JP2017100855A - 車両情報管理システム及び車両情報管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】貨物の積み直しや貨物用車両の待機等を回避して、コンテナターミナル内の貨物を作業効率よく貨物用車両に積載することのできる車両情報管理システム及び車両情報管理方法を提供すること。【解決手段】車両情報管理サーバSは、複数の異なる貨物トラック2に各々対応する複数の位置情報F1を取得する位置情報取得手段6aと、複数の位置情報F1に基づいて、複数の貨物トラック2のコンテナターミナルCTへの各々の到着時刻F2を推測する到着時刻推測手段6bと、推測された各々の到着時刻F2に基づいて、複数の貨物トラック2のコンテナターミナルCTへの到着順序F4を推測する到着順序推測手段6dと、特定地点を各貨物用トラック2が通過した順序に基づき、到着順序F7を更新する到着順序更新手段6fとを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両情報管理システム及び車両情報管理方法に係り、特に位置情報を利用した効率的な貨物運搬を実現する貨物用の車両情報管理システム等に関する。
従来より、港湾等のコンテナターミナル(以下、ターミナルという。)からコンテナ(貨物)を貨物トラック(貨物用車両)に積載し、陸路で荷主の元(又は荷主が指定する場所)へ輸送する方法が行われている。船舶等により荷主のコンテナがターミナルに到着すると、荷主又は荷主に代わる海上貨物事業者からの指示に基づき、陸上運送事業者が貨物トラックを手配してターミナルにコンテナを引受けに行く。コンテナは、ターミナルで貨物トラックに積載され、陸路で荷主の元又は荷主が指定する場所へと輸送される。
ターミナルでは、ターミナルオペレータによってコンテナ管理が行われる。ターミナルオペレータは、コンテナごとに陸揚げスケジュール、内容物、荷主情報、荷主による引受けスケジュール、陸上運送事業者情報、貨物トラック情報等を管理している。
近年、ターミナル内のみならず、ターミナルに搬入される前段階での物品管理を行う提案がなされている(例えば、特許文献1。)。特許文献1に開示のものは、コンテナにICタグを付し、コンテナシャーシに車載器を搭載し、管理中継地点をコンテナシャーシが通過する際に、ICタグ及び車載器から情報を読み取ることにより、物品を一元管理するとされている。
特開2006−232495号公報
特許文献1に開示のものは、物品を船積み等するために、ターミナル内に物品を搬入する際の物品管理に関するものである。一方、船舶から陸揚げ等した後のコンテナを効率よく貨物トラックに積載し、荷主の元等に送り届ける手法についての提案がいまだなされていない。コンテナは大型重量物であり、一旦陸揚げして積み上げたものを再び積み直しをするのは余分な時間やコストの浪費となる。しかし、コンテナ引受け用の貨物トラックの到着順序が当初想定と異なってしまうと、コンテナの積み直しや、先行到着した貨物トラックの待機が必要となることがある。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、貨物の積み直しや貨物用車両の待機等を回避して、コンテナターミナル内の貨物を作業効率よく貨物用車両に積載することのできる車両情報管理システム及び車両情報管理方法を提供することを例示的課題とする。
[趣旨1]
上記の課題を解決するために、本発明の例示的側面としての車両情報管理システムは、複数の異なる出発地から到着地へと向かう複数の異なる貨物用車両に各々対応する複数の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記複数の位置情報に基づいて、前記複数の異なる貨物用車両の前記到着地への各々の到着時刻を推測する到着時刻推測手段と、
推測された前記各々の到着時刻に基づいて、前記複数の異なる貨物用車両の前記到着地への到着順序を推測する到着順序推測手段と、前記複数の異なる出発地から前記到着地に至る経路のうちの前記複数の異なる貨物用車両のすべてが走行する特定地点を前記複数の異なる貨物用車両が各々通過した順序に基づき、前記到着順序を更新する到着順序更新手段と、を有する。
到着時刻推測手段が、位置情報に基づいて貨物用車両の到着地への到着時刻を推測(これを予想到着時刻ともいう。)し、到着順序推測手段が、予想到着時刻に基づいて複数の異なる貨物用車両の到着地への到着順序(これを予想到着順序ともいう。)を推測するので、貨物用車両が到着地に到着する前の早い段階の時点において、各貨物用車両が到着地に到着する順序をおおよそ把握(推測)することができる。したがって、どの貨物から順番に各貨物用車両に積載すべきかを把握することができ、到着地における効率的な貨物の配置(置き場所や積層順序)を実現することができる。
到着順序更新手段が、各貨物用車両が特定時点を通過した順序に基づき到着順序を更新するので、到着順序推測手段により推測された順序に経路途中で変動が生じた場合でも、各貨物用車両の到着地への到着順序を正確に把握することができる。例えば、特定地点が、到着地に程近い一本道の経路上の地点であり、特定地点での順序のまま各貨物用車両が到着地に到着するようになっていれば、特定時点における到着順序が最終的に到着地に到着する順序(これを確定到着順序ともいう。)となる。貨物用車両が到着地へ到着する前に、どの貨物から順番に各貨物用車両に積載すべきかの確定的な情報を把握することができる。したがって、到着地における効率的な貨物の配置(置き場所や積層順序)を実現することができる。
