JP2017095054A - 車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンチロックブレーキ制御が可能な車両において、衝突時における車両の制動力を確保すること。【解決手段】複数の車輪を有する車両における複数の車輪に対して制動力を作用させる制動部を備え、複数の車輪における車輪速度から算出した車速に基づいて制動部に対する制動力制御を行う車両制御装置であって、車両が衝突したか否かを判定する衝突判定部と、衝突判定部によって車両が衝突したと判定された場合に、複数の車輪における最大車輪速度より小さく最小車輪速度以上の車輪速度を車両の推定車体速度として設定する推定車速設定部と、推定車速設定部によって設定された推定車体速度に基づいて、複数の車輪のそれぞれの車輪の制動力を制御する制動力制御部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、車両制御装置に関する。
一般に、車両が外部の物体と衝突した場合に、車両を制動するブレーキをフルブレーキ作動させる制御方法が知られている。例えば、特許文献1には、車両において、ペダル操作信号および車速を測定して所定の車速以下であると判定された場合に、加速度信号を読み込んで衝突を判定し、衝突が生じたと判定した場合にフルブレーキ作動させ、車両の移動が停止するまでフルブレーキ作動および車両の速度の読み込みを継続する技術が記載されている。
特開平11−235969号公報
しかしながら、上述した技術では、アンチロックブレーキ制御(ABS制御)などのブレーキロック抑制制御が可能な車両が外部の物体と衝突した場合に、車両に対してフルブレーキ作動させると、次のような問題が生じる。すなわち、車両が外部の物体と衝突した場合、車両は路面μから想定される加速度を超えて急速に減速されるので、車輪速度も急速に低下する。そのため、実際の車輪速度Vwと、車輪のうちの最大の車輪速度Vwおよび加速度センサ(Gセンサ)による変化ガードから推定される推定車体速度Vxとの間の乖離が大きくなる。また、衝突によってGセンサ自体が故障する可能性もある。これらが原因となって、車両を制御する車両制御装置(Electronic Control Unit:ECU)が車輪はロックしていないにもかかわらず車輪がロックしたと判定して、ABS制御が実行される可能性がある。さらに、このABS制御によって車輪のホイールシリンダのシリンダ圧が減圧されるABS減圧モードが継続する可能性がある。衝突時においては、車両に対して十分な制動力を与える必要があるが、ABS減圧モードが継続するとブレーキによる制動力が大幅に低下してしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、アンチロックブレーキ制御が可能な車両において、衝突時における車両の制動力を確保することができる車両制御装置を提供することにある。
上述した課題を解決し、上記目的を達成するために、本発明に係る車両制御装置は、複数の車輪を有する車両における前記複数の車輪に対して制動力を作用させる制動部と、前記複数の車輪における車輪速度を検出する車輪速度検出部と、を備え、前記車輪速度検出部が検出した前記複数の車輪における車輪速度から算出した推定車体速度に基づいて前記制動部に対する制動力制御を行う車両制御装置であって、前記車両が衝突したか否かを判定する衝突判定部と、前記衝突判定部によって前記車両が衝突したと判定された場合に、前記複数の車輪における最大車輪速度より小さく最小車輪速度以上の車輪速度を前記車両の推定車体速度として設定する推定車速設定部と、前記推定車速設定部によって設定された推定車体速度に基づいて、前記複数の車輪のそれぞれの車輪の制動力を制御する制動力制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る車両制御装置によれば、アンチロックブレーキ制御が可能な車両において、車両の衝突時における推定車体速度を実際の車速に合わせることができるので、アンチロックブレーキ制御による制動力の減少を低減して、衝突時における車両の制動力を確保することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態による車両および車両制御装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の一実施形態による車両制御装置の制御方法を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。また、本発明は以下に説明する実施形態によって限定されるものではない。
