JP2017104289A - 認知症判定装置、認知症判定システム、認知症判定方法、およびプログラム - Google Patents

認知症判定装置、認知症判定システム、認知症判定方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】病院等において認知症の診断および治療を早期に受けることができる。
【解決手段】実施形態の認知症判定装置は、取得部と、判定部と、送信部と、を備える。取得部は、家庭用電気器具の操作履歴を取得する。判定部は、操作履歴に基づいて、家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定する。送信部は、家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があると判定された場合、所定の外部装置に対して、家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があることを示す第1情報を送信する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、認知症判定装置、認知症判定システム、認知症判定方法、およびプログラムに関する。
認知症の早期発見の目安として、医学的な診断基準ではないが、物忘れの増加、判断力や理解力の衰え、時間や場所が分からなくなる等、多くの症状が挙げられている。通常、本人や家族が、このような症状に気付いて、認知症を疑って医師や専門家による診断を受けて、認知症を発見している。
特開2015−138488号公報
上述した認知症の症状に気付かず、早期に認知症の原因疾患の治療を受けなかったり、認知症の原因疾患の治療を受けるのが遅れてしまったりすると、認知症の改善や進行を遅らせることが難しくなるため、認知症を早期に発見する技術が求められている。
実施形態の認知症判定装置は、取得部と、判定部と、送信部と、を備える。取得部は、家庭用電気器具の操作履歴を取得する。判定部は、操作履歴に基づいて、家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定する。送信部は、家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があると判定された場合、所定の外部装置に対して、家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があることを示す第1情報を送信する。
図1は、第1の実施形態にかかる認知症発見システムの構成の一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態にかかる認知症早期発見装置が取得する操作履歴情報の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態にかかる認知症早期発見装置による認知症の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図4は、第2の実施形態にかかる認知症早期発見装置により取得される活動情報の一例を示す図である。 図5Aは、第2の実施形態にかかる認知症早期発見装置による認知症の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図5Bは、第2の実施形態にかかる認知症早期発見装置が有する家族情報データベースの一例を示す図である。 図6は、第3の実施形態にかかる認知症早期発見装置により取得される購買情報の一例を示す図である。 図7は、第3の実施形態にかかる認知症早期発見装置による認知症患者の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図8は、第3の実施形態にかかる認知症早期発見装置が有する家族情報データベースの一例を示す図である。 図9は、第4の実施形態にかかる認知症早期発見装置による認知症患者の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図10は、第4の実施形態にかかる認知症早期発見装置が有する家族情報データベースの一例を示す図である。 図11は、第5の実施形態にかかる認知症早期発見装置に記憶される視聴データの一例を示す図である。 図12は、第5の実施形態にかかる認知症早期発見装置による認知症患者の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図13は、第5の実施形態にかかる認知症早期発見装置が有する家族情報データベースの一例を示す図である。 図14は、第6の実施形態にかかる認知症早期発見装置により取得される運転履歴情報の一例を示す図である。 図15は、第6の実施形態にかかる認知症早期発見装置による認知症患者の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図16は、第6の実施形態にかかる認知症早期発見装置が有する家族情報データベースの一例を示す図である。
以下、添付の図面を用いて、本実施形態にかかる認知症判定装置、認知症判定システム、認知症判定方法、およびプログラムを適用した認知症発見システムについて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる認知症発見システムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、本実施形態にかかる認知症発見システム(認知症判定システムの一例)は、認知症早期発見装置10と、所定の外部装置11と、ウェアラブル端末12と、家庭用電気器具20と、操作履歴収集装置30と、情報処理端末60と、自動車等の車両Vに搭載された車載器70と、を有する。本実施形態では、認知症早期発見装置10と、所定の外部装置11と、ウェアラブル端末12と、家庭用電気器具20と、操作履歴収集装置30と、情報処理端末60と、車載器70と、は、インターネット等のネットワークNTを介して接続されている。
家庭用電気器具20は、照明20a、テレビジョン20b、冷蔵庫20c、洗濯機20d、エアコン、炊飯器、風呂、掃除機等、各家庭で使用される電気器具である。また、家庭用電気器具20は、当該家庭用電気器具20が操作された日(以下、操作日)、当該家庭用電気器具20が操作された時間帯である操作時間、当該家庭用電気器具20に対する操作内容(例えば、家庭用電気器具20の電源のオンまたはオフを示す電源情報、家庭用電気器具20に対する設定内容を示す設定情報)など、家庭用電気器具20に対する操作履歴を示す操作履歴情報を、操作履歴収集装置30または認知症早期発見装置10に送信する。
操作履歴収集装置30は、HEMS(Home Energy Management System)やHGW(Home Gateway)等であり、各家庭の家電用電気器具20から送信される操作履歴情報を記憶する。そして、操作履歴収集装置30は、記憶した操作履歴情報を、ネットワークNTを介して、認知症早期発見装置10に送信する。情報処理端末60は、例えば、携帯電話機やタブレットやスマートフォンであり、ネットワークNTを介して、認知症早期発見装置10と接続されている。そして、情報処理端末60は、家庭用電気器具20の操作者による商品の購入履歴(例えば、電子レシートやネットスーパーや通販による購入履歴)を示す情報(以下、購買情報と言う)を、認知症早期発見装置10に送信する。車載器70は、ネットワークNTを介して、認知症早期発見装置10と接続されている。そして、車載器70は、家庭用電気器具20の操作者による車両Vの運転履歴を示す情報(以下、運転履歴情報と言う)を、認知症早期発見装置10に送信する。
認知症早期発見装置10(認知症判定装置の一例)は、家庭用電気器具20または操作履歴収集装置30から受信した操作履歴情報が示す操作履歴に基づいて、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があることを判定する装置である。本実施形態では、認知症早期発見装置10(認知症判定装置の一例)は、情報取得部101と、データベース102と、認知症判定部103と、認知症予見通知部104と、を有する。本実施形態では、認知症発見装置10において、情報取得部101、データベース102、認知症判定部103、および認知症予見通知部104が実現されているが、情報取得部101、データベース102、認知症判定部103、および認知症予見通知部104それぞれが複数の装置に分散されて配置されていても良い。
