JP2017101002A - 腹水貯留改善用栄養組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】腹水貯留の改善、予防及び治療や、悪性腫瘍の予後の改善に対して有効で、食事として摂取可能な栄養組成物の提供。【解決手段】腹水貯留の改善用栄養組成物において、炭水化物のエネルギー比が2〜40%となるように炭水化物を配合することが好ましい。また、脂肪のエネルギー比が16〜90%となるように脂肪を配合し、タンパク質のエネルギー比が8〜82%となるようにタンパク質を配合することが好ましい。【選択図】図1
Description
本発明は、腹水貯留改善用栄養組成物に関する。さらに詳しく言うと、本発明は、悪性腫瘍などにより生じる腹水貯留の改善、予防及び治療並びに悪性腫瘍の予後の改善に有効な栄養組成物に関する。
腹水は、主に、肝臓がん、卵巣がん、大腸がん、胃がん、乳がん等の悪性腫瘍によって腹腔内に発生する異常な液体貯留である。腹水はがん患者のQuality of Life(QOL)を著しく低下させる合併症であり、有効な予防、治療方法が求められている。
現在、腹水の治療方法としては、腹腔穿刺、腹腔静脈シャント、利尿薬投与、食事療法、輸液調整等がある。しかし、いずれも対症療法に過ぎず、エビデンスを伴う効果的な治療、予防法とは言えない。また、腹水貯留の原因は多岐にわたり、患者によっても病態が異なるため、治療方法の選択が困難な場合が多い。さらに、腹水穿刺などでは患者に苦痛を与える上、感染症などの合併例が発生することもある。
このように、腹水貯留に対しては、未だ有効な標準治療が確立されていないというのが現状である。
また、腹水貯留を伴うがん悪液質患者の予後を改善するための有効な治療法も未だ確立されていない。
現在、腹水の治療方法としては、腹腔穿刺、腹腔静脈シャント、利尿薬投与、食事療法、輸液調整等がある。しかし、いずれも対症療法に過ぎず、エビデンスを伴う効果的な治療、予防法とは言えない。また、腹水貯留の原因は多岐にわたり、患者によっても病態が異なるため、治療方法の選択が困難な場合が多い。さらに、腹水穿刺などでは患者に苦痛を与える上、感染症などの合併例が発生することもある。
このように、腹水貯留に対しては、未だ有効な標準治療が確立されていないというのが現状である。
また、腹水貯留を伴うがん悪液質患者の予後を改善するための有効な治療法も未だ確立されていない。
このような状況下において、腹水貯留の改善、予防及び治療や、悪性腫瘍の予後の改善に対して有効で、しかも、患者に苦痛を与えず、合併症の危険もない対策が求められている。
なお、近年、種々の疾患に対して有効な栄養組成物が開発されているが、腹水貯留改善用の栄養組成物は未だない。
なお、近年、種々の疾患に対して有効な栄養組成物が開発されているが、腹水貯留改善用の栄養組成物は未だない。
したがって、本発明は、腹水貯留の改善や予防、治療に対して有効で、しかも、患者に苦痛を与えず、合併症の危険もない栄養組成物を提供することを課題とする。
本発明はまた、腹水を伴う悪液質腫瘍患者の予後の改善に対して有効な栄養組成物を提供することを課題とする。
本発明はまた、腹水を伴う悪液質腫瘍患者の予後の改善に対して有効な栄養組成物を提供することを課題とする。
本発明者は、腹水貯留改善用の栄養組成物を得るべく鋭意研究を重ねたところ、栄養組成物に配合される炭水化物のエネルギー比を2〜40%とすることなどより上記課題を解決することを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、以下の腹水貯留改善用栄養組成物を提供するものである。
(1)腹水貯留の改善用栄養組成物。
(2)炭水化物のエネルギー比が2〜40%となるように炭水化物が配合されていることを特徴とする上記(1)に記載の栄養組成物。
(3)脂肪のエネルギー比が16〜90%となるように脂肪が配合されていることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の栄養組成物。
