JP2017098911A - 音叉型水晶素子 - Google Patents

音叉型水晶素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2017098911A
JP2017098911A JP2015232487A JP2015232487A JP2017098911A JP 2017098911 A JP2017098911 A JP 2017098911A JP 2015232487 A JP2015232487 A JP 2015232487A JP 2015232487 A JP2015232487 A JP 2015232487A JP 2017098911 A JP2017098911 A JP 2017098911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis direction
vibrating arm
weight
groove
arm portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015232487A
Other languages
English (en)
Inventor
孝宏 尾賀
Takahiro Oga
孝宏 尾賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Crystal Device Corp
Original Assignee
Kyocera Crystal Device Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Crystal Device Corp filed Critical Kyocera Crystal Device Corp
Priority to JP2015232487A priority Critical patent/JP2017098911A/ja
Publication of JP2017098911A publication Critical patent/JP2017098911A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Gyroscopes (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、エッチング残渣の影響を抑え、所望するQ値での振動が容易で電気的特性が良好な音叉型水晶素子を提供する。【解決手段】基部110と、基部110の一側面より同一の方向に延びる第一振動腕部120と第二振動腕部130と、第一振動腕部120の先端に設けられた第一錘部121と、第二振動腕部130の先端に設けられた第二錘部131と、が備わっており、第一錘部121及び第二錘部131の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線から+X軸方向にある第一錘部121及び第二錘部131の側面から内方に切れ込んで設けられた第一溝部122a及び122bと、第一錘部121及び第二錘部131の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線から−X軸方向にある第一錘部121及び第二錘部131の側面から内方に切れ込んで設けられた第二溝部123a及び123bと、が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品である水晶振動子やジャイロセンサ等に使用される音叉型水晶素子に関する。
電子部品の一つである水晶振動子やジャイロセンサの内部には音叉型水晶素子が搭載されている。音叉型水晶素子は、人工水晶から切り出した水晶薄板にフォトリソグラフィ法及びエッチングにより音叉形状に外形加工をほどこしたものであり、少なくとも基部と振動腕部を備えている。
基部は、平面視略四角形の平板となっている。振動腕部は、第一振動腕部及び第二振動腕部とから成る。基部及び振動腕部の厚み方向をZ′軸とし、振動腕部が延びる方向をY′軸とし、Y′軸およびZ′軸と直交する方向をX軸としたXY′Z′直交座標系を定義した場合、+X軸方向側の第一振動腕部及び−X軸方向側の第二振動腕部は、基部の一辺からY′軸方向に延設されている。また、第一振動腕部のY′軸方向の先端には第一錘部が設けられており、第二振動腕部のY′軸方向の先端には第二錘部が設けられている。第一錘部は、平面視略矩形状であり、第一振動腕部の幅よりも広い幅寸法を有することで第一振動腕部から+X軸方向及び−X軸方向に突出した形状となっている。また、第二錘部は、平面視略矩形状であり、第二振動腕部の幅よりも広い幅寸法を有することで第二振動腕部から+X軸方向及び−X軸方向に突出した形状となっている(例えば、特許文献1又は2参照。)。
特開2011−223229号公報 特開2009−253622号公報
このような音叉型屈曲水晶振動素子に用いられる音叉型水晶素子は、一般的に、基部と基部から延設した一対の振動腕部を備えており、それぞれの振動腕部の先端には、振動腕部の幅よりも広い幅を有する錘部が設けられている。また、このような音叉型水晶素子は、フォトリソグラフィ法及びエッチング加工を用いて、人工水晶より所定のカットアングルで切り出し加工された水晶薄板から複数形成される。このようにエッチング加工により水晶素子を形成した場合、水晶を構成する結晶の軸方向毎のエッチング速度の違いにより、水晶素子にエッチングにより除去できなかった部分(以下、「エッチング残渣」という)が生じてしまう。特に、錘部が設けられた音叉型水晶素子において、エッチング残渣が振動腕部と錘部との段差境界部に生じた場合、エッチング残渣が振動腕部の屈曲振動を阻害してしまい、所望する周波数の信号を得ることが困難となるおそれがある。また、振動腕部と錘部との段差境界部にエッチング残渣が生じた場合、錘部の重さが所望する重さよりも重くなってしまい、各振動腕部の長手方向の寸法と錘部の質量とから得られる適正なQ値を得ることが難しくなるおそれがある。
