JP2017106005A - 可逆熱変色性マイクロカプセル顔料 - Google Patents
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Description
この可逆熱変色性組成物は、加熱により発色し、冷却により消色するものであった。
(イ)電子供与性呈色性有機化合物と、
(ロ)電子受容性化合物として下記一般式(B):
で示される化合物と、
(ハ)前記(イ)成分および(ロ)成分による電子授受反応を可逆的に生起させる反応媒体として、炭素数が17以上の脂肪族炭化水素と、
を含んでなる可逆熱変色性組成物が内包されたマイクロカプセルを含んでなることを特徴とするものである。
本発明による偽造防止媒体は、前記顔料を含んでなる可逆熱変色層を備えてなることを特徴とする。
本発明に用いられる可逆熱変色性組成物(以下、場合により、単に組成物という。)は、(イ)〜(ハ)の成分を含んでなるものである。
本発明の(イ)成分、即ち電子供与性呈色性有機化合物は、色を決める成分であって、顕色剤である(ロ)成分に電子を供与し、発色する化合物である。
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、
3−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、
3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、
3,3−ビス(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−4−アザフタリド、
3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、
3−(2−ヘキシルオキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、
3−〔2−エトキシ−4−(N−エチルアニリノ)フェニル〕−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、
3−(2−アセトアミド−4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−プロピルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、
3,6−ビス(ジフェニルアミノ)フルオラン、
3,6−ジメトキシフルオラン、
3,6−ジ−n−ブトキシフルオラン、
2−メチル−6−(N−エチル−N−p−トリルアミノ)フルオラン、
3−クロロ−6−シクロヘキシルアミノフルオラン、
2−メチル−6−シクロヘキシルアミノフルオラン、
2−(2−クロロアミノ)−6−ジブチルアミノフルオラン、
2−(2−クロロアニリノ)−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、
2−(3−トリフルオロメチルアニリノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、
2−(3−トリフルオロメチルアニリノ)−6−ジペンチルアミノフルオラン、
2−(ジベンジルアミノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、
2−(N−メチルアニリノ)−6−(N−エチル−N−p−トリルアミノ)フルオラン、
1,3−ジメチル−6−ジエチルアミノフルオラン、
2−クロロ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、
2−アニリノ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、
2−アニリノ−3−メトキシ−6−ジエチルアミノフルオラン、
2−アニリノ−3−メチル−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、
2−アニリノ−3−メトキシ−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、
2−キシリジノ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、
2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−N−p−トリルアミノ)フルオラン、
1,2−ベンツ−6−ジエチルアミノフルオラン、
1,2−ベンツ−6−(N−エチル−N−イソブチルアミノ)フルオラン、
1,2−ベンツ−6−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)フルオラン、
2−(3−メトキシ−4−ドデコキシスチリル)キノリン、
スピロ〔5H−(1)ベンゾピラノ(2,3−d)ピリミジン−5,1′(3′H)イソベンゾフラン〕−3′−オン、
2−(ジエチルアミノ)−8−(ジエチルアミノ)−4−メチル−スピロ〔5H−(1)ベンゾピラノ(2,3−d)ピリミジン−5,1′(3′H)イソベンゾフラン〕−3′−オン、