(4)タンパク質のエネルギー比が8〜82%となるようにタンパク質が配合されていることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の栄養組成物。
(5)タンパク質、脂肪及び炭水化物のエネルギー比(PFC比)が、タンパク質8〜82%、脂肪16〜90%及び炭水化物2〜40%であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の栄養組成物。
(6) 腹水貯留の予防、治療用であることを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載の栄養組成物。
(7) 悪性腫瘍の予後の改善用であることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の栄養組成物。
(1)腹水貯留の改善用栄養組成物。
(2)炭水化物のエネルギー比が2〜40%となるように炭水化物が配合されていることを特徴とする上記(1)に記載の栄養組成物。
(3)脂肪のエネルギー比が16〜90%となるように脂肪が配合されていることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の栄養組成物。
(4)タンパク質のエネルギー比が8〜82%となるようにタンパク質が配合されていることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の栄養組成物。
(5)タンパク質、脂肪及び炭水化物のエネルギー比(PFC比)が、タンパク質8〜82%、脂肪16〜90%及び炭水化物2〜40%であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の栄養組成物。
(6) 腹水貯留の予防、治療用であることを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載の栄養組成物。
(7) 悪性腫瘍の予後の改善用であることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の栄養組成物。
本発明の栄養組成物は、主に悪性腫瘍による腹水貯留の改善、予防及び治療の効果に優れ、しかも、悪液質腫瘍患者の予後の改善に有用である。
以下、本発明について詳しく説明する。
本発明の栄養組成物は、腹水貯留の改善、予防及び治療、並びに悪液質腫瘍患者の生存率の向上すなわち予後の改善用として用いることができる。
本発明において、「腹水」は、悪性腫瘍により腹腔内に発生する異常な液体貯留を意味する。悪性腫瘍の種類は限定されず、肝臓がん、卵巣がん、大腸がん、胃がん、乳がん等を例示することができる。
また、本発明の栄養組成物は、心不全、腎不全、膵炎、結核性腹膜炎等の悪性腫瘍以外の要因によって発生する腹水貯留に対しても用いることができる。
本発明の栄養組成物は、腹水貯留の改善、予防及び治療、並びに悪液質腫瘍患者の生存率の向上すなわち予後の改善用として用いることができる。
本発明において、「腹水」は、悪性腫瘍により腹腔内に発生する異常な液体貯留を意味する。悪性腫瘍の種類は限定されず、肝臓がん、卵巣がん、大腸がん、胃がん、乳がん等を例示することができる。
また、本発明の栄養組成物は、心不全、腎不全、膵炎、結核性腹膜炎等の悪性腫瘍以外の要因によって発生する腹水貯留に対しても用いることができる。
本発明の栄養組成物は、三大栄養素であるタンパク質、脂肪及び炭水化物を含有することが望ましい。
本発明の栄養組成物においては、炭水化物のエネルギー比が2〜40%となるように配合することが好ましく、2〜20%配合されることがさらに好ましく、2〜10%配合されることが特に好ましい。
本発明の栄養組成物においては、炭水化物のエネルギー比が2〜40%となるように配合することが好ましく、2〜20%配合されることがさらに好ましく、2〜10%配合されることが特に好ましい。
