JP2017093178A - モータ制御用電源装置 - Google Patents

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Nobuharu Nishikori
信晴 錦織
渡辺 寛
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Abstract

【課題】低コストで電力効率の高いモータ制御用電源装置を提供する。【解決手段】モータ制御用電源装置(10A)は、直流電源(100)から供給される直流電流を複数のスイッチング素子(11-16)のスイッチング動作により交流電流に変換するインバータ回路(1)と、複数のスイッチング素子(11-16)をスイッチング動作させるための制御信号を生成するマイクロコンピュータ(3A)と、直流電源(100)の直流電圧を降圧して生成されるマイクロコンピュータ(3A)の動作電圧を受けて当該電圧を昇圧して複数のスイッチング素子(11-16)の駆動電圧を生成する昇圧コンバータ回路(5)とを備える。マイクロコンピュータ(3A)は、昇圧コンバータ回路(5)の出力電圧に応じたパルス変調信号を生成して該パルス変調信号を昇圧コンバータ回路(5)に入力する。昇圧コンバータ回路(5)は、マイクロコンピュータ(3A)から入力されるパルス変調信号に従って直流電圧変換を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、モータをインバータ制御するモータ制御用電源装置に関する。
洗濯機やエアコンなどの家庭電化製品にはトルクの大きいモータが搭載されている。そのようなモータにはインバータ制御により効率よく大電流が供給される。
インバータ制御は直流を交流に変換して交流電力を負荷(モータ)に供給するものである。したがって、インバータ制御を行うには、交流電源である商用電源を、一旦、直流電源に変換する必要がある。
従来、商用電源(交流電源)を直流電源に変換するコンバータ回路および当該直流電源から供給される直流電流を交流電流に変換してモータを駆動するインバータ回路の二つを、一つのマイクロコンピュータで制御するモータ制御用電源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−23792号公報
モータ制御用電源装置で必要とされる直流電源は、インバータ回路に直流電流を供給する直流電源だけでなく、インバータ回路を制御するマイクロコンピュータの動作電圧やインバータ回路におけるスイッチング素子の駆動電圧などがある。従来のモータ制御用電源装置では、コンバータ回路およびインバータ回路を制御するマイクロコンピュータの動作電圧やインバータ回路におけるスイッチング素子の駆動電圧などは別の電源装置で生成される。
この別の電源装置としてDC/DCコンバータやリニアレギュレータなどが用いられるが、例えば、DC/DCコンバータを用いると装置コストが高くなるといった問題がある。一方、リニアレギュレータは比較的安価ではあるが、DC/DCコンバータに比べると電力効率が悪いといった問題がある。
上記問題に鑑み、本発明は、低コストで電力効率の高いモータ制御用電源装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に従ったモータ制御用電源装置は、複数のスイッチング素子を有し、直流電源から供給される直流電流を前記複数のスイッチング素子のスイッチング動作により交流電流に変換するインバータ回路と、前記複数のスイッチング素子をスイッチング動作させるための制御信号を生成するマイクロコンピュータと、前記直流電源の直流電圧を降圧して生成される前記マイクロコンピュータの動作電圧を受けて当該電圧を昇圧して前記複数のスイッチング素子の駆動電圧を生成する昇圧コンバータ回路とを備え、前記マイクロコンピュータが、前記昇圧コンバータ回路の出力電圧に応じたパルス変調信号を生成して該パルス変調信号を前記昇圧コンバータ回路に入力するものであり、前記昇圧コンバータ回路が、前記マイクロコンピュータから入力される前記パルス変調信号に従って直流電圧変換を行うものである。
本発明の別の一局面に従ったモータ制御用電源装置は、複数のスイッチング素子を有し、直流電源から供給される直流電流を前記複数のスイッチング素子のスイッチング動作により交流電流に変換するインバータ回路と、前記複数のスイッチング素子をスイッチング動作させるための制御信号を生成するマイクロコンピュータと、前記直流電源の出力電圧を受けて当該電圧を降圧して前記マイクロコンピュータの動作電圧を生成する降圧コンバータ回路とを備え、前記マイクロコンピュータが、前記降圧コンバータ回路の出力電圧に応じたパルス変調信号を生成して該パルス変調信号を前記降圧コンバータ回路に入力するものであり、前記降圧コンバータ回路が、前記マイクロコンピュータから入力される前記パルス変調信号に従って直流電圧変換を行うものである。
