JP2017105561A - エレベータのフェッシャープレート - Google Patents
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Abstract
【課題】例えば、より簡単にパネル部を取り付けたり取り外したりできる等、より不都合の少ない新規な構成のフェッシャープレートを得る。
【解決手段】エレベータのフェッシャープレート1は、例えば、パネル部11と、第二の引掛部12と、を備える。パネル部11は、エレベータの乗場敷居2と乗場敷居2の下方に位置された乗場ヘッダケース3との間の隙間を昇降路側から覆う。第二の引掛部12は、パネル部11に設けられ、乗場敷居2に設けられた第一の引掛部22と引掛可能である。
【選択図】図2
【解決手段】エレベータのフェッシャープレート1は、例えば、パネル部11と、第二の引掛部12と、を備える。パネル部11は、エレベータの乗場敷居2と乗場敷居2の下方に位置された乗場ヘッダケース3との間の隙間を昇降路側から覆う。第二の引掛部12は、パネル部11に設けられ、乗場敷居2に設けられた第一の引掛部22と引掛可能である。
【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、エレベータのフェッシャープレートに関する。
従来、エレベータの乗場敷居と乗場敷居の下方に位置された乗場ヘッダケースとの間の隙間を昇降路側から覆うパネル部を備え、当該パネル部がネジ等の結合部材によって乗場敷居と乗場ヘッダケースとのそれぞれに取り付けられた、フェッシャープレートが知られている。
この種のフェッシャープレートでは、例えば、より簡単にパネル部を取り付けたり取り外したりできる等、より不都合の少ない新規な構成が得られれば、好ましい。
実施形態のエレベータのフェッシャープレートは、例えば、パネル部と、第二の引掛部と、を備える。パネル部は、エレベータの乗場敷居と乗場敷居の下方に位置された乗場ヘッダケースとの間の隙間を昇降路側から覆う。第二の引掛部は、パネル部に設けられ、乗場敷居に設けられた第一の引掛部と引掛可能である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。
また、以下に開示される複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれる。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号が付与されるとともに、重複する説明が省略される。なお、以下の各図では、便宜上、方向が規定されている。X方向は、フェッシャープレート1の長手方向であり、乗場敷居2の長手方向である。Y方向は、フェッシャープレート1の厚さ方向であり、乗場敷居2の短手方向である。Z方向は、フェッシャープレート1の短手方向であり、乗場敷居2の厚さ方向である。X方向、Y方向、およびZ方向は、互いに直交している。Y方向は、エレベータの昇降路5側に相当し、Z方向は、下方に相当する。
<第1実施形態>
図1に示されるように、フェッシャープレート1は、エレベータの昇降路5に面して形成された隙間4に対応して、設けられる。隙間4は、エレベータの乗場敷居2と、乗場敷居2の下方に位置された乗場ヘッダケース3との間に設けられている。図1に示される取付構造10(フェッシャープレートの取付構造)では、例えば、フェッシャープレート1が隙間4を昇降路5側から覆った状態で、乗場敷居2と乗場ヘッダケース3とに取り付けられる。これにより、エレベータの緊急停止時等における乗客の昇降路5内への侵入が抑制されている。
図1に示されるように、フェッシャープレート1は、エレベータの昇降路5に面して形成された隙間4に対応して、設けられる。隙間4は、エレベータの乗場敷居2と、乗場敷居2の下方に位置された乗場ヘッダケース3との間に設けられている。図1に示される取付構造10(フェッシャープレートの取付構造)では、例えば、フェッシャープレート1が隙間4を昇降路5側から覆った状態で、乗場敷居2と乗場ヘッダケース3とに取り付けられる。これにより、エレベータの緊急停止時等における乗客の昇降路5内への侵入が抑制されている。
乗場ヘッダケース3には、Y方向に向けて開放された収容部3a(凹部)が設けられている。この収容部3aには、例えば、エレベータの扉をX方向およびX方向の反対方向にスライドさせるハンガー機構等が収容されうる。
