JP2015020328A - 積層造形装置及び造形物の製造方法 - Google Patents

積層造形装置及び造形物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スキージを傾斜させながらスライド可能であって、コンパクトな積層造形装置を提供すること。
【解決手段】第1の軸Saを中心として回転可能な第1のスキージ11aと、第1のスキージ11aを第1の方向にスライドさせる第1の駆動部Maと、第2の軸Sbを中心として回転可能であるとともに、第1のスキージ11aとスライド可能に連結された第2のスキージ11bと、第2のスキージ11bを第1の方向にスライドさせる第2の駆動部Mbと、対向配置された第1及び第2のスキージ11a、11bの間に粉末を供給する粉末供給部14と、第1及び第2のスキージ11a、11bが第1の方向にスライドすることにより形成された粉末層に光ビームLBを照射する光照射部8と、を備えた積層造形装置。
【選択図】図6

Description

本発明は、積層造形装置及び造形物の製造方法に関する。
近年、無機材料もしくは有機材料からなる粉末に光ビームを照射し、焼結または溶融固化させることにより、三次元形状の積層造形物を製造する積層造形装置が、脚光を浴びている。具体的には、定盤上に粉末を敷き詰め、粉末層を形成する工程と、この粉末層の所定領域に光ビ−ムを照射し、焼結または溶融固化させることにより硬化層を形成する工程とを繰り返す。これにより、多数の硬化層を積層一体化して三次元形状の造形物を製造することができる。
特許文献1の図5(b)には、ベース11を横切るようにスライド可能なスライドプレート18内に上下方向を軸として回転自在な回転プレート190を備える積層造形装置が開示されている。回転プレート190に設けられた粉末供給口19に粉末を投入し、スライドプレート18をスライドさせると、粉末供給口19がスキージとして機能し、ベース11上に粉末層が形成される。通常、スキージは、その長手方向に対して垂直な方向にスライドされる。しかしながら、特許文献1の構成では、スキージ(粉末供給口19)が回転プレート190に形成されているため、スキージを傾斜させながらスライドさせることができる。
特開2009−007669号公報
発明者は以下の課題を見出した。
特許文献1に開示された構成では、粉末供給口19を360°回転させることができる回転プレート190を用いている。そのため、スライドプレート18のスライド方向に余分なスペースが必要となる問題があった。
本発明は、上記を鑑みなされたものであって、スキージを傾斜させながらスライド可能であって、コンパクトな積層造形装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る積層造形装置は、
第1の軸を中心として回転可能な第1のスキージと、
前記第1のスキージを第1の方向にスライドさせる第1の駆動部と、
第2の軸を中心として回転可能であるとともに、前記第1のスキージとスライド可能に連結された第2のスキージと、
前記第2のスキージを前記第1の方向にスライドさせる第2の駆動部と、
対向配置された前記第1及び第2のスキージの間に粉末を供給する粉末供給部と、
前記第1及び第2のスキージが前記第1の方向にスライドすることにより形成された粉末層に光ビームを照射する光照射部と、を備えたものである。
このような構成により、スキージを傾斜させながらスライド可能であって、コンパクトな積層造形装置を提供することができる。
前記第1及び第2のスキージが前記第1の方向にスライドする際、前記第1及び第2のスキージの長手方向が、スライド面において前記第1の方向に垂直な方向から傾斜していることが好ましい。特に、前記第1の方向に垂直な方向からの前記長手方向の傾斜角θ1が、0°<θ1<20°を満たすことが好ましい。さらに、対向配置された前記第1及び第2のスキージにより、前記粉末を供給するための枠体が構成されることが好ましい。
前記第1及び第2のスキージは、外側面の下端が切刃状に形成されていることが好ましい。この場合、前記第1及び第2のスキージは、超硬合金から構成されていることが好ましい。
また、前記第1及び第2のスキージが前記第1の方向にスライドする際のスライド面に対して、前記第1及び第2のスキージの下端部の内側面が垂直でないことが好ましい。特に、前記スライド面と前記内側面とのなす角θ2が70°<θ2<90°もしくは90°<θ2<110°を満たすことが好ましい。
本発明の一態様に係る造形物の製造方法は、
第1の軸を中心として回転可能な第1のスキージと、
第2の軸を中心として回転可能であるとともに、前記第1のスキージとスライド可能に連結された第2のスキージと、を備えた積層造形装置を用いた造形物の製造方法であって、
