JP2017090094A - 測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源からの射出光がミラー面と遮光部の端面との間を通って受光部に到達することを抑制することができる測定装置を提供する。【解決手段】測定装置100は、揺動軸線146を中心に揺動可能に支持され、光源120からの射出光121を対象物999に向けて反射する第1ミラー体141と、揺動軸線146を中心に揺動可能に支持され、揺動軸線146の方向に第1ミラー体141と並んで配置され、対象物999からの反射光131を受光部130に向けて反射する第2ミラー体142と、第1ミラー体141及び第2ミラー体142を連結している連結部143と、第1ミラー体141及び第2ミラー体142のミラー面に略垂直な面を有する遮光部150と、を備え、遮光部150は、第1ミラー体141及び第2ミラー体142の揺動角度範囲内の少なくとも一部の角度範囲において第1ミラー体141の端面及び第2ミラー体142の端面の間に位置する。【選択図】図6A

Description

本発明は、対象物までの距離を測定するための測定装置に関する。
従来、可動ミラーを用いてレーザ光を走査し、対象物で反射したレーザ光を当該可動ミラーを介して受光する測定装置がある。このような測定装置では、光源からの射出光と対象物からの反射光との相互干渉を抑制するために、射出光を走査するための領域と反射光を受光するための領域とを筐体内で仕切るための遮光板が設けられている(例えば、特許文献1を参照)。
国際公開第2008/152979号
しかしながら、上記従来の測定装置では、遮光板は、可動ミラーとの接触を避けるために、可動ミラーの表面から離れて配置されている。その結果、射出光の一部が、可動ミラーの表面と遮光板の端面との間を通って、対象物からの反射光を受光するために受光部に到達し、当該受光部におけるSN(Signal−Noise)比の低下が起こる。
そこで、本発明は、光源からの射出光がミラー面と遮光部の端面との間を通って受光部に到達することを抑制することができる測定装置を提供する。
本発明の一態様に係る測定装置は、揺動軸線を中心に揺動可能に支持され、光源からの射出光を対象物に向けて反射する第1ミラー体と、前記揺動軸線を中心に揺動可能に支持され、前記揺動軸線の方向に前記第1ミラー体と並んで配置され、前記対象物からの反射光を受光部に向けて反射する第2ミラー体と、前記第1ミラー体及び前記第2ミラー体を連結している連結部と、前記第1ミラー体及び前記第2ミラー体のミラー面に略垂直な面を有する遮光部と、を備え、前記遮光部は、前記第1ミラー体及び前記第2ミラー体の揺動角度範囲内の少なくとも一部の角度範囲において前記第1ミラー体の端面及び前記第2ミラー体の端面の間に位置する。
この構成によれば、第2ミラー体が揺動軸線の方向に第1ミラー体と並んで配置されている。したがって、遮光部は、第1ミラー体及び第2ミラー体の揺動角度範囲内の少なくとも一部の角度範囲において第1ミラー体の端面及び第2ミラー体の端面の間に位置することができる。これにより、第1ミラー体から第2ミラー体を遮光部で遮蔽することができるので、第1ミラー体で反射された射出光の一部が第1ミラー体側の空間から第2ミラー体側の空間へ漏れることを抑制することができる。つまり、光源からの射出光がミラー面と遮光部の端面との間を通って受光部に到達することを抑制することができる。その結果、対象物からの反射光を受光する受光部におけるSN比を向上させることができ、測定装置及び対象物の間の距離の測定精度を向上させることができる。
例えば、前記連結部は、前記揺動軸線に沿って延びる軸であり、前記遮光部は、前記連結部が挿入されている開口を有してもよい。
この構成によれば、連結部を揺動軸線に沿って延びる軸として構成することができる。したがって、第1ミラー体及び第2ミラー体が揺動軸線を中心に揺動されたときに、連結部が通過する空間を小さくすることができる。その結果、連結部との接触を避けるために遮光部に形成される開口を小さくすることができ、開口を介して第1通過領域から第2通過領域へ進入する射出光を低減することができる。
例えば、前記開口は、前記遮光部の内部から端縁まで延びるスリットであってもよい。
この構成によれば、連結部が挿入されている開口を遮光部の内部から端縁まで延びるスリットとして構成することができる。したがって、遮光部の端縁から内部に向けてスリットに沿って連結部を相対的に移動させることにより、スリットの先端部に連結部を配置することができる。つまり、第1ミラー体及び第2ミラー体が連結部によって連結された状態から連結部を開口(つまりスリット)に挿入することができるので、測定装置を効率的に組み立てることが可能となる。
例えば、前記第1ミラー体の端面及び前記第2ミラー体の端面の間の前記揺動軸線の近傍には空間が形成されており、前記遮光部は、前記空間に配置されてもよい。
この構成によれば、第1ミラー体の端面及び第2ミラー体の端面の間の揺動軸線の近傍に形成された空間に遮光部を配置することができる。したがって、揺動軸線の近傍に遮光部を配置することができるので、光源からの射出光が第1ミラー体で反射する点の近傍において第1ミラー体から第2ミラー体を遮光部で遮蔽することができる。光源からの射出光が第1ミラー体で反射する点の近傍では光のエネルギーが高いので、この遮光部による光の漏れの抑制効果は高い。
例えば、前記連結部は、前記揺動軸線から離れた位置に前記揺動軸線を挟んで配置された第1連結部及び第2連結部を備えてもよい。
この構成によれば、揺動軸線から離れた位置に揺動軸線を挟んで配置された第1連結部及び第2連結部によって第1ミラー体及び第2ミラー体が連結される。したがって、連結部が揺動軸線に沿って延びる軸である場合よりも、連結部の機械的な強度を増加させることができる。その結果、連結部がねじれることによって第1ミラー体の揺動角度と第2ミラー体の揺動角度とがずれることを抑制することができる。さらに、ねじり切れるなどの連結部の破損を抑制することもできる。
