JP2799359B2 - タイルカーペットの敷設施工方法 - Google Patents

タイルカーペットの敷設施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はタイルカーペットの敷設施工方法に関するも
のであり、オフィスや一般家庭のフロアに接着剤を使用
することなくタイルカーペットを敷設する目的で使用さ
れる。
〔従来の技術〕
オフィスや一般家庭のフロアにタイルカーペットを敷
設する際、タイルカーペットの安定性と形態保持性を向
上させるため、タイルカーペットの裏面に接着剤を塗布
し、この接着剤塗布面をフロア上に位置決め固定するこ
とによってタイルカーペットを敷均らす方法が採用され
ていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来方法ではタイルカーペットの位置決め固着手
段として接着剤を使用しているため、部屋の模様替え等
の理由によってタイルカーペットの敷設条件を変更する
場合には、フロア上に接着されているタイルカーペット
を引剥がし、固化している接着剤を削り落とさなければ
ならない。この接着剤の削り落としには多大の労力を必
要とし、殆どの場合フロア面を敷設前の状態に戻すこと
は不可能となる。また、ナイフ等の削り落とし工具によ
りフロア面が損傷を受ける場合も少なくない。
更に、タイルカーペットの敷設作業には可成りの熟練
度が要求され、一般家庭でタイルカーペットの敷設工事
を行うことは実際問題として殆ど不可能であった。
本発明の主要な目的は、従来のタイルカーペットの施
工で問題となっていた、タイルカーペットの再使用の困
難性、接着剤の削り落としに起因するフロア面の破損、
施工作業の困難性を解消し得る、接着剤の不要なタイル
カーペット敷設施工手段を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的の達成手段として本発明は、不織布又はルー
プパイル織物を本体の裏張材と接合した正方形状のタイ
ルカーペットと、このタイルカーペットと略同一の平面
形状を有し、上面の中心部及び周縁部に布ファスナーを
固着し、下面に滑り止め膜を被着形成した施工シートと
を使用し、先ず、4枚の施工シートを田の字状に衝合わ
せ、その衝合わせ中心をフロアの中心に一致させて滑り
止め膜をもってフロアに非接着状態で敷設し、次に、上
記4枚の施行シートの上面中央に1枚のタイルカーペッ
トを位置決めして載置してその裏張材を施工シートの布
ファスナーに係合固定させ、以下、施工シートを前記4
枚の施工シートを基準としてフロアの縦横方向に順次延
長敷設し、その上にタイルカーペットを前記中央の1枚
のタイルカーペットを基準として縦横方向に順次延長載
置して各々裏張材を施工シートの布ファスナーに係合固
定させるようになしたものである。
〔作用〕
タイルカーペットは、その裏面に裏張材として接合さ
れた不織布又はループパイル織物のループを、タイルカ
ーペットの下側に敷設された施工シートの上面に固着さ
れた布ファスナのフックと係合されることによって、所
定の位置に位置決め状態で固着される。
また、タイルカーペット用施工シートは、その下面に
被着成形されている滑り止め膜をフロア面に密着させる
ことによって所望の位置に係止され、上層基材、保形
材、下層基材からなるこの積層構造体を、タイルカーペ
ットの形態安定性の向上部材として機能させることによ
って、タイルカーペットに均一な敷均らし条件を付与し
ている。
更に、正方形状のタイルカーペットを、縦横方向とも
その端縁が衝合わせ状態に敷均らされた4枚の施工シー
トの外端縁にに対して幅方向に略1/2だけずらせた状態
で位置決め固定するようにタイルカーペットと施工シー
トの位置決め敷設動作を縦横方向に沿って繰返すことに
よって、敷設位置の調節と変更の可能なタイルカーペッ
ト敷設施工条件が確保される。
〔実施例〕
第1図はタイルカーペットの一具体例を示す上面図、
第2図は第1図の線II−IIに沿う縦断面図、第3図は施
工シートの一具体例を示す上面図、第4図は第3図の線
IV−IVに沿う縦断面図である。