対向配置された前記第1及び第2のスキージの間に粉末を供給するステップと、
前記第1及び第2のスキージを第1の方向にスライドさせ、第1の粉末層を形成するステップと、
前記第1の粉末層に光ビームを照射して第1の硬化層を形成するステップと、を備え、
前記第1の粉末層を形成するステップにおいて、
前記第1及び第2のスキージの長手方向を、スライド面において前記第1の方向に垂直な方向から傾斜させるものである。
このような構成により、スキージを傾斜させながらスライド可能な積層造形装置をコンパクトにすることができる。
前記第1の方向に垂直な方向からの前記長手方向の傾斜角θ1が、0°<θ1<20°を満たすことが好ましい。
また、前記第1及び第2のスキージを対向配置させることにより、前記粉末を供給するための枠体を構成することが好ましい。
さらに、粉末を供給するステップにおいて、前記第1及び第2のスキージの長手方向を、スライド面において前記第1の方向に垂直な方向に一致させることが好ましい。
前記第1及び第2のスキージを第1の方向と反対方向にスライドさせ、第2の粉末層を形成するステップと、前記第2の粉末層に光ビームを照射して第2の硬化層を形成するステップと、を更に備え、粉末を供給するステップにおいて、前記第1及び第2の粉末層を形成するための前記粉末を供給することが好ましい。
さらに、前記第1及び第2のスキージの外側面の下端を切刃状に形成することが好ましい。この場合、前記第1及び第2のスキージを超硬合金から構成することが好ましい。
本発明により、スキージを傾斜させながらスライド可能であって、コンパクトな積層造形装置を提供することができる。
実施の形態1に係る積層造形装置の概要を示す模式的断面図である。 実施の形態1に係る第1のスキージ11aの上面図(a)及び側面図(b)である。 実施の形態1に係る第2のスキージ11bの上面図(a)及び側面図(b)である。 実施の形態1に係るスキージ11の上面図(a)及び側面図(b)である。 実施の形態1に係るスキージ11の駆動機構を説明するための積層造形装置の部分断面図である。 実施の形態1に係るスキージ11の駆動方法を説明するための上面図である。 実施の形態1に係る粉末供給部14の断面図である。 実施の形態2に係るスキージ11の断面図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
(実施の形態1)
まず、図1を参照して、実施の形態1に係る積層造形装置について説明する。図1は、実施の形態1に係る積層造形装置の概要を示す模式的断面図である。
図1に示すように、実施の形態1に係る積層造形装置は、ベース1、定盤2、造形槽3、造形槽支持部4、造形槽駆動部5、支柱6、支持部7、レーザスキャナ8、光ファイバ9、レーザ発振器10、スキージ11、樋12、粉末分配器13、粉末供給部14を備えている。
ベース1は、定盤2及び支柱6を固定するための台である。ベース1は、定盤2が載置される上面が水平になるように、床面に設置される。
定盤2は、ベース1の水平な上面に載置、固定されている。定盤2の上面も水平であって、この定盤2の上面に粉末が敷き詰められ、造形物50が形成されていく。図1の例では、定盤2は、四角柱状の部材である。図1に示すように、定盤2の上面の周縁全体に、水平方向に張り出したフランジ状の凸部2aが形成されている。この凸部2aの外周面が全体に亘り造形槽3の内側面と接触しているため、定盤2の上面及び造形槽3の内側面に囲われた空間に積層粉末51を保持することができる。ここで、造形槽3の内側面と接触している凸部2aの外周面に、例えばフェルトからなるシール部材(不図示)を設けることにより、積層粉末51の保持力を高めることができる。
造形槽3は、この定盤2の上面に敷き詰められた粉末を側面から保持する筒状の部材である。図1の例では、定盤2が四角柱状であるため、造形槽3は、上端にフランジ部3aを備えた角パイプである。造形槽3は、例えば厚さ1〜6mm程度(好適には3〜5mm程度)のステンレス鋼鈑から構成され、軽量である。造形槽3の上部開口端3bに粉末層を形成し、この粉末層にレーザビームLBを照射することにより硬化層を形成する。上部開口端3bの形状は、例えば600mm×600mmである。
また、造形槽3は、上下方向(z軸方向)に移動可能に設置されている。詳細には後述するように、硬化層を形成する度に造形槽3を定盤2に対して一定量ずつ上昇させ、造形物50を形成していく。ここで、実施の形態1に係る積層造形装置では、一定重量かつ軽量な造形槽3のみを上昇させればよい。そのため、毎回精度良く粉末層を形成することができる。その結果、精度良く造形物50を形成することができる。
