JP2017097189A - スクリーン、画像表示装置及び物体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 所望の視野角を確保でき、かつ該視野角全域で画像の明るさを確保できる。【解決手段】 スクリーン(実施例1〜3のスクリーン30a〜30c)は、複数の集光面(マイクロレンズ面やマイクロミラー面)を含む第1の光学面と、該第1の光学面を介した光が入射される第2の光学面と、を備え、該第2の光学面は、複数の集光面に対応し、対応する集光面を介した、光の一部(光部分)を屈折させる複数の屈折面(プリズム面)を含む。この場合、所望の視野角を確保でき、かつ該視野角全域で画像の明るさを確保できる【選択図】図10

Description

本発明は、スクリーン、画像表示装置及び物体装置に関する。
近年、画像表示の過程で光が照射されるスクリーンの開発が盛んに行われている。
例えば、特許文献1には、レンズアレイを有するスクリーンが開示されている。
このスクリーンでは、レンズアレイのレンズ形状を調整することで所望の視野角を確保している。
しかしながら、特許文献1に開示されているスクリーン等の従来のスクリーンでは、所望の視野角全域で明るさを確保することが困難であった。
本発明は、複数の集光面を含む第1の光学面と、前記第1の光学面を介した光が入射され、前記複数の集光面に対応し、対応する前記集光面を介した、前記光の一部を屈折させる複数の屈折面を含む第2の光学面と、を備えることを特徴とするスクリーンである。
本発明によれば、所望の視野角を確保でき、かつ該視野角全域で明るさを確保できる。
本実施形態のHUD装置の概略構成を示す図である。 比較例のHUD装置の概略構成を示す図である。 HUD装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 HUD装置の機能を示すブロック図である。 光源部の構成を示す図である。 光偏向器の構成を示す図である。 2次元走査時の走査線軌跡の一例を示す図である。 比較例のスクリーンを説明するための図である。 図9(A)及び図9(B)は、実施例1のスクリーンを説明するための図(その1及びその2)である。 実施例1のスクリーンを説明するための図(その3)である。 プリズム面への光の入射角に対するプリズム面の好適な傾きを示すグラフである。 図12(A)及び図12(B)は、それぞれ比較例、実施例1のスクリーンの作用を説明するための図である。 図13(A)〜図13(C)は、それぞれ実施例2のスクリーン(I型〜III型)を説明するための図である。 実施例3のスクリーンの構成を説明するための図である。 変形例3のスクリーンの作用を説明するための図である。
以下に、一実施形態の画像表示装置としてのHUD装置100について図面を参照して説明する。なお、「HUD」は「ヘッドアップディスプレイ」の略称である。
ただし、以下では、本実施形態のHUD装置100と比較例のHUD装置100´を並行して説明する。HUD装置100´とHUD装置100で共通の説明を行う場合に両者を「HUD装置」と総称する。HUD装置100´とHUD装置100で共通の部材には同一の符号を付している。
図1、図2には、それぞれ本実施形態のHUD装置100、比較例のHUD装置100´の全体構成が概略的に示されている。
《HUD装置の全体構成》
ところで、ヘッドアップディスプレイの投射方式は、液晶パネル、DMDパネル(デジタルミラーデバイスパネル)、蛍光表示管(VFD)のようなイメージングデバイスで中間像を形成する「パネル方式」と、レーザ光源から射出されたレーザビームを2次元走査デバイスで走査し中間像を形成する「レーザ走査方式」がある。特に後者のレーザ走査方式は、全画面発光の部分的遮光で画像を形成するパネル方式とは違い、各画素に対して発光/非発光を割り当てることができるため、一般に高コントラストの画像を形成することができる。
そこで、HUD装置では「レーザ走査方式」を採用している。無論、投射方式として上記「パネル方式」を用いることもできる。
HUD装置は、一例として、車両、航空機、船舶、産業用ロボット等の移動体に搭載され、該移動体のフロントウインドシールド50(図1、図2参照)を介して該移動体の操縦に必要なナビゲーション情報(例えば移動体の速度、進行方向、目的地までの距離、現在地名称、移動体前方における物体(現実物体)の有無や位置、制限速度等の標識、渋滞情報などの情報)を視認可能にする。この場合、フロントウインドシールド50は、入射された光の一部を透過させ、残部の少なくとも一部を反射させる透過反射部材としても機能する。以下では、HUD装置がフロントウインドシールド50を備える自動車に搭載される例を、主に説明する。
