JP2017088947A - 積層造形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】崩落防止壁の上昇にかかる時間を短縮することができ、造形時間を短縮することができる積層造形装置を提供すること。
【解決手段】造形槽3内に粉末を供給及び積層し、積層された粉末層を所望の領域で固体化して、所望の形状の造形部と、造形部の土台となるワーク土台とを形成する積層造形装置であって、積層造形装置は、粉末の積層と共に壁の高さを上昇させ、積層した粉末の崩落を防止する崩落防止壁201及び202を造形槽3内に備え、崩落防止壁201及び202のワーク土台の上端の高さまでの上昇速度が、造形部の高さでの上昇速度より速いようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は積層造形装置に関する。
近年、無機材料もしくは有機材料からなる粉末に光ビームを照射し、焼結または溶融固化させることにより、三次元形状の積層造形物を製造する積層造形装置が、脚光を浴びている。具体的には、定盤上に粉末を敷き詰め、粉末層を形成する工程と、この粉末層の所定領域に光ビ−ムを照射し、焼結または溶融固化させることにより硬化層を形成する工程とを繰り返す。これにより、多数の硬化層を積層一体化して三次元形状の造形物を製造することができる。
特許文献1には、小さい造形物を形成する場合に、粉末材料をレーザビームで焼結して支持壁を形成することにより、最大作業領域より小さな作業領域とすることが記載されている。
特開2011−251529号公報
しかしながら、特許文献1の造形方法では、スキージにより粉末を整え、造形物を積層し、積層する高さに合わせて支持壁も積層することを繰り返して、複数回の積層により造形するので、造形毎に支持壁を形成しなおす必要がある。したがって、引用文献1の造形方法は、支持壁を形成する粉末の消費量及び造形時間が増大するという問題がある。
また、支持壁を板で形成する場合、粉末の積層に合わせて板の高さを変える必要があるが、ワーク土台も粉末の積層を行うので、造形部と同じ条件でワーク土台を積層し、支持壁の高さを変えると、造形時間が増大してしまう問題がある。
以上を鑑み、本発明は、造形時間を短縮することができる積層造形装置を提供することを目的としている。
本発明の積層造形装置は、造形槽内に粉末を供給及び積層し、積層された粉末層を所望の領域で固体化して、所望の形状の造形部と、前記造形部の土台となるワーク土台とを形成する積層造形装置であって、粉末の積層と共に壁の高さを上昇させ、積層した粉末の崩落を防止する崩落防止壁を前記造形槽内に備え、前記崩落防止壁の前記ワーク土台の上端の高さまでの上昇速度が、前記造形部の高さでの上昇速度より速くした。
本発明の積層造形装置によれば、崩落防止壁の上昇にかかる時間を短縮することができる、造形時間を短縮することができる。
本実施の形態に係る積層造形装置の概要を示す模式的断面図である。 本実施の形態に係る積層造形装置内の崩落防止壁の配置を示す模式的断面図である。 本実施の形態に係る積層造形装置の概要を示す模式的上面図である。 本実施の形態に係る積層造形装置の動作の概略を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る積層造形装置のワーク土台充填工程を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係る積層造形装置の造形部を積層する工程を説明するフローチャートである。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
本実施の形態では、最初に積層造形装置全体の構成について説明し、次に、崩落防止壁を設ける部位について説明し、その後、本実施の形態の特徴である崩落防止壁の構成について説明する。
(本実施の形態)