造形槽支持部4は、造形槽3のフランジ部3aの上面が水平となるように、フランジ部3aの下面を3点で支持している支持部材である。
造形槽支持部4は、造形槽3を上下方向(z軸方向)に移動させる造形槽駆動部5の連結部5cに連結されている。
造形槽駆動部5は、造形槽3を上下方向(z軸方向)に移動させるための駆動機構である。造形槽駆動部5は、モータ5a、ボールねじ5b、連結部5cを備えている。モータ5aが駆動すると、z軸方向に延設されたボールねじ5bが回転する。そして、ボールねじ5bが回転すると、ボールねじ5bに沿って、連結部5cが上下方向(z軸方向)に移動する。上述の通り、造形槽3を支持する造形槽支持部4が連結部5cに連結されているため、造形槽駆動部5により造形槽3が上下方向(z軸方向)に移動可能となる。なお、造形槽駆動部5の駆動源は、モータに限らず、油圧シリンダなどを用いてもよい。
ここで、造形槽駆動部5は、ベース1から略垂直に(すなわち鉛直方向に)立設された支柱6の上部に固定されている。このように、本実施の形態に係る積層造形装置では、造形槽駆動部5が、造形槽3の外部に設置されているため、メンテナンス性に優れている。
レーザスキャナ8は、造形槽3の上部開口端3bに形成された粉末層に対して、レーザビームLBを照射する。レーザスキャナ8は、図示されないレンズ及びミラーを有している。そのため、図1に示すように、レーザスキャナ8は、粉末層における水平面(xy平面)上の位置に関わらず、粉末層にレーザビームLBの焦点を合わせることができる。
ここで、レーザビームLBは、レーザ発振器10において生成され、光ファイバ9を介して、レーザスキャナ8に導入される。
また、レーザスキャナ8は、支持部7を介して、造形槽3のフランジ部3aに固定されている。そのため、レーザスキャナ8とレーザビームLBの照射対象である粉末層との距離を一定に保つことができる。従って、実施の形態1に係る積層造形装置は、精度良く造形物50を製造することができる。
スキージ11は、第1のスキージ11a及び第2のスキージ11bから構成されている。第1のスキージ11a及び第2のスキージ11bは、いずれもy軸方向に延設されている。また、スキージ11は、造形槽3の上部開口端3bを介して、一方のフランジ部3aから対向するフランジ部3aまでx軸方向にスライドすることができる。
図1に示すように、第1のスキージ11a及び第2のスキージ11bが、x軸マイナス側のフランジ部3a上に設置された状態で、両者の間に粉末が供給される。ここで、2回分の粉末層を形成するための粉末が供給される。すなわち、スキージ11がx軸マイナス側のフランジ部3aからx軸プラス側のフランジ部3aまでスライドすることにより、1回分の粉末層が造形槽3の上部開口端3bに形成される。図1に破線で示したように、この粉末層に対してレーザビームLBを照射し、硬化層を形成している間、スキージ11はx軸プラス側のフランジ部3a上で待機している。そして、スキージ11がx軸プラス側のフランジ部3aからx軸マイナス側のフランジ部3aまでスライドすることにより、もう1回分の粉末層が造形槽3の上部開口端3bに形成される。
なお、例えば硬化層の形成領域が狭い場合には、スキージ11をx軸マイナス側のフランジ部3aからx軸プラス側のフランジ部3aまで最大限スライドさせずに、硬化層の形成領域はカバーした上で、途中でスライドを止めてもよい。粉末層を形成するための粉末量を節約できるとともに時間を短縮することができる。
また、スキージ11(第1のスキージ11a及び第2のスキージ11b)の構成の詳細については後述する。
樋12及び粉末分配器13は、粉末供給部14から投下された粉末をスキージ11の長手方向に均一に分配するためのものである。
樋12の下面には、第1のスキージ11a及び第2のスキージ11bの間隔(x軸方向)より狭く、スキージ11の粉末投入領域(後述する図4(a)参照)と同程度の長さ(y軸方向)を有する開口部が形成されている。但し、樋12において開口部が形成されていない端部に、粉末供給部14から粉末が投下される。
粉末分配器13は、樋12の溝の断面形状と同形状の板状部材である。粉末分配器13は、図示しない駆動機構によりy軸方向にスライドすることができる。ここで、図1では、分かり易くするため、粉末分配器13を樋12から離して描いている。しかし、実際には、粉末分配器13は樋12の溝の両側面と隙間なく接触しながらスライドする。粉末分配器13が、樋12において粉末が投下された一端から他端までスライドすることにより、粉末が樋12の開口部を介して、スキージ11の長手方向に均一に分配される。
なお、例えば硬化層の形成領域が狭い場合には、粉末分配器13を樋12の一端から他端まで最大限スライドさせずに、硬化層の形成領域はカバーした上で、途中でスライドを止めてもよい。粉末層を形成するための粉末量を節約できるとともに時間を短縮することができる。
