JP2017088128A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】空気入りタイヤにおいて、高速耐久性を確保しつつ、ウェット制動性能を向上する。
【解決手段】第1内側ベルト23の端部23aと、第1外側ベルト24の内側端部24aとは、最外主溝5Bの溝中心GCに対してタイヤ幅方向に非対称に配置されている。第2内側ベルト25の端部25aと、第2外側ベルト26の内側端部26aとは、最外主溝5Bの溝中心GCに対してタイヤ幅方向に非対称に配置されている。第1内側ベルト23の端部23aと、第2内側ベルト25の端部25aとは、タイヤ幅方向の位置が異なり、第1外側ベルト24の内側端部24aと、第2外側ベルト26の内側端部26aとは、タイヤ幅方向の位置が異なる。最外主溝5Bにベルト無し領域27が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
特許文献1に開示された空気入りタイヤが備えるベルト部は、複数の主溝のうちタイヤ幅方向の最も外側に位置する主溝(最外主溝)の溝底の部分でそれぞれ分断された複数層のベルトを備える。いずれの層についても、分断されたベルトの端部は、最外主溝のタイヤ幅方向の中心線(溝中心)に対して対称に配置されている。
特開2015−77854号
特許文献1に開示された最外主溝の溝底の部分でベルトを分断する構成は、最外主溝の溝底の部分で、ベルトがタイヤ径方向内側に凸状となる形態で折れ曲がる現象(ワイピング)の抑制と、それによるウェット性能向上が期待できる。しかし、いずれの層についても、分断されたベルトの端部が最外主溝の溝中心に対して対称に配置されているため、最外主溝の溝底の部分でベルト部による拘束力が過度に低下し、高速耐久性の確保が困難である。
本発明は、高速耐久性を確保しつつ、ウェット制動性能を向上することを課題とする。
本発明は、タイヤ幅方向で最も外側に配置された最外主溝を含む複数の主溝が形成された、トレッド部と、カーカスの径方向外側に配置された第1ベルト層と、前記第1ベルト層のタイヤ径方向外側に隣接して配置された第2ベルト層とを備え、前記第1ベルト層は、タイヤ幅方向でタイヤ赤道面を含むように配置され、かつ端部が前記最外主溝に位置する第1内側ベルトと、内側端部が前記最外主溝に位置する第1外側ベルトとを備え、前記第1内側ベルトの前記端部と、前記第1外側ベルトの前記内側端部とは、前記最外主溝のタイヤ幅方向の中心である溝中心を挟むようにタイヤ幅方向に間隔をあけて配置され、前記第2ベルト層は、タイヤ幅方向でタイヤ赤道面を含むように配置され、かつ端部が前記最外主溝に位置する第2内側ベルトと、内側端部が前記最外主溝に位置する第2外側ベルトとを備え、前記第2内側ベルトの前記端部と、前記第2外側ベルトの前記内側端部とは、前記溝中心を挟むようにタイヤ幅方向に間隔をあけて配置され、前記第1内側ベルトの前記端部と、前記第1外側ベルトの内側端部とは、前記溝中心に対してタイヤ幅方向に非対称に配置され、前記第2内側ベルトの前記端部と、前記第2外側ベルトの内側端部とは、前記溝中心に対してタイヤ幅方向に非対称に配置され、前記第1内側ベルトの前記端部と、前記第2内側ベルトの前記端部とは、タイヤ幅方向の位置が異なり、前記第1外側ベルトの前記内側端部と、前記第2外側ベルトの前記内側端部とは、タイヤ幅方向の位置が異なり、かつ前記第1内側ベルトの前記端部と前記第2内側ベルトの前記端部のうち前記溝中心側に位置するものと、前記第1外側ベルトの前記内側端部と前記第2外側ベルトの前記内側端部のうち前記溝中心側に位置するものとは、タイヤ幅方向に間隔をあけて配置されている、空気入りタイヤを提供する。
第1内側ベルトの端部と、第1外側ベルトの前記内側端部とは、最外主溝のタイヤ幅方向の中心である溝中心を挟むようにタイヤ幅方向に間隔をあけて配置されている。また、第2内側ベルトの端部と、第2外側ベルトの内側端部とは、溝中心を挟むようにタイヤ幅方向に間隔をあけて配置されている。つまり、第1ベルト層と第2ベルト層は、いずれも最外主溝の部分でタイヤ幅方向に分断されている。また、第1内側ベルトの端部と第2内側ベルトの端部のうち溝中心側に位置するものと、第1外側ベルトの内側端部と第2外側ベルトの内側端部のうち溝中心側に位置するものとは、タイヤ幅方向に間隔をあけて配置されている。つまり、最外主溝には、第1ベルト層(第1内側ベルトと第1外側ベルト)と第2ベルト層(第2内側ベルトと第2ベルト)のいずれもが存在しないタイヤ幅方向の領域(ベルト無し領域)がある。このベルト無し領域では、空気入りタイヤに空気を充填した際に、最外主溝の溝底をタイヤタイヤ径方向外向に押し上げる力(空気充填力)が作用する。その結果、面内収縮の影響で第1ベルト層と第2ベルト層がタイヤ径方向内側に凸状となる形態で折れ曲がる現象(ワイピング)を抑制し、ウェット制動性能が向上する。