本発明は前記課題に鑑みてなされたものであり、エッチング残渣の影響を抑え、所望するQ値での振動が容易で電気的特性が良好な音叉型水晶素子を提供することを課題とする。
本発明の音叉型水晶素子は、平面視矩形で平板状の基部と、この基部の一側面より同一の方向に延びる二本の平面視帯状矩形の振動腕部と、それぞれの振動腕部の先端に設けられた振動腕部よりも幅寸法が広い平面視矩形の錘部と、が備わっており、基部及び振動腕部の厚み方向をZ′軸とし、振動腕部が延びる方向をY′軸とし、Y′軸およびZ′軸と直交する方向をX軸としたXY'Z'直交座標系を定義した場合、錘部の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線から+X軸方向にある錘部の側面から内方に切れ込んで設けられた第一溝部と、錘部の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線から−X軸方向にある前記錘部の側面から内方に切れ込んで設けられた第二溝部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明の音叉型水晶素子は、平面視矩形で平板状の基部と、この基部の一側面より同一の方向に延びる二本の平面視帯状矩形の振動腕部と、それぞれの振動腕部の先端に設けられた振動腕部よりも幅寸法が広い平面視矩形の錘部と、が備わっており、基部及び振動腕部の厚み方向をZ′軸とし、振動腕部が延びる方向をY′軸とし、Y′軸およびZ′軸と直交する方向をX軸としたXY'Z'直交座標系を定義した場合、錘部の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線から+X軸方向にある錘部の側面から内方に切れ込んで設けられた第一溝部と、錘部の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線から−X軸方向にある前記錘部の側面から内方に切れ込んで設けられた第二溝部と、が設けられている。このような構成により、エッチング残渣が第一溝部及び第二溝部の内部に形成されるので第一溝部及び第二溝部の大きさにより形成されるエッチング残渣の大きさを制御することができる。よって、エッチング残渣を含めた錘部の重さを所定の重さにすることが可能となるので、エッチング残渣を含む錘部の質量とその質量に対応した各振動腕部の長手方向の寸法とにすることにより、適正なQ値となる音叉型水晶素子を得ることが可能となる。
本発明の第一実施形態に係る音叉型水晶素子を示した斜視図である。 図1に示した円A部分を拡大して示した部分拡大平面図である。 本発明の第一実施形態に係る音叉型水晶素子の変形例における図1に示した円Aと同じ部分を示し、(a)は第一変形例の部分拡大平面図であり、(b)は第二変形例の部分拡大平面図を示したものである。 本発明の第二実施形態に係る音叉型水晶素子を示した斜視図である。 本発明の第三実施形態に係る音叉型水晶素子を示した斜視図である。
以下に本発明の各実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係る音叉型水晶素子を示した斜視図である。図2は、図1に示した円A部分を拡大して示した部分拡大平面図である。図3は、本発明の第一実施形態に係る音叉型水晶素子の変形例における図1に示した円Aと同じ部分を示し、(a)は第一変形例の部分拡大平面図であり、(b)は第二変形例の部分拡大平面図を示したものである。図4は、本発明の第二実施形態に係る音叉型水晶素子を示した斜視図である。図5は、本発明の第三実施形態に係る音叉型水晶素子を示した斜視図である。
尚、各図では、説明を明りょうとするため構造体の一部を図示せず、また寸法も一部誇張して図示している。また、図1、図4及び図5では、説明を平易とするため、図面が記載されている用紙上方を各々の音叉型水晶素子及びそれを構成する各構成要素の上方として記述する。更に、図2、図3では、説明を平易とするため、図示されている面側を上方、反対側の面側を下方として記述する。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態に係る音叉型水晶素子100は、図1に示すように、基部110、第一振動腕部120、第一錘部121、第二振動腕部130、第二錘部131から主に構成されている。音叉型水晶素子100は、その表面に所望する各種電極パターンを形成することにより、例えば、音叉型屈曲水晶振動素子やジャイロセンサ素子を構成する。この音叉型水晶素子100は、フォトリソグラフィ技術と化学エッチング技術により、同じ工程中において形成される。
基部110は、後述する第一振動腕部120及び第二振動腕部130を支持すると共に、パッケージ等の素子搭載部材に音叉型屈曲水晶振動素子を搭載したときに、音叉型水晶素子100全体を保持するために用いられる。基部110は、結晶の軸方向として電気軸がX軸、機械軸がY軸、及び光軸がZ軸となる直交座標系としたとき、X軸回りに−5°〜+5°の範囲内で回転させたZ′軸の方向が厚み方向となる平面視略四角形の平板である。基部110は、例えば、Y′軸方向に向いた辺の長さが0.1〜0.6mmであり、厚みは、0.05〜0.1mmとなっている。
第一振動腕部120及び第二振動腕部130は、例えば、その表面に所望のパターンの励振電極を形成し、その電極に電位を印加することにより、所望の周波数の振動を励起するために用いるものである。第一振動腕部120及び第二振動腕部130は、基部110のY′軸方向側の一辺からY′軸方向に向かって延設されており、第一振動腕部120を+X軸方向側に配置し、第二振動腕部130を−X軸方向側に配置して、第一振動腕部120と第二振動腕部130とが平行となるように設けられている。第一振動腕部120及び第二振動腕部130は、同じ外形形状となっており、例えば、Y′軸方向となる長さは0.5〜1mmであり、X軸方向となる幅は約0.04mmであり、厚みは基部110と同じであり0.05〜0.1mmとなっている。尚、基部110と第一振動腕部120と第二振動腕部130とは一体で形成されている。