また、乗場ヘッダケース3には、収容部3aから乗場敷居2側に向けて張り出したフランジ部3bが設けられている。フランジ部3bは、Y方向を向いた第一の面3b1と、Y方向の反対方向を向いた第二の面3b2と、を有する。第一の面3b1は、フェッシャープレート1と面し、第二の面3b2は、隙間4と面している。なお、フェッシャープレート1の下方には、収容部3aを覆う乗場ヘッダカバー(不図示)が設けられうる。
乗場敷居2は、例えば、昇降路5の壁面から突出した突出部(不図示)に支持されている。乗場敷居2は、全体としてはX方向に延びた直方体状に構成されている。図2にも示されるように、乗場敷居2には、エレベータの扉をX方向に沿ってスライド可能に支持する凹部2bが設けられている。凹部2bは、溝部や、レール部等とも称されうる。
また、乗場敷居2は、壁部2aを有する。壁部2aは、乗場敷居2のうちY方向の端部に位置されている。壁部2aは、Y方向を向いた第一の面2a1と、Y方向の反対方向を向いた第二の面2a2と、を有する。図4にも示されるように、第一の面2a1は、フェッシャープレート1と面し、第二の面2a2は、凹部2bと面している。
また、図1,2に示されるように、壁部2aの第一の面2a1には、X方向に互いに間隔をあけて複数(例えば、三つ)の開口部22aが設けられている。開口部22aは、例えば、壁部2aのY方向に向けて開放されている。また、図4に示されるように、壁部2aには、Z方向に向けて開放されてX方向に延びた溝部22bが設けられている。溝部22bは、開口部22aと繋がっている。図1に示されるように、溝部22bは、壁部2aのX方向の端部とX方向の反対方向の端部との間に亘って設けられている。
フェッシャープレート1は、Y方向と直交する方向、すなわちX方向およびZ方向に沿って広がったパネル部11を有する。パネル部11は、例えば、X方向に横長の長方形状の板状に構成されている。パネル部11のZ方向の端部11aは、乗場ヘッダケース3のフランジ部3bとY方向に重なり、パネル部11のZ方向とは反対側の端部11bは、乗場敷居2の壁部2aとY方向に重なっている。
また、図1,2に示されるように、パネル部11の端部11bには、X方向に互いに間隔をあけて複数(例えば、三つ)の爪部12aが設けられている。図3に示されるように、爪部12aは、例えば、第一の部分12a1と、第二の部分12a2と、を有する。第一の部分12a1は、パネル部11の端部11bから、Y方向に沿って突出している。また、第二の部分12a2は、第一の部分12a1のパネル部11とは反対側の端部から、下方(Z方向)に突出している。すなわち、爪部12aの、第一の部分12a1と第二の部分12a2とによって、フック部が構成されている。図4に示されるように、本実施形態では、第二の部分12a2のZ方向の長さは、開口部22aのZ方向の幅よりも短く設定されている。また、第二の部分12a2のY方向の厚さは、溝部22bのY方向の幅と略同じかあるいは僅かに小さく設定されている。また、図1,2に示されるように、爪部12a(第一の部分12a1および第二の部分12a2)のX方向の幅は、開口部22aのX方向の幅と略同じかあるいは僅かに小さく設定されている。よって、図4に示されるように、作業者がパネル部11を、爪部12aと開口部22aとがY方向に対向する位置まで持ち上げ、パネル部11をY方向に沿って乗場敷居2に近付けることで、爪部12aが開口部22aに挿入される。さらに、作業者がパネル部11を下方へ押し下げることで、第二の部分12a2が溝部22b内に進入する。この状態で、第一の部分12a1は、開口部22aに収容されたままである。このように、本実施形態では、パネル部11の端部11bに設けられ、乗場敷居2の開口部22aおよび溝部22bに入った爪部12aが、乗場敷居2の壁部2aのうち開口部22aよりも下側の部分2a3に引っ掛かっている。本実施形態では、壁部2aのうち開口部22aよりも下側の部分2a3が、第一の引掛部22の一例であり、爪部12aが、第二の引掛部12の一例である。
