JP2017093075A - 電力供給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの利便性の向上を図ることができる電力供給システムを得る。
【解決手段】電力供給システム100は、電源検出部1と、定置蓄電ユニット301、太陽光パワーコンディショナ302、バッテリ303の少なくとも1つから出力される直流電力を交流電力に変換して出力する電力変換部3と、第1の宅内負荷10と第2の宅内負荷11との少なくとも一方に交流電力を供給するように、交流電力の供給先を切り替える電力切替部6と、を備え、電力切替部6は、電源検出部1で検出された電源状態の情報により、第2の宅内負荷11よりも第1の宅内負荷10へ優先して交流電力を供給するように、交流電力の供給先を切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部電源から供給される電力を宅内負荷へ供給する電力供給システムに関する。
特許文献1には、発電装置が発電した電力を特定の電気機器に優先して供給するための配電システムが開示される。特許文献1の配電システムは、太陽電池、蓄電池、双方向パワーコンディショナおよび負荷を備えると共に、商用電源に接続されている。負荷は第1種負荷と第2種負荷を含み、第1種負荷と第2種負荷は交流電力で駆動する交流駆動型の電気機器である。第1種負荷は、商用電源が停電して電力供給が停止した場合であっても駆動させるべき電気機器である。
特許文献1の配電システムは、商用電源が停電か通電かを判断し、停電時には、第1種負荷に対して継続的に電力を供給するため、双方向パワーコンディショナと第2種負荷との電気的な接続を解除する。
特開2013−183612号公報
しかし特許文献1の配電システムは、停電時において直流電源の状態に応じた電力供給先の切替が考慮されていない。そのため停電時には直流電源の発電量または充電状態を示す値(State Of Charge:SOC)に係わらず第2種負荷への電力供給が行われず、ユーザの利便性を損なう虞があるという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの利便性の向上を図ることができる電力供給システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電力供給システムは、系統と直流電源のそれぞれの電源状態を検出する電源検出部と、直流電源から出力される直流電力を交流電力に変換して出力する電力変換部とを備える。本発明に係る電力供給システムは、第1の宅内負荷と第2の宅内負荷との少なくとも一方に交流電力を供給するように、交流電力の供給先を切り替える電力切替部とを備える。本発明に係る電力供給システムの電力切替部は、停電時も電源検出部で検出された電源状態に応じて、第1の宅内負荷と第2の宅内負荷の双方に交流電力を供給し、または第1の宅内負荷のみに交流電力を供給するように、交流電力の供給先を切り替える。
本発明によれば、ユーザの利便性の向上を図ることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る電力供給システムの構成図 本発明の実施の形態1に係る電力供給システムの動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2に係る電力供給システムの構成図
以下に、本発明の実施の形態に係る電力供給システムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る電力供給システムの構成図である。電力供給システム100には外部電源が接続され、外部電源は系統電源200と直流電源300に分けられる。
直流電源300は、定置設置型のリチウムイオン蓄電池である定置蓄電ユニット301と、太陽光パワーコンディショナ302と、電気自動車(Electric Vehicle:EV)に搭載されるバッテリ303である。