第一錘部121及び第二錘部131は、音叉型水晶素子100全体の大きさを小型にするために用いられる。第一錘部121は、平面視略矩形であり、第一振動腕部120のY′軸方向の先端に、第一振動腕部120の幅よりも広い幅寸法を有することで第一振動腕部120から+X軸方向及び−X軸方向に突出した形状に設けられている。また第二錘部131は、平面視略矩形であり、第二振動腕部130のY′軸方向の先端に、第二振動腕部130の幅よりも広い幅寸法を有することで第二振動腕部130から+X軸方向及び−X軸方向に突出した形状に設けられている。この第一錘部121及び第二錘部131を備えることにより、各錘部の慣性質量の増加によってQ値が向上し、Q値を維持しながら第一振動腕部120及び第二振動腕部130のY′軸方向の長さ寸法を、各錘部を備えていない音叉型水晶素子の第一振動腕部及び第二振動腕部に比べて短くすることができ、よって、音叉型水晶素子全体の大きさを小型にすることが可能となる。尚、第一錘部121及び第二錘部131は、例えば、長さ方向(Y′軸方向)の寸法が195〜580μmとなっており、幅(X軸方向)の寸法が第一振動腕部120及び第二振動腕部130の幅寸法よりも広く、例えば41〜150μmとなっており、それぞれが第一振動腕部120及び第二振動腕部130と一体で形成されている。
第一錘部121には、第一溝部122aと第二溝部123aとが設けられている。第一溝部122a及び123aは、第一錘部121に形成されるエッチング残渣の形成箇所及び形成量を制御するために用いられる。第一溝部122aは、第一錘部121の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線B1から+X軸方向にある、第一錘部121の第一振動腕部120と接続している部分から+X軸方向にオフセットした側面、つまり第一錘部121の+X軸方向にある基部110の方向に向いた側面から、Y′軸方向の内方に切れ込み且つZ′軸方向に貫通して設けられている。また、第二溝部123aは、第一錘部121の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線B1から−X軸方向にある、第一錘部121の第一振動腕部120と接続している部分から−X軸方向にオフセットした側面、つまり第一錘部121の−X軸方向にある基部110の方向に向いた側面から、Y′軸方向の内方に切れ込み且つZ′軸方向に貫通して設けられている。尚、第一溝部122aと第二溝部123aとは同じ形状であり、上面及び下面側の開口部の形状は矩形状となるように設けられている。第一溝部122a及び第二溝部123aの長さ方向(Y′軸方向)の寸法は、例えば、25〜50μmであり、幅方向(X軸方向)の寸法は、5〜15μmとなっている。また、第一溝部121aと第二溝部123aとは、中心線B1に対し線対称となるように設けられていても良い。
更に、第二錘部131にも、第一溝部122bと第二溝部123bとが設けられている。第一溝部122b及び第二溝部123bは、第二錘部131に形成されるエッチング残渣の形成箇所及び形成量を制御するために用いられる。第一溝部122bは、第二錘部131の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線B2から+X軸方向にある、第二錘部131の第二振動腕部130と接続している部分から+X軸方向にオフセットした側面、つまり第二錘部131の+X軸方向にある基部110の方向に向いた側面から、Y′軸方向の内方に切れ込み且つZ′軸方向に貫通して設けられている。また、第二溝部123bは、第二錘部131の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線B2から−X軸方向にある、第二錘部121の第二振動腕部130と接続している部分から−X軸方向にオフセットした側面、つまり第二錘部121の−X軸方向にある基部110の方向に向いた側面から、Y′軸方向の内方に切れ込み且つZ′軸方向に貫通して設けられている。尚、第一溝部122bと第二溝部123bは同じ形状であり、上面及び下面側の開口部の形状は矩形状となるように設けられている。第一溝部122b及び第二溝部123bの長さ方向(Y′軸方向)の寸法は、例えば、25〜50μmであり、幅方向(X軸方向)の寸法は、5〜15μmとなっている。また、第一溝部122bと第二溝部123bとは、中心線B1に対し線対称となるように設けられていても良い。
本発明の第一実施形態に係る音叉型水晶素子100は、平面視矩形で平板状の基部110と、基部110の一側面より同一の方向に延びる平面視帯状矩形の第一振動腕部120と第二振動腕部130と、第一振動腕部120の先端に設けられた第一振動腕部120よりも幅寸法が広い平面視矩形の第一錘部121と、第二振動腕部130の先端に設けられた第二振動腕部130よりも幅寸法が広い平面視矩形の第二錘部131と、が備わっており、基部110、第一振動腕部120及び第二振動腕部130の厚み方向をZ′軸とし、第一振動腕部120及び第二振動腕部130が延びる方向をY′軸とし、Y′軸およびZ′軸と直交する方向をX軸としたXY'Z'直交座標系を定義した場合、第一錘部121及び第二錘部131の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線から+X軸方向にある第一錘部121及び第二錘部131の側面から内方に切れ込んで設けられた第一溝部122a及び122bと、第一錘部121及び第二錘部131の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線から−X軸方向にある第一錘部121及び第二錘部131の側面から内方に切れ込んで設けられた第二溝部123a及び123bと、が設けられている。