また、図4に示されるように、第二の部分12a2が溝部22bに進入した状態では、溝部22bのY方向およびY方向の反対方向のそれぞれの端部22b1と第二の部分12a2との当接によって、パネル部11のY方向に沿った移動が制限される。また、開口部22aのZ方向の端部22a2と第一の部分12a1との当接によって、パネル部11のZ方向への移動が制限される。さらに、開口部22aのX方向およびX方向の反対方向のそれぞれの端部22a1(図2参照)と、爪部12aの端部22a1と面した端部12a3(図3参照)との当接によって、パネル部11のX方向に沿った移動が制限される。このように、本実施形態によれば、例えば、第二の引掛部12と第一の引掛部22とが互いに引っ掛った状態で、引掛部12,22およびその周囲の構造によって、パネル部11が隙間4を覆う位置から外れるのが抑制される。本実施形態では、端部22a1は、第一の制限部の一例であり、端部12a3は、第二の制限部の一例である。
そして、図1に示されるように、本実施形態では、第二の引掛部12が第一の引掛部22に引っ掛けられた状態で、パネル部11の端部11aとフランジ部3bとがねじ等の結合部材6によって互いに結合される。これにより、パネル部11が乗場敷居2と乗場ヘッダケース3とに取り付けられる。
なお、乗場敷居2は、アルミニウム合金等の金属材料の押出成形の後、開口部22aの加工を施すことにより、比較的容易に得ることができる。
以上のように、本実施形態では、例えば、フェッシャープレート1は、エレベータの乗場敷居2と乗場敷居2の下方に位置された乗場ヘッダケース3との間の隙間4を昇降路5側から覆うパネル部11と、パネル部11に設けられ、乗場敷居2に設けられた第一の引掛部22と引掛可能な第二の引掛部12と、を備える。よって、本実施形態によれば、例えば、第二の引掛部12を第一の引掛部22に引っ掛けることによって、パネル部11を、隙間4を覆う位置に留めることができる。すなわち、本実施形態によれば、第二の引掛部12と第一の引掛部22とによって、パネル部11の乗場敷居2への取り付けに関しては、結合部材6を用いずに済む。また、本実施形態によれば、パネル部11の乗場ヘッダケース3への取り付けに関しては、例えば、第二の引掛部12と第一の引掛部22とによって、パネル部11が乗場敷居2に対してより簡単に位置決めされた状態で、結合部材6による取り付けを行うことができる。よって、例えば、パネル部11を乗場敷居2と乗場ヘッダケース3とに取り付けたり取り外したりする作業が、より容易に、より円滑に、あるいはより迅速に行われやすい。なお、本実施形態では、パネル部11と乗場ヘッダケース3とが結合部材6によって結合された場合が例示されたが、これに限定されず、例えば、パネル部11と乗場ヘッダケース3とは互いに結合されなくてもよい。
また、本実施形態では、例えば、第一の引掛部22には、乗場敷居2のX方向(長手方向)に面した端部22a1(第一の制限部)が設けられ、第二の引掛部12には、端部22a1との当接によってパネル部11の乗場敷居2に対するX方向への移動を制限する端部12a3(第二の制限部)が設けられている。よって、本実施形態によれば、端部22a1と端部12a3とによって、パネル部11のX方向に沿った移動、例えば、地震等によるパネル部11のX方向に沿った揺れやがたつき等が抑制されやすく、ひいてはパネル部11が隙間4を覆う位置から外れるのがより一層抑制されうる。
また、本実施形態では、例えば、第一の引掛部22には開口部22aが設けられ、第二の引掛部12には開口部22aを貫通し開口部22aの第二の引掛部12とは反対側で開口部22aの周縁部(壁部2aのうち開口部22aよりも下側の部分2a3)と引っ掛かる爪部12aが設けられている。よって、本実施形態によれば、例えば、開口部22aと爪部12aとによって、第一の引掛部22と第二の引掛部12とが比較的簡素な構成で実現されうる。
<第2実施形態>
図5,6に示される実施形態の取付構造10Aは、上記第1実施形態の取付構造10と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
図5,6に示される実施形態の取付構造10Aは、上記第1実施形態の取付構造10と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
