JP2017093792A - 動作支援装置 - Google Patents

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功明 平光
Komei Hiramitsu
功明 平光
良彦 成岡
Yoshihiko Naruoka
良彦 成岡
祐輔 三ツ谷
Yusuke Mitsuya
祐輔 三ツ谷
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Abstract

【課題】装着者の違和感を緩和する動作支援装置を提供する。【解決手段】実施形態によれば、装着者の動作を支援する動作支援装置は、上フレームと、下フレームと、駆動部と、第1の判定部と、解除部と、を備える。上フレームは、前記装着者の大腿部に固定される。下フレームは、前記装着者の下腿部に固定され、前記上フレームに対して前記装着者の膝の部分に設けられた連結部で回動可能に連結される。駆動部は、前記上フレームに設けられ、前記連結部にトルクを印加する。第1の判定部は、前記装着者が立ち上がり動作を完了したか否かを判定する。解除部は、前記第1の判定部により前記装着者が立ち上がり動作を完了したと判定した場合に、前記駆動部から前記連結部へのトルク伝達を解除する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、動作支援装置に関する。
動作支援装置は、立ち上がり動作などの膝の動作を支援するものである。このような動作支援装置は、モータの回転を減速装置で減速させ、膝の動作を支援するためのトルクを増大させる。
しかしながら、動作支援装置が支援動作を行わない場合、動作支援装置は、モータ及び減速装置によって膝の動作に生じる抵抗が大きくなる。膝の動作に生じる抵抗が大きくなると、膝の動作を阻害してしまい、装着者は違和感を感じるという課題がある。
特開2015−180236号公報
上記の課題を解決するために、装着者の違和感を緩和する動作支援装置を提供する。
実施形態によれば、装着者の動作を支援する動作支援装置は、上フレームと、下フレームと、駆動部と、第1の判定部と、解除部と、を備える。上フレームは、前記装着者の大腿部に固定される。下フレームは、前記装着者の下腿部に固定され、前記上フレームに対して前記装着者の膝の部分に設けられた連結部で回動可能に連結される。駆動部は、前記上フレームに設けられ、前記連結部にトルクを印加する。第1の判定部は、前記装着者が立ち上がり動作を完了したか否かを判定する。解除部は、前記第1の判定部により前記装着者が立ち上がり動作を完了したと判定した場合に、前記駆動部から前記連結部へのトルク伝達を解除する。
図1は、実施形態に係る動作支援装置の正面図の例である。 図2は、実施形態に係る動作支援装置の側面図の例である。 図3は、実施形態に係る動作支援装置の構成例を示すブロックである。 図4は、実施形態に係る動作支援装置の第1の動作例を示すフローチャートである。 図5は、実施形態に係る動作支援装置の第1の動作例を示すフローチャートである。 図6は、実施形態に係る動作支援装置の第2の動作例を示すフローチャートである。 図7は、実施形態に係る動作支援装置の第2の動作例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係る動作支援装置100の正面図である。図2は、動作支援装置100を左横から見た側面図である。ここでは、動作支援装置100を装着した人が図1のように立った状態を基準にして、上下、左右、前後方向を説明する。
動作支援装置100は、装着者の大腿部の外側に配置する保持フレーム1(上フレーム)、装着者の腰に装着する腰部装具10、下腿部に装着する下腿部装具20、及び、下腿部装具20を保持フレーム1に対して回動可能に支持する回動支持機構30(連結部)などを有する。また、動作支援装置100は、保持フレーム1を腰部装具10に連結する連結機構40、駆動力を発生する駆動機構50(駆動部)、及び、駆動機構50からの動力を回動支持機構30に伝える動力伝達機構60などを有する。さらに、動作支援装置100は、動作支援装置100の動作を制御する制御部80などを有する。
保持フレーム1は、回動支持機構30、駆動機構50、及び動力伝達機構60などを保持する。
腰部装具10は、腰部に巻き付ける腰部ベルト11、腰部ベルト11を腰に留めるバックル11a、脚の付け根に装着する2本の大腿部ベルト14、及び腰部ベルト11に固設された腰部フレーム12などを有する。動作支援装置100は、腰部装具10の腰部ベルト11以外、左右一対の同じ構造を有するため、以下の説明では左脚側の構成を説明し、右脚側の構成についての説明および図示を省略する。