まず、図1を参照して、本実施の形態に係る積層造形装置について説明する。図1は、本実施の形態に係る積層造形装置の概要を示す模式的断面図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る積層造形装置は、ベース1、定盤2、造形槽3、造形槽支持部4、造形槽駆動部5、支柱6、支持部7、レーザスキャナ8、光ファイバ9、レーザ発振器10、スキージ11、樋12、粉末分配器13、粉末供給部14、崩落防止壁201及び202、崩落防止壁駆動装置203を備えている。
ベース1は、定盤2及び支柱6を固定するための台である。ベース1は、定盤2が載置される上面が水平になるように、床面に設置される。
定盤2は、ベース1の水平な上面に載置、固定されている。定盤2の上面も水平であって、この定盤2の上面に粉末が敷き詰められ、造形物50が形成されていく。図1の例では、定盤2は、四角柱状の部材である。図1に示すように、定盤2の上面の周縁全体に、水平方向に張り出したフランジ状の凸部2aが形成されている。この凸部2aの外周面が全体に亘り造形槽3の内側面と接触しているため、定盤2の上面及び造形槽3の内側面に囲われた空間に積層粉末51を保持することができる。ここで、造形槽3の内側面と接触している凸部2aの外周面に、例えばフェルトからなるシール部材(不図示)を設けることにより、積層粉末51の保持力を高めることができる。
造形槽3は、この定盤2の上面に敷き詰められた粉末を側面から保持する筒状の部材である。図1の例では、定盤2が四角柱状であるため、造形槽3は、上端にフランジ部3aを備えた角パイプである。造形槽3は、例えば厚さ1〜6mm程度(好適には3〜5mm程度)のステンレス鋼鈑から構成され、軽量である。造形槽3の上部開口端3bに粉末層を形成し、この粉末層にレーザビームLBを照射することにより硬化層を形成する。上部開口端3bの形状は、例えば600mm×600mmである。
また、造形槽3は、上下方向(z軸方向)に移動可能に設置されている。硬化層を形成する度に造形槽3を定盤2に対して一定量ずつ上昇させ、造形物50を形成していく。ここで、本実施の形態に係る積層造形装置では、一定重量かつ軽量な造形槽3のみを上昇させればよい。そのため、毎回精度良く粉末層を形成することができる。その結果、精度良く造形物50を形成することができる。
造形槽支持部4は、造形槽3のフランジ部3aの上面が水平となるように、フランジ部3aの下面を3点で支持している支持部材である。
造形槽支持部4は、造形槽3を上下方向(z軸方向)に移動させる造形槽駆動部5の連結部5cに連結されている。
造形槽駆動部5は、造形槽3を上下方向(z軸方向)に移動させるための駆動機構である。造形槽駆動部5は、モータ5a、ボールねじ5b、連結部5cを備えている。モータ5aが駆動すると、z軸方向に延設されたボールねじ5bが回転する。そして、ボールねじ5bが回転すると、ボールねじ5bに沿って、連結部5cが上下方向(z軸方向)に移動する。上述の通り、造形槽3を支持する造形槽支持部4が連結部5cに連結されているため、造形槽駆動部5により造形槽3が上下方向(z軸方向)に移動可能となる。なお、造形槽駆動部5の駆動源は、モータに限らず、油圧シリンダなどを用いてもよい。
ここで、造形槽駆動部5は、ベース1から略垂直に(すなわち鉛直方向に)立設された支柱6の上部に固定されている。このように、本実施の形態に係る積層造形装置では、造形槽駆動部5が、造形槽3の外部に設置されているため、メンテナンス性に優れている。
レーザスキャナ8は、造形槽3の上部開口端3bに形成された粉末層に対して、レーザビームLBを照射する。レーザスキャナ8は、図示されないレンズ及びミラーを有している。そのため、図1に示すように、レーザスキャナ8は、粉末層における水平面(xy平面)上の位置に関わらず、粉末層にレーザビームLBの焦点を合わせることができる。
ここで、レーザビームLBは、レーザ発振器10において生成され、光ファイバ9を介して、レーザスキャナ8に導入される。