例えば、前記遮光部は、前記第1連結部、前記第2連結部、前記第1ミラー体の端面及び前記第2ミラー体の端面に囲まれた空間に挿入されている挿入部を備えてもよい。
この構成によれば、遮光部は、第1連結部、第2連結部、第1ミラー体の端面及び第2ミラー体の端面に囲まれた空間に挿入されている挿入部を有することができる。したがって、揺動軸線のより近傍に挿入部を配置することができるので、光源からの射出光が第1ミラー体で反射する点の近傍において第1ミラー体から第2ミラー体を遮光部で遮蔽することができる。光源からの射出光が第1ミラー体で反射する点の近傍では光のエネルギーが高いので、この遮光部による光の漏れの抑制効果は高い。
例えば、前記連結部は、前記第1ミラー体及び前記第2ミラー体のミラー面の裏側の、前記遮光部の端面よりも前記第1ミラー体及び前記第2ミラー体のミラー面から離れた位置で、前記第1ミラー体及び前記第2ミラー体を連結してもよい。
この構成によれば、第1ミラー体及び第2ミラー体のミラー面の裏側の、遮光部の端面よりも第1ミラー体及び第2ミラー体のミラー面から離れた位置で第1ミラー体及び第2ミラー体を連結することができる。したがって、連結部との接触をさけるために、遮光部に開口を設ける必要がないので、光源からの射出光が当該開口を通じて第1ミラー体側の空間から第2ミラー体側の空間へ漏れることを防ぐことができる。
例えば、前記測定装置は、さらに、前記第1ミラー体及び前記第2ミラー体を囲むフレームを備え、前記遮光部は、前記フレームと一体に形成されていてもよい。
この構成によれば、遮光部をフレームと一体に形成することができる。したがって、遮光部とフレームとの相対的な位置の精度を向上させることでき、第1ミラー体から第2ミラー体を遮光部でより高精度に遮蔽することができる。
例えば、前記遮光部は、前記第1ミラー体及び前記第2ミラー体の揺動角度範囲のすべてにおいて前記第1ミラー体の端面及び前記第2ミラー体の端面の間の少なくとも一部に位置してもよい。
この構成によれば、遮光部は、第1ミラー体及び第2ミラー体の揺動角度範囲内のすべてにおいて第1ミラー体の端面及び第2ミラー体の端面の間の少なくとも一部に位置することができる。したがって、光源からの射出光がミラー面と遮光部の端面との間を通って受光部に到達することを、すべての揺動角度において安定して抑制することができる。
本発明の一態様に係る測定装置は、光源からの射出光がミラー面と遮光部の端面との間を通って受光部に到達することを抑制することができる。
実施の形態1に係る測定装置の正面図である。 実施の形態1に係る測定装置の断面図である。 実施の形態1に係る測定装置の断面図である。 実施の形態1に係る測定装置のミラー部の正面図である。 実施の形態1に係る測定装置の遮光部の平面図である。 実施の形態1に係る測定装置のミラー部と遮光部との位置関係を示す斜視図である。 実施の形態1に係る測定装置のミラー部と遮光部との位置関係を示す平面図である。 実施の形態1に係る測定装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態1の変形例1に係る測定装置のミラー部の正面図である。 実施の形態1の変形例2に係る測定装置のミラー部及び遮光部の正面図、側面図及び平面図である。 実施の形態2におけるミラー部の正面図である。 実施の形態2における遮光部の平面図である。 実施の形態2におけるミラー部と遮光部との位置関係を示す斜視図である。 実施の形態2の変形例1に係る測定装置のミラー部の正面図である。 実施の形態2の変形例2に係る測定装置のミラー部及び遮光部の正面図、側面図及び平面図である。 実施の形態3に係る測定装置のミラー部と遮光部との位置関係を示す斜視図である。 実施の形態3に係る測定装置のミラー部及び遮光部の正面図である。 実施の形態3に係る測定装置のミラー部及び遮光部の断面図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、請求の範囲を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、以下における各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。各図において、実質的に同一の構成に対しては、同一の符号を付し、重複する説明を省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
[測定装置の全体構成]
まず、本実施の形態に係る測定装置100の全体構成について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、実施の形態1に係る測定装置100の正面図である。図2及び図3は、実施の形態1に係る測定装置100の断面図である。具体的には、図2は、図1のII−II切断線における測定装置100の断面図である。また、図3は、図1のIII−III切断線における測定装置100の断面図である。なお、以降の図では、見えない部分を破線で表す。
測定装置100は、光を用いて対象物999までの距離を測定する。具体的には、測定装置100は、測定装置100の外部にある対象物999に光を射出し、対象物999から反射光を受光することにより、測定装置100と対象物999との間の距離を測定する。
図1〜図3に示すように、測定装置100は、筐体110と、光源120と、受光部130と、ミラー部140と、遮光部150と、を含む。以下に、測定装置100が含む各構成要素について詳細に説明する。
筐体110は、光源120、受光部130、ミラー部140及び遮光部150をその内部に収める。筐体110には、筐体110内から筐体110外へ射出光121を通過させるための射出窓111と、筐体110外から筐体110内へ反射光131を通過させるための受光窓112とが形成されている。