情報取得部101(取得部の一例)は、家庭用電気器具20または操作履歴収集装置30から、操作履歴情報を受信(取得)する。そして、情報取得部101は、受信した操作履歴情報を、データベース102(記憶部の一例)に保存する。図2は、第1の実施形態にかかる認知症早期発見装置が取得する操作履歴情報の一例を示す図である。図2に示すように、本実施形態では、情報取得部101は、各家庭で使用される家庭用電気器具20と、家庭用電気器具20の操作日と、家庭用電気器具20の操作時間と、家庭用電気器具20の電源の操作を示す電源情報(例えば、家庭用電気器具20の電源がオンされたか若しくはオフされたか)と、家庭用電源器具20に対する設定内容を示す設定情報(例えば、掃除機の吸引力を弱にする操作)と、を含む操作履歴情報を取得する。本実施形態では、認知症早期発見装置10がデータベース102を有しているが、これに限定するものではなく、外部装置がデータベース102を有していても良い。この場合、情報取得部101は、外部装置のデータベース102から、操作履歴情報等の各種情報を読み出す。
図1に戻り、認知症判定部103(判定部の一例)は、データベース102に記憶された操作履歴情報が示す操作履歴に基づいて、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定する。本実施形態では、認知症判定部103は、操作履歴情報が示す操作履歴が、所定の認知症判定基準に該当するか否かを判断する。ここで、所定の認知症判定基準は、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があると判定する操作履歴である。そして、認知症判定部103は、所定期間(例えば、1か月)内の操作履歴に基づいて、家庭用電気器具20の操作者が認知症と判断された回数(以下、誤操作回数と言う)を計数し、当該誤操作回数が所定回数(例えば、5回)に達した場合に、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があると判定する。
認知用予見通知部104(送信部の一例)は、認知症判定部103によって家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があると判定された場合、所定の外部装置11に対して、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があることを示す認知症通知情報(第1情報の一例)を送信する。これにより、日常生活の中で一緒に住んでいる誰かが認知症の可能性があることを検出することができるので、病院等において認知症の診断および治療を早期に受けることができる。ここで、所定の外部装置11は、認知症通知情報の予め設定された通知先であり、例えば、家庭用電気器具20の操作者が所持するタブレット、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、携帯電話機等である。
次に、図1および図3を用いて、本実施形態にかかる認知症早期発見装置10による認知症の判定処理について説明する。図3は、第1の実施形態にかかる認知症早期発見装置による認知症の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
認知症判定部103は、予め設定された期間毎に、データベース102から、家庭用電気器具20の操作履歴情報を読み出す(ステップS301)。次いで、認知症判定部103は、読み出した操作履歴情報が示す操作履歴が、所定の認知症判定基準に該当するか否かを判定する(ステップS302)。
例えば、認知症判定部103は、データベース102から、家庭用電気器具20である掃除機の操作履歴情報を読み出す。そして、認証判定部103は、掃除機の操作履歴情報が含む操作時間が示す時間帯(例えば、深夜)が、過去の操作履歴から推定される時間帯等の所定の時間帯とは異なる場合、当該操作履歴情報が示す操作履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判定する。また、認知症判定部103は、掃除機の操作履歴情報が含む電源情報が示す使用態様(例えば、掃除機の電源がオフされない)が、過去の操作履歴から推定される使用態様等の所定の使用態様とは異なる場合、当該操作履歴情報が示す操作履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判定する。
また、認知症判定部103は、家庭用電気器具20であるエアコンの操作履歴情報が含む設定内容が示す使用対象(例えば、冬に冷房が設定される)が、過去の操作履歴から推定される使用態様等の所定の使用態様とは異なる場合、当該操作履歴情報が示す操作履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判定する。また、認知症判定部103は、照明20aの操作履歴情報が含む操作時間が示す時間帯(例えば、深夜)が、過去の操作履歴から推定される時間帯等の所定の時間帯とは異なる場合、当該操作履歴情報が示す操作履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判定する。
また、認知症判定部103は、家庭用電気器具20である炊飯器の操作履歴情報が含む操作時間が示す時間帯(例えば、深夜)が、過去の操作履歴から推定される時間帯等の所定の時間帯とは異なる場合、当該操作履歴情報が示す操作履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判定する。また、認知症判定部103は、家庭用電気器具20である炊飯器の操作履歴情報が含む設定情報が示すボタンの操作が、炊飯器が有するボタンの押し間違い(例えば、炊飯を指示するボタンが、予め設定された時間(例えば、5分)内に、連続して押下される)等、過去の操作履歴から推定されるボタンの操作等の所定のボタンの操作とは異なる場合、当該操作履歴情報が示す操作履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判定する。
また、認知症判定部103は、洗濯機20dの操作履歴情報が含む操作時間が示す時間帯(例えば、深夜)が、過去の操作履歴から推定される時間帯等の所定の時間帯とは異なる場合、当該操作履歴情報が示す操作履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判定する。また、認知症判定部103は、洗濯機20dの操作履歴情報が含む設定情報が示す使用対象(例えば、乾燥を行わずに、脱水で洗濯を終了させる)が、過去の操作履歴から推定される使用態様等の所定の使用態様とは異なる場合、当該操作履歴情報が示す操作履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判定する。
また、認知症判定部103は、家庭用電気器具20である風呂の操作履歴情報が含む操作時間が示す時間帯(例えば、深夜)が、過去の操作履歴から推定される時間帯等の所定の時間帯とは異なる場合、当該操作履歴情報が示す操作履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判定する。また、認知症判定部103は、風呂の操作履歴情報が含む設定情報が示す使用対象(例えば、風呂に溜める水温が所定の水温(例えば、42℃)より低い水温(例えば、36℃)に設定されたこと)が、過去の操作履歴から推定される使用態様等の所定の使用態様とは異なる場合、当該操作履歴情報が示す操作履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判定する。
図3に戻り、操作履歴が所定の認知症判定基準に該当しないと判定された場合(ステップS302:No)、認知症判定部103は、ステップS301に戻り、データベース102から、新たな操作履歴情報を読み出す。一方、操作履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判定した場合(ステップS302:Yes)、認知症判定部103は、所定期間(例えば、1か月)内の誤操作回数をインクリメントし、当該誤操作回数が、所定回数(例えば、3回)に達したか否かを判断する(ステップS303)。誤操作回数が所定回数に達していない場合(ステップS303:No)、認知症判定部103は、ステップS301に戻り、データベース102から、新たな操作履歴情報を読み出す。一方、誤操作回数が所定回数に達していた場合(ステップS303:Yes)、認知症判定部103は、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があると判定する(ステップS304)。