本発明のさらに別の一局面に従ったモータ制御用電源装置は、複数のスイッチング素子を有し、直流電源から供給される直流電流を前記複数のスイッチング素子のスイッチング動作により交流電流に変換するインバータ回路と、前記複数のスイッチング素子をスイッチング動作させるための制御信号を生成するマイクロコンピュータと、前記直流電源の出力電圧を受けて当該電圧を降圧して前記マイクロコンピュータの動作電圧を生成する降圧コンバータ回路と、前記降圧コンバータ回路の出力電圧を受けて当該電圧を昇圧して前記複数のスイッチング素子の駆動電圧を生成する昇圧コンバータ回路とを備え、前記マイクロコンピュータが、前記降圧コンバータ回路および前記昇圧コンバータ回路の出力電圧に応じたパルス変調信号をそれぞれ生成して該パルス変調信号を前記降圧コンバータ回路および前記昇圧コンバータ回路にそれぞれ入力するものであり、前記降圧コンバータ回路および前記昇圧コンバータ回路が、それぞれ、前記マイクロコンピュータから入力される前記パルス変調信号に従って直流電圧変換を行うものである。
これら構成のモータ制御用電源装置によると、一つのマイクロコンピュータで、インバータ回路が制御されるとともに、インバータ回路における複数のスイッチング素子の駆動電圧を生成する昇圧コンバータ回路および/または当該マイクロコンピュータの動作電圧を生成する降圧コンバータ回路もパルス変調信号により制御される。これにより、インバータ回路における複数のスイッチング素子の駆動電圧を生成するため、あるいは、マイクロコンピュータの動作電圧を生成するためのDC/DCコンバータやリニアレギュレータなどを設ける必要がなく、モータ制御用電源装置の低コスト化および電力効率の向上が可能となる。
本発明によると、低コストで電力効率の高いモータ制御用電源装置を実現することができる。
第1の実施形態に係るモータ制御用電源装置のブロック図 一例に係る昇圧コンバータ回路の回路図 インバータ回路周辺の詳細なブロック図 過電圧保護を考慮した昇圧コンバータ回路の制御フローチャート 昇圧コンバータ回路の波形図 第2の実施形態に係るモータ制御用電源装置のブロック図 一例に係る降圧コンバータ回路の回路図 第3の実施形態に係るモータ制御用電源装置のブロック図 第4の実施形態に係るモータ制御用電源装置のブロック図 第5の実施形態に係るモータ制御用電源装置のブロック図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本発明を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
≪第1の実施形態≫
図1は、第1の実施形態に係るモータ制御用電源装置のブロック図である。本実施形態に係るモータ制御用電源装置10Aは、直流電源100から与えられる直流電圧で動作してモータ200を所望の回転速度およびトルクで駆動する装置である。具体的には、モータ制御用電源装置10Aは、インバータ回路1と、ドライバ回路2と、マイクロコンピュータ3Aと、昇圧コンバータ回路5と、直流降圧装置300とを備えている。
インバータ回路1は、直流電源100から供給される直流電流を交流電流(例えば、U相、V相、およびW相の3相電流)に変換して各相電流(例えば、U相電流、V相電流、およびW相電流)をモータ200の図略の各相コイルに通電してモータ200を駆動する回路である。インバータ回路1は、複数のスイッチング素子、すなわち、U相のソース電流の通電を制御するU相上アームのスイッチング素子11、スイッチング素子11に直列に接続されてU相のシンク電流の通電を制御するU相下アームのスイッチング素子12、V相のソース電流の通電を制御するV相上アームのスイッチング素子13、スイッチング素子13に直列に接続されてV相のシンク電流の通電を制御するV相下アームのスイッチング素子14、W相のソース電流の通電を制御するW相上アームのスイッチング素子15、およびスイッチング素子15に直列に接続されてW相のシンク電流の通電を制御するW相下アームのスイッチング素子16を備えている。また、各スイッチング素子11〜16にはフライホイールダイオード17が接続されている。なお、これらスイッチング素子11〜16には大電流が流れるため、これらスイッチング素子11〜16として絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)などの半導体素子、特にnpn型のIGBTを用いることが好ましい。
ドライバ回路2は、昇圧コンバータ回路5の出力電圧を受け、マイクロコンピュータ3Aから入力される制御信号の電圧レベルを昇圧コンバータ回路5の出力電圧にまで高めてインバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16を駆動する回路である。すなわち、ドライバ回路2は、実質的にはレベルシフタである。
マイクロコンピュータ3Aは、A/D変換回路31と、インバータ制御部32とを備えている。A/D変換回路31は、インバータ回路1の任意の相の出力電流の検出信号をデジタル値に変換する回路である。インバータ回路1には任意の相の出力電流を検出する図略の電流検出回路が設けられている。また、モータ200にはロータリエンコーダなどの位置検出部201が設けられており、位置検出部201によってモータ200の図略のロータ位置が検出される。インバータ制御部32は、A/D変換回路31から出力されるデジタル値および位置検出部201から出力される検出信号、すなわち、モータ200への通電電流値およびロータ位置に基づいて、モータ200を所望の回転速度およびトルクで駆動するために、インバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16をスイッチング動作させるための制御信号を生成する。具体的には、インバータ制御部32は、制御信号としてPWM(Pulse Width Modulation)制御信号やPFM(Pulse Frequency Modulation)制御信号などのパルス変調信号を生成することができる。また、インバータ制御部32は、マイクロコンピュータ3Aが図略のメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより実施可能である。