以下では、系統電源200を単に「系統」と称する場合がある。また定置蓄電ユニット301を単に「LiB」(Lithium ion Battery)と称し、太陽光パワーコンディショナ302を単に「PV」(PhotoVoltaic)と称し、バッテリ303を単に「EV」と称する場合がある。
電力供給システム100は、系統、LiB、PVおよびEVの電源状態を検出する電源検出部1と、LiB、PVおよびEVの少なくとも1つから供給される直流電力を交流電力に変換して出力する電力変換部3とを備える。
系統の場合、電源状態は系統出力の有無を示す。PVの場合、電源状態はPVの発電量を示す。LiBおよびEVの場合、電源状態は、LiBおよびEVのそれぞれの接続の有無を示し、またLiBおよびEVのそれぞれの出力電圧値、出力電力量、または出力電圧値から換算されるSOCを示す。
また電力供給システム100は、第1の宅内負荷10と第2の宅内負荷11との少なくとも一方に交流電力を供給するように、電力変換部3から出力される交流電力の供給先を切り替える電力切替部6と、整流部7と制御電源生成部8とを備える。
第1の宅内負荷10は、冷蔵庫、照明、または調理機器といったAC(Alternating Current)100Vで駆動する機器であり、停電時も常時通電の必要な機器である。
第2の宅内負荷11は、電話、テレビ、またはオーディオといったAC100Vで駆動する機器であり、停電時に電力が供給されなくても第1の宅内負荷10ほど生活面で不足が生じない機器である。
電源検出部1は、系統出力の有無を検出するための交流電源検出部2と、LiBの電源状態を検出する第1の直流電源検出部21と、PVの電源状態を検出する第2の直流電源検出部22と、EVの電源状態を検出する第3の直流電源検出部23とを備える。
電力変換部3は、第1の電力変換部31、第2の電力変換部32および第3の電力変換部33を備える。第1の電力変換部31は、LiBから出力される直流電力を単相3線式の200Vの交流電力に変換するインバータである。第2の電力変換部32は、PVから出力される直流電力を単相3線式の200Vの交流電力に変換するインバータである。第3の電力変換部33は、EVから出力される直流電力を単相3線式の200Vの交流電力に変換するインバータである。
整流部7は、系統出力または第1の電力変換部31の出力である交流電力を整流して出力する。制御電源生成部8は、整流部7から出力される直流電力により、電力供給システム100内の制御負荷9と電力切替部6内の制御部66へ供給するための制御電源を生成する。
電力切替部6は、交流電源検出部2で検出された系統出力の状態と、第1から第3の直流電源検出部21,22,23の各々で検出された電源状態とに応じて、第1の宅内負荷10と第2の宅内負荷11への電力供給先を切替え可能に構成されている。
以下、電力切替部6の構成を具体的に説明する。
電力切替部6は、第1の開閉部61、第2の開閉部62、第3の開閉部63、第4の開閉部64、第5の開閉部65および制御部66を備える。
第1の開閉部61は、一端が交流電源検出部2に接続され他端が第1の宅内負荷10に接続される。
第2の開閉部62は、一端が第1の電力変換部31に接続され、他端が第1の宅内負荷10に接続される。
第3の開閉部63は、一端が第2の電力変換部32に接続され、他端が第1の宅内負荷10に接続される。
第4の開閉部64は、一端が第3の電力変換部33に接続され、他端が第1の宅内負荷10に接続される。
第5の開閉部65は、一端が第1の宅内負荷10、第1の開閉部61、第2の開閉部62、第3の開閉部63および第4の開閉部64に接続される。また第5の開閉部65は、他端が第2の宅内負荷11に接続される。
制御部66は、交流電源検出部2で検出された系統出力の状態と、第1から第3の直流電源検出部21,22,23の各々で検出された電源状態とに応じて、第1の開閉部61から第5の開閉部65を制御することにより、第1の宅内負荷10と第2の宅内負荷11への電力供給先を切替える。
