JP2017106196A - 壁紙施工法及び該施工法で用いる両面テープ材 - Google Patents

壁紙施工法及び該施工法で用いる両面テープ材 Download PDF

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Makoto Futakuchi
真 二口
関根 啓次
Keiji Sekine
啓次 関根
重則 野村
Shigenori Nomura
重則 野村
真彦 藤田
Masahiko Fujita
真彦 藤田
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Abstract

【課題】 澱粉糊等の接着剤を使用しないで壁紙の内装壁面への貼り直しが可能で、位置決めした後には簡単な施工で強い粘着力を得ることが可能な壁紙施工法を得る。【解決手段】 壁紙に貼着される強粘着面と内装壁面に貼着される易剥離粘着面とを備えた両面テープ材にて壁紙を内装壁面に貼着する内装施工法であって、内装壁面の壁紙の仮貼着領域の内側周囲に両面テープ材を易剥離粘着面で貼着する工程と、貼着領域の内側周囲に貼着された両面テープ材の強粘着面に壁紙を貼着する工程と、壁紙を両面テープ材と共に仮貼着領域から剥がして目的の貼着領域に貼り直して位置合わせする工程と、位置合わせした壁紙の両面テープ材を壁紙側から強く圧着する工程とを備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、澱粉糊等の接着剤を使用しないで壁紙を内装壁面に貼着する壁紙施工法に関し、更に、この壁紙施工法で用いる両面テープ材に関するものである。
熟練を有する内装業者が壁紙施工する場合には、壁紙糊付機を用いて澱粉糊等のペースト状糊を壁紙裏面に均一に塗布して、壁紙を内装壁面に貼付し、重ね合わせ部分を取り除いて付き合わせ状態にする等の方法で施工する。
一方、一般人がDIYや日曜大工で壁紙施工する場合には、多くは壁紙糊付機を持たないために、澱粉糊等のペースト糊を刷毛等で壁紙裏面に塗布して用いる。このような場合、第1に糊桶・刷毛・ローラー等専用工具を準備する必要がある問題があった。また、一般住宅においては、壁紙裏面に糊付するスペースの確保が難しい問題があった。
加えて、刷毛・ローラー等の不慣れな道具を用いて、壁紙の裏面か壁表面に直接塗布しなければならず、適切な塗布量を均一に塗布し、壁紙施工することが困難である問題があった。また、塗布される糊の種類によっては臭気の問題もあった。
更に、ペースト糊が多すぎると、糊が壁紙の外方にハミ出したり、糊溜まり跡の発生や、フクレ等の原因となる。逆に、ペースト糊が少ないと、少しの時間を放置しただけで、壁紙の糊を付けた裏紙同士が付着して剥がれなくなる所謂「アイハギ」現象が発生したり、施工後の剥がれに繋がる。
以上の問題点を解決するため、糊が予め壁紙裏面に塗布された生糊付壁紙や粘着剤付壁紙等がDIY用として既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。この提案された壁装シートは、「表面の全面を粘着剤によって処理された壁装材の裏面と、表面の全面を表面処理剤によって処理された台紙の表面とが剥離強度が0.02〜2kg/3cmの範囲にあるように見掛け上の接着をなしており、更に台紙の裏面が公知の接着剤によって壁表面に接着できる構成の脱着可能な壁装材と台紙とよりなる」ものである。
これにより、壁装材が壁表面から剥がれ落ちることが無く、尚且つ、壁装材を新しいものに貼り替える時には、容易に台紙から壁装材を剥ぎ取ることで下地の壁表面が不均一に露出する等の影響がなく、壁の平滑性が損なわれることがない利点を奏する。
実公昭49−30993号公報
