JP2017088157A - 事故通報装置、事故通報アプリケーション、事故通報システム、事故通報方法 - Google Patents

事故通報装置、事故通報アプリケーション、事故通報システム、事故通報方法 Download PDF

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【課題】簡易安価な構成によって事故発生時に通報を行うことのできる車両用事故発生通報装置、事故発生通報システム、事故発生通報方法を提供する。【解決手段】車両に接続され、第1の加速度センサと、前記第1の加速度センサで検出される第1の加速度値を含む情報を発信する通信装置と、を含む第1の検知装置と、第2の加速度センサと、前記検知手段から送信された前記情報を受信する受信装置と、前記第2の加速度センサで検出される第2の加速度値及び前記第1の加速度値に基づいて事故が発生したか否かを判定する事故判定部と、を含む端末と、を有する事故通報システム10。【選択図】図1

Description

本発明は、事故通報装置、事故通報アプリケーション、事故通報システムに関する。より詳細には、自動車等の車両において事故が発生した際に、事故被害者等に対して事故に関する通報をアシストする装置、アプリケーション、システム、方法に関する。
従来、加速度センサを車両事故の発生を検知する車両事故検知手段として有する車両がある。該車両では、加速度センサにより検出された加速度の値が所定の閾値以上になると、車両事故が発生したものと判定し、エアバッグ装置を作動させて車両事故に伴う衝撃から乗員を保護するとともに、車載緊急通報装置から緊急センターへ緊急通報を行うようにしたものがある(特許文献1)。
そのほか、特許文献2においても、車両に搭載された車載装置と該車両内で通信を行う通信端末であって、前記車両に加速度が発生したことを示す発生信号を前記車載装置から受信する受信手段と、前記通信端末に発生した加速度である端末加速度が第1閾値を超えたことを判定する判定手段と、ユーザの操作を受け付ける受付手段と、前記受付手段がユーザの操作を受け付けると通報を行う通報手段と、備え、前記通報手段は、前記受信手段が前記発生信号を受信し、かつ前記端末加速度が前記第1閾値を超えた場合は、前記受付手段がユーザの操作を受け付けなくても通報を行うことを特徴とする通信端末が開示されている。
上記の特許文献1及び特許文献2に開示されている技術は、いずれも車両にあらかじめ搭載されている事故通報システムである。
また、通行者が障害に遭遇したときに、確実に場所・障害などの情報を伝達することを目的とする携帯通行障害通報端末装置に関する技術がある(特許文献3)。該携帯通行障害通報端末装置は、所定値以上の衝撃があったときに障害発生と認識する障害発生認識装置と、障害発生認識があったときに携帯電話機能を介して予め登録した電話番号への障害発生情報を送信する障害通報装置とを有する。
特表2007−538297号公報 特開2015−176566号公報 特開2002−032886号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2の構成では、車両にオプションとして搭載しなければならず後付けが難しい問題があるし、車両において電子系統に問題が生じた場合に通報ができなくなる問題がある。また、上記特許文献1の構成では、車外から通報(事故発生の通知以外にも、たとえばオペレータとの会話など)を行うことが困難である。また、特許文献2の構成では、衝突事故発生の可能性が高い場合、迅速に緊急通報することとなり、誤検知である場合に、自動で通報されてしまう問題がある。
また、上記特許文献3の構成では、たとえばスマートフォンの加速度センサを用いることが考えられるが、ユーザがスマートフォンなどを落下させた場合、スマートフォン自体が障害物に衝突した場合等に加速度センサが反応してしまい、実際に事故が生じていないにもかかわらず誤って事故発生情報を送信してしまう場合がある。
そこで本発明は、上述の縷々問題点に鑑みてなされたものであり、簡易安価な構成によって事故発生時に通報を行うことのできる車両用事故発生通報装置、事故発生通報システム、事故発生通報方法を提供することを目的の一とする。また、端末を落とした際に事故であると誤検知することがなく、また車外からでも通報を行うことが可能であり、さらに、簡易安価な構成によって事故発生時に通報を行うことのできる事故通報システム、方法、装置を提供することを目的の一とする。
上記目的を解決するため、本発明においては、車両に接続され、第1の加速度センサと、前記第1の加速度センサで検出される第1の加速度値を含む第1の情報を発信する通信装置と、を含む第1の検知装置と、第2の加速度センサと、前記検知手段から受信した前記第1の情報を受信する受信装置と、前記第2の加速度センサで検出される第2の加速度値及び前記第1の加速度値に基づいて事故が発生したか否かを判定する事故判定部と、を含む端末と、を有する事故通報システム、を提供する。
上記構成によって、簡易安価に事故発生時に通報を行うことのできる事故発生通報システムを提供することができる。
上記目的を解決するため、本発明においては、車両に接続され、第1の加速度センサと、通信装置と、前記第1の加速度センサで検出される第1の加速度値及び第2の加速度値に基づいて事故が発生したか否かを判定する事故判定部と、前記判定の内容を前記端末に送信する送信部と、を含む第1の検知装置と、前記第2の加速度値を検出する第2の加速度センサと、前記第2の加速度値を含む情報を発信する通信装置と、を含む端末と、を有し、前記通信装置は、前記端末から送信された前記情報を受信する事故通報システム、を提供する。
上記構成によって、簡易安価に事故発生時に通報を行うことのできる事故発生通報システムを提供することができる。
本発明の一実施形態において、前記事故が発生したことは、前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超えるかどうかで判定されてもよい。
本発明の一実施形態において、前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超え、かつ、前記所定の値を超える加速度値を超えた後に所定の時間車両の加速度に変化がない場合に、事故であると判定されてもよい。
本発明の一実施形態において、前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超え、かつ、所定周波数の音が検知された場合に、事故であると判定されてもよい。
本発明の一実施形態において、前記判定は、携帯端末上で動作するアプリケーションによって行われてもよい。
本発明の一実施形態において、前記端末は、前記事故が発生したことが判定された場合、前記端末の画面上に通報を行うか否かを選択する画面を表示させ、該選択に応じて前記通報を行うものであってもよい。
本発明の一実施形態において、前記通報により、端末に保存されたユーザを特定する情報であるユーザ特定情報と、事故に関する情報と、が送信されてもよい。
本発明の一実施形態において、前記ユーザ特定情報とは、前記第1の検知装置に固有のIDを含んでもよい。
本発明の一実施形態において、前記ユーザ特定情報とは、保険契約がなされている前記車両の情報と、前記車両についての保険契約の条件についての情報を含んでもよい。
本発明の一実施形態において、前記端末は、位置情報を取得する位置情報取得部をさらに有し、前記事故に関する情報とは、前記事故発生の判定がなされた場所における前記位置情報と、前記事故を判定した際の第1の加速度情報及び第2の加速度情報と、のうち少なくとも一つを含んでもよい。
本発明の一実施形態において、前記加速度センサは、3軸加速度センサまたは6軸加速度センサを用いてもよい。
本発明の一実施形態において、所定期間内に前記通報を行うか否かが選択されなかった場合に、前記端末に通報の要否を確認する画面を表示させてもよい。
本発明の一実施形態において、前記端末は、音声を出力する音声出力部をさらに有し、所定期間内に前記通報を行うか否かが選択されなかった場合に、前記音声出力部が音声によって前記通報を行うか否かを確認するものであってもよい。
上記目的を解決するため、本発明においては、車両に接続された第1の検知装置が、第1の加速度センサと、通信装置とを有し、前記通信装置が前記第1の加速度センサで検出される第1の加速度値を含む第1の情報を発信し、第2の加速度センサと受信装置と事故判定部とを有する端末において、前記受信装置が、前記検知手段から受信した前記第1の情報を受信し、前記第2の加速度センサが第2の加速度値を検出し、前記事故判定部が前記第2の加速度値及び前記第1の加速度値に基づいて事故が発生したか否かを判定する、事故通報方法、を提供する。
上記構成によって、簡易安価に事故発生時に通報を行うことのできる事故発生通報方法を提供することができる。
上記目的を解決するため、本発明においては、端末が、第1の加速度センサと、通信装置とを有し、前記通信装置が前記第1の加速度センサで検出される第1の加速度値を含む第1の情報を発信し、車両に接続され、第2の加速度センサと通信装置と事故判定部と送信部とを有する第1の検知装置において、前記通信装置が前記端末から送信された前記第1の情報を受信し、前記第2の加速度センサが第2の加速度値を検出し、前記事故判定部が前記第2の加速度値及び前記第1の加速度値に基づいて事故が発生したか否かを判定し、前記送信部が前記判定の内容を前記端末に送信する、事故通報方法、が提供される。
上記構成によって、簡易安価に事故発生時に通報を行うことのできる事故発生通報方法を提供することができる。
本発明の一実施形態において、前記事故が発生したことは、前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超えるかどうかで判定されてもよい。
本発明の一実施形態において、前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超え、かつ、前記所定の値を超える加速度値を超えた後に所定の時間車両の加速度に変化がない場合に、事故であると判定されてもよい。
本発明の一実施形態において、前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超え、かつ、所定周波数の音が検知された場合に、事故であると判定されてもよい。
本発明の一実施形態において、前記判定は、携帯端末上で動作するアプリケーションによって行われてもよい。
本発明の一実施形態において、前記端末は、前記事故が発生したことが判定された場合、前記端末の画面上に通報を行うか否かを選択する画面を表示させ、該選択に応じて前記通報を行うものであってもよい。