ただし、本実施形態では、例えば、図5,6に示されるように、フェッシャープレート1の爪部12aが板バネ状に構成されている点が、上記実施形態と相違している。本実施形態では、例えば、爪部12aの第二の部分12a2には、図6(X方向)の視線で、パネル部11側に凸の状態で屈曲した屈曲部12a4が設けられている。屈曲部12a4は、壁部2aのうち開口部22aよりも下側の部分2a3と接触する頂部12a5を有している。図6に示されるように、本実施形態では、爪部12aが自由長の状態では、頂部12a5とパネル部11との間のY方向に沿った幅は、壁部2aのうち開口部22aよりも下側の部分2a3のY方向の厚さよりも短く設定されている。よって、本実施形態によれば、例えば、爪部12aが開口部22aに挿入された状態で、作業者がパネル部11を下方へ押し下げることにより、屈曲部12a4がY方向の反対方向に広げられつつ溝部22b内に進入する。これにより、壁部2aのうち開口部22aよりも下側の部分2a3は、屈曲部12a4の弾性変形に伴う力(弾性力)によってパネル部11側へ押し付けられた状態で、頂部12a5とパネル部11との間に挟まれる。このように、本実施形態によれば、爪部12aに屈曲部12a4が設けられているため、パネル部11のY方向に沿った移動、例えば、地震等によるパネル部11のY方向に沿った揺れやがたつき等が抑制されやすく、ひいてはパネル部11が隙間4を覆う位置から外れるのがより一層抑制されやすい。
なお、本実施形態では、開口部22aが乗場敷居2の壁部2aに設けられた場合が例示されたが、これに限定されず、例えば、図7,8に示される変形例の取付構造10Bのように、開口部22aが乗場敷居2とは別部材のプレート25に設けられてもよい。変形例によれば、上記実施形態のような第二の部分12a2が収容される溝部22b(図6参照)を設けなくて済む分、第一の引掛部22がより簡素に構成されうる。
<第3実施形態>
図9,10に示される実施形態の取付構造10Cは、上記第1実施形態の取付構造10と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
図9,10に示される実施形態の取付構造10Cは、上記第1実施形態の取付構造10と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
ただし、本実施形態では、例えば、図9に示されるように、乗場敷居2の壁部2aに爪部23aが設けられ、フェッシャープレート1のパネル部11に開口部13aが設けられている点が、上記実施形態と相違している。パネル部11には、X方向に互いに間隔をあけて複数の開口部13aが設けられている。開口部13aは、例えば、パネル部11をY方向に沿って貫通した貫通孔である。本実施形態では、パネル部11のうち開口部13aよりも上側の部分は、第二の引掛部13の一例である。また、壁部2aの第一の面2a1には、X方向に互いに間隔をあけて複数の爪部23aが設けられている。爪部23aは、壁部2aから開口部13aに向けてY方向に突出した第一の部分23a1と、第一の部分23a1の壁部2aとは反対側の端部から上方(Z方向の反対方向)に突出した第二の部分23a2と、を有する。また、爪部23aは、開口部13aのX方向およびX方向の反対方向の端部13a1と面する端部23a3を有する。本実施形態では、爪部23aは、第一の引掛部23の一例であり、端部23a3は、第一の制限部の一例であり、端部13a1は、第二の制限部の一例である。図10に示されるように、本実施形態では、第一の面2a1と第二の部分23a2との間のY方向に沿った幅は、パネル部11のY方向の厚さと略同じかあるいは僅かに大きく設定されている。本実施形態では、例えば、作業者がパネル部11を、Y方向とZ方向との間の傾けた姿勢で、爪部23aの先端部に開口部13a(図9参照)を引っ掛ける。この状態で、パネル部11を下方へ押し下げるとともに、パネル部11の端部11a(下端部、図1参照)を乗場ヘッダケース3側へ押すことによって、パネル部11をZ方向に沿った姿勢で取り付けることができる。よって、本実施形態によっても、例えば、第一の引掛部23と第二の引掛部13とによって、パネル部11を乗場敷居2と乗場ヘッダケース3とに取り付けたり取り外したりする作業が、より容易に、より円滑に、あるいはより迅速に行われうる。
<第4実施形態>
図11,12に示される実施形態の取付構造10Dは、上記第3実施形態の取付構造10Cと同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第3実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
