JP2017094690A - サーマルヘッド、およびサーマルプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 印画不良が生じる可能性を低減できるサーマルヘッドを提供する。【解決手段】 サーマルヘッドX1は、上側に発熱部を有するヘッド基体3と、ヘッド基体3の下方に設けられた放熱板1と、放熱板1を支持し、放熱板1を上方へ押圧する押圧部12、および非駆動時に、ヘッド基体3の上面または放熱板1の上面に当接する当接部14を有する支持部材10と、ヘッド基体3の発熱部上に設けられ、ヘッド基体3を下方に押圧するとともに、当接部14とヘッド基体3または放熱板1とを離間せしめるプラテンローラ50と、を備えることにより、印画不良が生じる可能性を低減できる。【選択図】 図5

Description

本発明は、サーマルヘッド、およびサーマルプリンタに関する。
従来、ファクシミリあるいはビデオプリンタ等の印画デバイスとして、種々のサーマルヘッドが提案されている。例えば、上側に発熱部を有するヘッド基体と、ヘッド基体の下方に設けられた放熱板と、放熱板を支持する支持部材と、ヘッド基体の発熱部上に設けられたプラテンローラと、を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このサーマルヘッドは、ヘッド基体および放熱板が支持部材に固定されており、支持部材の押圧部により放熱板が上方に向けて押圧されている。そして、ヘッド基体上にプラテンローラが押圧され、ヘッド基体とプラテンローラとの間に記録媒体が搬送されることにより印画を行っている。
特開平10−253430号公報
しかしながら、特許文献1に記載のサーマルヘッドでは、放熱板が、支持部材の押圧部により上方に向けて押圧されていることにより、ヘッド基体の位置が不安定になりやすく、ヘッド基体の位置決めが困難である。
そのため、ヘッド基体の位置を固定するために、支持部材にヘッド基体の上面または放熱板の上面に当接される当接部を設けると、記録媒体から生じた紙カスが当接部の段差に蓄積され、印画不良が生じる可能性がある。
本発明の一実施形態に係るサーマルヘッドは、上側に発熱部を有するヘッド基体と、前記ヘッド基体の下方に設けられた放熱板と、前記放熱板を支持し、前記放熱板を上方へ押圧する押圧部、および非駆動時に、前記ヘッド基体の上面に当接する当接部を有する支持部材と、前記ヘッド基体の前記発熱部上に設けられ、駆動時に、前記ヘッド基体を押圧するとともに、前記当接部と前記ヘッド基体とを離間せしめるプラテンローラと、を備える。
また、本発明の一実施形態に係るサーマルプリンタは、上記のいずれかに記載のサーマルヘッドと、複数の発熱部上に記録媒体を搬送する搬送機構と、複数の発熱部上に記録媒体を押圧するプラテンローラとを備えている。
印画不良が生じる可能性を低減できる。
第1の実施形態に係るサーマルヘッドの概略を示す分解斜視図である。 第1の実施形態に係るサーマルヘッドを構成するヘッド基体の概略を示す平面図である。 図2に示すIII−III線断面図である。 第1の実施形態に係るサーマルヘッドを構成する支持部材の概略を示す斜視図である。 (a)は図1に示すサーマルヘッドの断面図、(b)は支持部材の当接部の近傍を拡大して示す断面図である。 (a)は支持部材にヘッド基体を組み込んだ断面図、(b)は支持部材にプラテンローラの組み込みを説明する断面図である。 第1の実施形態に係るサーマルプリンタの概略構成を示す概念図である。 (a)は第2の実施形態に係るサーマルヘッドを構成する放熱板の下面から見た斜視図、(b)は図6(b)に対応する断面図である。
<第1の実施形態>
以下、サーマルヘッドX1について図1〜6を参照して説明する。図1ではサーマルヘッドX1を構成する部材の概略を示している。図2では、FPC5、コネクタ31、保護層25および、被覆層27の図示を省略し、各部材が載置される領域を一点鎖線で示している。
図1に示すように、サーマルヘッドX1は、プラテンローラ50と、ヘッド基体3と、フレキシブル配線基板5(以下、FPC5と称する)と、放熱板1と、コネクタ31と、支持部材10とを備えている。
放熱板1は、板状に形成されており、平面視して長方形状をなしている。放熱板1は、図3に示すように、板状の台部1aと、台部1aから突出した突出部1bとを有している。放熱板1は、例えば、銅、鉄またはアルミニウム等の金属材料で形成されており、ヘッド基体3の発熱部9で発生した熱のうち、印画に寄与しない熱を放熱する機能を有している。また、台部1aの上面には、両面テープあるいは接着剤等(不図示)によってヘッド基体3が接着されている。また、突出部1bの上面には、両面テープあるいは接着剤等によってFPC5が接着されている。