特定地点での各貨物用車両の順序は、例えばGPS(グローバル・ポジショニング・システム)による測位によって把握されてもよい。また、例えば、特定時点に通過車両を検知する車両検知手段(例えば、ゲートセンサ)が設置され、その車両検知手段により検知された「貨物用車両が特定地点を通過したことを示す信号(通過情報)」が取得されることにより、特定地点での各貨物用車両の順序が把握されてもよい。また、特定地点を通過するタイミングで、各貨物用車両の乗員から情報端末等によって送信された「貨物用車両が特定地点を通過したことを示す信号(通過情報)」が取得されることにより、特定地点での各貨物用車両の順序が把握されてもよい。
到着順序更新手段による到着順序の更新前に、到着順序推測手段による到着順序の推測が行われるので、到着順序が確定する前にある程度効率的な貨物の配置を完了させておくことができる。確定到着順序に予想到着順序からの変更がないときには、再度の貨物の配置変更は必要ない。確定到着順序が予想到着順序と異なる場合であっても、その順序変動が僅かである場合には、再度の貨物の配置変更は少ない作業量で済む。
なお、ここで、貨物用車両としては、貨物トラック、貨物鉄道車両等を例示することができる。貨物は、特に限定されないが、典型的にはコンテナである。位置情報の取得は、GPSによる測位を用いることができるが、別の手段によって位置情報の取得を行ってもよい。例えば、貨物用車両に搭載したETCカードやRFICタグの情報を、経路に沿って設置した受信機によって受信することで貨物用車両の位置情報を取得してもよい。例えば、GPSの代わりに準天頂衛星を用いた準天頂型測位システムによって貨物用車両の位置情報を取得することもできる。
到着地としては、例えば港湾内のコンテナターミナルを例示することができるが、これに限られない。空港内の貨物ターミナルやその他の特定の場所を到着地とすることができる。車両検知手段は、例えば、貨物用車両に搭載されたETCカードやRFICタグの情報を受信可能なゲートセンサであり、道路上又はその近傍に配置される。車両検知手段は、貨物用車両の識別標識(いわゆるナンバープレート。)を検知可能なカメラであってもよい。
[趣旨2]
前記貨物用車両が前記出発地を出発したことを示す出発信号を取得する出発信号取得手段と、前記貨物用車両が前記到着地に到着したことを示す到着信号を取得する到着信号取得手段と、を更に有してもよい。
貨物用車両が出発地を出発したこと、及び、貨物用車両が到着地に到着したこと、を把握することができる。出発信号を取得することにより、その出発信号を位置情報取得手段による貨物用車両の位置情報の取得開始のトリガとすることができる。到着信号を取得することにより、その到着信号を位置情報取得手段、到着時刻推測手段、到着順序推測手段、到着順序更新手段の動作終了のトリガとすることができる。出発信号の取得時刻と到着信号の取得時刻との差分によって、貨物用車両の出発地から到着地までにかかった時間を算出することもできる。
[趣旨3]
前記複数の異なる貨物用車両のうちの特定の貨物用車両が前記到着地に到着した到着時刻を取得する到着時刻取得手段と、前記特定の貨物用車両が前記到着地を再出発した再出発時刻を取得する再出発時刻取得手段と、前記特定の貨物用車両の再出発時刻と到着時刻との差分に対応する滞留時間と、前記複数の異なる貨物用車両のうちの前記特定の貨物用車両と異なる他の貨物用車両について前記到着時刻推測手段により推測された到着時刻とに基づき、前記他の貨物用車両が前記到着地を再出発する再出発時刻を推測する再出発時刻推測手段と、を更に有してもよい。
再出発時刻推測手段が特定の貨物用車両の滞留時間に基づき他の貨物用車両の再出発時刻を推測(推測された再出発時刻を予想再出発時刻ともいう。)するので、他の貨物用車両が貨物を積載後に到着地を再出発する時刻を把握することができ、その予想再出発時刻に基づいて、他の貨物用車両が次の目的地におおよそ何時頃に到着するかを予想することができる。なお、ここで「再出発」は到着地を出発することを意味し、出発地を出発する「出発」と区別している。
[趣旨4]
少なくとも渋滞情報を含む交通情報を取得する交通情報取得手段を更に有し、前記到着時刻推測手段が、前記複数の位置情報及び取得された前記交通情報に基づいて、前記複数の異なる貨物用車両の各々の前記到着地への道順を推測することにより前記到着時刻を推測してもよい。
交通情報に基づいて道順を推測した上で貨物用車両の到着時刻を推測するので、予想到着時刻の推測精度を向上させることができる。
[趣旨5]
前記到着順序推測手段により推測された到着順序に基づいて、前記複数の異なる貨物用車両の各々に積載すべき貨物の前記到着地における積層順序を推測する積層順序推測手段を更に有してもよい。
積層順序推測手段が、予想到着順序に基づいて貨物の積層順序を推測するので、貨物用車両の予想到着順序に応じて積替えの必要性の少ない貨物の積層を実現することができる。例えば、予想到着順序が遅い貨物用車両に積載する貨物が下になり、予想到着順序が早い貨物用車両に積載する貨物が上になるように貨物を積層することで、予想到着順序通りに貨物用車両が到着した場合には、貨物の積替えの必要なく、上から順に貨物用車両に積載していくことができる。
[趣旨6]
前記到着順序更新手段により更新された到着順序に基いて、前記複数の異なる貨物用車両の各々に積載すべき貨物の前記到着地における積層順序を更新する積層順序更新手段を更に有してもよい。
