JP6479512B2 - 動作支援装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、動作支援装置に関する。
動作支援装置には、立ち上がり動作、歩行動作又は階段を上る動作などの脚の動作を支援するものがある。従来、そのような動作支援装置は、股関節の動作を支援する駆動部と膝関節の動作を支援する駆動部との両者を備える。そのため、動作支援装置は、製造コスト及び自重が増大し、かつ、バッテリ寿命が低下するという課題がある。
特開2012−050718号公報
上記の課題を解決するために、構成が簡易な動作支援装置を提供する。
実施形態によれば、膝の動作を支援する動作支援装置は、上フレームと、下フレームと、回動支持部と、駆動部と、検知部と、駆動制御部と、加速度検出部と、を備える。回動支持部は、前記上フレームと前記下フレームとを回動可能に連結する。回動支持部は、膝の上部と下部での保持具を備えた膝ガードと連結する。駆動部は、前記回動支持部にトルクを印加する。検知部は、膝関節が伸び始める状態を検知する。駆動制御部は、前記検知部が前記膝関節が伸び始める状態を検知すると、前記駆動部を用いて前記回動支持部に前記膝関節が伸びるようにトルクを印加させる。加速度検出部は、前記膝関節の加速度を検出する。前記検知部は、前記加速度検出部が検出する前記加速度に基づいて、しゃがんだ状態から立ち上がり動作を開始した状態を、前記膝関節が伸び始める状態として検知する。
図1は、第1実施形態に係る動作支援装置の正面図の例である。 図2は、第1実施形態に係る動作支援装置の側面図の例である。 図3は、第1実施形態に係る動作支援装置の構成例を示すブロックである。 図4は、第1実施形態に係る動作支援装置の動作例を示すフローチャートである。 図5は、第2実施形態に係る動作支援装置を利用する人の状態例を示す図である。 図6は、第2実施形態に係る動作支援装置の動作例を示すフローチャートである。 図7は、第3実施形態に係る動作支援装置を利用する人の状態例を示す図である。 図8は、第3実施形態に係る動作支援装置の動作例を示すフローチャートである。 図9は、第4実施形態に係る動作支援装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、動作支援装置100の正面図である。また、図2は、動作支援装置100を装着者Pの右側から見た側面図である。
動作支援装置100は、左右対称の構成を有する。動作支援装置100は、右脚側の構成として、上装具2a、上連結部3a、上フレーム4a、回動支持部5a、下フレーム6a、下連結部7a、下装具8a、駆動部10a、ポテンショメータ15a並びに16a、圧力センサ17a、及び、膝ガード20aなどを備える。また、動作支援装置100は、左脚側の構成として、上装具2b、上連結部3b、上フレーム4b、回動支持部5b、下フレーム6b、下連結部7b、下装具8b、駆動部10b、ポテンショメータ15b並びに16b、圧力センサ17b、及び、膝ガード20bなどを備える。
動作支援装置100の右脚側の各構成と左脚側の各構成とは、同様であるため、右脚側の各構成を説明し、左脚側の構成の説明を省略する。また、以下の説明では、真っ直ぐに立った状態の装着者Pから見て、左右方向をX軸方向、前後方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする。
上装具2aは、装着者Pの腰に巻き付けて固定されるベルトなどを含む。上フレーム4aは、装着者Pの大腿部の外側に沿ってZ軸方向に延設される。下フレーム6aは、装着者Pの下腿部の外側に沿ってZ方向に延設される。上フレーム4aと下フレーム6aは回動支持部5aで連結される。体の膝関節と動作支援装置100の回動支持部5aの位相が動作の最中にずれると、モータによるトルクが減力してしまうので、保持具19aと保持具18aを備えた膝ガード20aの回動中心と、回動支持部5aの回動中心をピンジョイントで連結することで、体の膝関節と回動支持部5aの位相ずれを防止する。保持具19aは膝上で、保持具18aは膝下(ふくらはぎの上)で脚に固定することで、動作にともなう筋肉の収縮の影響を極力受けないようにする。
上フレーム4aおよび下フレーム6aは、樹脂や軽金属などの軽量で十分な強度を有する材料で形成された棒状または板状の部材である。樹脂であれば、例えば、CFRPやGFRPを用いることができる。また、軽金属であれば、例えば、Al合金やMg合金、Ti合金などを用いることができる。本実施形態では、上フレーム4aを1本の棒材により形成したが、その長さを伸縮自在にするスライド機構を設けても良い。
上連結部3aは、上フレーム4aの上端を上装具2aに対して3自由度の回動が可能な状態で連結する。ここで言う3自由度の回動とは、例えば、X軸を中心とした回動、Y軸を中心とした回動、およびZ軸を中心とした回動を含み、全ての方向に回動可能であることを指す。具体的には、上連結部3aは、例えば、ボールジョイントや自在継手などのフリージョイントである。
上連結部3aには、ポテンショメータ15aが設けられる。ポテンショメータ15aは、上連結部3aの角度を検出する。たとえば、ポテンショメータ15aは、上装具2aと上フレーム4aとがなす角度を検出する。ポテンショメータ15aは、X軸方向、Y軸方向及び/又はZ軸方向の角度を検出する。
下連結部7aは、下フレーム6aの下端を下装具8aに対して3自由度の回動が可能な状態で連結する。下連結部7aは、上連結部3aと同様の構成である。
回動支持部5aは、上フレーム4aの下端を下フレーム6aの上端に対して1自由度の回動可能な状態で連結する。回動支持部5aは、1自由度として、膝関節が動く方向、すなわちX軸を中心とした自由度の回動を許容する。即ち、回動支持部5aは、膝関節が回動する方向以外(Y軸を中心とした回動やZ軸を中心とした回動)への下フレーム6aの上フレーム4aに対する回動を許容しない。つまり、動作支援装置100は、全体として、7自由度の回動を許容する。