ヘッド基体3は、平面視して、板状に形成されており、外部から電圧を印加されて発熱を行う発熱部9を備えている。ヘッド基体3は、外部より供給された電気信号に従い、記録媒体P(図7参照)に印画を行う機能を有する。
FPC5は、ヘッド基体3と電気的に接続されており、絶縁性の樹脂層の内部に、パターニングされたプリント配線が複数設けられており、ヘッド基体3に電流および電気信号を供給する機能を有した配線基板である。プリント配線は、一端部が樹脂層から露出しており、他端部がコネクタ31と電気的に接続されている。
FPC5と放熱板1との間には、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂またはガラスエポキシ樹脂等の樹脂からなる補強板(不図示)を設けてもよい。また、FPC5の全域にわたり補強板を接続してもよい。補強板は、FPC5の下面に両面テープあるいは接着剤等によって接着されることにより、FPC5を補強することができる。
なお、配線基板としてFPC5を用いた例を示したが、可撓性のあるFPC5でなく、硬質な配線基板を用いてもよい。硬質なプリント配線基板としては、ガラスエポキシ基板あるいはポリイミド基板等の樹脂により形成された基板を例示することができる。
ヘッド基体3、FPC5および放熱板1は、一体化された状態で支持部材10に載置されている。支持部材10は、押圧部12と、当接部14とを備えている。
プラテンローラ50は、軸体50aと弾性部材50bとを有している。プラテンローラ50は、発熱部9上に設けられ、記録媒体Pを発熱部9に押圧する機能を有している。軸体50aは、例えば、ステンレス等の金属により形成されており、円柱状をなしている。弾性部材50bは、ブタジエンゴム等からなり、軸体50aを被覆している。
プラテンローラ50は、記録媒体PをサーマルヘッドX1のヘッド基体3に押圧する機能を有する。プラテンローラ50は、主走査方向に沿って延びるように配置され、記録媒体Pを発熱部9上に押圧した状態で回転可能となるように軸体50aが支持固定されている。
以下、ヘッド基体3を構成する各部材について説明する。
基板7は、アルミナセラミックス等の電気絶縁性材料、あるいは単結晶シリコン等の半導体材料等によって形成されている。
基板7の上面には、蓄熱層13が形成されている。蓄熱層13は、下時部13aと隆起部13bとを有している。下地部13aは、基板7の上面の全域にわたり形成されている。隆起部13bは、複数の発熱部9の配列方向に沿って帯状に延び、断面が略半楕円形状をなしている。隆起部13bは、印画する記録媒体Pを、発熱部9上に形成された保護層25に良好に押し当てるように機能する。
蓄熱層13は、熱伝導性の低いガラスで形成されており、発熱部9で発生する熱の一部を一時的に蓄積することで、発熱部9の温度を上昇させるのに要する時間を短くすることができ、サーマルヘッドX1の熱応答特性を高めるように機能する。蓄熱層13は、例えば、ガラス粉末に適当な有機溶剤を混合して得た所定のガラスペーストを従来周知のスクリーン印刷等によって基板7の上面に塗布し、これを焼成することで形成される。
電気抵抗層15は蓄熱層13の上面に設けられており、電気抵抗層15上には、共通電極17、個別電極19および接続電極21が設けられている。電気抵抗層15は、共通電極17、個別電極19および接続電極21と同形状にパターニングされており、共通電極17と個別電極19との間に電気抵抗層15が露出した露出領域を有する。
電気抵抗層15の露出領域は、図2に示すように、蓄熱層13の隆起部13b上に列状に配置されており、各露出領域が発熱部9を構成している。複数の発熱部9は、説明の便宜上、図1で簡略化して記載しているが、例えば、600dpi〜2400dpi(dot per inch)等の密度で配置される。電気抵抗層15は、例えば、TaN系、TaSiO系、TaSiNO系、TiSiO系、TiSiCO系またはNbSiO系等の電気抵抗の比較的高い材料によって形成されている。そのため、発熱部9に電圧が印加されたときに、ジュール発熱によって発熱部9が発熱する。