直流降圧装置300は、直流電源100の直流電圧を受けて当該電圧を降圧してマイクロコンピュータ3Aの動作電圧を生成する装置である。直流降圧装置300として、例えば、DC/DCコンバータIC(Integrated Circuit)やリニアレギュレータICまたはこれらの組み合わせなどを用いることができる。すなわち、直流降圧装置300は、マイクロコンピュータ3Aによる制御を受けずにそれ自体で直流電圧変換を行って所望の出力電圧を生成することができる電源装置である。
昇圧コンバータ回路5は、直流降圧装置300の出力電圧を受けて当該電圧を昇圧する回路である。昇圧コンバータ回路5の出力電圧はドライバ回路2に供給されてインバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16の駆動電圧として使用される。
また、マイクロコンピュータ3Aは、さらに、A/D変換回路33と、昇圧コンバータ制御部34とを備えている。A/D変換回路33は、昇圧コンバータ回路5の出力電圧(具体的にはその分圧電圧)をデジタル値に変換する回路である。昇圧コンバータ制御部34は、A/D変換回路33から出力されるデジタル値に基づいて、昇圧コンバータ回路5の出力電圧が所定値になるように、昇圧コンバータ回路5における図略のスイッチング素子をスイッチング動作させるための制御信号を生成する。すなわち、昇圧コンバータ回路5、A/D変換回路33、および昇圧コンバータ制御部34によって負帰還ループが形成されている。なお、昇圧コンバータ制御部34は、制御信号としてPWM制御信号やPFM制御信号などのパルス変調信号を生成することができる。また、昇圧コンバータ制御部34は、マイクロコンピュータ3Aが図略のメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより実施可能である。
図2は、一例に係る昇圧コンバータ回路5の回路図である。例えば、昇圧コンバータ回路5は、インダクタ51と、スイッチング素子52と、整流ダイオード53と、コンデンサ54と、抵抗素子55,56とを備えている。インダクタ51の一端に直流降圧装置300の出力電圧V1が入力される。スイッチング素子52として、例えば、nチャネルFET(Field Effect Transistor)を用いることができ、当該nチャネルFETのドレインはインダクタ51の他端と接続され、ソースは接地され、ゲートにマイクロコンピュータ3Aにおける昇圧コンバータ制御部34から出力されるPWM制御信号が入力される。
整流ダイオード53として、例えば、ショットキーバリアダイオードを用いることができる。整流ダイオード53のアノードはインダクタ51の他端(電圧V2)と接続され、整流ダイオード53のカソードにコンデンサ54の一端が接続され、コンデンサ54の他端は接地されている。コンデンサ54の充電電圧が昇圧コンバータ回路5の出力電圧V3としてドライバ回路2に供給される。
コンデンサ54に並列に、昇圧コンバータ回路5の出力電圧を検出するための抵抗素子55,56が接続されている。抵抗素子55,56は直列接続されており、昇圧コンバータ回路5の出力電圧V3を分圧する。当該分圧電圧V4が、昇圧コンバータ回路5の出力電圧の検出信号としてマイクロコンピュータ3AにおけるA/D変換回路33に入力される。
図3は、インバータ回路1周辺の詳細なブロック図である。なお、図3において、直流降圧装置300を直流電源の記号で表し、マイクロコンピュータ3AにおけるA/D変換回路31,33の表示は省略している。
直流降圧装置300は、直流電源100(図1参照)の出力電圧を降圧して、マイクロコンピュータ3Aの動作電圧である5V程度の電圧V1を出力する。マイクロコンピュータ3Aは、直流降圧装置300の出力電圧V1を受けて動作する。また、昇圧コンバータ回路5は、直流降圧装置300の出力電圧V1を受け、それを15V程度にまで昇圧して電圧V3を出力する。
マイクロコンピュータ3Aにおけるインバータ制御部32からはインバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16をスイッチング動作させるための制御信号V11〜V16を出力するが、これら制御信号V11〜V16の振幅はマイクロコンピュータ3Aの動作電圧である5V程度である。これに対して、インバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16を駆動するには、各スイッチング素子のゲートにソース電圧よりも15V程度高い電圧を印加する必要がある。そこで、ドライバ回路2は、昇圧コンバータ回路5の出力電圧V3を受けて、マイクロコンピュータ3Aにおけるインバータ制御部32から入力される制御信号V11〜V16の電圧レベルをシフトして振幅が15V程度の制御信号V21〜V26を生成し、制御信号V21〜V26でインバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16を駆動する。