装着者Pが膝関節を屈伸させる場合、回動支持部5aが膝関節の動作に合わせて回動するとともに、上連結部3aおよび下連結部7aも僅かに回動する。つまり、屈伸動作時には、膝関節が僅かに外側に開くとともに、膝関節が単純な1軸を中心とした回動にはならないため、上連結部3aおよび下連結部7aがそれぞれ3自由度の回動を許容することで、膝関節の複雑な動きを可能にしている。
回動支持部5aには、駆動部10aが同軸に取り付けられている。駆動部10aは、当該動作支援装置100を装着した装着者Pの屈伸動作をアシストする方向の駆動力を回動支持部5に与える。即ち、駆動部10aは、回動支持部5aにトルクを印加する。たとえば、駆動部10aは、膝を伸ばす方向に回動支持部5aに駆動力を与える。また、駆動部10aは、膝を曲げる方向に回動支持部5aに駆動力を与える。
駆動部10aは、たとえば、サーボモータ12a、及び、電磁クラッチ14aなどを有する。
サーボモータ12aは、駆動力を回動支持部5aに与える。サーボモータ12aは、図示しない電力供給部からの電力を受けて回転する。
電磁クラッチ14aは、サーボモータ12aの回動力を回動支持部5aに選択的に伝える。電磁クラッチ14aを切った状態では、サーボモータ12の回動力は回動支持部5aに伝えられない。本実施形態では、サーボモータ12aおよび電磁クラッチ14aを回動支持部5aと同軸に配置したが、例えば、かさ歯車やタイミングベルト、チェーンを介して回動力を回動支持部5aに伝える構成を採用しても良い。
サーボモータ12aには、回動支持部5aの回動角度を検出するためのポテンショメータ16a(角度検出部)が設けられている。ポテンショメータ16aは、回動支持部5aの角度を検出する。たとえば、ポテンショメータ16aは、サーボモータ12aの回転角度を測定して、上フレーム4aと下フレーム6aがなす角度αを検出する。つまり、ポテンショメータ16aは、装着者Pの膝関節の回動角度を検出する。なお、ポテンショメータ16aは、サーボモータ12aの機能として実現されてもよい。
さらに、回動支持部5aに近接した上フレーム4aの外側には、装着者Pの動きに伴う加速度を検出するための加速度センサ22aが取り付けられている。加速度センサ22a(加速度検出部)は、自身に係る加速度を検知する。加速度センサ22aは、例えば、3軸加速度センサであり、あらゆる方向の加速度を検出可能である。特に、本実施形態では、膝関節が外側に開かれたり内側に閉じられたりする動作を検出しやすくするため、膝関節の近くに加速度センサ22aを設ける。このように、膝関節の近傍に加速度センサ22aを配置することで、膝関節の動きに加速度センサ22aを正確に追従させることができる。
なお、動作支援装置100は、さらに他の加速度センサを備えてもよい。
下装具8aは、下フレーム6aの下端近くで足に装着されて固定される。下装具8aは、例えば、板金を形状加工して折り曲げて形成され、足の裏を乗せる部分を有する。
圧力センサ17a(荷重検出部)は、下装具8aに設けられる。圧力センサ17aは、下装具8aの上面に係る圧力を検出する。即ち、圧力センサ17aは、足裏に係る荷重を検出する。圧力センサ17aは、下装具8a内に設けられてもよいし、下装具8a上に設けられてもよい。圧力センサ17aは、たとえば、静電容量の変化又はひずみゲージを用いて変形を検出するものであってもよい。なお、圧力センサ17aは、下装具8の下面に配置されてもよい。
なお、動作支援装置100は、股関節の動作を支援する駆動部を備えなくともよい。
次に、動作支援装置100の制御系について説明する。
図3は、動作支援装置100の制御系の構成例を示すブロック図である。
図3が示すように、動作支援装置100は、ポテンショメータ15a並びに15b、ポテンショメータ16a並びに16b、圧力センサ17a並びに17b、加速度センサ22a並びに22b、駆動部10a並びに10b、及び、制御部30などを備える。駆動部10a及び10bは、それぞれサーボモータ12a並びに12b及び電磁クラッチ14a並びに14bなどを備える。動作支援装置100は、通信バスなどを通じて、制御部30と、ポテンショメータ15a並びに15b、ポテンショメータ16a並びに16b、圧力センサ17a並びに17b、加速度センサ22a並びに22b、及び、駆動部10a並びに10bと電気的に接続する。
ポテンショメータ15a並びに15b、ポテンショメータ16a並びに16b、圧力センサ17a並びに17b、加速度センサ22a並びに22b及び駆動部10a並びに10bは、前述したとおりである。
制御部30は、動作支援装置100全体の動作を制御する。たとえば、制御部30は、ポテンショメータ15、ポテンショメータ16、圧力センサ17、又は/及び、加速度センサ22から取得した情報に基づいて駆動部10を作動させる。制御部30は、たとえば、プロセッサ、RAM、ROM及びNVMなどから構成される。
プロセッサは、制御部30全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサは、内部キャッシュおよび各種のインターフェースなどを備えても良い。プロセッサは、内部メモリ、ROMあるいはNVMに予め記憶したプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。プロセッサは、たとえば、CPUなどである。
なお、プロセッサがプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウェア回路により実現されるものであっても良い。この場合、プロセッサは、ハードウェア回路により実行される機能を制御する。
ROMは、予め制御用のプログラム及び制御データなどが記憶された不揮発性のメモリである。ROMに記憶される制御プログラム及び制御データは、予め動作支援装置100の仕様に応じて組み込まれる。ROMは、たとえば、制御部30の回路基板を制御するプログラム(例えば、BIOS)などを格納している。
RAMは、揮発性のメモリである。RAMは、プロセッサの処理中のデータなどを一時的に格納する。RAMは、プロセッサからの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納している。また、RAMは、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