積層順序更新手段が、更新された到着順序に基づいて貨物の積層順序を更新するので、更新された到着順序が確定到着順序である場合には、貨物用車両の確定到着順序に応じて積替えの必要のない貨物の積層を実現することができる。例えば、確定到着順序が遅い貨物用車両に積載する貨物が下になり、確定到着順序が早い貨物用車両に積載する貨物が上になるように貨物を積層することで、到着した貨物用車両に、上から順に貨物を積載していくことができる。
[趣旨7]
本発明の他の例示的側面としての車両情報管理方法は、複数の異なる出発地から到着地へと向かう複数の異なる貨物用車両に各々対応する複数の位置情報を取得するステップと、前記複数の位置情報に基づいて、前記複数の異なる貨物用車両の前記到着地への各々の予想到着時刻を推測するステップと、前記各々の予想到着時刻に基づいて、前記複数の異なる貨物用車両の前記到着地への予想到着順序を推測するステップと、前記複数の異なる出発地から前記到着地に至る経路のうちの前記複数の異なる貨物用車両のすべてが走行する特定時点を前記複数の異なる貨物用車両が各々通過した順序に基づき、前記到着順序を更新するステップと、を有する。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、貨物の積み直しや貨物用車両の待機等を回避して、コンテナターミナル内の貨物を作業効率よく貨物用車両に積載することができる。
本発明の実施形態に係る車両情報管理サーバを含む貨物輸送システムの全体構成を示す概略図である。 車両情報管理サーバの内部構造の概略を示すブロック図である。 車両情報管理サーバにおける貨物トラックの位置情報の表示例を示す図である。 車両情報管理サーバ内の車両情報管理データベースのデータ構造図である。 本発明の実施形態に係る車両情報管理サーバにより実現される車両情報管理方法の手順を説明するフローチャートである。
実施するための形態
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る車両情報管理システムとしての車両情報管理サーバSを含む貨物輸送システムの全体構成を示す概略図である。貨物輸送システムは、事業者サーバU、ターミナルサーバT、車両情報管理サーバSが相互に情報送受信可能に接続されて構築される。「相互に情報送受信可能に接続」とは、例えば、インターネットや構内通信網等の情報通信網(ネットワーク)Wによって接続されていることを意味する。
本実施形態に係る貨物輸送システムを実現するために、コンテナ(貨物)1、貨物トラック(貨物用車両)2、ゲートセンサ(車両検知手段)3が関連する。コンテナ1は、荷主の荷物を輸送するための金属製輸送箱であり、貨物トラック2は、コンテナ1を積載してコンテナターミナルから目的地(荷主の元、又は荷主が指定する場所。)まで陸上輸送するための車両である。
コンテナ1には、例えば識別情報が(コンテナ識別情報)割り振られており、そのコンテナ識別情報がコンテナ1に付されていて外部から確認可能とされていてもよい。コンテナ識別情報は、例えば、バーコード情報や磁気情報として記録されていてもよいし、RFICタグ内に記録され、非接触で受信機(タグリーダー)によって読み取り可能であってもよい。なお、コンテナ1内の荷物の有無、荷物の種類、数量等の情報がコンテナ識別情報に含まれていてもよいし、コンテナ識別情報に関連付けられていてもよい。
貨物トラック2は、GPS測位システムによりGPS衛星Gと通信して自身の測位が可能なGPSアンテナ4を搭載している。GPSアンテナ4を搭載しているので、後述する車両情報管理サーバSは貨物トラック2の正確な位置情報を取得することができる。なお、GPS測位システムが、準天頂衛星を用いた準天頂型測位システムである場合には、従来は高層ビル等により正確な測位が困難であった場所等においても、より一層正確かつ高精度な測位が可能である。
貨物トラック2は、ETCカードやRFICタグ等の非接触型情報通信端末(以下、送信機という。)5を搭載している。送信機5は、ゲートセンサ3と通信可能であり、貨物トラック2がゲートを通過する際に、ゲートセンサ3に対して貨物トラック2の識別情報(例えば、ナンバープレートの番号。以下、トラック識別情報。)を送信可能である。
ゲートセンサ3は、貨物トラック2の走行経路(出発地から到着地までの経路)中に設置されたゲート近傍に配置された検出器である。ゲートセンサ3は、貨物トラック2がゲートを通過する際に、貨物トラック2が搭載する送信機5からトラック識別情報を受信する。ゲートセンサ3は、貨物トラック2の走行経路中のいずれに配置されていてもよく、また、複数配置されてもよいが、本実施形態では、コンテナターミナル(到着地)CTの出入口近傍の道路に1つのゲートセンサ3が配置されている。ゲートセンサ3が配置された道路からコンテナターミナルCTまでは1本道であり、ゲートセンサ3を通過した後は、貨物トラック2のコンテナターミナルCTへの到着順序は変動しない。このゲートセンサ3の配置位置が特定地点である。
事業者サーバUは、例えば、荷主により管理されるサーバコンピュータや、陸運事業者によって管理されるサーバコンピュータである。荷主とは、輸送対象としてのコンテナ内の内容物(荷物)の所有者又は管理者であり、陸運事業者とはコンテナを陸上輸送する事業者である。事業者サーバUは、コンテナの陸上輸送に関する管理を行うためのコンピュータである。事業者サーバU内にはコンテナを陸上輸送するための貨物トラック(貨物用車両)ごとのトラック識別情報、各々の貨物トラックの運行スケジュール、積載中又は積載予定のコンテナの情報が集約的に管理されている。