ここで「エネルギー比」とは、食品に含まれる三大栄養素であるタンパク質、脂肪及び炭水化物の総エネルギーに対するタンパク質(P)、脂肪(F)及び炭水化物(C)の各エネルギーの比率である。そして、この三大栄養素のエネルギー比の構成割合を、それぞれの頭文字を用いてPFC比(PFCバランス)と称する。
すなわち、PFC比は、各三大栄養素由来のエネルギー量が食品中のエネルギー量の何%を占めるかを計算して求められる。
通常、食事中のエネルギー比は、Pが13〜20%、Fが20〜25%、Cが50〜65%程度が好ましいとされており(日本人の食事摂取基準(2015)厚生労働省)、本発明の栄養組成物における好ましい炭水化物のエネルギー比は、通常の基準より著しく低い値となっている。
なお、本発明において炭水化物のエネルギー比を低下させることが好ましく、その低下分をタンパク質のエネルギー比より脂肪のエネルギー比に補填することがさらに好ましい(実施例3〜4参照)。
すなわち、PFC比は、各三大栄養素由来のエネルギー量が食品中のエネルギー量の何%を占めるかを計算して求められる。
通常、食事中のエネルギー比は、Pが13〜20%、Fが20〜25%、Cが50〜65%程度が好ましいとされており(日本人の食事摂取基準(2015)厚生労働省)、本発明の栄養組成物における好ましい炭水化物のエネルギー比は、通常の基準より著しく低い値となっている。
なお、本発明において炭水化物のエネルギー比を低下させることが好ましく、その低下分をタンパク質のエネルギー比より脂肪のエネルギー比に補填することがさらに好ましい(実施例3〜4参照)。
本発明の栄養組成物に含まれる炭水化物としては、特に限定されないが、コーンスターチ、α化コーンスターチ、ジャガイモでんぷん、デキストリン、ブドウ糖、果糖ショ糖、乳糖、オリゴ糖等が例として挙げられ、これらの中でも、デキストリン、コーンスターチ、ショ糖は好ましい。
本発明の栄養組成物に含まれるタンパク質は、エネルギー比が8〜82%となるように配合されることが望ましい。
本発明の栄養組成物に含まれるタンパク質の種類としては、特に限定されないが、乳カゼイン、カゼインナトリウム、MPC(Milk Protein Concentrate)、乳ホエイ、脱脂粉乳、全粉乳、部分脱脂乳、練乳等の乳タンパク質、大豆タンパク質、小麦タンパク質、畜肉タンパク質、魚肉タンパク質、卵黄、卵白アルブミン等の卵タンパク質、コラーゲンや、これらの加水分解物を例として挙げることができ、この中でも乳タンパク質や大豆タンパク質は好ましい。
これらのタンパク質は、1種を単独で使用しても2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
本発明の栄養組成物に含まれるタンパク質の種類としては、特に限定されないが、乳カゼイン、カゼインナトリウム、MPC(Milk Protein Concentrate)、乳ホエイ、脱脂粉乳、全粉乳、部分脱脂乳、練乳等の乳タンパク質、大豆タンパク質、小麦タンパク質、畜肉タンパク質、魚肉タンパク質、卵黄、卵白アルブミン等の卵タンパク質、コラーゲンや、これらの加水分解物を例として挙げることができ、この中でも乳タンパク質や大豆タンパク質は好ましい。
これらのタンパク質は、1種を単独で使用しても2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
本発明の栄養組成物中に含まれる脂肪は、エネルギー比が16〜90%となるように配合することが好ましい。
本発明の栄養組成物に含まれる脂質の種類としては、特に限定されないが、大豆油、コーン油、パーム油、エゴマ油、キャノーラ油、サフラワー油、ひまわり油、ごま油、米油、ぶどう種子油及び魚油等の天然油脂の他、炭素数6〜12程度の中鎖脂肪酸油(MCT)等の合成油脂を例として挙げることができる。
これらの中でも、天然油脂としては、大豆油、エゴマ油、キャノーラ油、オリーブ油、ぶどう種子油等が好ましく、大豆油は特に好ましい。
