JP2017089187A - パネル材ならびにそれを用いた間仕切り壁、建具、およびドア - Google Patents

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康弘 岸田
春香 岡田
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Abstract

【課題】洋室での利用が可能な空間を仕切る部材1において、周囲の光源の光をある程度透過させつつ外部からの視界を遮ると同時に、美観的優位性を発揮する。
【解決手段】板状のパネル材1は、複数の芯材11〜18を有する板状の芯材構造体10と、芯材構造体10の一側面に設けられ、入射する光を透過する第1透光板20と、芯材構造体10の他側面に設けられ、入射する光を透過する第2透光板21とを備えている。パネル材1は、第1透光板20にこの第1透光板20の表面を覆い、入射する光の一部を透過しかつ残部を反射または吸収する第1半透光膜部31と、第2透光板21にこの第2透光板21の表面を覆い、入射する光の一部を透過しかつ残部を反射または吸収する第2半透光膜部32とをさらに備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、パネル材ならびにそれを用いた間仕切り壁、建具、およびドアに関するものである。
従来より、建物内の居室間や居室と廊下との間等を仕切る場合に、光を透過するかあるいは遮る間仕切りパネルや建具を用いることが知られている。ここで、光を遮る間仕切りパネル等によって空間を仕切ると、外部からの採光を取り入れがたく、住居空間の光源を室内灯に頼らなくてはいけなくなる。一方、光を透過する透光材料(例えば、ガラスやアクリル等)によって空間を仕切ると、外部からの採光を取り入れることは出来るものの、外部からの視線を遮るために透光材料の一方側をカーテンやスクリーン等で遮蔽する必要がある(例えば、特許文献1を参照)。
実開昭61−131494号公報
ところで、従来より、建築材料として障子が知られている。この障子によると、ある程度は光を透過させつつ外部からの視線を遮ることが可能である。しかしながら、障子は、そのデザインが一定であるばかりでなく、用途が和室への利用に限定されており、洋室が主となっている今日の住宅においては使用しづらいものとなっている。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、洋室での利用が可能な空間を仕切る部材において、周囲の光源の光をある程度透過させつつ外部からの視界を遮ると同時に、美観的優位性を発揮することにある。
上記の目的の達成のため、この発明では、空間を仕切るパネル材において、明るい側の空間からの光を暗い側の空間へある程度透過させると同時に、暗い側の空間から当該パネル材を見たときにその内部の芯材構造体のシルエットを視認できるようにした。
具体的には、第1の発明は、板状のパネル材を対象とする。このパネル材は、複数の芯材を有する板状の芯材構造体と、上記芯材構造体の一側面に設けられ、入射する光を透過する第1透光板と、上記芯材構造体の他側面に設けられ、入射する光を透過する第2透光板と、上記第1透光板に該第1透光板の表面を覆い、入射する光の一部を透過しかつ残部を反射または吸収する第1半透光膜部と、上記第2透光板に該第2透光板の表面を覆い、入射する光の一部を透過しかつ残部を反射または吸収する第2半透光膜部とを備えていることを特徴とする。
この第1の発明では、第1半透光膜部と第2半透光膜部とが、それらに入射する光の一部を透過しかつ残部を反射または吸収する。これにより、パネル材が仕切る空間のうち明るい側の空間からパネル材を見ると、このパネル材の第1または第2半透光膜部の表面の色や模様が視認される。一方、パネル材が仕切る空間のうち暗い側の空間からパネル材を見ると、このパネル材の内部の芯材構造体のシルエットが視認される。
より具体的には、明るい側の空間からパネル材を見た場合、このパネル材を見る者は、明るい側の空間における光の一部が第1または第2半透光膜部において反射した比較的強い光と、第1および第2半透光膜部と第1および第2透光板とを通過した暗い側の空間からの比較的弱い光とを同時に見ることになる。この場合、パネル材を見る者は、第1または第2半透光膜部において反射した比較的強い光を主に視認することになるので、第1または第2半透光膜部の表面の色ないし模様が見えるのである。
