JP2017096493A - 2つのコンロッド用の旋回軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】旋回軸受は、2つのクランク軸を有する内燃機関の少なくとも1つの往復動ピストン内において2つのコンロッド用として好適であり、高強度及び低摩耗でありながら、旋回軸受の好適な軽量構造を達成する材料からなる。
【解決手段】旋回軸受の軸受領域23は、ポット状の断面Qsを有する円筒体として形成されており、円筒体の各々は、底壁33、34及び軸受レース周壁35、36を有し、両円筒体の底壁は、互いに間隔を置いて延在し、底壁を取り巻く軸受レース周壁は、互いに逆向きに底壁から延びており、底壁間には、単数又は複数の結合支柱37、38、39が延びており、軸受レース周壁は、ピストン孔と回転可動に協働し、底壁は、旋回軸受の軸方向に配向された軸受ブシュ40、41、42、43に結合されており、軸受ブシュ内にピン孔44、4546、47が設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は、2つのクランク軸を有する内燃機関の少なくとも1つの往復動ピストン内に設けられる、2つのコンロッド用の旋回軸受(Schwenklager)であって、クランク軸は、往復動ピストンとコンロッドとを介して駆動されるようになっている旋回軸受に関する。
2つのコンロッドを受けるように形成されている、内燃機関の往復動ピストン用の旋回軸受は、欧州特許出願公開第2426336号明細書において公知である。往復動ピストンのコンロッドは、内燃機関の2つのクランク軸と協働し、コンロッドアイにより、コンロッドアイの孔内に挿入されたコンロッドジャーナルを介して相対可動に配置されている。コンロッド軸受間には、コンロッドアイ用の空間が設けられている。この旋回軸受により、両クランク軸の回転時に当該システムに起因して生じる非対称は、相殺される。
JP61−149745では、往復動ピストンを有する内燃機関が取り扱われている。往復動ピストンは、2つのコンロッドを介して2つのクランク軸に結合されている。コンロッドは、ピストンピン状の軸受ジャーナルを有するコンロッドアイと作用結合しており、軸受ジャーナルは、間隔を置いた円筒状の軸受ディスクの孔により収容される。軸受ディスクは、他方、往復動ピストンの孔内に、ピストンの孔内に設けられた軸方向のストッパに当接するように挿入されている。軸受ディスク及び軸受ジャーナルの軸方向固定のために、ラジアルのリテーナリングが用いられる。
本発明の課題は、内燃機関の往復動ピストン用の、2つのコンロッドを枢支する旋回軸受であって、往復動ピストン及びコンロッドは、2つのクランク軸を駆動するように形成されている旋回軸受を、高い荷重に耐え得るが、それでも比較的軽量であるように設計することである。ただし、その際、旋回軸受は、強度及び摩耗に関しても最適化されていることが望ましい。
本発明により上記課題は、請求項1の特徴により解決される。本発明を発展させる別の特徴は、従属請求項に記載されている。
本発明により主に達成される利点は、2つのコンロッドを介して内燃機関の2つのクランク軸を駆動する往復動ピストンの旋回軸受が、構造的な構成及び材料の選択に基づいて、この内燃機関のクランク機構における、軽量であって、引き起こす慣性力の小さい構成部材をなしている点に認められる。上述の構成及び材料の選択は、動的なエンジン特性及びクランク機構内の機械的負荷に肯定的に作用する。軸受レース周壁と、底壁と、軸受壁とを有する両ポット状の円筒体は、容易に実現可能な模範的な構成要素をなしている。この関連において強調すべきは、結合支柱を介した両円筒体の結合であり、結合支柱は、適当に形成することで、軽量化を目的に対策を講じたときに、発生する負荷に対して必要な安定性を付与することを可能にする。旋回軸受が、高強度及び低摩耗でありながら、旋回軸受の好適な軽量構造を実現する材料からなっていると、有利である。このためには、高い静荷重及び動荷重に耐え、強い摩耗に曝される構成部材用の鋳鋼が特に好適であるが、超高炭素含有の軽量構造用鋼(UHC)も好適である。
円筒体の底壁間に3つの結合支柱が設けられており、結合支柱のうちの2つの結合支柱は、往復動ピストンのピストンヘッド寄りに、一方では、コンロッドアイのコンロッドピンの中心を通るコンロッドアイ平面に対して間隔を置いて、他方では、往復動ピストンの中心長手方向軸線に対して間隔を置いて設けられており、第3の結合支柱は、クランク軸寄りに往復動ピストンの中心長手方向軸線の上に上述のコンロッドアイ平面に対して間隔を置いて位置しているという解決手段。