電力切替部6の出力側には単相3線の電圧線が接続される。第1の宅内負荷10は、ユーザにより、単相3線の電圧線の内、第1の電圧線と中性線に接続される。第2の宅内負荷11は、ユーザにより、単相3線の電圧線の内、第2の電圧線と中性線に接続される。
この構成により、系統から出力される電力と、第1から第3の電力変換部31,32,33の各々から出力される電力は、第1の電圧線と中性線によりAC100Vの交流電力として第1の宅内負荷10に供給され、第2の電圧線と中性線によりAC100Vの交流電力として第2の宅内負荷11に供給される。
ここで制御部66と制御負荷9には、常時の電源供給が必要となる。非停電時は系統から出力される電力により制御電源が生成され、制御電源が制御部66と制御負荷9へ供給される。
一方、停電時は、LiBの電圧が設定値より高い場合、LiBから出力される電力により制御電源が生成される。この制御電源が制御部66と制御負荷9へ供給される。
また停電時は、LiBの電圧が設定値より低い場合、図示しない内蔵電池、例えば鉛蓄電池から出力される直流電力が、制御電源として制御部66と制御負荷9へ供給される。
なお実施の形態1では、LiBを常時の電源供給が必要な制御部66と制御負荷9への電源供給元としている。
以下、図2を用いて実施の形態1の電力供給システム100の動作を説明する。図2は本発明の実施の形態1に係る電力供給システムの動作を示すフローチャートである。
少なくとも、図示しない内蔵電池から出力される直流電力により起動している制御部66は、交流電源検出部2で検出された電源状態により、系統出力の有無を判定する(S1)。
系統出力が有るとき(S1:Y)、制御部66は、第1の開閉部61と第5の開閉部65を共にオンにする。これにより第1の宅内負荷10と第2の宅内負荷11に系統の電力が供給される(S2)。
停電時、すなわち系統出力が無いとき(S1:N)、制御部66は、第3の直流電源検出部23で検出された電源状態により、EV接続の有無を判定する(S3)。
EV接続が無いとき(S3:N)、制御部66は、第1の直流電源検出部21および第2の直流電源検出部22で検出された電源状態により、LiB接続の有無またはPV発電の有無を判定する(S4)。
LiB接続無し、かつ、PV発電無しの場合(S4:N)、制御部66は、第1の宅内負荷10および第2の宅内負荷11への電力供給が不可であると判断し、第1の開閉部61から第5の開閉部65のそれぞれをオフにする。これにより第1の宅内負荷10と第2の宅内負荷11の何れにも電力供給が行われない(S5)。
LiB接続有り、またはPV発電有りの場合(S4:Y)、制御部66は、LiBのSOCが設定値X1以上であるか、PVの発電量が設定値Y1以上であるかを判定する(S6)。設定値X1は例えば60%、設定値Y1は例えば5.0kWhである。
LiBのSOCが設定値X1以上であり、またはPVの発電量が設定値Y1以上である場合(S6:Y)、制御部66は、第2の開閉部62、第3の開閉部63および第5の開閉部65を制御し、第1の宅内負荷10と第2の宅内負荷11に電力供給を行う(S7)。
具体的には、LiBのSOCが設定値X1以上である場合、第2の開閉部62および第5の開閉部65がオンされる。また、PVの発電量が設定値Y1以上である場合、第3の開閉部63および第5の開閉部65がオンされる。これにより、第1の電圧線と中性線によりAC100Vの電力が第1の宅内負荷10に供給され、第2の電圧線と中性線によりAC100Vの電力が第2の宅内負荷11に供給される。
S6において、LiBのSOCが設定値X1未満であり、またはPVの発電量が設定値Y1未満である場合(S6:N)、制御部66は、第2の開閉部62、第3の開閉部63、および第5の開閉部65を制御し、第1の宅内負荷10のみに電力供給を行う(S8)
具体的には、LiBのSOCが設定値X1未満である場合、制御部66は、第2の開閉部62をオンにし、第5の開閉部65をオフにする。また、PVの発電量が設定値Y1未満である場合、制御部66は、第3の開閉部63をオンにし、第5の開閉部65をオフにする。これにより、第1の電圧線と中性線によりAC100Vの電力が第1の宅内負荷10のみに供給される。