また、筐体110内の空間の一部は、第1通過領域110aと第2通過領域110bとに仕切られている。第1通過領域110aは、光源120からの射出光121を走査するための領域である。つまり、第1通過領域110aは、光源120からの射出光121が筐体110外に射出されるまでに主として通過する筐体110内の領域である。また、第2通過領域110bは、対象物999からの反射光131を受光するための領域である。つまり、第2通過領域110bは、対象物999からの反射光131が受光部130に受光されるまでに主として通過する筐体110内の領域である。
光源120は、光(例えばレーザ光)を出射する。光源120は、例えばレーザダイオードを含む。また、光源120は、光学素子(例えば、コリメートレンズ)を含んでもよい。図2に示すように、光源120からの射出光121は、ミラー部140で反射し、射出窓111を通過して、筐体110の外部に射出され、対象物999に到達する。
受光部130は、ミラー部140を介して、対象物999からの反射光131を受光する。受光部130は、例えばフォトダイオード(PD;Photodiode)、又は、当該フォトダイオードよりも高感度なアバランシェフォトダイオード(APD:Avalanche Photo Diode)を含む。さらに、受光部130は、光学素子(例えば集光レンズ)を含んでもよい。
図3に示すように、対象物999からの反射光131は、受光窓112を通過し、ミラー部140で反射して、受光部130に到達する。
ミラー部140は、いわゆるスキャンミラーであり、実線で示す揺動角度(ミラー部140)から二点鎖線で示す揺動角度(ミラー部140a)まで揺動する(図2及び図3を参照)。その結果、射出光121から射出光121aまでの範囲で光源120からの光は走査される。さらに、ミラー部140は、対象物999からの反射光を受光部130に向けて反射する。例えば、ミラー部140は、揺動器(図示せず)によって揺動軸線146を中心に揺動するMEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラーである。ミラー部140の詳細については、図4を用いて後述する。
遮光部150は、光源120からの射出光121が通過する第1通過領域110aと、対象物999からの反射光131が通過する第2通過領域110bとを仕切る。本実施の形態では、遮光部150は、揺動軸線146と直交する平面と平行に配置された板状部材であり、第1通過領域110a及び第2通過領域110bの間の光の通過を遮る。遮光部150の詳細については、図5を用いて後述する。
ここでは、直交及び平行は、それぞれ、厳密な直交及び平行に加えて、実質的な直交及び平行を含む。つまり、直交及び平行は、それぞれ、略直交及び略平行を意味する。なお、特に断りがない限り、以下において、直交及び平行は、略直交及び略平行を意味する。
[ミラー部の構成]
次に、ミラー部140の構成の詳細について、図4を用いて説明する。図4は、実施の形態1に係る測定装置100のミラー部140の正面図である。
ミラー部140は、第1ミラー体141と、第2ミラー体142と、連結部143と、フレーム144と、支持部145と、を含む。
第1ミラー体141は、揺動軸線146を中心に揺動可能に支持され、光源120からの光を対象物999に向けて反射する。第1ミラー体141は、揺動軸線146を中心に揺動することにより、光源120からの光を対象物999に向けて走査する。
本実施の形態では、第1ミラー体141は、光源120に対向して配置された矩形の板状部材である。第1ミラー体141は、光源120からの光を反射するミラー面である第1面141aと、第1面141aの裏面である第2面141bとを有する。揺動軸線146は、第1面141aと平行な面上で延びており、第1ミラー体141内を通過している。
第2ミラー体142は、揺動軸線146を中心に揺動可能に支持され、対象物999からの反射光を受光部130に向けて反射する。第2ミラー体142は、揺動軸線146の方向に第1ミラー体141と並んで配置されている。第1ミラー体141及び第2ミラー体142の間には空間147が形成される。
本実施の形態では、第2ミラー体142は、受光部130に対向して配置された矩形の板状部材であり、第1ミラー体141よりも大きい。第2ミラー体142は、対象物999からの反射光を反射するミラー面である第1面142aと、第1面142aの裏面である第2面142bとを有する。揺動軸線146は、第1面142aと平行な面上で延びており、第2ミラー体142内を通過している。
第1ミラー体141と第2ミラー体142とは、第1ミラー体141の第1面141aと第2ミラー体142の第1面142aとが同一平面内に含まれるように設置される。なお、第1ミラー体141の第1面141aと第2ミラー体142の第1面142aとは、厳密に同一平面に含まれる必要はなく、実質的に同一平面に含まれればよい。つまり、同一とは、略同一を意味する。
以下において、第1ミラー体141の第1面141a側及び第2ミラー体142の第1面142a側を表側という。さらに、第1ミラー体141の第2面141b側及び第2ミラー体142の第2面142b側を裏側という。
連結部143は、第1ミラー体141及び第2ミラー体142を一体的に揺動させるために第1ミラー体141及び第2ミラー体142を連結している。つまり、第1ミラー体141及び第2ミラー体142は、連結部143によって物理的に連結されることにより、揺動軸線146を中心に一体的に揺動することができる。
本実施の形態では、連結部143は、揺動軸線146に沿って延びる部材である。例えば、連結部143は、揺動軸線146と一致する中心軸を有する軸である。つまり、連結部143は、揺動軸の一部として機能する。
フレーム144は、第1ミラー体141及び第2ミラー体142を囲む。例えば、フレーム144は、筐体110に固定される。フレーム144は、筐体110と一体に形成されてもよい。
支持部145は、フレーム144に接続されており、揺動軸線146を中心に揺動可能に第1ミラー体141及び第2ミラー体142を支持する。本実施の形態では、支持部145は、揺動軸線146と一致する中心軸を有する軸である。つまり、支持部145は、揺動軸の一部として機能する。
[遮光部の構成]
次に、遮光部150の構成の詳細について、図5を用いて説明する。図5は、実施の形態1に係る測定装置100の遮光部150の平面図である。