また、合成油脂としては、中鎖脂肪酸トリグリセリド油(MCT)が好ましい。MCTを構成する脂肪酸は、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸等の炭素数6〜12程度の中鎖脂肪酸であり、これら1種または2種以上からなる。MCTは、特に限定されないが、例えば、カプロン酸トリグリセリド、ジカプリル酸カプリン酸トリグリセリド、ラウリン酸カプリン酸カプリル酸トリグリセリド、カプリル酸トリグリセリド(トリカプリリン)等が挙げられ、これらの中でも、トリカプリリンは特に好ましい。
これらの油脂は、1種を単独で使用しても、2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
本発明の栄養組成物に含まれる脂質の種類としては、特に限定されないが、大豆油、コーン油、パーム油、エゴマ油、キャノーラ油、サフラワー油、ひまわり油、ごま油、米油、ぶどう種子油及び魚油等の天然油脂の他、炭素数6〜12程度の中鎖脂肪酸油(MCT)等の合成油脂を例として挙げることができる。
これらの中でも、天然油脂としては、大豆油、エゴマ油、キャノーラ油、オリーブ油、ぶどう種子油等が好ましく、大豆油は特に好ましい。
また、合成油脂としては、中鎖脂肪酸トリグリセリド油(MCT)が好ましい。MCTを構成する脂肪酸は、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸等の炭素数6〜12程度の中鎖脂肪酸であり、これら1種または2種以上からなる。MCTは、特に限定されないが、例えば、カプロン酸トリグリセリド、ジカプリル酸カプリン酸トリグリセリド、ラウリン酸カプリン酸カプリル酸トリグリセリド、カプリル酸トリグリセリド(トリカプリリン)等が挙げられ、これらの中でも、トリカプリリンは特に好ましい。
これらの油脂は、1種を単独で使用しても、2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
以上のように、本発明の栄養組成物は、エネルギー比で示すと、タンパク質、脂肪及び炭水化物のエネルギー比(PFC比)が、タンパク質8〜82%、脂肪16〜90%及び炭水化物2〜40%であることが望ましい。
本発明の栄養組成物にはその他の栄養成分を配合してもよく、例えば、ミネラル、ビタミン等を配合することができる。ミネラル及びビタミンの種類は、栄養組成物中に通常含まれるものであればいずれのものであってもよい。
ミネラルとしては、特に限定されず、例えば、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、リン、鉄、マンガン、銅、ヨウ素、亜鉛、セレン、クロム、及びモリブデン等またはこれらの塩が挙げられ、1種を単独で使用しても2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
ビタミンとしては、特に限定されず、例えば、ビタミンA、ビタミンD2、ビタミンD3、ビタミンE、ビタミンK等の脂溶性ビタミン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB6、ビタミンB7、ビタミンB9、ビタミンB12、ビタミンC等の水溶性ビタミン等を挙げることができる。これらは、1種を単独で使用しても2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
本発明の栄養組成物にミネラルやビタミンを配合する場合には、それらの配合量はPFCバランスに影響を与えない範囲であれば特に限定されず、患者の症状の程度や栄養状態に応じて、適宜調整することができる。
なお、本発明の栄養組成物には、その他、賦形剤、乳化剤、安定化剤、pH調整剤、香料等の成分が含まれていてもよい。これらの種類は、特に限定されず、栄養組成物において通常使用されるものを適宜使用することができる。
本発明の栄養組成物の形態は、特に限定されず、通常の栄養組成物の形態であればいずれの形態とすることもできる。たとえば、液剤、粉末剤、固形剤、ゼリー剤等とすることができる。
本発明の栄養組成物の投与経路は、特に限定されず、経口投与でも、PEGチューブ等を用いた経腸投与でもよい。投与回数は、1日1回〜数回に分けて、適宜与えることができる。また投与量は、特に限定されず、患者毎に必要な1日当たりのエネルギー量を摂取できる量であればよく、病態や体重、年齢等に応じて適宜決定することができる。
