JP2017096515A - 蒸気発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化し、かつ形状の設計の自由度を大きくできるようにする。
【解決手段】蒸気発生装置は、ヒータ(23)にて加熱管(22)内の水を加熱して水蒸気および過熱水蒸気を発生させる。ヒータ(23)のヒータ螺旋部(23c)は、外径が加熱管(22)の加熱管螺旋部(22c)の内径よりも小さく、加熱管螺旋部(22c)の内側に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば加熱調理器に使用される蒸気発生装置に関する。
従来、蒸気発生装置が発生する水蒸気により食品を調理する加熱調理器が市販されている。蒸気発生装置に関し、特許文献1には、ハウジングの下部に、シーズヒータからなる蒸気発生ヒータが埋設され、ハウジングの上部に、シーズヒータからなる蒸気昇温ヒータが設けられた構成が開示されている。この構成では、蒸気発生ヒータは、ハウジングの底部に溜まった水を蒸発させて蒸気を発生させ、この蒸気は、蒸気通路により吐出口に導かれ、この過程において蒸気昇温ヒータにより加熱される。
しかしながら、特許文献1に記載の構成のように、独立した蒸気発生ヒータおよび蒸気昇温ヒータを有する構成は、蒸気発生装置が大型化するという問題点を有している。
また、特許文献2には、液体を加熱する螺旋状のヒータと、液体を通すら螺旋状の加熱管とを備えた構成が開示されている。この構成では、加熱管の各段が、ヒータの螺旋における隣り合う2つの段の間に配置され、これらヒータおよび加熱管がアルミダイカストからなる円柱体の中に埋設されている。したがって、特許文献2に記載の構成は、蒸気発生装置が一つのユニットとなっており、特許文献1に記載の構成よりも装置を小型化することができる。
特許第4435246号公報(2010年1月8日登録) 特開2015−26565号公報(2015年2月5日公開)
しかしながら、特許文献2に記載の構成では、加熱管の各段がヒータの螺旋における隣り合う2つの段の間に配置されているので、蒸気発生装置の高さが高くなり、蒸気発生装置を十分に小型化することができない。さらに、加熱管とヒータとの位置関係に大きな制限が存在するので、蒸気発生装置の使用対象である加熱調理器において、蒸気発生装置を配置領域に応じた形状に設計する場合の自由度が小さいという問題点を有している。
したがって、本発明は、十分に小型化することができ、かつ使用対象の加熱調理器での配置領域に応じた形状に設計する場合の自由度を大きくすることができる蒸気発生装置の提供を目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る蒸気発生装置は、ヒータと加熱管とを有し、前記ヒータにて前記加熱管内の水を加熱して水蒸気および過熱水蒸気を発生させる蒸気発生装置であって、前記加熱管は水入口から蒸気出口までの間に螺旋形の加熱管螺旋部を有し、前記ヒータは、一端部から他端部までの間に螺旋形のヒータ螺旋部を有し、前記ヒータ螺旋部は、外径が前記加熱管螺旋部の内径よりも小さく、前記加熱管螺旋部の内側に配置されている構成である。
本発明の一態様によれば、十分に小型化することができ、かつ使用対象の加熱調理器での配置領域に応じた形状に設計する場合の自由度を大きくすることができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る蒸気発生装置が備える蒸気発生ユニットの外観を示す斜視図である。 図1に示した蒸気発生ユニットの内部の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る蒸気発生装置の構成を示す概略のブロック図である。 本発明の他の実施形態に係る蒸気発生装置が備える蒸気発生ユニットの外観を示す斜視図である。 図4に示したヒータの構造を部分断面にて示すヒータおよび加熱管の斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る蒸気発生装置が備える蒸気発生ユニットの外観を示す斜視図である。 図6に示したヒータおよび加熱管の概略の平面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る蒸気発生装置が備える蒸気発生ユニットの外観を示す斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る蒸気発生装置が備える蒸気発生ユニットの外観を示す斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る蒸気発生装置が備える蒸気発生ユニットの外観を示す斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る蒸気発生装置が備える蒸気発生ユニットの外観を示す斜視図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る蒸気発生装置1が備える蒸気発生ユニット11の外観を示す斜視図である。図2は、図1に示した蒸気発生ユニット11の内部の構成を示す斜視図である。