本発明の一実施形態において、前記通報により、端末に保存されたユーザを特定する情報であるユーザ特定情報と、事故に関する情報と、が送信されてもよい。
本発明の一実施形態において、前記ユーザ特定情報とは、前記第1の検知装置に固有のIDを含んでもよい。
本発明の一実施形態において、前記ユーザ特定情報とは、保険契約がなされている前記車両の情報と、前記車両についての保険契約の条件についての情報を含んでもよい。
本発明の一実施形態において、前記端末は、位置情報を取得する位置情報取得部をさらに有し、前記事故に関する情報とは、前記事故発生の判定がなされた場所における前記位置情報と、前記事故を判定した際の第1の加速度情報及び第2の加速度情報と、のうち少なくとも一つを含んでもよい。
本発明の一実施形態において、前記加速度センサは、3軸加速度センサまたは6軸加速度センサを用いてもよい。
本発明の一実施形態において、所定期間内に前記通報を行うか否かが選択されなかった場合に、前記端末に通報の要否を確認する画面を表示させてもよい。
本発明の一実施形態において、前記端末は、音声を出力する音声出力部をさらに有し、所定期間内に前記通報を行うか否かが選択されなかった場合に、前記音声出力部が音声によって前記通報を行うか否かを確認するものであってもよい。
上記課題を解決するため、本発明において、端末上で動作するプログラムであって、前記プログラムは、第1の検知装置において検出される第1の加速度値と、端末において検出される第2の加速度値とに基づいて、事故が発生したかどうかを判定するプログラム、が提供される。
上記構成によって、簡易安価に事故発生時に通報を行うことのできる事故発生通報プログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態における事故発生通報プログラムでは、前記事故が発生したことは、前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超えるかどうかで判定されてもよい。
本発明の一実施形態において、前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超え、かつ、前記所定の値を超える加速度値を超えた後に所定の時間車両の加速度に変化がない場合に、事故であると判定されてもよい。
本発明の一実施形態における事故発生通報プログラムでは、前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超え、かつ、所定周波数の音が検知された場合に、事故であると判定されてもよい。
本発明の一実施形態における事故発生通報プログラムでは、前記判定は、携帯端末上で動作するアプリケーションによって行われてもよい。
本発明の一実施形態における事故発生通報プログラムでは、前記端末は、前記事故が発生したことが判定された場合、前記端末の画面上に通報を行うか否かを選択する画面を表示させ、該選択に応じて前記通報を行うものであってもよい。
本発明の一実施形態における事故発生通報プログラムでは、前記通報により、端末に保存されたユーザを特定する情報であるユーザ特定情報と、事故に関する情報と、が送信されてもよい。
本発明の一実施形態における事故発生通報プログラムでは、前記ユーザ特定情報とは、前記第1の検知装置に固有のIDを含んでもよい。
本発明の一実施形態における事故発生通報プログラムでは、前記ユーザ特定情報とは、保険契約がなされている前記車両の情報と、前記車両についての保険契約の条件についての情報を含んでもよい。
本発明の一実施形態における事故発生通報プログラムでは、前記端末は、位置情報を取得する位置情報取得部をさらに有し、前記事故に関する情報とは、前記事故発生の判定がなされた場所における前記位置情報と、前記事故を判定した際の第1の加速度情報及び第2の加速度情報と、のうち少なくとも一つを含んでもよい。
本発明の一実施形態における事故発生通報プログラムでは、前記加速度センサは、3軸加速度センサまたは6軸加速度センサを用いてもよい。
本発明の一実施形態における事故発生通報プログラムでは、所定期間内に前記通報を行うか否かが選択されなかった場合に、前記端末に通報の要否を確認する画面を表示させてもよい。
本発明の一実施形態における事故発生通報プログラムでは、前記端末は、音声を出力する音声出力部をさらに有し、所定期間内に前記通報を行うか否かが選択されなかった場合に、前記音声出力部が音声によって前記通報を行うか否かを確認するものであってもよい。
上記課題を解決するため、本発明において、車両に接続され、第1の加速度センサと、前記第1の加速度センサで検出される第1の加速度値を含む第1の情報を発信する通信装置と、を含み、第2の加速度センサと受信装置と事故判定部とを有する端末に第1の加速度値を含む情報を送信する、検知装置、が提供される。
上記構成によって、簡易安価に事故発生時に通報を行うことのできる事故発生通報用検
知装置を提供することができる。
上記課題を解決するため、本発明において、車両に接続され、第1の加速度センサと、受信装置と、前記第1の加速度センサで検出される第1の加速度値及び第2の加速度値に基づいて事故が発生したか否かを判定する事故判定部と、前記判定の内容を前記端末に送信する送信部と、を含み、前記第2の加速値は、第2の加速度センサを有する端末において検出され、前記端末の送信部から送信される、検知装置、が提供される。
上記構成によって、簡易安価に事故発生時に通報を行うことのできる事故発生通報用検知装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る検知装置において、前記事故が発生したことは、前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超えるかどうかで判定されてもよい。
本発明の一実施形態に係る検知装置において、前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超え、かつ、所定周波数の音が検知された場合に、事故であると判定されてもよい。
本発明の一実施形態に係る検知装置において、前記判定は、携帯端末上で動作するアプリケーションによって行われてもよい。
本発明の一実施形態に係る検知装置において、前記端末は、前記事故が発生したことが判定された場合、前記端末の画面上に通報を行うか否かを選択する画面を表示させ、該選択に応じて前記通報を行うものであってもよい。
本発明の一実施形態に係る検知装置において、前記通報により、端末に保存されたユーザを特定する情報であるユーザ特定情報と、事故に関する情報と、が送信されてもよい。
本発明の一実施形態に係る検知装置において、前記ユーザ特定情報とは、前記第1の検知装置に固有のIDを含んでもよい。
本発明の一実施形態に係る検知装置において、前記ユーザ特定情報とは、保険契約がなされている前記車両の情報と、前記車両についての保険契約の条件についての情報を含んでもよい。
本発明の一実施形態に係る検知装置において、前記端末は、位置情報を取得する位置情報取得部をさらに有し、前記事故に関する情報とは、前記事故発生の判定がなされた場所における前記位置情報と、前記事故を判定した際の第1の加速度情報及び第2の加速度情報と、のうち少なくとも一つを含んでもよい。
本発明の一実施形態に係る検知装置において、前記加速度センサは、3軸加速度センサまたは6軸加速度センサを用いてもよい。
本発明の一実施形態に係る検知装置において、所定期間内に前記通報を行うか否かが選択されなかった場合に、前記端末に通報の要否を確認する画面を表示させてもよい。
本発明の一実施形態に係る検知装置において、前記端末は、音声を出力する音声出力部をさらに有し、所定期間内に前記通報を行うか否かが選択されなかった場合に、前記音声出力部が音声によって前記通報を行うか否かを確認するものであってもよい。
本発明の一実施形態に係る事故通報システムの全体構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る事故通報システムの全体構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る事故通報システムの全体構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る第1の検出手段1及び端末3の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る事故通報システム10における事故判定部15で処理されるデータを示すテーブルである。 本発明の一実施形態に係る事故通報システム10において端末3からサーバ20に送信されるデータを示すテーブルである。 本発明の一実施形態に係る事故通報システム10において、ビーコン1と端末3とが通信を開始する際のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る事故通報システム10において、事故であることを判定し、サービスを提供するまでのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る事故通報システム10において、画面上に表示される通報をアシストする画面を示した図である。 本発明の一実施形態に係る事故通報システム10において、サーバに送信される情報の処理を示す図である。 本発明の一実施形態に係るビーコン1に搭載されるLEDの機能を示した図である。 本発明の一実施形態に係るビーコン1と端末3とのペアリング案内画面である。
(実施形態1)
以下、本発明の第1実施形態における車両用緊急対応装置及び車両事故通報システムついて図1〜図12を参照して説明する。以下に示す実施形態は本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。なお、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号(数字の後にA、Bなどを付しただけの符号)を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、サーバや端末等に格納されるデータの値は、実際には「0」「1」であっても、わかりやすさの観点から、データが意味する内容として表現する。
まず、図1、図2、図3、図4に示すように、本実施形態における車両事故通報システム10は、第1の検出装置(たとえば、ビーコン)1と、端末3とを有する。なお、以下、第1の検出装置としてビーコン1、ビーコン201、ビーコン301を例に実施形態を説明する。
[第1の検知装置1(ビーコン1)]