図11,12に示される実施形態の取付構造10Dは、上記第3実施形態の取付構造10Cと同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第3実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
ただし、本実施形態では、例えば、図11,12に示されるように、乗場敷居2の爪部23aが板バネ状に構成されている点が、上記実施形態と相違している。本実施形態では、例えば、爪部23aの第二の部分23a2には、図12(X方向)の視線で、壁部2a側に凸の状態で屈曲した屈曲部23a4が設けられている。屈曲部23a4は、壁部2aの第一の面2a1と接触する頂部23a5を有している。図12に示されるように、本実施形態では、爪部23aが自由長の状態では、頂部23a5と第一の面2a1とが互いに接触する。本実施形態では、例えば、爪部23aの先端部に開口部13a(図11参照)を引っ掛けた状態で、作業者がパネル部11を下方へ押し下げることにより、屈曲部23a4がY方向に広げられ、パネル部11が屈曲部23a4と第一の部分23a1との間の空間部26へ進入する。そして、爪部23aは、パネル部11のうち開口部13aよりも上側の部分が空間部26へと収容された状態では、自由長の状態へと戻り、空間部26を閉じる。このように、本実施形態によれば、爪部23aに屈曲部23a4が設けられているため、例えば、パネル部11が隙間4を覆う位置から外れるのがより一層抑制されやすい。なお、本実施形態では、爪部23aは、乗場敷居2とは別部材で構成され、不図示の結合具(例えば、ネジ等)によって壁部2aと結合されている。
<第5実施形態>
図13〜15に示される実施形態の取付構造10Eは、上記第1実施形態の取付構造10と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
図13〜15に示される実施形態の取付構造10Eは、上記第1実施形態の取付構造10と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
ただし、本実施形態では、例えば、図13〜15に示されるように、乗場敷居2の壁部2aに凹部2eが設けられている点が、上記実施形態と相違している。凹部2eは、壁部2aのZ方向を向いた第三の面2a4に設けられ、Z方向と反対方向に向けて凹んでいる。図15に示されるように、本実施形態では、凹部2eのZ方向側のY方向に沿った幅は、パネル部11のY方向の厚さと略同じかあるいは僅かに大きく設定されている。また、凹部2eのZ方向とは反対側のY方向に沿った幅は、パネル部11のY方向の厚さよりも僅かに小さく設定されている。また、第三の面2a4の凹部2eの両側には、面取部2fが設けられている。よって、本実施形態によれば、例えば、パネル部11の端部11bが面取部2fに位置合わせされた状態で、作業者がパネル部11を上方へ押し上げることにより、パネル部11が凹部2eに圧入される。このように、本実施形態によれば、例えば、パネル部11の凹部2eへの圧入によって、パネル部11を、隙間4を覆う位置に留めることができる。すなわち、本実施形態によれば、パネル部11の乗場敷居2への取り付けに関しては、結合部材7を用いずに済む。また、本実施形態によれば、パネル部11の乗場ヘッダケース3への取り付けに関しては、例えば、パネル部11の圧入によって、パネル部11が乗場敷居2に対してより簡単に位置決めされた状態で、結合部材7(図13参照)による取り付けを行うことができる。よって、例えば、パネル部11を乗場敷居2と乗場ヘッダケース3とに取り付けたり取り外したりする作業が、より容易に、より円滑に、あるいはより迅速に行われやすい。また、本実施形態によれば、例えば、上記実施形態のような第一の引掛部22,23や第二の引掛部12,13等が不要となる分、取付構造10Eの製造に要する手間や費用等が低減されやすい。また、本実施形態によれば、凹部2eの両側に面取部2fが設けられているため、例えば、面取部2fによってパネル部11が凹部2eへと案内され、ひいてはパネル部11の凹部2eへの取り付け作業が、比較的容易に行われうる。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。上記実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。本発明は、上記実施形態に開示される構成以外によっても実現可能であるとともに、基本的な構成(技術的特徴)によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)を得ることが可能である。また、各構成要素のスペック(構造や、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