NVMは、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。NVMは、例えばEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)などである。NVMは、動作支援装置100の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション、及び種々のデータを格納する。また、NVMは、プロセッサが種々の処理を実行することで生成したデータを保存する。
次に、制御部30が実現する機能について説明する。ここでは、動作支援装置100の右脚側の構成と左脚側の構成は、同様の動作をするため、a及びbの符号を省略して説明するものとする。
制御部30は、動作支援装置100を装着する装着者Pがしゃがんだ状態であるかを判定する機能を有する。たとえば、制御部30は、ポテンショメータ16を通じて膝の角度αを検出し、検出したαに基づいて装着者Pがしゃがんだ状態であるかを判定する。たとえば、制御部30は、αが所定の閾値を下回る場合に、装着者Pがしゃがんだ状態であると判定してもよい。なお、制御部30は、さらに又はあるいはポテンショメータ15などを用いて装着者Pがしゃがんだ状態であるか判定してもよい。制御部30がしゃがんだ状態を判定する方法は、特定の方法に限定されるものではない。
また、制御部30は、装着者Pの膝関節が伸び始める状態を検知する機能を有する(検知部)。ここでは、制御部30は、装着者Pの膝関節が伸び始める状態として、装着者Pが立ち上がり動作を開始した状態を検知する。即ち、制御部30は、装着者Pがしゃがんだ状態から立ち上がろうとしているかを判定する。たとえば、制御部30は、加速度センサ22を通じて膝に生じる加速度を検出し、検出した加速度に基づいて装着者Pが立ち上がり動作を開始したか判定する。たとえば、制御部30は、加速度センサ22を通じて装着者Pが立ち上がりを開始した時に生じる膝の加速度を検出して、立ち上がり動作を開始したことを判定する。なお、制御部30は、さらにポテンショメータ15並びに16及び圧力センサ17などを用いて装着者Pが立ち上がり動作を開始したか判定してもよい。制御部30が立ち上がりの開始を判定する方法は、特定の方法に限定されるものではない。
また、制御部30は、装着者Pが立ち上がりを開始すると、駆動部10を用いて回動支持部5を膝が伸びる方向に回転させる機能を有する(駆動制御部)。即ち、制御部30は、装着者Pの立ち上がり動作を補助するように回動支持部5にトルクを生じさせる。制御部30は、立ち上がりの開始から終了まで一定のトルクで回動支持部5を回転させてもよい。また、制御部30は、膝の角度αなどに応じてトルクを変更してもよい。
また、制御部30は、装着者Pが立ち上がった状態であるかを判定する機能を有する。たとえば、制御部30は、ポテンショメータ16を通じて膝の角度αを検出し、検出したαに基づいて装着者Pが立ち上がった状態であるかを判定する。たとえば、制御部30は、αが所定の閾値を上回る場合に、装着者Pが立ち上がった状態であると判定してもよい。なお、制御部30は、ポテンショメータ15及び圧力センサ17などを用いて装着者Pが立ち上がった状態であるか判定してもよい。制御部30が立ち上がった状態を判定する方法は、特定の方法に限定されるものではない。
次に、動作支援装置100が立ち上がり動作を支援する動作例について説明する。
図4は、動作支援装置100が立ち上がり動作を支援する動作例について説明するためのフローチャートである。
ここでは、動作支援装置100の装着者Pは、しゃがんでいる状態から立ち上がろうとするものする。
まず、動作支援装置100の制御部30は、支援を行うスイッチがオンになっているか判定する(S11)。スイッチがオンになっていないと判定すると(S11、NO)、制御部30は、S11に戻る。
スイッチがオンになっていると判定すると(S11、YES)、制御部30は、ポテンショメータ16を用いて、膝関節の状態(角度)を検出する(S12)。膝関節の状態を検出すると、制御部30は、検出した状態に基づいて装着者Pがしゃがんだ状態であるか判定する(S13)。
装着者Pがしゃがんだ状態でないと判定すると(S13、NO)、制御部30は、S11へ戻る。装着者Pがしゃがんだ状態であると判定すると(S13、YES)、制御部30は、加速度センサ22などを用いて、膝関節に生じる加速度を検出する(S14)。
膝関節に生じる加速度を検出すると、制御部30は、検出した加速度に基づいて装着者Pが立ち上がりを開始したか判定する(S15)。装着者Pが立ち上がりを開始していないと判定すると(S15、NO)、制御部30は、S14に戻る。
装着者Pが立ち上がりを開始したと判定すると(S15、YES)、制御部30は、駆動部10を用いて両膝を伸ばす方向に回動支持部5にトルクを生じさせる(S16)。回動支持部5にトルクを生じさせると、制御部30は、ポテンショメータ16を用いて、膝関節の状態を検出する(S17)。
膝関節の状態を検出すると、制御部30は、検出した膝関節の状態に基づいて、装着者Pが立ち上がった状態であるか判定する(S18)。装着者Pが立ち上がった状態でないと判定すると(S18、NO)、制御部30は、S17に戻る。
装着者Pが立ち上がった状態であると判定すると(S18、YES)、制御部30は、駆動部10が発生させているトルクを停止する(S19)。トルクを停止すると、制御部30は、動作を終了する。
なお、動作支援装置100は、装着者Pの体勢を検知するためのセンサをさらに備えてもよい。たとえば、動作支援装置100は、下連結部7に、下フレーム6と下装具8との間の角度を検出するポテンショメータなどを備えてもよい。
なお、制御部30は、装着者Pがしゃがむ動作を支援してもよい。たとえば、制御部30は、しゃがむ動作を開始したことを検出し、装着者Pがゆっくりとしゃがむように膝を伸ばす方向にトルクを生じさせてもよい。