S3において、EV接続が有るとき(S3:Y)、制御部66は、第1の直流電源検出部21および第2の直流電源検出部22で検出された電源状態により、LiB接続の有無またはPV発電の有無を判定する(S9)。
LiB接続無し、かつ、PV発電無しの場合(S9:N)、制御部66は、EVのSOCが設定値Z1以上であるか否かを判定する(S10)。設定値Z1は例えば70%である。
EVのSOCが設定値Z1以上の場合(S10:Y)、制御部66は、第4の開閉部64および第5の開閉部65をオンにする。これにより第1の宅内負荷10と第2の宅内負荷11に電力が供給される(S11)。
EVのSOCが設定値Z1未満の場合(S10:N)、制御部66は、第4の開閉部64をオンにし、第5の開閉部65をオフにする。これにより、第1の電圧線と中性線によりAC100Vの電力が第1の宅内負荷10のみに供給される(S12)。
S9において、LiB接続有り、またはPV発電有りの場合(S9:Y)、制御部66は、LiBのSOCとEVのSOCから算出される電力量の総和が設定値X2以上であるか、またはPVの発電量が設定値Y1以上であるかを判定する(S13)。設定値X2は例えば5.0kWhである。
LiBのSOCとEVのSOCから算出される電力量の総和が設定値X2未満であり、またはPVの発電量が設定値Y1未満である場合(S13:N)、制御部66は、第2の開閉部62、第3の開閉部63、第4の開閉部64および第5の開閉部65を制御し、第1の宅内負荷10のみに電力供給を行う(S14)。
具体的には、LiBのSOCとEVのSOCから算出される電力量の総和が設定値X2未満である場合、制御部66は、第2の開閉部62および第4の開閉部64をオンにし、第5の開閉部65をオフにする。また、PVの発電量が設定値Y1未満である場合、制御部66は、第3の開閉部63をオン、第5の開閉部65をオフにする。これにより、第1の電圧線と中性線によりAC100Vの電力が第1の宅内負荷10のみに供給される。
S13において、LiBのSOCとEVのSOCから算出される電力量の総和が設定値X2以上であり、またはPVの発電量が設定値Y1以上である場合(S13:Y)、制御部66は、第2の開閉部62、第3の開閉部63、第4の開閉部64および第5の開閉部65を制御し、第1の宅内負荷10および第2の宅内負荷11に電力供給を行う(S15)。
具体的には、LiBのSOCとEVのSOCから算出される電力量の総和が設定値X2以上である場合、制御部66は、第2の開閉部62、第4の開閉部64および第5の開閉部65をオンにする。PVの発電量が設定値Y1以上である場合、制御部66は、第3の開閉部63および第5の開閉部65をオンにする。これにより、第1の電圧線と中性線によりAC100Vの電力が第1の宅内負荷10に供給され、第2の電圧線と中性線によりAC100Vの電力が第2の宅内負荷11に供給される。
以上のように実施の形態1の電力供給システム100は、系統、LIB、PVおよびEVのそれぞれの電源状態に応じて、インバータ出力を第1の宅内負荷10へ優先的に供給する構成である。また電力供給システム100は、停電時において、第1の宅内負荷10へ優先的に電力供給を行いながら、LIB、PVおよびEVのそれぞれから出力される直流電力の供給余剰がある場合には、第2の宅内負荷11にも電力供給を行う。従って、停電時においてもユーザは不自由の無い生活を送ることができ、より快適に過ごすことができる。
実施の形態2.
実施の形態1は、ユーザが自ら、停電時も常時通電の必要な機器を第1の宅内負荷10に接続し、停電時に電力が供給されなくても生活面で不足が生じない機器を第2の宅内負荷11に接続する構成であった。実施の形態2は、停電時にも常時通電の必要な機器と、停電時に電力が供給されなくても生活面で不足が生じない機器とが、第1の宅内負荷10と第2の宅内負荷11のどちらに接続されているかを自動判別し、判別結果に応じて電力を宅内負荷に供給するように構成されている。