また、レーザスキャナ8は、支持部7を介して、造形槽3のフランジ部3aに固定されている。そのため、レーザスキャナ8とレーザビームLBの照射対象である粉末層との距離を一定に保つことができる。従って、本実施の形態に係る積層造形装置は、精度良く造形物50を製造することができる。
スキージ11は、第1のスキージ11a及び第2のスキージ11bから構成されている。第1のスキージ11a及び第2のスキージ11bは、いずれもy軸方向に延設されている。また、スキージ11は、造形槽3の上部開口端3bを介して、一方のフランジ部3aから対向するフランジ部3aまでx軸方向にスライドすることができる。
図1に示すように、第1のスキージ11a及び第2のスキージ11bが、x軸マイナス側のフランジ部3a上に設置された状態で、両者の間に粉末が供給される。ここで、2回分の粉末層を形成するための粉末が供給される。すなわち、スキージ11がx軸マイナス側のフランジ部3aからx軸プラス側のフランジ部3aまでスライドすることにより、1回分の粉末層が造形槽3の上部開口端3bに形成される。図1に破線で示したように、この粉末層に対してレーザビームLBを照射し、硬化層を形成している間、スキージ11はx軸プラス側のフランジ部3a上で待機している。そして、スキージ11がx軸プラス側のフランジ部3aからx軸マイナス側のフランジ部3aまでスライドすることにより、もう1回分の粉末層が造形槽3の上部開口端3bに形成される。
なお、例えば硬化層の形成領域が狭い場合には、スキージ11をx軸マイナス側のフランジ部3aからx軸プラス側のフランジ部3aまで最大限スライドさせずに、硬化層の形成領域はカバーした上で、途中でスライドを止めてもよい。粉末層を形成するための粉末量を節約できるとともに時間を短縮することができる。
樋12及び粉末分配器13は、粉末供給部14から投下された粉末をスキージ11の長手方向に均一に分配するためのものである。
樋12の下面には、第1のスキージ11a及び第2のスキージ11bの間隔(x軸方向)より狭く、スキージ11の粉末投入領域と同程度の長さ(y軸方向)を有する開口部が形成されている。但し、樋12において開口部が形成されていない端部に、粉末供給部14から粉末が投下される。
粉末分配器13は、樋12の溝の断面形状と同形状の板状部材である。粉末分配器13は、図示しない駆動機構によりy軸方向にスライドすることができる。ここで、図1では、分かり易くするため、粉末分配器13を樋12から離して描いている。しかし、実際には、粉末分配器13は樋12の溝の両側面と隙間なく接触しながらスライドする。粉末分配器13が、樋12において粉末が投下された一端から他端までスライドすることにより、粉末が樋12の開口部を介して、スキージ11の長手方向に均一に分配される。
なお、例えば硬化層の形成領域が狭い場合には、粉末分配器13を樋12の一端から他端まで最大限スライドさせずに、硬化層の形成領域はカバーした上で、途中でスライドを止めてもよい。粉末層を形成するための粉末量を節約できるとともに時間を短縮することができる。
粉末供給部14は、粉末が蓄えられた小型タンクである。なお、粉末は、無機材料(金属やセラミック)もしくは有機材料(プラスチック)からなる。好適には、平均粒径20μm程度の鉄粉が用いられる。
崩落防止壁201及び202は、粉末の積層と共に上昇して、積層した粉末が崩落すること防ぐ壁である。
崩落防止壁駆動装置203は、定盤2内または上に設けられ、崩落防止壁201及び202の水平面での位置(X−Y位置)を制御し、移動させる装置である。
次に、崩落防止壁を設ける部位について説明する。図2は、本実施の形態に係る積層造形装置内の崩落防止壁の配置を示す模式的断面図である。図2に示すように、本実施の形態では、積層造形装置の定盤2及び造形槽3で規定される領域内に、崩落防止壁を設ける。また、図3は、本実施の形態に係る積層造形装置の概要を示す模式的上面図である。
図3に示すように、積層造形装置は、定盤2及び造形槽3で規定される領域内(すなわち上部開口端3bで示される領域)に崩落防止壁201及び202を設ける。