このような構成を有することにより、エッチング残渣が第一溝部122a、122b及び第二溝部123a、123bの内部に形成され易くなるため、第一溝部122a、122b及び第二溝部123a、123bの大きさにより形成されるエッチング残渣の大きさを制御することができる。よって、エッチング残渣を含めた第一錘部121及び第二錘部131の重さを所定の重さにすることが可能となるので、エッチング残渣を含む第一錘部121及び第二錘部131の質量とその質量に対応した第一振動腕部120及び第二振動腕部130の長手方向の寸法とにすることにより、適正なQ値となる音叉型水晶素子100を得ることが可能となる。
また、第一実施形態に係る音叉型水晶素子100は、第一溝部122a及び122bが、第一振動腕部120と第一錘部121との接続している部分又は第二振動腕部130と第二錘部131との接続している部分から+X軸方向にオフセットした第一錘部121及び第二錘部131の側面から、Y′軸方向に切れ込み且つZ′軸方向に貫通して設けられており、第二溝部123a及び123bが、第一振動腕部120と第一錘部121との接続している部分又は第二振動腕部130と第二錘部131との接続している部分から−X軸方向にオフセットした第一錘部121及び第二錘部131の側面から、Y′軸方向に切れ込み且つZ′軸方向に貫通して設けられている。
このような構成を有することにより、エッチング残渣が第一溝部122a、122b及び第二溝部123a、123b内に形成され、第一振動腕部120と第一錘部121との段差境界部及び第二振動腕部130と第二錘部131との段差境界部にエッチング残渣が形成されることを抑えることができる。よって、エッチング残渣により第一振動腕部120及び第二振動腕部130の屈曲振動が阻害されることがなく、所望する周波数の信号を生成できる音叉型水晶素子100を得ることが可能となる。
(第一変形例)
以下に第一実施形態に係る音叉型水晶素子の第一変形例について説明する。尚、第一変形例において、第一実施形態の音叉型水晶素子100と同じ構成要素の部分には、音叉型水晶素子100の各構成要素に付与した符号と同じ符号を付してその説明を省略する。図3(a)に示すように、第一変形例の音叉型水晶素子200は、第一溝部及び第二溝部の形態が、第一実施形態の音叉型水晶素子100と異なっている。
音叉型水晶素子200は、基部110と、第一振動腕部120と、第二振動腕部130と、第一錘部121と、第一溝部222a及び222bと、第二錘部131と、第二溝部223a及び223bから構成されている。
第一錘部121には、第一溝部222aと第二溝部223aとが設けられている。第一溝部222a及び第二溝部223aは、第一錘部121に形成されるエッチング残渣の形成箇所及び形成量を制御するために用いられる。第一溝部222aは、第一錘部121の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線B1から+X軸方向にある、第一錘部121の第一振動腕部120と接続している部分から+X軸方向にオフセットした側面、つまり第一錘部121の+X軸方向にある基部110の方向に向いた側面であって、第一溝部222aが第一溝部222aの−X軸方向の内側面と第一振動腕部121の+X軸方向の側面とが連続した一平面となるように、Y′軸方向の内方に切れ込み且つZ′軸方向に貫通して設けられている。
また、第二溝部223aは、第一錘部121の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線B1から−X軸方向にある、第一錘部121の振動腕部120と接続している部分から−X軸方向にオフセットした側面、つまり第一錘部121の−X軸方向にある基部110の方向に向いた側面から、第二溝部223aが第二溝部223aの+X軸方向の内側面と第一振動腕部121の−X軸方向の側面とが連続した一平面となるように、Y′軸方向の内方に切れ込み且つZ′軸方向に貫通して設けられている。尚、第一溝部222aと第二溝部223aとは同じ形状であり、上面及び下面側の開口部の形状は矩形状となるように設けられている。第一溝部222a及び第二溝部223aの長さ方向(Y′軸方向)の寸法は、例えば、25〜50μmであり、幅方向(X軸方向)の寸法は、5〜15μmとなっている。また、第一溝部222aと第二溝部223aとは、中心線B1に対し線対称となるように設けられていても良い。
第二錘部131には、第一溝部222bと第二溝部223bとが設けられている。第一溝部222b及び第二溝部223bは、第二錘部131に形成されるエッチング残渣の形成箇所及び形成量を制御するために用いられる。第一溝部222bは、第二錘部131の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線B2から+X軸方向にある、第二錘部131の第二振動腕部130と接続している部分から+X軸方向にオフセットした側面、つまり第二錘部131の+X軸方向にある基部110の方向に向いた側面であって、第一溝部222bが第一溝部222bの−X軸方向の内側面と第二振動腕部131の+X軸方向の側面とが連続した一平面となるように、Y′軸方向の内方に切れ込み且つZ′軸方向に貫通して設けられている。
また、第二溝部223bは、第二錘部131の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線B2から−X軸方向にある、第二錘部131の第二振動腕部130と接続している部分から−X軸方向にオフセットした側面、つまり第二錘部131の−X軸方向にある基部110の方向に向いた側面から、第二溝部223bが第二溝部223bの+X軸方向の内側面と第二振動腕部131の−X軸方向の側面とが連続した一平面となるように、Y′軸方向の内方に切れ込み且つZ′軸方向に貫通して設けられている。尚、第二溝部222bと第二溝部223bとは同じ形状であり、上面及び下面側の開口部の形状は矩形状となるように設けられている。第一溝部222b及び第二溝部223bの長さ方向(Y′軸方向)の寸法は、例えば、25〜50μmであり、幅方向(X軸方向)の寸法は、5〜15μmとなっている。また、第一溝部222aと第二溝部223aとは、中心線B1に対し線対称となるように設けられていても良い。
