JP2017095935A - 設置物固定具及び設置物固定構造 - Google Patents

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Ryozo Sawanishi
良三 澤西
睦裕 速水
Mutsuhiro Hayami
睦裕 速水
史樹 大西
Fumiki Onishi
史樹 大西
田中 英行
Hideyuki Tanaka
英行 田中
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Abstract

【課題】設置物固定具を固定した後に、第1固定具本体の内側を容易に点検できるようにする。
【解決手段】第1固定具本体12の下端部に取付下地2への第1固定部9を設け、第1固定具本体12を縦筒形状に形成すると共に、第1固定具本体12の上部に天蓋部15を設け、第1固定具本体12から天蓋部15よりも上方に突出する突出部33を、周方向に複数設けて、それらの突出部33に、設置物を固定する設置物固定部を形成してある設置物固定具であって、第1固定具本体12の内側で天蓋部15の下方を観察可能な点検孔を、天蓋部15に設け、点検孔を閉塞可能なキャップ41を、天蓋部15に着脱自在に取り付けてある。
【選択図】図2

Description

本発明は、第1固定具本体の下端部に取付下地への第1固定部を設け、前記第1固定具本体を縦筒形状に形成すると共に、前記第1固定具本体の上部に天蓋部を設け、前記第1固定具本体から前記天蓋部よりも上方に突出する突出部を、周方向に複数設けて、それらの前記突出部に、設置物を固定する設置物固定部を形成してある設置物固定具及び設置物固定具に設置物を取り付けた設置物固定構造に関する。
従来、設置物固定具は、図8に示すように、天蓋部15’は、全て金属板で形成され、第1固定具本体12’の内部に雨水などの侵入を防止するために上方から完全に覆うもので、例えば、第1固定部を第1固定具本体の筒内の底板部に形成してある場合には、第1固定部9’を取付下地2’に固定するために、第1固定具本体12’の側壁に、固定操作用の第1開口部16’を設けてはいるものの、設置物固定具の固定後には、取付下地2’を覆う防水シートを、取付下地2’から第1固定具本体12’の側壁にかけて接着剤により貼り付け、第1開口部16’は防水シートで覆われてしまう(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−7339号公報
そこで、上述した従来の設置物固定具では、例えば、第1固定部9’が第1固定具本体12’の内側にある場合には、第1固定具本体12’自身の強度や、第1固定具本体12’の固定強度に影響する第1固定具本体12’の内側の第1固定部9’の腐食の有無や、腐食の程度を経時的に観察したり、あるいは、第1固定部9’が第1固定具本体12’の外側にある場合には、第1固定具本体の強度に影響する第1固定具本体12’の内側の板金溶接部(例えば、第1固定具本体12’における筒状縦壁部と天蓋部15’との溶接部や、筒状縦壁部と底板部14’との溶接部等)の腐食の状態を観察しなければならない場合がある。
しかしながら、設置物固定具を取付下地2’に設置後には、防水シートを取り除かずに第1固定部9’の状態を点検することはできなかった。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、設置物固定具を取付下地に固定した後に、第1固定具本体の内側を容易に点検できるようにすることにある。
本発明の第1の設置物固定具の特徴構成は、第1固定具本体の下端部に取付下地への第1固定部を設け、前記第1固定具本体を縦筒形状に形成すると共に、前記第1固定具本体の上部に天蓋部を設け、前記第1固定具本体から前記天蓋部よりも上方に突出する突出部を、周方向に複数設けて、それらの前記突出部に、設置物を固定する設置物固定部を形成してある設置物固定具であって、前記第1固定具本体の内側で前記天蓋部の下方を観察可能な点検孔を、前記天蓋部に設け、前記点検孔を閉塞可能なキャップを、前記天蓋部に着脱自在に取り付けたところにある。