まず、本発明の一実施形態による車両および車両制御装置について説明する。図1は、この一実施形態に係る車両制御システムを表す概略構成図である。
図1に示すように、この一実施形態に係る車両制御システム1は、自車両としての車両Veに搭載され、車両Veを制御するシステムである。車両制御システム1は、衝突を検出した場合に、速やかに車両Veの制動装置を制御する、いわゆる自動制動制御としての衝突時自動制動制御の機能を有する。この一実施形態の車両制御システム1は、図1に示す構成要素が車両Veに搭載される。
図1に示すように、具体的に一実施形態による車両制御システム1は、衝突検出部としての衝突センサ21、車両制御装置3と、動力源4、ブレーキアクチュエータ5、EPSアクチュエータ6、およびエアバッグ7を備える。車両制御装置3は、自動制動制御ECU(Electronic Control Unit)31、電子制御燃料噴射ECU32、電子制御ブレーキECU33、およびフラッシュメモリなどの記録部34を有して構成される。
衝突センサ21は、衝突検出として、車両Veが車両Veの外部(車外)の物体(障害物)に衝突したことを検出する。衝突センサ21は、例えば、車両Veの前部に取り付けられたサテライトセンサ、車両Veの車体に取り付けられたGセンサ、またはサテライトセンサおよびGセンサの組み合わせなどを用いることができる。ここで、衝突センサ21は、少なくともGセンサを含んで構成される。衝突センサ21を構成するGセンサは、車両Veに作用する加速度(以下、「車両加速度」という場合がある。)を検出するものである。衝突センサ21を構成するGセンサは、例えば、車両Veの前後方向に沿って作用する車両加速度(前後G)、およびこれに直交する横方向に沿って作用する車両加速度(横G)を検出する。衝突センサ21は、車両制御装置3の自動制動制御ECU31に電気的に接続されており、衝突検出に基づいた衝突情報(前後G、横Gなどを含む)を自動制動制御ECU31に出力する。
また、車輪FL,FR,RL,RRにはそれぞれ独立して車輪速度Vwを検出する車輪速センサ22FL,22FR,22RL,22RRが設けられている。車輪速センサ22FL,22FR,22RL,22RRは、それぞれの車輪速度VwFL,VwFR,VwRL,VwRRを検出して、自動制動制御ECU31に供給する。
動力源4は、エンジンやモータジェネレータ(MG)など、車両Veの走行用動力源(原動機)である。なお、車両Veは、動力源4として、エンジンを備える一方でMGを備えないコンベ(コンベンショナル)車両、エンジンおよびMGをともに備えるHV(ハイブリッド)車両、またはMGを備えてエンジンを備えないEV(電気)車両などのいずれの形式の車両であっても良い。
ブレーキアクチュエータ5は、車両Veに搭載される制動部を構成し、車両Veの複数の車輪に制動力を発生させるアクチュエータである。ブレーキアクチュエータ5は、電子制御ブレーキECU33によるブレーキロック抑制制御であるABS(Antilock Brake System)制御などの各車輪FL,FR,RL,RRに発生する制動力をそれぞれ個別に、または独立して調整できる。
ブレーキアクチュエータ5は、オイルポンプ、オイルリザーバ、および流体保持弁や減圧弁などの各種弁(いずれも図示せず)を含んで構成されている。ブレーキアクチュエータ5は、各車輪FL〜RRに対応するホイールシリンダ5FL,5FR,5RL,5RRのシリンダ圧Psをそれぞれ個別に制御する。ブレーキアクチュエータ5は、ABS制御などの制動力制御が実施されていない通常状態において、左右前輪FL,FRと左右後輪RL,RRとの制動力配分が所定の配分となるように制御する。具体的にブレーキアクチュエータ5は、左右前輪側のホイールシリンダ5FL,5FRに前輪ブレーキ圧Pf(左右前輪側のシリンダ圧Ps)を供給し、左右後輪側のホイールシリンダ5RR,5RLに後輪ブレーキ圧Pr(左右後輪側のシリンダ圧Ps)を供給する。一方、ABS制御などの制動力制御が実施されている状態では、ホイールシリンダ5FL〜5RRのそれぞれのシリンダ圧Psが減圧状態となる、いわゆる減圧モードになる。