粉末供給部14は、粉末が蓄えられた小型タンクである。粉末供給部14の詳細については後述する。なお、粉末は、無機材料(金属やセラミック)もしくは有機材料(プラスチック)からなる。好適には、平均粒径20μm程度の鉄粉が用いられる。
次に、図2〜6を参照して、スキージ11(第1のスキージ11a及び第2のスキージ11b)の構成の詳細について説明する。
まず、図2を参照して、第1のスキージ11aの構成の詳細について説明する。図2(a)は、実施の形態1に係る第1のスキージ11aの上面図(z軸方向プラス側から見た図)である。また、図2(b)は、実施の形態1に係る第1のスキージ11aの側面図(x軸方向プラス側から見た図)である。
図2に示すように、第1のスキージ11aは、本体部、スライド部、回転部を備えている。本体部は、第1のスキージ11aの長手方向(y軸方向)の中央部に位置し、スキージとしての機能を有する部位である。図2(a)に示すように、本体部は、z軸方向プラス側から見て、L字形状を有している。換言すると、水平面(xy平面)で切断した断面形状が、L字形状を有している。さらに、換言すると、本体部はyz平面に平行な幅W1(x軸方向)×高さH(z軸方向)×長さL(y軸方向)の板状部材である。本体部の長手方向(y軸方向)の一端には、内側(x軸方向プラス側)に突出した第1の凸部111aが形成されている。
本体部の第1の凸部111a側(y軸方向マイナス側)の端面(xz平面に平行な面)の上側(z軸方向プラス側)からスライド部が延設されている。スライド部はxy平面に平行な板状部材である。本体部に接続された側(y軸方向プラス側)は本体部と同じ幅W1(x軸方向)を有している。その反対側(y軸方向マイナス側)である第1のスキージ11aの端部はより大きい幅W2(x軸方向)を有している。換言すると、xy平面に平行な板状部材であるスライド部は、x軸プラス側かつy軸プラス側の領域に矩形状の第1の切欠部112aを備えている。そして、幅W2を有するy軸方向マイナス側端部の下面には第1のガイドGaが形成されている。第1のガイドGaの幅方向(x軸方向)中央部には、第1のスキージ11aの長手方向(y軸方向)に延設された溝が形成されている。
本体部の反対側(y軸方向プラス側)の端面(xz平面に平行な面)の下側(z軸方向マイナス側)から回転部が延設されている。回転部もxy平面に平行な板状部材である。全体に亘り本体部の幅W1(x軸方向)より大きい幅W2(x軸方向)を有している。そして、回転部の上面の幅方向(x軸方向)中央部には、断面矩形状の第1のレールLaが第1のスキージ11aの長手方向(y軸方向)に延設されている。他方、回転部の下面の幅方向(x軸方向)中央部には、z軸に平行な軸を有する第1のシャフトSaが形成されている。
次に、図3を参照して、第2のスキージ11bの構成の詳細について説明する。図3(a)は、実施の形態1に係る第2のスキージ11bの上面図(z軸方向プラス側から見た図)である。また、図3(b)は、実施の形態1に係る第2のスキージ11bの側面図(x軸方向プラス側から見た図)である。
図3に示すように、第2のスキージ11bは、図2に示した第1のスキージ11aとz軸を回転軸とした回転対称な位置関係を有している。つまり、第2のスキージ11bは、第1のスキージ11aと同一の構成を有しているため、詳細な説明は省略する。ここで、第2のスキージ11bの本体部は、第1のスキージ11aの第1の凸部111aに対応する第2の凸部111bを備えている。第2のスキージ11bのスライド部は、第1のスキージ11aの第1の切欠部112a、第1のガイドGaにそれぞれ対応する第2の切欠部112b、第2のガイドGbを備えている。回転部は、第1のスキージ11aの第1のレールLa、第1のシャフトSaにそれぞれ対応する第2のレールLb、第2のシャフトSbを備えている。
次に、図4を参照して、第1のスキージ11aと第2のスキージ11bとを連結してなるスキージ11の構成の詳細について説明する。図4(a)は、実施の形態1に係るスキージ11の上面図(z軸方向プラス側から見た図)である。また、図4(b)は、実施の形態1に係るスキージ11の側面図(x軸方向プラス側から見た図)である。分かり易くするため、第1のスキージ11aにハッチングを付している。
図4に示すように、第1のレールLa上に第2のガイドGbが載置されるとともに、第2のレールLb上に第1のガイドGaが載置され、第1のスキージ11aと第2のスキージ11bとが、スライド可能に連結される。詳細には、第2のガイドGbは第1のレールLa上をスライドすることができ、第1のガイドGaは第2のレールLb上をスライドすることができる。これにより、第1のスキージ11aの本体部と第2のスキージ11bの本体部とが対向配置され、粉末が投入される枠体が構成される。この枠体に囲まれた領域が粉末投入領域となる。第1のスキージ11aと第2のスキージ11bとから枠体が構成されることにより、粉末を無駄なく敷き詰めることができる。