これらの図面に示すようにタイルカーペット(1)
は、正方形状をなす基布(2)の上面にパイル(3)を
所定の目付で植設すると共に、基布(2)の下面に裏張
材として不織布もしくはループパイル織物(4)を接合
固着することによって敷設の最小基本単位を構成してい
る。これらの不織布もしくはループパイル織物(4)
は、そのループ状パイルを後記施工シート(5)の上面
に固着された布ファスナ(9)のフックと係合させるこ
とによって、タイルカーペット(1)を施工シート
(5)上の所定の位置に位置決め状態で固着する。
一方、施工シート(5)は、前記タイルカーペット
(1)と同一寸法の正方形状シートの積層体から構成さ
れており、タイルカーペット(1)の敷設に先立って所
定の整列パターンに4枚一組で敷設の基本単位を構成し
ながらフロア上に敷均らされる。この施工シート(5)
は、パルプシート材からなる上層基材(6)、ガラス繊
維織物からなる保形材(7)、パルプシート材からなる
下層基材(8)を図示しない接着剤によって接合するこ
とによって敷設の最小単位を構成している。そして、上
層基材(6)上面には、その中心部と周縁部に無数のフ
ックを上向きに突設した布ファスナ(9a)(9b)…が縫
付けによって固着されており、フロア面と対向する下層
基材(8)の下面には、例えばラテックス塗膜からなる
滑り止め膜(10)が被着形成されている。施工シート
(5)は、第3図に示すようにタイルカーペット(1)
の一辺の長さに合わせて一辺の長さが50cmの正方形状に
成形されており、その上層基材(6)の中心部には、第
1の布ファスナ(9a)(9a)が2枚一組で所定の間隔を
置いた状態で、又はこの2枚を一体化した状態で接着固
定されており、また、上層基材(6)のそれぞれの周縁
部には、略中央に前記第1の布ファスナ(9a)よりも稍
小型の第2の布ファスナ(9b)が接着固定されている。
以下、第5図乃至第8図に基づいてタイルカーペット
の敷設施工方法を説明する。
(第5図) 一辺の長さが50cmの正方形状施工シート(5)の上面
に対向する周辺の二等分点同士を結ぶタイルカーペット
(1)の接合基準線(11)を引く。
(第6図) タイルカーペット敷設フロア(12)の中心(C)に衝
合わせ中心を一致させた状態で4枚の施工シート(5a)
(5b)(5c)(5d)を周縁同士を密着させてフロア(1
2)上に敷設し、衝合わせされた施工シートの周縁同士
を接着テープ(13)(13)…で点状に接続し、かつ、滑
り止め膜(10)をフロア(12)に密着させることによっ
てタイルカーペット(1)の敷設基礎の最小単位を構成
する。
(第7図) 一辺の長さが50cmの正方形状タイルカーペット(1a)
の周縁を、前記接合基準線(11)(11)…に合わせた状
態で施工シート接合体(5a)(5b)(5c)(5d)上に載
置し、タイルカーペット(1a)の裏面に裏張材として固
着されている不織布又はループパイル織物(4)と、施
工シート(5a)(5b)(5c)(5d)の上面に固着された
布ファスナ(9a)(9b)のフックとの係合を介して第1
のタイルカーペット(1a)を施工シート(5a)(5b)
(5c)(5d)上に位置決め固定する。この結果、第1の
タイルカーペット(1a)は、その中心(C1)をフロア
(12)のタイルカーペット施工スペースの中心ならびに
施工シート(5a)(5b)(5c)(5d)の衝合わせ中心
(C)と一致させ、かつ、縦横方向ともその端縁(14
a)(14b)を前記施工シートの外端縁(15a)(15b)に
対して略1/2の幅寸法だけ内側に位置させた状態で施工
シート(5a)(5b)(5c)(5d)上に位置決め固定され
る。
(第8図) 施工シート(5c)(5d)の端縁(15a)と衝合わせ状
にして第5の施工シート(5e)及び第6の施工シート
(5f)をフロア(12)上に敷設し、前記同様の接着テー
プ(13)(13)…を利用して施工シート(5e)(5f)を
位置決め固定した後、前記第1のタイルカーペット(1
a)の端縁(14a)とその端縁(16a)を衝合わせ状にし
て第2のタイルカーペット(1b)を施工シート(5c)