車両制御装置3は、動力源4、ブレーキアクチュエータ5などを含む車両Veの各部の駆動を制御するものであり、CPU、ROM、RAM、およびインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路を含んで構成される。車両制御装置3には、衝突センサ21などの種々のセンサ、検出器類が電気的に接続され、検出結果に対応した電気信号が入力される。また、車両制御装置3は、動力源4、ブレーキアクチュエータ5などの車両Veの各部に駆動信号を出力する。車両制御装置3は、各種センサ、検出器類などから入力された各種入力信号や各種マップに基づいて、格納されている制御プログラムを実行することにより、車両Veの各部に駆動信号を出力しこれらの駆動を制御する。
図1に示すように、この一実施形態の車両制御装置3は、機能概念的に、自動制動制御ECU31と、電子制御燃料噴射ECU32と、電子制御ブレーキECU33とを含む。自動制動制御ECU31、電子制御燃料噴射ECU32、および、電子制御ブレーキECU33は、相互に検出信号や駆動信号、制御指令などの情報の授受を行うことができる。なお、車両制御装置3においては、自動制動制御ECU31、電子制御燃料噴射ECU32、および、電子制御ブレーキECU33を1つのECUによって構成しても良い。また、この一実施形態の自動制動制御ECU31は、車速制御部、および、自動制動制御部として兼用されるが、車速制御部と自動制動制御部とが別のECUによって構成されても良い。
自動制動制御ECU31は、車両Veの各部を制御し自動制動制御機能を実現するECUである。自動制動制御ECU31は、自動制動制御機能として、車両Veの衝突を検出した場合に、車両Veのブレーキアクチュエータ5などを制御し車両Veの運動エネルギーを低減する衝突時制動制御を実行することができる。
自動制動制御ECU31は、例えば、衝突センサ21からの衝突情報、具体的にはサテライトセンサのセンサ値などのパラメータを用いて車両Veの衝突を判定する。すなわち、自動制動制御ECU31は車両Veに搭載されるエアバッグ7の展開状況などに応じて衝突判定を行う。なお、このエアバッグ7は、典型的には、車両Veの乗員保護用のエアバッグである。
また、自動制動制御ECU31は、電子制御燃料噴射ECU32および電子制御ブレーキECU33を介して動力源4、ブレーキアクチュエータ5などを制御することによって、衝突時制動制御を実行する。衝突時制動制御において、自動制動制御ECU31は、衝突センサ21からの衝突情報に基づいて車両Veの衝突を検出した場合に、車両Veを制御して自動で減速させる。具体的に衝突時制動制御において自動制動制御ECU31は、車両Veが車外の障害物と衝突したと判定されたら、他の情報にかかわらず車両Veのブレーキアクチュエータ5を制御することによって車両Veを自動で減速させる。衝突センサ21および自動制動制御ECU31が衝突判定部として機能する。
さらに、自動制動制御ECU31は、衝突時制動制御において、車両Veの衝突を検出して所定の条件が成立した場合に、後述するMedH処理やMedL処理を行うことによって、推定車体速度Vxを算出する推定車速設定部として機能する。これによって、4輪の車輪FL,FR,RL,RRのうちの少なくとも2輪については制動力を確保する。なお、自動制動制御機能として、車両Veと先行車両との車間距離を検出して、車間距離に応じて車両Veを自動で加速させて先行車両に追従させ車間距離を所定の距離で維持する車間距離制御なども採用される。
