JP2017099033A - 連結部材、太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents

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和生 太田
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Abstract

【課題】太陽電池モジュールに取り付けるフレームの組み立てを容易にする連結部材を提供する。【解決手段】連結部材50は、太陽電池パネル20の外縁に取り付けるフレーム枠を構成する複数のフレームのうちの第1フレーム40aに挿入される第1挿入部52と、第1フレーム40aに隣接する第2フレーム40bに挿入される第2挿入部62と、を備える。第1挿入部52は、第1フレーム40aに沿って延びる基部と、基部から太陽電池パネル20へ向けて分岐する内側爪部と、基部から太陽電池パネル20と反対側へ向けて分岐する外側爪部と、を有する。第1挿入部52は、基部に沿って配置される複数の外側爪部および複数の内側爪部を有し、複数の外側爪部および複数の内側爪部の一部には、基部との付け根に切り欠き57、59が設けられてもよい。切り欠き57、59が設けられる外側爪部および内側爪部は、基部の挿入端近くに配置されてもよい。【選択図】図4

Description

本発明は、太陽電池モジュールに取り付けるフレームの連結部材に関する。
太陽電池パネル内において、太陽電池は、ガラス、バックシートの間に封止樹脂により封止されている。太陽電池パネルの外周には、フレームが取り付けられる。フレームは、複数のフレームバーをL字ジョイントで連結することより組み立てられる(例えば、特許文献1参照)。
登録実用新案第3163287号公報
太陽電池モジュールに取り付けるフレームは、組み立てが容易であることが望ましい。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、太陽電池モジュールに取り付けるフレームの組み立てを容易にする連結部材を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の連結部材は、太陽電池パネルの外縁に取り付けるフレーム枠を構成する複数のフレームのうちの第1フレームに挿入される第1挿入部と、第1フレームに隣接する第2フレームに挿入される第2挿入部と、を備える。第1挿入部は、第1フレームに沿って延びる基部と、基部から太陽電池パネルへ向けて分岐する内側爪部と、基部から太陽電池パネルと反対側へ向けて分岐する外側爪部と、を有する。
本発明の別の態様は、太陽電池モジュールである。この太陽電池モジュールは、太陽電池パネルと、太陽電池パネルの外縁に設けられるフレーム枠を構成する複数のフレームと、フレーム枠のコーナー部に設けられ、複数のフレームの間を連結する複数の連結部材と、を備える。連結部材は、第1フレームに挿入される第1挿入部と、第1フレームに隣接する第2フレームに挿入される第2挿入部と、を含む。第1挿入部は、第1フレームに沿って延びる基部と、基部から太陽電池パネルへ向けて分岐する内側爪部と、基部から太陽電池パネルと反対側へ向けて分岐する外側爪部と、を有する。
本発明のさらに別の態様は、太陽電池モジュールの製造方法である。この方法は、太陽電池パネルと、太陽電池パネルの外縁に設けられるフレーム枠を構成する複数のフレームと、フレーム枠のコーナー部に設けられ、複数のフレームの間を連結する連結部材であって、第1フレームに挿入される第1挿入部と、第1フレームに隣接する第2フレームに挿入される第2挿入部と、を含み、第1挿入部が、第1フレームに沿って延びる基部と、基部から太陽電池パネルへ向けて分岐する内側爪部と、基部から太陽電池パネルと反対側へ向けて分岐する外側爪部と、を有する複数の連結部材と、を準備し、第2フレームに第2挿入部を挿入した後に、第1フレームに第1挿入部を挿入してフレーム枠を形成する。
本発明によれば、太陽電池モジュールに取り付けるフレームの組み立てを容易にすることができる。