コンロッドの組み付けは、円筒体の底壁が、円筒体の、ピストンヘッドに向かって方向付けられた第1のレース区分から、円筒体の、クランク軸に向かって方向付けられた反対側の第2のレース区分まで、コンロッドアイ用の空間を所定通り形成すべくV字形に拡開するように延びていることで容易になる。一方では、軸受ブシュが、所定の間隔Asだけ、軸受レース周壁の半径方向の画定平面から突出しており、他方では、各軸受レース周壁の内面に、軸受ブシュの領域において、局所的な第1の肉厚化区分が設けられており、さらに軸受ブシュが、クランク軸側の、コンロッドアイ平面に対して間隔を置いて、第1の肉厚化区分と軸受ブシュのピン孔との間に位置する領域内に、第2の肉厚化区分を有すると、構成部材にとって最適である。
第1のレース区分の内面から軸受ブシュに向かって、単数又は複数の補強リブが設けられている技術的設計をベースとし、このことは、一方では、補強リブの少なくとも1つが、ピストンの中心長手方向軸線に沿った半径方向で、内面と、軸受ブシュを結合するとともにコンロッドアイ平面上に位置する横方向ウェブとの間を延びており、他方では、複数の別の補強リブが割線状に、内面を軸受ブシュに結合していることで補助される。
最後に、底壁が、コンロッドアイ平面と第2のレース区分との間に単数又は複数の貫通開口を軽量化のために有すると、旋回軸受の最適化に貢献する。
図面に本発明の一実施の形態を示し、以下に詳細に説明する。
2つのコンロッド用の旋回軸受を有する内燃機関の概略部分断面図である。 図1に示した旋回軸受の要部Wを示す図である。 図2の矢印方向Xで見た図である。 図2の矢印方向Yで見た概略図である。 図2に示した旋回軸受の図である。 例えば図2に基づく旋回軸受の、一部に原理断面図を含む斜視図である。 図2の線VII−VIIに沿った断面図である。
例えばアウトボードエンジンとして使用可能な内燃機関1(図1)は、少なくとも1つの往復動ピストン2を有している。往復動ピストン2は、シリンダクランクケース4のシリンダボア3内で方向HRh及びHRnの往復運動を実施する。内燃機関1は、ディーゼル法にて直接噴射を行う4サイクル機関として作動し、排気ターボ過給を装備している(図示せず)。シリンダクランクケース4は、シリンダヘッド5を支持している。シリンダヘッド5は、シリンダボア3の一部領域と相俟って燃焼室6を画定している。燃焼室6内の混合気及び排気を制御すべく、少なくとも1つの吸気弁7及び排気弁8が設けられている。両弁7,8は、上部に位置するカム軸9及び10により操作される。
往復動ピストン2は、2つのコンロッド11及び12に連結されている。両コンロッド11及び12は、2つの平行なクランク軸13及び14と作用結合している。クランク軸13及び14間には、2つの同期歯車15及び16が機能している。同期歯車15及び16は、円筒歯車機構17を介して互いに係合している。これにより同期歯車15及び16は、逆方向Dr1及びDr2に同期回転する。
同期歯車15及び16間には、ピストン2あるいはシリンダボア3の中心長手方向軸線A−Aが延在している。コンロッド11及び12は、往復動ピストン2のピストンヘッド18側に、中心長手方向軸線A−Aの両側に置かれたコンロッドアイ19及び20を有している。コンロッドアイ19及び20は、中心Z1及びZ2を有するコンロッドピン21及び22を介在させて、旋回軸受23と作用結合している。旋回軸受23は、往復動ピストン2のピストン孔24及び25により収容される。換言すれば、旋回軸受23の摺動面26及び27は、回転可能にピストン孔24及び25内に挿入されている。
旋回軸受23には、往復動ピストン2のピストン孔24及び25の領域に、ラジアルの軸受領域28及び29が設けられている。軸受領域28及び29は、中心長手方向軸線A−Aの両側に延在し、空間30を形成しつつコンロッドアイ19及び20を画定している。空間30は、平面E1及びE2を有している。軸受領域28及び29は、ポット状の断面Qs(図6)を有する円筒体31及び32として形成されている。その際、円筒体31及び32は、中心長手方向軸線A−Aに対して間隔を置いて延びる略半径方向の底壁33及び34と、底壁33,34を取り巻く軸受レース周壁35及び36とを有している。軸受レース周壁35,36は、摺動面26及び27を支持している。軸受レース周壁35及び36は、中心長手方向軸線A−Aから見て互いに逆向きRI及びRIIに底壁33及び34から延びている。底壁33及び34間には、単数又は複数の結合支柱37,38及び39が有効となっており、円筒体31及び32は、結合支柱37,38及び39により結合されて、1つの鋳造構成部材複合体を形成している。