遮光部150は、例えば、光の乱反射を防止するために艶消しされた黒色の表面を有する板状部材である。図5に示すように、本実施の形態における遮光部150は、スリット151を有する。スリット151は、ミラー部140の連結部143が挿入されている開口の一例である。スリット151は、遮光部150の内部から端縁まで延びている。つまり、スリット151の両端のうちの一方は開放されている。
[ミラー部と遮光部との位置関係]
次に、ミラー部140と遮光部150との位置関係について、図6A及び図6Bを用いて説明する。図6Aは、実施の形態1に係る測定装置100のミラー部140と遮光部150との位置関係を示す斜視図である。図6Bは、実施の形態1に係る測定装置100のミラー部140と遮光部150との位置関係を示す平面図である。図6Bには、最大揺動角度における第1ミラー体141の位置が二点鎖線で示されている。
図6A及び図6Bに示すように、遮光部150は、第1ミラー体141及び第2ミラー体142の揺動角度範囲のすべてにおいて第1ミラー体141の端面及び第2ミラー体の端面142の間の少なくとも一部に位置する。つまり、第1ミラー体141の端面及び第2ミラー体142の端面の間に形成された空間147に挿入されている。具体的には、遮光部150は、揺動軸線146に直交する方向からみたときに第1ミラー体141の端面及び第2ミラー体142の端面の間に挿入されている。このとき、ミラー部140の連結部143は、遮光部150を貫通するようにスリット151の先端部に挿入されている。
つまり、遮光部150は、第1ミラー体141及び第2ミラー体142が揺動しているときに、第1ミラー体141及び第2ミラー体142と接触しないように筐体110内に配置されている。ただし、図6Bに示すように、揺動軸線146の方向でミラー部140及び遮光部150をみたときに(つまりミラー部140及び遮光部150を平面視したときに)、遮光部150と、第1ミラー体141及び第2ミラー体142が揺動時に通過する空間(以下、揺動空間という)とは重なっている。言い換えると、遮光部150は、揺動軸線146の方向でみたときには、第1ミラー体141及び第2ミラー体142の揺動範囲と重なっている。
したがって、遮光部150は、連結部143(つまり揺動軸線146)の近傍(つまり、スリット151が形成された領域)を除いて、第1ミラー体141から第2ミラー体142を遮蔽する。つまり、遮光部150は、第1ミラー体141及び第2ミラー体142の近傍において第1通過領域110a及び第2通過領域110bを物理的に仕切ることができる。
[測定装置の機能構成]
次に、測定装置100の機能構成について、図7を用いて説明する。図7は、実施の形態1に係る測定装置100の機能構成を示すブロック図である。図7に示すように、測定装置100は、機能的に、光源120と、受光部130と、第1ミラー体141及び第2ミラー体142を含むミラー部140と、光源駆動部160と、ミラー駆動部170と、制御部180と、を含む。
光源駆動部160は、光源120を駆動する。例えば、光源駆動部160は、制御部180から出力されるレーザ発光制御信号及び変調信号に従って光源120にレーザ光を射出させる。
ミラー駆動部170は、ミラー部140(つまり、第1ミラー体141及び第2ミラー体142)を駆動する。例えば、ミラー駆動部170は、制御部180からの駆動信号に基づいて、ミラー部140を駆動するための駆動電流を生成する。ミラー駆動部170は、生成した駆動電流を揺動器に出力する。これにより、第1ミラー体141及び第2ミラー体142が揺動器によって揺動軸線146を中心に一体的に揺動する。
制御部180は、測定装置100を制御するコントローラである。制御部180は、例えば、システムLSI(Large Scale Integration)、IC(Integrated Circuit)又はマイクロコントローラ等で構成されている。
具体的には、制御部180は、光源駆動部160及びミラー駆動部170を制御する。例えば、制御部180は、光源駆動部160に変調信号を出力するとともに、ミラー駆動部170に駆動信号を出力する。
さらに、制御部180は、光源120から射出された光と受光部130で受光された光との間の位相差に基づいて、測定装置100から対象物999までの距離を算出する。具体的には、制御部180は、例えば、光源駆動部160に出力した変調信号及び受光部130から入力した受光信号に基づいて上記位相差を算出する。それから、制御部180は、算出された位相差を用いて光源120から射出された光が受光部130に到達するまでの時間を算出する。その後、制御部180は、算出された時間の1/2に光速を乗算することにより、測定装置100から対象物999までの距離を算出する。
また、制御部180は、第1ミラー体141の揺動角度を検出することにより、測定装置100に対する対象物999の方向を取得する。揺動角度とは、第1ミラー体141の第1面141aが向いている方向を示す角度である。例えば、制御部180は、第1ミラー体141の揺動角度が最大であるときに第1ミラー体141で反射した射出光が入射する位置に設置されたフォトダイオード(図示せず)からの信号に基づいて、第1ミラー体141の揺動角度を検出する。
[効果]
以上のように、本実施の形態に係る測定装置100によれば、第2ミラー体142が揺動軸線146の方向に第1ミラー体141と並んで配置されている。したがって、遮光部150は、第1ミラー体141及び第2ミラー体142の揺動角度範囲のすべてにおいて第1ミラー体141の端面及び第2ミラー体142の端面の間の少なくとも一部に位置することができる。これにより、第1ミラー体141から第2ミラー体142を遮光部150で遮蔽することができるので、第1ミラー体141で反射された射出光121の一部が第1ミラー体141側の空間(第1通過領域110a)から第2ミラー体142側の空間(第2通過領域110b)へ漏れることを抑制することができる。その結果、対象物999からの反射光131を受光する受光部130におけるSN比を向上させることができ、測定装置100及び対象物999の間の距離の測定精度を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る測定装置100によれば、連結部143を揺動軸線146に沿って延びる軸として構成することができる。したがって、第1ミラー体141及び第2ミラー体142が揺動軸線146を中心に揺動されたときに、連結部143が通過する空間を小さくすることができる。その結果、連結部143との接触を避けるために遮光部150に形成される開口を小さくすることができ、開口を介して第1通過領域110aから第2通過領域110bへ進入する射出光121を低減することができる。