しかしながら、このような壁装シートは、壁紙の種類や意匠が限定され、顧客が自由に壁紙を選ぶことができなかった。また、提案された台紙のみを購入し、自身で選択した壁紙を台紙に貼って壁装シートを得た上で、内装施工するには、大きな手間がかかり、台紙上に壁紙を均一に貼着すること自体に熟練を要することとなる。
一方、最近のネット環境及び流通環境の充実より、外国から種々の壁紙がDIYや日曜大工を行う一般人の手元に容易に届くようになった。そこで、より簡便にしかも失敗無く壁紙を壁表面に貼着することができる壁紙施工法を検討し、その施工法で用いる粘着材を検討した。
本発明は、澱粉糊等の接着剤を使用しないで壁紙の内装壁面への貼り直しが可能で、目的とする内装壁面の領域に位置決めした後には簡単な施工で強い粘着力を得ることが可能な壁紙施工法を得ることを目的とする。また、この壁紙施工法で用いる両面テープ材を得ることを別の目的とする。
請求項1に記載された発明に係る壁紙施工法は、壁紙に貼着される強粘着面と、内装壁面に貼着される易剥離粘着面とを備えた両面テープ材にて壁紙を内装壁面に貼着する内装施工法であって、
前記内装壁面の壁紙の仮貼着領域の内側周囲に前記両面テープ材を易剥離粘着面で貼着する工程と、
前記貼着領域の内側周囲に貼着された両面テープ材の強粘着面に壁紙を貼着する工程と、
前記壁紙を両面テープ材と共に仮貼着領域から剥がして目的の貼着領域に貼り直して位置合わせする工程と、
位置合わせした壁紙の両面テープ材を壁紙側から強く圧着する工程とを備えたことを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明に係る壁紙施工法は、壁紙に貼着される強粘着面と、内装壁面に貼着される易剥離粘着面とを備えた両面テープ材にて壁紙を内装壁面に貼着する内装施工法であって、
前記壁紙の裏面に前記両面テープ材を強粘着面で貼着する工程と、
前記壁紙の裏面に表出した前記両面テープ材の易剥離粘着面で目的の貼着領域に貼り直ししつつ位置合わせする工程と、
位置合わせした壁紙の両面テープ材を壁紙側から強く圧着する工程とを備えたことを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明に係る壁紙施工法は、壁紙に貼着される強粘着面と、内装壁面に貼着される易剥離粘着面とを備えた両面テープ材にて壁紙を内装壁面に貼着する内装施工法であって、
前記内装壁面の壁紙の仮貼着領域の内側周囲に前記両面テープ材を強粘着面で貼着する工程と、
前記貼着領域の内側周囲に貼着された両面テープ材の易剥離粘着面に壁紙を貼着する工程と、
前記壁紙を両面テープ材の易剥離粘着面から剥がして目的の貼着領域に貼り直して位置合わせする工程と、
位置合わせした壁紙の両面テープ材を壁紙側から強く圧着する工程とを備えたことを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明に係る壁紙施工法は、壁紙に貼着される強粘着面と、内装壁面に貼着される易剥離粘着面とを備えた両面テープ材にて壁紙を内装壁面に貼着する内装施工法であって、
前記壁紙の裏面に前記両面テープ材を易剥離粘着面で貼着する工程と、
前記壁紙の裏面に表出した前記両面テープ材の強粘着面で目的の貼着領域に位置合わせする工程と、
位置合わせした壁紙の両面テープ材を壁紙側から強く圧着する工程とを備えたことを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明に係る壁紙施工法は、請求項1〜4の何れか1項に記載の両面テープ材として、両面テープ材を壁紙側から強く圧着した際に、易剥離粘着面が強い粘着面に変化するものを用いることを特徴とするものである。
請求項6に記載された発明に係る壁紙施工法で用いる両面テープ材は、請求項1〜5の何れか1項に記載の壁紙施工法に用いる両面テープ材であって、
前記両面テープ材が、両面テープ材を壁紙側から強く圧着した際に、易剥離粘着面が強い粘着面に変化することを特徴とするものである。