(5d)(5e)(5f)上に位置決めし固定する。この結
果、第2のタイルカーペット(1b)は、その端縁を新た
に敷設された施工シート(5e)(5f)の外端縁から略1/
2の幅寸法だけ内側に位置させた状態で施工シート上に
位置決め固定される。
以後、上記要領に従って施工シートの外周縁がフロア
(12)上の予定の位置に到達する迄、敷設基礎の最小単
位(5a)(5b)(5c)(5d)から外側へ向かって施工シ
ート(5)(5)…の追加接続とその上面へのタイルカ
ーペット (1)(1)…の敷詰め動作を繰返す。施工シート
(5)(5)…およびタイルカーペット(1)(1)…
の外周縁が予め設定されたタイルカーペット敷設域の限
界(17)に到達した時点でタイルカーペット(1)
(1)…の敷設作業は完了するが、このとき、最外側に
位置する施工シート(5)(5)…及びタイルカーペッ
ト(1)(1)…の外周縁と前記タイルカーペット敷設
域の限界(17)との間に隙間が残っている場合には、こ
の隙間寸法に合せて最外側に位置する施工タイル(5)
(5)…を裁断し、タイルカーペット(1)(1)…は
施工シートのサイズに合わせて裁断してタイルカーペッ
ト(1)(1)…の外周縁と施工シート(5)(5)…
の外周縁を敷設域の限界線(17)と一致させる。このよ
うにして施工スペースの全域に亘ってタイルカーペット
が敷設される。
〔発明の効果〕
本発明によれば、部分敷きたると全面敷きたるとを問
わずタイルカーペットの敷設に際し接着剤を使用する必
要がないため、タイルカーペットの張替えと再使用が容
易になる。また、滑り止め膜と布ファスナを併用してタ
イルカーペットを施工シート上に位置決め固定している
ので、固化した接着剤の削り落としによるフロア面の破
損や、無理な引剥がしによるタイルカーペットの破断等
も回避することができる。更に、タイルカーペットの敷
設位置を自由に変更することができるため、熟練した施
工業者でなくてもタイルカーペットの敷設が可能にな
る。本発明に係るタイルカーペット及び施工シートは一
枚当たりの寸法が小さいため、取外した場合の収納スペ
ースが狭く、また、必要に応じて色調やテクスチャーの
異なる二種類以上のタイルカーペットを混用することも
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はタイルカーペットの一具体例を示す上面図、第
2図は第1図の線II−IIに沿う縦断面図、第3図は施工
シートの一具体例を示す上面図、第4図は第3図の線IV
−IVに沿う縦断面図である。第5図乃至第8図は、タイ
ルカーペット及び施工シートの敷設順序の説明図であ
る。 (1)……タイルカーペット、(4)……裏張材、 (5)……施工シート、(6)……上層基材、 (7)……保形材、(8)……下層基材、 (9)……布ファスナ、(10)……滑り止め膜。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不織布又はループパイル織物を本体の裏張
    材として接合した正方形状のタイルカーペットと、この
    タイルカーペットと略同一の平面形状を有し、上面の中
    心部及び周縁部に布ファスナーを固着し、下面に滑り止
    め膜を被着形成した施工シートとを使用し、 先ず、4枚の施工シートを田の字状に衝合わせ、その衝
    合わせ中心をフロアの中心に一致させて滑り止め膜をも
    ってフロアに非接着状態で敷設し、 次に、上記4枚の施工シートの上面中央に1枚のタイル
    カーペットを位置決め載置してその裏張材を施工シート
    の布ファスナーに係合固定させ、 以下、施工シートを前記4枚の施工シートを基準として
    フロアの縦横方向に順次延長敷設し、その上にタイルカ
    ーペットを前記中央の1枚のタイルカーペットを基準と
    して縦横方向に順次延長載置して各々裏張材を施工シー
    トの布ファスナーに係合固定させるようになしたことを
    特徴とするタイルカーペットの敷設施工方法。
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