また、本実施の形態に係る測定装置100によれば、連結部143が挿入されている開口を遮光部150の内部から端縁まで延びるスリット151として構成することができる。したがって、遮光部150の端縁から内部に向けてスリット151に沿って連結部143を相対的に移動させることにより、スリット151の先端部に連結部143を配置することができる。つまり、第1ミラー体141及び第2ミラー体142が連結部143によって連結された状態から連結部143を開口(つまりスリット151)に挿入することができるので、測定装置100を効率的に組み立てることが可能となる。
さらに、本実施の形態に係る測定装置100によれば、ミラー部140(第1ミラー体141、第2ミラー体142、連結部143、フレーム144、及び支持部145)を一体に形成することができる。例えば、ミラー部140は、エッチング処理により1枚の金属平板から作成することができる。このようにミラー部140が一体に形成されることにより、ミラー部140の製造誤差を減少させることが可能となる。
(実施の形態1の変形例1)
次に、実施の形態1の変形例1について説明する。本変形例では、ミラー部の構造が上記実施の形態1と異なる。以下に、本変形例に係る測定装置について図面を参照しながら説明する。なお、本変形例では、説明が冗長となるのを避けるために、実施の形態1と実質的に同一の構成に対する図示及び説明を省略する。
図8は、実施の形態1の変形例1に係る測定装置200のミラー部240の正面図である。ミラー部240は、第1ミラー体141と、第2ミラー体142と、連結部143と、フレーム144と、支持部245と、磁性体248と、を含む。
支持部245は、フレーム144に接続されており、揺動軸線146を中心に揺動可能に第1ミラー体141及び第2ミラー体142を支持する。本実施の形態では、支持部245は、少なくとも揺動軸線146回りの回動に対して弾性を有する弾性体である。具体的には、支持部245は、第1ミラー体141の第1面141aと略平行な平面において揺動軸線146の方向に延びる第1部分と、揺動軸線146と直交する方向に延びる、第1部分よりも長い第2部分とを繰り返すことによって形成される形状を有する。つまり、支持部245の少なくとも一部は、第1面141aと直交する方向からみたときに矩形波のような形状を有する。
磁性体248は、自発磁化を有する強磁性体(例えば永久磁石など)である。第1ミラー体141及び第2ミラー体142は、揺動器(例えば電磁石、図示せず)及び磁性体248によって生じる磁力によって揺動する。
以上のように、本変形例に係る測定装置200によれば、支持部245が弾性体である場合にも実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
(実施の形態1の変形例2)
次に、実施の形態1の変形例2について説明する。本変形例では、遮光部が、ミラー部のフレームと一体に形成される点が上記実施の形態1と異なる。以下に、本変形例に係る測定装置について図面を参照しながら説明する。なお、本変形例では、説明が冗長となるのを避けるために、実施の形態1と実質的に同一の構成に対する図示及び説明を省略する。
図9は、実施の形態1の変形例2に係る測定装置300のミラー部340及び遮光部350の正面図、側面図及び平面図である。具体的には、図9の(a)は、ミラー部340及び遮光部350の正面図である。また、図9の(b)は、ミラー部340及び遮光部350の側面図である。また、図9の(c)は、ミラー部340及び遮光部350の平面図である。図9の(c)において、二点鎖線は、最大揺動角度における第1ミラー体141の位置を示す。ミラー部340は、第1ミラー体141と、第2ミラー体142と、連結部143と、フレーム344と、支持部145と、を含む。
本変形例では、遮光部350は、フレーム344と一体に形成されている。遮光部350の端縁には、切欠き351が形成されている。この切欠き351は、ミラー部340の連結部143が挿入されている開口の一例である。
遮光部350は、フレーム344から第1ミラー体141及び第2ミラー体142の表側及び裏側に突出している。遮光部350の突出量L1及びL2は、最大揺動角度における第1ミラー体141の突出量L3よりも大きい。つまり、第1ミラー体141の揺動角度が最大であるときに、遮光部350は、第1ミラー体141よりもフレーム344から表側及び裏側に突出している。
以上のように、本変形例に係る測定装置300によれば、遮光部350をフレーム344と一体に形成することができる。したがって、遮光部350とフレーム344との相対的な位置の精度を向上させることでき、第1ミラー体141から第2ミラー体142を遮光部350でより高精度に遮蔽することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。本実施の形態では、第1ミラー体及び第2ミラー体を連結している連結部及び遮光部の構造が実施の形態1と異なる。以下に、本実施の形態に係る測定装置について図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態では、説明が冗長となるのを避けるために、実施の形態1と実質的に同一の構成に対する図示及び説明を省略する。
[ミラー部の構成]