請求項7に記載された発明に係る壁紙施工法で用いる両面テープ材は、請求項6に記載の内装壁面と貼着する易剥離粘着面の表面に多数の粘着層内に埋設可能な粒子が表出しており、前記両面テープ材を壁紙側から強く圧着した際に粒子が粘着層内に埋設することにより、強い粘着面に変化することを特徴とするものである。
本発明は、澱粉糊等の接着剤を使用しないで壁紙の内装壁面への貼り直しが可能で、目的とする内装壁面の領域に位置決めした後には簡単な施工で強い粘着力を得ることが可能な壁紙施工法を得ることができる。また、この壁紙施工法で用いる両面テープ材を得ることができるという効果がある。
本発明の壁紙施工法に用いる両面テープ材の一実施例の外観を示す説明図である。 図1に示す両面テープ材を用いる壁紙施工法の初期工程を示す説明図である。 図1に示す両面テープ材の壁紙施工法の各工程における断面図である。 図2に続く工程を示す説明図である。 最終圧着状態手前の両面テープ材の拡大断面を含む断面図である。
本発明においては、壁紙に貼着される強粘着面と、内装壁面に貼着される易剥離粘着面とを備えた両面テープ材にて壁紙を内装壁面に貼着する内装施工法であって、内装壁面の壁紙の仮粘着領域の内側周囲に前記両面テープ材を易剥離粘着面で貼着する工程と、貼着領域の内側周囲に貼着された両面テープ材の強粘着面に壁紙を貼着する工程と、壁紙を両面テープ材と共に仮貼着領域から剥がして目的の貼着領域に貼り直して位置合わせする工程と、壁紙を両面テープ材と共に仮貼着領域から剥がして目的の貼着領域に位置合わせする工程と、位置合わせした壁紙の両面テープ材を壁紙側から強く圧着する工程とを備えることにより、澱粉糊等の接着剤を使用しないで壁紙の内装壁面への貼り直しが可能で、目的とする内装壁面の領域に位置決めした後には簡単な施工で強い粘着力を得ることが可能となる。
即ち、本発明の壁紙施工法では、ロール状に捲回された内巻き側を易剥離粘着面と、外巻き側を剥離紙で覆われた強粘着面とを備えた両面テープ材を用いる。この壁紙施工法では、壁紙に貼着される強粘着面と、内装壁面に貼着される易剥離粘着面とを備えた両面テープ材で壁紙を内装壁面に貼着するものである。強粘着面と易剥離粘着面とを備えた両面テープ材を用いるため、ロール状の捲回を解きながら適当な長さに切断した両面テープ材の易剥離粘着面を内装壁面に仮貼着する。仮貼着される領域は、貼着される壁紙の領域であるため、壁紙の領域の内側周囲に沿って両面テープを仮貼着して強粘着面に貼着された剥離紙を剥離して強粘着面を表出させておく。
次に表出された両面テープ材の強粘着面に壁紙を貼着する。両面テープ材の強粘着面の粘着力が易剥離粘着面よりも強いため、貼着された壁紙自体を持ち上げようとすると、両面テープ材の易剥離粘着面が内装壁面から離れることになる。そこで、目的の貼着領域に貼り直して位置合わせすることが容易に行える。目的の貼着領域への位置合わせを終えると、位置合わせした壁紙の両面テープ材を壁紙側から強く圧着してしっかりと易剥離粘着面と内装壁面とを接着させる。
同じロール状に捲回された内巻き側を易剥離粘着面と、外巻き側を剥離紙で覆われた強粘着面とを備えた両面テープ材を用いた別の施工法では、両面テープ材を先に壁紙に貼着させてもよい。即ち、壁紙の裏面に両面テープ材を易剥離粘着面で貼着する工程と、壁紙の裏面に表出した両面テープ材の強粘着面で目的の貼着領域に位置合わせする工程と、位置合わせした壁紙の両面テープ材を壁紙側から強く圧着する工程とを備える。これにより、貼り直しには少々手間取るが、貼着し難い下地(表面強化壁紙や汚れ防止壁紙の上)へも貼着させることが可能となる。この場合の貼り直しとしては、壁紙を少しめくって両面テープ材が下地側に貼着していること確認してゆっくりと剥がして貼り直すことが可能となる。