ところで、昇圧コンバータ回路5において抵抗素子55がオープン故障したり、抵抗素子56が短絡故障したりすると、昇圧コンバータ回路5の出力電圧の検出信号(V4)がグランドレベルに固定され、マイクロコンピュータ3A(より詳細には昇圧コンバータ制御部34)は昇圧コンバータ回路5の出力電圧を上昇させる制御をし続けてしまう。この結果、昇圧コンバータ回路5からドライバ回路2に耐圧電圧以上の電圧が供給されてドライバ回路2の内部素子が破壊されるおそれがある。したがって、ドライバ回路2に耐圧電圧以上の電圧が供給されないように昇圧コンバータ回路5の過電圧を保護する仕組みをマイクロコンピュータ3Aに導入する必要がある。
次に、昇圧コンバータ回路5の過電圧保護の仕組みについて説明する。図4は、過電圧保護を考慮した昇圧コンバータ回路5の制御フローチャートである。図5は、昇圧コンバータ回路5の波形図である。なお、図5中のV1〜V4は、図2に例示した昇圧コンバータ回路5の各ノードの電圧V1〜V4に相当する。
まず、時刻t0に、マイクロコンピュータ3A(より詳細には昇圧コンバータ制御部34)は昇圧コンバータ回路5に対してPWM制御信号の出力を開始して立ち上げ動作を行う(S1)。立ち上げ動作モードにおいて、マイクロコンピュータ3Aは、昇圧コンバータ回路5の出力電圧を早く目標値に上昇させるべく、昇圧コンバータ回路5の出力電圧の検出信号V4にかかわらず固定パルス幅のPWM制御信号を出力する。マイクロコンピュータ3Aは、立ち上げ動作モードにおいて、検出信号V4が目標値よりも若干低く設定された値(定常動作開始値)に達したか否かを判定し、検出信号V4が定常動作開始値に達しない間は(S2でNO)、固定パルス幅のPWM制御信号を出力し続ける。
時刻t1で検出信号V4が定常動作開始値を超えると(S2でYES)、マイクロコンピュータ3Aは定常動作モードに移行する。定常動作モードでは、マイクロコンピュータ3Aは、検出信号V4が目標値と一致するように昇圧コンバータ回路5をPWM制御する(S3)。定常動作モードにおいて、マイクロコンピュータ3Aは、検出信号V4が上限値と下限値との範囲内にあるか否かを監視し、検出信号V4が当該範囲内にある間は(S4でNO)、昇圧コンバータ回路5のPWM制御を継続する。
時刻t2で昇圧コンバータ回路5における抵抗素子55にオープン故障または抵抗素子56に短絡故障が発生したとする。この場合、検出信号V4は急激に低下することでマイクロコンピュータ3Aが昇圧コンバータ回路5の出力電圧V3を上昇させようとPWM制御信号のデューティ比を上げる結果、出力電圧V3が上昇する。しかし、時刻t3で検出信号V4が下限値を下回ることで、マイクロコンピュータ3Aはそれを検知して(S4でYES)、昇圧コンバータ回路5へのPWM制御信号の出力を停止する(S5)。これにより、昇圧コンバータ回路5の出力電圧V3の上昇は時刻t3で止まってそれ以降は低下することで、ドライバ回路2への過電圧の供給が防止される。
上記のように、本実施形態では、一つのマイクロコンピュータ3Aで、1)インバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16の駆動電圧を生成する昇圧コンバータ回路5におけるスイッチング素子52(図2参照)のスイッチング制御、2)インバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16のスイッチング制御の2つの制御が行われる。
従来だと、直流降圧装置300とは別にDC/DCコンバータやリニアレギュレータなどを設けて当該DC/DCコンバータやリニアレギュレータなどでインバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16の駆動電圧を生成するが、本実施形態では、そのようなDC/DCコンバータやリニアレギュレータなどを設けずに簡易な回路構成の昇圧コンバータ回路5を設けている。そして、インバータ回路1を制御するマイクロコンピュータ3Aを昇圧コンバータ回路5の制御にも使用する。これにより、インバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16の駆動電圧を生成するためのDC/DCコンバータやリニアレギュレータなどが不要になることでモータ制御用電源装置10Aのコストが低減でき、また、昇圧コンバータ回路5を用いてインバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16の駆動電圧を生成することで電力効率を向上させることができる。さらに、昇圧コンバータ回路5がマイクロコンピュータ3Aで制御されることで、インバータ回路1の出力電圧および出力電流の仕様が変更されてもマイクロコンピュータ3Aが参照するパラメータ(例えば、上記の検出信号V4の目標値や上限値/下限値など)を変更するだけよいため、仕様変更に容易に対応することができる。
なお、インバータ回路1が動作を停止している場合にはインバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16の駆動電圧を生成する必要がないため、マイクロコンピュータ3Aは、インバータ回路1への制御信号の出力を停止してインバータ回路1の動作を停止させる場合、それに合わせて昇圧コンバータ回路5への制御信号の出力も停止して昇圧コンバータ回路5の動作を停止させてもよい。これにより、昇圧コンバータ回路5の無駄な動作を抑制してモータ制御用電源装置10Aの消費電力を低減することができる。