図3は本発明の実施の形態2に係る電力供給システムの構成図である。実施の形態2の電力供給システム100−1は動作履歴判別部5を備える。動作履歴判別部5は、電力切替部6と2つの宅内負荷との間に配置される。
動作履歴判別部5は、第1の宅内負荷10と第2の宅内負荷11のそれぞれに流入する電流の履歴をロギングする。ロギング対象は、各宅内負荷への流入電流値および流入電流時間である。
「停電時も常時通電の必要な機器」が冷蔵庫、照明および調理機器である場合、冷蔵庫および照明は調理機器に比べて電流の流入時間が継続することが多い。一方、調理機器は、冷蔵庫および照明に比べて時間当たりの流入電流値が大きいことが多い。
動作履歴判別部5は、系統出力が有るときに、第1の宅内負荷10と第2の宅内負荷11のそれぞれに流入する電流の履歴をロギングする。動作履歴判別部5は、ロギング結果である流入電流値または流入電流時間またはその積分値が大きい機器が、第1の宅内負荷10側と第2の宅内負荷11側のどちらに多く接続されているかを判別する。
具体的には、動作履歴判別部5は、系統出力が有るときの一定日数分、例えば一週間分の電流履歴を、第1の宅内負荷10と第2の宅内負荷11のそれぞれについて取得する。
そして動作履歴判別部5は、取得した電流履歴より、第1の宅内負荷10と第2の宅内負荷11のそれぞれの一週間分の総積分量を比較する。総積分量は、一週間分の流入電流値の総和、または一週間分の流入電流時間の総和、またはこれら2つの総和の積分量である。動作履歴判別部5は、総積分量の多い宅内負荷を優先度の高い宅内負荷と判断する。
流入電流値または流入電流時間またはその積分値の大きい機器が第1の宅内負荷10側に多く接続されていると判別した場合、動作履歴判別部5は、第1の宅内負荷10側の機器を「停電時も常時通電の必要な機器」と定義し、第2の宅内負荷11側の機器を「停電時には電力供給されなくても生活面で不足がない機器」と定義する。
このようにして動作履歴判別部5は、使用優先度の高い宅内負荷を特定する。使用優先度の高い宅内負荷を特定した動作履歴判別部5は、電力切替部6内の制御部66に対して、以下の指示を実施する。なお非停電時は無条件に系統から第1の宅内負荷10と第2の宅内負荷11の両方に電力供給が行われるため、以下には停電時の制御のみ説明する。
(1)「第1の宅内負荷10」が使用優先度の高い宅内負荷の場合。
動作履歴判別部5は、LiB、PVおよびEVから出力される電力が第1の宅内負荷10側の機器に供給されるように電力切替部6を制御する。
(2)「第2の宅内負荷11」が使用優先度の高い宅内負荷の場合。
動作履歴判別部5は、LiB、PVおよびEVから出力される電力が第2の宅内負荷11側の機器に優先的に供給されるように電力切替部6を制御する。
なお、優先的に電力供給すべき機器が第1の宅内負荷10と第2の宅内負荷11に分散している場合、例えば冷蔵庫が第1の宅内負荷10に接続され、調理機器が第2の宅内負荷11に接続されている場合、動作履歴判別部5は、図示しない表示部に、機器接続を変えるように促す情報を送信し、表示部が当該情報を表示する構成としてもよい。これにより優先的に電力供給が必要な機器へ電力供給することができる。
また、第1の宅内負荷10側には停電時も常時通電の必要な機器を接続し、第2の宅内負荷11側には停電時には電力供給されなくても生活面で不足がない機器を接続するよう、表示部が部屋または領域を指定するといった接続変更を促すように構成してもよい。
以上のように、実施の形態2の電力供給システム100−1は、動作履歴判別部5が使用優先度の高い宅内負荷を自動判別し、判別結果に応じて優先的な電力供給先を決定するようにしたので、ユーザによる機器接続の区分けを実施する必要が無く、手間なく使用優先度の高い宅内負荷へ優先的に電力供給することができ、使い勝手の良い電力供給システム100−1を得ることができる。
実施の形態3.