ターミナルサーバTは、例えば、コンテナターミナル(本実施形態では、港湾内コンテナターミナル。)を運営する事業者によって管理されるサーバコンピュータである。ターミナルサーバT内にはコンテナごとのコンテナ識別情報、コンテナ内の内容物(荷物)の情報、荷物の所有者(荷主)の情報、コンテナの陸揚げスケジュール、貨物トラックのコンテナ引受けスケジュール等の情報が集約的に管理されている。また、ターミナル内にコンテナを配置するためのクレーン(不図示)に操作指示を出力することが可能である。
図2Aは、車両情報管理サーバSの内部構造の概略を示すブロック図である。車両情報管理サーバSは、演算処理装置としてのCPU6及び記憶装置としてのメモリ7を有するサーバコンピュータである。メモリ7内部には、車両情報管理プログラムPが格納されている。車両情報管理プログラムPは、車両情報管理サーバSの主要部としてのCPU6を、位置情報取得手段6a、到着時刻推測手段6b、交通情報取得手段6c、到着順序推測手段6d、積層順序推測手段6e、到着順序更新手段6f、積層順序更新手段6g、到着時刻取得手段6h、再出発時刻取得手段6j、再出発時刻推測手段6k、として機能させる。
位置情報取得手段6aは、複数の貨物トラック2に各々対応する複数の位置情報を取得する機能を有する。位置情報取得手段6aは、GPS衛星G及びGPSアンテナ4を利用したGPS測位システムによって測位した貨物トラック2の位置情報F1をGPS衛星G、貨物トラック2又は図示しないその他の端末を介して取得する。位置情報F1を取得するためには、必ずしもGPS測位システムが必要とは限らない。例えば、場所が既知の道路上に配置された受信機によって貨物トラック2の通過を検知し、その検知結果を位置情報F1として取得する構成であってもよい。
位置情報取得手段6aは、複数の異なる貨物トラック2の位置情報F1を取得可能である。本実施形態では、位置情報取得手段6aが3台の貨物トラックA〜Cの位置情報F1を取得する場合について説明するが、貨物トラック2の台数はもちろん3台に限られず、2台、又は、4台以上であってもよい。
位置情報取得手段6aによって取得された貨物トラック2に対応する位置情報F1は、例えば図2Bの表示例のように画面表示することができる。図2Bは、車両情報管理サーバSが備える表示画面8上に貨物トラック2の位置を表示する表示例である。表示画面8上には、地図9の情報が表示されており、その地図9内に3台の貨物トラック2(A〜C)の現在位置が表示されている。貨物トラックA〜Cの現在位置は、各貨物トラックA〜Cの位置情報F1に基づき表示可能である。
地図9には、領域を区分けするためのマトリクス情報10が共に表示されていてもよい。マトリクス情報10は、例えば、地図9を左右方向(一般的には東西方向である)に複数領域分割(例えば、本実施形態ではX1〜X3の3分割)し、上下方向(一般的には南北方向である)に複数領域分割(例えば、本実施形態ではY1〜Y3の3分割)した各領域情報である。
図2Bでは、貨物トラックAの現在位置は、X3,Y3で示される領域内にあるので、例えば、表示画面8における地図9の下方に、「貨物トラックA(現在位置)=(X3,Y3)」と表示されてもよい。貨物トラックBの現在位置は、X1,Y3で示される領域内にあるので、例えば、表示画面8における地図9の下方に、「貨物トラックB(現在位置)=(X1,Y3)」と表示されてもよい。貨物トラックCの現在位置は、X2,Y1で示される領域内にあるので、例えば、表示画面8における地図9の下方に、「貨物トラックC(現在位置)=(X2,Y1)」と表示されてもよい。これにより、車両情報管理サーバSの操作者にとって、貨物トラックA〜Cの各々の現在位置の把握が容易となる。
なお、各領域情報の名称X1〜X3やY1〜Y3は、必ずしも記号や番号で構成される必要はなく、例えば地域名や領域内に含まれる交差点名や道路名が領域情報として用いられていもよい。また、地図9の縮尺表示倍率は、一定である必要はなく、操作者の操作に基づいて倍率が変更可能であってもよいし、到着地としてのコンテナターミナルCTに近づくと地図9の表示倍率が自動的に変更されるようになっていてもよい。
地図9の表示倍率を自動的に変更するためのトリガは、例えば貨物トラック2のゲートセンサ3の通過であってもよい。また、コンテナターミナルCTから所定距離範囲内に貨物トラック2が入ったことを位置情報F1に基づき判断して地図9の表示倍率を自動的に変更してもよい。もちろん、貨物トラック2がコンテナターミナルCTに近づくにつれて(例えば、貨物トラック2の現在位置がコンテナターミナルCTから2000m範囲内、1500m範囲内、1000m範囲内、500m範囲内となるごとに)、地図9の表示倍率を徐々に拡大することもできる。操作者にとって、貨物トラック2の地図9上での位置が到着地に近づくにつれてより正確に把握しやすくなる。なお、この図2Bに示す表示は、必ずしも車両情報管理サーバSの表示画面8に限定して表示されるものではない。例えば、事業者サーバUやターミナルサーバTが各々表示画面を有する場合において、これらの表示画面にも図2Bのような表示がされれば便利である。また、各貨物トラックA〜Cが各々車内に表示画面を備え、各表示画面に自車位置に加え、図2Bに示すように他の貨物トラック2の位置も表示可能であれば、便利である。