また、別の本発明の壁紙施工法では、ロール状に捲回された内巻き側を強粘着面と、外巻き側を剥離紙で覆われた易剥離粘着面とを備えた両面テープ材を用いる。この壁紙施工法では、壁紙に貼着される強粘着面と、内装壁面に貼着される易剥離粘着面とを備えた両面テープ材にて壁紙を内装壁面に貼着するものである。ロール状の捲回を解きながら適当な長さに切断した両面テープ材の強粘着面を内装壁面の壁紙の仮貼着領域の内側周囲に貼着する。貼着される領域は、貼着される壁紙の領域であるため、壁紙の領域の内側周囲に沿って両面テープを貼着して易剥離粘着面に貼着された剥離紙を剥離して易剥離粘着面を表出させておく。
次に表出された両面テープ材の易剥離粘着面に壁紙を貼着する。両面テープ材の強粘着面の粘着力が易剥離粘着面よりも強いため、貼着された壁紙自体を持ち上げようとすると、両面テープ材の易剥離粘着面が壁紙から離れることになる。そこで、壁紙を貼り直して位置合わせすることが容易に行える。壁紙を目的の位置に合わせを終えると、壁紙の両面テープ材を壁紙側から強く圧着してしっかりと易剥離粘着面と壁紙とを強く接着させる。
また、同じロール状に捲回された内巻き側を易剥離粘着面と、外巻き側を剥離紙で覆われた強粘着面とを備えた両面テープ材を用いた別の施工法では、両面テープ材を先に壁紙に貼着させてもよい。即ち、壁紙の裏面に両面テープ材を強粘着面で貼着する工程と、壁紙の裏面に表出した両面テープ材の易剥離粘着面で目的の貼着領域に貼り直ししつつ位置合わせする工程と、位置合わせした壁紙の両面テープ材を壁紙側から強く圧着する工程とを備える。これにより、両面テープ材の易剥離粘着面を内装壁面に仮貼着することができ、目的の貼着領域に貼り直して位置合わせすることが容易に行える。目的の貼着領域への位置合わせを終えると、位置合わせした壁紙の両面テープ材を壁紙側から強く圧着してしっかりと易剥離粘着面と内装壁面とを接着させればよい。
本発明の壁紙施工法に用いる両面テープ材としては、壁紙に貼着される強粘着面と、内装壁面に貼着される易剥離粘着面とを備えるものであればよく、好ましくは、両面テープ材が、両面テープ材を壁紙側から強く圧着した際に、易剥離粘着面が強い粘着面に変化するものを用いることにより、位置合わせした壁紙の両面テープ材を壁紙側から強く圧着することにより、しっかりと接着することができる。
壁紙側から強く圧着した際に、易剥離粘着面が強い粘着面に変化する両面テープ材としては、マイクロカプセルで粘着成分の強さを強化するものや、弱粘着性の粘着層が強粘着性の粘着層の粘着面よりも突設させて、強く圧着した際に強粘着面が内装壁面に接着するもの等が挙げられる。
好ましい態様としては、両面テープ材が内装壁面と貼着する易剥離粘着面の表面に多数の粘着層内に埋設可能な粒子が表出しており、両面テープ材を壁紙側から強く圧着した際に粒子が粘着層内に埋設することにより、強い粘着面に変化するものが挙げられる。これにより、澱粉糊等の接着剤を使用しないで壁紙の内装壁面への貼り直しが可能で、目的とする内装壁面の領域に位置決めした後には簡単な施工で強い粘着力を得ることができる。
図1は本発明の壁紙施工法に用いる両面テープ材の一実施例の外観を示す説明図である。図2は図1に示す両面テープ材を用いる壁紙施工法の初期工程を示す説明図である。図3は図1に示す両面テープ材の壁紙施工法の各工程における断面図である。図4は図2に続く工程を示す説明図である。図5は最終圧着状態手前の両面テープ材の拡大断面を含む断面図である。
図1に示す通り、本発明の壁紙施工法に用いる両面テープ材11は、円柱状の芯材12を中心にロール状に捲回されている。詳しくは、この両面テープ材11は、図3のa図に示す通り、上面から順に剥離紙13と、強粘着層14と、テープ基材15と、易剥離粘着層16とからなり、易剥離粘着層16の易剥離粘着面が剥離紙13の上面に被着して芯材12を中心にロール状に捲回されている。