軸受レース周壁35及び36あるいは摺動面26及び27は、ピストン孔24及び25と回転可能に協働する。そして底壁33及び34は、旋回軸受23の軸方向で見て軸受ブシュ40,41及び42,43に結合されている。軸受ブシュ40,41及び42,43内には、コンロッドアイ19及び20内に支持されるコンロッドピン21及び22のためのピン孔44,45及び46,47が設けられている。
旋回軸受23は、高強度及び低摩耗でありながら、旋回軸受23の好適な軽量構造を達成する材料から製造されている。このような材料は、比較的薄い壁厚を可能にする鋳鋼、具体的には、高い静荷重に耐え、強い摩耗に曝される構成部材用の鋳鋼であってもよい。しかし、材料として、超高炭素含有の軽量構造用鋼(UHC)を使用することも可能である(例えば独国特許発明第102010051682号明細書参照)。
結合支柱37,38は、中心長手方向軸線A−Aに対して間隔を置いて底壁33及び34に付設されている。具体的には、2つの結合支柱37及び38が、往復動ピストン2のピストンヘッド18寄りに、かつ一方では、コンロッドアイ19及び20のコンロッドピン21及び22の中心Z1及びZ2を通るコンロッドアイ横断平面50に対して間隔を置いて、他方では、往復動ピストン2の中心長手方向軸線A−Aに対して間隔を置いて設けられている。第3の結合支柱39は、クランク軸13及び14寄りにコンロッドアイ横断平面50に対して間隔を置いてかつ中心長手方向軸線A−A上に配置されている。
円筒体31及び32の底壁33及び34は、平面E1及びE2でもって、この円筒体31及び32の軸受レース周壁35及び36の、ピストンヘッド18に向かって方向付けられた第1のレース区分51から、軸受レース周壁35及び36の、クランク軸13及び14に向かって方向付けられた反対側の第2のレース区分52まで、空間30を形成すべくV字形に拡開するように延びている。その際、平面E1及びE2は、鋭角αをなしている(図4)。
軸受ブシュ40,41及び42,43は、所定の間隔As分、軸受レース周壁35及び36の半径方向の画定平面53及び54から突出している。そして各軸受レース周壁、例えば軸受レース周壁35の内面55には、軸受ブシュ40及び41の領域に、局所的な第1の肉厚化区分56及び57が設けられている。さらに軸受ブシュ40及び41は、クランク軸13及び14側の領域に、コンロッドアイ横断平面50に対して間隔を置いて、第1の肉厚化区分56及び57と軸受ブシュ40及び41のピン孔44及び45との間に第2の肉厚化区分58及び59を有している。
軸受レース周壁35及び36の第1のレース区分51の内面55から、軸受ブシュ40及び41に向かって、単数又は複数の補強リブ60,61,62,63,64及び65(図5)あるいは60’,61’及び62’(図7)が延在している。その際、例えば少なくとも補強リブ、例えば61’は、半径方向で往復動ピストン2の中心長手方向軸線A−A方向において、例えば軸受レース周壁35及び36の内面55と、軸受ブシュ40及び41を結合するとともにコンロッドアイ平面50上に位置する横方向ウェブ66との間を延びている。その他の補強リブは、割線状に内面55を軸受ブシュ40及び41に結合している。最後に円筒体31及び32の底壁33及び34は、コンロッドアイ横断平面50と第2のレース区分52との間に単数又は複数の貫通開口67,68(図5)及び69,70(図6)を軽量化のために有している。
旋回軸受23の寸法設定は、主に内燃機関1の出力量による。ピン孔44,45及び46,47の直径が18mm、円筒体31及び32の外側直径が54mmであるとき、軸受レース周壁35及び36、底壁33及び34並びに補強リブの壁厚は、約2mmの大きさにあり、軸受ブシュの壁厚は、例えば負荷に応じてそれより大きくてもよい。所定の寸法設定のために反復法及び/又は計算法が好適である。同等の方法により結合支柱37,38及び39の横断面積も設計される。

Claims (11)

  1. 2つのクランク軸を有する内燃機関の少なくとも1つの往復動ピストン内に設けられる、2つのコンロッド用の旋回軸受であって、前記クランク軸は、前記往復動ピストンと前記コンロッドとを介して駆動され、前記旋回軸受は、前記ピストンのピストン孔により収容され、前記コンロッドのコンロッドアイ用のコンロッドピンを支持するピン孔を有し、前記旋回軸受は、前記ピン孔が設けられたラジアルの軸受領域を有し、前記軸受領域は、前記往復動ピストンの中心長手方向軸線の両側に配置されており、空間を形成しつつ前記コンロッドアイを画定している旋回軸受において、前記旋回軸受(23)の前記軸受領域(28及び29)は、ポット状の断面(Qs)を有する円筒体(31及び32)として形成されており、前記円筒体(31及び32)の各々は、底