大腿部ベルト14は、1本の帯状のベルトであり、大腿部の前側から内股を通して大腿部の後側へ巻き回され、両端を腰部ベルト11の左横に固定する。腰部フレーム12は、大腿部ベルト14の両端を固定した位置より背中側で腰部ベルト11に固設される。腰部フレーム12は、連結機構40の着脱プレート48の係合爪を回動可能且つ脱着可能に受け入れる係合孔12aを有する。
下腿部装具20は、膝の下方で下腿部に巻き付けてマジックテープ(登録商標)などで留める下腿部上ベルト21、及び、足首の上方で下腿部に巻き付けてマジックテープなどで留める下腿部下ベルト22などを有する。また、下腿部装具20は、下腿部の外側に配置した細長い板状の下腿部フレーム23(下フレーム)などを有する。さらに、下腿部装具20は、足乗せプレート27などを有する。
下腿部フレーム23は、複数枚の帯状の板金を下腿部に沿ってつなげた構造を有する。
下腿部上ベルト21及び下腿部下ベルト22は、それぞれ、下腿部フレーム23を挿通するためのスリーブを有する。下腿部フレーム23は、下腿部上ベルト21および下腿部下ベルト22にリベット21a及び22aで固定される。
下腿部フレーム23の下端には、ヒンジ25を介して足乗せプレート27が連結される。ヒンジ25の回動軸25aは、前後方向に延びており、足乗せプレート27は、回動軸25aを中心に外側に回動可能となっている。ヒンジ25の回動軸25aは足首の少し上に配置される。
また、足乗せプレート27は、ヒンジ25に対して、横方向に延設された回動軸29を中心に回動可能に連結されている。この回動軸29は、くるぶし近くに配置される。このため、足乗せプレート27は、足首の動きに合わせて回動可能となっている。
足乗せプレート27は、細長い金属板を複数回折り曲げた形状を有する。足乗せプレート27は、回動軸29から前方に向けて下方に傾斜して延び、足の裏の土踏まず辺りを通って足の内側に向けて延び、足の内側で僅かに上方に折り曲げられる。このため、足乗せプレート27に足を載せると、足の裏が保持されてズレ難い。
保持フレーム1は、大腿部の外側に配置されたメインフレーム1aとサブフレーム1bを有する。サブフレーム1bは、メインフレーム1aの外側に図示しないネジ等により固設されており、メインフレーム1aから離れるように外方へ折り曲げられる。メインフレーム1aの下端側も人体に近づく方向に僅かに折り曲げられる。
回動支持機構30は、ベアリングホルダ36、ロータリエンコーダ84(検出部)、電磁クラッチ302(解除部)、及び、平歯車308などを有する。電磁クラッチ302は、メインフレーム1aの下端近くで、サブフレーム1bとの間に設けられる。電磁クラッチ302のロータ側の回動軸は、ベアリングホルダ36を介して、メインフレーム1aに回動可能に接続する。また、このロータ側の回動軸には、キーを介して下腿部フレーム23の上端が固定される。
一方、電磁クラッチ302のアーマチュア側の回動軸は、サブフレーム1bを貫通してスライド可能且つ回動可能に支持される。サブフレーム1bを貫通した回動軸の端部にロータリエンコーダ84が取り付けられる。ロータリエンコーダ84は、下腿部フレーム23の保持フレーム1に対する回動角度を検出する。
また、電磁クラッチ302のアーマチュア側には、平歯車308が図示しないネジ等により接続する。電磁クラッチ302が平歯車308と下腿部フレーム23とを接続すると、駆動機構50の駆動力が下腿部フレーム23に伝達し、保持フレーム1に対して下腿部フレーム23が揺動される。
電磁クラッチ302は、制御部80からの制御信号に基づいて平歯車308と下腿部フレーム23との間の駆動力の伝達をオン/オフ制御する。即ち、電磁クラッチ302は、駆動機構50から回動支持機構30へのトルクの伝達をオン/オフ制御する。
たとえば、電磁クラッチ302は、オン状態である場合、ロータとアーマチュアとを接続し、平歯車308からの駆動力を下腿部フレーム23に伝達する。また、電磁クラッチ302は、オフ状態である場合、ロータとアーマチュアとを分離し、平歯車308からの駆動力を下腿部フレーム23に伝達させない。