この両面テープ材11は、図2に示す通り、50cm程度の長さに切断されて、内装壁面20の壁紙の仮貼着領域21の内側周囲に易剥離粘着層16の粘着面で貼着される。この時の両面テープ材11は、図3のb図に示す通りであり、易剥離粘着層16は軽く内装壁面20に貼着される。図3のc図に示す通り、剥離紙13を剥離して、強粘着層14の粘着面を表出させる。
図3のd図及びe図に示す通り、強粘着層14の粘着面に壁紙30を貼着する。内装壁面20と易剥離粘着層16の粘着面との接着強度に比べて、壁紙30と強粘着層14の粘着面との接着強度の方がより大きいため、壁紙30を持ち上げると、図3のf図に示す通り、内装壁面20から易剥離粘着層16の粘着面が剥離する。
図3のg図に示す通り、両面テープ材11の強粘着層14と、テープ基材15と、易剥離粘着層16とは壁紙30に貼着した状態となっており、内装壁面20には易剥離粘着層16の粘着面が表出されているため、貼り直しが可能となっている。これにより、目的とする位置となるように壁紙30を何回も貼り直しが可能となる。
目的とする位置に壁紙30を貼った後に、図4に示す通り、ヘラ等で壁紙30の両面テープ材11の強粘着層14と、テープ基材15と、易剥離粘着層16とを壁紙30側から強く圧着することにより、易剥離粘着面が強い粘着面に変化することにより、壁紙30が落下することなく内装壁面20に貼着されることになる。
本実施例の両面テープ材11の易剥離粘着層16は、図5に示す通り、易剥離粘着層16の粘着面に多数の粘着層内に埋設可能な粒子40が表出しており、両面テープ材11を壁紙30側から強く圧着した際に粒子40が粘着層16内に埋設することにより、粘着面が大きくなるため、強い粘着面に変化することが可能である。
本実施例の両面テープ材11を用いた壁紙施工法は次の通りである。本壁紙施工法では、薄く、巻きジワ、伸縮の少ない壁紙30を貼ることに適している。壁紙30が貼付される内装壁面20の汚れ等は予め除去する。また、特に冬場等は内装壁面20の部屋自体を暖かくしてから施工すると失敗が少ない。また、施工前チェックとしては、貼りつける壁紙を小さく切ったものを用意し、両面テープ材11を使用して目立たない部分に貼り、へらで圧着させる。1日以上経過後に問題なく接着しているか、あるいは下地表面を傷めないかチェックする。
本実施例の両面テープ材11を用いた壁紙施工法は、将来的に現状復帰することを予定し、比較的貼着しやすい内装壁面に貼る場合に好適であり、ビニル壁紙やフリース壁紙などに好適である。
(1) 壁紙の採寸・裁断
床から天井までの高さを測る。壁紙を床から天井+約10cm長めに切る。模様の繰り返しがある場合さらに繰り返し分長く切っておく、裁断したら壁紙の天地に気を付けて、巻き取って準備をする。
(2) 下地の採寸
貼りはじめ位置に壁紙を当て、壁紙の幅(施工に好適な巾として40〜60cm程度)間隔で目印をつける。尚、紙にはその他に幅90〜100cm程度のものもあるが、その場合は、壁紙の巾の半分の位置にも両面テープを貼ると良い。
(3) 両面テープ材の貼り付け
図2のように壁紙の仮貼着領域の両幅に沿って両面テープ材11を仮貼りして、剥離紙を剥離して強粘着面を表出させておく。尚、目印から1〜2mmほど内側に貼ると仕上がりがきれいとなる。
(4) 壁紙の貼着
両面テープ材11の上部の間隙にはくっつき難い下地の場合には、水平に両面テープ材を張って縦方向に貼着した両面テープ材11と共に貼着させてもよいが、天井面及び床面との間を約5cm開けておき、貼着する壁紙30の上端部に水平に両面テープ材11を張ることにより、取付けが容易となる。
即ち、作業者が取り回しし易い高さ位置の内装壁面に水平に両面テープ材11aを仮貼りして、剥離紙を剥離して強粘着面を表出させておき、貼着する壁紙30の上端部の5cm内側に壁紙30を接着させる。この状態で両面テープ材11aと共に内装壁面から剥がして、壁紙30の両面テープ材11aを天井面との間に貼着するように垂らしながら、両幅に沿って仮貼りした両面テープ材11と壁紙30とを貼り合わせる。