本発明の栄養組成物を用いると、腹水量の減少効果が得られるため、腹水貯留発生の改善、予防及び治療のみならず、悪液質腫瘍患者の生存率を高めるなど予後の改善等に非常に有効である。
また、本発明の栄養組成物は、栄養成分以外に、医薬を含んでいてもよい。その場合、医薬は腹水治療用の医薬であっても、その他の薬理的効果を有する医薬であってもよい。
以下、実施例により、本発明をさらに、詳しく説明する。
(実施例1)
BALB/c6週齢の雄性マウスへ結腸がん細胞株であるColon26を腹腔内へ同系移植し、腹水貯留を伴うがん悪液質モデルを作製した(ONCOLOGY LETTERS 9:769-773, 2015)。その後、マウスを6群(各群9匹)に分け、表1に示す各飼料を各群に給餌した。
BALB/c6週齢の雄性マウスへ結腸がん細胞株であるColon26を腹腔内へ同系移植し、腹水貯留を伴うがん悪液質モデルを作製した(ONCOLOGY LETTERS 9:769-773, 2015)。その後、マウスを6群(各群9匹)に分け、表1に示す各飼料を各群に給餌した。
・AIN−93G群(標準飼料:オリエンタル酵母工業社製、PFC比21:16:63)
・ED群(AIN−93Gを基準に、PFCを低脂肪・高炭水化物エネルギー比(PFC比17:2:81)とした飼料EDを給餌)
・KC群(AIN−93Gを基準に、低炭水化物・高脂肪量エネルギー比(PFC比8:90:2)とした飼料KCを給餌)
・LP群(KCを基準に、タンパク質を少量増加させてPFC比を20:78:2とした飼料LPを給餌)
・MP群(KCを基準に、タンパク質を中量増加させてPFC比を49:49:2とした飼料MPを給餌)
・HP群(KCを基準に、タンパク質を高量増加させてPFC比を73:25:2とした飼料HPを給餌)
・ED群(AIN−93Gを基準に、PFCを低脂肪・高炭水化物エネルギー比(PFC比17:2:81)とした飼料EDを給餌)
・KC群(AIN−93Gを基準に、低炭水化物・高脂肪量エネルギー比(PFC比8:90:2)とした飼料KCを給餌)
・LP群(KCを基準に、タンパク質を少量増加させてPFC比を20:78:2とした飼料LPを給餌)
・MP群(KCを基準に、タンパク質を中量増加させてPFC比を49:49:2とした飼料MPを給餌)
・HP群(KCを基準に、タンパク質を高量増加させてPFC比を73:25:2とした飼料HPを給餌)
給餌開始から15日後に剖検を行い、腹水量を測定した。結果を図1に示す。
図1から明らかなように、AIN−93G群と比較して、ED群では腹水の貯留量は同等であったが、低炭水化物エネルギー比(2%)の飼料を摂取したKC、LP、MP及びHP各群においては、脂肪とタンパク質のエネルギー比率に関わらず、AIN−93G群と比べて腹水量が極めて少なかった。
この結果から、飼料中の脂肪やタンパク質のエネルギー比に関わらず、炭水化物のエネルギー比を低くすることによって、腹水貯留量の著しい減少がもたらされることが分かった。
図1から明らかなように、AIN−93G群と比較して、ED群では腹水の貯留量は同等であったが、低炭水化物エネルギー比(2%)の飼料を摂取したKC、LP、MP及びHP各群においては、脂肪とタンパク質のエネルギー比率に関わらず、AIN−93G群と比べて腹水量が極めて少なかった。
この結果から、飼料中の脂肪やタンパク質のエネルギー比に関わらず、炭水化物のエネルギー比を低くすることによって、腹水貯留量の著しい減少がもたらされることが分かった。
(実施例2)
本実施例では炭水化物のエネルギー比と腹水貯留量との関係を検討した。
実施例1と同様のモデルと同じ方法を用いてがん細胞をマウスに移植した後、マウスを5群(各群9匹)に分け、表2に示す各飼料を各群に給餌した。
本実施例では炭水化物のエネルギー比と腹水貯留量との関係を検討した。
実施例1と同様のモデルと同じ方法を用いてがん細胞をマウスに移植した後、マウスを5群(各群9匹)に分け、表2に示す各飼料を各群に給餌した。