第一変形例の音叉型水晶素子200は、第一溝部222a及び222bが、第一溝部222a及び222bの−X軸方向の内側面と第一振動腕部120及び第二振動腕部130の+X軸方向の側面とが連続した一平面となるように設けられており、第二溝部223a及び223bが、第二溝部223a及び223bの+X軸方向の内側面と第一振動腕部120及び第二振動腕部130の−X軸方向の側面とが連続した一平面となるように設けられている。
このような構成より、エッチング残渣が第一溝部222a、222b及び第二溝部223a、223b内に形成され易くなるため、第一振動腕部120と第一錘部121との段差境界部とその周辺及び第二振動腕部130と第二錘部131との段差境界部とその周辺にエッチング残渣が形成されることを抑えることができる。よって、エッチング残渣により第一振動腕部120及び第二振動腕部130の屈曲振動が阻害されることがなく、所望する周波数の信号を生成できる音叉型水晶素子200を得ることが可能となる。
(第二変形例)
以下に第一実施形態に係る音叉型水晶素子の第二変形例について説明する。尚、第二変形例において、第一実施形態の音叉型水晶素子100と同じ構成要素の部分には、音叉型水晶素子100の各構成要素に付与した符号と同じ符号を付してその説明を省略する。図3(b)に示すように、第二変形例の音叉型水晶素子300は、第一溝部及び第二溝部の形態が、第一実施形態の音叉型水晶素子100及び第一変形例の音叉型水晶素子200と異なっている。
音叉型水晶素子300は、基部110と、第一振動腕部120と、第二振動腕部130と、第一錘部121と、第一溝部322a及び322bと、第二錘部131と、第二溝部323a及び323bから構成されている。
第一錘部121には、第一溝部322aと第二溝部323aとが設けられている。第一溝部322a及び第二溝部323aは、第一錘部121に形成されるエッチング残渣の形成箇所及び形成量を制御するために用いられる。第一溝部322aは、第一錘部121の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線B1から+X軸方向にある、第一錘部121の第一振動腕部120と接続している部分から+X軸方向にオフセットした側面、つまり第一錘部121の+X軸方向にある基部110の方向に向いた側面から、Y′軸方向の内方に切れ込み且つZ′軸方向に貫通して設けられている。
また、第二溝部323aは、第一錘部121の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線B1から−X軸方向にある、第一錘部121の第一振動腕部120と接続している部分から−X軸方向にオフセットした側面、つまり第一錘部121の−X軸方向にある基部110の方向に向いた側面から、Y′軸方向の内方に切れ込み且つZ′軸方向に貫通して設けられている。尚、第一溝部322aと第二溝部323aとは、上面及び下面側の開口部の形状が矩形状となるように設けられている。
図3(b)に示すように、第一溝部322aの長さ方向(Y′軸方向)の寸法をL1とし、第二溝部323aの長さ方向(Y′軸方向)の寸法をL2としたとき、L1とL2の関係がL1<L2となる。例えば、第一溝部322aの長さ方向の寸法L1が30μmであり、第二溝部323aの長さ方向の寸法L2が40μmである。尚、第一溝部322a及び第二溝部323aの幅方向(X軸方向)の寸法は、5〜15μmとなっている。
第二錘部131には、第一溝部322bと第二溝部323bとが設けられている。第二溝部322b及び第二溝部323bは、第一錘部131に形成されるエッチング残渣の形成箇所及び形成量を制御するために用いられる。第一溝部322bは、第二錘部131の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線B2から+X軸方向にある、第二錘部131の第二振動腕部130と接続している部分から+X軸方向にオフセットした側面、つまり第二錘部131の+X軸方向にある基部110の方向に向いた側面から、Y′軸方向の内方に切れ込み且つZ′軸方向に貫通して設けられている。
また、第二溝部323bは、第二錘部131の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線B2から、−X軸方向にある第二錘部131の第二振動腕部130と接続している部分から−X軸方向にオフセットした側面、つまり第二錘部131の−X軸方向にある基部110の方向に向いた側面から、Y′軸方向の内方に切れ込み且つZ′軸方向に貫通して設けられている。尚、第一溝部322bと第二溝部323bとは、上面及び下面側の開口部の形状が矩形状となるように設けられている。
図3(b)に示すように、第一溝部322bの長さ方向(Y′軸方向)の寸法をL1とし、第二溝部323bの長さ方向(Y′軸方向)の寸法をL2としたとき、L1とL2の関係がL1<L2となる。例えば、第一溝部322bの長さ方向の寸法L1が30μmであり、第二溝部323bの長さ方向の寸法L2が40μmである。尚、第一溝部322a及び第二溝部323aの幅方向(X軸方向)の寸法は、5〜15μmとなっている。また、第一溝部322aと322bは同じ形状であり、第二溝部323aと323bとは同じ形状であることが好ましい。
このように、第二変形例の音叉型水晶素子300は、第一溝部322a及び322bの長さ寸法L1と、第二溝部323a及び323bの長さ寸法L2との関係が、L1<L2となっている。