図3に示すように、電気抵抗層15の上面には、共通電極17、複数の個別電極19および複数の接続電極21が設けられている。これらの共通電極17、個別電極19および接続電極21は、導電性を有する材料で形成されており、例えば、アルミニウム、金、銀および銅のうちのいずれか一種の金属またはこれらの合金によって形成されている。
共通電極17は、主配線部17aと、副配線部17bと、リード部17cとを有している。主配線部17aは、基板7の一方の長辺に沿って延びている。副配線部17bは、基板7の一方および他方の短辺のそれぞれに沿って延びている。リード部17cは、主配線部17aから各発熱部9に向かって個別に延びている。共通電極17は、一端部が複数の発熱部9と接続され、他端部がFPC5に接続されることにより、FPC5と各発熱部9
との間を電気的に接続している。
複数の個別電極19は、一端部が発熱部9に接続され、他端部が駆動IC11に接続されることにより、各発熱部9と駆動IC11との間を電気的に接続している。また、個別電極19は、複数の発熱部9を複数の群に分け、各群の発熱部9を、各群に対応して設けられた駆動IC11に電気的に接続している。
複数の接続電極21は、一端部が駆動IC11に接続され、他端部がFPC5に接続されることにより、駆動IC11とFPC5との間を電気的に接続している。各駆動IC11に接続された複数の接続電極21は、異なる機能を有する複数の配線で構成されている。
駆動IC11は、図2に示すように、複数の発熱部9の各群に対応して配置されているとともに、個別電極19の他端部と接続電極21の一端部とに接続されている。駆動IC11は、各発熱部9の通電状態を制御する機能を有している、駆動IC11としては、内部に複数のスイッチング素子を有する切替部材を用いればよい。
上記の電気抵抗層15、共通電極17、個別電極19および接続電極21は、例えば、各々を構成する材料層を蓄熱層13上に、例えばスパッタリング法等の従来周知の薄膜成形技術によって順次積層した後、積層体を従来周知のフォトエッチング等を用いて所定のパターンに加工することにより形成される。なお、共通電極17、個別電極19および接続電極21は、同じ工程によって同時に形成することができる。
基板7の上面に形成された蓄熱層13上には、発熱部9、共通電極17の一部および個別電極19の一部を被覆する保護層25が形成されている。
保護層25は、発熱部9、共通電極17および個別電極19の被覆した領域を、大気中に含まれている水分等の付着による腐食、あるいは印画する記録媒体との接触による摩耗から保護するためのものである。保護層25は、SiN、SiO、SiON、SiC、あるいはダイヤモンドライクカーボン等を用いて形成することができ、保護層25を単層で構成してもよいし、これらの層を積層して構成してもよい。このような保護層25はスパッタリング法等の薄膜形成技術あるいはスクリーン印刷等の厚膜形成技術を用いて作製することができる。
また、図3に示すように、基板7の上面に形成された蓄熱層13の下地部13a上には、共通電極17、個別電極19および接続電極21を部分的に被覆する被覆層27が設けられている。
被覆層27は、共通電極17、個別電極19および接続電極21の被覆した領域を、大気との接触による酸化、あるいは大気中に含まれている水分等の付着による腐食から保護するためのものである。なお、被覆層27は、共通電極17および個別電極19の保護をより確実にするため、図3に示すように保護層25の端部に重なるようにして形成されている。被覆層27は、例えば、エポキシ樹脂、あるいはポリイミド樹脂等の樹脂材料をスクリーン印刷法等の厚膜成形技術を用いて形成することができる。
被覆層27は、駆動IC11と接続される個別電極19、および接続電極21を露出させるための開口部(不図示)が形成されており、開口部を介してこれらの配線が駆動IC11に接続されている。また、駆動IC11は、個別電極19および接続電極21に接続された状態で、エポキシ樹脂、あるいはシリコーン樹脂等の樹脂からなる被覆部材29によって封止されている。
図4〜6を用いて支持部材10について説明する。
支持部材10は、載置面10aと、側面10b、10cと、押圧部12と、当接部14とを有している。載置面10aは、放熱板1が載置される面である。側面10bは、載置面10aから上方へ向けて延びており、載置面10aの記録媒体(不図示)の搬送方向の下流側に設けられている。側面10cは、載置面10aから上方へ向けて延びており、載置面10aの主走査方向における両側に設けられている。
