JP2017095118A - 容器本体、中皿、及び蓋体からなる包装用容器 - Google Patents

容器本体、中皿、及び蓋体からなる包装用容器 Download PDF

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Abstract

【課題】具等を入れた中皿を短時間内に容器本体に対して正確に位置決めできて、バックヤードでの商品作り作業を効率的に行える包装用容器を提供すること。【解決手段】フランジ11を有した容器本体10と、この容器本体のフランジ11に嵌合される係止フランジ21を有した中皿20と、この中皿20の係止フランジ21を包み込んで、容器本体10のフランジ11に嵌合される嵌合フランジ31を有した蓋体30と、からなる包装用容器100であって、容器本体10側のフランジ11の上面またはその近傍の少なくとも一部に、中皿20の係止フランジ21の全体を位置決めするための目印12を付したこと。【選択図】図1

Description

本発明は、包装用容器に関し、特に、容器本体、中皿、及び蓋体からなる包装用容器に関するものである。
容器本体、中皿、及び蓋体からなる包装用容器は、例えば「麺」と、これに使用する「具」や「麺汁、またはその素」とを区分けして包装するのに適したものであり、これらの容器本体、中皿、及び蓋体を合成樹脂シートからシート成形することが一般的に行われている。このことは、「カット野菜」と「ドレッシング」を包装した容器に関しても言えることであり、スーパーやコンビニエンスストアで日々大量に使用されているものである。
このような容器本体、中皿、及び蓋体からなる包装用容器については、スーパーやコンビニエンスストア等でのバックヤードにおいて、容器本体内に「麺やカット野菜」を収納してから、この容器本体上に、「具」や「麺汁、またはその素」あるいは「ドレッシング」を入れた中皿を載置し、最後に蓋体を容器本体に嵌合して全体を包装するという作業をしなければならない。「下拵え」し立ての食品を程よい状態で消費者に消費してもらうためである。
以上のようなバックヤードでの包装作業は、相当量をこなさなければならないし、しかも「時間限定商品」ででもあれば短時間内に行わなければならない。まして、この種の容器本体、中皿、及び蓋体からなる包装用容器が「シート成形」されたものであると、それぞれが比較的柔らかいものでるため、その短時間内での取り扱いは、実は、非常に難しいものである。
特に、「中皿」については、後に全体を「蓋体」によって包み込まなければならないし、「容器本体」上に単に載置されるものであるため、文字通り「皿状」の薄いものとしなければならないから、「具」等を入れたときには乗せたものがこぼれないように慎重に取り扱わなければならない。換言すれば、容器本体、中皿、及び蓋体からなる包装用容器においては、その「中皿」の取り扱いをし易くするために、次のような条件を満たす必要がある。
(1)「具」等を入れた中皿を、短時間内に「容器本体」に対して正確に位置決めできるようにすること。
(2)容器本体、中皿、及び蓋体からなる包装用容器が、「シート成形」したものであれば、中皿の容器本体に対する位置決めのための加工は非常に限られたものとなるため、その加工への工夫が必要であること。
(3)皿状の薄い「中皿」は、後に蓋体を容器本体に嵌合して全体を包み込まなければならないものであるから、その際の力によって変形したり中身をこぼしたりしないように、包装用容器に工夫しなければならないこと。
勿論、この種のシート成形された包装用容器については、特許文献1〜特許文献3にて提案されているように、その目的に応じた種々な工夫がなされている。
実開昭53−144440号公報 実開昭51−30602号公報 特開平07−300134号公報
特許文献1に記載された発明では、容器のフランジ上面全体に突起を形成して、容器を覆うフィルムの密着性を向上させようとするものであり、特許文献2の発明では、特許文献1とは逆に、フランジに形成した「粗面」によって容器を覆うフィルムが密着しないようにするものであり、そして、特許文献3の発明では、容器のフランジに「細かいエンボス部」を形成することにより、複数の容器を重ねたときのフランジでの「ブロッキング」を防止しようとするものである。
つまり、これらの特許文献1〜3の発明では、それぞれの目的に応じた加工を容器本体のフランジに加工を施すものであり、それぞれの目的に応じた効果を発揮するものではあるが、本発明が問題としている上記(1)〜(3)の点を解決しようとするものではない。
そこで、本発明者等は、容器本体、中皿、及び蓋体からなる包装用容器について、特に、バックヤードにおける収納作業を効率的に行えるようにするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の第一に目的とするところは、具等を入れた中皿を短時間内に容器本体に対して正確に位置決めできて、バックヤードでの商品作り作業を効率的に行える包装用容器を提供することにある。