到着時刻推測手段6bは、位置情報取得手段6aによって取得された位置情報F1に基づいて、貨物用トラック2が到着地としてのコンテナターミナルCTへ到着する到着時刻(予想到着時刻)を推測する機能を有する。各貨物トラックA〜Cの各々の位置情報F1に基づいて、貨物トラック2からコンテナターミナルCTまでの距離、道順、貨物トラック2の走行速度等の情報を加味した上で、到着時刻推測手段6bは、各貨物トラック2がコンテナターミナルCTに到着する到着時刻情報(予想到着時刻情報)F2を生成する。
到着時刻の推測においては、交通情報取得手段6cにより取得された交通情報F3を利用することが可能である。交通情報F3は、交通情報提供サーバVから提供される情報であって、少なくとも渋滞情報を含み、道路工事の情報、事故情報、通行止め情報、道路の道幅に関する情報等を含んでもよい。交通情報F3を取得することにより、貨物トラック2が現実に走行可能な速度や選択可能な道路幅を有する道路等を把握することができ、貨物トラック2のコンテナターミナルCTまでの道順を高精度に推測することができる。したがって、貨物トラック2の予想到着時刻の推測精度を向上させることができる。
到着順序推測手段6dは、到着時刻推測手段6bによって推測された予想到着時刻に基づいて、複数の貨物トラックA〜Cの到着順序(予想到着順序)を推測する機能を有する。到着順序推測手段6dは、予想到着時刻の早い貨物トラック2から順に、早い到着順序でコンテナターミナルCTに到着するものと推測する。例えば、図3に示す車両情報管理データベースDのように、貨物トラックAの予想到着時刻が15:00、貨物トラックBの予想到着時刻が14:00、貨物トラックCの予想到着時刻が16:00である場合に、到着順序推測手段6dは、予想到着順序情報F4として、貨物トラックAに対応して「2」、貨物トラックBに対応して「1」、貨物トラックCに対応して「3」の情報を生成する。
積層順序推測手段6eは、到着順序推測手段6dによって推測された予想到着順序に基づいて、複数の貨物トラックA〜Cに各々積載すべきコンテナ1の積層順序を推測する機能を有する。貨物トラックA〜Cの到着順序に応じて積載し易いようにコンテナ1を配置しておけば、積載のための時間が短縮され、コンテナ輸送の作業効率が向上する。例えば、貨物トラックAに積載すべきコンテナ1A、貨物トラックBに積載すべきコンテナ1B、貨物トラックCに積載すべきコンテナ1Cを、予想到着順序情報F4に基づき、コンテナ1Cを一番下に載置し、その上にコンテナ1Aを積層し、更にその上にコンテナ1Bを積層配置すれば、到着順の貨物トラックB,A,Cに対し、上から順に効率よくコンテナを積載していくことができる。
貨物トラック2がコンテナターミナルCTに到着した段階で、急遽上下のコンテナ1を入れ替えたりすることが不要となり、コンテナ積載の作業効率、時間効率が向上する。また、推測された到着順序に基づいて早い段階で予想到着順序に応じたコンテナ配置(積層)とすることができるので、コンテナ積層作業に時間的余裕が生じる。
なお、積層順序推測手段6eは、予想到着順序に基づいてコンテナの積層順序情報(予想積層順序情報)F5を生成してターミナルサーバTに向けて送信する。予想積層順序情報F5を受信したターミナルサーバTは、コンテナターミナルCT内のクレーン(不図示)に制御指令を送信し、予想積層順序情報F5に対応したコンテナ1の積層配置を実現する。
到着順序更新手段6fは、各貨物トラック2のすべてが走行する走行経路中に設置されたゲートセンサ3からの検知信号に基づき、到着順序を更新する機能を有する。貨物トラック2が走行経路中に設置されたゲートを通過すると、それがゲートセンサ3によって検知される。その検知信号が通過情報F6として、ゲートセンサ3から到着順序更新手段6fへと送信される。ゲートセンサ3で検知された貨物トラック2の通過順序が新たな到着順序として把握され、到着順序更新手段6fは、貨物トラック2の到着順序を予想到着順序から新たな到着順序へと更新する。
例えば、ゲートがコンテナターミナルCTの近傍の一本道の道路上に配置され、そのゲートを通過した後に、コンテナターミナルCT到着までの間に貨物トラック2の到着順序の変動がない場合は、ゲートセンサ3で検知された通過順序(すなわち、新たな到着順序。)は、貨物トラック2の確定到着順序である。ゲートセンサ3が検知した貨物トラック2の順序が貨物トラックA→B→Cの順序である場合、貨物トラック2のコンテナターミナルCTへの確定到着順序は貨物トラックAが1番、貨物トラックBが2番、貨物トラックCが3番である。到着順序更新手段6fは、通過情報F6に基づき確定到着順序情報F7を生成し、予想到着順序情報F4の内容を確定到着順序情報F7の内容へと更新する。
事前に予想到着順序情報F4に基づきコンテナ1A〜1Cの積層順序を推測することで、到着する貨物トラック2へのコンテナ1の積載の準備を事前に行うことができると共に、より確かな、より後の順序情報を把握することにより、各貨物トラック2のコンテナターミナルCTへの到着順序をより高精度に把握することができる。特に、最終的に確定した到着順序である確定到着順序情報F7を把握することができれば、貨物トラック2への効率的なコンテナ積載を確実に実現可能なコンテナ積層配置を行うことができる。確定到着順序が予想到着順序と一致している場合は、到着順序が予想到着順序から確定到着順序に更新されてもコンテナ1の積み替えをする必要がない。したがって、予想到着順序F2を生成する早いタイミングで、各貨物トラック2への効率的なコンテナ積載を可能とするコンテナ積層配置を実現することができる。確定到着順序が予想到着順序と一致していない場合でも、予め予想到着順序に基づいてコンテナ配置を完了していれば、確定到着順序への更新後のコンテナ1の積み替え作業は少なくて済む。