1…フェッシャープレート、2…乗場敷居、2e…凹部、3…乗場ヘッダケース、4…隙間、5…昇降路、7…結合部材、11…パネル部、12,13…第二の引掛部、12a,23a…爪部、12a3,13a1…端部(第二の制限部)、13a,22a…開口部、22,23…第一の引掛部、22a1,23a3…端部(第一の制限部)、X…乗場敷居の長手方向、Y…昇降路側、Z…下方。
実施形態のエレベータのフェッシャープレートは、例えば、パネル部と、第二の引掛部と、を備える。パネル部は、エレベータの乗場敷居と乗場敷居の下方に位置された乗場ヘッダケースとの間の隙間を昇降路側から覆う。第二の引掛部は、パネル部に設けられ、乗場敷居に設けられた第一の引掛部と引掛可能である。第一の引掛部には、乗場敷居の下方に向けて開放され乗場敷居の長手方向に延びた溝部と、乗場敷居の幅方向に向けて開放され溝部と繋がった開口部と、が設けられ、第二の引掛部には、開口部を貫通するとともに開口部のパネル部とは反対側で下方に突出し溝部の幅方向に面した端部と引っ掛かる爪部が設けられる。
Claims (5)
- エレベータの乗場敷居と前記乗場敷居の下方に位置された乗場ヘッダケースとの間の隙間を昇降路側から覆うパネル部と、
前記パネル部に設けられ、前記乗場敷居に設けられた第一の引掛部と引掛可能な第二の引掛部と、
を備えた、エレベータのフェッシャープレート。 - 前記第一の引掛部には、前記乗場敷居の長手方向に面した第一の制限部が設けられ、
前記第二の引掛部には、前記第一の制限部との当接によって前記パネル部の前記乗場敷居に対する前記長手方向への移動を制限する第二の制限部が設けられた、請求項1に記載のエレベータのフェッシャープレート。 - 前記第一の引掛部および前記第二の引掛部のうち一方には開口部が設けられ、他方には前記開口部を貫通し前記開口部の前記他方とは反対側で前記開口部の周縁部と引っ掛かる爪部が設けられた、請求項1または2に記載のエレベータのフェッシャープレート。
- 前記爪部は、板バネ状に構成された、請求項3に記載のエレベータのフェッシャープレート。
- エレベータの乗場敷居と前記乗場敷居の下方に位置された乗場ヘッダケースとの間の隙間を昇降路側から覆うパネル部と、
前記乗場敷居に設けられ下方に向けて開放された凹部に前記パネル部が圧入された状態で、前記パネル部と前記乗場ヘッダケースとを結合した結合部材と、
を備えた、エレベータのフェッシャープレート。
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JP2015238803A JP6132897B1 (ja) | 2015-12-07 | 2015-12-07 | エレベータのフェッシャープレート |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6483222B1 (ja) * | 2017-11-09 | 2019-03-13 | 東芝エレベータ株式会社 | フェッシャープレート |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54130274U (ja) * | 1978-03-02 | 1979-09-10 | ||
JPS59192585U (ja) * | 1983-06-07 | 1984-12-20 | 三菱電機株式会社 | エレベ−タのしきい装置 |
JPS6211892Y2 (ja) * | 1982-04-10 | 1987-03-23 |
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Patent Citations (3)
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JPS54130274U (ja) * | 1978-03-02 | 1979-09-10 | ||
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