以上のように構成された動作支援装置は、膝関節の動作を支援する駆動部を用いて装着者の立ち上がり動作を支援することができる。従って、動作支援装置は、股関節に駆動部を用いることなく、膝間接の動作を支援することで装着者の立ち上がり動作を支援することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係る動作支援装置100は、装着者Pの歩行動作を支援する。第2実施形態に係る動作支援装置100は、図1乃至3に示す構成により実現可能である。このため、第2実施形態に係る動作支援装置100の構成については、詳細な説明を省略する。
まず、装着者Pの歩行動作について説明する。
図5は、装着者Pの歩行動作における状態例を示す図である。
図5が示すように、ここでは、装着者Pの歩行動作を状態A乃至Hに分割する。装着者Pは、状態A乃至Hを順々に経て歩行を行う。また、装着者Pは、状態A乃至Hを繰り返して歩行を継続する。
状態Aは、左脚を前に振り出して両足共に地面に着いた状態である。状態Aは、右脚が後ろにあり、左脚が前にある。また、状態Aは、右膝の関節及び左膝の関節が共に伸びた状態である。
状態Bは、右脚の膝関節が曲がった状態から右脚を前に振りだす状態である。状態Bは、右脚が後ろにあり、左脚が胴体のほぼ真下にある。また、状態Bは、右膝の関節が大きく曲がり、左膝の関節が伸びた状態である。
状態Cは、右脚を前に振り出している途中の状態である。状態Cは、右脚及び左脚が共に胴体のほぼ真下にある。また、状態Cは、右膝の関節が伸びている途中であり、左膝の関節が伸びた状態である。
状態Dは、右脚を前に振り出し終わった状態である。状態Dは、右脚が前にあり、左脚が後ろにある状態である。また、状態Dは、右膝の関節及び左膝の関節が共に伸びた状態である。また、状態Dは、右脚が地面に接する直前の状態である。
状態Eは、右脚を前に振り出して両足共に地面に着いた状態である。状態Eは、状態Dよりもさらに右脚が前にあり、さらに左脚が後ろにある状態である。また、状態Eは、右膝の関節及び左膝の関節が共に伸びた状態である。
状態Fは、左脚の膝関節が曲がった状態から左脚を前に振りだす状態である。状態Fは、右脚が胴体のほぼ真下にある、左脚が後ろにある状態である。また、状態Fは、右膝の関節が伸び、左膝の関節が大きく曲がった状態である。
状態Gは、左脚を前に振り出している途中の状態である。状態Gは、右脚及び左脚が共に胴体のほぼ真下にある状態である。また、状態Gは、右膝の関節が伸び、左膝の関節が伸びている途中である状態である。
状態Hは、左脚を前に振り出し終わった状態である。状態Hは、右脚が後ろにあり、左脚が前にある状態である。また、状態Hは、右膝の関節及び左膝の関節が共に伸びた状態である。また、状態Hは、左脚が地面に接する直前の状態である。
次に、制御部30が実現する機能について説明する。
制御部30は、ポテンショメータ15並びに16及び圧力センサ17などを用いて、装着者Pの膝関節が伸び始める状態を検知する機能を有する(検知部)。たとえば、制御部30は、装着者Pの膝関節が伸び始める状態として、装着者Pの状態が状態B、状態D、状態F及び状態Hであることを検出する。
たとえば、制御部30は、ポテンショメータ15a及び15bを用いて右膝及び左膝の角度を検出する。また、制御部30は、ポテンショメータ16a及び16bを用いて右股関節及び左股関節の角度を検出する。また、制御部30は、圧力センサ17a及び17bを用いて右脚の足裏及び左脚の足裏に係る荷重を検出する。制御部30は、各部位の角度及び各荷重に基づいて装着者Pの状態を検出する。
たとえば、制御部30は、右膝の関節が大きく曲がり(角度が所定の閾値以下で)、左膝の関節が伸びており(角度が所定の閾値以上で)、かつ、右脚の足裏の荷重がない(荷重が閾値以下)場合に、装着者Pが状態Bであると判定する。なお、制御部30は、さらに股関節の角度を用いて、装着者Pが状態Bであることを判定してもよい。また、同様に、制御部30は、装着者Pが状態Fであると判定する。
また、制御部30は、右膝の関節が伸びており(角度が所定の閾値以上で)、左膝の関節が伸びており(角度が所定の閾値以上で)、かつ、右脚の足裏の荷重がない(荷重が閾値以下)場合に、装着者Pが状態Dであると判定する。なお、制御部30は、さらに股関節の角度を用いて、装着者Pが状態Dであることを判定してもよい。また、同様に、制御部30は、装着者Pが状態Hであると判定する。
なお、制御部30は、他のセンサなどが検知した測定値を用いて装着者Pの状態を判定してもよい。制御部30が装着者Pの状態を判定するために用いるパラメータ及び条件は、特定の構成に限定されるものではない。
また、制御部30は、駆動部10を用いて、装着者Pが膝を伸ばす動作を支援する機能を有する(駆動制御部)。即ち、制御部30は、駆動部10を用いて、回動支持部5に膝が伸びる方向にトルクを生じさせる。
たとえば、制御部30は、装着者Pが状態Bである場合に、駆動部10aを用いて右膝が伸びる方向に動作を支援する。また、制御部30は、装着者Pが状態Fである場合に、駆動部10bを用いて左膝が伸びる方向に動作を支援する。なお、制御部30は、一定のトルクを回動支持部5に加えて動作を支援してもよい。また、制御部30は、膝の角度に応じて回動支持部5に加えるトルクを変化させてもよい。
次に、動作支援装置100が装着者Pの歩行を支援する動作例について説明する。
図6は、動作支援装置100が装着者Pの歩行を支援する動作例について説明するためのフローチャートである。
ここでは、動作支援装置100の装着者Pは、歩行動作を行うとするものする。
まず、動作支援装置100の制御部30は、支援を行うスイッチがオンになっているか判定する(S21)。スイッチがオンになっていないと判定すると(S21、NO)、制御部30は、S21に戻る。
スイッチがオンになっていると判定すると(S21、YES)、制御部30は、股関節の角度、膝関節の角度及び/又は足裏の荷重などに基づいて、装着者Pの両足が揃っているか判定する(S22)。即ち、制御部30は、装着者Pが立ち止まっているか判定する。
装着者Pの両足が揃っていると判定すると(S22、YES)、制御部30は、S22に戻る。装着者Pの両足が揃っていないと判定すると(S22、NO)、制御部30は、装着者Pの状態が状態Bであるか判定する(S23)。装着者Pの状態が状態Bでないと判定すると(S23、NO)、制御部30は、装着者Pの状態が状態Fであるか判定する(S24)