例えば、認知症判定部103は、65歳以上の人が一人暮らしをしている家の家庭用電気器具20の所定期間(例えば、1か月)内の操作履歴が、所定回数(例えば、3回)以上、家庭用電気器具20である炊飯器の電源を深夜にオンしたこと、家庭用電気器具20である風呂を深夜に沸かしたこと、洗濯機20dを日中に連続して3回以上脱水を行ったことなどの所定の認知症判定基準に該当した場合、当該65歳以上の人が認知症の可能性があると判定する。
認知症予見通知部104は、認知症判定部103によって家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があると判定された場合(ステップS304)、所定の外部装置11に対して、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があることを示す認知症通知情報を送信する(ステップS305)。本実施形態では、認知症予見通知部104は、所定の外部装置11(例えば、息子が所有する外部装置11)に対して認知症通知情報を送信する。
このように、第1の実施形態にかかる認知症発見システムによれば、病院等において認知症の診断および治療を早期に受けることができる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、操作履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判断した場合に、所定の操作者の位置情報および睡眠時間の少なくとも一方に基づいて、所定の操作者の中から当該操作履歴の操作を行った操作者を特定して、所定の操作者毎に誤操作回数を計数し、当該誤操作回数が所定回数に達した所定の操作者を認知症患者と判定し、当該認知症患者を示す認知症通知情報を所定の外部装置に送信する例である。以下の説明では、第1の実施形態と同様の箇所については説明を省略する。
本実施形態では、情報取得部101は、家庭用電気器具20の所定の操作者に予め設定された携帯電話機や活動量計等のウェアラブル端末12から、当該所定の操作者の位置を示す位置情報を含む活動情報を取得する(以下、所定の操作者に予め設定されたウェアラブル端末12から取得した活動情報を、所定の操作者の活動情報と言う)。ここで、位置情報は、例えば、GPS(Global Positioning System)衛星から受信する電波を用いて測定したウェアラブル端末12の位置を示すGPS情報である。
また、情報取得部101は、ウェアラブル端末12から、当該所定の操作者の睡眠時間を含む活動情報を取得する。そして、情報取得部101は、取得した活動情報を、データベース102に保存する。本実施形態では、情報取得部101は、位置情報および睡眠時間の両方を含む活動情報を取得しているが、位置情報および睡眠時間の少なくとも一方を含む活動情報を取得するものであれば良い。
図4は、第2の実施形態にかかる認知症早期発見装置により取得される活動情報の一例を示す図である。図4に示すように、本実施形態では、情報取得部101は、ウェアラブル端末12から、当該ウェアラブル端末12の装着者(すなわち、家庭用電気器具20の操作者)、装着者の活動量(例えば、歩数、移動距離)、装着者の睡眠時間、装着者の位置情報(例えば、装着者の位置および当該位置に装着者が居た時刻)、および装着者の会話時間を含む活動情報を取得する。
認知症判定部103は、操作履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判定した場合に、データベース102に記憶された所定の操作者の活動情報が含む位置情報および睡眠時間の少なくとも一方に基づいて、当該操作履歴の操作を行った操作者を特定する。さらに、認知症判定部103は、所定の操作者毎に、当該操作者の操作履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判断された誤操作回数を計数する。そして、認知症判定部103は、誤操作回数が所定回数に達した所定の操作者を認知症患者と判定する。認知症予見通知部104は、認知症患者を示す認知症通知情報を所定の外部装置に対して送信する。
図5Aは、第2の実施形態にかかる認知症早期発見装置による認知症の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。認知症判定部103は、読み出した操作履歴情報が示す操作履歴が、所定の認知症判定基準に該当すると判定した場合(ステップS302:Yes)、情報取得部101により取得した活動情報が含む位置情報が示す時刻および位置に基づいて、操作履歴情報が示す操作時間に、家庭用電気器具20の位置(若しくは、当該位置近傍)に居た操作者を特定する(ステップS501)。そして、認知症判定部103は、所定の操作者のうち、当該特定した操作者の誤操作回数をインクリメントする(ステップS502)。
または、認知症判定部103は、読み出した操作履歴情報が示す操作履歴が、所定の認知症判定基準に該当すると判定した場合(ステップS302:Yes)、情報取得部101により取得した活動情報が含む睡眠時間に基づいて、操作履歴情報が示す操作時間に、寝ていない操作者を特定する(ステップS501)。そして、認知症判定部103は、所定の操作者のうち、当該特定した操作者の誤操作回数をインクリメントする(ステップS502)。
または、認知症判定部103は、読み出した操作履歴情報が示す操作履歴が、所定の認知症判定基準に該当すると判定した場合(ステップS302:Yes)、情報取得部101により取得した活動情報が含む位置情報に基づいて、在宅する操作者を特定する。次いで、認知症判定部103は、在宅する操作者のうち、情報取得部101により取得した活動情報が含む睡眠時間に基づいて、操作履歴が示す操作時間に、寝ていない操作者を特定する(ステップS501)。そして、認知症判定部103は、所定の操作者のうち、当該特定した操作者の誤操作回数をインクリメントする(ステップS502)。
図5Bは、第2の実施形態にかかる認知症早期発見装置が有する家族情報データベースの一例を示す図である。図5Bに示すように、本実施形態では、データベース102は、所定の操作者毎に、操作者の性別、年齢、誤操作回数、誤操作回数に基づいて認知症患者の可能性があると判定された回数(以下、判定回数と言う)、認知症通知情報を送信する優先順位、および認知症患者が居ることを示すフラグを記憶する家族情報データベースを有する。本実施形態では、認知症判定部103は、所定の認知症判定基準に該当すると判定された操作履歴の操作を行った操作者が特定されると、家族情報データベースにおいて、当該特定された操作者の誤操作回数をインクリメントする。
また、認知症判定部103は、複数の操作者が、所定の認知症判定基準に該当すると判断された操作履歴の操作を行った操作者として特定された場合、当該複数の操作者の年齢に基づいて、当該複数の操作者の中から、当該操作履歴の操作を行った操作者を絞り込んでも良い。具体的には、認知症判定部103は、複数の操作者のうち、家族情報データベースに記憶された年齢が所定の年齢(例えば、10歳)以下の操作者を、所定の認知症判定基準に該当すると判断された操作履歴の操作を行った操作者から除外する。そして、認知症判定部103は、絞り込まれた操作者の誤操作回数をインクリメントする。また、認知症判定部103は、絞り込まれた操作者が複数いる場合には、家族情報データベースに記憶されたフラグを「0」から「1」に変更して、操作者の中に認知症患者が居ることを保存する。
認知症判定部103は、特定した操作者の所定期間(例えば、1か月)内の誤操作回数が、所定回数(例えば、3回)に達しているか否かを判断する(ステップS503)。認知症判定部103は、誤操作回数が所定回数に達していない場合(ステップS503:No)、ステップS301に戻り、データベース102から、新たな操作履歴情報を読み出す。一方、認知症判定部103は、誤操作回数が所定回数に達している場合(ステップS503:Yes)、特定した操作者を、認知症患者と判定する(ステップS504)。さらに、認知症判定部103は、家族情報データベースにおいて、認知症患者と判定した操作者の判定回数をインクリメントする。そして、認知症予見通知部104は、所定の外部装置11に対して、認知症患者を示す認知症通知情報を送信する(ステップS505)。これにより、所定の操作者の中から認知症患者を容易に特定することができるので、認知症患者に対して、病院等における認知症の診断および治療を早期に受けさせることができる。