・AIN−93G群(標準飼料:オリエンタル酵母工業社製、PFC比21:16:63)
・FCH40%群(AIN−93Gを基準に、PFC比を17:43:40とした飼料「FCH40%」を給餌)
・FCH20%群(AIN−93Gを基準に、PFC比を14:66:20とした飼料「FCH20%を給餌)
・FCH10%群(AIN−93Gを基準に、PFC比を13:77:10とした飼料「FCH10%」を給餌)
・FCH2%群(AIN−93Gを基準に、PFC比を12:86:2とした飼料「FCH2%」を給餌)
すなわち、炭水化物のエネルギー比の減少分は、脂肪エネルギー比へ置換することにより飼料を作製した。
・FCH40%群(AIN−93Gを基準に、PFC比を17:43:40とした飼料「FCH40%」を給餌)
・FCH20%群(AIN−93Gを基準に、PFC比を14:66:20とした飼料「FCH20%を給餌)
・FCH10%群(AIN−93Gを基準に、PFC比を13:77:10とした飼料「FCH10%」を給餌)
・FCH2%群(AIN−93Gを基準に、PFC比を12:86:2とした飼料「FCH2%」を給餌)
すなわち、炭水化物のエネルギー比の減少分は、脂肪エネルギー比へ置換することにより飼料を作製した。
実施例1と同様に給餌開始から15日後に剖検を行い、腹水量を測定した。結果を図2に示す。
図2に示されるように、炭水化物のエネルギー比が下がるほど、腹水の貯留量は減少した。
この結果から、炭水化物の摂取が腹水貯留量を増加させていること、すなわち、炭水化物のエネルギー比を減少させることによって腹水貯留が改善されることが分かった。
図2に示されるように、炭水化物のエネルギー比が下がるほど、腹水の貯留量は減少した。
この結果から、炭水化物の摂取が腹水貯留量を増加させていること、すなわち、炭水化物のエネルギー比を減少させることによって腹水貯留が改善されることが分かった。
(実施例3)
本実施例では、油脂(大豆油とMCT油)の種類とその配合割合による影響を調べた。
実施例1と同様のモデルと同じ方法を用いてがん細胞をマウスに移植した後、マウスを4群(各群9匹)に分け、表3に示す各飼料を各群に給餌した。
本実施例では、油脂(大豆油とMCT油)の種類とその配合割合による影響を調べた。
実施例1と同様のモデルと同じ方法を用いてがん細胞をマウスに移植した後、マウスを4群(各群9匹)に分け、表3に示す各飼料を各群に給餌した。
・AIN−93G群(標準飼料:オリエンタル酵母工業社製、PFC比21:16:63)
・KC群(AIN−93Gを基準に、低炭水化物・高脂肪量エネルギー比(PFC比8:90:2)とした飼料「KC」を給餌:大豆油100%)
・KC M20群(KCを基準に、大豆油を80%、MCT油20%とした飼料「KC M20」を給餌:PFC比はKC群と同じ)
・KC M50群(KCを基準に大豆油を50%、MCT油50%とした飼料「KC M50」を給餌:PFC比はKC群と同じ)
・KC群(AIN−93Gを基準に、低炭水化物・高脂肪量エネルギー比(PFC比8:90:2)とした飼料「KC」を給餌:大豆油100%)
・KC M20群(KCを基準に、大豆油を80%、MCT油20%とした飼料「KC M20」を給餌:PFC比はKC群と同じ)
・KC M50群(KCを基準に大豆油を50%、MCT油50%とした飼料「KC M50」を給餌:PFC比はKC群と同じ)
実施例1と同様、給餌開始から15日後に剖検を行い、腹水量を測定した。結果を図3に示す。
図3から明らかなように、大豆油とMCT油の配合割合を変化させても、低炭水化物・高脂肪のPFC比(8:90:2)であれば、油脂の種類の比率に関係なく、腹水の貯留量がAIN−93G摂取群と比較して腹水量が極めて少なくなることが分かった。
この結果は、低炭水化物・高脂肪のPFC比の飼料であれば、油脂の種類とその配合割合は腹水量の減少効果に影響を与えないことが分かった。
図3から明らかなように、大豆油とMCT油の配合割合を変化させても、低炭水化物・高脂肪のPFC比(8:90:2)であれば、油脂の種類の比率に関係なく、腹水の貯留量がAIN−93G摂取群と比較して腹水量が極めて少なくなることが分かった。