2−(ジ−n−ブチルアミノ)−8−(ジ−n−ブチルアミノ)−4−メチル−スピロ〔5H−(1)ベンゾピラノ(2,3−d)ピリミジン−5,1′(3′H)イソベンゾフラン〕−3′−オン、
2−(ジ−n−ブチルアミノ)−8−(ジエチルアミノ)−4−メチル−スピロ〔5H−(1)ベンゾピラノ(2,3−d)ピリミジン−5,1′(3′H)イソベンゾフラン〕−3′−オン、
2−(ジ−n−ブチルアミノ)−8−(N−エチル−N−i−アミルアミノ)−4−メチル−スピロ〔5H−(1)ベンゾピラノ(2,3−d)ピリミジン−5,1′(3′H)イソベンゾフラン〕−3′−オン、
2−(ジブチルアミノ)−8−(ジペンチルアミノ)−4−メチル−4,5,6,7−テトラクロロ−3−〔4−(ジメチルアミノ)−2−メトキシフェニル〕−3−(1−ブチル−2−メチル−1H−インドール−3−イル)−1(3H)−イソベンゾフラノン、
4,5,6,7−テトラクロロ−3−〔4−(ジエチルアミノ)−2−エトキシフェニル〕−3−(1−エチル−2−メチル−1H−インドール−3−イル)−1(3H)−イソベンゾフラノン、
4,5,6,7−テトラクロロ−3−〔4−(ジエチルアミノ)−2−エトキシフェニル〕−3−(1−ペンチル−2−メチル−1H−インドール−3−イル)−1(3H)−イソベンゾフラノン、
4,5,6,7−テトラクロロ−3−〔4−(ジエチルアミノ)−2−メチルフェニル〕−3−(1−エチル−2−メチル−1H−インドール−3−イル)−1(3H)−イソベンゾフラノン、
3′,6′−ビス〔フェニル(2−メチルフェニル)アミノ〕−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),9′−〔9H〕キサンテン]−3−オン、
3′,6′−ビス〔フェニル(3−メチルフェニル)アミノ〕−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),9′−〔9H〕キサンテン]−3−オン、
3′,6′−ビス〔フェニル(3−エチルフェニル)アミノ〕−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),9′−〔9H〕キサンテン]−3−オン、
2,6−ビス(2′−エチルオキシフェニル)−4−(4′−ジメチルアミノフェニル)ピリジン、
2,6−ビス(2′,4′−ジエチルオキシフェニル)−4−(4′−ジメチルアミノフェニル)ピリジン、
2−(4′−ジメチルアミノフェニル)−4−メトキシ−キナゾリン、
4,4′−(エチレンジオキシ)−ビス〔2−(4−ジエチルアミノフェニル)キナゾリン〕
などを挙げることができる。
本発明において用いられる、(ロ)即ち電子受容性化合物は、(イ)成分から電子を受け取り、(イ)成分の顕色剤として機能する化合物である。この(ロ)成分として用いられる化合物は、一般式(B)で示される化合物である。本発明による組成物は、この(ロ)成分を2種以上含むものであってもよい。
組成物が上記(ロ)成分を含んでなることによって、比較的低温の加熱により、消色状態から発色状態となり、その後の冷却によっても発色状態を維持することができ、加熱により消色状態を経て再び発色状態に復帰し得る変色挙動を示す可逆熱変色性組成物とすることができる。
また、炭素数が18未満のアルキル基を有する化合物は結晶性が低いため、冷却により発色状態を維持する熱変色性能が不十分となることがあり、炭素数が24を超えるアルキル基を有する化合物は発色濃度が低下する傾向にあり、実用性を十分満足できない場合がある。
変色特性、発色濃度、実用性能という観点から、RBは、炭素数18〜22の直鎖アルキル基であることが好ましい。また、炭素数23〜24の直鎖アルキル基であってもよい。
3−ヒドロキシ安息香酸オクタデシルエステル、3−ヒドロキシ安息香酸ノナデシルエステル、3−ヒドロキシ安息香酸エイコシルエステル、3−ヒドロキシ安息香酸ヘンエイコシルエステル、3−ヒドロキシ安息香酸ドコシルエステル、3−ヒドロキシ安息香酸トリコシルエステル、3−ヒドロキシ安息香酸テトラコシルエステル、4−ヒドロキシ安息香酸オクタデシルエステル、4−ヒドロキシ安息香酸ノナデシルエステル、4−ヒドロキシ安息香酸エイコシルエステル、4−ヒドロキシ安息香酸ヘンエイコシルエステル、4−ヒドロキシ安息香酸ドコシルエステル、4−ヒドロキシ安息香酸トリコシルエステル、4−ヒドロキシ安息香酸テトラコシルエステル、3,4−ジヒドロキシ安息香酸オクタデシルエステル、3,4−ジヒドロキシ安息香酸ノナデシルエステル、3,4−ジヒドロキシ安息香酸エイコシルエステル、3,4−ジヒドロキシ安息香酸ヘンエイコシルエステル、3,4−ジヒドロキシ安息香酸ドコシルエステル、3,4−ヒドロキシ安息香酸トリコシルエステル、3,4−ヒドロキシ安息香酸テトラコシルエステル、3,5−ジヒドロキシ安息香酸オクタデシルエステル、3,5−ジヒドロキシ安息香酸ノナデシルエステル、3,5−ジヒドロキシ安息香酸エイコシルエステル、3,5−ジヒドロキシ安息香酸ヘンエイコシルエステル、3,5−ジヒドロキシ安息香酸ドコシルエステル、3,5−ヒドロキシ安息香酸トリコシルエステル、3,5−ヒドロキシ安息香酸テトラコシルエステル。