この崩落防止壁201及び202は、定盤2及び造形槽3で規定される領域内を水平方向に移動可能である。具体的には、崩落防止壁201はX方向に移動可能であり、崩落防止壁202は、Y方向に移動可能である。そして、定盤2、造形槽3、及び崩落防止壁201及び202により、最大作業領域より小さな作業領域を規定することができる。この崩落防止壁201及び202は、定盤2に内蔵される油圧制御装置によりXYZの3軸方向に移動することができる。崩落防止壁201及び202のZ軸方向(垂直方向)の移動については後述する。
次に、本実施の形態にかかる積層造形装置の動作について図4〜6を用いて説明する。まず図4を用いて全体の動作を説明し、次に、図5を用いて、ワーク土台を充填する工程の詳細を説明し、その後、図6を用いて、造形部の領域を積層する工程の詳細を説明する。
図4は、本実施の形態にかかる積層造形装置の動作の概略を示すフローチャートである。
まず、ステップS401において、積層造形装置は、スキージ11a及び11bの開口部制御の情報(すなわち図3の粉末材料供給領域の情報)の情報を取得し、ステップS402に進む。
ステップS402において、積層造形装置は、取得した粉末材料供給領域の情報に基づいて、崩落防止壁201及び202の水平面での位置(X−Y位置)を決定し、ステップS403に進む。具体的には、ステップS402において、図2に示すように、粉末材料供給領域にスキージマージンを加えた位置を崩落防止壁201及び202の位置とする。
ステップS403において、積層造形装置は、後述する(ステップS404の)積層造形工程より速い速度で崩落防止壁201及び202を上昇させる。そして、崩落防止壁201及び202を上昇(及びワーク土台の領域の充填)が完了した後にステップS404に進む。
ステップS404において、造形部の領域に粉末を充填すると共に前述のステップS403のワーク土台充填工程より遅い速度で崩落防止壁201及び202を上昇させる。すなわち、造形部の積層においては、崩落防止壁201及び202の上昇に伴い、崩落防止壁201及び202と粉末材料とが摺動するが、摺動抵抗に起因して、積層の厚さの寸法において、精度が悪化することを抑制する必要がある。したがって、積層造形工程では、ワーク土台充填工程より遅い速度で崩落防止壁201及び202を上昇させることになる。そして、ステップS404において、造形部の積層が完了することにより一連の処理を終了する。
次に、ワーク土台を充填する工程の詳細について説明する。図5は、本実施の形態に係る積層造形装置のワーク土台充填工程を説明するフローチャートである。
まず、ステップS501において、粉末材料を充填する工程を開始するか否か判断する。そして、粉末材料を充填する工程を開始する場合、ステップS502に進み、粉末材料を充填する工程を開始しない場合、ステップS501を繰り返す。具体的には、粉末材料を充填する工程の開始に関連する信号を検出した場合、粉末材料を充填する工程を開始し、ステップS502に進む。粉末材料を充填する工程の開始に関連する信号を検出していない場合、粉末材料を充填する工程を開始せず、ステップS501を繰り返す。
粉末材料を充填する工程の開始に関連する信号としては、以下のいずれでもよい。
(1)図1の粉末供給部14の作動(または作動準備)信号。
(2)作業者が粉末材料を投入する場合には、(図示しない)作業着手スイッチをONにすることによる信号。
(3)スキージではなく、まとまった量(または所定の量)の粉末を供給できる「(図示しない)別の粉末材料供給手段」を使用する場合には、別の粉末材料供給手段の作動(または作動準備)信号。
ステップS502において、積層造形工程における上昇速度より速い速度で、崩落防止壁201及び202を上昇させ、ステップS503に進む。具体的には、積層造形工程における上昇速度は、上昇速度≧2層分の高さ/スキージの復路移動時間となる条件式を満たす。ステップS502では、この条件式を満たす積層造形工程における上昇速度より速い速度で、崩落防止壁201及び202を上昇させる。