ビーコン1は、車両の所定部位に接続(接続とは、設置を含む概念である)される。車両の所定部位とは、車両であって端末3と通信可能であれば任意の箇所である。例えばダッシュボード上や小物入れ内やハンドルといった車室内やトランクルーム内等が該当する。ビーコンの位置補正としてキャリブレーションを行うこともできる。
ビーコン1は、車両に接続される。たとえばビーコンの背面(ビーコンが、車両のなんらかの部材と接する部分をビーコンの背面とする)に設けられた吸盤やテープ等を用いて車両と接続されてもよいし、ネジなどを用いて固定されてもよい。もっともビーコン1は車両に接続されていれば足りるので、必ずしも固定するための固定部材を有していなければならないものではないし、固定されていなければならないものでもない。
もちろんビーコン1は製造中の車両に搭載されてもよいが、上述の構成によれば、ビーコン1は、製造済みの車両に対して容易に接続することが可能である。したがって、車両の製造中に搭載しなくても、いわゆる後付けが可能である。
ビーコン1には、車両事故検知手段として加速度センサ5、位置情報検出センサ9、電源(たとえば電池)、残量電源を示すLEDインジケータ6、通信装置(たとえば、無線通信回路)が搭載される。
無線通信回路は、Bluetooth(登録商標)(たとえば、Bluetooth Low Energy)、無線LAN(Wi−Fi等)、光無線通信(IrDA (DATA)等)、RFID、NFCをはじめとする公知の通信規格をサポートする近距離無線通信装置であってもよい。端末3に有線接続ケーブル用端子が存在する場合にはビーコン1はこれをサポートするための有線接続部をさらに有していてもよい。このような有線接続部としては、USB規格、有線LAN規格などの各公知の規格によってもよい。
ビーコン1の電源は任意であり、太陽電池でもよく、乾電池、ボタン電池、シガーソケット等を利用したAC電源等でもよい。なお、太陽電池を用いると、光が照射される位置にビーコン1が配置されるため、耐用年数が下がってしまい好ましくないことが分かった。そのため、好ましくはボタン電池や乾電池等である。
位置情報検出センサは、GPSを利用して現在地の緯度経度等を把握するものであってもよい。たとえば乗車時には有線接続を行うというのであれば、有線接続を通じて電源供給を受け、有線接続が行われた際のみビーコン1が起動するというようにすることもできる。このように構成することで、ビーコン1を乗車時にのみ選択的に起動することも可能である。
ビーコン1には、人がいるかどうかを探索する探索センサを搭載してもよいが、本実施形態においてはビーコン1と無線通信回路によって端末がペアリングできるため、探索センサを搭載する必要はない。すなわち、ビーコン1と、ユーザM所携の端末3とが一定の範囲内である場合に、ビーコンを起動するようにすれば、ビーコンに探索センサが搭載されていなくとも、ユーザMが乗車しているか否かを判断することが可能である。このように構成してビーコンに最小限の機能を搭載することで、ビーコンの電池寿命を向上させることができる。
また、ビーコン1に音声出力を可能とするスピーカを搭載することもできるが、本発明ではビーコン1からデータを端末3に送信し、端末にプリセットされた音声又はサーバ20から得たデータ等を端末3のスピーカで再生可能であるから、ビーコンにスピーカを搭載する必要はない。このように構成してビーコンに最小限の機能を搭載することで、ビーコンの電池寿命を向上させることができる。
ビーコン1に、音声センサ(たとえば、マイク、周波数検出器、周波数測定器)を搭載してもよい。音声センサを搭載する場合、音声センサは、音声の有無だけではなく、周波数を検知することができるようにする。このように構成することで、事故が発生した際に事故特有の周波数の音を感知することができる。なお、端末とペアリングを行い、端末の音声センサを用いる場合には、ビーコン1に設ける必要はない。
[端末]
端末3は、タッチパネル式のスマートフォンを例に挙げて説明するが、車両のユーザMが携帯可能な通信端末であれば任意であり、例えば多機能携帯電話、携帯電話やPDA(
Personal Digital Assistant)等の移動通信端末装置、パーソナルコンピュータなどの通信機能及び演算機能を備えた情報処理端末装置等が含まれる。ただし、端末3には、加速度センサ、通信機能が搭載されている必要がある。また、サーバ20がWEBアプリケーションまたは追加可能アプリケーション等によって提供する画面を表示する表示制御機能としてブラウザ等を備え、CPU、メモリ及びサーバ20との間の通信制御を遂行する通信制御部等を含む(図示省略)。さらに、マウスやキーボード、タッチパネル等の操作入力装置及び表示装置を備えることができる。
端末3がビーコン1からの信号を受信する受信装置は、Bluetooth(たとえば、Bluetooth Low Energy)、無線LAN(Wi−Fi等)、光無線通信(IrDA (DATA)等)をはじめとする通信規格をサポートする近距離無線通信装置であってもよい。
端末3に含まれる位置情報検出センサ9は、GPSであってもよい。GPSとは全地球測位システム(Global Positioning System)と呼ばれる人工衛星を利用した技術により対象物の現在位置を測定するための装置である。GPS情報は、車両の現在位置を測定して、この現在位置情報を出力する。
携帯端末装置に備える事故判定部は、所定の操作で追加インストール可能なサービス提供アプリケーションにあらかじめ搭載されたネイティブアプリケーションによって提供される。事故判定部は、当該機能を実行するプログラムであるが、これに限定されるものではない。外部サーバからプログラムを実行して、それぞれの機能を実現する場合の機能ブロックであってもよい。プログラムは、CPU(図示せず)によって読み出され実行される。
なお、図1では事故判定部は端末3に設けられているが、図2のように、第1の検知装置(ビーコン201)に設けてもよい。この場合には、ビーコン201には第1の加速度センサ205と、通信装置213と、第1の加速度センサで検出される第1の加速度値及び第2の加速度値に基づいて事故が発生したか否かを判定する事故判定部215と、判定の内容を端末に送信する送信部216と、が含まれることになる。そして、端末203には、第2の加速度値を検出する第2の加速度センサと、第2の加速度値を含む情報を発信する通信装置と、が含まれることになる。
そのほか、端末3は、乗員の応答に基づいて事故の規模(ユーザMの傷害の程度等)を推定する推定部を有してもよい。推定部は、たとえば、スピーカを備え端末によって実行することができる。すなわち、音声ボリューム1(V1)において応答がない場合には、V1以上の傷害度であることが分かるようにすることができる。
端末3に、音声センサ(たとえば、マイク、周波数検出器、周波数測定器)を搭載してもよい(図3)。音声センサを搭載する場合、音声センサは、音声の有無だけではなく、周波数を検知することができるようにする。このように構成することで、事故が発生した際に事故特有の周波数の音を感知することができる。
ここで、ネットワーク23は、例えば、CDMA2000、3G、4Gといった携帯情報端末用のネットワークや、無線LAN等であり、無線回線環境を想定している。ネットワーク23には、移動通信が可能であるという点以外の限定は特にない。
サーバ20は、端末の通信装置から送信されたデータを受信することができるように構成される。図示していないが、サービサーはサーバ20によって顧客情報を管理してもよい。また、サーバ20において契約条件、運転状況(過去の事故情報)などを管理しても
よい。
サーバ20は、接続する被通知端末30a、30b及び30cそれぞれがネットワーク27を介して接続する。被通知端末30は、サービサー(本家会社、警備会社等)が使用するものであり、端末3からサーバ20を介してワークフローを管理監督することが可能である。ユーザMからの通報に対して所定のワークフローに基づく対応機能を提供し、被通知端末30の画面上に所定情報を表示することで、通知の存在をサービサーの担当者に覚知させるものである。
ここで、ネットワーク27は、例えば、LAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネット等のネットワークであり、無線/有線回線、専用回線等を問わず、サーバ20が端末30に接続可能なネットワーク環境が適用される。
つぎに、ビーコン1と端末3の機能を説明する。図4は本発明の一実施形態に係るビーコン1及び端末3の機能ブロック図であるが、これはあくまで例示的な機能ブロックを示したものであり、これに限定されるものではない。
ビーコン1は、ビーコン1のボタン押下時に電波を送出し、ペアリングするようにしてもよい。このようにビーコン1と端末3とをペアリングさせることで、ビーコン1が別の端末と接続されてしまい、別の端末に本発明の一実施形態に係る事故通報システムが提供されてしまうこと等を防ぐことができる。
ビーコン1は、絶えず端末にシグナルを送り続けるモードと、事故に関する情報を送るためのスマートフォンアプリケーションを起動している際のモードと、省電力モードとを切り替えることができる。
また、そのほか、所定間隔モードとして、所定の間隔(たとえば、5〜10分間隔)で電波を送出するようにしてもよい。このように所定の間隔で電波を送出することで、ペアリングした端末が通信可能範囲内に存在するかどうかを判別することができ、乗車時間を測定することが可能である。
端末と同時に所定の加速度を超えた場合に、ビーコン位置情報のデータ、時間データを送信する。
スマートフォンを通じて電話をかけるアシストをする機能を有する。また、サービサー(たとえば警備会社や保険会社やロードアシスタンス会社)からのコンタクトをシグナル受信する機能を有する。
そのほか、内部電圧を検知する回路を組み込むことで、電池残量が減少すると、LEDインジケータが点灯するようにしてもよい。利用者が電池交換の時期を知ることができるので、このようにすることで、電池がなくなり通信ができなくなることを防ぐことができる。
加速度センサ(Gセンサ)は、車両の衝撃を検出するものであり、ビーコン1の内部に設けられている。ビーコン1は、車両に接続されるため、車両の加速度を測定することが可能である。なお、ビーコン1は基本的に車両1台に対して1つを接続させるものであるが、複数を搭載することができないわけではない。
第1の加速度センサ5及び第2の加速度センサ11は、3軸加速度センサ(例えばX1軸,Y1軸,Z1軸等)又は、6軸加速度センサ(例えばX1軸,Y1軸,Z1軸、X2
軸,Y2軸,Z2軸等)が好ましい。1軸加速度センサ及び2軸加速度センサを用いることは、車両が走行している際の加速度を正確にとらえることができないため好ましくない。また、走行している際の加速度を正確にとらえることができないことから、走行距離、速度、横転の有無等を正確に把握できないというデメリットがある点も好ましくない。