次に、図5を参照して、スキージ11の駆動機構について説明する。図5は、スキージ11の駆動機構を説明するための実施の形態1に係る積層造形装置の部分断面図である。ここで、第1のスキージ11a及び第2のスキージ11bについては、図4(b)の側面図と同様に示している。分かり易くするため、第1のスキージ11aにハッチングを付している。
図5に示すように、第1のスキージ11aの下面に固定された第1のシャフトSaは、第1のベアリング21aに嵌合されている。第1のベアリング21aは第1のベアリング支持部22aに支持されている。第1のベアリング支持部22aは、第1のボールねじガイド23aに固定されている。第1のボールねじガイド23aは、x軸方向に延設された第1のボールねじ24a及び第1のガイドレール25aに沿って、x軸方向にスライドすることができる。第1のガイドレール25aは、造形槽3のy軸方向プラス側の外側面(xz平面に平行な面)に固定されている。また、第1のボールねじ24aは、第1のモータMa(図5では不図示、図6参照)により回転駆動される。このような構成により、第1のスキージ11aは、第1のシャフトSaを軸として回転可能に、x軸方向にスライドすることができる。
同様に、第2のスキージ11bの下面に固定された第2のシャフトSbは、第2のベアリング21bに嵌合されている。第2のベアリング21bは第2のベアリング支持部22bに支持されている。第2のベアリング支持部22bは、第2のボールねじガイド23bに固定されている。第2のボールねじガイド23bは、x軸方向に延設された第2のボールねじ24b及び第2のガイドレール25bに沿って、x軸方向にスライドすることができる。第2のガイドレール25bは、造形槽3のy軸方向マイナス側の外側面(xz平面に平行な面)に固定されている。また、第2のボールねじ24bは、第2のモータMb(図5では不図示、図6参照)により回転駆動される。このような構成により、第2のスキージ11bは、第2のシャフトSbを軸として回転可能に、x軸方向にスライドすることができる。
次に、図6を参照して、スキージ11の駆動方法について説明する。図6は、スキージ11の駆動方法を説明するための上面図である。図6には、スキージ11が造形槽3のx軸方向マイナス側のフランジ部3a(図1参照)上で停止している状態と、スキージ11が造形槽3の上部開口端3bを横切っている状態と、スキージ11が造形槽3のx軸方向プラス側のフランジ部3a(図1参照)上で停止している状態と、が同時に描かれている。ここで、分かり易くするため、第1のスキージ11aにハッチングを付している。
図6に示すように、まず第2のモータMb(第2の駆動部)のみを駆動する。これにより、第1のスキージ11aの第1のシャフトSaは停止したまま第2のスキージ11bの第2のシャフトSbのみがx軸方向にスライドする。ここで、第2のスキージ11bが第2のシャフトSbを軸として回転可能であり、第2のスキージ11bの第2のガイドGbが第1のスキージ11aの第1のレールLa上にスライド可能に載置されている。他方、第1のスキージ11aが第1のシャフトSaを軸として回転可能であり、第1のスキージ11aの第1のガイドGaが第2のスキージ11bの第2のレールLb上にスライド可能に載置されている。
そのため、第2のスキージ11bは第2のシャフトSbを軸として、z軸方向プラス側から見て左回りに回転する。他方、第1のスキージ11aは第1のシャフトSaを軸として、z軸方向プラス側から見て左回りに回転する。この際、第1のシャフトSaと第2のシャフトSbとの間の距離が大きくなる。そのため、第2のスキージ11bの第2のガイドGbが第1のスキージ11aの第1のレールLa上をy軸方向マイナス側にスライドする。他方、第1のスキージ11aの第1のガイドGaが第2のスキージ11bの第2のレールLb上をy軸方向プラス側にスライドする。
このように、第2のモータMbのみを駆動することにより、スライド方向(x軸方向)に余分なスペースを必要とせずに、スキージ11の長手方向をy軸方向(スライド面においてスライド方向に対して垂直な方向)から傾斜させることができる。この傾斜角θ1については、0°<θ1<20°であることが好ましい。