本発明の実施の形態に係る太陽電池モジュールを示す平面図である。 太陽電池モジュールの構造を示す断面図である。 フレーム間を連結する連結部材を示す斜視図である。 連結部材によりフレーム間を連結する様子を模式的に示す図である。 図5(a)、(b)は、比較例に係る連結部材によりフレーム間を連結する様子を模式的に示す図である。 図6(a)、(b)は、本実施の形態に係る連結部材によりフレーム間を連結する様子を模式的に示す図である。 本実施の形態に係る太陽電池モジュールの製造工程を示す図である。 本実施の形態に係る太陽電池モジュールの製造工程を示す図である。 変形例1に係る連結部材を示す上面図である。 変形例2に係る連結部材を示す上面図である。 変形例3に係る連結部材を示す上面図である。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施の形態における太陽電池モジュールは、太陽電池パネルと、太陽電池パネルの外縁に設けられるフレーム枠を構成する複数のフレームと、フレーム枠のコーナー部に設けられ、複数のフレームの間を連結する複数の連結部材と、を備える。連結部材は、第1フレームに挿入される第1挿入部と、第1フレームに隣接する第2フレームに挿入される第2挿入部と、を含む。第1挿入部は、基部から太陽電池パネルへ向けて分岐する内側爪部と、基部から太陽電池パネルと反対側へ向けて分岐する外側爪部と、を有する。第1挿入部に設けられる爪部は、挿入時においてフレームの内壁に接触して狭まるように変形し、フレームに連結部材を圧入しやすくする。また爪部は、圧入後においてフレームの内壁を押圧するように広がることで、圧入された第1挿入部をフレームから抜けにくくする。
連結部材の第1挿入部と第2挿入部は、連結する二つのフレームの取付角に対応する角度を有しており、長方形状の太陽電池パネルに取り付けられるフレームでは、直角(90度)となる。この場合、連結部材の第1挿入部と第2挿入部のなす角度も直角となることが望ましいが、連結部材を製造する寸法精度によっては、90度からずれてしまう場合がある。そうすると、二つのフレームを容易に連結することができない。本実施の形態に係る連結部材においては、第1挿入部に爪部が設けられているため、第1挿入部と第2挿入部のなす角度にずれが生じていても、そのずれを爪部の変形により吸収することができる。また、内側と外側の双方に爪部が設けられているため、角度が大きくなる方向にずれる場合と小さくなる方向にずれる場合の双方に対応することができる。これにより、フレームの組み立てを容易にする。
図1は、本実施の形態における太陽電池モジュール100を示す平面図である。太陽電池モジュール100は、太陽電池パネル20と、フレーム枠38を備える。太陽電池パネル20は、矩形状を有しており、四辺を囲うフレーム枠38を構成する第1フレーム40a、第2フレーム40b、第3フレーム40c、第4フレーム40d(以下、総称してフレーム40ともいう)が取り付けられる。
フレーム40は、アルミニウム、鉄、ステンレス鋼などの金属材料や、樹脂材料などで形成され、押出成型などで形成される。フレーム40は、断面形状が略矩形の本体部を備える。本体部は、軽量化のため中空構造を有する。
それぞれのフレーム40の端部41a、41b、41c、41d(以下、総称して端部41ともいう)は、フレーム40が延びる方向に対して斜めに切り取られている。斜めに切り取られた端部41同士が接することにより、フレーム枠38のコーナ部39が形成される。フレーム40の間は、端部41に挿入される連結部材により連結される。
図2は、太陽電池モジュール100の構造を示す断面図であり、図1のA−A線断面を示す。
太陽電池パネル20は、受光面保護部材10、封止部材12、太陽電池セル14、裏面保護部材16を備える。受光面保護部材10は、太陽電池パネル20において受光面22側に配置されており、太陽電池パネル20の表面を保護する。受光面保護部材10として、透光性および遮水性を有するガラス、透光性プラスチック等が使用される。
封止部材12は、受光面保護部材10と裏面保護部材16の間に設けられ、これらの間に設けられる太陽電池セル14を封止する。封止部材12として、例えば、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)や、PVB(ポリビニルブチラール)、ポリイミド等の樹脂フィルムが使用される。樹脂フィルムは、シート形状を有する。
太陽電池セル14は、受光面と裏面とを有し、主に受光面に入射する光によって発電する光起電力素子である。太陽電池パネル20は、複数の太陽電池セル14を備え、複数の太陽電池セル14は、銅箔やアルミ箔などの配線材により電気的に接続される。
裏面保護部材16は、太陽電池パネル20において裏面24側に配置されており、太陽電池パネル20の背面を保護する。裏面保護部材16としては、ポリエチレンテレフタラート(PET)等の樹脂フィルム、アルミニウム箔を樹脂フィルムで挟んだ構造を有する積層フィルムなどが使用される。