駆動機構50は、支持プレート52を介して、保持フレーム1の上端近くの外側に取り付けられる。支持プレート52は、保持フレーム1から外方へ延びて水平面に沿って配置される。駆動機構50は、サーボモータ51、及びハーモニックドライブ(登録商標)などの減速機53を同軸に有する。また、サーボモータ51には、サーボモータエンコーダ54が取り付けられる。サーボモータエンコーダ54は、サーボモータ51の回転位置を検出する。減速機53は、サーボモータ51の回転軸(図示せず)に取り付けられる。サーボモータ51の回転軸は、上下方向に延設される。
動力伝達機構60は、減速機53の出力軸に取り付けた平歯車64及び平歯車64と歯合する平歯車65aなどを有する。また、動力伝達機構60は、回動軸402、かさ歯車404並びに412、ベアリングホルダ406並びに408、平歯車414、回動軸416及びギア回転体418などを有する。平歯車65aは、上下方向に延設された比較的長い回動軸402に同軸に固設される。回動軸402の先端には、かさ歯車404が同軸に固設される。回動軸402は、2つのベアリングホルダ406及び408を介して、保持フレーム1に取り付けられる。
かさ歯車404の下方には、かさ歯車404と歯合するかさ歯車412、及び回動支持機構30の平歯車308と歯合する平歯車414を同軸に回動軸416に固定したギア回転体418が設けられる。ギア回転体418は、保持フレーム1の外側に取り付けられる。回動軸416の先端は、サブフレーム1bによって回動可能に支持される。
平歯車64には、ワンウェイクラッチ500(空転部)を備える。ワンウェイクラッチ500は、減速機53の出力軸に取り付けられる。ワンウェイクラッチ500は、減速機53の出力軸が所定の方向に回転すると平歯車64に動力を伝達せず、他の方向に回転すると平歯車64に動力を伝達する。即ち、ワンウェイクラッチ500は、平歯車64が所定の方向に回転する場合に、平歯車64を空転させる。ワンウェイクラッチ500は、装着者の膝が伸びる方向へ回動する場合に平歯車64の出力軸が空転するように、構成される。
動作支援装置100は、6つの加速度センサ81a、81b、81c、82a、82b及び82cを備える。加速度センサ81a乃至81cと加速度センサ82a乃至82cとは取り付け位置が左右対称であるため、右脚側の加速度センサ82a、82b、82cについての詳細な説明は省略する。
加速度センサ81a乃至81cは、自身にかかる加速度を検出する。加速度センサ81a乃至81cは、検出した加速度を制御部80へ送信する。最も下方の加速度センサ81aは、下腿部下フレーム24の下端の外面側に取り付けられる。また、その上の加速度センサ81bは、メインフレーム1aの下端の外面側に取り付けられる。さらに、最も上方の加速度センサ81cは、腰部フレーム12の外面側に取り付けられる。
制御部80は、腰部装具10の腰部ベルト11の背中側に取り付けられる。
なお、動作支援装置100は、必要に応じて、適宜他の構成を備え、又は、上記の構成を欠いてもよい。
次に、動作支援装置100の制御系について説明する。
図3は、動作支援装置100の制御系の構成例を示すブロック図である。
図3が示すように、動作支援装置100は、サーボモータ51、サーボモータエンコーダ54、制御部80、加速度センサ81a乃至81c、加速度センサ82a乃至82c、ロータリエンコーダ84及び電磁クラッチ302などを備える。動作支援装置100は、通信バスなどを通じて、制御部80と、サーボモータ51、サーボモータエンコーダ54、加速度センサ81a乃至81c、加速度センサ82a乃至82c、ロータリエンコーダ84及び電磁クラッチ302と電気的に接続する。
サーボモータ51、サーボモータエンコーダ54、加速度センサ81a乃至81c、加速度センサ82a乃至82c、ロータリエンコーダ84及び電磁クラッチ302は、前述したとおりである。
制御部80は、動作支援装置100全体の動作を制御する。たとえば、制御部80は、サーボモータエンコーダ54、加速度センサ81a乃至81c、加速度センサ82a乃至82c、及び、ロータリエンコーダ84から取得した情報に基づいてサーボモータ51及び電磁クラッチ302を作動させる。制御部80は、たとえば、プロセッサ、RAM、ROM及びNVMなどから構成される。
プロセッサは、制御部80全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサは、内部キャッシュおよび各種のインターフェースなどを備えても良い。プロセッサは、内部メモリ、ROMあるいはNVMに予め記憶したプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。プロセッサは、たとえば、CPUなどである。