押圧部12は、互いに離れた状態で、主走査方向に複数設けられている。押圧部12は、載置面10aに形成されており、載置面10a上に載置された放熱板1を上方に向けて押圧している。
押圧部12は、載置面10aの一部が切欠かれて形成されており、複数の屈曲部を有している。屈曲部は、曲げ加工により形成されており、山折りおよび谷折りが交互に設けられている。屈曲部が弾性変形することにより、放熱板1を上方に向けて押圧している。
側面10bには、当接部14が設けられている。当接部14は、側面10bから上方に向けて延設された後、ヘッド基体3の上面または放熱板1の上面に向けて湾曲しており、ヘッド基体3よりも高い位置に配置されている。当接部14は、サーマルヘッドX1の非駆動時に、押圧部12が放熱板1を押圧することによって上方へ移動したヘッド基体3の上面または放熱板1の上面と当接し、ヘッド基体3の移動を妨げるために設けられている。そのため、ヘッド基体3は、非駆動時には、押圧部12により当接部14に押し当てられることにより、押圧部12と当接部14とにより挟持され、支持部材10に固定されている。
側面10cには、螺子孔10dと、溝部10eとが設けられている。螺子孔10dは、サーマルプリンタZ1(図7参照)を構成する部材に、サーマルヘッドX1を螺子止めするために設けられている。溝部10eには、プラテンローラ50の軸体50aが収容され、プラテンローラ50の位置決めを容易にするとともに、プラテンローラ50が位置ずれを生じにくい構成となっている。
支持部材10は、金属製あるいは合金製のプレートを打ち抜き加工し、打ち抜いたプレートを曲げ加工することにより作製することができる。プレス加工により作製することが工数を削減することができ好ましい。なお、支持部材10として、樹脂製のプレートを用いてもよい。
図5は駆動時におけるサーマルヘッドX1を示しており、放熱板1は、支持部材10の載置面10a上に載置されている。放熱板1は押圧部12により上方に押圧されており、ヘッド基体3が上方からプラテンローラ50により下方に押圧されている。それにより、ヘッド基体3、FPC5および放熱板1は、押圧部12およびプラテンローラ50に挟持されることにより、支持部材10に固定されている。
ヘッド基体3と当接部14との間には隙間16が設けられている。隙間16は、ヘッド基体3がプラテンローラ50によって下方に押圧されることにより、当接部14から離間し、下方に移動して形成されている。隙間16の高さは、50〜200μmとすることができる。
ここで、記録媒体は、搬送機構により搬送されているうちに、紙カスあるいは異物等(以下、紙カス等と称する)が表面に付着する場合がある。例えば、記録媒体として感熱紙
を用いた場合に、感熱紙の一部が剥離して表面に付着し紙カスが生じる場合がある。また、インクリボンとして昇華型フィルムを用いた場合には、昇華型フィルムの背面材が、昇華型フィルムから剥離し表面に付着して異物が生じる場合がある。
紙カス等が記録媒体の表面に付着した状態で印画を行うと、紙カスが当接部の段差に引っかかり、蓄積された紙カス等が原因で、印画不良が生じる可能性がある。また、紙カス等が記録媒体の表面に付着した状態で印画を終え搬送されると、紙カス等が印刷物に付着してしまう問題がある。
これに対して、支持部材10が、放熱板1を上方へ押圧する押圧部12と、非駆動時に、ヘッド基体3の上面と当接する当接部14と、を有しており、プラテンローラ50が、駆動時に、ヘッド基体3を下方に押圧するとともに、当接部14とヘッド基体3とを離間せしめて、ヘッド基体3と当接部14との間に隙間16が生じていることにより、非駆動時には、押圧部12と当接部14とによりヘッド基体3を固定することができるとともに、駆動時には、隙間16を形成することができる。
それにより、記録媒体P(図7参照)から紙カス等が生じた場合においても、紙カス等が、隙間16を通って支持部材の10の側壁10bと、放熱板1との間の空間に排出されることとなる。その結果、当接部14の段差に紙カス等が蓄積される可能性を低減することができ、印画不良が生じる可能性を低減することができる。
また、当接部14の上面が、ヘッド基体3から遠くなるにつれて高くなっている。そのため、当接部14の上面をガイドとして記録媒体Pが搬送されることとなり、記録媒体Pがヘッド基体3から剥離しやすくなる。その結果、記録媒体Pを効率よく搬送することができる。