従来、水晶を構成する結晶の軸方向毎のエッチング速度の違いにより、+X軸方向の振動腕部と錘部との段差境界部に生じたエッチング残渣Mと−X軸方向の動腕部と錘部との段差境界部に生じたエッチング残渣Nと間に、M<Nという大きさの差異が生じてしまい、このような質量の差異がある振動腕部を振動させた場合、等価直列抵抗値が大きくなり、振動の抑制等の電気的特性の悪化や、振動停止のおそれがある。また、等価直列抵抗値が大きくなった場合、振動の起動及び維持により多くの電力が必要となるおそれがあった。
しかしながら、第二変形例のような構成により、第一溝部及び第二溝部内に形成されるエッチング残渣の大きさを制御することができるので、各錘部を含むそれぞれの振動腕部の+X軸方向側と−X軸方向側の質量とを同じ質量にすることが可能となる。このような各振動腕部を振動させた場合、等価直列抵抗値が大きくなることを抑え、振動の抑制等の電気的特性の悪化や、振動停止のおそれを低減することが可能となる。
(第二実施形態)
以下に、本発明の第二実施形態に係る音叉型水晶素子400について説明する。尚、第二実施形態において、第一実施形態の音叉型水晶素子100と同じ構成要素の部分には、音叉型水晶素子100の各構成要素に付与した符号と同じ符号を付してその説明を省略する。図4に示すように、第二実施形態の音叉型水晶素子400は、基部110の+X軸方向を向いた一側面又は−X軸方向を向いた一側面と接続する支持腕部440が設けられていることで、第一実施形態と音叉型水晶素子100と異なっている。
第二実施形態の音叉型水晶素子400は、図4に示すように、基部110と、第一振動腕部120と、第一錘部121と、第二振動腕部130と、第二錘部131と、第一溝部122a及び122bと、第二溝部123a及び123bと、支持腕部440とを備えている。
支持腕部440は、第一延設部441と第二延設部442とから構成されている。第一延設部441は、基部110の+X軸方向を向いた一側面から+X軸方向に延びた平面視帯状の形状を有し、第一延設部441の−X軸方向側の端部は基部110の+X軸方向に向いた側面と一体となって接続しており、+X軸方向側の端部は後述する第二延設部442と一体となって接続している。第二延設部442は、第一延設部441の+X軸方向側の端部から、第一振動腕部120及び第二振動腕部130の長さ方向と同じ方向に向かって、基部110及び第一振動腕部120の+X軸方向外側に沿って延設した帯状の形状を有している。第二延設部442の先端位置は、第一錘部121及び第二錘部131の先端位置と同位置となっている。尚、第一延設部441は、基部110の−X軸方向を向いた一側面から−X軸方向に延びた平面視帯状の形状でも構わない。また、この支持腕部440は、フォトリソグラフィ技術と化学エッチング技術により、音叉型水晶素子400を構成する他の構成要素と一体として同じ工程中において形成される。
この支持腕部440を設けることにより、例えば、支持腕部440を備えた音叉型水晶素子400に所望のパターンの電極を形成した音叉型屈曲水晶振動素子を搭載した素子搭載部材に外部より落下などにより衝撃が加わった場合でも、支持腕部440においてその衝撃を吸収することができ、音叉型水晶素子400としての耐衝撃性を向上させることが可能となる。
(第三実施形態)
以下に、本発明の第三実施形態に係る音叉型水晶素子500について説明する。尚、第三実施形態において、第一実施形態の音叉型水晶素子100と同じ構成要素の部分には、音叉型水晶素子100の各構成要素に付与した符号と同じ符号を付してその説明を省略する。図5に示すように、第三実施形態の音叉型水晶素子500は、第一振動腕部120に第三溝部524が設けられており、第二振動腕部130に第四溝部534が設けられていることで、第一実施形態の音叉型水晶素子100又は第二実施形態の音叉型水晶素子400と異なっている。
第三実施形態の音叉型水晶素子500は、図5に示すように、基部110と、第一振動腕部120と、第一錘部121と、第二振動腕部130と、第二錘部131と、第一溝部122a及び122bと、第二溝部123a及び123bと、第三溝部524と、第四溝部534とを備えている。
第一振動腕部120には第三溝部524が設けられており、第二振動腕部130には第四溝部534が設けられている。第三溝部524は、有底であり、第一振動腕部120の上下面に二本ずつ、基部110と第一振動腕部120の境界部分から第一振動腕部120の先端に向って、第一振動腕部120の長さ方向(Y′軸方向)と平行に所定の長さで設けられる。第四溝部534は、有底であり、第二振動腕部130の上下面に二本ずつ、基部110と第二振動腕部130の境界部分から第二振動腕部130の先端に向って、第二振動腕部130の長さ方向(Y′軸方向)と平行に所定の長さで設けられる。尚、第三実施形態において、第三溝部524は第一振動腕部120の上下面に二本ずつ、及び第四溝部534は第二振動腕部130の上下面に二本ずつ設けられているが、それらの本数に制限はなく、例えば、第三溝部524を第一振動腕部120の上下面に一本ずつ、及び第四溝部534を第二振動腕部130の表裏面に一本ずつ設けてもよく、また、上下面のどちらか片方の主面にのみ溝部を設けてもよい。更に、第三溝部524及び第四溝部534内には、ウェットエッチング時に基部110や第一振動腕部120や第二振動腕部130等の外形形成と同時に貫通しない第三溝部524及び第四溝部534を形成できるように、エッチング抑制パターンを設けてもよい。尚、第三溝部524及び第四溝部534の長さは、例えば、第一振動腕部120及び第二振動腕部130の長さの80%以上100%未満となっている。
本発明の第三実施形態に係る音叉型水晶素子500は、第一振動腕部120の上下面に、基部110と第一振動腕部120の境界部分から第一振動腕部120の先端に向って、第一振動腕部120の長さ方向と平行となるように有底の第三溝部524が設けられており、第二振動腕部130の上下面に、基部110と第二振動腕部130の境界部分から第二振動腕部130の先端に向って、第二振動腕部130の長さ方向と平行となるように有底の第四溝部534が設けられている。