フレーム40は、本体部42と、嵌合部44とを備える。なお、図2ではフレーム40として、図1に示す第1フレーム40aを示すが、第2フレーム40b、第3フレーム40c、第4フレーム40dも同様の構造を有する。なお、図2において、受光面側とは、紙面において上側を示し、裏面側とは、紙面において下側を示す。
本体部42は、断面形状が矩形であり、内部に中空部42eが設けられる。本体部42は、上面42a、下面42b、内側面42c、外側面42dを有する。フレーム40の受光面側には、本体部42の上面42aと、上面42aの受光面側に形成された断面L字状の部材とにより形成される嵌合部44が設けられる。太陽電池パネル20の外縁は、嵌合部44に挿入される。これにより、嵌合部44は、太陽電池パネル20を保持する。なお、嵌合部44と太陽電池パネル20との間にシリコーン樹脂などを介在させて接着させてもよい。
中空部42eには、突起部42fが設けられる。突起部42fは、中空部42eの内部に上下方向に高さh、水平方向に幅dの領域を区画するように、内側面42cの内壁および外側面42dの内壁から突出するように設けられる。この突起部42fにより区画される領域には、フレーム間を連結するための連結部材が挿入される。
図3は、フレーム間を連結する連結部材50を示す斜視図であり、図4は、連結部材50によりフレーム間を連結する様子を模式的に示す図である。連結部材50は、L字形状の部材であり、アルミニウムなどの金属材料や、樹脂材料などで形成される。図4に示されるように、連結部材50は、まず第2挿入部62が第2フレーム40bに挿入され、その後、第1挿入部52が第1フレーム40aに挿入される。
なお、図4では、第1フレーム40aと第2フレーム40bの間を連結する様子を示しているが、その他のフレーム間も同様に連結部材50によって連結される。その他のフレーム間を連結する場合にも、第2挿入部62を一方のフレームに挿入した後、第1挿入部52を他方のフレームに挿入する。この挿入順序とする理由については、図6を参照しながら後述する。
連結部材50は、第1フレーム40aに挿入される第1挿入部52と、第2フレーム40bに挿入される第2挿入部62と、第1挿入部52と第2挿入部62の間を接続する屈曲部60とを有する。屈曲部60は、第1挿入部52の延びる方向と、第2挿入部62の延びる方向が約90度となるように両者を接続する。
第1挿入部52は、第1基部54と、第1内側爪部56と、第1外側爪部58とを有する。第1基部54は、第1フレーム40aに沿って屈曲部60から挿入端54aまで直線状に延びる部材である。
第1内側爪部56は、第1基部54から太陽電池パネル20に向かって内側方向に延びる部材である。また、第1内側爪部56は、挿入端54aから屈曲部60へ向かう方向へ延びている。第1内側爪部56は、第1基部54に沿って複数設けられる。本実施の形態では、図示されるように8つの第1内側爪部56を有するが、第1内側爪部56の数はこれらに限られず、第1挿入部52の挿入容易性および引き抜き力を調整するために、その他の数としてもよい。
第1外側爪部58は、第1基部54から太陽電池パネル20と反対側に向かって外側方向に延びる部材である。また、第1外側爪部58は、挿入端54aから屈曲部60へ向かう方向へ延びている。第1外側爪部58は、第1内側爪部56と同様に第1基部54に沿って複数設けられ、本実施の形態では8つの第1外側爪部58を有する。また、第1外側爪部58は、第1基部54に対して第1内側爪部56と対称の位置に配置される。第1内側爪部56と第1外側爪部58を対称な位置に配置することで、第1挿入部52の引き抜き力を確保しやくする。
本明細書において、「挿入容易性」とは、フレーム40に連結部材50を圧入する際に必要な力が小さいことをいう。連結部材50は、圧入時に爪部が狭まるように変形しながらフレーム40の中空部42eに挿入される。このとき、連結部材50の爪部が変形容易であれば、圧入時に爪部を変形させるための力が少なくて済むため、「挿入容易性」が高まる。「挿入容易性」が高ければ、フレーム枠38の組み立ても容易となる。
本明細書において、「引き抜き力」とは、フレーム40に連結部材50を圧入した後に、フレーム40から連結部材50を引き抜こうとする力に対抗する力のことをいう。したがって「引き抜き力」が高ければ、フレーム40から連結部材50を引き抜くのに必要な力が増大し、フレーム40間の連結強度が高まることとなる。この「引き抜き力」は、フレーム40の中空部42eに圧入された連結部材50の爪部が広がって、中空部42eの内面を第1内側爪部56および第1外側爪部58が押圧することにより生じる。