まず、本実施の形態に係る測定装置400のミラー部440の構成について、図10を用いて説明する。図10は、実施の形態2に係る測定装置400のミラー部440の正面図である。ミラー部440は、第1ミラー体441と、第2ミラー体442と、連結部443と、フレーム144と、支持部145と、を含む。
連結部443は、揺動軸線146から離れた位置に揺動軸線146を挟んで配置された第1連結部443a及び第2連結部443bを含む。第1ミラー体441及び第2ミラー体442の間には、第1ミラー体441、第2ミラー体442、第1連結部443a、第2連結部443bに囲まれた空間447が形成される。揺動軸線146は、この空間447を貫通している。
本実施の形態では、連結部443は、第1ミラー体441及び第2ミラー体442の端部に第1ミラー体441及び第2ミラー体442と一体に形成されている。つまり、第1ミラー体441、第2ミラー体442及び連結部443は、開口(空間447)が形成された1枚の板状部材である。
[遮光部の構成]
次に、本実施の形態に係る測定装置400の遮光部450の構成について、図11を用いて説明する。図11は、実施の形態2に係る測定装置400の遮光部450の平面図である。
遮光部450は、空間447に挿入されている挿入部451を有する。挿入部451は、空間447に挿入された状態で第1ミラー体441及び第2ミラー体442とともに第1連結部443a及び第2連結部443bが揺動したときに、第1連結部443a及び第2連結部443bと接触しない形状を有する。具体的には、挿入部451は、第1連結部443a及び第2連結部443bが第1ミラー体441及び第2ミラー体442の揺動にともなって通過する領域に沿う外形を有する。本実施の形態では、挿入部451は、揺動軸線146を中心とする円弧状の外形を有する。
[ミラー部と遮光部との位置関係]
次に、ミラー部440と遮光部450との位置関係について、図12を用いて説明する。図12は、実施の形態2に係る測定装置400のミラー部440と遮光部450との位置関係を示す斜視図である。
図12に示すように、遮光部450の挿入部451は、第1ミラー体441、第2ミラー体442、第1連結部443a及び第2連結部443bに囲まれた空間447に挿入されている。遮光部450(挿入部451)は、揺動軸線146と直交する。
つまり、遮光部450は、第1ミラー体441及び第2ミラー体442が揺動しているときに、第1ミラー体441及び第2ミラー体442と接触しないように筐体110内に配置されている。ただし、揺動軸線146の方向からミラー部440及び遮光部450をみたときに(つまりミラー部440及び遮光部450を平面視したときに)、遮光部450と、第1ミラー体441及び第2ミラー体442の揺動空間とは重なっている。言い換えると、遮光部450は、揺動軸線146の方向でみて、第1ミラー体441及び第2ミラー体442の揺動範囲と重なっている。
したがって、遮光部150は、連結部143の近傍(つまり、揺動軸線146から離れた領域)を除いて、第1ミラー体441及び第2ミラー体442の表側において第1通過領域110a及び第2通過領域110bを物理的に仕切ることができる。
[効果]
以上のように、本実施の形態に係る測定装置400によれば、揺動軸線146から離れた位置に揺動軸線146を挟んで配置された第1連結部443a及び第2連結部443bによって第1ミラー体441及び第2ミラー体442が連結される。したがって、連結部443が揺動軸線146に沿って延びる軸である場合よりも、連結部443の機械的な強度を増加させることができる。その結果、連結部443がねじれることによって第1ミラー体441の揺動角度と第2ミラー体442の揺動角度とがずれることを抑制することができる。さらに、ねじり切れるなどの連結部443の破損を抑制することもできる。
さらに、本実施の形態に係る測定装置400によれば、遮光部450は、第1連結部443a、第2連結部443b、第1ミラー体441の端面及び第2ミラー体442の端面に囲まれた空間に挿入されている挿入部451を有することができる。したがって、揺動軸線146の近傍に遮光部450を配置することができる。光源120からの射出光121が第1ミラー体441で反射する点(以下、反射点という)は、揺動軸線146の近傍に位置するので、反射点の近傍において第1ミラー体441から第2ミラー体442を遮光部450で遮蔽することができる。反射点の近傍では光のエネルギーが高いので、この遮光部450による光の漏れの抑制効果は高い。
(実施の形態2の変形例1)
次に、実施の形態2の変形例1について説明する。本変形例では、ミラー部の構造が上記実施の形態2と異なる。具体的には、本変形例におけるミラー部は、実施の形態1の変形例1の支持部を実施の形態2のミラー部に適用したものである。以下に、本変形例に係る測定装置について図面を参照しながら説明する。なお、本変形例では、説明が冗長となるのを避けるために、実施の形態1及びその変形例1並びに実施の形態2と実質的に同一の構成に対する図示及び説明を省略する。
図13は、実施の形態2の変形例1に係る測定装置500のミラー部540の正面図である。このミラー部540は、実施の形態1の変形例1におけるミラー部240(図8を参照)において、第1ミラー体141、第2ミラー体142及び連結部143を実施の形態2の第1ミラー体441、第2ミラー体442及び連結部443に置き換えたものに相当する。
以上のように、本変形例に係る測定装置500によれば、支持部245が弾性体である場合にも実施の形態2と同様の効果を奏することができる。
(実施の形態2の変形例2)
次に、実施の形態2の変形例2について説明する。本変形例では、遮光部が、ミラー部のフレームと一体に形成される点が上記実施の形態2と異なる。以下に、本変形例に係る測定装置について図面を参照しながら説明する。なお、本変形例では、説明が冗長となるのを避けるために、実施の形態1及び2と実質的に同一の構成に対する図示及び説明を省略する。