(蒸気発生ユニット11の構成)
図1および図2に示すように、蒸気発生ユニット11は、加熱管22およびヒータ23を備え、これら加熱管22およびヒータ23が基体部材21の内部に埋設されている。
基体部材21は、例えばアルミニウム合金のダイカスト(アルミダイカスト)にて形成され、外形が、加熱管螺旋部22cおよびヒータ螺旋部23cの形状に応じて、略円柱形となっている。なお、基体部材21には、例えば軽量化のため、中央部に円柱形の穴が形成されている。
加熱管22は、上下方向に延びる中心軸の周りに、1本の管をほぼ同一径の螺旋形に巻いた加熱管螺旋部22cを有し、下側の端部が水入口22aとなり、上側の端部が蒸気出口22bとなっている。これら水入口22aおよび蒸気出口22bは、基体部材21の側面から突出している。
加熱管22の材料は、熱伝導性が良好であり、曲げ加工性がよい材料が好ましく、例えば、銅合金あるいはアルミニウム合金等が好ましい。また、耐食性の観点からは、ステンレス材料が好ましい。本実施形態において、加熱管22はステンレス材料にて形成されている。
ヒータ23は、例えばシーズヒータからなり、加熱管22と同一の上記中心軸の周りに、ほぼ同一径の螺旋形に巻いたヒータ螺旋部23cを有する。ただし、ヒータ螺旋部23cの外径は、加熱管螺旋部22cの内径よりも小さく、ヒータ螺旋部23cは、加熱管螺旋部22cの内側に配置されている。また、ヒータ螺旋部23cの巻方向は、加熱管螺旋部22cの巻方向とは逆方向となっている。
ヒータ23の下側の端部は下部接続部23aとなり、上側の端部は上部接続部23bとなっている。これら下部接続部23aおよび上部接続部23bは、基体部材21の側面から突出している。
(蒸気発生装置1の構成)
図3は、蒸気発生装置1の構成を示す概略のブロック図である。図3に示すように、蒸気発生装置1は、イオン交換樹脂ユニット41、ポンプ42、蒸気発生ユニット11、給電部43および制御部44を備えている。
イオン交換樹脂ユニット41へは液体供給源45から水蒸気となる液体である水が供給される。液体供給源45は、蒸気発生装置1に付属するタンクであってもよい。あるいは、水道であってもよい。
イオン交換樹脂ユニット41は、液体供給源45から供給される水のカリウムイオンおよびマグネシウムイオン等を除去する。これにより、カリウムイオンおよびマグネシウムイオン等が原因となってスケールと呼ばれる析出物が発生することを防止する。
ポンプ42は、蒸気発生ユニット11の加熱管22の水入口22aと接続され、液体供給源45から供給される水を加熱管22へ送り込む。
蒸気発生ユニット11は、水入口22aから加熱管22内へ供給された水をヒータ23にて加熱することにより加熱管22内にて水蒸気を生成し、この水蒸気を蒸気出口22bから噴出する。本実施形態において、生成する水蒸気は、蒸し調理に適した100℃以下の水蒸気から、最高400℃の焼き上げ調理に適した過熱水蒸気である。
給電部43は、蒸気発生ユニット11のヒータ23へ電力を供給する。制御部44は、ポンプ42および蒸気発生ユニット11の動作を制御する。具体的には、制御部44は、ポンプ42を制御することにより、加熱管22への給水を制御する。また、制御部44は、給電部43を制御することにより、ヒータ23への給電を制御する。これにより、上述の蒸し調理に適した水蒸気、および焼き上げ調理に適した過熱水蒸気を蒸気発生ユニット11により生成させる。
(蒸気発生ユニット11の動作)
蒸気発生ユニット11は、水蒸気を発生する場合、加熱管22内の水をヒータ23にて加熱する。このとき、ヒータ23が発する熱は、基体部材21を構成するアルミダイカストのヒータ23と加熱管22との間の部分を介して加熱管22へ伝達される。
加熱管22にて発生した水蒸気は、加熱管22の蒸気出口22bから噴出し、蒸気発生ユニット11を備える加熱調理器の庫内へ供給される。加熱調理器にて蒸し調理を行う場合、水蒸気は100℃以下の水蒸気であり、焼き上げ調理を行う場合の水蒸気は、最高400℃の過熱水蒸気である。
(蒸気発生ユニット11の利点)
蒸気発生ユニット11は、基体部材21内に加熱管22とヒータ23とを設けたワンユニットの構成であり、このワンユニットの構成にて、蒸し調理用の100℃以下の水蒸気から、焼き上げ調理用の最高400℃の過熱水蒸気を生成できるようになっている。
また、ヒータ螺旋部23cの外径は、加熱管螺旋部22cの内径よりも小さく、ヒータ螺旋部23cは、加熱管螺旋部22cの内側に配置された構成である。したがって、蒸気発生ユニット11は、加熱管22の各段がヒータ23の螺旋における隣り合う2つの段の間に配置されているような構成と比較して、高さを低く抑えることができる。これにより、蒸気発生ユニット11は十分に小型化できるようになっている。
また、ヒータ23を加熱管22の内側に配置した構成であるから、ヒータ螺旋部23cおよび加熱管螺旋部22cは、螺旋形のピッチや径などを他方の螺旋部のピッチや径などに制限され難くなっている。これにより、蒸気発生ユニット11を加熱調理器での配置領域に応じた形状に設計する場合の自由度が大きくなっている。