本発明の第1の特徴構成によれば、周方向に隣接する複数の前記突出部間を通して前記第1固定具本体の内側で前記天蓋部の下方を観察可能な点検孔を、前記天蓋部に設け、前記点検孔を閉塞可能なキャップを、前記天蓋部に着脱自在に取り付けてあるために、取付下地から第1固定具本体の側壁部にかけて覆う防水シートを取り外さなくても、天蓋部に取り付けてあるキャップを取り外せば、点検孔から第1固定具本体の内部を見て点検することが容易にでき、しかも、キャップを天蓋部に取り付けて点検孔を閉塞すれば、天蓋部の防水性は損なわれず、第1固定部を雨水などから濡れずに保護できる。
本発明の第2の設置物固定具の特徴構成は、前記点検孔の縁には、前記天蓋部から上方に突設するスリーブを設け、前記スリーブの上端部に前記キャップを着脱自在に設けたところにある。
本発明の第2の特徴構成によると、点検孔の縁には、前記天蓋部から上方に突設するスリーブを設けてあることにより、天蓋部に掛かる雨水が点検孔内により侵入しにくくなる。
その上、そのスリーブの上端部にキャップを取り付けることにより、天蓋部の防水性は、高く維持できる。
本発明の第3の設置物固定具の特徴構成は、第1固定具本体の下端部に取付下地への第1固定部を設け、前記第1固定具本体を縦筒形状に形成すると共に、前記第1固定具本体の上部に天蓋部を設け、前記第1固定具本体から前記天蓋部よりも上方に突出する突出部を、周方向に複数設けて、それらの前記突出部に、設置物を固定する設置物固定部を形成してある設置物固定具であって、前記第1固定具本体の内側で前記天蓋部の下方を観察可能な点検孔を、前記天蓋部に設け、前記点検孔を水密状態に閉塞する閉塞部材を、透明な部材で形成したところにある。
本発明の第3の特徴構成によれば、周方向に隣接する複数の前記突出部間を通して前記第1固定具本体の内側で前記天蓋部の下方を観察可能な点検孔を、前記天蓋部に設け、前記点検孔を水密状態に閉塞する閉塞部材を、透明な部材で形成することにより、天蓋部に設けた点検孔は、閉塞部材で水密状態に閉塞されることで、天蓋部の防水性は維持でき、しかも、閉塞部材を、透明な部材を通して、第1固定具本体内を外部から観察して第1固定部の状態を容易に点検できる。
本発明の第4の設置物固定構造の特徴構成は、前記設置物は、上端部に固定対象の他物を固定する第2固定部を備えた第2固定具本体から成り、前記第2固定具本体の下部に前記設置物固定部に対する連結部を設けたところにある。
本発明の第4の特徴構成によれば、設置物固定部には、第2固定具本体を取り付け、その第2固定具本体の第2固定部に他物を固定することにより、他物の固定姿勢や相対的な固定位置の調整を自在にしやすくできる。
本発明の第5の設置物固定構造の特徴構成は、前記設置物は、下部に支柱部を備えたもので、前記設置物固定部に対する被固定部を、前記支柱部に設け、前記設置物固定部と前記被固定部の互いの当て付け面を、上下方向に沿った面で形成すると共に、それらの当て付け面どうしを当て付けた状態で連結自在に構成したところにある。
本発明の第5の特徴構成によれば、支柱部を備えた設置物は、その支柱部に形成した被固定部を設置物固定部に取り付けると、前記設置物固定部と前記被固定部の互いの当て付け面を、上下方向に沿った面で形成すると共に、それらの当て付け面どうしを当て付けた状態で連結自在に構成してあるために、設置物の荷重が上下に軸力伝達されて設置物固定具に支持され、過剰な補強構造になるのを抑制して設置物を下地に安定して設置できる。
固定状態を示す全体斜視図である。 全体斜視図である。 分解斜視図である。 組付け状態の縦断面図である。 組付け状態の縦断面図である。 別実施形態の縦断面図である。 別実施形態の斜視図である。 従来例の斜視図である。 (a)、(b)は、別実施形態の要部縦断面図である。 別実施形態の要部縦断面図である。 別実施形態の要部縦断面図である。 別実施形態の要部縦断面図である。 別実施形態の要部縦断面図である。 別実施形態の要部縦断面図である。 別実施形態の要部分解斜視図である。 図15における要部拡大縦断面図である。 別実施形態の設置物固定構造の分解斜視図である。 別実施形態の要部縦断面図である。 別実施形の一部分解斜視図である。
〔第1実施形態〕
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4に示すように、本発明の設置物固定具の一実施形態品(以後、単に固定台1という)を使用して、屋上のコンクリート床やベランダ等の建築物(取付下地2の一例)の上に、ソーラーパネル4やその固定枠5等の固定対象部材(他物の一例)3を固定してある状況を示している。
