物からなる厚さ0.3mmの滑り止め層を付与した。
このようにしてフロア用カーペットを連結し、同様にしてカーペット12枚を連結し、それを社内の会議室前の廊下に敷き詰めた。
さらに、連結と連結解除を繰り返すことが容易であることから、必要なときだけ廊下にカーペットを敷き詰め、必要がなくなると取り外す作業が容易に実施できた。
上記実施例1に使用した連結具と同一の連結具を用いて、厚さ5mmのアイボリー色のゴム製パネル(90cm×90cm)を実施例1と同様に連結した。なお、連結具の領域(a )と接するゴム製パネル裏面は領域(a)と塗布されている粘着剤の合計の厚み:2.1mmの窪みが設けられており、また連結具の領域(b)が取り付けられる他方のゴム製パネルの裏面部分は、領域(b)の基板厚さ(1.0mm)と2枚の面ファスナー(F−1(厚さ0.8mm)とF−2(厚さ1.2mm))、それぞれの接着用の粘着剤の厚さ(0.2mm)を合計した3.4mmだけ他の部分より窪みを設け、これにより連結具の存在が表面側からは分からないようにした。またゴム製パネル同士が接している辺は全て上記の連結具で連結し、合計36枚を会議室に敷いた。
上記実施例1において、基板として、図3に示すような、端部に行くほど薄くなっており、さらに端部近辺には、面ファスナーが存在していない幅5mmの領域(c)が存在している以外は実施例1と同様の基板を用いて、実施例1と同様にフロア用カーペットの連結を行った。
その結果、実施例1の場合より一層連結具の存在がカーペット面からは分かりづらく優れており、その他の性能等については実施例1の結果と同様に極めて優れたものであった。
実施例1において、基板に段差を設けることなく、その幅方向半分に粘着剤を取り付けて、実施例2に用いたゴム製パネルを貼り付け、残りの半分に雄型成形面ファスナーを取り付け、ゴム製パネルの端部裏面に取り付けたループ状係合素子を有するトリコット編物と係合させることにより、ゴム製パネルを連結し、実施例2と同様に部屋に敷き詰めた。
2:段差
3:係合素子
4:一体化剤(接着剤や粘着剤、融着剤、縫製等)
a:領域(a)
b:領域(b)
A:内装材(A)
B:内装材(B)
F−1:面ファスナー(F−1)
F−2:面ファスナー(F−2)
Claims (11)
- 基板の表面に段差が存在しており、段差により形成された下段の領域(b)の表面には面ファスナーが係合素子面を外側にして一体化されているが、上段の領域(a)には面ファスナーが一体化されていない内装材用連結具。
- 基板の厚さを変えることにより段差が形成されており、領域(a)の基板厚さが領域(b)の基板厚さより0.5〜2.5mm厚い請求項1に記載の内装材用連結具。
- 領域(a)の基板厚さが、領域(b)と接する付近で1.0〜3.0mmである請求項1または2に記載の内装材用連結具。
- 基板長さ方向に平行に領域(a)と領域(b)が基板の表面に存在しており、基板の幅が10〜100mmであり、領域(a)と領域(b)を合わせた全体幅のうちの20〜80%が領域(a)の幅である請求項1〜3のいずれかに記載の内装材用連結具。
- 基板の厚さが、領域(a)および領域(b)ともに基板の幅方向の端部で薄くなっており、領域(b)の端部には、面ファスナーが存在していない領域(c)が存在している請求項1〜4のいずれかに記載の内装材用連結具。
- 基板の表面に段差が存在しており、段差により形成された上段の領域(a)の表面に内装材(A)が接着剤、粘着剤、融着、縫製のいずれかにより固定されており、さらに下段の領域(b)の表面に内装材(B)が面ファスナーにより着脱自在に取り付けられている内装材連結体。
- 領域(b)の表面に取り付けた面ファスナー(F−1)と内装材(B)の裏面に取り付けた係合相手の面ファスナー(F−2)が係合することにより領域(b)の表面に内装材(B)が取り付けられている請求項6に記載の内装材連結体において、(F−1)と(F−2)のいずれか一方が成形雄型面ファスナーであり、かつそれを形成する雄型係合素子の面ファスナー裏面から係合素子先端部までの高さが0.3〜1.5mm、係合素子の密度が80〜200個/cm2である内装材連結体。
- 成形雄型面ファスナーの係合相手が、トリコット編物を基布とするループ面ファスナーである請求項6または7に記載の内装材連結体。
- 内装材が、カーペット、床材、壁材、天井材のいずれかである請求項6〜8のいずれかに記載の内装材連結体。
- 内装材(B)の裏面の少なくとも一辺に沿って面ファスナー(F−2)が一体化されており、該面ファスナー(F−2)が、領域(b)の表面に取り付けた面ファスナー(F−1)と係合しており、そして内装材(B)からはみ出した領域(a)の表面に別の内装材(A)が接着剤、粘着剤、融着、縫製のいずれかにより固定されていることにより複数枚の内装材が連結具により連結されている請求項6〜9のいずれかに記載の内装材連結体。
- 内装材(A)裏面の連結具が固定されている部分が領域(a)の基板厚さ分、そして内装材(B)裏面の連結具が取り付けられている部分が領域(b)の基板厚さと面ファスナー(F−1とF−2)の厚さの合計厚さ分だけ他の部分よりも窪んでいる請求項6〜10のいずれかに記載の内装材連結体。
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