端末3の受信装置13は、ビーコン1の通信装置7から発信された加速度情報を受信する。事故判定部15は、受信した第1の加速度情報100と、端末3自身の加速度情報である第2の加速度情報200とに基づいて衝突か否かを判定する。この判定は、加速度情報100と加速度情報200に含まれる加速度値が車両の制動時に検出される加速度値よりも大きな値で設定される閾値を超えるか否かで、衝突が発生したか否かを判定する。
図5に、本実施形態において事故判定部15で処理されるデータを示す。図5に示す例では閾値は1.0Gとする(図示省略)。図5のテーブルでは、4時10分に第1の加速度が0.7Gで第2の加速度が0.7Gなので、いずれも閾値を超えず事故であるとの判定はなされない。4時40分に第1の加速度が7.0Gで第2の加速度が7.0Gなので、いずれもが閾値を超えたため事故であるとの判定がなされる。5時10分に第1の加速度が0.7Gで第2の加速度が7.0Gなので、一方しか閾値を超えず事故であるとの判定はなされない。5時40分に第1の加速度が7.0Gで第2の加速度が0.7Gなので、一方しか閾値を超えず事故であるとの判定はなされない。また更に、第1センサが7Gで第2センサが15Gの場合や、第1センサが15Gで第2センサが7Gの場合なども、双方が閾値を超えているため、事故であるとの判定がなされる。
なお、この変形例として、事故が発生したか否かは、第1の加速度値と第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超え、かつ、所定の値を超える加速度値を超えた後に所定の時間車両の加速度に変化がない場合に、事故であると判定されるようにしてもよい。これは、急ブレーキを踏んだ場合であって、急ブレーキを踏んだ後に所定の時間静止したままである場合には事故の可能性が高いが、急ブレーキを踏んだ後にまた動き出したのであれば事故が発生している可能性が低いからである。このように構成することで事故判定の精度を向上させることが可能である。
また、別の変形例として、第1の加速度値と第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超えた場合において、さらに、ビーコン1又は端末3に搭載された音声センサによって、事故時に発生する所定の周波数を検知することができるようにしてもよい。これは、加速度センサが一定の閾値を超えた場合は、周波数検知を行うようにプログラムを作成することで実現可能である。音声センサから入力される音から、1KHzから3KHzの周波数
、又は、高音側(Hi側)480KHz〜540KHz及び低音側(Lo側)380KHz〜440KHzの周波数、の音が所定音量以上抽出されるかを検出する。なお、1KHzから3KHzの周波数は、ブレーキ音である。また、高音側(Hi側)480KHz〜
540KHz及び低音側(Lo側)380KHz〜440KHzの周波数はクラクション音である。
このように構成することで、加速度が所定の値を超えかつ、事故発生時に発生する音が検出された場合に事故判定を行うことができ、事故判定の精度を向上させることが可能である。
図6に、端末3からサーバ20に送信されるデータテーブルの一例を示す。送付される情報は、たとえば、第1の加速度センサで検知した値である7.0G、第2の加速度センサで検知した値である7.0G、位置情報として〇県×市△町XXX、時刻4:40、ユーザ名M、である。
なお、ビーコン1及び端末3は、車両のECU(Electronic Control Unit)やカーナビゲーションシステム(Automotive Navigation System)などと通信接続ができるようにしてもよい。
カーナビゲーションシステムとの接続では、本発明の一実施形態における事故判定の結果を利用して、事故の多発地帯を集約することができ、これをユーザMに提供することができ、事故の予防につながる。この場合、事故の種類、事故が生じやすい時刻、事故が生じやすい走行速度等の情報を集約し、ユーザのカーナビゲーションシステム又は端末に提供することができる。
現在の技術では、事故の多発地帯は警察署などからの事故情報等を手動でデータベース化しなければならないが、カーナビゲーションシステムと接続し、各ビーコン又は端末が判定した事故情報を自動で集約することで、手動でデータベース化しなくてもよくなる。また、警察に通報されず、警察が把握できていないようなヒヤリハットに関する情報も集約することができ、これをユーザMに提供することで、さらに事故の予防につなげることが可能である。
本発明の一実施形態に係る事故通報システム10において端末3からサーバ20に送信されるデータを示すテーブルである。
以下、本発明の一実施形態に係るシステムの事故判定の流れと、事故判定によって行われる通報アシストの手順等を説明する。説明に当たっては図7のフローチャートを使用する。
まず、ユーザMが、ビーコン1が備え付けられた自動車に乗り込むと、ビーコン1とユーザ所携の端末3とが通信可能範囲内になるため通信を開始する。ステップ101はビーコンが端末3を検出したかどうかを判定するステップであり、ステップ102はペアリング済みかどうかを確認するステップである。
ビーコン1は前述の探索モードで動作しており、端末3を検出すると(ステップ101:YES)、ペアリング済みかどうかを確認するステップに移行する(ステップ102)。端末3を検出しない場合(ステップ101:NO)には、このステップ101を常に繰り返す。
端末ビーコン1とユーザ所携の端末3とがペアリング済みではない場合(ステップ102:NO)には、ペアリングを促す画面が端末3上に表示される(ステップ105)。この画面では、端末ビーコン1とユーザ所携の端末3とが容易にペアリングできるよう、端末3の画面上にビーコン1とのペアリング手順をポップアップして知らせることができる。
ビーコン1とユーザ所携の端末3とがペアリング済みである場合には(ステップ102:YES)、端末3Aにあらかじめインストールされ本実施例で記載するサービスを提供するサービス提供アプリケーションを立ち上げる。
サービス提供アプリケーションでは、事故通報サービス以外にも、連携サービスを提供することができる。たとえば、事故防止のためのサービス、事故防止のための教育サービスなどである。これらの連携サービスについては、別の実施形態においても一部記載する。
サービス提供アプリケーションは、第1の加速度情報と、第2の加速度情報とに基づい
て衝突が発生したか否かを判別する。
前提として、加速度がゼロの場合、及び一定速度での走行が継続されている場合は、G量は0Gである。
事故判定部は、所定の閾値を超えた場合に、事故が発生したと判断する。所定の閾値とは、たとえば1G〜30G程度であり、好ましくは1G〜15G程度である。閾値の計算は以下のようにして算出することができる。車が100km/h(27.78 m/s)で走行しており、例えば0.2秒で速度を落とした場合、減速度は27.78/0.2を計算すると、138.9 m/s2となり、Gは138.9を9.8で除して、14.2Gである。すると、0.2秒で停止しているというのはほぼ事故が起きているといえるから、時速100キロで事故を起こした場合のGは14程度である。また、時速30キロで同様の計算を行えば、計算結果のGは4.2Gであることがわかる。本発明者らがこのようなシミュレーションを行ったところ、好ましくは閾値の値は0.5G〜15G程度、さらに好ましくは0.5G〜5G程度であるということがわかっている。
事故判定についての詳細なフローチャートを図8に示す。ステップ201は第1の加速度を受信したかどうか判定するステップである。ステップ202は、受信した第1の加速度が所定の閾値以上であるかを判定するステップである。ステップ203は第2の加速度が所定の閾値以上であるかを判定するステップである。
まず、第1の加速度を受信したかどうか判定する(ステップ201)。第1の加速度が受信されなければ(ステップ201:NO)、初めに戻る。第1の加速度が受信されれば(ステップ201:YES)、第1の加速度が所定の閾値以上かを判断するステップ202に移る。
第1の加速度が所定の閾値以上であるかを判定し、一定に閾値に満たない(ステップ202:NO)場合には、初めに戻ることになる。所定の閾値以上である場合には(ステップ202:YES)、第2の加速度を判定するステップ203に移る。
第2の加速度が所定の閾値に満たない場合には(ステップ203:NO)、初めに戻ることになる。第2の加速度が所定の閾値以上である場合には(ステップ203:YES)、事故と判定される。
本発明のポイントは、この際に、ビーコン1の加速度センサと端末3の加速度センサとで得られた加速度情報が、いずれも上記の所定の閾値を超えていなければならない、という点である。
このように構成することによって、スマートフォンを落とした際に事故であると誤検知することがないし、またスマートフォンを用いることによって、車外からでも通報を行うことが可能となる。さらに、簡易安価な構成によって事故発生時に通報を行うことのできる車両用事故通報装置、事故通報システム、事故通報方法を提供することが可能である。
事故が判定された場合、サービス提供アプリケーションは、通報アシスト機能を展開する。通報アシスト機能とは、ユーザが、簡易に事故が生じたことをサービサー(保険会社、警備会社等)に通報することができるサービスを提供する機能である。
通報アシスト機能としては例えば端末3の画面上に、「緊急通報をしますか」「事故ですか」といった質問文を表示し、「Yes」「No」で回答可能なようにしてもよい(図9(a))。ユーザMがタッチパネル式の端末を使用している場合には、「Yes」「N
o」にタッチすることで回答を行うことが可能である。この場合において「Yes」が選択された場合には、通報を行うようにしてもよく、また「No」が選択された場合にも、誤操作によって「No」をタッチした可能性もあることから、「本当に事故ではないですか」と二度聞きをするようにしてもよい。また、この際に、駆け付けを希望するかどうかを質問するようにしてもよい(図9(b))。
また、事故が発生したと判断された際には、ビーコン1が自動的に端末3に衝撃を感知したとの情報と時刻情報と、位置情報と利用者情報とを送信するようにしてもよい。たとえば、端末3は、サーバ20に対して、事故に関する情報と、ユーザを特定する情報とを送信する。
端末3からサーバ20に対して事故に関する情報を送信するフローを説明するのが図10である。ステップ301は、位置情報の取得ができるかを判断するステップである。ステップ302´は、位置情報の取得ができるかを判断するステップである。ステップ302は位置情報を取得して情報に付加するステップである。ステップ303は時刻情報を取得することが可能か判断するステップである。ステップ304は時刻情報を取得して情報に付加するステップである。ステップ305は事故に関する情報をサーバ20に送信するステップである。