前記コンクリート床2の上には、防水シート6が敷設してある。
当該実施形態においては、固定対象部材3を固定台1に固定してある例を示している。従って、固定台1を設置した後、その周囲に、防水シート6と固定台1の外周部にわたる状態に立上り防水層7を設置し、その上端部をバンド29で縛ると共に、シール材30を塗布して雨水の浸入を防止して、固定台設置部分から下方への漏水防止を図っている(図4、図5)。
尚、固定台1は、コンクリート床2に直接固定して、その上から立上り防水層7をコンクリート床2から固定台1にわたって敷設してある場合もある。
コンクリート床2における固定台設置箇所には、予め、アンカーボルト8が設置してあり、このアンカーボルト8に固定台1が固定されている。
前記固定対象部材3は、形鋼をトラス構造に組みあげた固定枠5と、固定枠5の上面に沿って取り付けられたソーラーパネル4とを備えて構成してあり、前記固定枠5が、前記固定台1にボルト19とナットNとで固定されている。
前記固定枠5は、ソーラーパネル4を傾斜姿勢に支持する構造に形成してあり、ソーラーパネル4が効率よく太陽光を受光できるように構成してある。
前記固定台1は、図2〜図4に示すように構成してある。
つまり、下端部にコンクリート床2への第1固定部9を設け、上端部に固定対象部材3の固定枠5を固定する第2固定部10を設け、固定具本体11を鉄系材等の金属製で形成して、第1固定部9を備えた第1固定具本体12と、第2固定部10を備えた第2固定具本体13とに上下に分割構成し、第1固定具本体12を横断面略四角形の縦筒形状に形成すると共に、その第1固定具本体12の筒内の底板部14に第1固定部9を形成し、第1固定具本体12の筒内の上部に第1固定部9を覆う天蓋部15を設け、第1固定具本体12の4つの筒周面部に第1固定部9に対する固定操作用の第1開口部16を形成してある。
前記第1固定部9には、複数の第1ボルト挿通孔17を設けてあり、前記第2固定部10には、長孔状の3本の第2ボルト挿通孔18を設けてある(図2参照)。
前記第1ボルト挿通孔17には、コンクリート床2に埋設されたアンカーボルト8が下方から挿通され、そのボルト上端部にナットNを螺合して締め付けることで固定具本体11がコンクリート床2に固定される。
前記第2ボルト挿通孔18には、前記固定枠5を固定するためのボルト19が下方から挿通され、そのボルト上端部にナットNを螺合して締め付けることで固定枠5が固定台1に固定される。
第1固定具本体12の上端部と、第2固定具本体13の下端部とには、相互にボルト20を介して連結自在な連結部21を設け、第1固定具本体12の連結部21と第2固定具本体13の連結部21の少なくともいずれか一方に、上下に沿ったボルト挿通用長孔22を形成してある。
前記第1固定具本体12の筒周部で第1開口部16よりも上方に、水切り庇部23を設けてあり、立上り防水層7及び第1開口部16への雨水の浸入を防止してある。その水切り庇部23は、前記天蓋部15と一連の金属板から形成して周縁部を下方に折り曲げてあり、第1固定具本体12の上部には、一体に上方に突出する突出部33を周方向に複数設けると共に、前記金属板の突出部挿通孔24に突出部33夫々を、天蓋部15よりも上方に突出するように挿通させて組付け、溶接により一体にすると共に、雨水が第1固定具本体12の内側に侵入するのを防止してあり、それらの突出部33に、第2固定具本体13に対する連結部21を形成してある(図3)。
前記第1固定具本体12の連結部21は、四角筒の4隅部に位置し、夫々平面視で直交する連結用面部21Aを有して各連結用面部21Aに上下に長いボルト挿通用長孔22を形成してある(図3)。
前記直交する連結用面部21A間に縦長のスリット25を形成して、そのスリット25により、天蓋部15の上の隅部に溜まる雨水を、外部に排水し易くなるように形成してある(図2矢印)。
前記第2固定具本体13は、略四角筒形状の4つの周側部夫々に切欠き部を形成して、第2固定部10に対する固定操作用の第2開口部26を形成してある。
尚、第2開口部26は、第2固定具本体13の周側部に1箇所以上あれば良い。