貼りつけた壁紙30が垂直になっていることを確認しながら目的とする位置となるように貼付作業・剥離作業を行う。尚、天井側に余らせた壁紙30を切断すると以降の位置調整ができなくなるため、余らせた部分の切断は壁紙30が目的とする位置に貼着され、しっかりと圧着した後に行う。
壁紙30が目的とする位置に貼着されたことを確認した後に、床面側の空き領域に水平に両面テープ材11bを貼着して壁紙30と接着させておく。その後、図4に示すように、専用ヘラで矢印方向に沿ってしっかりと圧着する。先ず、幅の一方端を両面テープ材11を壁紙30の表面から内装壁面へ強く圧着させる。この時、片手で壁紙30を下方向に引張りながら上部から下部方向にヘラで圧着させることにより、シワや弛みの発生が阻止される。
次に幅の他端部を圧着させる。この時、片手で壁紙30を斜め下方の外方向に引張りながら、ヘラも同じように斜め下方の外方向に圧着させることにより、シワや弛みの発生が阻止される。幅の他端部を圧着させた後に、上部の水平に貼着された両面テープ材11aと下部の水平に貼着された両面テープ材11bをヘラで圧着させる。
尚、同じロール状に捲回された内巻き側を易剥離粘着面と、外巻き側を剥離紙で覆われた強粘着面とを備えた両面テープ材11を用いた別の施工法では、両面テープ材11を内装壁面ではなく、壁紙に先に貼着させてもよい。既存壁紙の上から新たな壁紙を貼着する場合に、特に下地となる既存壁紙が表面強化壁紙や汚れ防止壁紙等の接着性が悪い場合に、下地側に強粘着面、壁紙側に弱粘着面を貼着するようにしてもよい。この場合の貼り直しとしては、壁紙を少しめくって両面テープ材の強粘着面が下地側に貼着していること確認してゆっくりと剥がして易剥離粘着面に貼り直すことが可能となる。
また、別の両面テープ材として、図1に示した両面テープ材を捲回した際の積層の順番を剥離紙13から易剥離粘着層16、テープ基材15、強粘着層14として、ロール状に捲回された内巻き側を強粘着層14の粘着面と、外巻き側を剥離紙で覆われた易剥離粘着層16の粘着面とを備えた別の両面テープ材を用いてもよい。この別の両面テープ材を用いた場合の施工法としては、壁紙に貼着される強粘着層の粘着面と、内装壁面に貼着される易剥離粘着層の粘着面とを備えた両面テープ材にて壁紙を内装壁面に貼着するものである。ロール状の捲回を解きながら適当な長さに切断した両面テープ材の強粘着層の粘着面を内装壁面の壁紙の貼着領域の内側周囲に貼着する。
貼着される領域は、貼着される壁紙の領域であるため、壁紙の領域の内側周囲に沿って両面テープ材を貼着して易剥離粘着層の粘着面に貼着された剥離紙を剥離して易剥離粘着層の粘着面を表出させておく。次に表出された両面テープ材の易剥離粘着層の粘着面に壁紙を貼着する。両面テープ材の強粘着層の粘着面の粘着力が易剥離粘着層の粘着面よりも強いため、貼着された壁紙自体を持ち上げようとすると、両面テープ材の易剥離粘着層の粘着面が壁紙から離れることになる。そこで、壁紙を貼り直して位置合わせすることが容易に行える。壁紙を目的の位置に合わせを終えると、壁紙の両面テープ材を壁紙側から強く圧着してしっかりと易剥離粘着層の粘着面と壁紙とを強く接着させる。
尚、別の両面テープ材を内装壁面ではなく、壁紙に先に貼着させてもよい。両面テープ材の捲回を解きながら、適当な長さに切断し、露出された強粘着層の粘着面を壁紙の裏面の周囲に貼着し、剥離紙を剥がして、易剥離粘着層の粘着面を表出させて内装壁面に仮貼りさせつつ位置決めを行えばよい。目的の貼着領域への位置合わせを終えると、同様に、位置合わせした壁紙の両面テープ材を壁紙側から強く圧着してしっかりと易剥離粘着層の粘着面と内装壁面とを接着させればよい。
(5) 上部及び上部の裁断
壁紙上部の隅を専用ヘラの丸い部分でしっかりと押さえ、折り目を付ける。専用ヘラを隅へ押し付け、ガイドにしながらカッターで余分な部分を切り落とす。下部についても、同様に、折り目をつけて、ガイドにしながら切断する。