なお、プロセッサがプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウェア回路により実現されるものであっても良い。この場合、プロセッサは、ハードウェア回路により実行される機能を制御する。
ROMは、予め制御用のプログラム及び制御データなどが記憶された不揮発性のメモリである。ROMに記憶される制御プログラム及び制御データは、予め動作支援装置100の仕様に応じて組み込まれる。ROMは、たとえば、制御部80の回路基板を制御するプログラム(例えば、BIOS)などを格納している。
RAMは、揮発性のメモリである。RAMは、プロセッサの処理中のデータなどを一時的に格納する。RAMは、プロセッサからの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納している。また、RAMは、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
NVMは、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。NVMは、例えばEEPROM(登録商標)(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)などである。NVMは、動作支援装置100の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション、及び種々のデータを格納する。また、NVMは、プロセッサが種々の処理を実行することで生成したデータを保存する。
制御部80は、動作支援装置100を装着する装着者がしゃがんだ状態であるかを判定する機能を有する。たとえば、制御部80は、ロータリエンコーダ84を通じて下腿部フレーム23の保持フレーム1に対する回動角度を検出し、検出した回動角度に基づいて装着者がしゃがんだ状態であるかを判定する。たとえば、制御部80は、回動角度が所定の範囲に収まる場合に、装着者がしゃがんだ状態であると判定してもよい。なお、制御部80は、サーボモータエンコーダ54などを用いて装着者がしゃがんだ状態であるか判定してもよい。制御部80がしゃがんだ状態を判定する方法は、特定の方法に限定されるものではない。
また、制御部80は、装着者が立ち上がり動作を開始したか否かを判定する機能(第2の判定部)を有する。即ち、制御部80は、装着者がしゃがんだ状態から立ち上がろうとしているかを判定する。たとえば、制御部80は、ロータリエンコーダ84を通じて下腿部フレーム23の保持フレーム1に対する回動角度を検出し、検出した回動角度に基づいて立ち上がり動作を開始したかを判定してもよい。また、たとえば、制御部80は、加速度センサ81b及び/又は加速度センサ82bを通じて膝に生じる加速度を検出し、検出した加速度に基づいて装着者が立ち上がり動作を開始したと判定する。なお、制御部80は、サーボモータエンコーダ54、加速度センサ81a、81c、82a及び/又は82cなどを用いて装着者が立ち上がり動作を開始したか判定してもよい。制御部80が立ち上がりの開始を判定する方法は、特定の方法に限定されるものではない。
また、制御部80は、装着者が立ち上がりを開始したと判定すると、駆動機構50が備えるサーボモータ51を装着者の膝が伸びる方向(即ち、下腿部フレーム23の保持フレーム1とが開く方向)に回転させる機能を有する。即ち、制御部80は、装着者の立ち上がり動作を補助するように回動支持機構30にトルクを印加させる。制御部80は、立ち上がりの開始から終了まで一定のトルクで回動支持部5を回転させてもよい。また、制御部80は、装着者の膝の角度(又は、下腿部フレーム23の保持フレーム1に対する回動角度)などに応じてトルクを変更してもよい。
また、制御部80は、装着者が立ち上がり動作を完了したか否かを判定する機能(第1の判定部)を有する。たとえば、制御部80は、ロータリエンコーダ84を通じて下腿部フレーム23の保持フレーム1に対する回動角度を検出し、検出した回動角度に基づいて装着者が立ち上がり動作を完了したかを判定する。たとえば、制御部80は、検出した回動角度が所定の範囲に収まる場合に、装着者が立ち上がり動作を完了したと判定してもよい。なお、制御部80は、サーボモータエンコーダ54、加速度センサ81a、81c、82a及び/又は82cなどを用いて装着者が立ち上がり動作を完了したか判定してもよい。制御部80が立ち上がり動作の完了を判定する方法は、特定の方法に限定されるものではない。