本実施形態では、認知症予見通知部104は、所定の操作者毎に予め設定された外部装置11(以下、所定の操作者の外部装置と言う)のうち、家族情報データベースに記憶された優先順位が最も高い操作者の外部装置に対して、認知症通知情報を送信する。ただし、認知症予見通知部104は、家族情報データベースに記憶された優先順位が最も高い操作者が認知症患者として判定された場合、認知症患者の次に優先順位が高い操作者の外部装置に対して、認知症通知情報を送信する。すなわち、認知症予見通知部104は、所定の操作者のうち認知症患者以外の操作者が所持する外部装置に対して、認知症通知情報を送信する。これにより、認知症患者に対して直接に認知症であることが通知されることを防止できるので、認知症患者が、自身が認知症であることを受け入れることができずに、病院等における認知症の診断および治療が遅れることを防止できる。
例えば、老夫婦とその息子の家族4人が所定の操作者である場合の認知症の判定処理について説明する。家庭用電気器具20である炊飯器の操作履歴情報が含む操作時間が示す時間帯(例えば、深夜)が、過去の操作履歴から推定される時間帯とは異なり、当該操作時間が所定の認知症判定基準に該当すると判断された場合、認知症判定部103は、情報取得部101により取得した各操作者の活動情報が含む睡眠時間に基づいて、炊飯器の操作履歴情報が含む操作時間に、寝ていない操作者(例えば、祖父)を、炊飯器の操作履歴の操作を行った操作者として特定する。
次いで、認知症判定部103は、祖父について、所定期間(例えば、1か月)内の操作履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判断された誤操作回数が、所定回数(例えば、3回)に達しているか否かを判断する。そして、認知症判定部103は、祖父の誤操作回数が所定回数に達している場合、祖父を認知症患者と判定する。次いで、認知症予見通知部104は、認知症患者と判定された祖父を示す認知症通知情報を、祖父以外の操作者(例えば、息子)の外部装置11に送信する。
このように、第2の実施形態にかかる認知症発見システムによれば、認知症患者に対して、病院等における認知症の診断および治療を早期に受けさせることができる。
(第3の実施形態)
本実施形態は、所定の操作者の購買情報を取得し、当該購買情報が示す購入履歴に基づいて、家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定する例である。以下の説明では、上述の実施形態と同様の箇所については説明を省略する。
本実施形態では、情報取得部101は、情報処理端末60から、購買情報を取得する。そして、情報取得部101は、取得した購買情報を、データベース102に保存する。図6は、第3の実施形態にかかる認知症早期発見装置により取得される購買情報の一例を示す図である。図6に示すように、本実施形態では、情報取得部101は、商品を購入した操作者である購入者、商品を購入した購入日、商品を購入した購入時間、商品を購入した購入場所、購入した商品である購入品、購入した商品の数量、購入した商品の値段、および商品の購入に関する情報(備考)を含む購入情報を取得する。
認知症判定部103は、情報取得部101により取得された購買情報が示す購入履歴に基づいて、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定する。そして、認知症予見通知部104は、商品の購入履歴および家庭用電気器具20の操作履歴の少なくとも一方に基づいて、家庭用電気器具20の操作者が認知症である可能性があると判定された場合、所定の外部装置11に対して、認知症通知情報を送信する。
図7は、第3の実施形態にかかる認知症早期発見装置による認知症患者の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、認知症判定部103は、データベース102から、所定の操作者のうち認知症判定対象の操作者の購買情報を読み出す(ステップS701)。次いで、認知症判定部103は、読み出した購買情報が示す購入履歴が、所定の認知症判定基準に該当するか否かを判断する(ステップS702)。
例えば、認知症判定部103は、認知症判定対象の操作者の購買情報が示す購入履歴:「1週間に10本牛乳を購入」が、過去の購入履歴から推定される購入履歴:「1週間に1本牛乳を購入」等の所定の購入履歴とは異なる場合、当該購入履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判断する。また、認知症判定部103は、認知症判定対象の操作者の購買情報が示す購入履歴:「特売品や見切り品を購入していない」が、過去の購入履歴から推定される購入履歴:「特売品や見切り品を購入」等の所定の購入履歴とは異なる場合、当該購入履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判断する。また、認知症判定部103は、認知症判定対象の操作者の購買情報が示す購入履歴:「1日に所定回数(例えば、3回)以上買い物」が、過去の購入履歴から推定される購入履歴:「1日に1回買い物」等の所定の購入履歴とは異なる場合、当該購入履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判断する。
購入履歴が所定の認知症判定基準に該当しないと判断した場合(ステップS702:No)、認知症判定部103は、ステップS701に戻り、データベース102から、認知症判定対象の操作者の新たな購買情報を読み出す。一方、購入履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判断した場合(ステップ702:Yes)、認知症判定部103は、認知症判定対象の操作者の誤購入回数をインクリメントする(ステップS703)。ここで、誤購入回数は、購入履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判断された回数である。
図8は、第3の実施形態にかかる認知症早期発見装置が有する家族情報データベースの一例を示す図である。図8に示すように、本実施形態では、家族情報データベースは、所定の操作者毎に、性別、年齢、誤操作回数、判定回数、優先順位、およびフラグに加えて、誤購入回数を記憶する。そして、認知症判定部103は、認知症判定対象の操作者の購入履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判断されると、家族情報データベースにおいて、当該認知症判定対象の操作者の誤購入回数をインクリメントする。
図7に戻り、認知症判定部103は、認知症判定対象の操作者について、所定期間(例えば、1か月)内の誤購入回数が、所定回数(例えば、3回)に達しているか否かを判断する(ステップS704)。誤購入回数が所定回数に達していないと判断した場合(ステップS704:No)、ステップS701に戻り、認知症判定部103は、データベース102から、認知症判定対象の操作者の新たな購買情報を読み出す。一方、認知症判定部103は、誤購入回数が所定回数に達している場合(ステップS704:Yes)、認知症判定対象の操作者を、認知症患者と判定する(ステップS705)。さらに、認知症判定部103は、家族情報データベースにおいて、認知症患者と判定した操作者の判定回数をインクリメントする。
そして、認知症予見通知部104は、所定の外部装置11に対して、認知症患者を示す認知症通知情報を送信する(ステップS706)。これにより、家庭用電気器具20の操作履歴に加えて、当該操作者の購入履歴に基づいて認知症患者を判定することができるので、認知症患者に対して、病院等における認知症の診断および治療を早期に受けさせる可能性を高めることができる。本実施形態では、図5に示す認知症の判定処理に続いて、以上の処理を実行することにより、認知症判定部103は、認知症判定対象の操作者の所定期間内の誤購入回数および誤操作回数の少なくとも一方が所定回数に達していると判断した場合、当該認知症判定対象の操作者を認知症患者と判定する。また、本実施形態では、全ての所定の操作者について、図7に示す処理を繰り返す。
例えば、65歳以上の一人暮らしをしている祖父が認知症判定対象の操作者である場合における認知症の判定処理について説明する。祖父の購買情報が示す購入履歴が、1週間に10本牛乳を購入したり、1か月に調味料を5〜6個購入したり、1日に何度も商品を購入したりして、祖父の誤購入回数が所定回数以上である場合、認知症判定部103は、祖父を認知症患者と判定する。そして、認知症予見通知部104は、所定の外部装置11のうち、優先順位が最も高い操作者(例えば、祖父の息子)の外部装置に対して、認知症通知情報を送信する。