さらに、当接部14とヘッド基体3との間に隙間16が設けられており、記録媒体Pが、当接部14の上面によりガイドされるため、当接部14の先端が隙間16よりも上方に配置されることとなる。そのため、当接部14のヘッド基体3側の先端が、記録媒体Pの表面に付着した紙カス等を削ぎ落とすことができ、紙カス等は隙間16を介して放熱板1との間の空間に排出されることとなる。その結果、印刷物に紙カス等が付着した状態で搬送される可能性を低減することができる。
なお、当接部14は、非駆動時に、放熱板1の上面と当接していてもよい。すなわち、支持部材10が、放熱板1を上方へ押圧する押圧部12と、非駆動時に、放熱板1の上面と当接する当接部14とを有していてもよい。
その場合においても、非駆動時には、押圧部12と当接部14とによりヘッド基体3を固定することができるとともに、駆動時には、プラテンローラ50が、ヘッド基体3を押圧することにより、当接部14と放熱板1とを離間せしめることにより、隙間(不図示)を形成することができる。その結果、当接部14の段差に紙カス等が蓄積される可能性を低減することができ、印画不良が生じる可能性を低減することができる。
図6を用いて、ヘッド基体3、FPC5、および放熱板1と、支持部材10との組み立て工程について説明する。なお、図6(b)では、ヘッド基体3を押圧する前のプラテンローラ50を破線にて示している。
まず、ヘッド基体3とFPC5とをACFを用いて接合する。次に、放熱板1の台部1aの上面に両面テープを用いてヘッド基体3を接合するとともに、放熱板1の突出部1bの上面に両面テープを用いてFPC5を接合する。このようにして、ヘッド基体3、FP
C5、および放熱板1を一体化することができる。
続いて、ヘッド基体3、FPC5、および放熱板1を支持部材10に接合する。ヘッド基体3、FPC5、および放熱板1を、当接部14が設けられていない側(図5(a)の右側)から支持部材10に挿入する。この際、放熱板1で押圧部12を下方に向けて押圧させながら、ヘッド基体3、FPC5、および放熱板1を挿入する。
図6(a)に示すように、挿入された放熱板1は、押圧部12により上方に向けて押圧されることとなる。上方に向けて押圧されたヘッド基体3、FPC5、および放熱板1は、ヘッド基体3の上面が当接部14に当接されることにより、上方に向けた移動が止まることとなる。そして、ヘッド基体3、FPC5、および放熱板1は、押圧部12および当接部14により支持部材10に接合されることとなる。
このように、支持部材10に隙間16がない状態でヘッド基体3、FPC5、および放熱板1が接合されるため、側壁10bと放熱板1との間にゴミ等が入り込む可能性を低減することができる。
また、ヘッド基体3、FPC5、および放熱板1が、押圧部12および当接部14により挟持されることとなり、ヘッド基体3、FPC5、および放熱板1が固定されることとなる。その結果、ハンドリング性を向上させることができる。
次に、プラテンローラ50を支持部材10に取り付ける。プラテンローラ50は、軸体50aが支持部材10の溝部10e(図4参照)に収納されることにより、支持部材10に取り付けられる。
その際に、図6(b)で示すように、プラテンローラ50とヘッド基体3との密着性を高めるために、プラテンローラ50は、ヘッド基体3を下方に押圧している。そのため、押圧部12が変形し、下方に向けて移動することとなる。その結果、ヘッド基体3、FPC5、および放熱板1も下方に向けて移動することとなり、当接部14とヘッド基体3とが離間せしめられ、当接部14とヘッド基体3との間に隙間16が形成される。
上記のように、非駆動時には、ヘッド基体3は、押圧部12により上方へ押圧され、当接部14により固定されており、駆動時には、プラテンローラ50が、ヘッド基体3と当接部14との間に隙間16が生じるように、ヘッド基体3を下方に押圧するため、非駆動時において、側壁10bと放熱板1との間にゴミ等が入り込む可能性を低減しつつ、駆動時には、紙カスを、隙間16を通じて支持部材の10の側壁10bと、放熱板1との間の空間に排出することができる。その結果、当接部14に紙カス等が蓄積される可能性を低減することができ、印画不良が生じる可能性を低減することができる。
なお、サーマルヘッドX1の駆動時とは、記録媒体Pに印画を行うために、プラテンローラ50がヘッド基体3に押圧された状態であり、サーマルヘッドX1の非駆動時とは、プラテンローラ50がヘッド基体3に押圧されていない状態である。そのため、プラテンローラ50が支持部材10に取り付けられていない状態は非駆動時であり、サーマルヘッドX1がサーマルプリンタ(不図示)に搭載されており、印画を行わない際にプラテンローラ50の押圧力を解除する場合も非駆動時である。