HUD装置は、図1、図2に示されるように、光源部11、光偏向器15及び反射ミラーを含む光走査手段と、スクリーンと、凹面ミラー40とを備え、フロントウインドシールド50に対して画像を形成する光(画像光)を照射することにより、視認者A(ここでは自動車の乗員である運転者)の視点位置(左右の目の中間点)から虚像Iを視認可能にする。つまり、視認者Aは、光走査手段によりスクリーンに形成(描画)される画像(中間像)を、フロントウインドシールド50を介して虚像Iとして視認することができる。
HUD装置は、一例として、自動車のダッシュボードの下方に配置されており、視認者Aの視点位置からフロントウインドシールド50までの距離は、数十cmから精々1m程度である。
ここでは、凹面ミラー40は、虚像Iの結像位置が所望の位置になるように、一定の集光パワーを有するように既存の光学設計シミュレーションソフトを用いて設計されている。
HUD装置では、虚像Iが視認者Aの視点位置から1m以上かつ10m以下(好ましくは6m以下)の位置(奥行位置)に表示されるように、凹面ミラー40の集光パワーが設定されている。
なお、通常、フロントウインドシールドは、平面でなく、僅かに湾曲している。このため、凹面ミラー40とフロントウインドシールド50の曲面により、虚像Iの結像位置が決定される。
光源部11では、画像データに応じて変調されたR,G,Bの3色のレーザ光が合成される。3色のレーザ光が合成された合成光は、光偏向器15の反射面に導かれる。光偏向器15は、半導体製造プロセス等で作製されたMEMSスキャナであり、直交する2軸周りに独立に揺動可能な単一の微小ミラーを含む。なお、光偏向器15は、1軸周りに揺動可能な微小ミラーを含むMEMSスキャナを2つ組み合わせたものであっても良い。また、スキャナとして、MEMSスキャナに限らず、例えばガルバノスキャナやポリゴンスキャナを用いても良い。光源部11、光偏向器15の詳細は、後述する。
光源部11からの画像データに応じた光(合成光)は、光偏向器15で偏向され、反射ミラーで折り返されてスクリーンに照射される。そこで、スクリーンが光走査され該スクリーン上に中間像が形成される。なお、凹面ミラー40は、フロントウインドシールド50の影響で中間像の水平線が上または下に凸形状となる光学歪み要素を補正するように設計、配置されることが好ましい。
スクリーンを介した光は、凹面ミラー40でフロントウインドシールド50に向けて反射される。フロントウインドシールド50への入射光束の一部はフロントウインドシールド50を透過し、残部の少なくとも一部は視認者Aの視点位置に向けて反射される。この結果、視認者Aはフロントウインドシールド50を介して中間像の拡大された虚像Iを視認可能となる、すなわち、視認者から見て虚像Iがフロントウインドシールド50越しに拡大表示される。
なお、フロントウインドシールド50よりも視認者Aの視点位置側に透過反射部材としてコンバイナを配置し、該コンバイナに凹面ミラー40からの光を照射するようにしても、フロントウインドシールド50のみの場合と同様に虚像表示を行うことができる。
《HUD装置の制御系のハードウェア構成》
図3には、HUD装置の制御系のハードウェア構成を示すブロック図が示されている。HUD装置の制御系は、図3に示されるように、FPGA600、CPU602、ROM604、I/F608、バスライン610、LDドライバ6111、MEMSコントローラ615を備えている。
FPGA600は、画像データに応じてLDドライバ6111を介して後述するLDを動作させ、MEMSコントローラ615を介して光偏向器15を動作させる。CPU602は、HUD装置の各機能を制御する。ROM604は、CPU602がHUD装置の各機能を制御するために実行する画像処理用プログラムを記憶している。RAM606は、CPU602のワークエリアとして使用される。I/F608は、外部コントローラ等と通信するためのインターフェイスであり、例えば、自動車のCAN(Controller Area Network)等に接続される。
《HUD装置の機能ブロック》
図4には、HUD装置の機能を示すブロック図が示されている。HUD装置は、図4に示されるように、車両情報入力部800、外部情報入力部802、画像データ生成部804及び画像描画部806を備えている。車両情報入力部800には、CAN等から車両の情報(速度、走行距離、対象物までの距離、外界の明るさ等の情報)が入力される。外部情報入力部802には、外部ネットワークから車両外部の情報(GPSからのナビ情報等)が入力される。画像データ生成部804は、車両情報入力部800及び外部情報入力部802から入力される情報に基づいて、描画すべき画像の画像データを生成し、FPGA600に送る。画像描画部806は、制御部8060を備え、該制御部8060は、FPGA600に画像描画を開始もしくは終了させるための制御信号を送信する。
《光源部の構成》