このように、第3の実施形態にかかる認知症発見システムによれば、認知症患者に対して、病院等における認知症の診断および治療を早期に受けさせる可能性を高めることができる。
(第4の実施形態)
本実施形態は、所定の操作者の会話時間を取得し、当該会話時間に基づいて、家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定する例である。以下の説明では、上述の実施形態と同様の箇所については説明を省略する。
本実施形態では、認知症判定部103は、情報取得部101により取得された活動情報が含む会話時間に基づいて、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定する。そして、認知症予見通知部104は、会話時間および操作履歴の少なくとも一方に基づいて、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があると判定された場合、所定の外部装置11に対して認知症通知情報を送信する。
図9は、第4の実施形態にかかる認知症早期発見装置による認知症患者の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。認知症判定部103は、データベース102から、所定の操作者のうち認知症判定対象の操作者の活動情報を取得する(ステップS901)。そして、認知症判定部103は、取得した活動情報が含む会話時間が、所定の認知症判定基準に該当するか否かを判断する(ステップS902)。例えば、認知症判定部103は、認知症判定対象の操作者の活動情報が含む1か月の会話時間が、当該操作者の過去の会話時間から推定される統計的な会話時間より短い場合、当該活動情報が含む会話時間が所定の認知症判定基準に該当すると判断する。
活動情報が含む会話時間が所定の認知症判定基準に該当しないと判断された場合(ステップS902:No)、認知症判定部103は、ステップS901に戻り、データベース102から、認知症判定対象の操作者の新たな活動情報を取得する。一方、活動情報が含む会話時間が所定の認知症判定基準に該当すると判断した場合(ステップS902:Yes)、認知症判定部103は、認知症判定対象の操作者の認知症会話回数をインクリメントする(ステップS903)。ここで、認知症会話回数は、会話時間が所定の認知症判定基準に該当すると判断された回数である。
図10は、第4の実施形態にかかる認知症早期発見装置が有する家族情報データベースの一例を示す図である。図10に示すように、本実施形態では、家族情報データベースは、所定の操作者毎に、性別、年齢、誤操作回数、判定回数、優先順位、フラグ、および誤購入回数に加えて、認知症会話回数を記憶する。そして、認知症判定部103は、認知症判定対象の操作者の会話時間が所定の認知症判定基準に該当すると判断されると、家族情報データベースにおいて、当該認知症判定対象の操作者の認知症会話回数をインクリメントする。
図9に戻り、認知症判定部103は、認知症判定対象の操作者について、所定期間(例えば、1か月)内の認知症会話回数が、所定回数(例えば、3回)に達しているか否かを判断する(ステップS904)。認知症会話回数が所定回数に達していないと判断した場合(ステップS904:No)、ステップS901に戻り、認知症判定部103は、データベース102から、認知症判定対象の操作者の新たな活動情報を取得する。一方、認知症判定部103は、認知症会話回数が所定回数に達している場合(ステップS904:Yes)、認知症判定対象の操作者を、認知症患者と判定する(ステップS905)。さらに、認知症判定部103は、家族情報データベースにおいて、認知症患者と判定した操作者の判定回数をインクリメントする。
そして、認知症予見通知部104は、所定の外部装置11に対して、認知症患者を示す認知症通知情報を送信する(ステップS906)。これにより、家庭用電気器具20の操作者の操作履歴に加えて、当該操作者の会話時間に基づいて認知症患者を判定することができるので、認知症患者に対して、病院等における認知症の診断および治療を早期に受けさせる可能性を高めることができる。
本実施形態では、図5に示す認知症の判定処理に続いて、以上の処理を実行することにより、認知症判定部103は、認知症判定対象の操作者の所定期間内の認知症会話回数および誤操作回数の少なくとも一方が所定回数に達していると判断した場合、当該認知症判定対象の操作者を認知症患者と判定する。また、本実施形態では、全ての所定の操作者について、図9に示す処理を繰り返す。
例えば、65歳以上の一人暮らしをしている老人が認知症判定対象の操作者である場合における認知症の判定処理について説明する。老人の活動情報が示す会話時間が、所定期間内に、当該老人の過去の会話時間から推定される統計的な会話時間より減っている日が所定日数(例えば、10日)以上ある場合、認知症判定部103は、当該老人を認知症患者と判定する。そして、認知症予見通知部104は、所定の外部装置11のうち、優先順位が最も高い操作者(例えば、老人の息子)の外部装置に対して、認知症通知情報を送信する。
このように、第4の実施形態にかかる認知症発見システムによれば、認知症患者に対して、病院等における認知症の診断および治療を早期に受けさせる可能性を高めることができる。
また、認知症判定部103は、ウェアラブル端末12等によって所定の操作者の会話内容を含む活動情報を取得することができる場合、活動情報が含む所定の操作者の会話内容に基づいて、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定することも可能である。具体的には、認知症判定部103は、取得した活動情報が含む会話内容が、所定の認知症判定基準に該当するか否かを判断する。例えば、認知症判定部103は、認知症判定対象の操作者の活動情報が含む会話内容が、同じ会話内容を繰り返し話している場合等に、当該会話内容が所定の認知症判定基準に該当すると判断する。次いで、認知症判定部103は、認知症判定対象の操作者の認知症会話回数をインクリメントする。そして、認知症判定部103は、認知症会話回数が所定回数に達した操作者を、認知症患者と判定する。
(第5の実施形態)
本実施形態は、テレビジョンの視聴履歴を取得し、取得した視聴履歴に基づいて、家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定する例である。以下の説明では、上述の実施形態と同様の箇所については説明を省略する。
本実施形態では、情報取得部101は、ネットワークNTを介して接続された家庭用電気器具20であるテレビジョン20bから、当該テレビジョン20bの視聴履歴を示す視聴データを取得する。そして、情報取得部101は、取得した視聴データを、データベース102に保存する。図11は、第5の実施形態にかかる認知症早期発見装置に記憶される視聴データの一例を示す図である。図11に示すように、本実施形態では、情報取得部101は、視聴データの取得元のテレビジョン20bと、テレビジョン20bの操作日と、テレビジョン20bの電源をオンした時刻である電源ON時刻と、テレビジョン20bの電源をオフした時刻である電源OFF時刻と、テレビジョン20bにおいて視聴したチャンネルと、を含む視聴データを取得する。
認知症判定部103は、情報取得部101により取得された視聴データが示す視聴履歴に基づいて、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定する。そして、認知症予見通知部104は、視聴履歴および操作履歴の少なくとも一方に基づいて、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があると判定された場合、所定の外部装置11に対して認知症通知情報を送信する。
図12は、第5の実施形態にかかる認知症早期発見装置による認知症患者の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、認知症判定部103は、データベース102から、視聴データを取得する(ステップS1201)。次いで、認知症判定部103は、読み出した視聴データが示す視聴履歴が、所定の認知症判定基準に該当するか否かを判断する(ステップS1202)。
例えば、認知症判定部103は、読み出した視聴データが示す操作日および当該操作日に視聴したチャンネルの組み合わせが、過去の同じ操作日(例えば、前の月の操作日)および当該操作日に視聴したチャンネルの組み合わせと一致しなかった場合(すなわち、視聴番組が変わった場合)、当該視聴データが示す視聴履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判断する。