(ハ)前記(イ)成分および(ロ)成分による電子授受反応を可逆的に生起させる反応媒体としては、炭素数が17以上の脂肪族炭化水素が用いられる。
組成物が上記(ハ)成分を含んでなることによって、比較的低温の加熱により、消色状態から発色状態となり、その後の冷却によっても発色状態を維持することができ、加熱により消色状態を経て再び発色状態に復帰し得る変色挙動を示す可逆熱変色性組成物とすることができる。
脂肪族炭化水素の中でも、ヘプタデカン、オクタデカン、ノナデカン、エイコサン、ヘンエイコサン、ドコサン、トリコサン、及びテトラコサンが好ましく、ヘプタデカン、オクタデカン、ノナデカンおよびエイコサンがより好ましい。
これら脂肪族炭化水素が置換基を有している場合、色濃度を十分なものとすることができない場合がある。従って、脂肪族炭化水素は、置換基を有しないものであることが特に好ましい。
(ニ)スチレン系化合物
本発明による組成物は、特定のスチレン系化合物を含んでいてもよい。
ここでスチレン系化合物とはスチレンまたはその誘導体に由来する構造を有する化合物である。この化合物は、同一の繰り返し単位を複数含むポリマーであってもよいし、異なった単位が連結した構造を有する化合物であってもよい。典型的には、スチレンまたはその誘導体を繰り返し単位に含むホモポリマーまたはコポリマーであるが、重合度は高い必要は無く、数個の単位が結合したオリゴマーであってもよい。
ポリスチレンとしては、三洋化成工業(株)製、商品名:ハイマーSB−75(質量平均分子量2,000)、ハイマーST−95(質量平均分子量4,000)などが用いられる。
本発明に用いられる組成物は、特定のアルコキシフェニル化合物を含んでいてもよい。この化合物は、下記一般式(E)で表されるものである。
REは、炭素数12〜22、好ましくは15〜20、の直鎖アルキル基を示し、kEが2以上の場合には、REはそれぞれ同一であっても、異なっていてもよい。
本発明に用いられる組成物は、その機能に支障のない範囲で光安定剤を含んでいてもよい。
光安定剤としては、(イ)成分の光反応による励起状態によって生ずる光劣化を防止する紫外線吸収剤、可視光線吸収剤、赤外線吸収剤、酸化防止剤、カロチン類、色素類、アミン類、フェノール類、ニッケル錯体類、スルフィド類などの一重項酸素消光剤、オキシドジスムスターゼとコバルト、及びニッケルの錯体などのスーパーオキシドアニオン消光剤、オゾン消光剤など、酸化反応を抑制する化合物が挙げられる。
耐光性の観点から、紫外線吸収剤と、酸化防止剤及び/又は一重項酸素消光剤を含んでなることが特に好ましい。
組成物における光安定剤の含有量は、0.3〜24質量%であることが好ましく、0.8〜16質量%であることがより好ましい。
本発明に係るマイクロカプセル顔料は、上述した可逆熱変色性組成物を内包してなる。
該組成物をマイクロカプセルに内包することにより、組成物が酸性物質、塩基性物質、過酸化物などの化学的に活性な物質又は他の溶剤成分と接触してしまうことを防止することができ、組成物の機能低下を防止することができると共に、耐熱安定性を向上させることができる。さらには組成物がマイクロカプセル内に保持されるので、種々の使用条件において組成物は同一の組成に保たれ、同一の作用効果を奏することができる。
なお、粒子径、粒度分布の測定はレーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置〔株式会社堀場製作所製;LA−300〕を用いて測定し、その数値を基に平均粒子径(メジアン径)を体積基準で算出することができる。
更にマイクロカプセルの表面には、目的に応じて更に二次的な樹脂皮膜を設けて耐久性を付与させたり、表面特性を改質させて実用に供することもできる。
更には、溶融状態の熱可塑性プラスチック中に混練して一体化された材料として適用できる。
この際、(ハ)成分の凝固点近傍、好ましくは凝固点以下にまでマイクロカプセル顔料を冷却する必要がある点に留意する。
冷却速度は、使用する(イ)成分、(ロ)成分、(ハ)成分などにより適宜変更することが好ましいが、例えば、10℃/分、好ましくは5℃/分とすることができる。
消色状態のマイクロカプセル顔料を冷却した場合、マイクロカプセル顔料は消色状態が維持される(A点)。
この状態からマイクロカプセル顔料を冷却すると、当初のマイクロカプセル顔料の状態に戻り(A点)、発色開始温度T1以上の温度に加熱すると発色を開始する。
なお、図1において、線分EFの長さは変色のコントラストを示す。
(可逆熱変色性感熱記録材料)
一実施形態において、可逆熱変色性感熱記録材料(以下、場合により、単に感熱記録材料という。)が備える感熱記録層に、本発明のマイクロカプセル顔料を含有させることができる。