一方、暗い側の空間からパネル材を見た場合、このパネル材を見る者は、第1および第2半透光膜部と第1および第2透光板と芯材構造体の複数の芯材同士の間隙とを通過する明るい側の空間からの比較的強い光と、暗い側の空間における光の一部が第1または第2半透光膜部において反射した比較的弱い光とを同時に見ることになる。この場合、パネル材を見る者は、第1および第2半透光膜部と芯材構造体の複数の芯材同士の間隙とを通過する明るい側の空間からの比較的強い光を主に視認することになるので、複数の芯材のシルエットが模様のように浮き出て見えるのである。
以上のように、本発明に係るパネル材は、このパネル材によって仕切られる空間の暗い側から見ると、明るい側の空間からの光の一部が透過したものが視認される。つまり、当該パネル材によると、周囲の光源の光がある程度透過されつつ外部からの視界が遮られる。また、パネル材によって仕切られる空間の明るい側から見ると、パネル材の表面の色彩ないし模様が見える一方、パネル材によって仕切られる空間の暗い側から見ると芯材構造体のシルエットが模様のように見える。つまり、パネル材の一側面側と他側面側とでその外観が異なるという点において美観的優位性が発揮される。また、芯材構造体を挟むように第1および第2透光板を設けることにより、パネル材に必要とされる強度が確保される。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記芯材構造体が、該芯材構造体の上端部に配置されて横方向に延びる上芯材と、上記芯材構造体の下端部に配置されて横方向に延びる下芯材と、上記上芯材から上記下芯材まで縦方向に延びる少なくとも1つの縦芯材とを有していることを特徴とする。
この第2の発明では、上芯材から下芯材まで縦方向に延びる縦芯材によって、芯材構造体の強度、ひいてはパネル材の強度がより一層向上される。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記第1および第2半透光膜部が、樹脂シートまたは和紙で構成されていることを特徴とする。
第4の発明は、上記第1〜第3の発明のいずれか1つにおいて、上記第1透光板および上記第2透光板の少なくとも一方の側面に、模様が付されていることを特徴とする。
この第4の発明では、パネル材によって仕切られる空間の暗い側から当該パネル材を見ると、芯材構造体のシルエットのみでなく、第1透光板および第2透光板の少なくとも一方の側面に付された模様のシルエットが見える。これにより、より一層、美観的優位性が発揮される。
第5の発明は、間仕切り壁を対象としており、この間仕切り壁は、上記第1〜第4の発明のいずれか1つに係るパネル材を一部に組み込んでいる。
この第5の発明では、間仕切り壁において、周囲の光源の光がある程度透過されつつ外部からの視界が遮られる。また、間仕切り壁の一側面側と他側面側とでその外観が異なるという点において美的優位性が発揮される。
第6の発明は、建具を対象としており、この建具には、上記第1〜第4の発明のいずれか1つに係るパネル材が用いられている。
この第6の発明では、建具において、周囲の光源の光がある程度透過されつつ外部からの視界が遮られる。また、建具の一側面側と他側面側とでその外観が異なるという点において美的優位性が発揮される。
第7の発明は、ドアを対象としており、このドアには、上記第1〜第4の発明のいずれか1つに係るパネル材が用いられている。
この第7の発明では、ドアにおいて、周囲の光源の光がある程度透過されつつ外部からの視界が遮られる。また、ドアの一側面側と他側面側とでその外観が異なるという点において美的優位性が発揮される。
以上説明したように、本発明によると、パネル材の一側面に第1半透光膜部を設けると共に、パネル材の他側面に第2半透光膜部を設けたことにより、周囲の光源の光をある程度透過させつつ外部からの視界を遮ると同時に、美観的優位性を発揮することができる。
図1は、実施形態1に係るパネル材の概略斜視図であって、当該パネル材によって仕切られる空間の暗い側から見たものである。 図2は、実施形態1に係るパネル材の概略斜視図であって、当該パネル材によって仕切られる空間の明るい側から見たものである。 図3は、実施形態1に係る芯材構造体の正面図である。 図4は、図1のIV−IV線における断面図である。 図5は、実施形態2に係る芯材構造体の正面図である。 図6は、実施形態3に係る芯材構造体の正面図である。 図7は、図6のVII−VII線における断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(発明の実施形態1)
−パネル材の構成−
本発明の実施形態1について説明する。本実施形態に係るパネル材1は建具として構成されている。パネル材1は、芯材構造体10と、第1透光板20と、第2透光板21と、半透光膜部材30とを備えている。