次に、図6に示すように、第1のモータMa(第1の駆動部)及び第2のモータMbを駆動する。これにより、スキージ11を傾斜させたままx軸方向にスライドさせることができる。このように、スキージ11を傾斜させながらスライドさせると、従来よりも粉末投入領域内の粉末の流動性が向上し、より均一な粉末層が得られる。また、スキージ11は、硬化層の表面に形成された突起物(バリ)を除去する役割も担っている。このように、スキージ11を傾斜させながらスライドさせると、突起物を切断する効果も向上する。
次に、第2のスキージ11bの第2のシャフトSbが終端に到着したら、第2のモータMbは停止し、第1のモータMaのみを駆動する。これにより、第2のスキージ11bの第2のシャフトSbは停止したまま第1のスキージ11aの第1のシャフトSaのみがx軸方向にスライドする。
ここで、第2のスキージ11bは第2のシャフトSbを軸として、z軸方向プラス側から見て右回りに回転する。他方、第1のスキージ11aは第1のシャフトSaを軸として、z軸方向プラス側から見て右回りに回転する。この際、第1のシャフトSaと第2のシャフトSbとの間の距離が小さくなる。そのため、第2のスキージ11bの第2のガイドGbが第1のスキージ11aの第1のレールLa上をy軸方向プラス側にスライドする。他方、第1のスキージ11aの第1のガイドGaが第2のスキージ11bの第2のレールLb上をy軸方向マイナス側にスライドする。
このように、第1のモータMaのみを駆動することにより、スライド方向(x軸方向)に余分なスペースを必要とせずに、傾斜していたスキージ11の長手方向を再びy軸方向とすることができる。
ここで、図6の中央部に示しめしたスキージ11が傾斜した状態では、図6の左右両側に示したスキージ11が傾斜していない状態に比べ、粉末投入領域の長さが短くなることに注意を要する。すなわち、図6に示したように、スキージ11が傾斜した状態において、粉末投入領域が造形槽3の上部開口端3bのy軸方向の幅をカバーする必要がある。
以上に説明したように、実施の形態1に係る積層造形装置では、それぞれ回転可能な第1のスキージ11a及び第2のスキージ11bを互いにスライド可能に連結した上で、それぞれ別々の駆動部によりスライドさせる。そのため、スライド方向に余分なスペースを必要とせずに、スキージを傾斜させながらスライドさせることができる。従って、コンパクトな積層造形装置とすることができる。
次に、図1を参照して、造形物50の製造方法について説明する。
最初に、スキージ11がx軸マイナス側のフランジ部3a上に設置された状態で、スキージ11の粉末投入領域に粉末が供給される。ここで、1度に2回分の粉末層を形成するための粉末が供給される。
次に、定盤2の上面と造形槽3のフランジ部3aの上面とが完全にフラットな状態から、造形槽3のみを上方に例えば30μm移動させる。
次に、スキージ11をx軸マイナス側のフランジ部3aからx軸プラス側のフランジ部3aまでスライドさせる(往路)。これにより、定盤2の上面と造形槽3の内側面とに囲まれた空間に粉末が敷き詰められ、厚さ30μmの第1の粉末層(不図示)が形成される。
次に、この第1の粉末層の所定領域に光ビ−ムを照射し、焼結または溶融固化させることにより第1の硬化層(不図示)を形成する。この間、スキージ11はx軸プラス側のフランジ部3a上で待機している。
また、粉末層に光ビ−ムを照射し、焼結または溶融固化させると、ヒュームが発生する。実施の形態1に係る積層造形装置では、粉末層全体の30〜50mm上方(z軸方向プラス側)において、y軸方向に窒素ガスやアルゴンガスなどの不活性ガスを流している。そのため、粉末層に向けてガスを吹き付けることなく、発生したヒュームを速やかに除去することができる。
次に、再度、造形槽3のみを上方に例えば30μm移動させる。
次に、スキージ11をx軸プラス側のフランジ部3aからx軸マイナス側のフランジ部3aまでスライドさせる(復路)。これにより、第1の粉末層及び第1の硬化層と造形槽3の内側面とに囲まれた空間に粉末が敷き詰められ、厚さ30μmの第2の粉末層(不図示)が形成される。
次に、この第2の粉末層の所定領域に光ビ−ムを照射し、焼結または溶融固化させることにより第2の硬化層(不図示)を形成する。ここで、第2の硬化層は第1の硬化層と一体化して形成される。
そして、スキージ11がx軸マイナス側のフランジ部3a上に設置された状態で、再度スキージ11の粉末投入領域に粉末が供給される。
このように、スキージ11への粉末の供給、造形槽3の上方への移動、スキージ11のスライドによる粉末層の形成(往路)、硬化層の形成、造形槽3の上方への移動、スキージ11のスライドによる粉末層の形成(復路)、及び硬化層の形成が繰り返される。これにより、多数の硬化層が積層一体化された三次元形状の造形物50が得られる。なお、造形槽3内に残留した積層粉末51は、回収され、再利用される。