樹脂材料としては、例えば、ポリビニルアルコール樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩酸ビニル−酢酸ビニル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルピロリドンなどのビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹等のポリエステル系樹脂、ポリウレタンアクリレートなどのウレタン系樹脂、エチルセルロース樹脂、ヒドロキシエチルセルロース樹脂、エチルヒドロキシセルロース樹脂、メチルセルロース樹脂、酢酸セルロース樹脂などのセルロース系樹脂、ポリアミド樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂などのポリアミド系樹脂シリコーン変性ウレタン系樹脂、フッ素変性ウレタン系樹脂およびアクリル樹脂などが挙げられる。
また、イソシアネート化合物などを使用することにより硬化させることのできる2液硬化型の樹脂材料を含んでいても良い。このような樹脂としては、ポリビニルアセタール系樹脂やポリビニルブチラール系樹脂などが挙げられる。
感熱記録層は、2種類以上の樹脂材料を含んでいてもよい。
一実施形態において、偽造防止媒体が備える可逆熱変色層に、本発明のマイクロカプセル顔料を含有させることができる。
例えば、偽造防止媒体は、可逆熱変色層上に保護層を備えていてもよい。
また、偽造防止媒体は、磁気記録層および/またはIC記録層を備えていてもよく、これらの層は、基材のいずれの面に設けられてもよい。例えば、可逆熱変色層が設けられた基材の面に可逆熱変色層と並列して設けることができる。
さらに、偽造防止媒体は、基材の可逆熱変色層が設けられた面とは反対の面に粘接着層などを備えていてもよい。
また、偽造検知材として利用することもでき、食品類の過冷却状態や過熱状態の検知といった、インジケーター用途に用いることもできる。
(イ)成分:3’,6’−ビス[フェニル(3−メチルフェニル)アミノ]−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),9’−[9H]キサンテン]−3−オン 1質量部
(ロ)成分:4−ヒドロキシ安息香酸エイコシル 8質量部
(ハ)成分:ヘプタデカン 20質量部
(二)成分:スチレン系化合物(理化ハーキュレス(株)製、商品名:ピコラスチックD−125) 5質量部
このマイクロカプセル顔料をエチレン−酢酸ビニルエマルジョン中に分散した可逆熱変色性インキをスクリーン印刷により上質紙に印刷した印刷物を測定試料とした。
同様にして、各成分の種類を表1に記載したように変更して、実施例2〜8,比較例1〜4の測定試料を作成した。
完全発色状態になるまで加熱した後、速度5℃/分で、0℃まで冷却した。冷却しても発色状態が維持され、むしろ発色反応が更に進行した。
発色開始温度以下まで冷却した後、速度10℃/分で、70℃まで加熱した。この加熱より、消色反応が進行し、消色が認められた。さらに加熱することで、再び発色反応が進行した。各段階における温度と試料の色濃度からヒステリシス曲線を作成した。
図2に実施例1のマイクロカプセル顔料のヒステリシス曲線を示す。これらのヒステリシス曲線から、発色開始温度(T1)、完全発色温度(T2)、消色開始温度(T3)、および完全消色温度(T4)を求めた。得られた結果は表1に示すとおりであった。
しかしながら、比較例1〜4の測定試料は、冷却した場合に発色状態を維持できずに消色反応が進行した。しかし、引き続き加熱したところ、発色反応が進行した。図3に比較例1のマイクロカプセル顔料のヒステリシス曲線を示す。
A1:3’,6’−ビス[フェニル(3−メチルフェニル)アミノ]−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),9’−[9H]キサンテン]−3−オン
B1:4−ヒドロキシ安息香酸エイコシル(アルキル基の炭素数20)
B2:4−ヒドロキシ安息香酸オクタデシル(アルキル基の炭素数18)
B3:4−ヒドロキシ安息香酸ドコシル(アルキル基の炭素数22)
B4:4−ヒドロキシ安息香酸ヘキサデシル(アルキル基の炭素数16)
C1:ヘプタデカン(炭素数17)
C2:オクタデカン(炭素数18)
C3:ノナデカン(炭素数19)
C4:エイコサン(炭素数20)
C5:ヘキサデカン(炭素数16)
C6:ドコサン(炭素数22)
D1:スチレン系化合物(理化ハーキュレス(株)製、商品名:ピコラスチックD−125)
Claims (6)
- 前記RBが、炭素数18〜22の直鎖アルキル基である、請求項1に記載の顔料。
- 前記脂肪族炭化水素の炭素数が、17〜22である、請求項1または2に記載の顔料。
- (ニ)軟化点が5℃以上であり、且つ、質量平均分子量が200〜100,000である、スチレンポリマーをさらに含んでなる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の顔料。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の顔料を含んでなる感熱記録層を備えてなる、可逆熱変色性感熱記録材料。
- 基材と、請求項1〜4のいずれか一項に記載の顔料を含んでなる可逆熱変色層とを備えてなる、偽造防止媒体。
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