装着者Pの状態が状態Bであると判定すると(S23、YES)、制御部30は、駆動部10aを用いて右膝を伸ばす方向に回動支持部5aにトルクを生じさせる(S25)。右膝を伸ばす方向に回動支持部5aにトルクを生じさせると、制御部30は、両足が停止したか判定する(S26)。即ち、制御部30は、装着者Pが歩行動作を停止したか判定する。
両足が停止していないと判定すると(S26、NO)、制御部30は、装着者Pの状態が状態Dであるか判定する(S27)。装着者Pの状態が状態Dでないと判定すると(S27、NO)、制御部30は、S26へ戻る。装着者Pの状態が状態Dであると判定すると(S27、YES)、制御部30は、回動支持部5aに生じさせたトルクを停止する(S28)。
トルクを停止すると、制御部30は、装着者Pの状態が状態Fであるか判定する(S29)。装着者Pの状態が状態Fでないと判定すると(S29、NO)、制御部30は、S29へ戻る。装着者Pの状態が状態Fであると判定すると(S29、YES)、制御部30は、駆動部10bを用いて左膝を伸ばす方向に回動支持部5bにトルクを生じさせる(S30)。左膝を伸ばす方向に回動支持部5bにトルクを生じさせると、制御部30は、両足が停止したか判定する(S31)。
両足が停止していないと判定すると(S31、NO)、制御部30は、装着者Pの状態が状態Hであるか判定する(S32)。装着者Pの状態が状態Hでないと判定すると(S32、NO)、制御部30は、S31へ戻る。装着者Pの状態が状態Hであると判定すると(S32、YES)、制御部30は、回動支持部5bに生じさせたトルクを停止する(S33)。
トルクを停止すると、制御部30は、装着者Pの状態が状態Bであるか判定する(S34)。装着者Pの状態が状態Bでないと判定すると(S34、NO)、制御部30は、S34へ戻る。装着者Pの状態が状態Bであると判定すると(S34、YES)、制御部30は、S25へ進む。
装着者Pの状態が状態Fでないと判定すると(S24、NO)、制御部30は、S22へ戻る。装着者Pの状態が状態Fであると判定すると(S24、YES)、制御部30は、S30へ進む。
両足が停止したと判定すると(S26、YES又はS31、YES)、制御部30は、駆動部10の動作を停止する(S35)。即ち、制御部30は、駆動部10aが回動支持部5aに印加しているトルク、又は、駆動部10bが回動支持部5bに印加しているトルクを停止する。駆動部の動作を停止すると、制御部30は、動作を終了する。
なお、制御部30は、S28とS29との間、又は、S33とS34との間で両足が停止したか判定してもよい。また、動作支援装置100は、さらに第1実施形態に係る動作支援装置100の動作を行ってもよい。
以上のように構成された動作支援装置は、膝関節の動作を支援する駆動部を用いて装着者の歩行動作を支援することができる。従って、動作支援装置は、股関節に駆動部を用いることなく、膝間接の動作を支援することで装着者の歩行動作を支援することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。
第3実施形態に係る動作支援装置100は、装着者Pの階段を上がる動作を支援する。第3実施形態に係る動作支援装置100は、図1乃至3に示す構成により実現可能である。このため、第3実施形態に係る動作支援装置100の構成については、詳細な説明を省略する。
また、第3実施形態に係る動作支援装置100の制御部30は、第2実施形態に係る動作支援装置100の制御部30と同様に、駆動部10を用いて、装着者Pが膝を伸ばす動作を支援する機能を有する(駆動制御部)。
まず、装着者Pの階段を上がる動作について説明する。
図7は、装着者Pの階段を上がる動作における状態例を示す図である。
図7が示すように、ここでは、装着者Pの階段を上がる動作を状態P乃至Zに分割する。装着者Pは、状態P乃至Zを順々に経て階段を上がる。また、装着者Pは、状態R乃至Wを繰り返して階段を上がる動作を継続する。
状態Pは、階段を上がる前の状態である。状態Pは、両足が胴体のほぼ真下にあり、両足の膝が伸びた状態である。
状態Qは、右脚から階段を上がり始める状態である。状態Qは、右脚がやや前にあり、左脚が胴体のほぼ真下にある状態である。状態Qは、右膝が伸び、左膝がやや曲がった状態である。
状態Rは、右脚を次の段に掛けた状態である。状態Rは、右脚が前にあり、左脚がやや後ろにある状態である。状態Rは、右膝がほぼ直角に曲がり、左膝が伸びた状態である。
状態Sは、右脚で体全体を次の段に上げた状態である。状態Sは、右脚がやや前にあり、左脚がやや後ろにある、状態Sは、両膝ともやや曲がった状態である。
状態Tは、左脚から階段を上がり始める状態である。状態Tは、右脚が胴体のほぼ真下にあり、左脚がやや前にある状態である。状態Tは、右膝がやや曲がり、左膝が伸びた状態である。
状態Uは、左脚を次の段に掛けた状態である。状態Rは、右脚がやや後ろにあり、左脚が前にある状態である。状態Uは、右膝が伸び、左膝がほぼ直角に曲がった状態である。
状態Vは、左脚で体全体を次の段に上げた状態である。状態Vは、右脚がやや後ろにあり、左脚がやや前にある、状態Vは、両膝ともやや曲がった状態である。
状態W乃至Yは、それぞれ状態Q乃至Sと同様である。状態Zは、階段を上ぼる動作を停止した状態である。状態Zは、状態Pと同様である。
次に、制御部30が実現する機能について説明する。
制御部30は、ポテンショメータ15並びに16及び圧力センサ17などを用いて、装着者Pの膝関節が伸び始める状態を検知する機能を有する(検知部)。たとえば、制御部30は、装着者Pの膝関節が伸び始める状態として、装着者Pの状態が状態R、状態T、状態U及び状態Wであることを検出する。
たとえば、制御部30は、右膝の関節がほぼ直角に曲がり(角度が所定の範囲内で)、左膝の関節が伸びており(角度が所定の閾値以上で)、かつ、右脚及び左脚の足裏の荷重がほぼ同じである(荷重差が閾値以下)場合に、装着者Pが状態Rであると判定する。なお、制御部30は、さらに股関節の角度を用いて、装着者Pが状態Rであることを判定してもよい。また、同様に、制御部30は、装着者Pが状態Uであると判定する。