図5には、光源部11の構成が示されている。光源部11は、図5に示されるように、単数あるいは複数の発光点を有する複数の発光素子111R、111B、111Gを含む。各発光素子は、LD(レーザダイオード)であり、互いに異なる波長λR、λG、λBの光束を放射する。例えばλR=640nm、λG=530nm、λB=445nmである。各LDは、FPGA600によりLDドライバ6111を介して画像データに応じて変調駆動される。LD111R、111G、111Bから放射された波長λR、λG、λBの光束は、対応するカップリングレンズ112R、112G、112Bにより後続の光学系にカップリングされる。カップリングされた光束は、対応するアパーチャ部材113R、113G、113Bにより整形される。各アパーチャ部材の開口形状は、光束の発散角等に応じて円形、楕円形、長方形、正方形等、様々な形状とすることができる。その後、対応するアパーチャ部材で整形された光束は、合成素子115により光路合成される。合成素子115は、プレート状あるいはプリズム状のダイクロイックミラーであり、波長に応じて光束を反射/透過し、1つの光路に合成する。合成された光束は、レンズ119により光偏向器15の反射面に導かれる。レンズ119は、光偏向器15側に凹面が向くメニスカスレンズである。
《光偏向器の構成》
図6には、光偏向器15の構成が示されている。光偏向器15は、半導体プロセスにて製造されたMEMSスキャナであり、図6に示されるように、反射面を有するミラー150と、X軸方向に並ぶ複数の梁を含み、隣り合う2つの梁が折り返し部を介して蛇行するように接続された一対の蛇行部152とを有する。各蛇行部152の隣り合う2つの梁は、梁A(152a)、梁B(152b)とされ、枠部材154に支持されている。複数の梁には、複数の圧電部材156(例えばPZT)が個別に設けられている。各蛇行部の隣り合う2つの梁の圧電部材に異なる電圧を印加することで、該蛇行部の隣り合う2つの梁が異なる方向に撓み、それが蓄積されて、ミラー150がX軸周り(=垂直方向)に大きな角度で回転することになる。このような構成により、X軸を中心とした垂直方向の光走査が、低電圧で可能となる。一方、Y軸を中心とした水平方向では、ミラー150に接続されたトーションバーなどを利用した共振による光走査が行われる。
以上のように構成される光偏向器15によって、スクリーンの画像描画領域に対してレーザビームが2次元的に走査(例えばラスタースキャン)されるとともに(図7参照)、レーザビームの走査位置に応じてLDの発光制御を行うことで画素毎の描画、虚像の表示を行うことができる。なお、図7において、Psは、走査線ピッチである。
HUD装置からは、瞬間的にはレーザビーム径に相当する点像しか投射されないが、非常に高速に走査させるため、一フレーム画像内では十分に人間の目に残像が残っている。この残像現象を利用することで、運転者には、あたかも「表示エリア」に像を投射させているように知覚される。実際には、スクリーンに映った像が、凹面ミラー40とフロントウインドシールド50によって反射されて運転者に「表示エリア」において虚像として知覚される。このような仕組みであるので、像を表示させない場合は、LDの発光を停止すれば良い。つまり、「表示エリア」において虚像が表示される箇所以外の箇所の輝度を実質0にすることが可能となる。
すなわち、HUD装置による虚像の結像位置は、該虚像を結像可能な所定の「表示エリア」内の任意の位置となる。この「表示エリア」は、HUD装置の設計時の仕様で決まる。
このように、「レーザ走査方式」を採用したことにより、表示したい部分以外では、表示の必要がないためLDを消灯したり、光量を低下させたりするなどの措置を取ることができる。
これに対して、例えば液晶パネル及びDMDパネルのようなイメージングデバイスで中間像を表現する「パネル方式」では、パネル全体を照明する必要があるため、画像信号としては非表示とするために黒表示であったとしても、液晶パネルやDMDパネルの特性上、完全には0にし難いため、黒部が浮き上がって見えることがあったが、レーザ走査方式ではその黒浮きを無くすことが可能となる。
ところで、一般に、HUD装置においては、表示画像の明るさと、視野角やアイボックス(視認者が視認可能な範囲)を確保するとともに、車両の所定のスペースに搭載するための小型化が重要である。
ここで、比較例のHUD装置100´では、反射ミラーとして比較的大きな凹面鏡が用いられ(図2参照)、スクリーンとして入射側の面の画像描画領域にマイクロレンズアレイが形成され、出射側の面が平坦な透明基板から成る透過型のスクリーン30´が用いられている(図8参照)。この場合、反射ミラーとしての凹面鏡によって光偏向器15からの広がりながら伝播する光(拡散する光)の全体的な広がり(拡散)が抑制され、スクリーンに照射される。このとき、スクリーン30´の各マイクロレンズに入射した光は該マイクロレンズにより拡散される。結果として、比較例では、表示画像の明るさと視野角を確保できる。なお、反射ミラーとしての凹面鏡の大きさは、光偏向器15のミラーの振れ角と光偏向器15と該凹面鏡との距離で決まる。
そこで、HUD装置100´の小型化の方法として、光偏向器15とスクリーンとの間に反射ミラーを設けずに光偏向器15からの光を直接スクリーンに照射する方法(方法1)や、光偏向器15とスクリーンとの間の反射ミラーとして小型の平面鏡を用いる方法(方法2)が考えられる。