また、制御部80は、装着者が立ち上がった状態であると判定した場合、電磁クラッチ302をオフにする機能を有する。即ち、制御部80は、装着者が立ち上がった状態であると判定した場合、平歯車308と下腿部フレーム23との動力の伝達をオフにする。たとえば、制御部80は、電磁クラッチ302に、動力の伝達をオフにするための信号を送信する。電磁クラッチ302は、制御部80からの信号に基づいて、ロータとアーマチュアとを分離する。
また、制御部80は、装着者がしゃがみ動作を開始したか否かを判定する機能(第3の判定部)を有する。即ち、制御部80は、装着者が立った状態からしゃがもうとしているかを判定する。たとえば、制御部80は、ロータリエンコーダ84を通じて下腿部フレーム23の保持フレーム1に対する回動角度を検出し、検出した回動角度に基づいてしゃがみ動作を開始したかを判定してもよい。また、制御部80は、サーボモータエンコーダ54、加速度センサ81a、81c、82a及び/又は82cなどを用いて装着者がしゃがみ動作を開始したか判定してもよい。制御部80がしゃがみ開始を判定する方法は、特定の方法に限定されるものではない。
また、制御部80は、装着者がしゃがみ動作を開始したと判定すると、駆動機構50が備えるサーボモータ51を装着者の膝が曲がる方向(即ち、下腿部フレーム23の保持フレーム1とが閉じる方向)に回転させる機能を有する。即ち、制御部80は、装着者のしゃがみ動作を補助するように回動支持機構30にトルクを印加させる。制御部80は、しゃがみ動作の開始から終了まで一定のトルクで回動支持部5を回転させてもよい。また、制御部80は、装着者の膝の角度(又は、下腿部フレーム23の保持フレーム1に対する回動角度)などに応じてトルクを変更してもよい。
次に、制御部80の第1の動作例について説明する。
図4及び図5は、制御部80の第1の動作例について説明するためのフローチャートである。
ここでは、装着者は、しゃがんだ状態から立ち上がるものとする。また、電磁クラッチ302は、オフになっているものとする。
まず、制御部80は、動作支援を行うスイッチがオンになっているか判定する(S11)。たとえば、制御部80は、図示しない所定のスイッチが押されたかを判定する。動作支援を行うスイッチがオンになっていないと判定すると(S11、NO)、制御部80は、S11に戻る。
動作支援を行うスイッチがオンになっていると判定すると(S11、YES)、制御部80は、装着者のしゃがんだ状態を検出するための信号を動作支援装置100の各部から取得する(S12)。たとえば、制御部80は、サーボモータエンコーダ54、加速度センサ81a乃至81c、加速度センサ82a乃至82c、及び/又は、ロータリエンコーダ84から各部の動作状態を示す信号を受信する。
動作支援装置100の各部からの信号を取得すると、制御部80は、装着者がしゃがんだ状態であるかを判定する(S13)。装着者がしゃがんだ状態でないと判定すると(S13、NO)、制御部80は、S13に戻り、しゃがんだ状態であるかを監視する。
装着者がしゃがんだ状態であると判定すると(S13、YES)、制御部80は、電磁クラッチ302をオンにする(S14)。電磁クラッチ302をオンした後、制御部80は、装着者の立ち上がり動作の開始を検出するための信号を動作支援装置100の各部から取得する(S15)。たとえば、制御部80は、ロータリエンコーダ84からの動作状態を示す信号を受信する。
動作支援装置100の各部から信号を取得すると、制御部80は、装着者が立ち上がり動作を開始したかを判定する(S16)。装着者が立ち上がり動作を開始していないと判定すると(S16、NO)、制御部80は、S15に戻り、立ち上がり動作が開始されることを監視する。
装着者が立ち上がり動作を開始したと判定すると(S16、YES)、制御部80は、サーボモータ51を装着者の膝を伸ばす方向に回転させる(S17)。サーボモータ51を回転させた後、制御部80は、装着車の立ち上がり動作の完了を検出するための信号を動作支援装置100の各部から取得する(S18)。たとえば、制御部80は、ロータリエンコーダ84からの動作状態を示す信号を受信する。
動作支援装置100の各部から立ち上がり動作の完了を検出するための信号を取得すると、制御部80は、装着者が立ち上がり動作を完了したかを判定する(S19)。装着者が立ち上がり動作を完了していないと判定すると(S19、NO)、制御部80は、S18に戻り、立ち上がり動作が完了することを監視する。
装着者が立ち上がり動作を完了したと判定すると(S19、YES)、制御部80は、サーボモータ51を停止させる(S20)。サーボモータ51を停止させると、制御部80は、電磁クラッチ302をオフにする(S21)。