前記第2固定具本体13の連結部21は、四角筒の4隅部に位置し、夫々平面視で直交する連結用面部21Aを有して各連結用面部21Aにボルト挿通用丸孔27を形成してある。前記直交する連結用面部21A間に縦長のスリット25を形成して、そのスリット25により、第1固定具本体12に対して第2固定具本体13を傾斜状態で連結する場合に、鉄系材の良好な靭性を利用して、第2固定部本体13の連結用面部21Aが相手の突出部33に形成した連結用面部21Aになじむように変形を許容できるようにしてある(図5)。
尚、突出部33の連結用面部21Aだけが、変形を許容できるようにしてあっても良く、また、第2固定具本体13の連結用面部21Aと突出部33に形成した連結用面部21Aの両方が、靱性を利用した変形を許容できるようにしてあっても良い。
図2、図3に示すように、周方向に隣接する複数の前記突出部33間を通して第1固定具本体12の内側で天蓋部15の下方を観察可能な点検孔40を、天蓋部15に設け、点検孔40を閉塞可能なキャップ41を、天蓋部15に着脱自在に取り付けてある。
第1固定具本体12の内側で、第1固定部9の腐食状態などを点検するに当たっては、キャップ41を点検孔40から外して、光ファイバースコープや筒状拡大鏡等の内視鏡を点検孔40内に挿入して観察できるようにしてある。
〔第2実施形態〕
前記突出部33は、第2固定具本体13、及び、その第2固定具本体13を介して他物3を固定する設置物固定部であり、第2固定具本体13の連結部21が設置物固定部に対する被固定部であるが、図17に示すように、第2固定具本体を設けずに、下部に支柱部3Aを備えたアンテナ等の設置物に、前記突出部33の設置物固定部に対する被固定部を、支柱部3Aに設けてあるものでもよい。
図17に示す設置物固定構造を説明すると、前記固定台1は、板金で構成してある。
上下方向に沿った四角筒形状の縦筒状の第1固定具本体12の下部にフランジ状に形成した接地部44に、取付下地2に対するアンカーボルト45の挿通孔46を設けて第1固定部9を形成すると共に、縦筒状の第1固定具本体12の上部に、上側の固定対象物である設置物3に対する設置物固定部を設けて設置物固定具を構成してある。
前記縦筒状の第1固定具本体12の上部全体を覆う天蓋部15を、縦筒状の第1固定具本体12の上部に溶接により一体に設け、縦筒状の第1固定具本体12の縦壁部に沿って天蓋部15よりも上方に延設する突出部33に、ボルト挿通用長孔22を設けて、前記設置物固定部に構成してある。
設置物3には、突出部33に沿った当て付け面を有する被固定部47を設け、その被固定部47にボルト挿通孔48を設けて、ボルト挿通用長孔22とボルト挿通孔48に挿通させるボルト20により、突出部33に設置物3を連結することにより、設置物3の荷重を突出部33を介して縦筒状の第1固定具本体12に軸力伝達可能に構成してある。
尚、前記被固定部47は、断面四角形の固定用縦筒部の側面に形成してある。
前記ボルト挿通用長孔22と前記ボルト挿通孔48のいずれか一方を上下方向に沿った縦長孔に形成してあるが、他方は、横方向に沿った横長孔に形成しても良く、このように形成することで、設置物固定具に対する設置物3の固定姿勢や上下左右位置を微調整可能に構成してもよい。
前記天蓋部15には、横外方向に延設した水切り庇部23を設けて、防水シート6の端部に雨水などが侵入するのを防止してある。
前記設置物3は、アンテナなどの支柱を示してあって、その支柱の下端部の周面部に周方向に一定間隔置きに複数の荷重伝達リブ50を一体に取り付けてあり、各荷重伝達リブ50の先端部と固定用縦筒状の被固定部47の筒内面とを一体に溶接して一体連設し、被固定部47にボルト挿通孔48を設けてある。
従って、設置物3の荷重は、複数の荷重伝達リブ50から固定用縦筒部を介して突出部33に上下に軸力伝達され、設置物固定具で安定的に支持固定される。
前記接地部44で第1固定具本体12の筒状部よりも外側にアンカーボルト45の挿通孔46を設けて第1固定部9を構成する場合にも、第1固定具本体12の強度に影響する第1固定具本体12の内側の板金溶接部の腐食の状態を観察しなければならない場合がある。
そこで、前記第1固定具本体12の内側で前記天蓋部15の下方を観察可能な点検孔40を、前記天蓋部15に複数(図17では4箇)突出する突出部33間で、天蓋部15の隅角部に設け、点検孔40を閉塞可能なキャップ41を、天蓋部15に着脱自在に取り付けてある。この場合、点検孔40の縁には、天蓋部15から上方に突設するスリーブ42を設け、スリーブ42の上端部にキャップ41を着脱自在に設けてある。
