JP2017095999A - 土台水切り - Google Patents
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図2は、実施形態1の土台水切り10を構成する水切り本体部12の斜視図である。水切り本体部12は、少なくとも木造住宅100の土台104と基礎102との間の空間と基礎102の屋外側とを繋げる通路(床下換気通路)の少なくとも一部を構成する壁部14を備える。なお、本実施形態1及び他の実施形態において、壁部14が構成する通路は、前述したように外壁換気通路の一部を構成している。つまり、壁部14が構成する通路は、その下流側(屋内側)で床下換気通路と外壁換気通路との両方と繋がっている(通路が分岐している)。後述するが、土台水切り10は、壁部14が構成する通路を遮蔽状態にすることで床下換気通路及び外壁換気通路を閉塞状態(密閉状態)にして、木造住宅100の周囲で水害等により水位が高くなった場合でも水が床下換気通路や外壁換気通路を通って床下や屋内側に浸入する(浸水する)ことを抑制することができる。
図8〜図10を用いて実施形態2の土台水切り10の構成を示す。実施形態1の土台水切り10の場合、木造住宅100の周囲の水位が上昇した場合に、可動部材22が浮き上がり開口部20をシール部24が被覆(閉塞)する。一方、ユーザによっては、木造住宅100の周囲の水位が上昇し始める前に水害対策を完了させておきたい場合がある。また、水害が発生しない場合(水位が高くならない場合)でも、床下換気通路や外壁換気通路と屋外側との空気の流れを一時的に遮断したい場合がある。例えば、低温時(例えば冬)に床下換気通路や外壁換気通路に冷たい空気が流れ込むと、屋内温度が低下したり、暖房効率が低下したりする場合がある。また、木造住宅100が海に近い位置に建っている場合、潮風が床下換気通路や外壁換気通路から侵入して土台104や柱105等に塩害をもたらす場合がある。このような場合、一時的に開口部20をシール部24で被覆(閉塞)して冷気や潮風が床下換気通路や外壁換気通路に侵入することを抑制したい場合がある。実施形態2の土台水切り10は、手動で可動部材22を移動させて、シール部24により開口部20を被覆可能にする構造になっている。図8は、実施形態2の水切り本体部12の一例を示す図であり、図9は、実施形態2の可動部材22を手動で上下動させる場合に利用されるガイドブロック30が固定された可動部材22の一例を示す図である。また、図10は、図9の可動部材22を手動で上下動させるための第一の手動操作部32の一例を示す図である。
図11、図12を用いて実施形態3の土台水切り10の構成を説明する。実施形態3の土台水切り10も可動部材22の離間位置と接触位置の移動を手動で行うことができる。図11に示す実施形態3の水切り本体部12の基本的な形状は図2に示す実施形態1の形状と同じであり、同じ構成部分には同じ符号を付し、その説明は省略する。水切り本体部12を構成する第一の壁部14a及び第四の壁部16には、可動部材22を離間位置から接触位置である第一の接触位置に上方へ案内する第一のガイド部40aと、可動部材22を離間位置から接触位置である第二の接触位置に斜め上方へ案内する第二のガイド部40bを含むガイド部40が形成されている。ガイド部40は、例えば長孔を組み合わせた形状であり、例えば、アルファベットの「J」と類似する形状とすることができる。そして、このガイド部40の第一のガイド部40a及び第二のガイド部40bには、図12に示すような可動部材22の長手方向の側面に形成されたガイドピン42または第二の手動操作部44が挿通可能になっている。第一のガイド部40aは、実施形態2と同様に、可動部材22を離間位置から接触位置である第一の接触位置に上方へ案内する。つまり、シール部24はほぼ真上に移動して、その位置に形成されている開口部20を被覆する。また、第二のガイド部40bは、可動部材22を離間位置から斜め上方へ案内して第二の接触位置へ移動させる。なお、第二のガイド部40bの最上部(傾斜の頂上部)には、下方に窪んだ保持部40cが形成され、斜面を登るように斜めに移動してきたガイドピン42または第二の手動操作部44を保持部40cに落とし込むことにより第二のガイド部40bの頂上部分で固定できるようにしている。また、その状態から可動部材22を離間位置に移動させる場合には、保持部40cからガイドピン42または第二の手動操作部44が離脱するように第二の手動操作部44を持ち上げて第二のガイド部40bを下方に向けて降りるようにすればよい。