図14は、実施の形態2の変形例2に係る測定装置600のミラー部640及び遮光部650の正面図、側面図及び平面図である。具体的には、図14の(a)は、ミラー部640及び遮光部650の正面図である。また、図14の(b)は、ミラー部640及び遮光部650の側面図である。また、図14の(c)は、ミラー部640及び遮光部650の平面図である。ミラー部640は、第1ミラー体441と、第2ミラー体442と、連結部443と、フレーム644と、支持部145と、を含む。
本変形例では、遮光部650は、フレーム644と一体に形成されている。遮光部650は、第1ミラー体441、第2ミラー体442、第1連結部443a、第2連結部443bに囲まれた空間447に挿入されている挿入部651を有する。挿入部651は、上記実施の形態2における挿入部451と実質的に同一である。
以上のように、本変形例に係る測定装置600によれば、実施の形態1の変形例2と同様の効果を奏することができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。本実施の形態では、第1ミラー体及び第2ミラー体を連結している連結部及び遮光部の構造が実施の形態1と異なる。以下に、本実施の形態に係る測定装置について図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態では、説明が冗長となるのを避けるために、実施の形態1と実質的に同一の構成に対する図示及び説明を省略する。
[ミラー部及び遮光部の構成]
本実施の形態に係る測定装置700のミラー部740及び遮光部750の構成について、図15〜図17を用いて説明する。
図15は、実施の形態3に係る測定装置700のミラー部740と遮光部750との位置関係を示す斜視図である。図16は、実施の形態3に係る測定装置700のミラー部740及び遮光部750の正面図である。図17は、実施の形態3に係る測定装置700のミラー部740及び遮光部750の断面図である。具体的には、図17は、図16のXVII−XVII切断線におけるミラー部740及び遮光部750の断面図である。
本実施の形態に係る測定装置700のミラー部740は、第1ミラー体141と、第2ミラー体142と、連結部743と、フレーム144と、支持部145と、を含む。
連結部743は、第1ミラー体141及び第2ミラー体142の裏側の揺動軸線146から離れた位置で第1ミラー体141及び第2ミラー体142を連結している。つまり、連結部743は、揺動軸線146の方向からミラー部740をみたときに、第1ミラー体141及び第2ミラー体142と重ならないように配置されている。具体的には、連結部743は、第1ミラー体141の第1面141a及び第2ミラー体142の第1面142aの裏側の、遮光部750の端面よりも第1ミラー体141の第1面141a及び第2ミラー体142の第1面142aから離れた位置で、第1ミラー体141及び第2ミラー体142を連結している。
本実施の形態では、図17に示すように、連結部743は、第1突出部743aと、第2突出部743bと、接続部743cと、を含む。第1突出部743aは、第1ミラー体141の裏側の第2面141bから突出している。第2突出部743bは、第2ミラー体142の裏側の第2面142bから突出している。接続部743cは、遮光部750の端面よりも第1ミラー体141の第1面141a及び第2ミラー体142の第1面142aから離れた位置で、第1突出部743aの先端と第2突出部743bの先端とを接続している。
本実施の形態では、第1突出部743a及び第2突出部743bは、第2面141b(第2面142b)と直交する同一の方向に同じ量だけ突出している。また、接続部743cは、第1ミラー体141及び第2ミラー体142の裏側の揺動軸線146から離れた位置で揺動軸線146と平行な方向に延びている。
遮光部750は、第1ミラー体141及び第2ミラー体142の間に形成された空間747に挿入されている。遮光部750は、接続部743cと接触しない位置まで挿入されている。
[効果]
以上のように、本実施の形態に係る測定装置700によれば、第1ミラー体141及び第2ミラー体142の裏側の、遮光部の端面よりも第1ミラー体141の第1面141a及び第2ミラー体142の第1面142aから離れた位置で第1ミラー体141及び第2ミラー体142を連結することができる。したがって、揺動軸線146の方向からみたときに、第1ミラー体141及び第2ミラー体142の表側において、第1ミラー体141及び第2ミラー体142の揺動空間と連結部743が通過する空間が重なることを防ぐことができる。つまり、連結部743との接触をさけるために、第1ミラー体141及び第2ミラー体142と遮光部750との間に隙間を設ける必要がないので、光源120からの射出光121が第1通過領域110aから第2通過領域110bへ進入することを抑制することができる。
また、本実施の形態に係る測定装置700によれば、第1突出部743a及び第2突出部743bと接続部743cとで第1ミラー体141及び第2ミラー体142を裏側で連結することができ、簡易な構成で第1ミラー体141及び第2ミラー体142の連結を実現することができる。
(他の実施の形態)
以上、本発明の1つ又は複数の態様に係る測定装置について、実施の形態及びその変形例に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態及び変形例に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態及びその変形例に施したものや、異なる実施の形態及びその変形例における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の1つ又は複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
例えば、上記実施の形態1の変形例1又は変形例2と、上記実施の形態3とを組み合わせてもよい。具体的には、上記実施の形態3におけるミラー部740に、上記実施の形態1の変形例1における支持部245を適用してもよい。また、上記実施の形態3における遮光部750は、上記実施の形態1の変形例2と同様に、フレームと一体に形成されてもよい。