≪第2の実施形態≫
図6は、第2の実施形態に係るモータ制御用電源装置のブロック図である。本実施形態に係るモータ制御用電源装置10Bは、インバータ回路1と、ドライバ回路2と、マイクロコンピュータ3Bと、降圧コンバータ回路4と、直流降圧装置300とを備えている。以下、主に第1の実施形態と異なる点について説明する。
降圧コンバータ回路4は、直流電源100の直流電圧を受けて当該電圧を昇圧する回路である。降圧コンバータ回路4の出力電圧はマイクロコンピュータ3Bの動作電圧としてマイクロコンピュータ3Bに供給される。
直流降圧装置300は、直流電源100の直流電圧を受けて当該電圧を降圧してインバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16の駆動電圧を生成する装置である。直流降圧装置300の出力電圧はドライバ回路2に供給されてインバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16の駆動電圧として使用される。
マイクロコンピュータ3Bは、A/D変換回路35と、降圧コンバータ制御部36とを備えている。A/D変換回路35は、降圧コンバータ回路4の出力電圧(具体的にはその分圧電圧)をデジタル値に変換する回路である。降圧コンバータ制御部36は、A/D変換回路35から出力されるデジタル値に基づいて、降圧コンバータ回路4の出力電圧が所定値になるように、降圧コンバータ回路4における図略のスイッチング素子をスイッチング動作させるための制御信号を生成する。すなわち、降圧コンバータ回路4、A/D変換回路35、および降圧コンバータ制御部36によって負帰還ループが形成されている。なお、降圧コンバータ制御部36は、制御信号としてPWM制御信号やPFM制御信号などのパルス変調信号を生成することができる。また、降圧コンバータ制御部36は、マイクロコンピュータ3Bが図略のメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより実施可能である。
図7は、一例に係る降圧コンバータ回路4の回路図である。例えば、降圧コンバータ回路4は、スイッチング素子41と、レベルシフト回路42と、インダクタ43と、コンデンサ44と、整流ダイオード45と、抵抗素子46,47とを備えている。スイッチング素子41として、例えば、nチャネルFET(Field Effect Transistor)を用いることができ、当該nチャネルFETのドレインに直流電源100の出力電圧V5が接続され、ソースにインダクタ43の一端が接続され、ドレインにインダクタ43の一端が接続され、ゲートにレベルシフト回路42から出力されるPWM制御信号が入力される。レベルシフト回路42は、マイクロコンピュータ3Bにおける降圧コンバータ制御部36から出力されるPWM制御信号を受けて、当該PWM制御信号の電圧レベルをより高い電圧にシフトしてPWM制御信号を生成し、当該生成したPWM制御信号でスイッチング素子41を駆動する。
インダクタ43の他端にコンデンサ44の一端が接続され、コンデンサ44の他端は接地されている。整流ダイオード45として、例えば、ショットキーバリアダイオードを用いることができる。整流ダイオード45のアノードはコンデンサ44の他端と接続され、整流ダイオード45のカソードはインダクタ43の一端と接続されている。コンデンサ54の充電電圧が降圧コンバータ回路4の出力電圧V6としてマイクロコンピュータ3Bに供給される。
コンデンサ44に並列に、降圧コンバータ回路4の出力電圧を検出するための抵抗素子46,47が接続されている。抵抗素子46,47は直列接続されており、降圧コンバータ回路4の出力電圧V6を分圧する。当該分圧電圧V7が、降圧コンバータ回路4の出力電圧の検出信号としてマイクロコンピュータ3BにおけるA/D変換回路35に入力される。
上記のように、本実施形態では、一つのマイクロコンピュータ3Bで、1)当該マイクロコンピュータ3Bの動作電圧を生成する降圧コンバータ回路4におけるスイッチング素子41(図7参照)のスイッチング制御、2)インバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16のスイッチング制御の2つの制御が行われる。
従来だと、直流降圧装置300とは別にDC/DCコンバータやリニアレギュレータなどを設けて当該DC/DCコンバータやリニアレギュレータなどでマイクロコンピュータ3Bの動作電圧を生成するが、本実施形態では、そのようなDC/DCコンバータやリニアレギュレータなどを設けずに簡易な回路構成の降圧コンバータ回路4を設けている。そして、インバータ回路1を制御するマイクロコンピュータ3Bを降圧コンバータ回路4の制御にも使用する。これにより、マイクロコンピュータ3Bの動作電圧を生成するためのDC/DCコンバータやリニアレギュレータなどが不要になることでモータ制御用電源装置10Bのコストが低減でき、また、降圧コンバータ回路4を用いてマイクロコンピュータ3Bの動作電圧を生成することで電力効率を向上させることができる。さらに、降圧コンバータ回路4がマイクロコンピュータ3Bで制御されることで、異なる動作電圧のマイクロコンピュータ3Bが搭載されてもマイクロコンピュータ3Bが参照する目標値を変更するだけよいため、搭載されるマイクロコンピュータ3Bの動作電圧の違いに容易に対応することができる。