このような構成を有することにより、例えば、第三溝部524及び第四溝部534の表面に所望のパターンの電極を形成し、その電極に電位を印加することにより、第三溝部及び第四溝部が設けられていない場合に比べてより大きな電界強度を得ることができる。この電界はX軸方向で発生した電界そのものであるので、電気機械変換効率が良くなり、クリスタルインピーダンス(CI)値やQ値の良好な小型の音叉型水晶素子を得ることが可能となる。
尚、本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。例えば、前述した各実施形態では、第一溝部及び第二溝部が形成されている位置が、錘部の振動腕部と接続している部分からX軸方向にオフセットした側面、つまり錘部のX軸方向にある基部の方向に向いた側面から錘部の内方に向かって切り込んで形成されているが、第一溝部及び第二溝部の形成位置はこれらに限定するものではなく、本願効果を奏するのであれば、錘部の他の側面から内方に切り込んだ形態でも構わない。また、前述した各実施形態では、第一溝部及び第二溝部の数が各錘部でそれぞれ一本ずつ形成されているが、第一溝部及び第二溝部をそれぞれ複数本形成しても構わない。尚、第一実施形態に係る音叉型水晶素子の各変形例は、第二実施形態及び第三実施形態に係る音叉型水晶素子に適用可能である。
100、200、300、400、500・・・音叉型水晶素子
110・・・基部
120・・・第一振動腕部
121・・・第一錘部
122a、122b、222a、222b、322a、322b・・・第一溝部
123a、123b、223a、223b、323a、323b・・・第二溝部
130・・・第二振動腕部
131・・・第二錘部
440・・・支持腕部
524・・・第三溝部
534・・・第四溝部
L1・・・第一溝部322a、322bの長さ
L2・・・第二溝部323a、323bの長さ

Claims (6)

  1. 平面視矩形で平板状の基部と、
    前記基部の一側面より同一の方向に延びる平面視帯状矩形の第一振動腕部と第二振動腕部と、
    前記第一振動腕部の先端に設けられた前記第一振動腕部よりも幅寸法が広い平面視矩形の第一錘部と、
    前記第二振動腕部の先端に設けられた前記第二振動腕部よりも幅寸法が広い平面視矩形の第二錘部と、
    が備わっており、
    前記基部、前記第一振動腕部及び前記第二振動腕部の厚み方向をZ′軸とし、前記第一振動腕部及び前記第二振動腕部が延びる方向をY′軸とし、Y′軸およびZ′軸と直交する方向をX軸としたXY'Z'直交座標系を定義した場合、
    前記第一錘部及び前記第二錘部の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線から+X軸方向にある前記第一錘部及び前記第二錘部の側面から内方に切れ込んで設けられた第一溝部と、
    前記第一錘部及び前記第二錘部の幅方向を二分しY′軸方向に平行な中心線から−X軸方向にある前記第一錘部及び前記第二錘部の側面から内方に切れ込んで設けられた第二溝部と、
    が設けられていることを特徴とする音叉型水晶素子。
  2. 前記第一溝部は、前記第一振動腕部と前記第一錘部との接続している部分から+X軸方向にオフセットした前記第一錘部の側面と、前記第二振動腕部と前記第二錘部との接続している部分から+X軸方向にオフセットした前記第二錘部の側面とから、Y′軸方向に切れ込み且つZ′軸方向に貫通して設けられており、
    前記第二溝部は、前記第一振動腕部と前記第一錘部との接続している部分から−X軸方向にオフセットした前記第一錘部の側面と、前記第二振動腕部と前記第二錘部との接続している部分から−X軸方向にオフセットした前記第二錘部の側面とから、Y′軸方向に切れ込み且つZ′軸方向に貫通して設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の音叉型水晶素子。
  3. 前記第一溝部が、前記第一溝部の−X軸方向の内側面と、前記第一振動腕部と前記第二振動腕部との+X軸方向の側面とが連続した一平面となるように前記第一錘部と前記第二錘部に設けられており、
    前記第二溝部が、前記第二溝部の+X軸方向の内側面と、前記第一振動腕部と前記第二振動腕部との−X軸方向の側面とが連続した一平面となるように前記第一錘部と前記第二錘部に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の音叉型水晶素子。
  4. 前記第一溝部の長さ寸法L1と前記第二溝部の長さ寸法L2との関係が、L1<L2であることを特徴とする請求項1乃至3のうち一つに記載の音叉型水晶素子。
  5. 前記基部から+X軸方向又は−X軸方向に延び、その先端から更にY′軸方向に延びた支持腕部を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のうちの一つに記載の音叉型水晶素子。
  6. 前記第一振動腕部には、前記基部と前記第一振動腕部の境界部分から前記第一振動腕部の先端に向って、前記第一振動腕部の長さ方向と平行となるように有底の第三溝部が設けられており、
    前記第二振動腕部には、前記基部と前記第二振動腕部の境界部分から前記第二振動腕部の先端に向って、前記第二振動腕部の長さ方向と平行となるように有底の第四溝部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のうち一つに記載の音叉型水晶素子。
JP2015232487A 2015-11-28 2015-11-28 音叉型水晶素子 Pending JP2017098911A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015232487A JP2017098911A (ja) 2015-11-28 2015-11-28 音叉型水晶素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015232487A JP2017098911A (ja) 2015-11-28 2015-11-28 音叉型水晶素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017098911A true JP2017098911A (ja) 2017-06-01