しかしながら、方法1や方法2を比較例のHUD装置100´に適用すると、スクリーンを透過した光が、光偏向器15のミラーの振れ角分だけ広がりながら伝播するため、方法1や方法2の適用前と同じ視野角やアイボックス、表示画像の明るさを確保するためには凹面ミラー40(投影ミラー)を大型化する必要があり、装置全体としては小型化が困難であった。
そこで、発明者は、鋭意検討の末、表示画像の明るさと視野角の確保と小型化を実現できるHUD装置として、本実施形態のHUD装置100を開発した。
HUD装置100では、反射ミラーとして小型の平面鏡を用いている(図1参照)。そして、凹面ミラー40の大型化を抑制するために、スクリーンに工夫が凝らされている。以下では、本実施形態のスクリーンの幾つかの実施例について説明する。
《実施例1》
図9(A)、図9(B)には、それぞれ実施例1のスクリーン30aの平面図、断面図が示されている。実施例1のスクリーン30aは、図9(A)及び図9(B)に示されるように、入射側の面(一面)にマイクロレンズアレイ(以下「MLA」と略称する)が形成され、出射側の面(他面)にマイクロプリズムアレイ(以下「MPA」と略称する)が形成された透明基板から成る。すなわち、スクリーン30aは、透過スクリーンである。MLAの複数のマイクロレンズとMPAの複数のマイクロプリズムは、1対1で対応している。
MLAの各マイクロレンズのサイズは、出力する画像の画質や解像度に合わせて調整される。MLAにおいて、レンズピッチは104um、レンズ形状・配置は六角形状レンズの六方配置、レンズ面の曲率半径は104umとされている。透明基板の材質は光学用の樹脂材料で屈折率は1.51である。各マイクロレンズの焦点距離は、該樹脂材料内で約530umとされ、透明基板の厚さも約530umとされている。各マイクロレンズのレンズ面(マイクロレンズ面)は、凸面である。
MPAでは、図10に示されるように、各マイクロプリズムのプリズム面がブレーズド構造(鋸歯状構造)の格子面となっている。すなわち、MPAは、ブレーズド回折格子である。
図9(B)、図10に示されるように、MPAでは、プリズム面の傾斜角tが中心部のマイクロプリズムから最外周部のマイクロプリズムにかけて徐々に大きくなっている。ここでは、傾斜角tは、図11に示されるように、中心部のマイクロプリズムのプリズム面では0°、最外周部のマイクロプリズムのプリズム面では約25°であり、両者の間では連続的に変化している。
また、MPAとMLAは、複数のマイクロプリズムのプリズム面が対応する複数のマイクロレンズの焦点位置近傍に位置するように位置決めされている。このため、各プリズム面で光の透過する領域が限定されている。すなわち、図9(B)では、鋸歯状構造の緩斜面aが光を透過、屈折させるプリズム面であり、急斜面bが、光が照射されない、プリズム面間の境界領域である。この場合、プリズム面である緩斜面aの面精度が確保できれば屈折角を所望の角度にできるため、加工対象のエリアを限定でき、加工が容易になる。
以上のように構成されるスクリーン30aは、金型を用いた樹脂成形により製造することができる。
次に、比較例のスクリーン(透過スクリーン)の作用を説明する。図12(A)には、右図に比較例のスクリーン30´の中心付近を通過する光の光路が示され、左図に比較例のスクリーン30´の周辺部を通過する光の光路が示されている。
比較例では、反射ミラーとしての凹面鏡からの全体的な拡散が抑制された光がスクリーン30´に対してMLA側から照射される。このとき、各マイクロレンズ面に入射した光は、該マイクロレンズ面で集光され、裏面(平坦面)で屈折され、約±19度の範囲に拡散される。スクリーン30´の外周部に対して入射する光はマイクロレンズの光軸に対して13度傾いており、拡散光は外側に拡散する。この場合、スクリーン30´を透過後の光の広がりは最大で32度程度になる。十分なアイボックスを確保するためには、スクリーン30´からのすべての光を凹面ミラー40(投影ミラー)に入射させ反射させる必要があり、比較例では凹面ミラー40の大型化を余儀なくされる。
図12(B)には、右図に実施例1のスクリーン30aの中心付近を通過する光の光路が示され、左図に実施例1のスクリーン30aの周辺部を通過する光の光路が示されている。
実施例1では、反射ミラーとしての平面鏡からの全体的に拡散する光がスクリーン30aに対してMLA側から入射される。このとき、各マイクロレンズ面に入射した光は、該マイクロレンズ面でMPAの対応するプリズム面に集光され、該プリズム面によりアイボックス形成に適した方向に屈折され拡散しながら、全体としては広がり(拡散)が抑制された状態で、凹面ミラー40に入射される。
このように、実施例1のスクリーン30aは、視野角やアイボックスの確保のための拡散板の機能と凹面鏡のような光の全体的な広がりを抑制する機能を併せ持つ。