尚、図17中の42Aは、スリーブ42の上端部に設けた鍔部で、ビス43でキャップ41を鍔部42Aに固定可能にしてある。
〔第3実施形態〕
第1実施形態の第1固定部9は、第1固定具本体12に一体に設けた底板部14に形成してあるが、第3実施形態では、図19に示すように、第1固定具本体12を、上側部材12Aと取付下地2に固定する下側部材12Bとに分割形成し、その下側部材12Bに第1固定部9を形成してあっても良い。
そして、下側部材12Bをアンカーボルト8とナットNとで取付下地2に固定後に、下側部材12Bに上側部材12Aを嵌合させて、夫々に設けたネジ穴51にビス52を螺合させることで下側部材12Bと上側部材12Aとを連結可能に構成してある。
従って、第1固定部9を固定操作するのに、第1実施形態のように第1開口部16は不要であるが、設置後の第1固定具本体12の内側の点検のためには、点検孔40及びキャップ41を設けることで防水性を維持しながら設置物固定具の点検管理が容易にできるように構成してある。
尚、第2固定具本体13は、突出部33と連結する第2下側部材13Bと、第2固定部10を設けた第2上側部材13Aとに分割形成され、第2上側部材13Aに設けた横長孔34を介して第2下側部材13Bと、ボルト35、ナットNで連結自在にしてあって、横方向の相対位置調整自在に構成してある。
また、第2下側部材13Bと突出部33とは、突出部33に設けた縦長孔状のボルト挿通用長孔22とボルト挿通用丸孔27との連結で、上下相対位置調整自在にしてある。
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
〈1〉 前記第1固定具本体12には、図6に示すように、外嵌して上下にスライド自在なスライド筒部材28を設け、第1固定部9によるコンクリート床2への固定操作後に、第1開口部16を閉じて、立上り防水層7の立上部分を、このスライド筒部材28の外周面に固定することで、固定台1周囲の防水を行えるようにしてあっても良い。
〈2〉 前記固定枠5を、H形鋼の例で示したが、断面コの字形の溝形鋼やチャンネル材であってもよく、図7に示すように、H形鋼どうし又は溝形鋼やチャンネル材どうしの連結部を鋼板からなる平板で連結して、第2固定部10に固定する場合は、3本の第2ボルト挿通孔18のうちの外側の2本のものに、夫々ボルト19を挿通して固定する。
〈3〉 前記水切り庇部23は、天蓋部15とは別に形成して第1固定具本体12の周側部に付設してあっても良い。
〈4〉 第1開口部16は、図6に示すように、その下端部が、底板部14に接する状態に配置してあってもよい。
〈5〉 固定対象部材である他物3は、ソーラーパネル4以外に、アンテナなどの支柱部であっても良い。
〈6〉 点検孔40とその点検孔を閉塞するキャップ41の具体構造は、図9〜図14に示すように構成してあっても良い。
つまり、図9のキャップ41は、合成樹脂やゴム製の点検孔40に対して弾性的に嵌合(図9(a)→図9(b))するもので構成してある。
図10は、点検孔40に対して透明樹脂板やガラス板などの透明な板材を嵌めて接着剤などにより一体に固定して、外部からその透明な板材を通して内部を観察できるようにしてある。
図11は、点検孔40の内面に雌ネジを形成すると共に、キャップ41に雄ネジを形成して、互いに着脱自在にネジ嵌合させてある。
図12は、点検孔40の縁には、天蓋部15から上方に突設するスリーブ42を設け、そのスリーブ42にネジ嵌合するキャップ41を、着脱自在に取り付けてある。
図13は、点検孔40の縁には、天蓋部15から上方に突設するスリーブ42を斜めに傾斜した状態に設け、そのスリーブ42にネジ嵌合するキャップ41を、着脱自在に取り付けてある。従って、斜め上方から内部をより観察しやすくしてある。
図14は、図13で示すスリーブ42の上端部だけを、鉛直方向に形成してある。
〈7〉 図15〜図16に示すように、点検孔40に設けたスリーブ42の上端部に鍔部42Aを設け、スリーブ42の上端部を覆うキャップ41を、着脱自在にビス43で鍔部42Aに固定するように構成してある。
尚、点検孔40は、図15、図17においては、2箇所に設けたが、1箇所でも良く、また、2箇所以上に設けてあっても良い。