電磁クラッチ302をオフにすると、制御部80は、歩行支援モードがオンであるか判定する(S22)。たとえば、制御部80は、歩行支援モードをオンにするスイッチが押されているか判定する。
歩行支援モードがオンでないと判定すると(S22、NO)、制御部80は、しゃがみ支援モードがオンであるか判定する(S23)。たとえば、制御部80は、しゃがみ支援モードをオンにするスイッチが押されたか判定する。
しゃがみ支援モードがオンであると判定すると(S23、YES)、制御部80は、電磁クラッチ302をオンにする(S24)。電磁クラッチ302をオンにした後、制御部80は、装着者のしゃがみ動作の開始を検出するための信号を動作支援装置100の各部から取得する(S25)。
動作支援装置100の各部からしゃがみ動作の開始を検出するための信号を取得すると、制御部80は、装着者がしゃがみ動作を開始したか判定する(S26)。装着者がしゃがみ動作を開始していないと判定すると(S26、NO)、制御部80は、S25に戻、しゃがみ動作が開始されることを監視する。
装着者がしゃがみ動作を開始したと判定すると(S26、YES)、制御部80は、サーボモータ51を装着者の膝を曲げる方向に回転させる(S27)。サーボモータ51を回転させた後、制御部80は、装着者のしゃがみ動作の完了を検出するための信号を動作支援装置100の各部から取得する(S28)。
動作支援装置100の各部からしゃがみ動作の完了を検出するための信号を取得すると、制御部80は、装着者がしゃがみ動作を完了したかを判定する(S29)。装着者がしゃがみ動作を完了していないと判定すると(S29、NO)、制御部80は、S28に戻り、しゃがみ動作が完了することを監視する。
装着者がしゃがみ動作を完了したと判定すると(S29、YES)、制御部80は、サーボモータ51を停止させる(S30)。サーボモータ51を停止させると、制御部80は、S15に戻る。
しゃがみ支援モードがオンでないと判定すると(S23、NO)、制御部80は、装着者のしゃがみ動作の開始を検出するための信号を動作支援装置100の各部から取得する(S31)。動作支援装置100の各部からしゃがみ動作の開始を検出するための信号を取得すると、制御部80は、装着者がしゃがみ動作を開始したか判定する(S32)。装着者がしゃがみ動作を開始していないと判定すると(S32、NO)、制御部80は、S31に戻り、しゃがみ動作が開始されることを監視する。
装着者がしゃがみ動作を開始したと判定すると(S32、YES)、制御部80は、装着者のしゃがみ動作の完了を検出するための信号を動作支援装置100の各部から取得する(S33)。動作支援装置100の各部からしゃがみ動作の完了を検知するための信号を取得すると、制御部80は、装着者がしゃがみ動作を完了したか判定する(S34)。
装着者がしゃがみ動作を完了していないと判定すると(S34、NO)、制御部80は、S33に戻る。装着者がしゃがみ動作を完了したと判定すると(S34、YES)、制御部80は、S15に戻り、しゃがみ動作が完了することを監視する。
歩行支援モードがオンであると判定すると(S22、YES)、制御部80は、装着者の歩行を支援する(S35)。装着者の歩行を支援すると、制御部80は、動作を終了する。
なお、動作支援装置100は、装着者の歩行を支援しなくともよい。また、制御部80は、装着者が立ち上がり動作を開始したと判定してから電磁クラッチ302をオンにしてもよい。また、制御部80は、しゃがみ支援モードがオンである場合、装着者がしゃがみ動作を開始したと判定してから電磁クラッチ302をオンにしてもよい。
次に、制御部80の第2の動作例について説明する。
図6及び図7は、制御部80の第2の動作例について説明するためのフローチャートである。
第2の動作例は、装着者がしゃがんだ状態であると判定するとサーボモータ51を動作させる点、及び、しゃがみ支援モードがオンであると判定するとサーボモータ51の動作を開始する点で第1の動作例と異なる。従って、他の動作については、同一の符号を伏して詳細な説明を省略する。
制御部80は、電磁クラッチ302をオンにすると(S14)、制御部80は、サーボモータ51を装着者の膝を伸ばす方向に回転させる(S17)。サーボモータ51を回転させると、制御部80は、装着者の立ち上がり動作の開始を検出するための信号を動作支援装置100の各部から取得する(S15)。