また、本発明の第二に目的とするところは、具等を入れた中皿を短時間内に容器本体に対して正確に位置決めできて、蓋体を容器本体に嵌合して中皿全体を包み込む際に、中皿が変形したり中皿の具等が零れ出ないようにすることのできる包装用容器を提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「フランジ11を有した容器本体10と、この容器本体10のフランジ11に係止される係止フランジ21を有した中皿20と、この中皿20の係止フランジ21を包み込んで、容器本体10のフランジ11に嵌合される嵌合フランジ31を有した蓋体30と、からなる包装用容器100であって、
容器本体10側のフランジ11の上面またはその近傍の少なくとも一部に、中皿20の係止フランジ21の全体を位置決めするための目印12を付したことを特徴とする包装用容器100」
である。
この請求項1に係る包装用容器100は、図1及び図3に示すように、容器本体10側のフランジ11の上面またはその近傍の少なくとも一部に、中皿20の係止フランジ21の全体を位置決めするための目印12を付したものであり、この目印12によって中皿20の容器本体10上への載置を容易かつ確実に行えるようにしたものである。
本発明に係る包装用容器100は、「麺」等の主食材を収納する容器本体10と、副食材等を収納する中皿20と、この中皿20を包むべく容器本体10に嵌合される蓋体30とからなるが、これら容器本体10、中皿20、及び蓋体30は、別々にシート成形されることの多いものである。そして、スーパーやコンビニエンスストアのバックヤードにおいて、容器本体10及び中皿20のそれぞれに適した収納物を収納して重ね合わせ、最後に蓋体30による密封を行って商品とされる。
この包装用容器100の内の中皿20の深さは、例えば図4の(イ)〜(ハ)にて示すように、容器本体10のそれに対して半分以下であり、文字通り「皿状」のものとなっているから、これに副食材等を収納すると、曲がり易いものとなっている。また、この中皿20の外形は、後に容器本体10に対して嵌合される蓋体30によって包み込まれるものであることから、容器本体10の内形と同程度の大きさとなっている。このため、バックヤードにおいて「麺」等の主食材を収納した容器本体10上に、副食材等を収納した中皿20を載置しようとする場合、作業者が容器本体10に中皿20を載置する位置を見失わないで微妙な位置合わせを行わなければならず、従来では時間が掛かったり、折角収納したものを零したりすることがあったのである。
この点、この請求項1に掛かる包装用容器100では、上述したように、容器本体10側のフランジ11の上面またはその近傍の少なくとも一部に、中皿20の係止フランジ21の全体を位置決めするための目印12を付したから、この目印12を参照すれば中皿20の容器本体10に対する位置決めが確実かつ短時間内に行えて、収納したものの零しも防止できることになる。
容器本体10に形成した目印12は、例えば実施形態を示す図1及び図2の例では、フランジ11上面の全体に形成してあるが、この目印12は容器本体10に対する中皿20の位置決めを行う際の文字通り目印であるから、目印としての役目を果たすことができれば、これを部分的(例えば、点線状、あるいはフランジ11の形状を示すことができる程度のブロック状)に形成して実施してもよいものである。また、この目印12は、例えば実施形態を示す図1及び図2の例では、フランジ11上面に形成してあるが、目印としての役目を果たすことができれば、フランジ11の所謂スカート部や、その他の部分に形成して実施してもよいものである。
この目印12については、後述する請求項2における発明でも説明するように、フランジ11の上面またはその近傍に形成した粗面、着色部、模様部、凹凸部、または矢印のいずれか少なくとも一種によって形成することができるものである。
従って、この請求項1に係る包装用容器100は、具等を入れた中皿20を短時間内に容器本体10に対して正確に位置決めできるものとなっているのであり、バックヤードでの商品作り作業を効率的に行えるものとなっているのである。
以上の課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に記載の包装用容器100について、
「目印12は、フランジ11の上面またはその近傍に形成した粗面、着色部、模様部、凹凸部、または矢印のいずれか少なくとも一種によって形成したものであること」
である。