また、上記各実施の形態において、第1ミラー体及び第2ミラー体は矩形状であったが、第1ミラー体及び第2ミラー体の形状はこれに限定されない。例えば、第1ミラー体及び第2ミラー体は、円形状、楕円形状、及び矩形以外の多角形状であってもよい。また、第1ミラー体及び第2ミラー体の形状が互いに異なってもよい。
また、上記実施の形態1及びその変形例において、遮光部には、開口の一例として、スリット又は切欠きが形成されていたが、開口はこれに限定されない。遮光部に形成される開口は連結部を囲む孔であってもよい。
また、上記各実施の形態において、遮光部は、1つの部材であったが、複数の部材から構成されてもよい。例えば、遮光部は、第1ミラー体及び第2ミラー体の表側に配置されている第1遮光部と、第1ミラー体及び第2ミラー体の裏側に配置されている第2遮光部と、を含んでもよい。この場合、例えば、第1ミラー体及び第2ミラー体の間で、第1遮光部と第2遮光部とが接合されればよい。
また、上記実施の形態3において、連結部は、揺動軸線と平行な方向に延びる接続部を含んでいたが、連結部はこれに限定されない。例えば、連結部は、第1突出部の先端と第2突出部の先端とが直接接続されてもよい。この場合、XVII−XVII切断線における連結部の断面は、例えばU形状あるいはV形状であってもよい。
また、上記各実施の形態において、揺動軸線は、第1ミラー体及び第2ミラー体内を通過していたが、第1ミラー体及び第2ミラー体内を通過しなくてもよい。例えば、上記実施の形態3において、揺動軸線は、接続部の位置に設けられてもよい。
なお、上記各実施の形態において、遮光部は、第1ミラー体及び第2ミラー体の揺動角度範囲のすべてにおいて第1ミラー体の端面及び第2ミラー体の端面の間の少なくとも一部に位置していたが、これに限定されない。例えば、遮光部は、射出光が筐体外に射出されない揺動角度において、第1ミラー体の端面及び第2ミラー体の端面の間に位置しなくてもよい。つまり、遮光部は、第1ミラー体及び第2ミラー体の揺動角度範囲内の少なくとも一部の角度範囲において第1ミラー体の端面及び第2ミラー体の端面の間に位置すればよい。
本発明の一態様に係る測定装置は、対象物の距離を測定するレーザレンジファインダとして利用可能である。
100、200、300、400、500、600、700 測定装置
110 筐体
110a 第1通過領域
110b 第2通過領域
111 射出窓
112 受光窓
120 光源
121 射出光
130 受光部
131 反射光
140、140a、240、340、440、540、640、740 ミラー部
141、441 第1ミラー体
141a、142a 第1面
141b、142b 第2面
142、442 第2ミラー体
143、443、743 連結部
144、344、644 フレーム
145、245 支持部
146 揺動軸線
147、447、747 空間
150、350、450、650、750 遮光部
151 スリット
160 光源駆動部
170ミラー駆動部
180 制御部
248 磁性体
351 切欠き
443a 第1連結部
443b 第2連結部
451、651 挿入部
743a 第1突出部
743b 第2突出部
743c 接続部
999 対象物

Claims (9)

  1. 揺動軸線を中心に揺動可能に支持され、光源からの射出光を対象物に向けて反射する第1ミラー体と、
    前記揺動軸線を中心に揺動可能に支持され、前記揺動軸線の方向に前記第1ミラー体と並んで配置され、前記対象物からの反射光を受光部に向けて反射する第2ミラー体と、
    前記第1ミラー体及び前記第2ミラー体を連結している連結部と、
    前記第1ミラー体及び前記第2ミラー体のミラー面に略垂直な面を有する遮光部と、を備え、
    前記遮光部は、前記第1ミラー体及び前記第2ミラー体の揺動角度範囲内の少なくとも一部の角度範囲において前記第1ミラー体の端面及び前記第2ミラー体の端面の間に位置する、
    測定装置。
  2. 前記連結部は、前記揺動軸線に沿って延びる軸であり、
    前記遮光部は、前記連結部が挿入されている開口を有する、
    請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記開口は、前記遮光部の内部から端縁まで延びるスリットである、
    請求項2に記載の測定装置。
  4. 前記第1ミラー体の端面及び前記第2ミラー体の端面の間の前記揺動軸線の近傍には空間が形成されており、
    前記遮光部は、前記空間に配置される、
    請求項1に記載の測定装置。
  5. 前記連結部は、前記揺動軸線から離れた位置に前記揺動軸線を挟んで配置された第1連結部及び第2連結部を備える、
    請求項4に記載の測定装置。
  6. 前記遮光部は、前記第1連結部、前記第2連結部、前記第1ミラー体の端面及び前記第2ミラー体の端面に囲まれた空間に挿入されている挿入部を備える、
    請求項5に記載の測定装置。
  7. 前記連結部は、前記第1ミラー体及び前記第2ミラー体のミラー面の裏側の、前記遮光部の端面よりも前記第1ミラー体及び前記第2ミラー体のミラー面から離れた位置で、前記第1ミラー体及び前記第2ミラー体を連結している、
    請求項4に記載の測定装置。
  8. 前記測定装置は、さらに、
    前記第1ミラー体及び前記第2ミラー体を囲むフレームを備え、
    前記遮光部は、前記フレームと一体に形成されている
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の測定装置。
  9. 前記遮光部は、前記第1ミラー体及び前記第2ミラー体の揺動角度範囲のすべてにおいて前記第1ミラー体の端面及び前記第2ミラー体の端面の間の少なくとも一部に位置する、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の測定装置。
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