ステップS503において、崩落防止壁201及び202の高さが、ワーク土台の上端の高さに達しているか否か判断する。そして、崩落防止壁201及び202の高さが、ワーク土台の上端の高さに達している場合、ステップS504に進む。また、崩落防止壁201及び202の高さが、ワーク土台の上端の高さに達していない場合、ステップS502に戻る。
ステップS504において、崩落防止壁201及び202の上昇を停止し、崩落防止壁201及び202の上昇速度の設定を通常の上昇速度(すなわち積層造形工程において造形部を積層するときの上昇速度)に戻し、ステップS505に進む。
ステップS505において、ワーク土台領域に粉末材料が充填され、ステップS506に進む。
ステップS506において、ワーク土台領域に粉末材料の充填が完了したか否か判断する。具体的には、以下の信号に基づきワーク土台領域に粉末材料の充填が完了したか否かを判断する。
(1)「ワーク土台」上端までの形状データと累積積層高さとの比較、または積層回数などに基づく信号
(2)作業者による(図示しない)作業完了スイッチをONにすることによる信号。
(3)別の粉末材料供給手段の停止信号。
(4)造形槽に設けられた光学センサーの信号。
そして、ワーク土台領域に粉末材料の充填が完了していない場合、ステップS505に戻る。また、ワーク土台領域に粉末材料の充填が完了した場合、ワーク土台充填工程(図4のステップ603)を終了する。
次に、造形部の領域を積層する工程の詳細について説明する。図6は、本実施の形態に係る積層造形装置の造形部を積層する工程を説明するフローチャートである。
まず、ステップS601において、スキージが反転した(復路の積層になったこと)か否かを判断する。スキージが反転していない場合、ステップS601を繰り返す。また、スキージが反転した場合、ステップS602に進む。
ステップS602において、2層分(すなわち往復の積層分)の高さだけ、崩落防止壁201及び202を上昇させ、ステップS603に進む。
ステップS603において、造形品の形状データと累積積層高さとの比較、または積層回数などから、積層上限高さ(例えば、ワークの高さ)に到達したかを検出する。積層上限高さに到達していない場合、ステップS601に戻る。また、積層上限高さに到達している場合、積層造形工程(図4のステップ604)を終了する。
以上の動作により、本実施の形態の積層造形装置は、ワーク土台に材料粉末を充填するときに、崩落防止壁201及び202の上昇速度を速くし、積層造形工程では、積層の精度を保つことができる速度で崩落防止壁201及び202を上昇させる。
このように、本実施の形態の積層造形装置によれば、造形部の高さでの上昇速度より速い上昇速度で、崩落防止壁をワーク土台の上端の高さまで上昇させることにより、崩落防止壁の上昇にかかる時間を短縮することができる、造形時間を短縮することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、ワーク土台充填工程において、積層造形工程より速い速度で崩落防止壁201及び202を上昇させることは、以下の場合に適用してもよい。
(1)ワーク土台の上端までは、積層の厚さ寸法の精度よりスピードを重視し、スキージの動作(積層)速度を速くする。
(2)スキージではなく、作業者が粉末材料を投入する。
(3)まとまった量の材料を投入できる別の粉末供給手段を用いる。
2 定盤
3 造形槽
3b 上部開口端
201、202 崩落防止壁
203 崩落防止壁駆動装置

Claims (1)

  1. 造形槽内に粉末を供給及び積層し、積層された粉末層を所望の領域で固体化して、所望の形状の造形部と、前記造形部の土台となるワーク土台とを形成する積層造形装置であって、
    粉末の積層と共に壁の高さを上昇させ、積層した粉末の崩落を防止する崩落防止壁を前記造形槽内に備え、
    前記崩落防止壁の前記ワーク土台の上端の高さまでの上昇速度が、前記造形部の高さでの上昇速度より速い積層造形装置。
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