まず、端末3は、事故判定がなされると、位置情報の取得ができるかを判断する(ステップ301)。位置情報の取得ができる場合には(ステップ301:YES)、位置情報を取得したうえで、情報に付加する(ステップ302)。反対に、位置情報の取得ができない場合には、ステップ302´において、再度位置情報の取得ができるかどうかを判断する。この際には、ステップ301とステップ302´との間には一定の時間をおいてもよい。ステップ302´においても位置情報の取得ができない場合には、ステップ302を飛ばしてステップ303に移行する。
次に時刻情報を取得することが可能か判断する(ステップ303)。時刻情報を取得することが可能である場合には(ステップ303:YES)、時刻情報を取得して情報に付加する(ステップ304)。時刻情報を取得することが可能でない場合には(ステップ303:NO)、ステップ304を飛ばす。
以上のようにして付加された情報を含む事故に関する情報を、サーバ20に送信する(ステップ305)。
なお、上記では事故に関する情報としては時刻情報と位置情報を挙げたが、これは本発明における典型例であって、これらに限定されるものではない。事故によって通報される際に送信される事故に関する情報及びユーザを特定する情報は、主として、日時、事故判定時の加速度情報、事故判定時の位置情報であるが、そのほかにも、走行時間、加速度と走行時間から計算した車両の速度及び総走行距離情報、直前直後の加速度情報から算出したブレーキ操作の有無やアクセル操作の有無、2軸以上の加速度センサが搭載されている場合には車両左右方向の加速度、ユーザの保険加入状況、ユーザの保険者ID、氏名、年齢などが含まれてもよい。
また、ユーザを特定する情報は、ビーコン1に固有のID(シリアルナンバー、ビーコンID等)であってもよい。このようにした場合には、ビーコンに固有の情報がサーバにおいてユーザの情報と対照されてユーザを判別できるため、ユーザ情報を端末等に保存する必要がなく、個人情報漏えい対策となるためセキュリティ上のメリットがある。
3軸加速度センサ、6軸加速度センサが搭載されている場合には、X軸、Y軸、Z軸方
向の事故時事故前後の加速度から、地面情報を算出可能である。また、X軸、Y軸、Z軸方向の事故時事故前後の加速度から、横転の有無や横転時の横転角速度といった情報も算出可能であり、これらを事故に関する情報としてサーバに送信することも可能である。サーバ側は、横転していると思われる場合には重要度が高いと認識して、重要度を変化させることが可能である。
また、サービス提供アプリケーションは、位置情報と時刻情報とに基づいて天気情報を検索し、天気情報を付加して送信することもできる。
このような情報が端末3を通じてサーバ20通報されると、被通報者であるサービサー(保険会社、警備会社等)の被通報者端末30a、30b、30cには、通報ワークフローが生成される。なお、本発明においては、通報ワークフローではなく、携帯端末からのメッセージ(SMS等)であってもよい。
通報を検知した場合、サーバ20は、自動返信メッセージを送信する。この際、自動返信メッセージの内容は、通報された加速度の値によって変化させてもよい。すなわち、加速度5.7以下(推定時速40km以下)で衝突した場合には、メッセージの内容は事故の発生の有無を質問する形式にし、加速度が5.7gを超え10.6以下(推定時速75km)である場合には、けがの有無を主に尋ねる形式にし、加速度10.6を超える場合には緊迫感のあるメッセージによって、ユーザMに対してただちに返信するように求めるメッセージであってもよい。
上記では3段階に加速度センサの値で振り分けを行ったが、上記のような振り分けは、サーバ20内の事故情報分析部が、事故の内容を、上記の事故に関する情報から推定して行うようにしてもよい。その際には、事故情報分析部は、速度が大きい場合、加速度が大きい場合、横転がある場合、天気が悪い場合、位置情報から山間部である場合などの重要性が高い場合に評価スコアを高くしてもよい。評価スコアが高い場合、事故情報分析部はデータベースに緊急性が高いことを示すフラグU(Urgent)を付してもよい。
ユーザMに対するメッセージが返答を要するものである場合、メッセージに対して所定の期間内に応答がない場合、連絡要否確認部が、追加的連絡が必要であると判断する。これにより、サービサーは、必要のない場合にまで追加的連絡による安全確認をすることを避けることができ、度重なる連絡が生じなくなり、ユーザのわずらわしさが軽減される。
追加的連絡にも応答がない場合には、被通報者端末30aの画面上の情報入力領域に、追加的連絡なしとの情報を入力する。この場合には、サービサーは重大事故発生を認定して緊急対応(救急車手配、警察手配、警備会社急行手配等)を行ってもよい。
なお、さらに確認のためにサーバのメッセージ送信部が再度の連絡を行い、再度の連絡にも応答しない場合に、緊急対応を行うようにしてもよい。
緊急対応を行う場合、システムに「手配済み」と入力することで、サーバのメッセージ送信部がユーザに対して緊急対応中であることを知らせるメッセージ(SMS等)を送信するようにしてもよい。
このように、本発明の一実施例に係るシステム10では、事故判定をビーコン1と端末3との両方の加速度センサを用いることから、正確に事故の有無を判定することが可能である。またさらに、WEBページにアクセス(もしくはアプリを起動)すると、自動的に事故が起きた日時、天候、走行速度、場所が送信されるので、ユーザの事故状況を的確に把握することが可能である。
追加的に、事故判定時に通報手段は加速度情報に基づいて予め登録されている通報先に通報するようにしてもよい。その場合、通報部17は、予め登録されている通報先に通報を行う。このような追加的な通報を行う場合には、あらかじめ端末3のサービス提供アプリケーション等によって、通報先を設定しておく必要がある。通報方法は任意であり、例えばメッセージ(SMS等)にあらかじめ文字、記号、音声などを含む通報メッセージを記入しておくことなどが可能である。
予め登録されている通報先に通報を行う際においても、事故に関する情報(日時、事故判定時の加速度情報、事故判定時の場所、加速度から計算した車両の速度情報、直前直後の加速度情報から算出したブレーキ操作の有無、アクセル操作の有無、2軸以上の加速度センサが搭載されている場合には車両左右方向の加速度、ユーザの保険加入状況、ユーザの保険者ID、氏名、年齢、地面情報、横転の有無、横転時の横転角速度、天候等)から任意の情報を送信するようあらかじめ設定することができる。
予め登録されている通報先に通報を行う際も、事故判定がなされ、ビーコン1の通信部から端末3に加速度情報が送信されることは同様である。
この構成によれば、車両事故が発生した際に、端末3から登録連絡先へ自動的に緊急連絡を行うことができるので、ユーザMの端末3を利用した簡易な構成によって、車両事故が発生した旨をユーザMの家族や友人などの予め登録された連絡先に通知することができる。これにより、ユーザMが車両事故に遭ったことをユーザMの家族や友人がすぐに確認することができる。
また、端末3は、加速度センサ3により車両事故の発生が検知された場合に、登録連絡先に事故発生場所の位置情報を送信してもよいので、ユーザMの設定した通報先(たとえば家族や友人等)が事故発生場所を迅速に把握可能である。
事故処理の段階で事故情報をサービサーに送信することもできる。保険会社と共有可能であり、事故情報が保険会社に登録され、事故請求のプロセスが簡易に開始されるというメリットがある。
サービス提供アプリケーションが、写真撮影機能やメモ作成機能や録音機能を提供してもよい。これは端末3に、画像入力装置(カメラ等)、文字入力装置(タッチパネル、文字盤等)、音声入力装置(マイク等)が搭載されている場合に追加的に提供可能な連携サービスである。
写真撮影機能は、事故現場、損害物の写真、保険請求に必要な書類(車検証・自賠責保険証明書など)等の写真撮影を行うことができる機能であり、撮影ボタンを押すだけで事故現場の様子、損害物の写真、保険請求に必要な書類(車検証・自賠責保険証明書など)をサービサーに提供することができる。またメモ作成機能や録音機能が搭載されていてもよく、これによって事故現場で被害者と加害者のやり取りを記録し、サービサーに送信すること等ができるようになり、現場保全を行うことができる。
なお、現場保全サービスを使用したユーザMに対しては、事故詳細報告の受領確認をした旨のメッセージを送信してもよい。このように構成することで、ユーザに、きちんと現場保全ができたかどうかという不安を抱かせないで済む。
また、事故現場の写真、事故現場のメモ、事故現場の音声などは、位置情報とともに送信されてもよい。このようにすることで、写真、メモ、音声が本当に事故現場のものであ
るかどうかを判別することが可能である。
メモ入力提供サービスとしては、あらかじめ事故が起きた日時、天候、道路状況、事故の状況、等をテンプレートとして表示したり、候補を選択するようにして作成させるようにしてもよい。
さらに、サービサーに送信した事故現場の写真、事故現場のメモ、事故現場の音声などは、サービス提供アプリケーションを通じて閲覧可能にしてもよい。このようにすることで、ユーザMはサービサー以外の第三者(弁護士など)に対して、事故現場の写真、事故現場のメモ、事故現場の音声などを検討させることができる。
あらかじめ通報先を定めていなくても、サービサーが、ユーザMの事故に関する情報を第三者(ユーザMの家族等)と共有することもできる。事故情報が提出された後、サービサーのユーザMは家族に(妻・夫・両親など)や、事故相手にそのデータを簡単に共有することができる。
データの共有は、事後的にサービス提供アプリケーションによって、実行することもできる。たとえば、サービス提供アプリケーションにおいて、送信済み情報のプレビューを確認し、オプションとして、受取人のメールアドレスを記入させ、その記入先アドレスにデータを送信して行うこともできる。
なお、サービス提供アプリケーションでは、サービサーが保険会社である場合には、被保険者名、運転免許番号、日中連絡先、車種と車のナンバー、被保険者番号の確認が可能である。
所定期間内(たとえば60秒以内)に通報を行うか否かが選択されなかった場合、所定期間内に上記の通知に応答しなかった場合等の、不応答に対して、端末上にポップアップなどで表示を行って通報を行うか否か等の再確認を行ってもよい。さらに端末は、音声を出力する音声出力部を有していてもよく、所定期間内(たとえば60秒以内)に通報を行うか否かが選択されなかった場合、所定期間内に上記の通知に応答しなかった場合等の、不応答に対して、音声出力部が音声によって通報を行うか否かを確認するようになっていてもよい。このようにすることで端末をたまたま見ていなかったという場合に誤通報を避けることが可能である。