また、制御部30は、右膝の関節が伸びており(角度が所定の閾値以上で)、左膝の関節がやや曲がっており(角度が所定の範囲内で)、かつ、左脚の足裏の荷重がない(荷重が閾値以下)場合に、装着者Pが状態Tであると判定する。なお、制御部30は、さらに股関節の角度を用いて、装着者Pが状態Tであることを判定してもよい。また、同様に、制御部30は、装着者Pが状態Wであると判定する。
次に、動作支援装置100が装着者Pの階段を上る動作を支援する動作例について説明する。
図8は、動作支援装置100が装着者Pの階段を上る動作を支援する動作例について説明するためのフローチャートである。
ここでは、動作支援装置100の装着者Pは、階段を上がるものとする。
S21、S22、S25、S26、S28、S30、S31、S33及びS35は、図6のそれらと同様であるので説明を省略する。
装着者Pの両足が揃っていないと判定すると(S22、NO)、制御部30は、装着者Pの状態が状態Rであるか判定する(S41)。装着者Pの状態が状態Rでないと判定すると(S41、NO)、制御部30は、装着者Pの状態が状態Uであるか判定する(S42)。
装着者Pの状態が状態Rであると判定すると(S41、YES)、制御部30は、S25に進む。
両足が停止していないと判定すると(S26、NO)、制御部30は、装着者Pの状態が状態Tであるか判定する(S43)。装着者Pの状態が状態Tでないと判定すると(S43、NO)、制御部30は、S26へ戻る。装着者Pの状態が状態Tであると判定すると(S43、YES)、制御部30は、S28へ進む。
トルクを停止すると(S28)、制御部30は、装着者Pの状態が状態Uであるか判定する(S45)。装着者Pの状態が状態Uでないと判定すると(S45、NO)、制御部30は、S45へ戻る。装着者Pの状態が状態Uであると判定すると(S45、YES)、制御部30は、S30へ進む。
両足が停止していないと判定すると(S31、NO)、制御部30は、装着者Pの状態が状態Wであるか判定する(S46)。装着者Pの状態が状態Wでないと判定すると(S46、NO)、制御部30は、S31へ戻る。装着者Pの状態が状態Wであると判定すると(S46、YES)、制御部30は、S33へ進む。
トルクを停止すると(S33)、制御部30は、装着者Pの状態が状態Rであるか判定する(S47)。装着者Pの状態が状態Rでないと判定すると(S47、NO)、制御部30は、S47へ戻る。装着者Pの状態が状態Rであると判定すると(S47、YES)、制御部30は、S25へ進む。
装着者Pの状態が状態Uでないと判定すると(S42、NO)、制御部30は、S22へ戻る。装着者Pの状態が状態Uであると判定すると(S42、YES)、制御部30は、S30へ進む。
なお、制御部30は、S28とS45との間、又は、S33とS47との間で両足が停止したか判定してもよい。また、動作支援装置100は、さらに第1及び/又は第2実施形態に係る動作支援装置100の動作を行ってもよい。
以上のように構成された動作支援装置は、膝関節の動作を支援する駆動部を用いて装着者の階段を上がる動作を支援することができる。従って、動作支援装置は、股関節に駆動部を用いることなく、膝間接の動作を支援することで装着者の階段を上がる動作を支援することができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。
第4実施形態に係る動作支援装置100は、装着者Pの階段を上がる動作を支援する。第4実施形態に係る動作支援装置100は、第3実施形態に係る動作支援装置100が行う支援に加え、装着者Pの膝を曲げる動作も支援する。第4実施形態に係る動作支援装置100は、図1乃至3に示す構成により実現可能である。このため、第4実施形態に係る動作支援装置100の構成については、詳細な説明を省略する。
次に、制御部30が実現する機能について説明する。
制御部30は、第3実施形態に係る動作支援装置100の制御部30と同様に、装着者Pの膝関節が伸び始める状態を検知する機能を有する。また、制御部30は、第3実施形態に係る動作支援装置100の制御部30と同様に、駆動部10を用いて、装着者Pが膝を伸ばす動作を支援する機能を有する(駆動制御部)。
制御部30は、ポテンショメータ15並びに16及び圧力センサ17などを用いて、装着者Pの膝関節が曲がり始める状態を検知する機能を有する(検知部)。たとえば、制御部30は、装着者Pの膝関節が曲がり始める状態として、状態Q、状態R、状態T、状態U及び状態Wを検出する。
ここでは、制御部30は、装着者Pの膝関節が曲がり始める状態及び装着者Pの膝関節が曲がり始める状態として、状態R、及び、状態Uを検知する。即ち、制御部30は、状態R、又は、状態Uにおいて、一方の脚の膝関節が伸びることを支援し、他方の脚の膝関節が曲がることを支援する。なお、制御部30が装着者Pの膝関節が曲がり始める状態として検知する状態と、装着者Pの膝関節が曲がり始める状態として検知する状態とは、オーバーラップする部分があってもよいし、なくともよい。
また、制御部30は、駆動部10を用いて、装着者Pが膝を曲げる動作を支援する機能を有する(駆動制御部)。即ち、制御部30は、駆動部10を用いて、回動支持部5に膝が曲がる方向にトルクを生じさせる。
たとえば、制御部30は、装着者Pが状態Qである場合に、駆動部10aを用いて右膝が曲がる方向に動作を支援する。また、制御部30は、装着者Pが状態Tである場合に、駆動部10bを用いて左膝が曲がる方向に動作を支援する。なお、制御部30は、一定のトルクを回動支持部5に加えて動作を支援してもよい。また、制御部30は、膝の角度に応じて回動支持部5に加えるトルクを変化させてもよい。
次に、動作支援装置100が装着者Pの階段を上る動作を支援する動作例について説明する。
図9は、動作支援装置100が装着者Pの階段を上る動作を支援する動作例について説明するためのフローチャートである。
ここでは、動作支援装置100の装着者Pは、階段を上がるものとする。
S21及びS22は、図6のそれらと同様であるので説明を省略する。
装着者Pの両足が揃っていないと判定すると(S22、NO)、制御部30は、装着者Pの状態が状態Qであるか判定する(S51)。装着者Pの状態が状態Qでないと判定すると(S51、NO)、制御部30は、装着者Pの状態が状態Tであるか判定する(S52)。