積層順序更新手段6gは、到着順序更新手段6fによって更新された到着順序に基づいて、複数の貨物トラックA〜Cに各々積載すべきコンテナ1の積層順序を更新する機能を有する。積層順序更新手段6gの機能は、積層順序推測手段6eの機能と略同様である。積層順序推測手段6eが、到着順序推測手段6dにより推測された予想到着順序に基づいてコンテナ1A〜1Cの積層順序を予想するのに対し、積層順序更新手段6gは、到着順序更新手段6fにより更新された到着順序(例えば、確定到着順序。)に基づいてコンテナ1A〜1Cの積層順序を更新する。
本実施形態では、到着順序更新手段6fにより到着順序の内容が確定到着順序情報F7(貨物トラックAの到着順序情報が「1」、貨物トラックBの到着順序情報が「2」、貨物トラックCの到着順序情報が「3」)に更新されるので、積層順序更新手段6gは、コンテナ1Cが一番下、その上にコンテナ1B、更にその上にコンテナ1Cを積層する、との確定積層順序情報F8を生成する。
なお、積層順序更新手段6gは、生成した積層順序情報(確定積層順序情報)F8をターミナルサーバTに向けて送信する。確定積層順序F8を受信したターミナルサーバTは、コンテナターミナルCT内のクレーン(不図示)に制御指令を送信し、確定積層順序情報F8に対応したコンテナ1の積層配置を実現する。
到着時刻取得手段6hは、複数の貨物トラックA〜Cのうちの特定の貨物トラック(例えば、貨物トラックA,B)のコンテナターミナルCTへの到着時刻を取得する機能を有する。到着時刻の情報は、コンテナターミナルCTに現実に貨物トラック2が到着した際にターミナルサーバT又はその他の端末に入力されて車両情報管理サーバSへと送信されるか、又は、直接に車両情報管理サーバSに入力するようになっていてもよいし、ゲートセンサ3によって貨物トラック2ごとの通過時刻が取得されて車両情報管理サーバSへと送信されるようになっていてもよい。ゲートセンサ3の通過時刻に、貨物トラック2がゲートからコンテナターミナルCTまで移動するのに必要な時間を加算すれば、コンテナターミナルCTへの到着時刻を算出することができる。
再出発時刻取得手段6jは、複数の貨物トラックA〜Cのうちの特定の貨物トラック(例えば、貨物トラックA,B)のコンテナターミナルCTからの再出発時刻を取得する機能を有する。再出発時刻は、各貨物トラック2がコンテナ1の積載を完了し、次の目的地に向けて再出発した時刻を意味する。再出発時刻の情報は、コンテナターミナルCTから現実に貨物トラック2が出発した際にターミナルサーバT又はその他の端末に入力されて車両情報管理サーバSへと送信されるか、又は、直接に車両情報管理サーバSに入力するようになっていてもよいし、ゲートセンサ3によって貨物トラック2ごとの通過時刻が検知されて車両情報管理サーバSへと送信されるようになっていてもよい。ゲートセンサ3の通過時刻から、貨物トラック2がコンテナターミナルCTからゲートまで移動するのに必要な時間を減算すれば、コンテナターミナルCTの再出発時刻を算出することができる。
再出発時刻推測手段6kは、複数の貨物トラックA〜Cのうちの特定の貨物トラック(例えば、貨物トラックA,B)と異なる他の貨物トラック(例えば、貨物トラックC)がコンテナターミナルCTを出発する再出発時刻を推測する機能を有する。この再出発時刻の推測は、貨物トラックCがコンテナターミナルCTに到着する以前に実行されることが好ましい。先に到着及び再出発済みの貨物トラックA,Bの情報に基づいて、到着前の貨物トラックCの再出発時刻を予め推測することで、荷主や陸上運送事業者は、次の目的地への貨物トラックCの到着時刻を早い段階で推測することができる。
再出発時刻推測手段6kは、貨物トラックA,Bが各々コンテナターミナルCTを再出発した再出発時刻からコンテナターミナルCTに到着した到着時刻を差し引いた時間(滞留時間)を算出する。滞留時間は、貨物トラックA,Bが各々コンテナ1の積載作業等によりコンテナターミナルCTに留まった時間であり、例えば、貨物トラックAの滞留時間と貨物トラックBの滞留時間との平均であってもよい。
再出発時刻推測手段6kは、貨物トラックCの予想到着時刻情報F2に滞留時間を加算することにより、貨物トラックCの再出発時刻(予想再出発時刻)を推測する。その予想再出発時刻は、事業者サーバUへと送信されてもよい。
次に、この車両情報管理サーバSにより実現される車両情報管理方法の手順について、図4のフローチャートを用いて説明する。
複数のコンテナ1A〜1Cの各々の荷主又は陸上運送事業者の指示に基づき、貨物トラックA〜Cが各々の出発地からコンテナターミナルCTに向けて走行する(S1)。車両情報管理サーバSは、貨物トラックA〜Cの位置情報F1を取得する(S2)。車両情報管理サーバSは、交通情報提供サーバVから交通情報F3を取得する(S3)。車両情報管理サーバSは、交通情報F3及び位置情報F1に基づいて、各貨物トラックA〜CのコンテナターミナルCTへの到着時刻(予想到着時刻情報)F2を推測する(S4)。車両情報管理サーバSは、予想到着時刻情報F2に基づいて、各貨物トラックA〜Cの到着順序(予想到着順序情報)F4を推測する(S5)。車両情報管理サーバSは、予想到着順序情報F4に基づいて、複数のコンテナ1A〜1Cの積層順序(予想積層順序情報)F5を推測する(S6)。推測された予想積層順序情報F5は、車両情報管理サーバSからターミナルサーバTへと送信されてもよい。