第1内側ベルトの端部と第1外側ベルトの内側端部とは、溝中心に対してタイヤ幅方向に非対称に配置されている。また、第2内側ベルトの端部と第2外側ベルトの内側端部とは、溝中心に対してタイヤ幅方向に非対称に配置されている。そのため、最外主溝の溝底及び側壁には、ベルト無し領域を除いて、少なくとも1枚のベルトが存在する。この構成により、最外主溝の部分での第1ベルト層及び第2ベルト層による拘束力の過度な低下が回避され、高速耐久性が確保される。
前記第1内側ベルトの前記端部と前記第2内側ベルトの前記端部とのうち前記溝中心側に位置するものから前記溝中心までの距離が、前記第1外側ベルトの前記内側端部と前記第2外側ベルトの前記内側端部とのうち前記溝中心側に位置するものから前記溝中心までの距離と等しい。
この構成により、ベルト無し領域は最外主溝の溝中心に対してタイヤ幅方向に対称に配置される。その結果、最外主溝の部分で拘束力のタイヤ幅方向の分布が均一化される。
前記第1内側ベルトの前記端部が、前記最外主溝のタイヤ幅方向内側の縁部に位置するとき、前記第1内側ベルトの前記端部から前記第1外側ベルトの前記内側端部までのタイヤ幅方向の距離は、以下の式で表される範囲に設定される。
Figure 2017088128
ここで、
A:第1内側ベルトの端部から第1外側ベルトの内側端部までのタイヤ幅方向の距離
X1:最外主溝の開口部における溝幅
X2:最外主溝の溝底における溝幅。
前記第2内側ベルトの前記端部が、前記最外主溝の溝底のタイヤ幅方向内側の端部に位置するとき、前記第2内側ベルトの前記端部から前記第2外側ベルトの前記内側端部までのタイヤ幅方向の距離は、以下の式で表される範囲に設定される。
Figure 2017088128
ここで、
B:第2内側ベルトの端部から第2外側ベルトの内側端部までのタイヤ幅方向の距離
X1:最外主溝の開口部における溝幅
X2:最外主溝の溝底における溝幅。
前記第1内側ベルトの端部から前記第1外側ベルトの前記内側端部までのタイヤ幅方向の前記距離と、前記第2内側ベルトの前記端部から前記第2外側ベルトの前記内側端部までのタイヤ幅方向の前記距離とが等しい。
この構成により、最外主溝の部分で拘束力のタイヤ幅方向の分布がさらに均一化される。
前記第2内側ベルトの前記端部は、前記第1内側ベルトの前記端部よりも、タイヤ幅方向で前記溝中心側に位置している。
製造時に、第2内側ベルトの端部を含む部分が、タイヤ径方向内側に垂れ下がり、第1内側ベルトの端部を覆う。その結果、エア入りのように不具合を防止できる。また、第2内側ベルトの端部を含む部分がタイヤ径方向内側に垂れ下がっていることで、より効果的にワイピングを抑制できる。
前記第1外側ベルトの前記内側端部は、前記第2外側ベルトの前記内側端部よりも、タイヤ幅方向で前記溝中心側に位置し、前記第1外側ベルトの前記内側端部を含むタイヤ幅方向に位置に、前記第1外側ベルトに対してタイヤ径方向に隣接して配置された補助部材を備えてもよい。
製造時に、補助部材があることで第1外側ベルトの内側端部を含む部分が、タイヤ径方向外側に反り上がり、第2外側ベルトの内側端部を覆う。その結果、エア入りのような不具合を防止できる。また、第1外側ベルトの内側端部を含む部分がタイヤ径方向外側に反り上がっていることで、より効果的にワイピングを抑制できる。
前記第2ベルト層のタイヤ径方向内側に隣接して配置された第3ベルト層をさらに備え、前記第3ベルト層は、タイヤ幅方向でタイヤ赤道面を含むように配置され、かつ端部が前記最外主溝に位置する第3内側ベルトと、内側端部が前記最外主溝に位置する第3外側ベルトとを備え、前記第3内側ベルトの前記端部と、前記第3外側ベルトの前記内側端部とは、前記溝中心を挟むようにタイヤ幅方向に間隔をあけて配置され、前記第3内側ベルトの端部と、前記第3外側ベルトの内側端部とは、前記溝中心に対してタイヤ幅方向に対称に配置されている。
本発明に係る空気入りタイヤによれば、高速耐久性を確保しつつ、ウェット制動性を向上できる。