また、ヒータ螺旋部23cの巻方向は、加熱管螺旋部22cの巻方向とは逆方向となっている。したがって、図2に示すように、加熱管22の水入口22aの近傍領域(加熱管22の水入口22aから所定範囲の領域)は、加熱管22に対してヒータ23が近接し難く、他の領域と比較して、ヒータ23により加熱され難くなっている。これにより、加熱管22の水入口22aの近傍領域では、加熱管22へ水を供給する場合の圧力が低くなり、ポンプ42の水供給能力を超えて圧力が高くなって、加熱管22へ水を供給し難くなるという事態を防止することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記の実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図4は、本実施形態に係る蒸気発生装置1が備える蒸気発生ユニット12の外観を示す斜視図である。図5は、図4に示したヒータ51の構造を示す部分断面図である。
(蒸気発生ユニット12の構成)
本実施形態の蒸気発生装置1は、図2に示した蒸気発生ユニット11に代えて、図4に示す蒸気発生ユニット12を備えている。蒸気発生ユニット12は、蒸気発生ユニット11のヒータ23に代えてヒータ51を備えている。ヒータ51は、ヒータ23の下部接続部23a、上部接続部23bおよびヒータ螺旋部23cに対応する、下部接続部51a、上部接続部51bおよびヒータ螺旋部51cを有する。なお、本実施形態において、図4および図5では、ヒータ螺旋部51cの巻方向は、加熱管螺旋部22cの巻方向とは逆方向となっているが、加熱管螺旋部22cの巻方向と同方向であってもよい。
(ヒータ51の構成)
ヒータ51は、図5に示すように、下部接続部51a側(加熱管22の水入口22a側)が非発熱部となっており、上部接続部51b側(加熱管22の蒸気出口22b側)が発熱部となっている。非発熱部は、ヒータ51の管部51fの内部に設けられている線が、導線からなる非発熱線51dである。一方、発熱部は、ヒータ51の管部51fの内部に設けられている線が、ニクロム線からなる発熱線51eである。
非発熱部(非発熱線51d)の長さは、図5の例では、下から2ターン分程度としているが、特に限定されず、加熱管22の水入口22aの近傍領域が、相対的に加熱され難いようになっていればよい。
(蒸気発生ユニット12の動作)
蒸気発生ユニット12は、制御部44の制御に応じて、発熱部が発熱し、加熱管22を加熱することにより、加熱管22にて水蒸気を生成する。生成する水蒸気は、蒸気発生ユニット11と同様、蒸し調理用の100℃以下の水蒸気から、焼き上げ調理用の最高400℃の過熱水蒸気である。
(蒸気発生ユニット12の利点)
蒸気発生ユニット12では、ヒータ51は、下部接続部51a側(加熱管22の水入口22a側)が非発熱部となっているので、加熱管22の水入口22aの近傍領域(水入口22aから所定範囲の領域)が、相対的に加熱され難くなっている。したがって、加熱管22の水入口22aの近傍領域では、加熱管22へ水を供給する場合の圧力が低くなる。これにより、加熱管22の水入口22aの付近の圧力が、ポンプ42の水供給能力を超えて圧力が高くなって、加熱管22へ水を供給し難くなるという事態を防止することができる。蒸気発生ユニット12の他の利点は、前記蒸気発生ユニット11と同様である。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記の実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図6は、本実施形態に係る蒸気発生装置1が備える蒸気発生ユニット13の外観を示す斜視図である。図7は、図6に示したヒータ52および加熱管22の概略の平面図である。
(蒸気発生ユニット13の構成)
本実施形態の蒸気発生装置1は、図2に示した蒸気発生ユニット11に代えて、図6に示す蒸気発生ユニット13を備えている。蒸気発生ユニット13は、蒸気発生ユニット11のヒータ23に代えてヒータ52を備えている。ヒータ52は、ヒータ23の下部接続部23a、上部接続部23bおよびヒータ螺旋部23cに対応する、下部接続部52a、上部接続部52bおよびヒータ螺旋部52cを有する。
(ヒータ52の下部接続部52aと加熱管22の水入口22aとの位置関係)
本実施形態において、ヒータ螺旋部52cの巻方向は、加熱管螺旋部22cの巻方向とは逆方向となっている。さらに、ヒータ52では、図7に示すように、ヒータ螺旋部52cから引き出した状態の下部接続部52aの引出始端位置52d1は、ヒータ螺旋部52cから引き出した状態の上部接続部52bの引出始端位置52d2に対して反対側の位置(180℃の位置)となっている。ただし、ヒータ螺旋部52cの巻方向は、加熱管螺旋部22cの巻方向と同方向であってもよい。
同様に、加熱管22では、図7に示すように、加熱管螺旋部22cから引き出した状態の水入口22aの引出始端位置22d1は、加熱管螺旋部22cから引き出した状態の蒸気出口22bの引出始端位置22d2に対して反対側の位置(180℃の位置)となっている。