電子制御燃料噴射ECU32は、自動制動制御ECU31が演算する目標加減速度などに基づいて、目標の制駆動力の演算を行い、目標の制駆動力に基づいて動力源4を制御し車両Veの加減速を実現するECUである。制動力制御部としての電子制御ブレーキECU33は、目標の制駆動力に基づいて、ブレーキアクチュエータ5を制御し車両Veの減速を実現する。電子制御燃料噴射ECU32および電子制御ブレーキECU33は、自動制動制御ECU31からの制御指令に応じて、動力源4、ブレーキアクチュエータ5などを制御して、上述した車間距離制御や衝突時制動制御を実現する。自動制動制御ECU31は、例えば、車両Veが停止後に衝突時制動制御を解除する。
次に、この一実施形態による車両制御装置による制御方法について説明する。図2は、この制御方法を説明するためのフローチャートである。なお、図2に示すフローチャートは、車両Veのイグニッションスイッチがオンである間、所定時間間隔で繰り返し実行される。
図2に示すように、ステップST1において自動制動制御ECU31は、衝突センサ21からの衝突情報に基づいて、衝突が生じたことによる衝突時制動制御が行われているか否か、すなわち衝突時制動制御中であるか否かを判定する。ステップST1において自動制動制御ECU31が衝突時制動制御中であると判定した場合(ステップST1:Yes)、ステップST2に移行する。
ステップST2において自動制動制御ECU31は、電子制御ブレーキECU33の制御によって車両Veの4車輪FL〜RRのホイールシリンダ5FL〜5RRのシリンダ圧Psが全て減圧状態になって所定時間以上経過して、4輪落ち込み状態であるか否かを判定する。すなわち、自動制動制御ECU31は、全てのホイールシリンダ5FL〜5RRが長期減圧状態であるか否かを判定する。自動制動制御ECU31が、ホイールシリンダ5FL〜5RRのシリンダ圧Psが全て長期減圧状態であると判定した場合(ステップST2:Yes)、ステップST3に移行する。
ステップST3において自動制動制御ECU31は、車両制御装置3の記録部34に前回格納された衝突判定時間に対して、所定時間を加算して、新たな衝突判定時間を算出する。自動制動制御ECU31は、算出した衝突判定時間を記録部34に格納する。ここで、所定時間は、図2のフローチャートに示す制御処理の繰り返しにおける1回の制御処理時間を採用するのが好ましい。その後、ステップST4に移行する。
ステップST4において自動制動制御ECU31は、ステップST3において算出した衝突判定時間が例えば500ms以上であるか否かを判定する。自動制動制御ECU31が、衝突判定時間が500ms以上であると判定した場合(ステップST4:Yes)、ステップST5に移行する。
ステップST5において自動制動制御ECU31は、車両Veが衝突状態であると判定して、ステップST6に移行する。ステップST6において電子制御ブレーキECU33は、推定車体速度Vxの選択輪を決定する。この一実施形態において電子制御ブレーキECU33は、4車輪FL〜RRのうちの車輪速度が中間、具体的には車輪速度が2番目の車輪を選択輪とする(MedH処理)。具体的に、車輪速度Vwの高い順に、最大車輪速度Vmax,2番目の車輪速度Vmedhi,3番目の車輪速度Vmedlo,最小車輪速度Vminとすると、この一実施形態においては、選択輪として、4車輪FL〜RRのうちの車輪速度Vwが2番目の車輪速度Vmedhiの車輪が選択される。その後、ステップST7に移行する。なお、車輪速度Vwが3番目の車輪を選択輪としても良い。この場合、選択輪として、4車輪FL〜RRのうちの車輪速度Vwが3番目の車輪速度Vmedloの車輪を選択輪とする(MedL処理)。なお、必要に応じて、選択輪として4車輪FL〜RRのうちの最小車輪速度Vminの車輪を選択輪とすることも可能である。
ステップST7において電子制御ブレーキECU33は、選択輪の車輪速度Vw(Vmedhi)を推定車体速度Vxに設定する(Vx=Vmedhi)。なお、車輪速度Vwが3番目の車輪が選択輪とされた場合、電子制御ブレーキECU33は、Vx=Vmedloとする。同様に、最小車輪速度Vminの車輪が選択輪とされた場合、電子制御ブレーキECU33は、Vx=Vminとする。ステップST7が実行されると、本制御処理が終了して、ステップST1に復帰する。