装着者Pの状態が状態Qであると判定すると(S51、YES)、制御部30は、駆動部10aを用いて、右膝を曲げる方向に回動支持部5aにトルクを生じさせる(S53)。右膝を曲げる方向に回動支持部5aにトルクを生じさせると、制御部30は、両足が停止したか判定する(S54)。即ち、制御部30は、装着者Pの状態が状態Zであるか判定する。
両足が停止していないと判定すると(S54、NO)、制御部30は、装着者Pの状態が状態Rであるか判定する(S55)。装着者Pの状態が状態Rでないと判定すると(S55、NO)、制御部30は、S54に戻る。
装着者Pの状態が状態Rであると判定すると(S55、YES)、制御部30は、駆動部10aを用いて右膝を伸ばす方向に回動支持部5aにトルクを生じさせる(S56)。右膝を伸ばす方向に回動支持部5aにトルクを生じさせると、制御部30は、駆動部10bを用いて左膝を曲げる方向に回動支持部5bにトルクを生じさせる(S57)。制御部30は、S60までこの状態を継続する。
左膝を曲げる方向に回動支持部5bにトルクを生じさせると、制御部30は、両足が停止したか判定する(S58)。両足が停止していないと判定すると(S58、NO)、制御部30は、装着者Pの状態が状態Uであるか判定する(S59)。装着者Pの状態が状態Uでないと判定すると(S59、NO)、制御部30は、S58に戻る。
装着者Pの状態が状態Uであると判定すると(S59、YES)、制御部30は、駆動部10bを用いて左膝を伸ばす方向に回動支持部5bにトルクを生じさせる(S60)。左膝を伸ばす方向に回動支持部5bにトルクを生じさせると、制御部30は、駆動部10aを用いて右膝を曲げる方向に回動支持部5aにトルクを生じさせる(S61)。制御部30は、S56までこの状態を継続する。
右膝を曲げる方向に回動支持部5aにトルクを生じさせると、制御部30は、S54へ進む。
装着者Pの状態が状態Tであると判定すると(S52、YES)、制御部30は、駆動部10bを用いて、左膝を曲げる方向に回動支持部5bにトルクを生じさせる(S62)。左膝を曲げる方向に回動支持部5bにトルクを生じさせると、制御部30は、S58に進む。
装着者Pの状態が状態Tでないと判定すると(S52、NO)、制御部30は、S22に戻る。
両足が停止したと判定すると(S54、YES又はS58、YES)、制御部30は、駆動部10の動作を停止する(S63)。即ち、制御部30は、駆動部10aが回動支持部5aに印加しているトルク、及び、駆動部10bが回動支持部5bに印加しているトルクを停止する。駆動部10の動作を停止すると、制御部30は、動作を終了する。
なお、S56及びS57は、順序が逆でもよし、同時に行われてもよい。また、S60及びS61は、順序が逆でもよし、同時に行われてもよい。また、制御部30は、S55とS56との間に一定の時間待機してもよい。また、制御部30は、S59とS60との間に一定の時間待機してもよい。また、動作支援装置100は、さらに第1、第2、及び/又は第3実施形態に係る動作支援装置100の動作を行ってもよい。
以上のように構成された動作支援装置は、膝関節の動作を支援する駆動部を用いて装着者の階段を上がる動作において膝関節を曲げる動作及び膝関節を伸ばす動作を支援することができる。従って、動作支援装置は、股関節に駆動部を用いることなく、膝関節を伸ばす動作及び膝関節を曲げる動作を支援することで装着者の階段を上がる動作を支援することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
膝の動作を支援する動作支援装置であって、
大腿部に固定される上フレームと、
下腿部に固定される下フレームと、
前記上フレームと前記下フレームとを回動可能に連結する回動支持部と、
前記回動支持部にトルクを印加する駆動部と、
膝関節が伸び始める状態を検知する検知部と、
前記検知部が前記膝関節が伸び始める状態を検知すると、前記駆動部を用いて前記回動支持部に前記膝関節が伸びるようにトルクを印加させる駆動制御部と、
を備える動作支援装置。
[C2]
足裏に係る荷重を検出する荷重検出部と
前記回動支持部の回転角度を検出する角度検出部と、
をさらに備え、
前記検知部は、前記角度検出部が検出した前記回転角度と前記荷重検出部が検出した前記荷重に基づいて、前記膝関節が伸び始める状態を検知する、
前記C1に記載の動作支援装置。
[C3]
前記回動支持部の回動中心と回転中心を連結し、膝上と膝下で固定する保持具を備える固定具を備え、
前記上フレームは、第1の脚の大腿部に固定される第1上フレームと、第2の脚の大腿部に固定される第2上フレームと、から構成され、
前記下フレームは、前記第1の脚の下腿部に固定される第1下フレームと、前記第2の脚の下腿部に固定される第2下フレームと、から構成され、
前記回動支持部は、前記第1上フレームと前記第1下フレームとを回動可能に連結する第1回動支持部と、前記第2上フレームと前記第2下フレームとを回動可能に連結する第2回動支持部と、から構成され、
前記駆動部は、前記第1回動支持部にトルクを印加する第1駆動部と、前記第2回動支持部にトルクを印加する第2駆動部と、から構成され、
前記検知部は、前記第1の脚の膝関節が伸び始める状態、及び、前記第2の脚の膝関節が伸び始める状態を検知し、
前記駆動制御部は、前記検知部が前記第1の脚の膝関節が伸び始める状態を検知すると、前記第1駆動部を用いて前記第1の脚の膝関節が伸びるように前記第1回動支持部にトルクを印加させ、前記検知部が前記第2の脚の膝関節が伸び始める状態を検知すると、前記第2駆動部を用いて前記第2の脚の膝関節が伸びるように前記第2回動支持部にトルクを印加させる、
前記C1又は2に記載の動作支援装置。
[C4]
前記検知部は、歩行動作において、前記第1の脚が曲がった状態から前記第1の脚を前に振りだす状態を、前記第1の脚の膝関節が伸び始める状態として検知し、
前記駆動制御部は、前記検知部が前記曲がった第1の脚の膝関節が伸び始める状態を検知した場合に、前記第1駆動部を用いて前記第1の脚の膝関節が伸びるように前記第1回動支持部にトルクを印加させる、
前記C3に記載の動作支援装置。
[C5]