ゲートセンサ3が、貨物トラックA〜Cがゲートを各々通過したことを検知する(S7)。車両情報管理サーバSは、その検知信号(通過情報)F6を取得して(S8)、貨物トラックA〜Cの到着順序を更新する(S9)。車両情報管理サーバSは、更新された到着順序(確定到着順序情報)F7に基づいて、複数のコンテナ1A〜1Cの積層順序(確定積層順序情報)F8を更新する(S10)。更新された確定積層順序情報F8は、車両情報管理サーバSからターミナルサーバTへと送信されてもよい。
なお、貨物トラックA,BがコンテナターミナルCTに到着すると、車両情報管理サーバSは各々の到着時刻を取得する。貨物トラックA,BがコンテナターミナルCTを再出発すると、車両情報管理サーバSは各々の再出発時刻を取得する。各々の再出発時刻と到着時刻とに基づいて、車両情報管理サーバSは、各貨物トラックA,Bの滞留時間の平均値を算出する。車両情報管理サーバSは、貨物トラックCの予想到着時刻情報F2に滞留時間の平均値を加算することにより、貨物トラックCの予想再出発時刻を算出する。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。
上記実施形態では、車両情報管理サーバSが、予想積層順序情報F5、確定積層順序情報F8をターミナルサーバTに向けて送信しているが、これに限られない。車両情報管理サーバSが、予想到着順序情報F4をターミナルサーバTに向けて送信し、ターミナルサーバT側で予想到着順序情報F4に基づいて予想積層順序情報F5を生成しても構わない。この場合において、積層順序推測手段6eとしての機能を車両情報管理サーバSでなくターミナルサーバTが発揮しても構わない。
車両情報管理サーバSが、予想到着時刻情報F2をターミナルサーバTに向けて送信し、ターミナルサーバT側で予想到着時刻情報F2に基づいて予想到着順序情報F4を生成しても構わない。この場合において、到着順序推測手段6dとしての機能を車両情報管理サーバSでなくターミナルサーバTが発揮しても構わない。
車両情報管理サーバSが、確定到着順序情報F7をターミナルサーバTに向けて送信し、ターミナルサーバT側で確定到着順序報F7に基づいて確定積層順序情報F8を生成しても構わない。この場合において、積層順序更新手段6gとしての機能を車両情報管理サーバSでなくターミナルサーバTが発揮しても構わない。更に、ゲートセンサ3が車両情報管理サーバSが、通過情報F6をターミナルサーバTに向けて送信し、ターミナルサーバT側で通過情報F6に基づいて確定到着順序情報F7を生成しても構わない。この場合において、到着順序更新手段6fとしての機能を車両情報管理サーバSでなくターミナルサーバTが発揮しても構わない。
このように、車両情報管理サーバSとターミナルサーバTとは協働して各手段6a〜6kの機能を発揮することができるので、各手段6a〜6kのうちのいずれか一部又は全部の機能をターミナルサーバTに分担して発揮させることが可能である。
なお、上記実施形態では、特定地点にゲートセンサ3を配置し、ゲートセンサ3による検知結果を通過情報F6としているが、通過情報F6はこれに限られない。例えば、コンテナターミナルCT近傍の特定地点を各貨物トラック2が通過したことをGPS又は準天頂型測位システムによって検知し、その検知結果を通過情報F6とすることもできる。また、例えば、コンテナターミナルCT近傍の特定地点を各貨物トラック2が通過したタイミングで、各貨物トラック2の乗員が、情報端末(例えば、スマートフォン、タブレット端末等)によって通過情報F6をネットワークWを介して車両情報管理サーバSに送信してもよい。
[変形例]
変形例に係る貨物輸送システムは、実施形態と略同様の構成を有している。実施形態と同様の構成については同様の符号を付してその説明を省略し、実施形態と異なる構成について説明する。
変形例に係る車両情報管理サーバSは、出発信号取得手段6mと到着信号取得手段6nとを更に有している。出発信号は、各貨物トラック2が各々の出発地を出発したことを示す情報である。出発信号は、例えば、事業者サーバUから車両情報管理サーバSへと送信されるものであってもよいし、貨物トラック2の乗員が、情報端末から出発信号をネットワークWを介して車両情報管理サーバSに向けて送信してもよい。
出発信号取得手段6mは、出発信号を取得する機能を有する。車両情報管理サーバSが出発信号を取得することにより、車両情報管理サーバSが各貨物トラック2の位置情報F1の取得を開始するタイミングを画定することができる。すなわち、出発時刻を取得したことをトリガとして、そのタイミング又はそれから所定時間後のタイミングから貨物トラック2の位置情報F1の取得を開始することができる。貨物トラック2の出発地からの出発前における不必要な位置情報F1の取得を回避することができる。
到着信号は、各貨物トラック2が到着地としてのコンテナターミナルCTに到着したことを示す情報である。到着信号は、例えば、ターミナルサーバTから車両情報管理サーバSへと送信されるものであってもよいし、貨物トラック2の乗員が、情報端末から到着信号をネットワークWを介して車両情報管理サーバSに向けて送信してもよい。