≪第3の実施形態≫
図8は、第3の実施形態に係るモータ制御用電源装置のブロック図である。本実施形態に係るモータ制御用電源装置10Cは、インバータ回路1と、ドライバ回路2と、マイクロコンピュータ3Cと、降圧コンバータ回路4と、昇圧コンバータ回路5とを備えている。以下、主に第1の実施形態および第2の実施形態と異なる点について説明する。
モータ制御用電源装置10Cは、第1の実施形態に係るモータ制御用電源装置10Aにおける直流降圧装置300(図1参照)を、第2の実施形態に係るモータ制御用電源装置10Bにおける降圧コンバータ回路4(図6および図7参照)に置換したものである。マイクロコンピュータ3Cは、インバータ制御部32と、昇圧コンバータ制御部34と、降圧コンバータ制御部36とを備えている。
上記のように、本実施形態では、一つのマイクロコンピュータ3Cで、1)当該マイクロコンピュータ3Cの動作電圧を生成する降圧コンバータ回路4におけるスイッチング素子41(図7参照)のスイッチング制御、2)インバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16の駆動電圧を生成する昇圧コンバータ回路5におけるスイッチング素子52(図2参照)のスイッチング制御、3)インバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16のスイッチング制御の3つの制御が行われる。
従来だと、マイクロコンピュータ3Cの動作電圧を生成するためのDC/DCコンバータやリニアレギュレータや、インバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16の駆動電圧を生成するためのDC/DCコンバータやリニアレギュレータなどを設けるが、本実施形態では、そのようなDC/DCコンバータやリニアレギュレータなどを設けずに簡易な回路構成の降圧コンバータ回路4および昇圧コンバータ回路5を設けている。そして、インバータ回路1を制御するマイクロコンピュータ3Bを降圧コンバータ回路4および昇圧コンバータ回路5の制御にも使用する。これにより、モータ制御用電源装置10Cのコスト低減および電力効率向上が達成される。さらに、インバータ回路1の出力電圧および出力電流の仕様変更に容易に対応することができるとともに、搭載されるマイクロコンピュータ3Cの動作電圧の違いに容易に対応することができる。
≪第4の実施形態≫
図9は、第4の実施形態に係るモータ制御用電源装置のブロック図である。本実施形態に係るモータ制御用電源装置10Dは、インバータ回路1と、ドライバ回路2と、マイクロコンピュータ3Dと、降圧コンバータ回路4と、昇圧コンバータ回路5と、ブリッジ整流回路6と、PFC(Power Factor Correction)回路7とを備えている。以下、主に第3の実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、第3の実施形態における直流電源100がブリッジ整流回路6と、PFC回路7とで構成される。ブリッジ整流回路6は、4つの整流ダイオード61〜64で構成されおり、交流電源400の交流出力を全波整流する。
PFC回路7は、ブリッジ整流回路6の直流出力を平滑化するとともに交流/直流変換における力率を改善する回路である。PFC回路7の出力電圧は、第3の実施形態における直流電源100の出力電圧に相当する。
マイクロコンピュータ3Dは、A/D変換回路37と、PFC制御部38とを備えている。A/D変換回路37は、PFC回路7の出力電圧をデジタル値に変換する回路である。PFC制御部38は、A/D変換回路37から出力されるデジタル値に基づいて、交流電源400からブリッジ整流回路6に供給される交流電流の波形が正弦波に近づくように、PFC回路7におけるスイッチング素子72をスイッチング動作させるための制御信号を生成する。すなわち、PFC回路7、A/D変換回路37、およびPFC制御部38によって負帰還ループが形成されている。なお、PFC制御部38は、制御信号としてPWM制御信号やPFM制御信号などのパルス変調信号を生成することができる。また、PFC制御部38は、マイクロコンピュータ3Dが図略のメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより実施可能である。
PFC回路7は、インダクタ71と、スイッチング素子72と、整流ダイオード73と、コンデンサ74と、フライホイールダイオード75とを備えている。インダクタ71の一端にブリッジ整流回路6の直流出力電圧が入力される。スイッチング素子72として、例えば、npn型のIGBTを用いることができ、当該IGBTのコレクタはインダクタ73の他端と接続され、エミッタは接地され、ベースにマイクロコンピュータ3DにおけるPFC制御部38から出力されるPWM制御信号が入力される。スイッチング素子72にはフライホイールダイオード75が接続されている。
整流ダイオード73として、例えば、ショットキーバリアダイオードを用いることができる。整流ダイオード73のアノードはインダクタ71の他端と接続され、整流ダイオード73のカソードにコンデンサ74の一端が接続され、コンデンサ74の他端は接地されている。コンデンサ74の充電電圧がPFC回路7の出力電圧となる。