一般に、連結部材50の爪部が変形容易であれば、引き抜き力が低下する傾向にあるため、「変形容易性」の高さと「引き抜き力」の高さはトレードオフの関係にある。そこで、フレーム枠38の連結強度を保ちつつ、フレーム枠38の組み立て容易性を高めるためには、「変形容易性」と「引き抜き力」をバランスさせる必要がある。
図4に示されるように、挿入端54aの近くに設けられる前方の第1内側爪部56aおよび第1外側爪部58aには、第1基部54との付け根に切り欠き57、59が設けられる。この前方の第1内側爪部56aおよび第1外側爪部58aは、後方の第1内側爪部56bおよび第1外側爪部58bと比べて、切り欠き57、59が設けられることにより変形容易となる。このような変形容易な第1内側爪部56aおよび第1外側爪部58aを挿入端54aの近くに配置することで、挿入端54aをフレームに挿入しやすくする。一方で、切り欠き57、59が設けない第1内側爪部56bおよび第1外側爪部58bを設けることで、切り欠き57、59を設けることによる引き抜き力の低下を防ぐ。本実施の形態では、挿入端54aの近くに位置する2本の第1内側爪部56aおよび第1外側爪部58aに切り欠き57、59を設けることで、挿入容易性および引き抜き力を調整している。
第2挿入部62は、第2基部64と、第2内側爪部66とを有する。第2挿入部62には、第1挿入部52と異なり、外側爪部が設けられていない。
第2基部64は、第2フレーム40bに沿って屈曲部60から挿入端64aまで直線状に延びる部材である。第2内側爪部66は、第2基部64から太陽電池パネル20に向かって内側方向に延びる部材であり、挿入端64aから屈曲部60へ向かう方向へ延びている。第2内側爪部66は、第2基部64に沿って複数設けられ、本実施の形態では、6つの第2内側爪部66が設けられる。なお、第2内側爪部66の数はこれらに限られず、第2挿入部62の挿入容易性および引き抜き力を調整するために、その他の数としてもよい。
第2内側爪部66には、第2挿入部62との付け根に切り欠き67が設けられる。切り欠き67は、6つ設けられる第2内側爪部66の全てに形成されている。切り欠き67を設けることで、第2内側爪部66の変形容易性を高めている。なお、第2基部64の挿入容易性および引き抜き力を調整するために、切り欠き67を一部の第2内側爪部66にのみ設けてもよい。この場合、挿入端64aの近くに位置する第2内側爪部66に切り欠き67を設けることが望ましい。
つづいて、図5および図6を参照しながら、本実施の形態における連結部材50が奏する効果について示す。まず、図5に示す比較例に係る連結部材を用いる場合の課題について説明し、次に、図6を用いて実施の形態における連結部材50が奏する効果について説明する。
図5(a)、(b)は、比較例に係る連結部材150によりフレーム間を連結する様子を模式的に示す図である。比較例に係る連結部材150は、第1挿入部152と、第2挿入部162と、屈曲部160とを有する。第2挿入部162は、実施の形態と同様、太陽電池パネル20に向かって内側方向に延びる第2内側爪部166が設けられる。一方、第1挿入部152には、太陽電池パネル20に向かって内側方向に延びる第1内側爪部156が設けられるものの、外側爪部は設けられていない。
図5(a)は、第1挿入部152と第2挿入部162のなす角度が直角となる連結部材150を用いる場合を示している。この場合、連結部材150を用いて、第1フレーム40aと第2フレーム40bが直角となるように容易に連結することができる。
図5(b)は、第1挿入部152と第2挿入部162のなす角度が直角ではない連結部材150を用いる場合を示しており、屈曲部160のなす角度が90度からΔθだけ大きくなっている場合を示している。この場合、第1挿入部152の外側面152aが外側へ開いてしまっているため、第1フレーム40aと第2フレーム40bが直角となるように連結することが困難となる。そうすると、太陽電池パネル20の外縁を囲むようにフレーム枠を取り付けることができなくなる。具体的には、第1フレーム40aと連結部材150とを連結する際、連結部材150の外側面152aが本体部42の外側面42dに接触し、外側面42dに傷がつくか、本体部42が変形してしまう。