または、認知症判定部103は、読み出した視聴データが示す電源ON時刻から電源OFF時刻までの時間(以下、視聴時間と言う)が、過去の視聴履歴から推定される視聴時間等の所定の視聴時間と異なった場合(すなわち、視聴時間が変わった場合)、当該視聴データが示す視聴履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判断する。
視聴データが示す視聴履歴が所定の認知症判定基準に該当しないと判断した場合(ステップS1202:No)、認知症判定部103は、ステップS1201に戻り、データベース102から、新たな視聴データを読み出す。一方、視聴データが示す視聴履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判断した場合(ステップS1202:Yes)、認知症判定部103は、第2の実施形態と同様にして、情報取得部101により取得した活動情報が含む位置情報および睡眠時間の少なくとも一方に基づいて、所定の操作者のうち、視聴データが示す操作日と同じ操作日にテレビジョン20bを操作した操作者の誤視聴回数をインクリメントする(ステップS1203)。ここで、誤視聴回数は、視聴履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判断された回数である。
図13は、第5の実施形態にかかる認知症早期発見装置が有する家族情報データベースの一例を示す図である。図13に示すように、本実施形態では、家族情報データベースは、所定の操作者毎に、性別、年齢、誤操作回数、誤購入回数、認知症会話回数、判定回数、優先順位、およびフラグに加えて、誤視聴回数を記憶する。そして、認知症判定部103は、視聴データが示す視聴履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判断されると、家族情報データベースにおいて、テレビジョン20bの操作者の誤視聴回数をインクリメントする。
図12に戻り、認知症判定部103は、所定の操作者毎に、所定期間(例えば、1か月)内の誤視聴回数が、所定回数(例えば、3回)に達しているか否かを判断する(ステップS1204)。誤視聴回数が所定回数に達していないと判断した場合(ステップS1204:No)、ステップS701に戻り、認知症判定部103は、データベース102から、新たな視聴データを読み出す。一方、認知症判定部103は、誤視聴回数が所定回数に達している場合(ステップS1204:Yes)、テレビジョン20bの操作者を認知症患者と判定する(ステップS1205)。さらに、認知症判定部103は、家族情報データベースにおいて、認知症患者と判定した操作者の判定回数をインクリメントする。
そして、認知症予見通知部104は、所定の外部装置11に対して、認知症患者を示す認知症通知情報を送信する(ステップS1206)。これにより、家庭用電気器具20の操作者の操作履歴に加えて、当該操作者のテレビジョン20bの視聴履歴に基づいて認知症患者を判定することができるので、認知症患者が、病院等における認知症の診断および治療を早期に受けることができる可能性を高めることができる。
本実施形態では、図5に示す認知症の判定処理に続いて、以上の処理を実行することにより、認知症判定部103は、所定の操作者の所定期間内の誤視聴回数および誤操作回数の少なくとも一方が所定回数に達していると判断した場合、当該所定の操作者を認知症患者と判定する。
例えば、65歳以上の老人がテレビジョン20bの操作者である場合における認知症の判定処理について説明する。テレビジョン20bから取得した視聴データが、ある操作日の22時にニュース番組以外のチャンネルを視聴していることを示しているが、前の月の同じ操作日は19時にニュース番組のチャンネルしか視聴していないことを示している場合、認知症判定部103は、テレビジョン20bの操作者である老人の誤視聴回数をインクリメントする。さらに、認知症判定部103は、当該老人の所定期間(例えば、1か月)内の誤視聴回数が所定回数(例えば、10回以上)以上である場合、当該老人を認知症患者と判定する。そして、認知症予見通知部104は、所定の外部装置11のうち、優先順位が最も高い操作者(例えば、老人の息子)の外部装置に対して、認知症通知情報を送信する。
このように、第5の実施形態にかかる認知症発見システムによれば、認知症患者が、病院等における認知症の診断および治療を早期に受けることができる可能性を高めることができる。
(第6の実施形態)
本実施形態は、家庭用電気器具20の操作者の自動車の運転履歴を取得し、当該取得した運転履歴に基づいて、家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定する例である。以下の説明では、上述の実施形態と同様の箇所については説明を省略する。
本実施形態では、情報取得部101は、車載器70から、運転履歴情報を取得する。そして、情報取得部101は、取得した運転履歴情報を、データベース102に保存する。図14は、第6の実施形態にかかる認知症早期発見装置により取得される運転履歴情報の一例を示す図である。図14に示すように、本実施形態では、情報取得部101は、車両Vを運転した操作者、車両Vを運転した運転日、車両Vのエンジンを動かした時刻であるエンジンON時刻、車両Vのエンジンを停止させた時刻であるエンジンOFF時刻、車両Vが移動した位置を示す位置情報、および車両Vが走行した経路を識別するルート情報を含む運転履歴情報を取得する。
認知症判定部103は、情報取得部103により取得された運転履歴情報が示す運転履歴に基づいて、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定する。そして、認知症予見通知部104は、運転履歴および家庭用電気器具20の操作履歴の少なくとも一方に基づいて、家庭用電気器具20の操作者が認知症である可能性があると判定された場合、所定の外部装置11に対して、認知症通知情報を送信する。
図15は、第6の実施形態にかかる認知症早期発見装置による認知症患者の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、認知症判定部103は、データベース102から、所定の操作者のうち、認知症判定対象の操作者の運転履歴情報を読み出す(ステップS1501)。次いで、認知症判定部103は、読み出した運転履歴情報が示す運転履歴が、所定の認知症判定基準に該当するか否かを判断する(ステップS1502)。
例えば、認知症判定部103は、認知症判定対象の操作者の運転履歴情報が含むルート情報が示す経路が、過去の運転履歴から推定される経路等の所定の経路とは異なる経路を示している場合、当該運転履歴情報が示す運転履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判断する。また、認知症判定部103は、認知症判定対象の操作者の運転履歴情報が含むエンジンON時刻からエンジンOFF時刻までの時間である運転時間が、過去の運転時間から推定される運転時間等の所定の運転時間と異なる場合、当該運転履歴情報が示す運転履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判断する。
運転履歴情報が示す運転履歴が所定の認知症判定基準に該当しないと判断した場合(ステップS1502:No)、認知症判定部103は、ステップS1501に戻り、データベース102から、新たな運転履歴情報を読み出す。一方、運転履歴情報が示す運転履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判断した場合(ステップS1502:Yes)、認知症判定部103は、認知症判定対象の操作者の誤運転回数をインクリメントする(ステップS1503)。ここで、誤運転回数は、運転履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判断された回数である。
図16は、第6の実施形態にかかる認知症早期発見装置が有する家族情報データベースの一例を示す図である。図16に示すように、本実施形態では、家族情報データベースは、所定の操作者毎に、性別、年齢、誤操作回数、誤購入回数、認知症会話回数、誤視聴回数、判定回数、優先順位、およびフラグに加えて、誤運転回数を記憶する。認知症判定部103は、認知症判定対象の操作者の運転履歴が所定の認知症判定基準に該当すると判断されると、家族情報データベースにおいて、当該認知症判定対象の操作者の誤運転回数をインクリメントする。