この結果は、低炭水化物・高脂肪のPFC比の飼料であれば、油脂の種類とその配合割合は腹水量の減少効果に影響を与えないことが分かった。
また、本実施例では同時に同じマウスを用いて生存率と生存期間を観察する試験を実施した。結果を図4(生存率)及び図5(生存期間)に示す。
図4及び図5から明らかなように、AIN−93Gを摂取した群よりも、KC群、KC M20群及びKC M50群における生存率が高く、生存期間も長かった。この結果から、炭水化物のエネルギー比が低い栄養組成物を摂取すると、腹水貯留を伴うがん悪液質患者の生存率が高くなり、予後が改善されることが示唆された。
図4及び図5から明らかなように、AIN−93Gを摂取した群よりも、KC群、KC M20群及びKC M50群における生存率が高く、生存期間も長かった。この結果から、炭水化物のエネルギー比が低い栄養組成物を摂取すると、腹水貯留を伴うがん悪液質患者の生存率が高くなり、予後が改善されることが示唆された。
(実施例4)
本実施例では、炭水化物のエネルギー比の減少分をタンパク質のエネルギー比に置換した場合の腹水貯留への影響を検討した。
実施例1と同様のモデルと同じ方法を用いてがん細胞をマウスに移植した後、マウスを5群(各群9匹)に分け、表4に示す各飼料を各群に給餌した。
本実施例では、炭水化物のエネルギー比の減少分をタンパク質のエネルギー比に置換した場合の腹水貯留への影響を検討した。
実施例1と同様のモデルと同じ方法を用いてがん細胞をマウスに移植した後、マウスを5群(各群9匹)に分け、表4に示す各飼料を各群に給餌した。
・AIN−93G群(標準飼料:オリエンタル酵母工業社製、PFC比21:16:63)
・PCH40%群(AIN−93Gを基準に、低炭水化物・高タンパク質エネルギー比(PFC比44:16:40)とした飼料「PCH40%」を給餌した群)
・PCH20%群(AIN−93Gを基準に、低炭水化物・高タンパク質エネルギー比(PFC比64:16:20)とした飼料「PCH20%」を給餌した群)
・PCH10%群(AIN−93Gを基準に、低炭水化物・高タンパク質エネルギー比(PFC比74:16:10)とした飼料「PCH10%」を給餌した群)
・PCH2%群(AIN−93Gを基準に、低炭水化物・高タンパク質エネルギー比(PFC比82:16:2)とした飼料「PCH2%」を給餌した群)
・PCH40%群(AIN−93Gを基準に、低炭水化物・高タンパク質エネルギー比(PFC比44:16:40)とした飼料「PCH40%」を給餌した群)
・PCH20%群(AIN−93Gを基準に、低炭水化物・高タンパク質エネルギー比(PFC比64:16:20)とした飼料「PCH20%」を給餌した群)
・PCH10%群(AIN−93Gを基準に、低炭水化物・高タンパク質エネルギー比(PFC比74:16:10)とした飼料「PCH10%」を給餌した群)
・PCH2%群(AIN−93Gを基準に、低炭水化物・高タンパク質エネルギー比(PFC比82:16:2)とした飼料「PCH2%」を給餌した群)
実施例1と同様に、給餌開始から15日後に剖検を行い、腹水量を測定した。結果を図6に示す。
図6から明らかなように、飼料中の炭水化物エネルギー比が下がるほど腹水の貯留量は減少した。
しかし、この結果を実施例3の結果(図3)と比較すると、腹水の減少量は少なかった。すなわち、炭水化物エネルギー比の減少分はタンパク質エネルギー比に置換(本実施例)するよりも、脂肪エネルギー比に置換(実施例3)したほうが、腹水減少率が大きいことが分かった。
なお、図7は、本実施例による結果(図6)と、実施例3による結果(図3)を数値で比較したものである。図7から明らかなように、炭水化物のエネルギー比の減少分を脂肪で置換した実施例3のほうが、腹水の減少量が大きいことがわかる。
以上より、腹水貯留の改善において、炭水化物エネルギー比の減少分は、タンパク質エネルギー比より、脂肪エネルギー比に置換する方が好ましいことが分かった。