なお、ビーコン201に事故判定部を設けるという場合(図2)においては、ビーコン201通信装置213は、端末から送信された情報(加速度値)を受信して、実施形態1に記載の通り事故判定を行う。そして、ビーコン201において判定された結果は、端末に送信され、端末の画面上で結果が表示されるようにすることもできる。
変形例として、上記実施形態を基本としつつ、所定の場合には、第2加速度センサのみで事故判定を行うことができるようにしてもよい。というのは、ビーコンとスマホをペアリングさせることでドライブモードを認識しているため、ペアリングしようとしたが、ビーコンの電池切れ等のトラブルのためペアリングできない場合にあっては、第1加速度センサが不応答になってしまい、事故を検出できなくなる恐れがあるためである。そこでその場合は、第2加速度センサのみで事故判定を行うことができるようにしてもよい。
また同様の変形例として、ペアリングに成功した場合であっても途中でビーコンの電池切れを感知した場合は、第2の加速度センサのみで事故判定を行うことができるようにしてもよい。
(実施例1)
ユーザMは、ビーコン1Aを自動車Cに取り付ける。グローブボックス上ではLEDインジケータが見えなくなってしまうし、ダッシュボード上に置くと滑り落ちてしまう可能性があるため、ダッシュボード上に吸盤を用いて接続した。
ビーコン1には、加速度センサ、無線通信回路、ボタン電池が搭載されており、それぞれ実施形態1で説明したとおりの機能を有する。
また、本実施例では、電池残量が減少すると、LEDインジケータが点灯するようになっている。このLEDインジケータについては、図11に示すように、各起動モード毎にLEDの点灯状態が変化する。
ユーザMの端末には、加速度センサ、無線通信回路、入力装置としてタッチパネル式液晶ディスプレイ、CPU、メモリ、スピーカ、電源、GPS、タイムスタンプ機能等が含まれている。
ユーザMは、所携の端末3Aと、ビーコン1Aとをあらかじめ所携の端末3Aにインストールしたサービス提供アプリケーションによってペアリングを促す画面が提供されたため、これを利用してペアリングしている。ペアリングを促す画面は図12に示す。
まず、ユーザMが、ビーコン1Aが備え付けられた自動車Cに乗り込むと、ビーコン1Aとユーザ所携の端末3Aが通信し、端末3Aにあらかじめインストールされ本実施例で記載するサービスを提供するサービス提供アプリケーションを立ち上げる。
利用者が自動車Cの運転を開始することをビーコン1Aか端末3Aが加速度によって検知するか、端末3Aとビーコン1Aとが1メートル以内になると、端末3Aに対して起動信号を送信する。サービス提供アプリケーションは、ドライブモードとなり、サービス提供アプリケーションが走行データの記録を始める。
端末3Aとビーコン1Aとが1メートル以内になると、端末3Aに対して起動信号を送信するように設定することで、運転者が車に乗り込むと、サービス提供アプリケーションが起動し、サービス提供アプリケーションが起動したことを端末3Aの画面上で、たとえば「ビーコン1 アプリはドライブモードになりました。今日も安全な運転をお楽しみください。」などと通知して表示する。
ビーコン1Aと端末3Aのそれぞれの加速度センサがいずれも7G以上の衝撃を感知すると、ビーコン1Aが自動的に端末3Aに衝撃を感知したとの情報と時刻情報と、位置情報と利用者情報とを送信する。端末3Aは、サーバ20に対して衝撃を感知したとの情報と位置情報とを送信する。この際、衝突を感知したというアラートをサーバが受け取る。アラートには、被保険者名、被保険者ID、衝突を感知した場所の位置情報、衝突を感知した時間、加速度センサの値が含まれる。
運転者のスマートフォンにテキストメッセージ(SMS)が送られる。メッセージとしては、「M様の乗車されている車でただいま4時40分、蒲田付近で衝撃を感知しました。ご無事でしょうか?このメッセージにM様から所定時間(たとえば60秒)以内に応答がいただけない場合、お電話をさせていただきます。こちらの番号に直接ユーザMからお電話をいただくことも可能です。03−XXXX−XXXX」などといったメッセージである。なお、以下では、サービサーの電話番号は、03−XXXX−XXXXなどとして表現する。
SMSのメッセージに所定時間(たとえば60秒)以内に応答がない場合、応答確認部は電話による対応が必要であると判断する。これにより、保険会社は、必要のない場合にまで電話をすることを避けることができ、直接電話をかけることを最小限にとどめることができる。またこのことによって、ユーザMがまずは警察や消防に連絡したい場合には、サービサーから電話連絡を受けないように対応すればよくなり、ユーザのわずらわしさが軽減されるという作用効果もある。
電話にも応答がない場合には、システムに「電話応答なし」と入力する。そうすると、サーバのメッセージ送信部が「M様、ご無事でしょうか?ただいまお電話をおかけしましたが、ご返事がありませんでした。M様からの応答が引き続きない場合、私どもが緊急サービスに所定時間(たとえば60秒)以内にコンタクトを取り、緊急隊員が現場まで駆けつけます。」といった、応答確認メッセージ(SMS)を送信する。
これに対してさらに所定時間(たとえば60秒)以内に応答がない場合、保険会社が救急車を手配し、さらに必要に応じて警察、警備会社等をユーザの最後の位置情報(衝突を感知した位置における位置情報)に手配する。手配を行う場合、システムに「手配済み」と入力することで、サーバのメッセージ送信部がユーザに対して「M様、ただいま緊急サービスがユーザMの元に向かっております。」といったメッセージ(SMS)を送信する。
サービサーによる緊急サービスの手配で人員が駆けつける場合、駆けつけサービスの人員・到着時間のお知らせを端末3に対して行ってもよい。たとえば誰が、どのような車で、いつまでにくるかをアプリの通知と地図が表示するようにしてもよい。このように構成することで、ユーザMはどのような人物がどのような車でいつまでに来るかを覚知できるから、緊急サービスのなりすましによる詐欺などを防止することが可能である。
端末3の端末の種類によっては、ポップアップではなく、テキストメッセージによって、上記のお知らせや、送るようにしてもよい。端末種類の確認は、サービス提供アプリケーションが機種の情報を確認して行ってもよいし、WEBアプリケーションがWEBブラウザを通じて端末種類を取得してもよい。
緊急サービスによって人員が駆けつけた場合、当該人員が所持する端末31によって、安否確認を行い、安全であることを記入すれば、急行ワークフローには終了F(Finish)のフラグが記入される。
このように、本発明の一実施例に係るシステム10Aでは、事故判定をビーコン1Aと端末3Aとの両方の加速度センサを用いることから、正確に事故の有無を判定することが可能である。
また、アクセス(もしくはアプリを起動)すると、自動的に事故が起きた日時、天候、走行速度、場所が記入される。そのため、事故発生の内容を的確に送信することができるため、サービサーも的確に把握可能である。
本発明によれば、スマートフォンを落とした際に事故であると誤検知することがないし、またスマートフォンを用いることによって、車外からでも通報を行うことが可能であることがわかる。さらに、簡易安価な構成によって事故発生時に通報を行うことのできる車両用事故発生通報装置、事故発生通報システム、事故発生通報方法を提供することが可能であることがわかる。一実施形態では、また、サービサーが的確に事故情報を把握可能であることがわかる。
(実施例2)
実施例1に加えて、サービス提供アプリケーションが、写真撮影機能やメモ作成機能や録音機能を提供する。スマートフォン3Bは、カメラ、タッチパネル、マイクが搭載されているので、ユーザMは、事故現場の写真撮影を行って事故の写真を保険会社にアップロード可能である。またメモ作成機能では、プリセットされたメモに必要情報を記入していくことで効率よく事故の情報を記録できる。加害者とのやり取りはすべて録音可能で、これがすべて保険会社で保存されるから、被害者は正確な自分の被害状況を伝えることができた。
なお、現場保全サービスを使用したユーザMに対しては、事故詳細報告の受領確認をした旨のメッセージが送信されたので、ユーザMはきちんと現場保全ができたため、安心して自宅に帰宅できた。
ユーザMの帰宅後、システムから事故情報が保険会社に登録され、事故請求のプロセスが自動で開始されたとのメッセージが来た。また、ユーザMは、自分の事故に関する情報を家族に送信することができた。これによって、家族は安否と被害状況を確認することができた。
遠距離に住んでいるユーザMの両親に対しては、サービス提供アプリケーションによって送信済み情報のプレビューから受取人のメールアドレスを記入して行った。
本発明によれば、スマートフォンを落とした際に事故であると誤検知することがないし、またスマートフォンを用いることによって、車外からでも通報を行うことが可能であることがわかる。さらに、簡易安価な構成によって事故発生時に通報を行うことのできる車両用事故発生通報装置、事故発生通報システム、事故発生通報方法を提供することが可能であることがわかる。また、一実施形態では、サービサー以外の第三者(家族等)が的確に事故情報を把握可能であることがわかる。
(実施形態3)
なお、ユーザが押下可能な緊急ボタンを搭載し、ユーザがボタンを押下すると、緊急事態であると判断され、ビーコン1から端末3に緊急事態信号が送信され、端末3がユーザの現在地と緊急事態であることを内容とする情報とをサーバに送信する。
これに応じて、電話またはテキストメッセージで被通報者がユーザに対して連絡することができる。たとえばこれは、サーバに、ユーザに対し電話もしくはテキストメッセージで連絡しなければならない旨のワークフローが自動生成されるようにして実行してもよい。
本発明の一実施形態によれば、事故時ではなくとも、スマートフォンを用いて簡易にサービサーのサービスを享受することが可能である。そして、車外からでも通報を行うことが可能であることがわかる。
上記実施形態を詳細に説明する。ビーコン1を押すことで、サービサーに連絡を取ることが可能である。このボタンは、たとえば、サービサーが保険会社である場合であって、ロードサービスが必要な場合などに、事故判定の有無に関わらず利用することが可能である。
ビーコン1Cにはボタンが配置され、ユーザM3は、当該ボタンをクリックする。ユーザM3から連絡が要望されているとのメッセージをサービサーのサーバ20Cが受け取る。(被保険者名、ID、場所、時間等)。ユーザMにSMSメッセージが送られる。サービサ