また、ヒータ52の下部接続部52aの引出始端位置52d1は、加熱管22の水入口22aの引出始端位置22d1に対して反対側の位置(180℃の位置)となっている。したがって、ヒータ52は、加熱管22の水入口22aの近傍領域から離れた位置に配置されている。
なお、ヒータ52の下部接続部52aと上部接続部52bとの位置関係、加熱管22の水入口22aと蒸気出口22bとの位置関係、およびヒータ52の下部接続部52aと加熱管22の水入口22aとの位置関係は、図6および図7に示した関係に限定されない。すなわち、ヒータ52は、加熱管22の水入口22a側の部分がヒータ螺旋部52cよりも加熱管22から離れており、加熱管22の水入口22aの近傍領域が、相対的に加熱され難いようになっていればよい。
(蒸気発生ユニット13の動作および利点)
蒸気発生ユニット13の動作は、蒸気発生ユニット12の動作と同様である。蒸気発生ユニット13では、ヒータ52は、加熱管22の水入口22a側の部分がヒータ螺旋部52cよりも加熱管22から離れているので、加熱管22の水入口22aの近傍領域(水入口22aから所定範囲の領域)が、相対的に加熱され難くなっている。したがって、加熱管22の水入口22aの付近の領域では、加熱管22へ水を供給する場合の圧力が低くなる。これにより、加熱管22の水入口22aの付近の圧力が、ポンプ42の水供給能力を超えて圧力が高くなって、加熱管22へ水を供給し難くなるという事態を防止することができる。この結果、蒸気発生ユニット13は、水蒸気を安定して生成することができる。蒸気発生ユニット13の他の利点は、前記蒸気発生ユニット11と同様である。
〔実施形態4〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記の実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図8は、本実施形態に係る蒸気発生装置1が備える蒸気発生ユニット14の外観を示す斜視図である。
(蒸気発生ユニット14の構成)
本実施形態の蒸気発生装置1は、図2に示した蒸気発生ユニット11に代えて、図8に示す蒸気発生ユニット14を備えている。蒸気発生ユニット14は、蒸気発生ユニット11のヒータ23に代えてヒータ53を備えている。ヒータ53は、ヒータ23の下部接続部23a、上部接続部23bおよびヒータ螺旋部23cに対応する、下部接続部53a、上部接続部53bおよびヒータ螺旋部53cを有している。なお、図8では、ヒータ螺旋部53cの巻方向は、加熱管螺旋部22cの巻方向とは逆方向となっているものの、加熱管螺旋部22cの巻方向と同方向であってもよい。
(ヒータ53の構成)
ヒータ53では、図8に示すように、ヒータ螺旋部53cの巻のピッチは、下部が疎、上部が密となっている。詳細には、ヒータ螺旋部53cの巻のピッチは、下部から上部へ向かうにしたがって漸次密になっている。
(蒸気発生ユニット14の動作および利点)
蒸気発生ユニット14の動作は、蒸気発生ユニット12の動作と同様である。蒸気発生ユニット14では、ヒータ53は、ヒータ螺旋部53cの巻のピッチが下部が疎、上部が密となっているので、加熱管22の水入口22aの近傍領域が、相対的に加熱され難くなっている。したがって、加熱管22の水入口22aの付近の領域では、加熱管22へ水を供給する場合の圧力が低くなる。これにより、これにより、加熱管22の水入口22aの付近の圧力が、ポンプ42の水供給能力を超えて圧力が高くなって、加熱管22へ水を供給し難くなるという事態を防止することができる。この結果、蒸気発生ユニット13は、水蒸気を安定して生成することができる。蒸気発生ユニット13の他の利点は、前記蒸気発生ユニット11と同様である。
〔実施形態5〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記の実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図9は、本実施形態に係る蒸気発生装置1が備える蒸気発生ユニット15の外観を示す斜視図である。
(蒸気発生ユニット15の構成)
本実施形態の蒸気発生装置1は、図2に示した蒸気発生ユニット11に代えて、図9に示す蒸気発生ユニット15を備えている。蒸気発生ユニット15は、ヒータ52、加熱管22および基体部材21を備えている。なお、ヒータ52に代えて、他のヒータ23,51,53のいずれかを備えていてもよい。
蒸気発生ユニット15は、加熱管螺旋部22cおよびヒータ螺旋部23cの形状に応じた円柱形部分、すなわち円柱形部15aを有する。なお、円柱形部15aには、例えば軽量化のため、中央部に円柱形の穴が形成されている。
蒸気発生ユニット11では、図1に示したように、蒸気発生ユニット15の円柱形部15aに対応する部分である円柱形部は、直径(例えば50mm)が高さ(例えば70mm)よりも小さくなっていた。これに対し、蒸気発生ユニット15の円柱形部15aは、図9に示すように、直径(例えば80mm)が高さ(例えば50mm)よりも大きくなっている。