本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤの子午線断面図。 第1実施形態の空気入りタイヤの最外主溝及びその周辺の拡大断面図。 最外主溝の開口部の拡大断面図。 最外主溝の溝底の拡大断面図。 本発明の第2実施形態に係る空気入りタイヤの最外主溝及びその周辺の拡大断面図。 本発明の第3実施形態に係る空気入りタイヤの最外主溝及びその周辺の部分の拡大断面図。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係るゴム製の空気入りタイヤ(以下、タイヤという)1を示す。
タイヤ1は、トレッド部2、一対のサイド部3、及び一対のビード部4を備える。トレッド部2の踏面2aには、タイヤ周方向に延びる4本の主溝5A,5Bが設けられている。トレッド部2の踏面2aには、主溝5A,5Bに対して交差するようにタイヤ幅方向に延びる横溝(図示せず)が設けられていてもよい。主溝5A,5Bは、タイヤ赤道面TC側に配置された2本の主溝5Aと、これらの主溝5Aのタイヤ幅方向外側に配置された2本の主溝5Bとを含む。つまり、2本の主溝5Bは、タイヤ幅方向で最も外側に配置されている。以下の説明では、主溝5Bを最外主溝5Bと呼ぶ。
図2を参照すると、最外主溝5Bは、溝底6と、溝底6のタイヤ幅方向両端にアール部7A,7Bを介して連続する側壁8A,8Bとを備える。最外主溝5Bの開口は、溝幅X1を有する。最外主溝5Bの溝底6は、溝幅X2を有する。図3を併せて参照すると、溝幅X1は、トレッド部2の踏面2aと側壁8A,8Bとの交点P1間のタイヤ幅方向の距離である。また、図4を併せて参照すると、溝幅X2は、溝底6と側壁8A,8Bとの交点P2間のタイヤ幅方向の距離である。
個々のビード部4は、サイド部3のタイヤ径方向の内側端部(トレッド部2とは反対側の端部)に設けられている。一対のビード部4間には、カーカス9が設けられている。本実施形態では、カーカス9は、2枚のカーカスプライ10A,10Bを備える。図2では、カーカス9の図示は省略されている。タイヤ1の最内周面には、インナーライナ11が設けられている。
ビード部4は、ビードコア12とビードフィラー13とを備える。ビードコア12の周囲では、カーカス9のタイヤ幅方向の端部が、ビードフィラー13に沿ってタイヤ幅方向の内側から外側に向けて巻き上げられている。
カーカス9とトレッド部2の踏面2aとの間には、ベルト群20が配置されている。本実施形態におけるベルト群20は、カーカス9のタイヤ径方向外側に隣接した配置された第1ベルト層21と、第1ベルト層21のタイヤ幅方向外側に隣接して配置された第2ベルト層22とを備える。
第1ベルト層21は、最外主溝5Bでタイヤ幅方向に分断されており、1枚の第1内側ベルト23と2枚の第1外側ベルト24を備える。第1内側ベルト23は、タイヤ幅方向でタイヤ赤道面TCを含むように配置されている。第1内側ベルト23の一対の端部23aは、それぞれ最外主溝5のタイヤ径方向内側に配置されている。第1外側ベルト24は、第1内側ベルト23のタイヤ幅方向外側に間隔をあけて配置されている。第1外側ベルト24は、タイヤ幅方向内側の端部(内側端部)24aと、タイヤ幅方向外側の端部(外側端部)24bとを備える。第1外側ベルト24の内側端部24aは、最外主溝5のタイヤ径方向内側に配置されている。
図2を参照すると、第1内側ベルト23の端部23aと、第1外側ベルト24の内側端部24aとは、最外主溝5のタイヤ幅方向の中心である溝中心GCを挟むようにタイヤ幅方向に間隔Aをあけて配置されている。第1内側ベルト23の端部23aと、第1外側ベルト24の内側端部24aとは、溝中心GCに対してタイヤ幅方向に非対称に配置されている。具体的には、第1内側ベルト23の端部23aは、最外主溝5の側壁8Aに配置され、第1外側ベルト24の内側端部24aは、最外主溝5の溝底6の側壁8B側に配置されている。言い換えれば、第1内側ベルト23の端部23aから溝中心GCまでの距離は、第1外側ベルト24の内側端部24aから溝中心GCまでの距離よりも大きく設定されている。