ーがユーザMに電話をかける。
ユーザMが電話にでられない場合、追加で下記メッセージが送られる。メッセージはポップアップされてもよいし、ユーザの端末で音声として再生されてもよいし、メッセージとしてSMSで送信されてもよい。
メッセージ内容は、たとえば「M様、ご無事でしょうか?ただいまお電話をおかけいたしました。ご要望がございましたらお知らせください。」である。
メッセージが電話回線を通じて送信された場合、ユーザMは以下のようなやりとりの後、サービス提供アプリケーションによってサービスの提供を受けることが可能である。
まず、連絡の確認として、ユーザMの本人確認を行ってもよい。電話回線では直接Mに問うようにしてもよいし、ポップアップや、メッセージ(SMS)等であれば生年月日の確認、住所の確認、秘密の質問に答えさせたりパスワードを入力させたり、指紋を確認したりしてもよい。
この場合状況の確認として、サービサーはケガの有無、救急車手配の要否、警察への手配の要否、事故急援サポートの派遣の要否を確認してもよい。確認方法は従前の通信手段同様である。
そして本発明では、これらをサーバ30cが提供する音声メッセージで行うことができる。音声メッセージを再生し、けがの場合1、救急車を呼びたい場合は2、警察を呼びたい場合3、事故サポートが必要な場合は4、などとプッシュにより選択させることもできる。
人員派遣を希望する場合には、サービス提供アプリケーションを通じてサーバ30cが把握している現場から、最寄りの人員派遣所を検索し、現在の道路交通情報などを参酌し、サーバ30cによって現場到着時間が算出される。算出された時間は、メッセージ(SMS)でユーザMに送信されてもよいし、ポップアップされてもよいし、電話回線を通じて直接ユーザMに伝えられてもよい。
もちろん、ユーザMの現在地を追加的に確認してもよい。これは電話回線では直接Mに問うようにしてもよいし、追加的にGPSを測定するようにしてもよい。
引き続き派遣を希望の場合、上記のやりとりの終了後、サーバ30cがメッセージをユーザMのあらかじめ登録した連絡先に送付する。
メッセージの内容はたとえば「ただいまユーザM様の元に隊員が向かっております。30分以内に到着予定でございます。」といった、残り到着時間などを知らせるものであってもよい。
警備会社のガードマン等が現場到着まで規定の時間以内になった場合、ユーザMに間もなく到着することを知らせるための規定のメッセージが配信されるようにしてもよい。
ユーザMに間もなく到着することを知らせるための規定のメッセージとしては、「M様、警備会社隊員の到着までおよそあと2分です。追加でご要望がございましたらこちらまでご連絡ください。03−XXXX−XXXX」などであってもよい。
電話回線、ポップアップや、メッセージ(SMS)等による応答で、ユーザが駆け付け
サービスを希望しない場合には、サービス提供アプリケーションが関連サービスとして、メモ作成アプリケーション、音声記録アプリケーション、写真撮影アプリケーションを提供してもよい。
その際には、アプリ内の他のサービスが提供されることを報知するメッセージを表示させて、関連サービスを利用するように誘導してもよい。たとえば、「アプリ内の、関連アプリケーションを利用してください。事故現場でユーザMにしていただきたい事が分かりやすくまとまっています。」などであってもよい。
なお、アプリケーションが実行できない端末環境である場合には、リンク送信をすることも可能である。リンク送信が要求された場合、下記メッセージ(SMS)が送信されるようにしてもよい。
電話回線、ポップアップや、メッセージ(SMS)等によるリンク送信要求に対応するメッセージは、「M様、アプリまたはこちらのリンクから、事故アシストガイドをご確認ください。お電話でご確認されたいことがございましましたら、こちらの番号までお気軽にお電話ください。03−XXXX−XXXX」といった内容であってもよい。
電話回線、ポップアップや、メッセージ(SMS)等で今後の事故アシストツールのステップを一緒に確認、実行することも可能である。電話回線、ポップアップや、メッセージ(SMS)等で事故受付の完了希望有無を訪ねることができる。
電話回線、ポップアップや、メッセージ(SMS)等により、ユーザMの希望の時間を確認し、確認した時間をサーバに記録することで、規定時間に電話をかけるようにすることも可能である。
アプリ内の「サービサーに連絡する」ボタンを押すと、サービサーに連絡を取ることができる。アプリから「サービサーに連絡する」ボタンを押し連絡をすると、サービサーは被保険者データ、リクエストを受け取った場所、日時を把握することができる。
本発明によれば、スマートフォンを落とした際に事故であると誤検知することがないし、またスマートフォンを用いることによって、車外からでも通報を行うことが可能であることがわかる。さらに、簡易安価な構成によって事故発生時以外においても通報を行うことのできる車両用事故発生通報装置、事故発生通報システム、事故発生通報方法を提供することが可能であることがわかる。また、一実施形態では、サービサーと、ユーザとが互いに的確に事故情報を把握可能となることがわかる。
1、201、301 第1の検出手段(ビーコン)
3、203、303 端末
5、205、305 第1の加速度センサ
7、207、307 通信装置
9、209、309 位置情報検出センサ
11、211、311 第2の加速度センサ
13、213、313 受信装置
15、215、315 事故判定部
216 送信部
17、217、317 通報部
20、220、320 サーバ
23、223、323 ネットワーク
27、227、327 ネットワーク
30、230、330 被通知端末
上記目的を解決するため、本発明においては、車両の任意の位置に後付けで接続され、電池により駆動し、第1の加速度センサと、前記第1の加速度センサで検出される第1の加速度値を含む情報を発信する通信装置と、前記電池の残量を示すLEDインジケータと、を搭載する第1の検知装置と、第2の加速度センサと、前記第1の検知装置から送信された前記情報を受信する受信装置と、前記第2の加速度センサで検出される第2の加速度値及び前記第1の加速度値に基づいて事故が発生したか否かを判定する事故判定部と、を備える端末と、ユーザから所定時間内に応答があるかによって、SMSのメッセージで安否確認を行うか、電話連絡による安否確認を行うか、緊急隊員が事故現場に駆け付けるかを判定するサーバと、を有し、前記第1の加速度センサ及び前記第2の加速度センサは、3軸加速度センサまたは6軸加速度センサであり、前記事故とは、少なくとも前方の衝突と後方の衝突と側方の衝突とを含み、前記事故が発生したか否かは、前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超えるかどうかで判定される、事故通報システムを提供する。
上記目的を解決するため、本発明においては、車両の任意の位置に後付けで接続され、電池により駆動し、第1の加速度センサと、受信装置と、前記第1の加速度センサで検出される第1の加速度値及び第2の加速度値に基づいて事故が発生したか否かを判定する事故判定部と、前記判定の内容を端末に送信する送信部と、前記電池の残量を示すLEDインジケータと、を搭載する第1の検知装置と、前記第2の加速度値を検出する第2の加速度センサと、前記第2の加速度値を含む情報を発信する通信装置と、を搭載する端末と、ユーザから所定時間内に応答があるかによって、SMSのメッセージで安否確認を行うか、電話連絡による安否確認を行うか、緊急隊員が事故現場に駆け付けるかを判定するサーバと、を有し、前記受信装置は、前記端末から送信された前記情報を受信し、前記第1の加速度センサ及び前記第2の加速度センサは、3軸加速度センサまたは6軸加速度センサであり、前記事故とは、少なくとも前方の衝突と後方の衝突と側方の衝突とを含み、前記事故が発生したか否かは、前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超えるかどうかで判定される、事故通報システムを提供する。
上記目的を解決するため、本発明においては、車両の任意の位置に後付けで接続され、電池により駆動する第1の検知装置が、第1の加速度センサと、通信装置と、前記電池の残量を示すLEDインジケータと、を搭載し、前記通信装置が前記第1の加速度センサで検出される第1の加速度値を含む第1の情報を発信し、第2の加速度センサと、受信装置と、事故判定部とを搭載する端末において、前記受信装置が、前記第1の検知装置から受信した前記第1の情報を受信し、前記第2の加速度センサが第2の加速度値を検出し、前記事故判定部が前記第2の加速度値及び前記第1の加速度値に基づいて事故が発生したか否かを判定し、サーバにおいて、ユーザから所定時間内に応答があるかによって、SMSのメッセージで安否確認を行うか、電話連絡による安否確認を行うか、緊急隊員が事故現場に駆け付けるかを判定し、前記第1の加速度センサ及び第2の加速度センサは、3軸加速度センサまたは6軸加速度センサであり、前記事故とは、少なくとも前方の衝突と後方の衝突と側方の衝突とを含み、前記事故が発生したか否かは、前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超えるかどうかで判定される、事故通報方法を提供する。
上記目的を解決するため、本発明においては、端末が、第1の加速度センサと、通信装置とを搭載し、前記通信装置が前記第1の加速度センサで検出される第1の加速度値を含む情報を発信し、車両の任意の位置に後付けで接続され、電池により駆動し、第2の加速度センサと、受信装置と、事故判定部と、送信部と、前記電池の残量を示すLEDインジケータと、を搭載する第1の検知装置において、前記受信装置が前記端末から受信した前記情報を受信し、前記第2の加速度センサが第2の加速度値を検出し、前記事故判定部が前記第2の加速度値及び前記第1の加速度値に基づいて事故が発生したか否かを判定し、前記送信部が前記判定の内容を前記端末に送信し、サーバにおいて、ユーザから所定時間内に応答があるかによって、SMSのメッセージで安否確認を行うか、電話連絡による安否確認を行うか、緊急隊員が事故現場に駆け付けるかを判定し、前記第1の加速度センサ及び第2の加速度センサは、3軸加速度センサまたは6軸加速度センサであり、前記事故とは、少なくとも前方の衝突と後方の衝突と側方の衝突とを含み、前記事故が発生したか否かは、前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超えるかどうかで判定される、事故通報方法が提供される。