上記のような構成は、ヒータ52のヒータ螺旋部52cの外径が加熱管螺旋部22c内径よりも小さく、ヒータ螺旋部52cが加熱管螺旋部22cの内側に配置されていることにより可能となっている。すなわち、蒸気発生ユニット15(蒸気発生ユニット11)では、設計段階において、加熱管螺旋部22cおよびヒータ螺旋部52cの径を調整することにより、円柱形部15aの直径と高さとの大小関係を容易に調整することができる。この場合、加熱管22の水の流路の内径を大きくしてもよい。
(蒸気発生ユニット15の動作および利点)
蒸気発生ユニット15の動作は、蒸気発生ユニット11の動作と同様である。蒸気発生ユニット15では、円柱形部15aは、直径が高さよりも大きく、高さが低くなっているので、蒸気発生装置1の配置スペースに高さの制限が大きい加熱調理器に対しても使用可能である。蒸気発生ユニット15の他の利点は、前記蒸気発生ユニット11と同様である。
〔実施形態6〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記の実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図10は、本実施形態に係る蒸気発生装置1が備える蒸気発生ユニット16の外観を示す斜視図である。
(蒸気発生ユニット16の構成)
本実施形態の蒸気発生装置1は、図2に示した蒸気発生ユニット11に代えて、図10に示す蒸気発生ユニット16を備えている。蒸気発生ユニット16は、第1蒸気発生部61、第2蒸気発生部62および中間部材63を備えている。中間部材63は、高い耐熱性を有するものであり、例えばセラミックからなる。中間部材63は第1蒸気発生部61の上に固定され、第2蒸気発生部62は中間部材63の上に固定されている。したがって、蒸気発生ユニット16は、ワンユニットの構成となっている。
(第1蒸気発生部61の構成)
第1蒸気発生部61は、例えば、前述した蒸気発生ユニット13からなる。したがって、第1蒸気発生部61は、蒸気発生ユニット13の加熱管22を第1加熱管22として備え、蒸気発生ユニット13のヒータ52を第1ヒータ52として備えている。なお、第1蒸気発生部61は、蒸気発生ユニット13以外の蒸気発生ユニット11,12,14,15のいずれかであってもよい。
(第2蒸気発生部62の構成)
第2蒸気発生部62は、第2加熱管71および第2ヒータ72を備えている。第2加熱管71は、第1加熱管22と同様、上下方向に延びる中心軸の周りに、1本の管をほぼ同一径の螺旋形に巻いた加熱管螺旋部71cを有し、下側の端部が蒸気入口71aとなり、上側の端部が蒸気出口71bとなっている。蒸気入口71aは、第1蒸気発生部61の第1加熱管22における蒸気出口22bと接続されている。第2加熱管71は、ステンレス材料など、第1加熱管22と同じ材料にて形成することができる。
第2ヒータ72は、第1ヒータ52と同様、例えばシーズヒータからなり、第1加熱管22と同一の上記中心軸の周りに、ほぼ同一径の螺旋形に巻いたヒータ螺旋部72cを有する。ただし、図10の例では、ヒータ螺旋部72cの内径は、加熱管螺旋部71cの外径よりも大きく、ヒータ螺旋部72cは、加熱管螺旋部71cの外側に配置されている。すなわち、第2加熱管71および第2ヒータ72が露出しているため、第2加熱管71が冷まされにくいように第2ヒータ72を外側に配置している。加熱管螺旋部71cの巻方向とヒータ螺旋部72cの巻方向とは、同じ方向あるいは逆方向の何れであってもよい。第2ヒータ72の下側の端部は下部接続部72aとなり、上側の端部は上部接続部72bとなっている。
第2ヒータ72は、第1蒸気発生部61の第1加熱管22にて生成され、第1加熱管22から第2加熱管71へ導入された最大400℃の過熱水蒸気を最高500℃まで加熱する。第1ヒータ52および第2ヒータ72への給電は、給電部43にて行われる。
ここで、第1蒸気発生部61の基体部材21は、アルミダイカスト製である場合、耐熱温度が400℃程度ある。そこで、第2蒸気発生部62にて生じる熱から第1蒸気発生部61を保護するため、第1蒸気発生部61と第2蒸気発生部62との間に中間部材63が設けられている。
第2加熱管71と第2ヒータ72とは空気中に露出しており、第2ヒータ72の熱を第2加熱管71へ伝わり易くするため、加熱管螺旋部71cとヒータ螺旋部72cとが互いに接触している。具体的には、第2加熱管71と第2ヒータ72とは、例えばニッケルによりロウ付けされている。
(蒸気発生ユニット16の動作)
上記の構成において、蒸気発生ユニット16は、蒸し調理用の100℃以下の水蒸気から、焼き上げ調理用の最高400℃の過熱水蒸気を生成する場合、第1蒸気発生部61を動作させる。この場合、第1蒸気発生部61の第1加熱管22にて生成された水蒸気(過熱水蒸気)は、第1加熱管22から第2加熱管71へ導入され、第2加熱管71の蒸気出口71bから噴出する。なお、第2蒸気発生部62の第2加熱管71にて水蒸気が冷却されるのを防止するため、第2ヒータ72を動作させてもよい。