次に、図7を参照して、粉末供給部14の詳細な構成について説明する。図7は、実施の形態1に係る粉末供給部14の断面図である。
図7に示すように、粉末供給部14は、本体部141、ピストン部142、ピストン駆動部143を備えている。本体部141は、貯蓄部141a、シリンダ部141b、投入口141cを備えている。
貯蓄部141aは、筒状の容器である。貯蓄部141aは、外部の大型タンクから補給された粉末が貯蓄される。
貯蓄部141aは、リミットスイッチLS1、LS2を備えている。貯蓄部141aにおける粉末の貯蓄量が下限値を下回るとリミットスイッチLS2が動作し、大型タンクから粉末の補給が開始される。一方、貯蓄部141aにおける粉末の貯蓄量が上限値を上回るとリミットスイッチLS1が動作し、大型タンクから粉末の補給が停止される。このような構成により、貯蓄部141a内に蓄積される粉末量が規定範囲内に維持される。
シリンダ部141bは、ピストン部142が挿抜される筒状の部位である。シリンダ部141bは、上部で貯蓄部141aに接続され、下部で投入口141cに接続されている。
ピストン部142は、貫通孔142aを備えている。空の貫通孔142aを貯蓄部141aの下に位置させた場合、貫通孔142a内に所定量の粉末が充填される。そして、ピストン部142をシリンダ部141bの内部に押し込み、貫通孔142aを投入口141cの上に位置させた場合、貫通孔142a内に充填された粉末が投入口141cを介して樋12に投入される。このような動作の繰り返しにより、毎回所定量の粉末を樋12に投入することができる。上述のように、貯蓄部141a内に蓄積される粉末量を規定範囲内に維持しているため、所定量の粉末を精度良く貫通孔142a内に充填し、樋12に投入することができる。ピストン部142としては、例えば断面30mm×30mm程度の角材が用いられる。この場合、貫通孔142aは20mmφ程度とする。
ピストン駆動部143は、ピストン部142をシリンダ部141bに対して挿抜させるための駆動源である。ピストン駆動部143は、ロッド143aによりピストン部142に連結されている。ピストン駆動部143としては、例えば油圧シリンダやエアシリンダなどが好適である。
(実施の形態2)
図8を参照して、実施の形態2に係る第1のスキージ11a及び第2のスキージ11bについて説明する。
実施の形態2に係る第1のスキージ11a及び第2のスキージ11bは、外側面の下端に先端が鋭角的な突起が形成されている。換言すると、第1のスキージ11a及び第2のスキージ11bの外側面の下端が切刃状に形成されている。そのため、硬化層の表面に形成された突起物(バリ)を効果的に除去することができる。また、進行方向の前方に位置するスキージによって突起物を確実に除去することができ、除去された突起物が粉末に混入する恐れがない。ここで、第1のスキージ11a及び第2のスキージ11bは、超硬合金からなることが好ましい。なお、第1のスキージ11a及び第2のスキージ11bのいずれか一方のみに、上記突起を形成してもよい。
また、第1のスキージ11a及び第2のスキージ11bの下端部における内側面が、スライド面(xy平面と平行な面)に対して垂直ではない。具体的には、スライド面と下端部における内側面とのなす角θ2については、70°<θ2<90°もしくは90°<θ2<110°であることが好ましい。つまり、第1のスキージ11a及び第2のスキージ11bの下端部における内側面をスライド面に対して垂直な方向から±20°の範囲で傾斜させる。これにより、第1のスキージ11a及び第2のスキージ11bの間に保持された粉末が、スライド時に流動し易くなり、より均一な粉末層が得られる。なお、第1のスキージ11a及び第2のスキージ11bのいずれか一方のみにおいて、下端部における内側面を傾斜させてもよい。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 ベース
2 定盤
2a 凸部
3 造形槽
3a フランジ部
3b 上部開口端
4 造形槽支持部
5 造形槽駆動部
5a モータ
5c 連結部
6 支柱
7 支持部
8 レーザスキャナ
9 光ファイバ
10 レーザ発振器
11 スキージ
11a 第1のスキージ
11b 第2のスキージ
12 樋
13 粉末分配器
14 粉末供給部
21a 第1のベアリング
21b 第2のベアリング
22a 第1のベアリング支持部
22b 第2のベアリング支持部
23a 第1のガイド
23b 第2のガイド
25a 第1のガイドレール
25b 第2のガイドレール
50 造形物
51 積層粉末
111a 第1の凸部
111b 第2の凸部
112a 第1の切欠部
112b 第2の切欠部
141 本体部
141a 貯蓄部
141b シリンダ部
141c 投入口
142 ピストン部