図1〜図3に示すように、芯材構造体10は、全体的に板状に形成されていて、芯材構造体10の上端部に配置されて水平横方向に延びる上芯材11と、芯材構造体10の下端部に配置されて水平横方向に延びる下芯材12と、芯材構造体10の側端部に配置されて鉛直縦方向に延びる2つの側部芯材13,13とを有している。上芯材11、下芯材12、および側部芯材13,13は、互いに固着されて矩形枠状に構成されている。上芯材11、下芯材12,および側部芯材13,13は、例えば光を遮る材料で構成されている。
また、図3に示すように、芯材構造体10は、上芯材11の中央部から下芯材12の中央部まで縦方向に延びる1つの縦芯材14と、一方の側部芯材13から縦芯材14まで横方向に延びる上下3つの横芯材15,15,…と、他方の側部芯材13から縦芯材14まで横方向に延びる上下3つの横芯材15,15,…とを有している。縦芯材14は、芯材構造体10の横方向の中央部に設けられている。6つの横芯材15,15,…は、2つが芯材構造体10の縦方向の中央部に互いに同じ高さ位置で設けられ、別の2つが芯材構造体10の縦方向の中央部よりも上寄りに、さらに別の2つが芯材構造体10の縦方向の中央部よりも下寄りにそれぞれ互いに同じ高さ位置で設けられている。上芯材11、下芯材12、および縦芯材14は互いに固着されている。また、側部芯材13,13、縦芯材14、および横芯材15,15,…は互いに固着されている。縦芯材14および横芯材15,15,…は、例えば光を遮る材料で構成されている。
さらに、図3に示すように、芯材構造体10は、縦芯材14から上側の横芯材15,15まで円弧状に湾曲して延びる2つの湾曲芯材16,16と、上側の横芯材15,15から中央部の横芯材15,15まで縦方向に延びる2つの中間縦芯材17,17と、中央部の横芯材15,15から下側の横芯材15,15まで縦方向に延びる2つの中間縦芯材17,17と、下側の横芯材15,15から下芯材12まで縦方向に延びる2つの中間縦芯材17,17とを有し、3つの中間縦芯材17,17,…は、湾曲芯材16の下端部の位置から下側に上下方向に一直線状に並ぶように配置されている。湾曲芯材16,16は、一端が縦芯材14の上端部に固着され、他端が上側の横芯材15,15の中央部よりもやや外側寄りに固着されている。6つの中間縦芯材17,17,…は、それぞれ横芯材15,15,…の中央部よりもやや外側寄りに配置されている。中間縦芯材17,17,…、横芯材15,15,…、および下芯材12は互いに固着されている。湾曲芯材16,16および中間縦芯材17,17,…は、例えば光を遮る材料で構成されている。
図4に示すように、第1透光板20は、芯材構造体10の一側面(図4における下側面)に当該面を覆うように固着されている。第1透光板20は、正面視矩形状の板状部材であって、入射する光を透過する材料で構成されている。第1透光板20は、上端が芯材構造体10の上端と、また下端が芯材構造体10の下端とそれぞれ実質的に一致している。第1透光板20は、一方の側方端(図4で左側端)が芯材構造体10の一方の側方端(図4で左側端)と、また他方の側方端(図4で右側端)が芯材構造体10の他方の側方端(図4で右側端)とそれぞれ実質的に一致している。第1透光板20は、例えば乳白アクリル材で構成されている。第1透光板20の側面には、例えば印刷によって任意の模様(図示せず)が付されていてもよい。
図4に示すように、第2透光板21は、芯材構造体10の他側面(図4における上側面)に当該面を覆うように固着されている。第2透光板21は、正面視矩形状の板状部材であって、入射する光を透過する材料で構成されている。第2透光板21は、上端が芯材構造体10の上端と、また下端が芯材構造体10の下端とそれぞれ実質的に一致している。第2透光板21は、一方の側方端(図4で左側端)が芯材構造体10の一方の側方端(図4で左側端)と、また他方の側方端(図4で右側端)が芯材構造体10の他方の側方端(図4で右側端)とそれぞれ実質的に一致している。第2透光板21は、例えば乳白アクリル材で構成されている。第2透光板21の側面には、例えば印刷によって任意の模様(図示せず)が付されていてもよい。