ここで、「粗面」または「凹凸部」とは、フランジ11の上面またはその近傍に射し込んだ光が乱反射できるようにした面または部分を言うものであり、この乱反射した光がフランジ11の上面またはその近傍の存在を作業者に明確に示すものである。この「粗面」または「凹凸部」を形成するには、フランジ11の上面またはその近傍に「ローレット加工」を施したり、文字通り「凹凸」を形成することによって簡単に実施できる。勿論、この中皿20が「シート成形」されるものであれば、成形型に「ローレット加工」や「凹凸形成」ができる部分を設けておけばよい。
一方で、「着色部」、「模様部」、または「矢印」を目印12とするには、そのような印刷を成形後に施したり、シート成形すべきシート材料に印刷を予め施しておいたり、あるいは、着色シートやシールの貼付を行ったりして、容易に対処できる。
従って、この請求項2に係る包装用容器100は、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮する他、目印12自体の形成も容易に行えるものとなっているのである。
また、上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1または請求項2に記載の包装用容器100について、
「中皿20の係止フランジ21は、容器本体10側のフランジ11の環状凸部11a外側面を覆うスカート部21aを有したものであること」
である。
上述してきたように、そもそも中皿20は、容器本体10の所定位置に載置された後、蓋体30によって全体が包まれた状態で覆われるものであるが、その際に、蓋体30はその嵌合フランジ31にて容器本体10側のフランジ11に嵌合される。また、この中皿20が容器本体10に載置されるにあたって、その係止フランジ21が容器本体10側のフランジ11に係止されることにより、中皿20の容器本体10に対する位置決めがなされる。ここで、容器本体10側のフランジ11は、図3の(ロ)に示すように、他の部分より大きく上方に突出した環状凸部11aを有しているものであり、この環状凸部11aの内外に、中皿20の係止フランジ21や蓋体30の嵌合フランジ31が係止され嵌合されるのである。
ところで、この中皿20の容器本体10に対する位置決めが係止だけによってなされていると、短時間内に作業を終えなければならない作業者が、重量バランスの悪い副食材等を盛り付けた中皿20を容器本体10に載置したり、中皿の副食材等を抑え込んだ状態で容器本体10に蓋体30を嵌合したりする際に、思いあまって力を入れ過ぎてしまうことがあり得るのであり、その際に、折角容器本体10に対する位置決めをしておいた中皿20の容器本体10に対する位置がズレでしまう。そうなると、中皿20の容器本体10に対する位置決めのやり直しが必要となるだけでなく、折角中皿20上に収納した具等が零れ出てしまって、当該包装用容器100に対する収納作業時間が長く掛かってしまう。
そこで、この請求項3の包装用容器100では、中皿20の係止フランジ21が容器本体10側のフランジ11の環状凸部11a外側面を覆うスカート部21aを有したものとしておくことによって、蓋体30の嵌合フランジ31を容器本体10側のフランジ11に嵌合する際に、係止フランジ21側のスカート部21aが容器本体10に対する保持機能を発揮するようにしたものである。また、蓋体30の容器本体10に対する嵌合完了時に、容器本体10側のフランジ11と、蓋体30側の嵌合フランジ31との間に、中皿20の係止フランジ21の一部であるスカート部21aを完全に挟み込むようにして、その後の、中皿20の容器本体10に対するガタ付きが発生しないようにしているのである。さらに、本実施形態に係る容器本体10側のフランジ11には、図1及び図3の(イ)に示すように目印12となる「粗面」を形成することによって、容器本体10に中皿20が完全に密着した状態で載置されていないので、消費者が容器本体10から中皿20を取り出し易くなっている。
従って、この請求項3に係る包装用容器100は、上記請求項1または請求項2のそれと同様な機能を発揮する他、蓋体30を容器本体10に嵌合して中皿10全体を包み込む際に、中皿20が変形したり中皿20の具等が零れ出ないようになっているのである。
以上説明した通り、本発明においては、
「フランジ11を有した容器本体10と、この容器本体10のフランジ11に係止される係止フランジ21を有した中皿20と、この中皿20の係止フランジ21を包み込んで、容器本体10のフランジ11に嵌合される嵌合フランジ31を有した蓋体30と、からなる包装用容器100であって、
容器本体10側のフランジ11の上面またはその近傍の少なくとも一部に、中皿20の係止フランジ21の全体を位置決めするための目印12を付したこと」
にその構成上の主たる特徴があり、これにより、具等を入れた中皿20を短時間内に容器本体10に対して正確に位置決めできて、バックヤードでの商品作り作業を効率的に行える包装用容器100を提供することができるのである。
すなわち、本発明によれば、