次に、サーマルプリンタZ1について、図7を参照しつつ説明する。
図7に示すように、本実施形態のサーマルプリンタZ1は、上述のサーマルヘッドX1と、搬送機構40と、電源装置60と、制御装置70とを備えている。サーマルヘッドX
1は、サーマルプリンタZ1の筐体(不図示)に設けられた取付部材80の取付面80aに取り付けられている。また、螺子孔10dにより、筺体に螺子止めされている。なお、サーマルヘッドX1は、発熱部9の配列方向が、後述する記録媒体Pの搬送方向Sに直交する方向である主走査方向に沿うようにして、取付部材80に取り付けられている。
搬送機構40は、駆動部(不図示)と、搬送ローラ43,45,47,49とを有している。搬送機構40は、感熱紙、インクが転写される受像紙等の記録媒体Pを図7の矢印S方向に搬送して、サーマルヘッドX1の複数の発熱部9上に位置する保護層25上に搬送するためのものである。駆動部は、搬送ローラ43,45,47,49を駆動させる機能を有しており、例えば、モータを用いることができる。搬送ローラ43,45,47,49は、例えば、ステンレス等の金属からなる円柱状の軸体43a,45a,47a,49aを、ブタジエンゴム等からなる弾性部材43b,45b,47b,49bにより被覆して構成することができる。なお、図示しないが、記録媒体Pがインクが転写される受像紙等の場合は、記録媒体PとサーマルヘッドX1の発熱部9との間に、記録媒体Pとともにインクフィルムを搬送する。
電源装置60は、上記のようにサーマルヘッドX1の発熱部9を発熱させるための電流および駆動IC11を動作させるための電流を供給する機能を有している。制御装置70は、上記のようにサーマルヘッドX1の発熱部9を選択的に発熱させるために、駆動IC11の動作を制御する制御信号を駆動IC11に供給する機能を有している。
サーマルプリンタZ1は、図7に示すように、プラテンローラ50によって記録媒体PをサーマルヘッドX1の発熱部9上に押圧しつつ、搬送機構40によって記録媒体Pを発熱部9上に搬送しながら、電源装置60および制御装置70によって発熱部9を選択的に発熱させることにより、記録媒体Pに所定の印画を行う。なお、記録媒体Pが受像紙等の場合は、記録媒体Pとともに搬送されるインクフィルム(不図示)のインクを記録媒体Pに熱転写することによって、記録媒体Pへの印画を行う。
<第2の実施形態>
図8を用いて、第2の実施形態に係るサーマルヘッドX2について説明する。なお、サーマルヘッドX1と同一の部材について同一の符号を付している。サーマルヘッドX2は、放熱板101と支持部材110とがサーマルヘッドX1と異なっている。
放熱板101は、台部101aと、突出部101bと、収納溝部101cとを有している。収納溝部101cは、放熱板101の下面に設けられており、主走査方向に延びるように設けられている。収納溝部101cは、主走査方向に見たときに、三角形状をなしている。収納溝部101cには、押圧部12の屈曲部の一部が収容される。
図8(b)に示すように、支持部材110は、載置面110aと、側面110bと、押圧部12と、当接部14と、排出孔118と、ガイド部120とを有している。押圧部12は、載置面110aに形成されており、当接部14は、側面110bに形成されている。
排出孔118は、側面110bに形成されており、側面110bを貫通している。排出孔118は、互いに離れた状態で主走査方向に複数配列されており、複数の排出孔118は、載置面110aからの高さが略同等の位置に形成されている。
ガイド部120は、側面110bに形成されており、排出孔118よりも下方に設けられている。ガイド部120は、排出孔118が設けられた位置にある側面110bから、放熱板101に向けて傾斜した状態で延接されており、先端が放熱板101と接触してい
る。ガイド部120は、互いに離れた状態で主走査方向に複数配列されており、排出孔118が設けられた位置に対応するように配置されている。
排出孔118およびガイド部120は、側面110bの一部を切欠き、切欠きを形成した部分を放熱板101側に折り曲げることにより、ガイド部120を形成することができ、切欠かれた側面110bの部分の開口が、排出孔118として機能することとなる。
放熱板101の下面には、押圧部12の一部が収容される収納溝部101cが設けられているため、支持部材110に放熱板101を接合する際に、放熱板101を挿入すると、押圧部12が収納溝部101cに収容されることにより、放熱板101と支持部材110との位置決めを行うことができる。そのため、支持部材110と放熱板101との接合を容易にすることができる。