到着信号取得手段6nは、到着信号を取得する機能を有する。車両情報管理サーバSが到着信号を取得することにより、車両情報管理サーバSが各貨物トラック2の位置情報F1の取得を終了するタイミングを画定することができる。すなわち、到着時刻を取得したことをトリガとして、そのタイミング又はそれから所定時間後のタイミングに貨物トラック2の位置情報F1の取得を終了することができる。貨物トラック2のコンテナターミナルCTへの到着後における不必要な位置情報F1の取得を回避することができる。また、位置情報取得手段6aの動作のみならず、到着時刻推測手段6b、到着順序推測手段6d、積層順序推測手段6e、到着順序更新手段6f、積層順序更新手段6g、到着時刻取得手段6h等の動作を終了することができる。
なお、到着信号取得手段による到着信号の取得時に、その取得時刻をも取得すれば、到着信号取得手段と到着時刻取得手段6hとを共通とすることができる。また、出発信号の取得時刻と到着信号の取得時刻との差分によって、貨物用車両の出発地から到着地までにかかった時間を算出することもできる。
CT:コンテナターミナル D:車両情報管理データベース
F1:位置情報 F2:予想到着時刻情報
F3:交通情報 F4:予想到着順序情報
F5:予想積層順序情報 F6:通過情報
F7:確定到着順序情報 F8:確定積層順序情報
G:GPS衛星 P:情報管理プログラム
S:車両情報管理サーバ T:ターミナルサーバ
U:事業者サーバ V:交通情報提供サーバ
W:ネットワーク 1,1A〜1C:コンテナ(貨物)
2,A〜C:貨物トラック(貨物用車両)
3:ゲートセンサ(車両検知手段) 4:GPSアンテナ
5:送信機 6:CPU(演算処理装置)
6a:位置情報取得手段 6b:到着時刻推測手段
6c:交通情報取得手段 6d:到着順序推測手段
6e:積層順序推測手段 6f:到着順序更新手段
6g:積層順序更新手段 6h:到着時刻取得手段
6j:再出発時刻取得手段 6k:再出発時刻推測手段
7:メモリ(記憶装置) 8:表示画面
9:地図 10:マトリクス情報

Claims (7)

  1. 複数の異なる出発地から到着地へと向かう複数の異なる貨物用車両に各々対応する複数の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記複数の位置情報に基づいて、前記複数の異なる貨物用車両の前記到着地への各々の到着時刻を推測する到着時刻推測手段と、
    推測された前記各々の到着時刻に基づいて、前記複数の異なる貨物用車両の前記到着地への到着順序を推測する到着順序推測手段と、
    前記複数の異なる出発地から前記到着地に至る経路のうちの前記複数の異なる貨物用車両のすべてが走行する特定地点を前記複数の異なる貨物用車両が各々通過した順序に基づき、前記到着順序を更新する到着順序更新手段と、を有する車両情報管理システム。
  2. 前記貨物用車両が前記出発地を出発したことを示す出発信号を取得する出発信号取得手段と、
    前記貨物用車両が前記到着地に到着したことを示す到着信号を取得する到着信号取得手段と、を更に有する請求項1に記載の車両情報管理システム。
  3. 前記複数の異なる貨物用車両のうちの特定の貨物用車両が前記到着地に到着した到着時刻を取得する到着時刻取得手段と、
    前記特定の貨物用車両が前記到着地を再出発した再出発時刻を取得する再出発時刻取得手段と、
    前記特定の貨物用車両の再出発時刻と到着時刻との差分に対応する滞留時間と、前記複数の異なる貨物用車両のうちの前記特定の貨物用車両と異なる他の貨物用車両について前記到着時刻推測手段により推測された到着時刻とに基づき、前記他の貨物用車両が前記到着地を再出発する再出発時刻を推測する再出発時刻推測手段と、を更に有する請求項1又は請求項2に記載の車両情報管理システム。
  4. 少なくとも渋滞情報を含む交通情報を取得する交通情報取得手段を更に有し、
    前記到着時刻推測手段が、前記複数の位置情報及び取得された前記交通情報に基づいて、前記複数の異なる貨物用車両の各々の前記到着地への道順を推測することにより前記到着時刻を推測する、請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の車両情報管理システム。
  5. 前記到着順序推測手段により推測された到着順序に基づいて、前記複数の異なる貨物用車両の各々に積載すべき貨物の前記到着地における積層順序を推測する積層順序推測手段を更に有する請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の車両情報管理システム。
  6. 前記到着順序更新手段により更新された到着順序に基いて、前記複数の異なる貨物用車両の各々に積載すべき貨物の前記到着地における積層順序を更新する積層順序更新手段を更に有する請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の車両情報管理システム。
  7. 複数の異なる出発地から到着地へと向かう複数の異なる貨物用車両に各々対応する複数の位置情報を取得するステップと、
    前記複数の位置情報に基づいて、前記複数の異なる貨物用車両の前記到着地への各々の予想到着時刻を推測するステップと、
    前記各々の予想到着時刻に基づいて、前記複数の異なる貨物用車両の前記到着地への予想到着順序を推測するステップと、
    前記複数の異なる出発地から前記到着地に至る経路のうちの前記複数の異なる貨物用車両のすべてが走行する特定時点を前記複数の異なる貨物用車両が各々通過した順序に基づき、前記到着順序を更新するステップと、を有する車両情報管理方法。
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