ステップST1において自動制動制御ECU31が衝突時制動制御中ではないと判定した場合(ステップST1:No)、またはステップST2において、ホイールシリンダ5FL〜5RRの少なくとも1つが長期減圧状態ではないと判定した場合(ステップST2:No)、ステップST8に移行する。
ステップST8において自動制動制御ECU31は、記録部34に格納されている衝突判定時間を0にリセットして記録部34に格納するとともに、車両Veが衝突状態ではないと判定して、ステップST9に移行する。
ステップST9において自動制動制御ECU31は、推定車体速度Vxを算出するための選択輪を決定する。この一実施形態において自動制動制御ECU31は、4車輪FL〜RRのうちの車輪速度Vwが最大の車輪、すなわち車輪速度Vwが上述した最大車輪速度Vmaxである車輪を選択輪とする。その後、ステップST10に移行する。
ステップST10において自動制動制御ECU31は、従来公知の方法により、選択輪の最大車輪速度Vmax、前回算出した推定車体速度Vx(n−1)、およびGセンサによる変化ガードGxに基づいて、推定車体速度Vxを算出する(Vx=V(Vmax,Vx(n−1),Gx))。算出された推定車体速度Vxは今回算出した推定車体速度Vx(n)として記録部34に格納される。ステップST10が実行されると、本制御処理が終了して、ステップST1に復帰する。
ステップST4において自動制動制御ECU31が、衝突判定時間は500ms未満であると判定した場合(ステップST4:No)、上述したステップST9,ST10を順次実行する。これは、衝突判定時間が500ms未満の場合には、電子制御ブレーキECU33によるABS制御が、長期減圧モードではないと判断できるためである。
以上説明した本発明の一実施形態によれば、ABS制御を実行可能な車両において、車両Veの衝突時における推定車体速度Vxを4輪の車輪FL〜RRのそれぞれの車輪速度Vwのうちの中間、具体的には2番目または3番目の車輪速度Vwに設定している。これにより、推定車体速度Vxを実際の車速に合わせることができるので、実際の車速Vと推定車体速度Vxとの乖離を低減できる。すなわち、4輪の車輪FL〜RRのうちの少なくとも2輪においては、車輪速度Vwが推定車体速度Vx以上になるため、これらの車輪に対してABS制御が実行されることを回避できる。そのため、車両Veの衝突時に不要なABS制御が行われることによる制動力の低下を低減でき、ABS制御の減速モードの継続を回避することができるので、衝突時における車両Veの制動力を確保できる。
以上、本発明の一実施形態について具体的に説明したが、本発明は、上述の一実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述の一実施形態において挙げた数値はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる数値を用いても良い。
1 車両制御システム
3 車両制御装置
4 動力源
5 ブレーキアクチュエータ
5FL,5FR,5RL,5RR ホイールシリンダ
21 衝突センサ
22FL,22FR,22RL,22RR 車輪速センサ
31 自動制動制御ECU
Ve 車両

Claims (1)

  1. 複数の車輪を有する車両における前記複数の車輪に対して制動力を作用させる制動部と、
    前記複数の車輪における車輪速度を検出する車輪速度検出部と、を備え、
    前記車輪速度検出部が検出した前記複数の車輪における車輪速度から算出した推定車体速度に基づいて前記制動部に対する制動力制御を行う車両制御装置であって、
    前記車両が衝突したか否かを判定する衝突判定部と、
    前記衝突判定部によって前記車両が衝突したと判定された場合に、前記複数の車輪における最大車輪速度より小さく最小車輪速度以上の車輪速度を前記車両の推定車体速度として設定する推定車速設定部と、
    前記推定車速設定部によって設定された推定車体速度に基づいて、前記複数の車輪のそれぞれの車輪の制動力を制御する制動力制御部と、
    を備えることを特徴とする車両制御装置。
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