また、排出孔118が、側面110bに形成されていることにより、隙間16から側面110bと放熱板101との間の空間に供給された紙カス等を、排出孔118を通じて隙間16から側面110bと放熱板101との間の空間から排出することができる。それにより、隙間16から側面110bと放熱板101との間の空間に紙カス等が多量に蓄積されることを抑えることができる。
さらに、排出孔118から放熱板101側に向けて延びるガイド部120を有することから、隙間16から側面110bと放熱板101との間の空間に供給された紙カス等は、ガイド部120の上面を伝わりながら、排出孔118に排出されることとなる。そのため、側面110bと放熱板101との間の空間から、紙カス等を効率よく排出することができる。
さらに、ガイド部120の先端が放熱板101と接触していることから、ガイド部120の下方に紙カスなどが落下しにくい構成となり、紙カス等を効率よく排出することができる。
なお、放熱板101の収納溝部101cの断面形状は、三角形状でなくてもよい。また、排出孔118およびガイド部120を設ける例を示したが、排出孔118のみ設けてもよい。また、主走査方向に長い排出孔118を一つのみ設けてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、第1の実施形態であるサーマルヘッドX1を用いたサーマルプリンタZ1を示したが、これに限定されるものではなく、サーマルヘッドX2をサーマルプリンタZ1に用いてもよい。
例えば、電気抵抗層15を薄膜形成することにより、発熱部9の薄い薄膜ヘッドを例示して示したが、これに限定されるものではない。各種電極をパターニングした後に、電気抵抗層15を厚膜形成することにより、発熱部9の厚い厚膜ヘッドに本発明を用いてもよい。
また、蓄熱層13が隆起部13a以外の領域に下地部13を形成してもよい。蓄熱層13上に共通電極17および個別電極19を形成し、共通電極17と個別電極19との間の領域のみに電気抵抗層15を形成することにより、発熱部9を形成してもよい。
また、FPC5をヘッド基体3に接続した例を示したが、コネクタ31をヘッド基体3に直接接続してもよい。
X1〜X2 サーマルヘッド
Z1 サーマルプリンタ
P 記録媒体
1,101 放熱板
3 ヘッド基体
5 フレキシブルプリント配線板
7 基板
9 発熱部
10,110 支持部材
10a,110a 載置面
10b,110b 側面
10c 側面
10d 螺子孔
10e 溝部
12 押圧部
14 当接部
16 隙間
17 共通電極
19 個別電極
21 接続電極
25 保護層
27 被覆層
29 被覆部材
101e 収納溝部
118 排出孔
120 ガイド部

Claims (5)

  1. 上側に発熱部を有するヘッド基体と、
    前記ヘッド基体の下方に設けられた放熱板と、
    前記放熱板を支持し、前記放熱板を上方へ押圧する押圧部、および非駆動時に、前記ヘッド基体の上面または前記放熱板の上面に当接する当接部を有する支持部材と、
    前記ヘッド基体の前記発熱部上に設けられ、駆動時に、前記ヘッド基体を押圧するとともに、前記当接部と前記ヘッド基体または前記放熱板とを離間せしめるプラテンローラと、を備えることを特徴とするサーマルヘッド。
  2. 前記放熱板の下面には、前記押圧部の一部が収納される収納溝部が設けられている、請求項1に記載のサーマルヘッド。
  3. 前記支持部材は、前記放熱板の載置面と、前記載置面から上方へ向けて延びる側面とを有しており、
    前記押圧部が前記載置面に形成されており、
    前記当接部が、前記側面から前記ヘッド基体よりも高い位置まで設けられており、
    前記側面に排出孔が設けられている、請求項1または2に記載のサーマルヘッド。
  4. 前記側面が、前記排出孔よりも下方に配置され、前記排出孔から前記ヘッド基体側に向けて延びるガイド部を有する、請求項3に記載のサーマルヘッド。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のサーマルヘッドと、
    前記発熱部上に記録媒体を搬送する搬送機構と、を備えることを特徴とするサーマルプリンタ。



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