以上のように、実施例1のスクリーン30aでは、入射側の面に形成されたMLAの複数のマイクロレンズの焦点位置に、MPAの対応する複数のマイクロプリズムのプリズム面が形成されているため、反射ミラーとして比較的大きな凹面鏡を使わない場合でも適切な拡散光の分布を実現可能であるとともに、プリズム面の形成範囲が限定され、かつMLAとMPAとのアライメント精度が緩和されるため作製が容易になる。
《実施例2》
図13(A)〜図13(C)には、それぞれ実施例2のスクリーン30bのI型〜III型が示されている。
実施例2の各スクリーンは、MLAを一面に有する第1の基板とMPAを一面に有する第2の基板を作製した後、両者を接合することで製造される。
スクリーンI型では、図13(A)に示されるように、MPAとMPAが互いに対向するように第1及び第2の透明基板の縁部(接合部)が接合されている。この場合、MLAとMPFの間隔は、各透明基板の接合部の厚みにより設定されている。スクリーンI型によれば、微細構造であるMLAとMPAが外部に露出していないため、異物の付着を防止でき、ひいては集光機能及び屈折機能を安定して精度良く発揮できる。
スクリーンII型では、図13(B)に示されるように、入射側の面にMLAが形成され、出射側の面が平坦な第1の透明基板と、入射側の面にMPAが形成され、出射側の面が平坦な第2の透明基板とが縁部(接合部)で接合されている。この場合、MLAとMPFの間隔は、第1の透明基板の厚さと第2の透明基板の接合部の厚みにより設定されている。スクリーンII型によれば、スクリーン微細構造であるMPAが外部に露出していないため、異物の付着を防止でき、屈折機能を安定して精度良く発揮できる。
スクリーンIII型では、図13(C)に示されるように、入射側の面が平坦であり、出射側の面にMLAが形成された第1の基板と、入射側の面が平坦であり、出射側の面にMPAが形成された第2の基板とが外周部(接合部)で接合されている。この場合、MLAとMPFの間隔は、第1の透明基板の接合部の厚みと第2の透明基板の厚さにより設定されている。スクリーンIII型によれば、スクリーン微細構造であるMLAが外部に露出していないため、異物の付着を防止でき、集光機能を安定して精度良く発揮できる。
スクリーンI型〜III型のいずれを用いるかは、必要に応じて(保護したい面に応じて)決めることができる。
《実施例3》
図14には、実施例3のスクリーン30cの断面図が示されている。上記実施例1、2ではスクリーンとして透過型のものが用いられているが、実施例3のスクリーン30cは、反射型とされている。
詳述すると、実施例3のスクリーン30cは、図14に示されるように、透明基板の光が照射される側の面(一面)にMPAが形成され、該透明基板の反対側の面(他面)にマイクロミラーアレイ(以下で「MMA」と略称する)が形成され、該透明基板の縁部が、MMAの全域に対応する凹部を有する支持基板に支持、固定されている。MPAの複数のマイクロプリズムとMMAの複数のマイクロミラーは、1対1で対応している。各マイクロミラーのミラー面(マイクロミラー面)は、凹面である。なお、スクリーン30cにおいて、支持基板は、必須ではない。
スクリーン30cは、例えば、反射ミラーとしての小型の平面鏡の設置位置に該反射ミラーに代えて設置しても良いし、反射ミラーとしての小型の平面鏡で反射された光の光路上に設置されても良い。
この場合、MPAの各マイクロプリズムに入射した光は、スクリーン30c内を直進し、MMAの対応するマイクロミラーに入射し、入射方向と反対方向に反射され、対応するマイクロプリズムのプリズム面に入射する。プリズム面に入射した光は、該プリズム面への入射角に応じた屈折角(入射角が大きいほど大きい屈折角)で屈折され、スクリーン30cへの直進入射光と反対方向に射出される(図15参照)。
すなわち、スクリーン30cは、光路折り返し機能と全体的な広がりを抑制する機能と拡散板の拡散機能を併有している。
実施例3でも、実施例1、2と同様に、1枚の透明基板の両面にそれぞれMLAとMMA(鏡面加工を施す)を形成しても良いし、第1の基板にMLAを形成し、第2の基板にMMAを形成し、第1及び第2の基板を接合しても良い。
以上説明した本実施形態のスクリーン(実施例1〜3のスクリーン30a〜30c)は、複数の集光面(マイクロレンズ面やマイクロミラー面)を含む第1の光学面と、第1の光学面を介した光が入射される第2の光学面と、を備え、第2の光学面は、複数の集光面に対応し、対応する集光面を介した、光の一部(光部分)を屈折させる複数の屈折面(プリズム面)を含む。
この場合、光を部分毎に集光面で集光させ、該集光面を介した光部分を対応する屈折面に入射させることで、該光部分の進行方向(出射角)を制御しつつ該光部分を拡散させることができる。
この結果、所望の視野角を確保でき、かつ該視野角全域で明るさを確保できる。
一方、特許文献1には、中間像が形成されるスクリーンにマイクロレンズアレイを利用し、レンズ形状を調整することでアイボックスサイズを所望の大きさにコントロールする方法が開示されている。