Family

ID=58817551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015232487A Pending JP2017098911A (ja) 2015-11-28 2015-11-28 音叉型水晶素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017098911A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005005896A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Seiko Epson Corp 圧電振動片、圧電振動片の製造方法および圧電振動子、圧電振動子を搭載した電子機器
JP2008118501A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Epson Toyocom Corp 圧電デバイス
JP2010232932A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Epson Toyocom Corp 圧電振動片
JP2012217140A (ja) * 2011-03-29 2012-11-08 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 音叉型圧電振動片及び圧電デバイス
JP2014200039A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 セイコーエプソン株式会社 振動片、振動子、発振器、電子機器および移動体

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005005896A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Seiko Epson Corp 圧電振動片、圧電振動片の製造方法および圧電振動子、圧電振動子を搭載した電子機器
JP2008118501A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Epson Toyocom Corp 圧電デバイス
JP2010232932A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Epson Toyocom Corp 圧電振動片
JP2012217140A (ja) * 2011-03-29 2012-11-08 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 音叉型圧電振動片及び圧電デバイス
JP2014200039A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 セイコーエプソン株式会社 振動片、振動子、発振器、電子機器および移動体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4319657B2 (ja) 圧電振動子
KR101219211B1 (ko) 진동편, 진동자, 발진기, 전자기기, 및 주파수 조정 방법
JP2009171118A (ja) 振動片及び振動子の製造方法
JP2007013910A (ja) 圧電振動子
JP2011155629A (ja) 振動片、振動子、発振器、電子機器、および周波数調整方法
JP4593203B2 (ja) 音叉型水晶振動子及びその製造方法
JPWO2015108124A1 (ja) Mems素子
JP2007006375A (ja) 圧電振動子及びその製造方法
JP2017060130A (ja) 音叉型水晶振動素子
JP6632347B2 (ja) 音叉型水晶振動素子
JP6525821B2 (ja) 音叉型水晶素子
JP2010246020A (ja) 音叉型の水晶振動子
JP2017098911A (ja) 音叉型水晶素子
WO2016098868A1 (ja) 圧電振動子及び圧電振動装置
JP5494994B2 (ja) 振動子の製造方法
WO2014002892A1 (ja) 音叉型水晶振動子
JP6677490B2 (ja) 水晶ウエハおよび水晶ウエハ製造方法
JP2017085341A5 (ja)
JP2020043484A (ja) 音叉型水晶素子及び水晶デバイス
JP4855816B2 (ja) ラーメモード水晶振動子の製造方法
JP2009239731A (ja) 圧電振動デバイス、音叉型圧電振動片、および音叉型圧電振動片の製造方法
JP6525766B2 (ja) 水晶振動素子集合ウエハ
JP2017085345A (ja) 音叉型水晶振動素子
JP2019087774A (ja) 音叉型水晶振動素子及び圧電デバイス
JP6560035B2 (ja) 厚みすべり水晶素子

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170403

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190718

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191031

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200526