図1、図2および図4に示すように、半透光膜部材30は、一体に形成されかつ芯材構造体10、第1透光板20、および第2透光板21からなる構造体に巻き付けられていて、当該構造体を上面視で取り囲んでいる。半透光膜部材30は、有色の部材であって、入射する光の一部を透過しかつ残部を反射または吸収する材料で構成されている。半透光膜部材30は、上端が芯材構造体10の上端と、また下端が芯材構造体10の下端とそれぞれ実質的に一致している。つまり、半透光膜部材30は、第1透光板20の表面を覆い、かつ第2透光板21の表面を覆っている。半透光膜部材30は、芯材構造体10の側部芯材13,13、第1透光板20、および第2透光板21に固着されている。第1および第2透光板20,21と半透光膜部材30とが固着されていることにより、パネル材1によって仕切られる空間の暗い側から当該パネル材1を見た場合に、芯材構造体10のシルエットをより一層明瞭に視認することが可能となる。半透光膜部材30は、約0.2〜0.3mmの厚みを有していて、例えば樹脂シートや和紙で構成されている。半透光膜部材30には、任意の柄が印刷されていてもよい。半透光膜部材30のうち第1透光板20を覆う部分は、第1半透光膜部31を構成しており、半透光膜部材30のうち第2透光板21を覆う部分は、第2半透光膜部32を構成している。なお、本明細書において「有色」とは、有彩色および無彩色を含むものであって、また、模様が付されている場合をも含むことを意味する。
−パネル材の外観−
図1および図2に示すように、本実施形態に係るパネル材1は、このパネル材1によって仕切られる空間の明るい側から見た場合と、暗い側から見た場合とでその外観が異なる。以下、図1および図2に示すように、パネル材1の奥側が比較的明るい空間であって、パネル材1の手前側が比較的暗い空間である場合について説明する。
図1に示すように、パネル材1を手前側(暗い側)から見ると、奥側から手前側に向かって半透光膜部材30と、第1および第2透光板20,21と、芯材構造体10の各芯材11〜17の間の空間を通過した光を視認することができる。これにより、手前側からパネル材1を見る者は、芯材構造体10のシルエットを模様のように視認する。ここで、奥側からの光は半透光膜部材30によって一部が反射されるので、手前側からパネル材1を見る者は、パネル材1の奥側の様子を例えば透明なガラスのみを隔てて視認するように完全に視認することはできない。
一方、図2に示すように、パネル材1を奥側(明るい側)から見ると、半透光膜部材30によって反射された光を認識することができる。これにより奥側からパネル材1を見る者は、半透光膜部材30の色彩や模様等を視認する。
−実施形態1の効果−
実施形態1のパネル材1では、その外周面を取り囲む半透光膜部材30を設けたので、周囲の光源の光をある程度透過させつつ外部からの視界を遮ることができる。ここで、例えば照明のある部屋と照明のない部屋とを当該パネル材1によって仕切った場合、照明のない部屋においても隣室の照明の光を採り入れて視界を確保することができる。また、例えば子ども部屋の建具として当該パネル材1を用いた場合、子ども部屋において灯りがついているかどうか等を外部から確認することができる。
また、パネル材1によって仕切られる空間の明るい側(奥側)から見ると、半透光膜部材30の色彩ないし模様等が見える一方、パネル材1によって仕切られる空間の暗い側(手前側)から見ると、芯材構造体10のシルエットが模様のように見えるので、パネル材1の手前側と奥側とでその外観が異なるという点において美観的優位性を発揮することができる。
また、芯材構造体10に上芯材11、下芯材12、およびこれらの間を縦方向に延びる縦芯材14を設けたので、芯材構造体10の強度、ひいてはパネル材1の強度をより一層向上させることができる。
また、第1透光板20または第2透光板21の側面に模様が付されている場合、パネル材1によって仕切られる空間の暗い側(手前側)から当該パネル材1を見ると、芯材構造体10のシルエットのみでなく、当該模様のシルエットも見えるので、より一層、美観的優位性を発揮することができる。
また、パネル材1のデザインは和室のみならず洋室にも適したものであるので、洋室が主となっている今日の住宅においても当該パネル材1を広く使用することができる。
(発明の実施形態2)
本発明の実施形態2について説明する。本実施形態のパネル材1は、上記実施形態1のパネル材1とその芯材構造体10の構成が異なっている。以下、実施形態1と異なる部分を中心に説明する。
−芯材構造体の構造−
図5に示すように、本実施形態の芯材構造体10は、第1板芯材40と、第2板芯材41と、第3板芯材42と、第4板芯材43と、斜め芯材18と、第1湾曲芯材16aと、第2湾曲芯材16bとを有している。各板芯材40〜43、斜め芯材18、第1湾曲芯材16a、および第2湾曲芯材16bは、例えば光を遮る材料で構成されている。
第1板芯材40は、その1つの角部が後述する第1および第2湾曲芯材16a,16bと平行に円弧状に切り欠かれた矩形板状の部材であって、上芯材11と上側の横芯材15との間に、縦芯材14を挟んで対称的に2つ設けられている。第1板芯材40は、上芯材11、側部芯材13、および縦芯材14に固着されている。