図6(a)、(b)は、本実施の形態に係る連結部材50によりフレーム間を連結する様子を模式的に示す図である。図6(a)は、図5(b)と同様に、屈曲部60のなす角度が90度からΔθだけ大きくなっている場合を示す。本実施の形態では、第1挿入部52の外側に第1外側爪部58a、58bが設けられるため、第1挿入部52が外側へ開いてしまう場合であっても、第1外側爪部58a、58bの変形により角度ずれを吸収することができる。挿入端54aの近くでは角度ずれによる位置のずれが大きくなるが、挿入端54aの近くに変形容易性の高い第1外側爪部58aが設けられるため、ずれを吸収しやすい。このように連結部材50の製造時の寸法精度などに起因して屈曲部60の角度が大きくなってしまう場合であっても、角度ずれΔθの大きさが所定範囲内であれば、別の連結部材50に取り替えることなく使用できる。これにより、フレームの組み立てを容易にするとともに、連結部材50の交換により発生しうる製造コストの増大を抑制することができる。
図6(b)は、図6(a)とは逆に、屈曲部60のなす角度が90度からΔθだけ小さくなっている場合を示している。この場合においても、第1挿入部52の内側に第1内側爪部56a、56bが設けられるため、第1内側爪部56a、56bの変形により角度ずれを吸収することができる。このように、本実施の形態では、第1挿入部52の内側と外側の双方に爪部を設けることで、角度ずれが90度から大きくなる場合であっても、小さくなる場合であっても、双方の角度ずれを吸収することができる。
なお、上述したような角度ずれを吸収する効果を得るには、内側と外側の双方に爪部が設けられた第1挿入部52を後に挿入する必要がある。仮に、内側だけに爪部が設けられた第2挿入部62を後に挿入しようとすると、図5(b)に示した比較例に係る連結部材150と同様の課題が発生してしまうからである。
次に、太陽電池モジュール100の製造方法を説明する。
図7、図8は、本実施の形態に係る太陽電池モジュールの製造工程を示す図である。まず、図7に示すように、太陽電池パネル20と、四つのフレーム40a〜40cと、四つの連結部材50を準備し、第2フレーム40bおよび第4フレーム40dの両端部41b、41dに連結部材50の第2挿入部62を挿入する。
次に、図8に示すように、太陽電池パネル20の端面に第1フレーム40aおよび第3フレーム40cを取り付ける。そして、第2フレーム40bおよび第4フレーム40dに取り付けた連結部材50の第1挿入部52が、第1フレーム40aおよび第3フレーム40cの両端部41a、41cに挿入されるようにして、第2フレーム40bおよび第4フレーム40dを太陽電池パネル20の端面に取り付ける。このようにして、図1に示す太陽電池モジュール100ができあがる。
以上、本発明について実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
図9は、変形例1に係る連結部材50を示す上面図である。上述の実施の形態においては、第2挿入部62の内側に爪部を設けることとしたた。本変形例においては、第2挿入部62の外側に第2外側爪部68を設け、第2挿入部62の内側には爪部を設けないこととする。一方、第1挿入部52には、上述の実施の形態と同様に内側と外側の双方に爪部が設けられる。本変形例においても、上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
図10は、変形例2に係る連結部材50を示す上面図である。上述の実施の形態および変形例1においては、第2挿入部62の内側または外側のいずれか一方だけに爪部を設けることとした。本変形例においては、第2挿入部62の形状を第1挿入部52の形状と同様にする。本変形例において、第2挿入部62は、第2基部64と、第2基部64から内側に延びる第2内側爪部66a、66bと、第2基部64から外側に延びる第2外側爪部68a、68bとを有する。なお、挿入端64aの近くには、第2基部64との付け根に切り欠き67、69が設けられた第2内側爪部66aおよび第2外側爪部68aが設けられてもよい。このような形状とすることにより、第1挿入部52と第2挿入部62の挿入順序を気にしなくても、上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。これにより、フレームの組み立てをさらに容易とすることができる。
図11は、変形例3に係る連結部材50を示す上面図である。変形例3は、上述の変形例2に係る連結部材50と同様の構造を有するが、内側爪部と外側爪部とが基部に対して対称に配置されておらず、基部が延びる方向にずれて配置されている点が異なる。図示されるように、第1基部54において、第1内側爪部56と第1外側爪部58は、第1基部54が延びる方向に沿って互い違いに設けられる。同様に、第2基部64において、第2内側爪部66と第2外側爪部68は、第2基部64に延びる方向に沿って互い違いに設けられる。このような構成とすることにより、第1挿入部52および第2挿入部62における圧入容易性を高めることができる。これにより、フレームの組み立てをさらに容易とすることができる。