一方、蒸気発生ユニット16は、焼き上げ調理用の400℃から最高500℃の過熱水蒸気を生成する場合、第1蒸気発生部61および第2蒸気発生部62を動作させる。この場合、第1蒸気発生部61の第1加熱管22にて生成された最高400℃の過熱水蒸気は、第1加熱管22から第2加熱管71へ導入され、第2加熱管71にて最高500℃まで加熱され、蒸気出口71bから噴出する。
(蒸気発生ユニット16の利点)
蒸気発生ユニット16は、第1蒸気発生部61の上に中間部材63を介して第2蒸気発生部62が設けられたワンユニットの小型化された構成にて、蒸し調理用の100℃以下の水蒸気から、焼き上げ調理用の最高500℃の過熱水蒸気を生成できるようになっている。蒸気発生ユニット16の第1蒸気発生部61の他の利点は、前記蒸気発生ユニット11と同様である。
なお、第2蒸気発生部62の加熱管螺旋部71cおよびヒータ螺旋部72cの巻き数は、第1蒸気発生部61の加熱管螺旋部22cおよびヒータ螺旋部52cの螺旋形の巻き数よりも大幅に少なくなっている。したがって、第2蒸気発生部62は、加熱管螺旋部71cとヒータ螺旋部72cとの一方を他方の螺旋部の内側に配置するような構成に限定されない。すなわち、第2蒸気発生部62は、加熱管螺旋部71cとヒータ螺旋部72cとの一方を他方の螺旋部の内側に配置するような構成にしなくても高さの増加は少なくて済む。したがって、蒸気発生ユニット16全体の高さは、第1蒸気発生部61の高さが低くなっていることにより、十分に抑制することができる。
〔実施形態7〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記の実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図11は、本実施形態に係る蒸気発生装置1が備える蒸気発生ユニット17の外観を示す斜視図である。
(蒸気発生ユニット17の構成)
本実施形態の蒸気発生装置1は、図2に示した蒸気発生ユニット11に代えて、図11に示す蒸気発生ユニット17を備えている。蒸気発生ユニット17は、図10に示した第2蒸気発生部62に代えて第2蒸気発生部64を備えている。したがって、蒸気発生ユニット17では、第1蒸気発生部61の上に中間部材63が設けられ、中間部材63の上に第2蒸気発生部64が設けられた構成である。
第2蒸気発生部64は、前記第2加熱管71、前記第2ヒータ72および基体部材73を備え、第2加熱管71および第2ヒータ72が基体部材73の内部に埋設されている。第2蒸気発生部64は焼き上げ調理用の最高500℃の過熱水蒸気を生成する。したがって、基体部材73は、500℃以上の耐熱性を有する材料、例えば真鍮のダイカスト(真鍮ダイカスト)にて形成されている。
なお、第2蒸気発生部64では、第2加熱管71と第2ヒータ72とは、基体部材73に埋設されているので、ロウ付け等により互いに接触していなくてもよい。蒸気発生ユニット17の他の構成は、蒸気発生ユニット16と同様である。
(蒸気発生ユニット17の動作および利点)
蒸気発生ユニット17の動作は蒸気発生ユニット16の動作と同様である。蒸気発生ユニット17は、第2蒸気発生部64の第2加熱管71および第2ヒータ72が基体部材73に埋設されているので、第2加熱管71および第2ヒータ72を保護することができ、かつ基体部材73によって第2ヒータ72の熱を効率良く第2加熱管71へ伝達することができる。他の利点は、蒸気発生ユニット16と同様である。
なお、本実施形態の蒸気発生装置1では、第2蒸気発生部64は、基体部材73の内部に埋設されているので、中間部材63を省略してもよい。また、第2加熱管71および第2ヒータ72を備えず、第1加熱管および第1ヒータが、第2加熱管71および第2ヒータ72の部分まで延長されている構成であってもよい。
また、以上の実施形態において、ヒータおよび加熱管はともに螺旋部を有する構成としている。しかしながら、ヒータは、加熱管の内側に配置されていれば、螺旋部を有する構成に限定されず、例えば直線形状や蛇行形状など、適当な形状であってもよい。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る蒸気発生装置は、ヒータ23と加熱管22とを有し、前記ヒータ23にて前記加熱管22内の水を加熱して水蒸気および過熱水蒸気を発生させる蒸気発生装置であって、前記加熱管22は水入口22aから蒸気出口22bまでの間に螺旋形の加熱管螺旋部22cを有し、前記ヒータ23は、一端部から他端部までの間に螺旋形のヒータ螺旋部23cを有し、前記ヒータ螺旋部23cは、外径が前記加熱管螺旋部22cの内径よりも小さく、前記加熱管螺旋部22cの内側に配置されている。
上記の構成によれば、蒸気発生装置は、ヒータ23と加熱管22とを有し、ヒータ23にて加熱管22内の水を加熱して水蒸気および過熱水蒸気を発生させる。すなわち、ワンユニットの構成にて、水から水蒸気(例えば、蒸し調理用の100℃以下の水蒸気)、および過熱水蒸気(例えば、焼き上げ調理用の400℃の過熱水蒸気)を生成することができる。