(6) 仕上げ圧着
裁断が終わった壁紙30について、両面テープ材11、11a、11bを再度壁紙30の表面から内装壁面へ再度強く圧着する。
本発明は、澱粉糊等の接着剤を使用しないで壁紙を内装壁面に貼着することができるため、市販の壁紙だけでなく、外国からの種々の壁紙の貼着に利用することが可能である。
11 …両面テープ材、
11a…両面テープ材、
11b…両面テープ材、
12 …芯材、
13 …剥離紙、
14 …強粘着層、
15 …テープ基材、
16 …易剥離粘着層、
20 …内装壁面、
21 …仮貼着領域、
30 …壁紙、
40 …埋設可能な粒子、

Claims (7)

  1. 壁紙に貼着される強粘着面と、内装壁面に貼着される易剥離粘着面とを備えた両面テープ材にて壁紙を内装壁面に貼着する内装施工法であって、
    前記内装壁面の壁紙の仮貼着領域の内側周囲に前記両面テープ材を易剥離粘着面で貼着する工程と、
    前記貼着領域の内側周囲に貼着された両面テープ材の強粘着面に壁紙を貼着する工程と、
    前記壁紙を両面テープ材と共に仮貼着領域から剥がして目的の貼着領域に貼り直して位置合わせする工程と、
    位置合わせした壁紙の両面テープ材を壁紙側から強く圧着する工程とを備えたことを特徴とする壁紙施工法。
  2. 壁紙に貼着される強粘着面と、内装壁面に貼着される易剥離粘着面とを備えた両面テープ材にて壁紙を内装壁面に貼着する内装施工法であって、
    前記壁紙の裏面に前記両面テープ材を強粘着面で貼着する工程と、
    前記壁紙の裏面に表出した前記両面テープ材の易剥離粘着面で目的の貼着領域に貼り直ししつつ位置合わせする工程と、
    位置合わせした壁紙の両面テープ材を壁紙側から強く圧着する工程とを備えたことを特徴とする壁紙施工法。
  3. 壁紙に貼着される強粘着面と、内装壁面に貼着される易剥離粘着面とを備えた両面テープ材にて壁紙を内装壁面に貼着する内装施工法であって、
    前記内装壁面の壁紙の仮貼着領域の内側周囲に前記両面テープ材を強粘着面で貼着する工程と、
    前記貼着領域の内側周囲に貼着された両面テープ材の易剥離粘着面に壁紙を貼着する工程と、
    前記壁紙を両面テープ材の易剥離粘着面から剥がして目的の貼着領域に貼り直して位置合わせする工程と、
    位置合わせした壁紙の両面テープ材を壁紙側から強く圧着する工程とを備えたことを特徴とする壁紙施工法。
  4. 壁紙に貼着される強粘着面と、内装壁面に貼着される易剥離粘着面とを備えた両面テープ材にて壁紙を内装壁面に貼着する内装施工法であって、
    前記壁紙の裏面に前記両面テープ材を易剥離粘着面で貼着する工程と、
    前記壁紙の裏面に表出した前記両面テープ材の強粘着面で目的の貼着領域に位置合わせする工程と、
    位置合わせした壁紙の両面テープ材を壁紙側から強く圧着する工程とを備えたことを特徴とする壁紙施工法。
  5. 前記両面テープ材として、両面テープ材を壁紙側から強く圧着した際に、易剥離粘着面が強い粘着面に変化するものを用いることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の壁紙施工法。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の壁紙施工法に用いる両面テープ材であって、
    前記両面テープ材が、両面テープ材を壁紙側から強く圧着した際に、易剥離粘着面が強い粘着面に変化することを特徴とする壁紙施工法で用いる両面テープ材。
  7. 前記内装壁面と貼着する易剥離粘着面の表面に多数の粘着層内に埋設可能な粒子が表出していることを特徴とする請求項6に記載の壁紙施工法で用いる両面テープ材。
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