詳述すると、特許文献1では、マイクロレンズの曲率半径を中心付近で大きくし、外周部分で小さくすることで、正面方向から観察する場合には明るさを確保し、アイボックスの端部付近では輝度は低下するが画像の確認が可能になるようにしている。この方法では正面方向での明るさを保ったまま、アイボックスサイズを確保できるが、アイボックス端での輝度低下が大きくなる。すなわち、所望の視野角を確保し、かつ該視野角全域で明るさを確保することができない。
また、屈折面が、対応する集光面の焦点位置近傍に位置している場合には、加工精度が要求される屈折面を小さく設計でき、ひいては加工が容易となる。
すなわち、本実施形態では、マイクロレンズアレイやマイクロミラーアレイを利用したスクリーンにおいて、マイクロレンズやマイクロミラーの焦点位置付近に微小なプリズム構造を配置したことを特徴としている。HUD装置の小型化において、スクリーン上にプリズム構造を設けることでスクリーンからの出射角を補正することは有効な手段であるが、プリズム構造加工する際、境界部分を高精度に作製することは困難である。また、マイクロレンズ面とプリズム面のアライメントにも高精度が求められる。プリズム位置をマイクロレンズの焦点位置付近とすることで、プリズム面で光の透過する領域が縮小するため、境界部分の加工精度の余裕やマイクロレンズとプリズムのアライメントの余裕を確保でき、スクリーンの作製が容易になる。
また、第2の光学面が、第1の光学面を介した光の全体的な広がりを抑制する場合には、明るさの低下を抑制することができ、かつスクリーンを介した光が入射される光学部材(例えば凹面ミラー40)の大型化を抑制できる。
また、屈折面が、対応する集光面の中心に斜入射した、全体的に拡散する光の一部(光部分)を該集光面の光軸側に屈折させる場合には、該集光面からの光部分の進行方向(出射角)を全体的な拡散を抑制する方向に制御することができる。
また、屈折面が、対応する集光面の中心に斜入射した、全体的に拡散する光の一部(光部分)を該集光面の光軸に平行な方向に屈折させる場合には、該集光面からの光部分の進行方向(出射角)を理想的な方向に制御することができる。
また、第1の光学面は基板の一面に形成され、第2の光学面は該基板の他面に形成されている場合には、単一の部品で構成されるため、スクリーン組み付け時に第1の光学面と第2の光学面の位置合わせの必要が無い。
また、第1の光学面が形成された第1の基板と第2の光学面が形成された第2の基板が、第1及び第2の光学面が向き合うように配置されている場合には、微細構造が形成された第1及び第2の光学面を異物などの付着から保護できる。
また、第1の光学面が一面に形成された第1の基板と第2の光学面が形成された第2の基板とが、第1の基板の他面と第2の光学面が向き合うように固定されている場合には、微細構造が形成された第2の光学面を異物などの付着から保護できる。
また、第1の光学面が形成された第1の基板と第2の光学面が一面に形成された第2の基板とが、第1の光学面と第2の基板の他面が向き合うように固定されている場合には、微細構造が形成された第1の光学面を異物などの付着から保護できる。
また、集光面がマイクロレンズ面であり、全体的に拡散する光が第1の光学面側から照射されるように設置される場合には、所望の視野角を確保でき、かつ該視野角全域で明るさを確保できる透過型のスクリーンを提供できる。
また、集光面はマイクロミラー面であり、全体的に拡散する光が第2の光学面側から照射されるように設置される場合には、所望の視野角を確保でき、かつ該視野角全域で明るさを確保できる反射型のスクリーンを提供できる。
また、屈折面は、ブレーズド回折格子の格子面である場合には、樹脂成形により高密度配置が可能である。
また、屈折面(格子面)の傾斜角は、第2の光学面の中心側から外周側にかけて単調増加する(徐々に大きくなる)ため、該屈折面による屈折角を全体的に拡散する光の部分毎の入射角に応じた大きさとすることができる。
また、本実施形態のHUD装置100は、光により画像を形成する画像形成手段(光走査手段)と、前記画像を形成した光が照射される本実施形態のスクリーンと、を備えているため、所望のアイボックスサイズを確保でき、かつアイボックス全域で明るさを確保でき、ひいては視認性の良い画像(虚像)を表示できる。
また、反射ミラーとして大型の凹面鏡に代えて小型の平面鏡を用いたり、反射ミラー自体を省略できるため、装置の小型化が可能になる。
また、画像形成手段は、画像情報に応じて変調されたレーザ光を出射する光源部11と、光源部11からのレーザ光を偏向する光偏向器15と、を含む。
この場合、高輝度で高精細な画像を表示できる。
また、本実施形態のHUD装置100が、光偏向器15で偏向されたレーザ光をスクリーンに導く光学系を更に含む場合には、該光学系に光の全体的な広がりを抑制するための凹面鏡や凸レンズのような大型の光学部材を用いる必要がなく、小型の平面鏡を用いることができる。なお、凹面鏡や凸レンズは曲率によって光の広がりを抑制する度合いが決まるが、所望の曲率を確保する必要があるため、同じ大きさの反射面を形成するのに平面鏡よりも大型化する傾向にある。