142a 貫通孔
143 ピストン駆動部
143a ロッド
Ga 第1のガイド
Gb 第2のガイド
La 第1のレール
Lb 第2のレール
LB レーザビーム
LS1、LS2 リミットスイッチ
Ma 第1のモータ
Mb 第2のモータ
Sa 第1のシャフト
Sb 第2のシャフト

Claims (15)

  1. 第1の軸を中心として回転可能な第1のスキージと、
    前記第1のスキージを第1の方向にスライドさせる第1の駆動部と、
    第2の軸を中心として回転可能であるとともに、前記第1のスキージとスライド可能に連結された第2のスキージと、
    前記第2のスキージを前記第1の方向にスライドさせる第2の駆動部と、
    対向配置された前記第1及び第2のスキージの間に粉末を供給する粉末供給部と、
    前記第1及び第2のスキージが前記第1の方向にスライドすることにより形成された粉末層に光ビームを照射する光照射部と、を備えた積層造形装置。
  2. 前記第1及び第2のスキージが前記第1の方向にスライドする際、
    前記第1及び第2のスキージの長手方向が、スライド面において前記第1の方向に垂直な方向から傾斜している、
    請求項1に記載の積層造形装置。
  3. 前記第1の方向に垂直な方向からの前記長手方向の傾斜角θ1が、0°<θ1<20°を満たす、
    請求項2に記載の積層造形装置。
  4. 対向配置された前記第1及び第2のスキージにより、前記粉末を供給するための枠体が構成される、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の積層造形装置。
  5. 前記第1及び第2のスキージは、外側面の下端が切刃状に形成されている、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の積層造形装置。
  6. 前記第1及び第2のスキージは、超硬合金から構成されている、
    請求項5に記載の積層造形装置。
  7. 前記第1及び第2のスキージが前記第1の方向にスライドする際のスライド面に対して、前記第1及び第2のスキージの下端部における内側面が垂直でない、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の積層造形装置。
  8. 前記スライド面と前記内側面とのなす角θ2が70°<θ2<90°もしくは90°<θ2<110°を満たす、
    請求項7に記載の積層造形装置。
  9. 第1の軸を中心として回転可能な第1のスキージと、
    第2の軸を中心として回転可能であるとともに、前記第1のスキージとスライド可能に連結された第2のスキージと、を備えた積層造形装置を用いた造形物の製造方法であって、
    対向配置された前記第1及び第2のスキージの間に粉末を供給するステップと、
    前記第1及び第2のスキージを第1の方向にスライドさせ、第1の粉末層を形成するステップと、
    前記第1の粉末層に光ビームを照射して第1の硬化層を形成するステップと、を備え、
    前記第1の粉末層を形成するステップにおいて、
    前記第1及び第2のスキージの長手方向を、スライド面において前記第1の方向に垂直な方向から傾斜させる、造形物の製造方法。
  10. 前記第1の方向に垂直な方向からの前記長手方向の傾斜角θ1が、0°<θ1<20°を満たす、
    請求項9に記載の造形物の製造方法。
  11. 前記第1及び第2のスキージを対向配置させることにより、前記粉末を供給するための枠体を構成する、
    請求項9又は10に記載の造形物の製造方法。
  12. 粉末を供給するステップにおいて、
    前記第1及び第2のスキージの長手方向を、スライド面において前記第1の方向に垂直な方向に一致させる、
    請求項9〜11のいずれか一項に記載の造形物の製造方法。
  13. 前記第1及び第2のスキージを第1の方向と反対方向にスライドさせ、第2の粉末層を形成するステップと、
    前記第2の粉末層に光ビームを照射して第2の硬化層を形成するステップと、を更に備え、
    粉末を供給するステップにおいて、
    前記第1及び第2の粉末層を形成するための前記粉末を供給する、
    請求項9〜12のいずれか一項に記載の造形物の製造方法。
  14. 前記第1及び第2のスキージの外側面の下端を切刃状に形成する、
    請求項9〜13のいずれか一項に記載の造形物の製造方法。
  15. 前記第1及び第2のスキージを、超硬合金から構成する、
    請求項14に記載の造形物の製造方法。
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