また、ヒータ23のヒータ螺旋部23cは、外径が加熱管22の加熱管螺旋部22cの内径よりも小さく、加熱管螺旋部22cの内側に配置されている。したがって、加熱管22の螺旋部の各段がヒータ23の螺旋部における隣り合う2つの段の間に配置されているような構成と比較して、蒸気発生装置の高さを低く抑えることができる。これにより、蒸気発生装置は、十分に小型化できるようになっている。さらに、ヒータ螺旋部23cおよび加熱管螺旋部22cは、螺旋のピッチや径などを他方の螺旋部のピッチや径などに制限され難くなっている。これにより、蒸気発生装置を加熱調理器での配置領域に応じた形状に設計する場合の自由度が大きくなっている。
本発明の態様2に係る蒸気発生装置は、上記態様1において、前記加熱管螺旋部22cの巻方向と前記ヒータ螺旋部23cの巻方向とが逆向きである。
上記の構成によれば、加熱管22の水入口22aの近傍領域は、加熱管22に対してヒータ23が近接し難く、他の領域と比較して、ヒータ23により加熱され難くなっている。これにより、加熱管22の水入口22aの近傍領域では、加熱管22へ水を供給する場合の圧力が低くなり、加熱管22へ水を送り込むポンプ42の水供給能力を超えて圧力が高くなって加熱管22へ水を供給し難くなるという事態を防止することができる。
本発明の態様3に係る蒸気発生装置は、上記態様1または2において、前記加熱管螺旋部22cの巻のピッチと前記ヒータ螺旋部53cの巻のピッチとが異なっている。
上記の構成によれば、ヒータ螺旋部53cは、外径が加熱管螺旋部22cの内径よりも小さく、加熱管螺旋部22cの内側に配置されていることにより、加熱管螺旋部22cの巻のピッチとヒータ螺旋部53cの巻のピッチとを異ならせることができる。すなわち、加熱管螺旋部22cの巻のピッチとヒータ螺旋部53cの巻のピッチとは、互いのピッチに制約されることなく適宜設定することができ、設計の自由度を高めることができる。
本発明の態様4に係る蒸気発生装置は、上記態様1から3のいずれか1態様において、前記ヒータ51は、前記加熱管22の前記水入口22a側の部分が、前記加熱管22を加熱しない非発熱部(非発熱線51d)となっている。
上記の構成によれば、ヒータ51は、加熱管22の水入口22a側の部分が、加熱管22を加熱しない非発熱部となっているので、加熱管22の水入口22aの近傍領域は、相対的に加熱され難くなっている。これにより、加熱管22の水入口22aの近傍領域では、加熱管22へ水を供給する場合の圧力が低くなり、加熱管22へ水を送り込むポンプ42の水供給能力を超えて圧力が高くなって加熱管22へ水を供給し難くなるという事態を防止することができる。
本発明の態様5に係る蒸気発生装置は、上記態様1から4のいずれか1態様において、前記ヒータ52は、前記加熱管22の前記水入口22a側の部分が前記ヒータ螺旋部23cよりも前記加熱管22から離れている。
上記の構成によれば、ヒータ51は、加熱管22の水入口22a側の部分がヒータ螺旋部23cよりも加熱管22から離れているので、加熱管22の水入口22aの近傍領域は、相対的に加熱され難くなっている。これにより、加熱管22の水入口22aの近傍領域では、加熱管22へ水を供給する場合の圧力が低くなり、加熱管22へ水を送り込むポンプ42の水供給能力を超えて圧力が高くなって加熱管22へ水を供給し難くなるという事態を防止することができる。
本発明の態様6に係る蒸気発生装置は、上記態様1から5のいずれか1態様において、前記ヒータ螺旋部53cの巻のピッチは、前記ヒータ螺旋部53cの、前記加熱管22の前記水入口22aに近い部分の方が前記蒸気出口22bに近い部分よりも大きくなっている。
上記の構成によれば、ヒータ53では、ヒータ螺旋部53cの巻のピッチは、ヒータ螺旋部53cの、加熱管22の水入口22aに近い部分の方が蒸気出口に近い部分よりも大きくなっているので、加熱管22の水入口22aの近傍領域は、相対的に加熱され難くなっている。これにより、加熱管22の水入口22aの近傍領域では、加熱管22へ水を供給する場合の圧力が低くなり、加熱管22へ水を送り込むポンプ42の水供給能力を超えて圧力が高くなって加熱管22へ水を供給し難くなるという事態を防止することができる。
本発明の態様7に係る蒸気発生装置は、上記態様1から6のいずれか1態様において、前記ヒータ23および前記加熱管22は基体部材21に埋設され、前記基体部材21は、前記ヒータ螺旋部23cおよび前記加熱管螺旋部22cが埋設されている円柱形部15aを有し、前記円柱形部15aの底面の直径は前記円柱形部15aの高さよりも大きくなっている。
上記の構成によれば、基体部材21は、ヒータ螺旋部23cおよび加熱管螺旋部22cが埋設されている円柱形部15aを有し、円柱形部15aの底面の直径は円柱形部15aの高さよりも大きくなっているので、蒸気発生装置の配置スペースに高さの制限が大きい加熱調理器に対しても使用可能である。