また、光偏向器15で偏向されたレーザ光がスクリーンに直接照射される場合には、光の全体的な広がりを抑制するための凹面鏡や凸レンズのような大型の光学部材を設置する必要がなく、小型化を図ることができる。
すなわち、HUD装置100によれば、本実施形態のスクリーンを備えているので、アイボックスの確保とアイボックス全体の明るさを確保しつつ装置の小型化を図ることができる。
また、HUD装置100は、スクリーンを介した光を透過反射部材(フロントウインドシールド50)に向けて投射する凹面ミラー40(投光部)を更に備える。
この場合、スクリーンを介した光を透過反射部材の所望の領域に照射することができる。
また、HUD装置100と、該HUD装置100が搭載される移動体と、を備える移動体装置では、移動体の操縦者に対して視認性の良い画像(虚像)を表示できる。
なお、上記実施形態では、屈折面としてブレーズド回折格子の格子面(ブレーズド構造の緩斜面)を用いているが、これに限られない。例えば、ブレーズド構造(鋸歯状構造)の急斜面を用いても良いし、鋸歯の頂部に丸み持たせたような構造の斜面を用いても良いし、鋸歯状構造の頂部を平面で切断して得られる台形の傾斜した上面や斜面を用いても良いし、鋸歯状構造の急斜面を曲面とした構造の緩斜面を用いても良い。すなわち、屈折面としてブレーズド回折格子以外の回折格子の格子面を用いても良い。
また、上記実施形態では、MPAにおいて、屈折面(格子面)の傾斜角tを中心側から外周側にかけて徐々に(連続的に)大きくしているが、これに限られない。例えば、傾斜角tを中心側から外側にかけて段階的に大きくしても良い。
また、上記実施形態において、第1の光学面が一面に形成された第1の基板と第2の光学面が一面に形成された第2の基板とが、第1の基板の他面と第2の基板の他面が向き合うように固定されていても良い。具体的には、第1及び第2の基板の他面同士を接合しても良い。
また、上記実施形態では、画像形成手段として、光走査手段を用いているが、例えばDMDパネルや液晶パネル等のパネル方式を用いて良い。この場合も、パネルからの全体的に拡散する光を本実施形態のスクリーンに照射することで、上記実施形態と同様の作用・効果を得ることができる。
また、上記実施形態のHUD装置において、投光部は、凹面ミラー40(凹面鏡)から構成されているが、これに限らず、例えば、凸面鏡から構成されても良い。
また、上記実施形態では、光源としてLD(端面発光レーザ)を用いているが、例えば面発光レーザ等の他のレーザ等を用いても良い。
また、上記実施形態では、スクリーンの材料に透明基板を用いているが、要は、透光性を有する基板を用いることが好ましい。
また、上記実施形態におけるマイクロレンズやマイクロミラーの形状、配置、数は、適宜変更可能であり、該変更に応じてマクロプリズムの形状、配置、数も適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、全体的に拡散する光がスクリーンに照射されているが、全体的に収束する光がスクリーンに照射されても良い。この場合、スクリーンの小型化を図ることができる。そして、この場合、光の全体的な狭まりを抑制するようにMPAを構成することが好ましい。具体的には、MPAの各プリズム面の傾斜方向を上記実施形態とは逆にすれば良い。この際、MPAにおいて各プリズム面の傾斜角を中心側から外周側にかけて単調減少するように設定することが好ましい。
また、上記実施形態では、画像表示装置としてのHUD装置は、カラー画像に対応するように構成されているが、モノクロ画像に対応するように構成されても良い。
また、透過反射部材は、移動体のフロントウインドシールドに限らず、例えばサイドウインドシールド、リアウインドシールド等であっても良く、要は、透過反射部材は、虚像を視認する視認者が搭乗する移動体に設けられ、該視認者が移動体の外部を視認するための窓部材(ウインドシールド)であることが好ましい。
また、上記実施形態では、画像表示装置(HUD装置)は、例えば車両、航空機、船舶、産業用ロボット等の移動体に搭載されるものを一例として説明したが、要は、物体に搭載されるものであれば良い。なお、「物体」は、移動体の他、恒常的に設置されるものや運搬可能なものを含む。
また、本発明の画像表示装置は、ヘッドアップディスプレイ装置(HUD装置)のみならず、例えば、プロジェクタ装置、ヘッドマウントディスプレイ装置、プロンプタ装置等の画像や虚像を表示する他の装置への応用も可能である。例えばプロジェクタに適用する場合には、凹面ミラー40から投影用のスクリーンや壁面等に光を投射するようにしても良い。
また、上記実施形態に記載した具体的な数値、形状等は、一例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