装着者が立ち上がり動作を開始したと判定すると(S16、YES)、制御部80は、装着車の立ち上がり動作の完了を検出するための信号を動作支援装置100の各部から取得する(S18)。
制御部80は、電磁クラッチ302をオンにすると(S24)、制御部80は、サーボモータ51を装着者の膝を曲げる方向に回転させる(S27)。サーボモータ51を回転させると、制御部80は、装着者のしゃがみ動作の開始を検出するための信号を動作支援装置100の各部から取得する(S25)。
装着者がしゃがみ動作を開始したと判定すると(S26、YES)、制御部80は、装着者のしゃがみ動作の完了を検出するための信号を動作支援装置100の各部から取得する(S28)。
なお、動作支援装置100は、しゃがみ動作を支援しない構成であってもよい。また、動作支援装置100は、他の動作を支援するものであってもよい。また、動作支援装置100は、装着者が立ち上がり動作以外の動作を完了した場合に、電磁クラッチ302をオフにするものであってもよい。
以上のように構成された動作支援装置は、装着者が立ち上がり動作を完了すると電磁クラッチをオフにすることができる。動作支援装置は、電磁クラッチをオフにすることで、回転支持機構と駆動機構及び動力伝達機構とを分離する。その結果、動作支援装置は、駆動機構及び/又は動力伝達機構によって膝の動作に抵抗が生じることを防止することができる。従って、動作支援装置は、装着者の違和感を軽減することができる。
また、動作支援装置は、ワンウェイクラッチによって回転支持機構を装着者の膝が伸びる方向に空転させることができる。その結果、動作支援装置は、立ち上がり支援中に支援動作よりも速く装着者が立ち上がった場合に、回転支持機構を空転させる。従って、動作支援装置は、立ち上がり支援時においても装着者の違和感を軽減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…保持フレーム、1a…メインフレーム、10…腰部装具、20…下腿部装具、23…下腿部フレーム、30…回動支持機構、40…連結機構、50…駆動機構、51…サーボモータ、54…サーボモータエンコーダ、60…動力伝達機構、64…平歯車、80…制御部、81a乃至81c…加速度センサ、82a乃至82c…加速度センサ、84…ロータリエンコーダ、100…動作支援装置、302…電磁クラッチ、500…ワンウェイクラッチ。

Claims (6)

  1. 装着者の動作を支援する動作支援装置であって、
    前記装着者の大腿部に固定される上フレームと、
    前記装着者の下腿部に固定され、前記上フレームに対して前記装着者の膝の部分に設けられた連結部で回動可能に連結される下フレームと、
    前記上フレームに設けられ、前記連結部にトルクを印加する駆動部と、
    前記装着者が立ち上がり動作を完了したか否かを判定する第1の判定部と、
    前記第1の判定部により前記装着者が立ち上がり動作を完了したと判定した場合に、前記駆動部から前記連結部へのトルク伝達を解除する解除部と、
    を備える動作支援装置。
  2. 前記解除部は、前記駆動部に接続するアーマチュアと前記連結部に接続するロータとを備える電磁クラッチから構成され、前記第1の判定部により前記装着者が立ち上がり動作を完了したと判定した場合に、前記アーマチュアと前記ロータとの接続を解除する、
    前記請求項1に記載の動作支援装置。
  3. 前記下フレームと前記上フレームとの回動角度を検出する検出部を備え、
    前記第1の判定部は、前記回動角度に基づいて立ち上がり動作を完了したか否かを判定する、
    前記請求項1又は2に記載の動作支援装置。
  4. 前記装着者が立ち上がり動作を開始したか否かを判定する第2の判定部を備え、
    前記駆動部は、前記第2の判定部により前記装着者が立ち上がり動作を開始したと判定した場合、前記連結部にトルクを印加する、
    前記請求項1乃至3の何れか1項に記載の動作支援装置。
  5. 前記連結部は、前記膝が伸びる方向へ回動する場合に前記連結部を空転させるワンウェイクラッチを備える、
    前記請求項1乃至4の何れか1項に記載の動作支援装置。
  6. 前記装着者がしゃがみ動作を開始したか否かを判定する第3の判定部を備え、
    前記駆動部は、前記第3の判定部により前記装着者がしゃがみ動作を開始したと判定した場合、前記連結部にトルクを印加する、
    前記請求項1乃至5の何れか1項に記載の動作支援装置。
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