図6から明らかなように、飼料中の炭水化物エネルギー比が下がるほど腹水の貯留量は減少した。
しかし、この結果を実施例3の結果(図3)と比較すると、腹水の減少量は少なかった。すなわち、炭水化物エネルギー比の減少分はタンパク質エネルギー比に置換(本実施例)するよりも、脂肪エネルギー比に置換(実施例3)したほうが、腹水減少率が大きいことが分かった。
なお、図7は、本実施例による結果(図6)と、実施例3による結果(図3)を数値で比較したものである。図7から明らかなように、炭水化物のエネルギー比の減少分を脂肪で置換した実施例3のほうが、腹水の減少量が大きいことがわかる。
以上より、腹水貯留の改善において、炭水化物エネルギー比の減少分は、タンパク質エネルギー比より、脂肪エネルギー比に置換する方が好ましいことが分かった。
以上の結果から、
1)本発明の栄養組成物は、炭水化物のエネルギー比を低くすることによって、通常の栄養組成物よりも、腹水貯留量の低減効果が著しく優れたものとなること、
2)本発明の栄養組成物において、炭水化物のエネルギー比を減少させた分は、タンパク質エネルギー比に充てるよりも脂肪のエネルギー比に充てたほうが腹水貯留量の低減効果が優れたものとなること、
3)本発明の栄養組成物は、配合される油脂の種類に関わらず、腹水貯留量の低減効果が優れていること、
4)本発明の栄養組成物は、腹水貯留の低減効果のみならず、悪液質腫瘍患者の生存率を高めるなど悪性腫瘍の予後の改善に効果があること
が明らかとなった。
1)本発明の栄養組成物は、炭水化物のエネルギー比を低くすることによって、通常の栄養組成物よりも、腹水貯留量の低減効果が著しく優れたものとなること、
2)本発明の栄養組成物において、炭水化物のエネルギー比を減少させた分は、タンパク質エネルギー比に充てるよりも脂肪のエネルギー比に充てたほうが腹水貯留量の低減効果が優れたものとなること、
3)本発明の栄養組成物は、配合される油脂の種類に関わらず、腹水貯留量の低減効果が優れていること、
4)本発明の栄養組成物は、腹水貯留の低減効果のみならず、悪液質腫瘍患者の生存率を高めるなど悪性腫瘍の予後の改善に効果があること
が明らかとなった。
本発明の栄養組成物は、悪性腫瘍などによる腹水貯留の改善、予防及び治療に対して非常に有効であり、悪液質腫瘍患者の予後の改善に対しても有効である。本発明の栄養組成物は、従来の腹水治療方法のように患者に苦痛を与えることがなく、感染症の危険もなく、食事と同様に摂取することができるので、非常に安全であり、しかも、医療費の削減にも寄与し得る。
Claims (7)
- 腹水貯留の改善用栄養組成物。
- 炭水化物のエネルギー比が2〜40%となるように炭水化物が配合されていることを特徴とする請求項1に記載の栄養組成物。
- 脂肪のエネルギー比が16〜90%となるように脂肪が配合されていることを特徴とする請求項1または2に記載の栄養組成物。
- タンパク質のエネルギー比が8〜82%となるようにタンパク質が配合されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の栄養組成物。
- タンパク質、脂肪及び炭水化物のエネルギー比(PFC比)が、タンパク質8〜82%、脂肪16〜90%及び炭水化物2〜40%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の栄養組成物。
- 腹水貯留の予防、治療用であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の栄養組成物。
- 悪性腫瘍の予後の改善用であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の栄養組成物。
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- 2015-12-04 JP JP2015237265A patent/JP2017101002A/ja active Pending
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