なお、図3、図4に示す実施の形態に係る構造や、図9〜図11に示した変形例に係る構造を部分的に用いて連結部材50を形成することとしてもよい。例えば、図3、図10に示した構造に対して、図11に示す互い違いの爪部を適用することとしてもよい。
また、上述の実施の形態および変形例においては、第2挿入部に爪部を設けることとしたが、第2挿入部には爪部が設けられなくてもよい。この場合、第2挿入部は、フレーム40に対してネジ止めされたり、接合または接着されることによりフレーム40に固定されてもよい。
20…太陽電池パネル、38…フレーム枠、39…コーナー部、40…フレーム、40a…第1フレーム、40b…第2フレーム、50…連結部材、52…第1挿入部、54…第1基部、54a…挿入端、55…付け根、56…第1内側爪部、58…第1外側爪部、62…第2挿入部、64…第2基部、64a…挿入端、66…第2内側爪部、67…切り欠き、68…第2外側爪部、100…太陽電池モジュール。

Claims (7)

  1. 太陽電池パネルの外縁に取り付けるフレーム枠を構成する複数のフレームのうちの第1フレームに挿入される第1挿入部と、
    前記第1フレームに隣接する第2フレームに挿入される第2挿入部と、
    を備え、
    前記第1挿入部は、
    前記第1フレームに沿って延びる基部と、
    前記基部から前記太陽電池パネルへ向けて分岐する内側爪部と、
    前記基部から前記太陽電池パネルと反対側へ向けて分岐する外側爪部と、
    を有する連結部材。
  2. 前記第1挿入部は、前記基部に沿って配置される複数の外側爪部および複数の内側爪部を有し、
    前記複数の外側爪部および前記複数の内側爪部の一部には、前記基部との付け根に切り欠きが設けられており、
    前記切り欠きが設けられる外側爪部および内側爪部は、前記基部の挿入端近くに配置される請求項1に記載の連結部材。
  3. 前記外側爪部および前記内側爪部は、前記基部に対して対称の位置に配置される請求項1または2に記載の連結部材。
  4. 前記第2挿入部は、
    前記第2フレームに沿って延びる基部を有し、
    前記基部から前記太陽電池パネルへ向けて分岐する内側爪部および前記基部から前記太陽電池パネルと反対側へ向けて分岐する外側爪部の少なくとも一方を有する請求項1から3のいずれか一項に記載の連結部材。
  5. 前記第2挿入部は、前記基部から前記太陽電池パネルへ向けて分岐する内側爪部および前記基部から前記太陽電池パネルと反対側へ向けて分岐する外側爪部のいずれか一方を有する請求項4に記載の連結部材。
  6. 太陽電池パネルと、
    前記太陽電池パネルの外縁に設けられるフレーム枠を構成する複数のフレームと、
    前記フレーム枠のコーナー部に設けられ、前記複数のフレームの間を連結する複数の連結部材と、
    を備え、
    前記連結部材は、
    第1フレームに挿入される第1挿入部と、
    前記第1フレームに隣接する第2フレームに挿入される第2挿入部と、
    を含み、
    前記第1挿入部は、前記第1フレームに沿って延びる基部と、前記基部から前記太陽電池パネルへ向けて分岐する内側爪部と、前記基部から前記太陽電池パネルと反対側へ向けて分岐する外側爪部と、を有する太陽電池モジュール。
  7. 太陽電池パネルと、
    前記太陽電池パネルの外縁に設けられるフレーム枠を構成する複数のフレームと、
    前記フレーム枠のコーナー部に設けられ、前記複数のフレームの間を連結する連結部材であって、第1フレームに挿入される第1挿入部と、前記第1フレームに隣接する第2フレームに挿入される第2挿入部と、を含み、前記第1挿入部が、前記第1フレームに沿って延びる基部と、前記基部から前記太陽電池パネルへ向けて分岐する内側爪部と、前記基部から前記太陽電池パネルと反対側へ向けて分岐する外側爪部と、を有する連結部材と、
    を準備し、
    前記第2フレームに前記第2挿入部を挿入した後に、前記第1フレームに前記第1挿入部を挿入して前記フレーム枠を形成する太陽電池モジュールの製造方法。
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