本発明の態様8に係る蒸気発生装置は、上記態様1から7のいずれか1態様において、前記ヒータを第1ヒータ52とし、前記加熱管を第1加熱管22とする第1蒸気発生部61の上に中間部材63が設けられ、前記中間部材63の上に第2蒸気発生部64が設けられ、前記第2蒸気発生部64は、第2ヒータ72と第2加熱管71とを有し、前記第2加熱管71は蒸気入口71aから蒸気出口71bまでの間に螺旋形の加熱管螺旋部71cを有し、かつ蒸気入口71aが前記第1加熱管22の蒸気出口22bと接続され、前記第2ヒータ72は、一端部から他端部までの間に螺旋形のヒータ螺旋部72cを有し、前記第1加熱管22から前記第2加熱管71へ導入された水蒸気をさらに高い温度まで加熱する。
上記の構成によれば、蒸気発生装置は、第1蒸気発生部61と第2蒸気発生部64とを備え、第2蒸気発生部64では、第1加熱管22から第2加熱管71へ導入された水蒸気(例えば、400℃の過熱水蒸気)を第2ヒータ72がさらに高い温度(例えば、最高500℃の過熱水蒸気)まで加熱する。中間部材は、第1蒸気発生部61で発生した熱が第2蒸気発生部64へ伝達されることを防止あるいは抑制する。すなわち、蒸気発生装置では、ワンユニットの構成にて、水から水蒸気(例えば、蒸し調理用の100℃以下の水蒸気)、および過熱水蒸気(例えば、焼き上げ調理用の最高500℃の過熱水蒸気)を生成することができる。
これにより、第1蒸気発生部61が有する、十分に小型化が可能であり、かつ加熱調理器での配置領域に応じた形状に設計する場合の自由度が大きいという効果を維持しながら、さらに高温の過熱水蒸気を生成可能であるという効果を奏する。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 蒸気発生装置
11〜17 蒸気発生ユニット
15a 円柱形部
21 基体部材
22 加熱管、第1加熱管
22a 水入口
22b 蒸気出口
23 ヒータ
23a 下部接続部
23b 上部接続部
23c ヒータ螺旋部
51 ヒータ
51a 下部接続部
51b 上部接続部
51c ヒータ螺旋部
51d 非発熱線
51e 発熱線
51f 管部
52 ヒータ、第1ヒータ
52a 下部接続部
52b 上部接続部
52c ヒータ螺旋部
53 ヒータ
53a 下部接続部
53b 上部接続部
53c ヒータ螺旋部
61 第1蒸気発生部
62 第2蒸気発生部
63 中間部材
64 第2蒸気発生部
71 第2加熱管
71a 蒸気入口
71b 蒸気出口
71c 加熱管螺旋部
72 第2ヒータ
72a 下部接続部
72b 上部接続部
72c ヒータ螺旋部
73 基体部材

Claims (8)

  1. ヒータと加熱管とを有し、前記ヒータにて前記加熱管内の水を加熱して水蒸気および過熱水蒸気を発生させる蒸気発生装置であって、
    前記加熱管は水入口から蒸気出口までの間に螺旋形の加熱管螺旋部を有し、
    前記ヒータは、一端部から他端部までの間に螺旋形のヒータ螺旋部を有し、前記ヒータ螺旋部は、外径が前記加熱管螺旋部の内径よりも小さく、前記加熱管螺旋部の内側に配置されていることを特徴とする蒸気発生装置。
  2. 前記加熱管螺旋部の巻方向と前記ヒータ螺旋部の巻方向とは逆向きであることを特徴とする請求項1に記載の蒸気発生装置。
  3. 前記加熱管螺旋部の巻のピッチと前記ヒータ螺旋部の巻のピッチとは異なることを特徴とする請求項1または2に記載の蒸気発生装置。
  4. 前記ヒータは、前記加熱管の前記水入口側の部分が、前記加熱管を加熱しない非発熱部となっていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の蒸気発生装置。
  5. 前記ヒータは、前記加熱管の前記水入口側の部分が前記ヒータ螺旋部よりも前記加熱管から離れていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の蒸気発生装置。
  6. 前記ヒータ螺旋部の巻のピッチは、前記ヒータ螺旋部の、前記加熱管の前記水入口に近い部分の方が前記蒸気出口に近い部分よりも大きくなっていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の蒸気発生装置。
  7. 前記ヒータおよび前記加熱管は基体部材に埋設され、前記基体部材は、前記ヒータ螺旋部および前記加熱管螺旋部が埋設されている円柱形部を有し、前記円柱形部の底面の直径は前記円柱形部の高さよりも大きくなっていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の蒸気発生装置。
  8. 前記ヒータを第1ヒータとし、前記加熱管を第1加熱管とする第1蒸気発生部の上に中間部材が設けられ、前記中間部材の上に第2蒸気発生部が設けられ、
    前記第2蒸気発生部は、第2ヒータと第2加熱管とを有し、
    前記第2加熱管は蒸気入口から蒸気出口までの間に螺旋形の加熱管螺旋部を有し、かつ蒸気入口が前記第1加熱管の蒸気出口と接続され、
    前記第2ヒータは、一端部から他端部までの間に螺旋形のヒータ螺旋部を有し、前記第1加熱管から前記第2加熱管へ導入された水蒸気をさらに高い温度まで加熱することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の蒸気発生装置。
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