実施の形態3の電力供給システムは、屋内に表示部を設け、第1の宅内負荷10と第2の宅内負荷11のそれぞれに供給可能な電力量を、屋内に設置された表示部に数値として表示する。
表示例としては、例えば停電時も常時通電の必要な機器が第1の宅内負荷10側に接続されている場合、表示部には、第1の宅内負荷10へ供給可能な電力量「2.5kWh」が表示される。また停電時には電力供給されなくても生活面で不足がない機器が第2の宅内負荷11側に接続されている場合、表示部には、第2の宅内負荷11へ供給可能な電力量「0.5kWh」が表示される。
実施の形態3の電力供給システムによれば、宅内負荷へ供給可能な電力量が屋内の表示部に表示されるため、停電時に使用可能な電力量のマージンをユーザが把握することができる。特に停電時には電力供給されなくても生活面で不足がない機器が第2の宅内負荷11側に接続されている場合、当該機器に供給可能な電力量を知ることができるため、接続機器を増減する等が可能となり停電時の生活をより快適にすることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 電源検出部、2 交流電源検出部、3 電力変換部、5 動作履歴判別部、6 電力切替部、7 整流部、8 制御電源生成部、9 制御負荷、10 第1の宅内負荷、11 第2の宅内負荷、21 第1の直流電源検出部、22 第2の直流電源検出部、23 第3の直流電源検出部、31 第1の電力変換部、32 第2の電力変換部、33 第3の電力変換部、61 第1の開閉部、62 第2の開閉部、63 第3の開閉部、64 第4の開閉部、65 第5の開閉部、66 制御部、100,100−1 電力供給システム、200 系統電源、300 直流電源、301 定置蓄電ユニット、302 太陽光パワーコンディショナ、303 バッテリ。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電力供給システムは、系統と直流電源のそれぞれの電源状態を検出する電源検出部と、直流電源から出力される直流電力を交流電力に変換して出力する電力変換部とを備える。本発明に係る電力供給システムは、第1の宅内負荷と第2の宅内負荷との少なくとも一方に交流電力を供給するように、交流電力の供給先を切り替える電力切替部とを備える。本発明に係る電力供給システムの電力切替部は、停電時において、直流電源である定置蓄電ユニットの充電状態を示す値が設定値以上であり、直流電源である太陽光パワーコンディショナの発電量が設定値以上であり、または直流電源である電気自動車のバッテリの充電状態を示す値が設定値以上であるときには第1の宅内負荷と第2の宅内負荷の双方に交流電力を供給し、定置蓄電ユニットの充電状態を示す値が設定値未満であり、太陽光パワーコンディショナの発電量が設定値未満であり、またはバッテリの充電状態を示す値が設定値未満であるときには第1の宅内負荷のみに交流電力を供給するように、交流電力の供給先を切り替える。

Claims (6)

  1. 系統と直流電源のそれぞれの電源状態を検出する電源検出部と、
    前記直流電源から出力される直流電力を交流電力に変換して出力する電力変換部と、
    第1の宅内負荷と第2の宅内負荷との少なくとも一方に前記交流電力を供給するように、前記交流電力の供給先を切り替える電力切替部と、
    を備え、
    前記電力切替部は、
    停電時も前記電源検出部で検出された電源状態に応じて、前記第1の宅内負荷と前記第2の宅内負荷の双方に前記交流電力を供給し、または前記第1の宅内負荷のみに前記交流電力を供給するように、前記交流電力の供給先を切り替える電力供給システム。
  2. 前記直流電源は、定置蓄電ユニットであり、
    前記電力切替部は、
    前記定置蓄電ユニットの充電状態を示す値が設定値以上のとき、前記第1の宅内負荷および前記第2の宅内負荷に前記交流電力を供給するように、前記交流電力の供給先を切り替える請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記直流電源は、太陽光パワーコンディショナであり、
    前記電力切替部は、
    前記太陽光パワーコンディショナの発電量が設定値以上のとき、前記第1の宅内負荷および前記第2の宅内負荷に前記交流電力を供給するように、前記交流電力の供給先を切り替える請求項1に記載の電力供給システム。
  4. 前記直流電源は、電気自動車に搭載されるバッテリであり、
    前記電力切替部は、
    前記バッテリの充電状態を示す値が設定値以上のとき、前記第1の宅内負荷および前記第2の宅内負荷に前記交流電力を供給するように、前記交流電力の供給先を切り替える請求項1に記載の電力供給システム。
  5. 前記電力供給システムには、定置蓄電ユニットと、電気自動車に搭載されるバッテリとが、前記直流電源として接続され、
    前記定置蓄電ユニットの充電状態を示す値と、前記バッテリの充電状態を示す値との総和が設定値以上のとき、前記第1の宅内負荷および前記第2の宅内負荷に前記交流電力を供給するように、前記交流電力の供給先を切り替える請求項1に記載の電力供給システム。
  6. 前記第1の宅内負荷と前記第2の宅内負荷とのそれぞれに流入する電流の電流値および電流入時間を一定期間取得し、前記第1の宅内負荷と前記第2の宅内負荷との何れかを使用優先度の高い宅内負荷として特定し、特定した宅内負荷へ優先して前記交流電力を供給するように前記電力切替部を制御する動作履歴判別部を備える請求項1から請求項5の何れか一項に記載の電力供給システム。
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