壁(33及び34)及び軸受レース周壁(35及び36)を有し、両前記円筒体の前記底壁は、互いに間隔を置いて延在し、前記底壁(33及び34)を取り巻く前記軸受レース周壁(35及び36)は、互いに逆向き(RI及びRII)に前記底壁(33及び34)から延びており、前記底壁(33及び34)間には、単数又は複数の結合支柱(37,38及び39)が延びており、前記軸受レース周壁(35及び36)は、前記ピストン孔(24及び25)と回転可能に協働し、前記底壁(33及び34)は、前記旋回軸受(23)の軸方向(B−B)に配向された軸受ブシュ(40,41及び42,43)に結合されており、前記軸受ブシュ(40,41及び42,43)内に前記ピン孔(44,45及び46,47)が設けられており、さらに前記旋回軸受(23)は、高強度及び低摩耗でありながら、前記旋回軸受(23)の好適な軽量構造を達成する材料からなることを特徴とする旋回軸受。
  2. 前記材料は、高い静荷重及び動荷重に耐え、強い摩耗に曝される構成部材用の鋳鋼である、請求項1に記載の旋回軸受。
  3. 材料として超高炭素含有の軽量構造用鋼(UHC)が用いられる、請求項1に記載の旋回軸受。
  4. 前記円筒体(31及び32)の前記底壁(33及び34)間に3つの結合支柱(37,38及び39)が設けられており、前記結合支柱のうちの2つの結合支柱(例えば37及び38)は、前記往復動ピストン(2)のピストンヘッド(18)寄りであって、一方では、前記コンロッドアイ(19及び20)の前記コンロッドピン(21及び22)の中心(Z1及びZ2)を通るコンロッドアイ平面(50)に対して間隔を置いて、他方では、前記往復動ピストン(2)の前記中心長手方向軸線(A−A)に対して間隔を置いて設けられており、第3の結合支柱(39)は、前記クランク軸(13及び14)寄りに前記コンロッドアイ平面(50)に対して間隔を置いてかつ前記中心長手方向軸線(A−A)上に位置している、請求項1に記載の旋回軸受。
  5. 前記円筒体(31及び32)の前記底壁(33及び34)は、前記円筒体(31及び32)の、前記ピストンヘッド(18)に向かって方向付けられた第1のレース区分(51)から、前記円筒体(31及び32)の、クランク軸(13及び14)に向かって方向付けられた反対側の第2のレース区分(52)まで、前記コンロッドアイ(19及び20)用の前記空間(30)を所定通り形成すべくV字形に拡開するように延びている、請求項1に記載の旋回軸受。
  6. 前記軸受ブシュ(40,41及び42,43)は、所定の間隔だけ、前記軸受レース周壁(35及び36)の半径方向の画定平面(53及び54)から突出している、請求項1に記載の旋回軸受。
  7. 各軸受レース周壁(例えば35)の内面(55)に、前記軸受ブシュ(40,41及び42,43)の領域において、局所的な第1の肉厚化区分(56及び57)が設けられている、請求項1に記載の旋回軸受。
  8. 前記軸受ブシュ(40,41及び42,43)は、前記クランク軸(43及び44)側の領域に、前記コンロッドアイ平面(50)に対して間隔を置いて、前記第1の肉厚化区分(56及び57)の間に、前記軸受ブシュ(40,41及び42,43)の前記ピン孔(44,45及び46,47)に隣接する領域内に、第2の肉厚化区分(58及び59)を有する、請求項1、5及び7に記載の旋回軸受。
  9. 前記第1のレース区分(51)の前記内面(55)から前記軸受ブシュ(40,41及び42,43)に向かって、単数又は複数の補強リブ(60,61,62,63,64及び65あるいは60’,61’及び62’)が設けられている、請求項1及び4に記載の旋回軸受。
  10. 一方では、前記補強リブの少なくとも1つ(61’)は、前記ピストン(2)の前記中心長手方向軸線(A−A)に沿った半径方向で、前記軸受レース周壁(35及び36)の前記内面(55)と、前記軸受ブシュ(40,41及び42,43)を結合するとともに前記コンロッドアイ平面(50)上に位置する横方向ウェブ(66)との間を延びており、他方では、複数の別の補強リブ(60乃至65あるいは60’及び62’)が割線状に、前記第1のレース区分(51)の前記内面(55)を前記軸受ブシュ(40,41及び42,43)に結合している、請求項3、8及び9に記載の旋回軸受。
  11. 前記底壁(33及び34)は、前記コンロッドアイ平面(50)と前記第2のレース区分(52)との間に単数又は複数の貫通開口(67,68及び69,70)を軽量化のために有する、請求項1から10までのいずれか1項又は複数項に記載の旋回軸受。
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