図14は、実施形態4の土台水切り50を木造住宅100に取り付けた状態を説明する斜視図である。上述した実施形態1〜実施形態3の土台水切り10の場合、大きさが比較的コンパクトな反面、木造住宅100の周囲の水位が基礎102の上方位置(床下換気通路及び外壁換気通路に接近した位置)まで上昇しないと可動部材22が移動を開始しない。そこで、実施形態4の土台水切り50は、木造住宅100の周囲の水位が比較的低い段階で可動部材22のシール部24が開口部20を被覆する「閉塞モード」(「防水モード」、「水害対策モード」)に移行するように構成されている。具体的には、土台水切り50の水切り本体部12を構成する第一の壁部52を基礎102の下端付近(基部付近)まで延設して本体通路Cを形成する。そして、本体通路Cの内部に可動部材22を配置するとともに、接続部材54を介して基礎102の下端付近まで達する浮き部材56を固定している。第一の壁部52の表面には、少なくとも下端位置(基礎102の下端に近い位置)に水が本体通路Cに流入可能な注水孔52aが複数形成されている。つまり、木造住宅100の周辺の水位が低い場合でも水が注水孔52aを介して本体通路Cに浸入して、浮き部材56を浮き上がらせることができる。その結果、水位が低い状態でも可動部材22に固定されたシール部24を隔壁18に接触させて開口部20を被覆(閉塞)する。つまり、水位が低い状態でも「閉塞モード」(「防水モード」、「水害対策モード」)に土台水切り50を移行させることができる。つまり、水害が心配される場合に、水害対策を早期の段階で自動的に実行することが可能となり、利用者に安心感を与えやすくすることができる。
12 水切り本体部
14 壁部
14a,52 第一の壁部
14b 第二の壁部
16 第四の壁部
18 隔壁
18a 傾斜部
20 開口部
20a 突起
22 可動部材
24 シール部
28,56 浮き部材
29,40a 第一のガイド部
32 第一の手動操作部
40b 第二のガイド部
40 ガイド部
44 第二の手動操作部
100 木造住宅
102 基礎
104 土台
105 柱
108 透湿防水シート
110 外壁
C 本体通路
N1 第一の接触位置
N2 第二の接触位置
Claims (8)
- 構造物の土台と前記土台を支持する基礎との間の空間と前記基礎の屋外側とを繋げる通路の少なくとも一部を構成する壁部と、
前記壁部と固定され、前記通路の一部である開口部が設けられ、前記通路を遮る隔壁と、
前記隔壁の下方に位置し、水に浮くよう構成され、前記開口部の周縁部に全周に渡って下方から接触した状態で前記開口部を被覆可能なシール部を有し、前記隔壁から離間して前記開口部が開放される離間位置と前記シール部が前記開口部を被覆してシールする接触位置との間を移動可能に設けられた可動部材と、
を備えた土台水切り。 - 前記隔壁は、前記開口部の周縁部の全周に渡って下方に突出した環状の突起を有し、
前記シール部は、前記突起の全周に渡って下方から接触した状態で前記開口部を被覆可能である請求項1に記載の土台水切り。 - 前記隔壁は、前記開口部に近づくにつれて下方へ向かう傾斜部を含む上面を有した請求項1または請求項2に記載の土台水切り。
- 前記壁部に、前記可動部材を前記離間位置から前記接触位置である第一の接触位置へ上方へ案内する第一のガイド部が設けられた請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の土台水切り。
- 前記可動部材が前記離間位置から前記第一の接触位置へ移動するよう、前記可動部材を上方向に動かす第一の手動操作部を備えた請求項4に記載の土台水切り。
- 前記隔壁には、複数の開口部が設けられ、
前記壁部には、前記可動部材を前記離間位置から前記接触位置である第二の接触位置へ斜め上方へ案内する第二のガイド部が設けられ、
前記シール部は、前記可動部材が前記第一の接触位置にある状態と前記第二の接触位置にある状態とで異なる開口部を被覆する請求項4または請求項5に記載の土台水切り。 - 前記可動部材が前記第二のガイド部に案内されて前記離間位置から前記第二の接触位置へ移動するよう、前記可動部材を横方向に動かす第二の手動操作部を備えた請求項6に記載の土台水切り。
- 前記隔壁には、複数の前記開口部が設けられ、
前記可動部材は、複数の前記シール部を備え、
前記複数のシール部は、それぞれ、別の前記開口部を被覆する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の土台水切り。
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