図15に戻り、認知症判定部103は、認知症判定対象の操作者について、所定期間(例えば、1か月)内の誤運転回数が所定回数(例えば、3回)に達しているか否かを判断する(ステップS1504)。誤運転回数が所定回数に達していないと判断した場合(ステップS1504:No)、認知症判定部103は、ステップS1501に戻り、データベース102から、新たな運転履歴情報を読み出す。一方、認知症判定部103は、誤運転回数が所定回数に達している場合(ステップS1504:Yes)、認知症判定対象の操作者を、認知症患者と判定する(ステップS1505)。さらに、認知症判定部103は、家族情報データベースにおいて、認知症患者と判定した操作者の判定回数をインクリメントする。
そして、認知症予見通知部104は、所定の外部装置に対して、認知症患者を示す認知症通知情報を送信する(ステップS1506)。これにより、家庭用電気器具20の操作履歴に加えて、操作者の運転履歴に基づいて、認知症患者を判定することができるので、認知症患者に対して、病院等における認知症の診断および治療を早期に受けさせる可能性を高めることができる。
本実施形態では、図5に示す認知症の判定処理に続いて、以上の処理を実行することにより、認知症判定部103は、認知症判定対象の操作者の所定期間内の誤運転回数および誤操作回数の少なくとも一方が所定回数に達していると判断した場合、当該認知症判定対象の操作者を認知症患者と判定する。また、本実施形態では、全ての所定の操作者について、図15に示す処理を繰り返す。
例えば、65歳以上の一人暮らしをしている老人が認知症判定対象の操作者である場合における認知症の判定処理について説明する。老人の運転履歴情報が含むルート情報が示す経路(例えば、家から職場までの経路)が、過去の経路から推定される経路と異なる場合、認知症判定部103は、老人の誤運転回数をインクリメントする。次いで、認知症判定部103は、所定期間内(例えば、1か月)の誤運転回数が所定回数(例えば、10回)に達していた場合、当該老人を認知症患者と判定する。そして、認知症予見通知部104は、所定の外部装置11のうち、優先順位が最も高い操作者(例えば、老人の息子)の外部装置に対して、認知症通知情報を送信する。
このように、第6の実施形態にかかる認知症発見システムによれば、認知症患者に対して、病院等における認知症の診断および治療を早期に受けさせる可能性を高めることができる。
以上説明したとおり、第1から第6の実施形態によれば、病院等において認知症の診断および治療を早期に受けることができる。
また、認知症早期発見装置10の情報取得部101は、家庭用電気器具20の操作者のスケジュールを取得する。次いで、認知症判定部103は、当該スケジュールに基づいて、家庭用電気器具20の操作者が認定証の可能性があるか否かを判定する。例えば、認知症判定部103は、取得したスケジュールが含む位置情報と、活動情報が含む位置情報とが一致しなかった場合に、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があると判定する。認知症予見通知部104は、スケジュールおよび家庭用電気器具20の操作履歴の少なくとも一方に基づいて、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があると判定された場合、所定の外部装置11に対して、認知症通知情報を送信しても良い。または、認知症判定部103は、取得したスケジュールに名称(例えば、喫茶店の名前)が含まれている場合、当該名称に基づいて、当該名称の位置情報を検索し、検索された位置情報と活動情報が含む位置情報とが一致しなかった場合に、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があると判定する。これにより、家庭用電気器具20の操作履歴に加えて、操作者のスケジュールに基づいて、認知症患者を判定することができるので、認知症患者に対して、病院等における認知症の診断および治療を早期に受けさせる可能性を高めることができる。
また、本実施形態では、認知症早期発見装置10の認知症予見通知部104は、家庭用電気器具20の操作履歴、家庭用電気器具20の操作者の商品の購入履歴、操作者の車両の運転履歴、および操作者の会話時間のいずれかに基づいて、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があると判定された場合に、認知症通知情報を所定の外部装置11に送信しているが、これに限定するものではない。
例えば、情報取得部101は、家庭用電気器具20の操作者の商品の購入履歴、車両Vの操作者の運転履歴、操作者の会話時間、操作者の視聴履歴、および操作者のスケジュールを取得する。次いで、認知症判定部103は、購入履歴、運転履歴、会話時間、視聴履歴、およびスケジュールの少なくとも1つに基づいて、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定する。次いで、認知症判定部103は、購入履歴、運転履歴、会話時間、視聴履歴、およびスケジュールの少なくとも1つに基づいて、操作者が認知症の可能性があると判定されたことをトリガにして、家庭用電気器具20の操作履歴に基づいて、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定しても良い。そして、認知症予見通知部104は、家庭用電気器具20の操作履歴に基づいて家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があると判定された場合にのみ、所定の外部装置11に対して、認知症通知情報を送信しても良い。
また、本実施形態では、認知症判定部103は、家庭用電気器具20の操作履歴のうち所定の認知症判定基準に該当しないと判断された操作履歴に基づいて、所定の認知症判定基準を更新する学習処理を実行する。例えば、認知症判定部103は、所定の認知症判定基準から、家庭用電気器具20の操作履歴のうち所定の認知症判定基準に該当しないと判断された操作履歴(例えば、操作方法が難しい家庭用電気器具20の操作履歴)を除外する。これにより、認知症による誤操作でない操作履歴に基づいて、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があると判断される可能性を小さくすることができるので、認知症患者の判定精度を高めることができる。
また、本実施形態では、認知症予見通知部104は、認知症患者以外の操作者に対して、認知症通知情報を送信しているが、認知症患者と判定された操作者の外部装置11に対して、認知症の診断(例えば、インターネットなどの簡易テスト)の受診を促す情報(第2情報の一例)を送信しても良い。若しくは、認知症予見通知部104は、認知症患者と判定された所定の操作者が居住する地域の保健所の端末に対して、認知症の診断の受診を促す情報を送信しても良い。
また、本実施形態では、認知症予見通知部104は、家庭用電気器具20の操作者の商品の購入履歴、車両Vの操作者の運転履歴、操作者の会話時間、および操作者の視聴履歴等の複数の条件(以下、認知症判定条件と言う)のうちいずれか1つと、家庭用電気器具20の操作履歴との少なくとも一方に基づいて、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があると判定された場合に、認知症通知情報を所定の外部装置11に送信しているが、これに限定するものではない。例えば、認知症予見通知部104は、複数の認知症判定条件および家庭用電気器具20の操作履歴との少なくとも1つに基づいて、家庭用電気器具20の操作者が認知症の可能性があると判定された場合に、認知症通知情報を所定の外部装置11に送信しても良い。
なお、本実施形態の認知症早期発見装置10で実行されるプログラムは、ROM(Read Only Memory)等に予め組み込まれて提供される。本実施形態の認知症早期発見装置10で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態の認知症早期発見装置10で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の認知症早期発見装置10で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施形態の認知症早期発見装置10で実行されるプログラムは、上述した各部(情報取得部101、認知症判定部103、および認知症予見通知部104)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを備えた電気回路が上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、情報取得部101、認知症判定部103、および認知症予見通知部104が主記憶装置上に生成されるようになっている。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 認知症早期発見装置