また、図16、図17に示すキャップ41に設けるビス43の挿通孔は、丸孔以外に、縦長の長孔であっても良く、この場合、スリーブ42や鍔部42Aに設けるビス43螺合用孔との相対的高さの製作誤差を吸収できる。
〈8〉 図18に示すように、スリーブ42は、突出部33を貫通した状態でその先端部を、第1固定具本体12の外側に延設してあって、そこにキャップ41を着脱自在に取り付けてあっても良い。
〈9〉 前記天蓋部15には、傾斜を設けてあったり、中央部が盛り上がったムクリ部を形成して(図示せず)、排水性を向上させてあっても良い。
〈10〉 前記点検孔40の大きさは、不必要に大きくすることなく、少なくとも光ファイバーや筒状拡大鏡等の内視鏡を挿入できる最小限の大きさ、又は、内視鏡などの器具を用いないで点検孔40を覗き込む目視検査ができる最小限の大きさであるほうが、天蓋部15の強度を低下させずに良い。
また、スリーブ42は、縦断面形状が上側ほど大口径となるラッパ状にしても良く、ライトで覗き込む点検孔、又は、他の点検孔40内を照らしながら、点検孔40の外側から手鏡などを使って設置物固定具の内部の目視観察できる範囲を広げられるようにしても良い。この場合、スリーブ42をラッパ状に形成すると共に、スリーブ42に外嵌するキャップ41におけるスリーブ部は単なる均等径の筒状に形成して、スリーブ42との間に隙間を形成するようにすれば、雨水などの毛細管現象によるスリーブ42先端部への上昇を防止して、点検孔40内への腐食の原因となる水の侵入を防止できる。
〈11〉 前記点検孔40と閉塞可能なキャップ41との間には、Oリング等のシール材を取り付けて、閉塞後の水密性を高められるようにしてあるほうが、第1固定具本体12の内側の腐食等の防止が図れる。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
2 取付下地
3 他物
9 第1固定部
10 第2固定部
12 第1固定具本体
13 第2固定具本体
14 底板部
15 天蓋部
21 連結部
33 突出部
40 点検孔
41 キャップ

Claims (5)

  1. 第1固定具本体の下端部に取付下地への第1固定部を設け、前記第1固定具本体を縦筒形状に形成すると共に、
    前記第1固定具本体の上部に天蓋部を設け、
    前記第1固定具本体から前記天蓋部よりも上方に突出する突出部を、周方向に複数設けて、それらの前記突出部に、設置物を固定する設置物固定部を形成してある設置物固定具であって、
    前記第1固定具本体の内側で前記天蓋部の下方を観察可能な点検孔を、前記天蓋部に設け、
    前記点検孔を閉塞可能なキャップを、前記天蓋部に着脱自在に取り付けてある設置物固定具。
  2. 前記点検孔の縁には、前記天蓋部から上方に突設するスリーブを設け、
    前記スリーブの上端部に前記キャップを着脱自在に設けてある請求項1に記載の設置物固定具。
  3. 第1固定具本体の下端部に取付下地への第1固定部を設け、
    前記第1固定具本体を縦筒形状に形成すると共に、前記第1固定具本体の上部に天蓋部を設け、
    前記第1固定具本体から前記天蓋部よりも上方に突出する突出部を、周方向に複数設けて、それらの前記突出部に、設置物を固定する設置物固定部を形成してある設置物固定具であって、
    前記第1固定具本体の内側で前記天蓋部の下方を観察可能な点検孔を、前記天蓋部に設け、
    前記点検孔を水密状態に閉塞する閉塞部材を、透明な部材で形成してある設置物固定具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の前記設置物は、上端部に固定対象の他物を固定する第2固定部を備えた第2固定具本体から成り、
    前記第2固定具本体の下部に前記設置物固定部に対する連結部を設けてある設置物固定構造。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の前記設置物は、下部に支柱部を備えたもので、
    前記設置物固定部に対する被固定部を、前記支柱部に設け、
    前記設置物固定部と前記被固定部の互いの当て付け面を、上下方向に沿った面で形成すると共に、それらの当て付け面どうしを当て付けた状態で連結自在に構成してある設置物固定構造。
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