(1)「具」等を入れた中皿20を、短時間内に容器本体10に対して正確に位置決めできる。
(2)容器本体10、中皿20、及び蓋体30からなる包装用容器100が、「シート成形」したものであれば、中皿20の容器本体10に対する位置決めのための加工を、「容器本体10側のフランジ11の上面またはその近傍の少なくとも一部に目印12を付す」という工夫によって簡単に行える。
(3)皿状の薄い中皿20は、後に蓋体30を容器本体10に嵌合して全体を包み込まなければならないものであるが、「中皿20の係止フランジ21を、容器本体10側のフランジ11の環状凸部11a外側面を覆うスカート部21aを有したもの」とすることにより、その際の力によって変形したり中身をこぼしたりしないようにすることができる。
といった効果を得ることのできる包装用容器100を提供することができるのである。
本発明に係る包装用容器100であって、各容器本体10、中皿20、及び蓋体30を少しズラして示した平面図である。 同包装用容器100を示すもので、(イ)は各容器本体10、中皿20、及び蓋体30を係止あるいは嵌合した状態の平面図、(ロ)は(イ)の縦断面図である。 同包装用容器100を構成している容器本体10を示すもので、(イ)は平面図、(ロ)は縦断面図である。 同包装用容器100を構成する中皿20と容器本体10との関係を、(イ)〜(ハ)の3種類を例示するものであり、各(イ)〜(ハ)においては中皿20の平面図と、これを容器本体10に係止したときの状態の縦断面図とを同時に示したものである。 図2の(ロ)を拡大して示したもので、中皿20の係止フランジ21に形成してあるスカート部21aが、容器本体10側のフランジ11と蓋体30側の嵌合フランジ31とに挟まれている状態を示す拡大縦断面図である。
以上のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した実施の形態である包装用容器100について説明すると、図1及び図2には、本実施形態に係る包装用容器100が示してある。図1では、包装用容器100の構成部材である容器本体10、中皿20、及び蓋体30をズラして重ねた状態が、図2では各容器本体10、中皿20、及び蓋体30を所定の状態に係止あるいは嵌合させた状態が示してある。
当該包装用容器100を構成している各容器本体10、中皿20、及び蓋体30は、合成樹脂シートをシート成形することにより形成したものであり、それぞれの成形時において、フランジ11、係止フランジ21、及び嵌合フランジ31が同時に型成形されるものである。本実施形態では、容器本体10のフランジ11の環状凸部11a、中皿20、及び蓋体20の平面形状は丸型に形成されているが、角型、八角、太鼓型等でも良い。
なお、本実施形態の容器本体10の材料は、厚さ0.35mmのA−PETであり、中皿20の材料は、厚さ0.22mmのA−PETであり、蓋体30の材料は、厚さ0.25mmのA−PETであったが、シート成形できるのであれば、これらの材料に限るものではない。また、これらの容器本体10、中皿20、及び蓋体30を構成する合成樹脂シートは透明なものとしたものであるが、容器本体10や中皿20に収納した収納物の視認を蓋体30外から容易にできるようにするためである。
容器本体10は、例えば半調理状態で主食となる「麺」や、カットされた野菜等の「サラダ主材」が収納される「深もの」として成形したものであるが、側面には当該容器本体10自体の剛性を高めたり、装飾性を高めたりするための「凹凸リブ」が形成してあり、この側面上部には、当該容器本体10自体の剛性を高めたり、後述する中皿20の載置を行ったり蓋体30の嵌合フランジ31を嵌合するためのフランジ11が形成してある。
この実施形態に係る容器本体10のフランジ11上には、図1、及び図3の(イ)に示すように、目印12が付してあって、この目印12によってフランジ11の上面及びその近傍の位置が明確になるようにしてある。この目印12については、後述するように、フランジ11の上面またはその近傍に形成した粗面、着色部、模様部、凹凸部、または矢印のいずれか少なくとも一種によって形成することができるのである。これらの目印12は、フランジ11の上面またはその近傍に射し込んだ光を乱反射させて、その他の部分(実施形態のように透明で見にくくなっていることが多い)に対して、作業者が明確に区別できるようにするものである。
この目印12とすべき「粗面」または「凹凸部」は、フランジ11の上面またはその近傍に「ローレット加工」を施したり、文字通り「凹凸」を形成することによって、何か特別な物を別途用意することなく、簡単に形成できる。勿論、この容器本体10を「シート成形」する成形型に、「ローレット加工」や「凹凸形成」ができる部分を設けておけば、当該目印12は簡単かつ容器本体10の成形時に形成できる。