第2板芯材41は、縦方向に延びる細長い矩形板状の部材であって、上側の横芯材15と中央部の横芯材15との間に、縦芯材14を挟んで対称的に2つ設けられている。第2板芯材41は、上側の横芯材15、側部芯材13、および中央部の横芯材15に固着されている。
第3板芯材42は、縦方向に延びる細長い矩形板状の部材であって、中央部の横芯材15と下側の横芯材15との間に、縦芯材14を挟んで対称的に2つ設けられている。第3板芯材42は、中央部の横芯材15、側部芯材13、および下側の横芯材15に固着されている。
第4板芯材43は、縦方向に延びる細長い矩形板状の部材であって、下側の横芯材15と下芯材12との間に、縦芯材14を挟んで対称的に2つ設けられている。第4板芯材43は、下側の横芯材15、側部芯材13、および下芯材12に固着されている。
斜め芯材18は、縦芯材14および上側の横芯材15の固着点と第1板芯材40との間にわたって筋交い状に斜めに延びている。斜め芯材18,18は、縦芯材14を挟んで対称的に2つ設けられている。斜め芯材18,18は、一端が縦芯材14と上側の横芯材15との固着部分に固着され、他端が第1板芯材40の円弧状部分のほぼ中央部に固着されている。
第1湾曲芯材16aは、縦芯材14から斜め芯材18まで円弧状に湾曲して延びている。第1湾曲芯材16a,16aは、縦芯材14を挟んで対称的に2つ設けられている。第1湾曲芯材16a,16aは、一端が縦芯材14の上端部に固着され、他端が斜め芯材18の中央部よりもやや上寄りに固着されている。
第2湾曲芯材16bは、斜め芯材18から上側の横芯材15まで円弧状に湾曲して延びている。第2湾曲芯材16b,16bは、縦芯材14を挟んで対称的に2つ設けられている。第2湾曲芯材16b,16bは、一端が斜め芯材18の中央部よりもやや上寄りに固着され、他端が上側の横芯材15のほぼ中央部に固着されている。
本実施形態のパネル材1によっても、上記実施形態1と同様の作用効果が得られる。また、複数の板芯材40〜43が設けられているので、芯材構造体10の強度、ひいてはパネル材1の強度をより一層向上させることができる。
(発明の実施形態3)
本発明の実施形態3について説明する。本実施形態のパネル材1は、上記実施形態1のパネル材1とその芯材構造体10の構成が異なっている。以下、実施形態1と異なる部分を中心に説明する。
−芯材構造体の構造−
図6および図7に示すように、本実施形態の芯材構造体10は、複数の第1縦芯材14a,14a,…と、複数の第2縦芯材14b,14b,…と、複数の第1横芯材15a,15a,…と、複数の第2横芯材15b,15b,…とを有している。第1および第2縦芯材14a,14bと第1および第2横芯材15a,15bとは、例えば光を遮る材料で構成されている。
第1縦芯材14a,14a,…は、芯材構造体10の一側面側(図7において下側)に設けられていて、上芯材11から下芯材12まで縦方向に延びている。第1縦芯材14a,14a,…は、芯材構造体10の横方向の中央部と、中央部よりも右寄りの部分と、中央部よりも左寄りの部分とに設けられている。上芯材11、下芯材12、および第1縦芯材14a,14a,…は互いに固着されている。
第2縦芯材14b,14b,…は、芯材構造体10の他側面側(図7において上側)に設けられていて、上芯材11から下芯材12まで縦方向に延びている。第2縦芯材14b.14b,…は、図6に示すように、正面視で第1縦芯材14a,14a,…を横方向において両側から挟むように、1つの第1縦芯材14a,14a,…に対して2つずつ設けられている。上芯材11,下芯材12,および第2縦芯材14b,14b,…は互いに固着されている。
第1横芯材15a,15a,…は、芯材構造体10の一側面側(図7において下側)に設けられていて、上方から下方に向かって一定の間隔をおいて複数設けられている。第1横芯材15a,15a,…は、一方の側部芯材13、左寄りの第1縦芯材14a、中央部の第1縦芯材14a、右寄りの第1縦芯材14a、および他方の側部芯材13の間にそれぞれ同じ高さ位置を横方向に延びるように設けられている。側部芯材13,13、第1縦芯材14a,14a,…、および第1横芯材15a,15a,…は互いに固着されている。
第2横芯材15b,15b,…は、芯材構造体10の他側面側(図7において上側)に設けられている。第2横芯材15b,15b,…は、図6に示すように、正面視で第1横芯材15a,15a,…を縦方向において両側から挟むように、1つの第1横芯材15a,15a,…に対して2つずつ設けられている。第2横芯材15b.15b.…は、側部芯材13,13と各第2縦芯材14b.14bとの間にそれぞれ同じ高さ位置を横方向に延びるように設けられている。側部芯材13,13、第2縦芯材14b,14b,…、および第2横芯材15b,15b,…は互いに固着されている。