コンデンサ74に並列に、PFC回路7の出力電圧を検出するための図略の抵抗素子が接続されている。当該抵抗素子はPFC回路7の出力電圧を検出して、その検出信号がマイクロコンピュータ3DにおけるA/D変換回路37に入力される。
上記のように、本実施形態では、一つのマイクロコンピュータ3Dで、1)インバータ回路1および降圧コンバータ回路4に供給される直流電圧を生成するPFC回路7におけるスイッチング素子72のスイッチング制御、2)当該マイクロコンピュータ3Dの動作電圧を生成する降圧コンバータ回路4におけるスイッチング素子41(図7参照)のスイッチング制御、3)インバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16の駆動電圧を生成する昇圧コンバータ回路5におけるスイッチング素子52(図2参照)のスイッチング制御、4)インバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16のスイッチング制御の4つの制御が行われる。これにより、モータ制御用電源装置10Dのコスト低減およびより一層の電力効率向上が達成される。さらに、インバータ回路1の出力電圧および出力電流の仕様変更に容易に対応することができる。
≪第5の実施形態≫
図10は、第5の実施形態に係るモータ制御用電源装置のブロック図である。本実施形態に係るモータ制御用電源装置10Eは、インバータ回路1と、ドライバ回路2と、マイクロコンピュータ3Eと、降圧コンバータ回路4と、昇圧コンバータ回路5と、整流回路6と、ブリッジレスPFC回路8とを備えている。以下、主に第4の実施形態と異なる点について説明する。
モータ制御用電源装置10Eは、第4の実施形態に係るモータ制御用電源装置10Dにおける整流回路6およびPFC回路7(図9参照)を、ブリッジレスPFC回路8に置換したものである。また、マイクロコンピュータ3Eは、第4の実施形態に係るモータ制御用電源装置10Dのマイクロコンピュータ3DにおけるPFC制御部38を、ブリッジレスPFC制御部39に置換したものである。
ブリッジレスPFC回路8は、交流電源400の交流出力を整流および平滑化するとともに交流/直流変換における力率を改善する回路である。ブリッジPFC回路8の出力電圧は、第3の実施形態における直流電源100の出力電圧に相当する。
マイクロコンピュータ3Eにおいて、A/D変換回路37は、ブリッジレスPFC回路8の出力電圧をデジタル値に変換する回路である。ブリッジレスPFC制御部39は、A/D変換回路37から出力されるデジタル値に基づいて、交流電源400からブリッジレスPFC回路8に供給される交流電流の波形が正弦波に近づくように、ブリッジレスPFC回路8におけるスイッチング素子82,83をスイッチング動作させるための制御信号を生成する。すなわち、ブリッジレスPFC回路8、A/D変換回路37、およびブリッジレスPFC制御部39によって負帰還ループが形成されている。なお、ブリッジレスPFC制御部39は、制御信号としてPWM制御信号やPFM制御信号などのパルス変調信号を生成することができる。また、ブリッジレスPFC制御部39は、マイクロコンピュータ3Eが図略のメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより実施可能である。
ブリッジレスPFC回路8は、インダクタ81と、スイッチング素子82,83と、整流ダイオード84,85と、コンデンサ86と、フライホイールダイオード87とを備えている。インダクタ81の一端に交流電源400の一端が接続される。スイッチング素子82,83として、例えば、npn型のIGBTを用いることができる。スイッチング素子82を構成するIGBTのコレクタはインダクタ81の他端と接続され、エミッタは接地され、ベースにマイクロコンピュータ3EにおけるブリッジレスPFC制御部39から出力されるPWM制御信号が入力される。スイッチング素子83を構成するIGBTのコレクタは交流電源400の他端と接続され、エミッタは接地され、ベースにマイクロコンピュータ3EにおけるブリッジレスPFC制御部39から出力される別のPWM制御信号が入力される。スイッチング素子82,83にはそれぞれフライホイールダイオード87が接続されている。
整流ダイオード84,85として、例えば、ショットキーバリアダイオードを用いることができる。整流ダイオード84のアノードはインダクタ81の他端と接続されている。また、整流ダイオード85のアノードに交流電源400の他端が接続されている。そして、整流ダイオード84,85のカソードどうしが接続され、コンデンサ86の一端が整流ダイオード84,85のカソードと接続され、コンデンサ86の他端は接地されている。コンデンサ86の充電電圧がブリッジレスPFC回路8の出力電圧となる。
コンデンサ86に並列に、ブリッジレスPFC回路8の出力電圧を検出するための図略の抵抗素子が接続されている。当該抵抗素子はブリッジレスPFC回路8の出力電圧を検出して、その検出信号がマイクロコンピュータ3EにおけるA/D変換回路37に入力される。