また、「着色部」、「模様部」、または「矢印」を目印12とするには、シート成形すべきシート材料に印刷や着色シートの貼付をあらかじめ施しておいたり、別途用意した「着色部」、「模様部」、または「矢印」となるべきシールを貼付したりすることなどで対処することができる。
図1及び図3に示した目印12は、フランジ11の上面(具体的には、フランジ11の環状凸部11a上面)の全てに形成したものであるが、フランジ11の上面またはその近傍の一部分に形成して実施されることもある。この目印12は、フランジ11の上面またはその近傍と、その他の部分とを、作業者が明確に区別できるものであれば十分だからである。
中皿20は、例えば半調理状態で主食となる「麺」に添加される「調味料」や、カットされた野菜等の「サラダ主材」のための「ドレッシング」を収納するものであり、文字通り「皿状」のものとして形成したものである。また、この中皿20は、容器本体10に収納されるものの言わば添え物を収納するものであるから、図1に示す物の他、図4の(イ)〜(ハ)に例示するように、種々な形態のものとして提供される。
また、この中皿20は、容器本体10の上に載置されるものであるから、容器本体10内に落下させないようにする係止フランジ21がその周囲に形成してある。この係止フランジ21は、当該中皿20を容器本体10内に落下させないようにするためには、その大部分が容器本体10側のフランジ11上に載置できるようにすれば十分であるが、本実施形態の中皿20では、図5に示すようにしてある。
図5は、容器本体10、中皿20、及び後述する蓋体30を完全に重ねた状態を示したものであるが、この図5に示した中皿20では、容器本体10側のフランジ11の環状凸部11a外側面を覆うスカート部21aを有したものとしてある。
中皿20の係止フランジ21がスカート部21aを有したおくことによって、蓋体30の嵌合フランジ31を容器本体10側のフランジ11に嵌合する際に、このスカート部21aが容器本体10に対する保持機能を発揮するものである。つまり、このスカート部21aは、容器本体10側のフランジ11の環状凸部11a外側面を覆うものであるから、容器本体10に載置した中皿20が特に横方向の力を受けたとき、当該スカート部21aが容器本体10側のフランジ11の環状凸部11a外側面に係止されることになり、中皿20の容器本体10に対する位置ズレを防止するのである。なお、実施形態では、容器本体10のフランジ11の環状凸部11a外側に形成されている八角形状のひれ部が、横方向からの力を最初に吸収される部分であるため、中皿20の位置ズレをより効果的に防止できるものになっている。
また、このスカート部21aは、蓋体30の容器本体10に対する嵌合完了時に、容器本体10側のフランジ11と、蓋体30側の嵌合フランジ31との間に完全に挟み込まれることになり、その後の、中皿20の容器本体10に対するガタ付きを防止することにもなるのである。さらに、本実施形態に係る容器本体10側のフランジ11には、図1及び図3の(イ)に示すように目印12となる「粗面」を形成することによって、容器本体10に中皿20が完全に密着した状態で載置されていないので、消費者が容器本体10から中皿20を取り出し易くなっている。
蓋体30は、容器本体10に対する嵌合時に、図5に示したように、容器本体10側のフランジ11の外側に嵌合される嵌合フランジ31を外周に有するものであるが、この嵌合フランジ31は、この種の包装用容器における一般的なものである。なお、この蓋体30の天板は、図5にも示したように、内部の中皿20の最も高い部分に当接するようなものとして形成してある。
100 包装用容器
10 容器本体
11 フランジ
11a 環状凸部
12 目印
20 中皿
21 係止フランジ
21a スカート部
30 蓋体
31 嵌合フランジ

Claims (3)

  1. フランジを有した容器本体と、この容器本体の前記フランジに係止される係止フランジを有した中皿と、この中皿の前記係止フランジを包み込んで、前記容器本体のフランジに嵌合される嵌合フランジを有した蓋体と、からなる包装用容器であって、
    前記容器本体側のフランジの上面またはその近傍の少なくとも一部に、前記中皿の前記係止フランジの全体を位置決めするための目印を付したことを特徴とする包装用容器。
  2. 前記目印は、前記フランジの上面またはその近傍に形成した粗面、着色部、模様部、凹凸部、または矢印のいずれか少なくとも一種によって形成したものであることを特徴とする請求項1に記載の包装用容器。
  3. 前記中皿の係止フランジは、前記容器本体側のフランジの環状凸部外側面を覆うスカート部を有したものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の包装用容器。
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