前記検知部は、階段を上がる動作において、前記第1の脚を所定の段から次の段に掛けた状態を、前記第1の脚の膝関節が伸び始める状態として検知し、
前記駆動制御部は、前記第1の脚の膝関節が伸び始める状態を検知した場合に、前記第1の脚の膝関節が伸びるように前記回動支持部にトルクを印加させる、
前記C3又は4に記載の動作支援装置。
[C6]
前記検知部は、さらに前記膝関節が曲がり始める状態を検知し、
前記駆動制御部は、前記検知部が前記膝関節が曲がり始める状態を検知すると、前記駆動部を用いて前記回動支持部に前記膝関節が曲がるようにトルクを印加させる、
前記C3乃至5の何れか1項に記載の動作支援装置。
[C7]
前記検知部は、階段を上がる動作において、前記第1の脚を所定の段から次の段に掛けた状態を、第2の脚の膝関節が曲がり始める状態として検知し、
前記駆動制御部は、前記検知部が第2の脚の膝関節が曲がり始める状態を検知すると、前記第2駆動部を用いて前記第2の脚の膝関節が曲がるように前記第2回動支持部にトルクを印加させる、
前記C6に記載の動作支援装置。
[C8]
前記膝関節の加速度を検出する加速度検出部をさらに備え、
前記検知部は、前記加速度検出部が検出する前記加速度に基づいて、しゃがんだ状態から立ち上がり動作を開始した状態を、前記膝関節が伸び始める状態として検知する、
前記C1乃至3の何れか1項に記載の動作支援装置。
2a及び2b…上装具、3a及び3b…上連結部、4a及び4b…上フレーム、5a及び5b…回動支持部、6a及び6b…下フレーム、7a及び7b…下連結部、10a及び10b…駆動部、12a及び12b…サーボモータ、15a及び15b…ポテンショメータ、16a及び16b…ポテンショメータ、17a及び17b…圧力センサ、22a及び22b…加速度センサ、30…制御部、100…動作支援装置、P…装着者。

Claims (7)

  1. 膝の動作を支援する動作支援装置であって、
    大腿部に固定される上フレームと、
    下腿部に固定される下フレームと、
    前記上フレームと前記下フレームとを回動可能に連結する回動支持部と、
    前記回動支持部にトルクを印加する駆動部と、
    膝関節が伸び始める状態を検知する検知部と、
    前記検知部が前記膝関節が伸び始める状態を検知すると、前記駆動部を用いて前記回動支持部に前記膝関節が伸びるようにトルクを印加させる駆動制御部と、
    前記膝関節の加速度を検出する加速度検出部と、
    を備え、
    前記検知部は、前記加速度検出部が検出する前記加速度に基づいて、しゃがんだ状態から立ち上がり動作を開始した状態を、前記膝関節が伸び始める状態として検知する、
    動作支援装置。
  2. 足裏に係る荷重を検出する荷重検出部と
    前記回動支持部の回転角度を検出する角度検出部と、
    をさらに備え、
    前記検知部は、前記角度検出部が検出した前記回転角度と前記荷重検出部が検出した前記荷重に基づいて、前記膝関節が伸び始める状態を検知する、
    前記請求項1に記載の動作支援装置。
  3. 前記回動支持部の回動中心と自身の回動中心を連結し、膝上と膝下で固定する保持具を備える固定具を備え、
    前記上フレームは、第1の脚の大腿部に固定される第1上フレームと、第2の脚の大腿部に固定される第2上フレームと、から構成され、
    前記下フレームは、前記第1の脚の下腿部に固定される第1下フレームと、前記第2の脚の下腿部に固定される第2下フレームと、から構成され、
    前記回動支持部は、前記第1上フレームと前記第1下フレームとを回動可能に連結する第1回動支持部と、前記第2上フレームと前記第2下フレームとを回動可能に連結する第2回動支持部と、から構成され、
    前記駆動部は、前記第1回動支持部にトルクを印加する第1駆動部と、前記第2回動支持部にトルクを印加する第2駆動部と、から構成され、
    前記検知部は、前記第1の脚の膝関節が伸び始める状態、及び、前記第2の脚の膝関節が伸び始める状態を検知し、
    前記駆動制御部は、前記検知部が前記第1の脚の膝関節が伸び始める状態を検知すると、前記第1駆動部を用いて前記第1の脚の膝関節が伸びるように前記第1回動支持部にトルクを印加させ、前記検知部が前記第2の脚の膝関節が伸び始める状態を検知すると、前記第2駆動部を用いて前記第2の脚の膝関節が伸びるように前記第2回動支持部にトルクを印加させる、
    前記請求項1又は2に記載の動作支援装置。
  4. 前記検知部は、歩行動作において、前記第1の脚が曲がった状態から前記第1の脚を前に振りだす状態を、前記第1の脚の膝関節が伸び始める状態として検知し、
    前記駆動制御部は、前記検知部が前記曲がった第1の脚の膝関節が伸び始める状態を検知した場合に、前記第1駆動部を用いて前記第1の脚の膝関節が伸びるように前記第1回動支持部にトルクを印加させる、
    前記請求項3に記載の動作支援装置。
  5. 前記検知部は、階段を上がる動作において、前記第1の脚を所定の段から次の段に掛けた状態を、前記第1の脚の膝関節が伸び始める状態として検知し、
    前記駆動制御部は、前記第1の脚の膝関節が伸び始める状態を検知した場合に、前記第1の脚の膝関節が伸びるように前記回動支持部にトルクを印加させる、
    前記請求項3又は4に記載の動作支援装置。
  6. 前記検知部は、さらに前記膝関節が曲がり始める状態を検知し、
    前記駆動制御部は、前記検知部が前記膝関節が曲がり始める状態を検知すると、前記駆動部を用いて前記回動支持部に前記膝関節が曲がるようにトルクを印加させる、
    前記請求項3乃至5の何れか1項に記載の動作支援装置。
  7. 前記検知部は、階段を上がる動作において、前記第1の脚を所定の段から次の段に掛けた状態を、第2の脚の膝関節が曲がり始める状態として検知し、
    前記駆動制御部は、前記検知部が第2の脚の膝関節が曲がり始める状態を検知すると、前記第2駆動部を用いて前記第2の脚の膝関節が曲がるように前記第2回動支持部にトルクを印加させる、
    前記請求項6に記載の動作支援装置。
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