本実施形態のパネル材1によっても、上記実施形態1と同様の作用効果が得られる。また、上芯材11から下芯材12まで延びる第1および第2縦芯材14a,14bが複数(この例では計9つ)設けられているので、芯材構造体10の強度、ひいてはパネル材1の強度をより一層向上させることができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態1および実施形態2では、縦芯材14が1つ設けられかつ横芯材15が3つ設けられているが、縦芯材14および横芯材15の数はこれらに限定されるものではない。上記実施形態3における第1および第2縦芯材14a,14bや第1および第2横芯材15a,15bの数についても同様である。
また、上記各実施形態では、パネル材1に巻き付けられた半透光膜部材30は一体に形成されており、この半透光膜部材30の一部が第1または第2半透光膜部31,32を構成している。しかし、第1透光板20の表面を覆う第1半透光膜部材と、第2透光板21の表面を覆う第2半透光膜部材とが別体に設けられ、第1半透光膜部材が第1半透光膜部31を、第2半透光膜部材が第2半透光膜部32をそれぞれ構成していてもよい。
また、上記各実施形態では、パネル材1は正面矩形状に形成されているが、これに限らず、パネル材1を正面視で四角形以外の多角形、円形、長円形等の任意の他の形状に形成してもよい。
また、上記各実施形態では、パネル材1を建具として使用しているが、パネル材1をドアとして用いてもよい。さらに、間仕切り壁の一部を構成する部材としてパネル材1を用いてもよい。
本発明は、周囲の光源の光をある程度透過させつつ外部からの視界を遮ると同時に、美観的優位性を発揮することができるので、極めて有用である。
1 パネル材(建具、ドア)
10 芯材構造体
11 上芯材(芯材)
12 下芯材(芯材)
13 側部芯材(芯材)
14 縦芯材(芯材)
14a 第1縦芯材(芯材)
14b 第2縦芯材(芯材)
15 横芯材(芯材)
15a 第1横芯材(芯材)
15b 第2横芯材(芯材)
16 湾曲芯材(芯材)
16a 第1湾曲芯材(芯材)
16b 第2湾曲芯材(芯材)
17 中間縦芯材(芯材)
18 斜め芯材(芯材)
20 第1透光板
21 第2透光板
31 第1半透光膜部
32 第2半透光膜部
40 第1板芯材(芯材)
41 第2板芯材(芯材)
42 第3板芯材(芯材)
43 第4板芯材(芯材)

Claims (7)

  1. 板状のパネル材であって、
    複数の芯材を有する板状の芯材構造体と、
    上記芯材構造体の一側面に設けられ、入射する光を透過する第1透光板と、
    上記芯材構造体の他側面に設けられ、入射する光を透過する第2透光板と、
    上記第1透光板に該第1透光板の表面を覆い、入射する光の一部を透過しかつ残部を反射または吸収する第1半透光膜部と、
    上記第2透光板に該第2透光板の表面を覆い、入射する光の一部を透過しかつ残部を反射または吸収する第2半透光膜部とを備えている
    ことを特徴とするパネル材。
  2. 請求項1において、
    上記芯材構造体が、該芯材構造体の上端部に配置されて横方向に延びる上芯材と、上記芯材構造体の下端部に配置されて横方向に延びる下芯材と、上記上芯材から上記下芯材まで縦方向に延びる少なくとも1つの縦芯材とを有している
    ことを特徴とするパネル材。
  3. 請求項1または2において、
    上記第1および第2半透光膜部が、樹脂シートまたは和紙で構成されている
    ことを特徴とするパネル材。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    上記第1透光板および上記第2透光板の少なくとも一方の側面に、模様が付されている
    ことを特徴とするパネル材。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のパネル材を一部に組み込んだ
    ことを特徴とする間仕切り壁。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のパネル材を用いた
    ことを特徴とする建具。
  7. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のパネル材を用いた
    ことを特徴とするドア。
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