11…光源部、15…光偏向器、30a、30b、30c…スクリーン、40…凹面ミラー(投光部)、50…フロントウインドシールド(透過反射部材)、100…HUD装置(画像表示装置)。
特開2013−047705

Claims (20)

  1. 複数の集光面を含む第1の光学面と、
    前記第1の光学面を介した光が入射され、前記複数の集光面に対応し、対応する前記集光面を介した、前記光の一部を屈折させる複数の屈折面を含む第2の光学面と、を備えることを特徴とするスクリーン。
  2. 前記屈折面は、対応する前記集光面の焦点位置近傍に位置していることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン。
  3. 前記第2の光学面は、前記第1の光学面を介した前記光の拡散又は収束を抑制することを特徴とする請求項1又は2に記載のスクリーン。
  4. 前記屈折面は、対応する前記集光面の中心に斜入射した、前記光の一部を該集光面の光軸側に屈折させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のスクリーン。
  5. 前記屈折面は、対応する前記集光面の中心に斜入射した、前記光の一部を該集光面の光軸に平行な方向に屈折させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のスクリーン。
  6. 前記第1の光学面は基板の一面に形成され、前記第2の光学面は前記基板の他面に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のスクリーン。
  7. 前記第1の光学面が形成された第1の基板と、前記第2の光学面が形成された第2の基板が、前記第1及び第2の光学面が向き合うように固定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のスクリーン。
  8. 前記第1の光学面が一面に形成された第1の基板と前記第2の光学面が形成された第2の基板とが、前記第1の基板の他面と前記第2の光学面が向き合うように固定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のスクリーン。
  9. 前記第1の光学面が形成された第1の基板と前記第2の光学面が一面に形成された第2の基板とが、前記第1の光学面と前記第2の基板の他面が向き合うように固定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のスクリーン。
  10. 前記集光面はマイクロレンズ面であり、
    前記光が前記第1の光学面側から照射されるように設置されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のスクリーン。
  11. 前記集光面はマイクロミラー面であり、
    前記光が前記第2の光学面側から照射されるように設置されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のスクリーン。
  12. 前記屈折面の傾斜角は、前記第2の光学面の中心側から外周側にかけて単調増加又は単調減少することを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のスクリーン。
  13. 前記屈折面は、ブレーズド回折格子の格子面であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載のスクリーン。
  14. 光により画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像を形成した光が照射される請求項1〜13のいずれか一項に記載のスクリーンと、を備える画像表示装置。
  15. 前記画像形成手段は、
    画像情報に応じて変調されたレーザ光を出射する光源部と、
    前記光源部からのレーザ光を偏向する光偏向器と、を含むことを特徴とする請求項14に記載の画像表示装置。
  16. 前記光偏向器で偏向されたレーザ光を前記スクリーンに導く光学系を更に含むことを特徴とする請求項15に記載の画像表示装置。
  17. 前記光偏向器で偏向されたレーザ光が前記スクリーンに直接照射されることを特徴とする請求項15に記載の画像表示装置。
  18. 前記スクリーンを介したレーザ光を透過反射部材に向けて投射する投光部を更に備えることを特徴とする請求項14〜17のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  19. 請求項18に記載の画像表示装置と、
    前記画像表示装置が搭載される物体と、を備える物体装置。
  20. 前記物体は、移動体であることを特徴とする請求項19に記載の物体装置。
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