上記のように、本実施形態では、一つのマイクロコンピュータ3Eで、1)インバータ回路1および降圧コンバータ回路4に供給される直流電圧を生成するブリッジレスPFC回路8におけるスイッチング素子82,83のスイッチング制御、2)当該マイクロコンピュータ3Eの動作電圧を生成する降圧コンバータ回路4におけるスイッチング素子41(図7参照)のスイッチング制御、3)インバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16の駆動電圧を生成する昇圧コンバータ回路5におけるスイッチング素子52(図2参照)のスイッチング制御、4)インバータ回路1におけるスイッチング素子11〜16のスイッチング制御の4つの制御が行われる。これにより、モータ制御用電源装置10Eのコスト低減およびより一層の電力効率向上が達成される。さらに、インバータ回路1の出力電圧および出力電流の仕様変更に容易に対応することができる。
≪その他の実施形態≫
第1の実施形態および第2の実施形態において、直流電源100を、第4の実施形態のようなブリッジ整流回路6およびPFC回路7、または第5の実施形態のようなブリッジレスPFC回路8に置換してもよい。ただし、その場合、マイクロコンピュータ3Aおよびマイクロコンピュータ3BにA/D変換回路37に設けるとともにPFC制御部38またはブリッジレスPFC制御部39を設ける必要がある。
以上のように、本発明における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本発明における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
10A〜10E モータ制御用電源装置
1 インバータ回路
11〜16 スイッチング素子
3A〜3E マイクロコンピュータ
4 降圧コンバータ回路
5 昇圧コンバータ回路
100 直流電源
200 モータ
400 交流電源

Claims (5)

  1. 複数のスイッチング素子を有し、直流電源から供給される直流電流を前記複数のスイッチング素子のスイッチング動作により交流電流に変換するインバータ回路と、
    前記複数のスイッチング素子をスイッチング動作させるための制御信号を生成するマイクロコンピュータと、
    前記直流電源の直流電圧を降圧して生成される前記マイクロコンピュータの動作電圧を受けて当該電圧を昇圧して前記複数のスイッチング素子の駆動電圧を生成する昇圧コンバータ回路とを備え、
    前記マイクロコンピュータが、前記昇圧コンバータ回路の出力電圧に応じたパルス変調信号を生成して該パルス変調信号を前記昇圧コンバータ回路に入力するものであり、
    前記昇圧コンバータ回路が、前記マイクロコンピュータから入力される前記パルス変調信号に従って直流電圧変換を行うものである、モータ制御用電源装置。
  2. 複数のスイッチング素子を有し、直流電源から供給される直流電流を前記複数のスイッチング素子のスイッチング動作により交流電流に変換するインバータ回路と、
    前記複数のスイッチング素子をスイッチング動作させるための制御信号を生成するマイクロコンピュータと、
    前記直流電源の出力電圧を受けて当該電圧を降圧して前記マイクロコンピュータの動作電圧を生成する降圧コンバータ回路とを備え、
    前記マイクロコンピュータが、前記降圧コンバータ回路の出力電圧に応じたパルス変調信号を生成して該パルス変調信号を前記降圧コンバータ回路に入力するものであり、
    前記降圧コンバータ回路が、前記マイクロコンピュータから入力される前記パルス変調信号に従って直流電圧変換を行うものである、モータ制御用電源装置。
  3. 複数のスイッチング素子を有し、直流電源から供給される直流電流を前記複数のスイッチング素子のスイッチング動作により交流電流に変換するインバータ回路と、
    前記複数のスイッチング素子をスイッチング動作させるための制御信号を生成するマイクロコンピュータと、
    前記直流電源の出力電圧を受けて当該電圧を降圧して前記マイクロコンピュータの動作電圧を生成する降圧コンバータ回路と、
    前記降圧コンバータ回路の出力電圧を受けて当該電圧を昇圧して前記複数のスイッチング素子の駆動電圧を生成する昇圧コンバータ回路とを備え、
    前記マイクロコンピュータが、前記降圧コンバータ回路および前記昇圧コンバータ回路の出力電圧に応じたパルス変調信号をそれぞれ生成して該パルス変調信号を前記降圧コンバータ回路および前記昇圧コンバータ回路にそれぞれ入力するものであり、
    前記降圧コンバータ回路および前記昇圧コンバータ回路が、それぞれ、前記マイクロコンピュータから入力される前記パルス変調信号に従って直流電圧変換を行うものである、モータ制御用電源装置。
  4. 前記マイクロコンピュータが、前記インバータ回路の制御停止に合わせて前記昇圧コンバータ回路の制御も停止させるものである、請求項1または請求項3に記載のモータ制御用電源装置。
  5. 前記マイクロコンピュータが、前記直流電源の出力電圧に応じたパルス変調信号を生成して該パルス変調信号を前記直流電源に入力するものであり、
    前記直流電源が、前記マイクロコンピュータから入力される前記パルス変調信号に従って交流電源の交流電圧を直流電圧に変換するものである、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のモータ制御用電源装置。
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