20 家庭用電気器具
60 情報処理端末
70 車載器
101 情報取得部
102 データベース
103 認知症判定部
104 認知症予見通知部
NT ネットワーク

Claims (15)

  1. 家庭用電気器具の操作履歴を取得する取得部と、
    前記操作履歴に基づいて、前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定する判定部と、
    前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があると判定された場合、所定の外部装置に対して、前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があることを示す第1情報を送信する送信部と、
    を備えた認知症判定装置。
  2. 前記判定部は、前記操作履歴が所定の認知症判定基準に該当するか否かを判断し、所定期間内の前記操作履歴が前記所定の認知症判定基準に該当すると判断された第1回数が所定回数に達した場合、前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があると判定する請求項1に記載の認知症判定装置。
  3. 前記取得部は、所定の操作者の位置情報を取得し、
    前記判定部は、前記操作履歴が前記所定の認知症判定基準に該当すると判断した場合、前記位置情報に基づいて、前記所定の操作者のうち前記操作履歴の操作を行った操作者を特定し、前記所定の操作者毎に前記第1回数を計数し、前記第1回数が前記所定回数に達した前記所定の操作者を認知症患者と判定し、
    前記送信部は、前記認知症患者を示す前記第1情報を前記外部装置に送信する請求項1に記載の認知症判定装置。
  4. 前記取得部は、所定の操作者の睡眠時間を取得し、
    前記判定部は、前記操作履歴が前記所定の認知症判定基準に該当すると判断した場合、前記睡眠時間に基づいて、前記所定の操作者のうち前記操作履歴の操作を行った操作者を特定し、前記所定の操作者毎に前記第1回数を計数し、前記第1回数が前記所定回数に達した前記所定の操作者を認知症患者と判定し、
    前記送信部は、前記認知症患者を示す前記第1情報を前記外部装置に送信する請求項1に記載の認知症判定装置。
  5. 前記取得部は、前記家庭用電気器具の操作者の商品の購入履歴を取得し、
    前記判定部は、前記購入履歴に基づいて、前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定し、
    前記送信部は、前記購入履歴および前記操作履歴の少なくとも一方に基づいて前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があると判定された場合、前記外部装置に対して、前記第1情報を送信する請求項1に記載の認知症判定装置。
  6. 前記取得部は、前記家庭用電気器具の操作者による車両の運転履歴を取得し、
    前記判定部は、前記運転履歴に基づいて、前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定し、
    前記送信部は、前記運転履歴および前記操作履歴の少なくとも一方に基づいて、前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があると判定された場合、前記外部装置に対して、前記第1情報を送信する請求項1に記載の認知症判定装置。
  7. 前記取得部は、前記家庭用電気器具の操作者の会話時間を取得し、
    前記判定部は、前記会話時間に基づいて、前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定し、
    前記送信部は、前記会話時間および前記操作履歴の少なくとも一方に基づいて、前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があると判定された場合、前記外部装置に対して、前記第1情報を送信する請求項1に記載の認知症判定装置。
  8. 前記取得部は、前記家庭用電気器具の操作者のスケジュールを取得し、
    前記判定部は、前記スケジュールに基づいて、前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定し、
    前記送信部は、前記スケジュールおよび前記操作履歴の少なくとも一方に基づいて、前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があると判定された場合、前記外部装置に対して、前記第1情報を送信する請求項1に記載の認知症判定装置。
  9. 前記取得部は、前記家庭用電気器具の操作者の商品の購入履歴、車両の運転履歴、会話時間、テレビジョンの視聴履歴、およびスケジュールを取得し、
    前記判定部は、前記購入履歴、前記運転履歴、前記会話時間、前記視聴履歴、および前記スケジュールの少なくとも1つに基づいて、前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があると判定されたことをトリガにして、前記操作履歴に基づいて、前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定する請求項1に記載の認知症判定装置。
  10. 前記判定部は、前記操作履歴のうち前記所定の認知症判定基準に該当しないと判断された前記操作履歴に基づいて、前記所定の認知症判定基準を更新する請求項2に記載の認知症判定装置。
  11. 前記外部装置は、前記所定の操作者のうち、前記認知症患者以外の操作者が所持する外部装置である請求項2または3に記載の認知症判定装置。
  12. 前記送信部は、前記認知症患者の外部装置に対して、認知症の診断の受診を促す第2情報を送信する請求項2または3に記載の認知症判定装置。
  13. 家庭用電気器具の操作履歴を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記操作履歴を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記操作履歴に基づいて、前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定する判定部と、
    前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があると判定された場合、所定の外部装置に対して、前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があることを示す第1情報を送信する送信部と、
    を備えた認知症判定システム。
  14. 家庭用電気器具の操作履歴を取得し、
    前記操作履歴に基づいて、前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定し、
    前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があると判定された場合、所定の外部装置に対して、前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があることを示す第1情報を送信する、
    ことを含む認知症判定方法。
  15. コンピュータを、
    家庭用電気器具の操作履歴を取得する取得部と、
    前記操作履歴に基づいて、前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があるか否かを判定する判定部と、
    前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があると判定された場合、所定の外部装置に対して、前記家庭用電気器具の操作者が認知症の可能性があることを示す第1情報を送信する送信部と、
    として機能させるためのプログラム。
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