上記目的を解決するため、本発明においては、車両の任意の位置に後付けで接続され、電池により駆動し、第1の加速度センサと、前記第1の加速度センサで検出される第1の加速度値を含む第1の情報を発信する通信装置と、前記電池の残量を示すLEDインジケータと、を搭載し、第2の加速度センサと、受信装置と、事故判定部と、を備える端末に第1の加速度値を含む情報を送信し、前記第1の加速度センサ及び第2の加速度センサは、3軸加速度センサまたは6軸加速度センサであり、前記事故とは、少なくとも前方の衝突と後方の衝突と側方の衝突とを含み、前記事故が発生したか否かは、前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超えるかどうかで判定され、サーバにユーザから所定時間内に応答があるかによって、SMSのメッセージで安否確認を行うか、電話連絡による安否確認を行うか、緊急隊員が事故現場に駆け付けるかを判定させる、検知装置、が提供される。
上記目的を解決するため、本発明においては、車両の任意の位置に後付けで接続され、電池により駆動し、第1の加速度センサと、受信装置と、前記第1の加速度センサで検出される第1の加速度値及び第2の加速度値に基づいて事故が発生したか否かを判定する事故判定部と、前記判定の内容を端末に送信する送信部と、前記電池の残量を示すLEDインジケータと、を搭載し、前記第2の加速度値は、第2の加速度センサを搭載する端末において検出され、前記端末の送信部から送信され、前記第1の加速度センサ及び第2の加速度センサは、3軸加速度センサまたは6軸加速度センサであり、前記事故とは、少なくとも前方の衝突と後方の衝突と側方の衝突とを含み、前記事故が発生したか否かは、前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超えるかどうかで判定され、サーバにユーザから所定時間内に応答があるかによって、SMSのメッセージで安否確認を行うか、電話連絡による安否確認を行うか、緊急隊員が事故現場に駆け付けるかを判定させる、検知装置、が提供される。

Claims (29)

  1. 車両に接続され、第1の加速度センサと、前記第1の加速度センサで検出される第1の加速度値を含む情報を発信する通信装置と、を含む第1の検知装置と、
    第2の加速度センサと、前記第1の検知装置から送信された前記情報を受信する受信装置と、前記第2の加速度センサで検出される第2の加速度値及び前記第1の加速度値に基づいて事故が発生したか否かを判定する事故判定部と、を含む端末と、
    を有する事故通報システム。
  2. 車両に接続され、第1の加速度センサと、受信装置と、前記第1の加速度センサで検出される第1の加速度値及び第2の加速度値に基づいて事故が発生したか否かを判定する事故判定部と、前記判定の内容を端末に送信する送信部と、を含む第1の検知装置と、
    前記第2の加速度値を検出する第2の加速度センサと、前記第2の加速度値を含む情報を発信する通信装置と、を含む端末と、を有し、
    前記受信装置は、前記端末から送信された前記情報を受信する事故通報システム。
  3. 前記事故が発生したか否かは、
    前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超えるかどうかで判定される、
    請求項1又は2に記載の事故通報システム。
  4. 前記事故が発生したか否かは、
    前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超え、かつ、前記所定の値を超える加速度値を超えた後に所定の時間車両の加速度に変化がない場合に、事故であると判定される、
    請求項1又は2に記載の事故通報システム。
  5. 前記事故が発生したか否かは、
    前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超え、かつ、所定周波数の音が検知された場合に、事故であると判定される、
    請求項1又は2に記載の事故通報システム。
  6. 前記端末は、
    前記事故が発生したことが判定された場合、前記端末の画面上に通報を行うか否かを選択する画面を表示させ、該選択に応じて前記通報を行う、請求項1乃至5のいずれか一に記載の事故通報システム。
  7. 前記通報により、ユーザを特定する情報であるユーザ特定情報と、事故に関する情報と、が送信される、請求項6に記載の事故通報システム。
  8. 前記ユーザ特定情報とは、前記第1の検知装置に固有のIDを含む、請求項7に記載の事故通報システム。
  9. 前記ユーザ特定情報とは、保険契約がなされている前記車両の情報と、前記車両についての保険契約の条件についての情報を含む請求項7に記載の事故通報システム。
  10. 前記端末は、位置情報を取得する位置情報取得部をさらに有し、
    前記事故に関する情報とは、
    前記判定がなされた場所における前記位置情報と、前記事故を判定した際の第1の加速度情報及び第2の加速度情報と、のうち少なくとも一つを含む請求項7乃至9のいずれか
    一に記載の事故通報システム。
  11. 前記第1の加速度センサ及び第2の加速度センサは、3軸加速度センサまたは6軸加速度センサを用いることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一に記載の事故通報システム。
  12. 所定期間内に前記通報を行うか否かが選択されなかった場合に、前記端末に通報の要否を確認する画面を表示させる請求項6乃至9のいずれか一に記載の事故通報システム。
  13. 前記端末は、音声を出力する音声出力部をさらに有し、
    所定期間内に前記通報を行うか否かが選択されなかった場合に、前記音声出力部が音声によって前記通報を行うか否かを確認する請求項6に記載の事故通報システム。
  14. 車両に接続された第1の検知装置が、第1の加速度センサと、通信装置とを有し、前記通信装置が前記第1の加速度センサで検出される第1の加速度値を含む第1の情報を発信し、
    第2の加速度センサと受信装置と事故判定部とを有する端末において、前記受信装置が、前記第1の検知装置から受信した前記第1の情報を受信し、前記第2の加速度センサが第2の加速度値を検出し、前記事故判定部が前記第2の加速度値及び前記第1の加速度値に基づいて事故が発生したか否かを判定する、事故通報方法。
  15. 端末が、第1の加速度センサと、通信装置とを有し、前記通信装置が前記第1の加速度センサで検出される第1の加速度値を含む情報を発信し、
    車両に接続され、第2の加速度センサと受信装置と事故判定部と送信部とを有する第1の検知装置において、前記受信装置が前記端末から受信した前記情報を受信し、前記第2の加速度センサが第2の加速度値を検出し、前記事故判定部が前記第2の加速度値及び前記第1の加速度値に基づいて事故が発生したか否かを判定し、前記送信部が前記判定の内容を前記端末に送信する、事故通報方法。
  16. 前記事故が発生したことは、
    前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超えるかどうかで判定される、
    請求項14又は15に記載の事故通報方法。
  17. 前記事故が発生したか否かは、
    前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超え、かつ、前記所定の値を超える加速度値を超えた後に所定の時間車両の加速度に変化がない場合に、事故であると判定される、
    請求項14又は15に記載の事故通報方法。
  18. 前記事故が発生したか否かは、
    前記第1の加速度値と前記第2の加速度値とが、いずれも所定の値を超え、かつ、所定周波数の音が検知された場合に、事故であると判定される、
    請求項14又は15に記載の事故通報方法。
  19. 前記端末は、前記事故が発生したことが判定された場合、前記端末の画面上に通報を行うか否かを選択する画面を表示させ、該選択に応じて前記通報を行う、請求項14乃至17のいずれか一に記載の事故通報方法。
  20. 前記通報により、ユーザを特定する情報であるユーザ特定情報と、事故に関する情報と
    、が送信される、請求項19に記載の事故通報方法。
  21. 前記ユーザ特定情報とは、前記第1の検知装置に固有のIDを含む、請求項20に記載の事故通報方法。
  22. 前記ユーザ特定情報とは、保険契約がなされている前記車両の情報と、前記車両についての保険契約の条件についての情報を含む請求項20に記載の事故通報方法。
  23. 前記端末は、位置情報を取得する位置情報取得部をさらに有し、
    前記事故に関する情報とは、
    前記判定がなされた場所における前記位置情報と、前記事故を判定した際の第1の加速度情報及び第2の加速度情報と、のうち少なくとも一つを含む請求項20乃至22のいずれか一に記載の事故通報方法。
  24. 前記第1の加速度センサ及び第2の加速度センサは、3軸加速度センサまたは6軸加速度センサを用いることを特徴とする請求項14乃至22のいずれか一に記載の事故通報方法。
  25. 所定期間内に前記通報を行うか否かが選択されなかった場合に、前記端末に通報の要否を確認する画面を表示させる請求項19乃至22のいずれか一に記載の事故通報方法。
  26. 前記端末は、音声を出力する音声出力部をさらに有し、
    所定期間内に前記通報を行うか否かが選択されなかった場合に、前記音声出力部が音声によって前記通報を行うか否かを確認する請求項19に記載の事故通報方法。
  27. 端末上で動作するプログラムであって、
    前記プログラムは、
    第1の検知装置において検出される第1の加速度値と、端末において検出される第2の加速度値とに基づいて、事故が発生したかどうかを判定するプログラム。
  28. 車両に接続され、
    第1の加速度センサと、
    前記第1の加速度センサで検出される第1の加速度値を含む第1の情報を発信する通信装置と、を含み、
    第2の加速度センサと受信装置と事故判定部とを有する端末に第1の加速度値を含む情報を送信する、
    検知装置。
  29. 車両に接続され、
    第1の加速度センサと、受信装置と、前記第1の加速度センサで検出される第1の加速度値及び第2の加速度値に基づいて事故が発生したか否かを判定する事故判定部と、前記判定の内容を端末に送信する送信部と、を含み、
    前記第2の加速度値は、第2の加速度センサを有する端末において検出され、前記端末の送信部から送信される、
    検知装置。
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