第2ベルト層22は、最外主溝5Bでタイヤ幅方向に分断されており、1枚の第2内側ベルト25と2枚の第2外側ベルト26を備える。第2内側ベルト25は、タイヤ幅方向でタイヤ赤道面TCを含むように配置されている。第2内側ベルト25の一対の端部25aは、それぞれ最外主溝5のタイヤ径方向内側に配置されている。第2外側ベルト26は、第2内側ベルト25のタイヤ幅方向外側に間隔をあけて配置されている。第2外側ベルト26は、タイヤ幅方向内側の端部(内側端部)26aと、タイヤ幅方向外側の端部(外側端部)26bとを備える。第2外側ベルト26の内側端部26aは、最外主溝5のタイヤ径方向内側に配置されている。
図2を参照すると、第2内側ベルト25の端部25aと、第2外側ベルト26の内側端部26aとは、溝中心GCを挟むようにタイヤ幅方向に間隔Bをあけて配置されている。第2内側ベルト25の端部25aと、第2外側ベルト26の内側端部26aとは、溝中心GCに対してタイヤ幅方向に非対称に配置されている。具体的には、第2内側ベルト25の端部25aは、最外主溝5Bの溝底6の側壁8A側の部分に配置され、第2外側ベルト26の内側端部26aは、側壁8Bに配置されている。言い換えれば、第2内側ベルト25の端部25aから溝中心GCまでの距離は、第2外側ベルト26の内側端部26aから溝中心GCまでの距離よりも小さく設定されている。
第1内側ベルト23の端部23aと、第2内側ベルト25の端部25aとは、タイヤ幅方向の位置が異なる。具体的には、第2内側ベルト25の端部25aは、第1内側ベルト23の端部23aよりも、タイヤ幅方向で溝中心GC側に位置している。また、第1外側ベルト24の内側端部24aと、第2外側ベルト26の内側端部26aとは、タイヤ幅方向の位置が異なる。具体的には、第1外側ベルト24の内側端部24aは、第2外側ベルト26の内側端部26aよりも、タイヤ幅方向で溝中心GC側に位置している。このように、第1ベルト層21と第2ベルト層22とで、内側ベルト23,25の端部23a,25aと外側ベルト24,26の内側端部24a,26aとのうちいずれが、溝中心GCに近接して配置されているかを、異ならせている。
第2内側ベルト25の端部25aは、第1内側ベルト23の端部23aよりも溝中心GC側に位置している。また、第1外側ベルト24の内側端部24aは、第2外側ベルト26の内側端部26aよりも溝中心GC側に位置している。そして、第2内側ベルト25の端部25aと第1外側ベルト24の内側端部24aとは、タイヤ幅方向に間隔Cをあけて配置されている。前述のように第1ベルト層21と第2ベルト層22とがタイヤ幅方向に分断されていることに加え、間隔Cが設けられていることで、最外主溝5の溝中心GCを含む部分には、第1ベルト層21と第2ベルト層22のいずれもが存在しないタイヤ幅方向の領域(ベルト無し領域27)が設けられている。
ベルト無し領域27では、タイヤ1に空気を充填した際に、最外主溝5の溝底6をタイヤ径方向外向に押し上げる力(空気充填力F)が作用する。その結果、面内収縮の影響で第1ベルト層21と第2ベルト層22がタイヤ径方向内側に凸状となる形態で折れ曲がる現象(ワイピング)を抑制し、ウェット制動性能が向上する。
前述のように、第1内側ベルト23の端部23aと第1外側ベルト24の内側端部23aとは、溝中心GCに対してタイヤ幅方向に非対称に配置されている。また、第2内側ベルト25の端部25aと第2外側ベルト26の内側端部26aとは、溝中心GCに対してタイヤ幅方向に非対称に配置されている。そのため、最外主溝5の溝底6及び側壁8A,8Bには、ベルト無し領域2を除いて、少なくとも1枚のベルトが存在する。この構成により、最外主溝の部分で第1ベルト層21及び第2ベルト層22による拘束力の過度な低下が回避され、高速耐久性が確保される。
図2に示すように、ベルト無し領域27のタイヤ幅方向の両端は、第2内側ベルト25の端部25aと第1外側ベルト24の内側端部24aとによって規定されている。そして、第2内側ベルト25の端部25aから溝中心GCまでの距離c1と、第1外側ベルト24の内側端部24aまでの距離c2とは等しく設定されている。つまり、ベルト無し領域27は、溝中心GCに対してタイヤ幅方向に対称に配置されている。その結果、最外主溝5の部分に作用する第1及び第2ベルト層21,22よる拘束力のタイヤ幅方向の分布が均一化される。
第1内側ベルト23の端部23aから第1外側ベルト24の内側端部24aまでのタイヤ幅方向の距離Aは、第1内側ベルト23の端部23aが交点P1に位置する場合、以下の式(1)で表される範囲に設定できる。
Figure 2017088128
また、第2内側ベルト25の端部25aから第2外側ベルト26の内側端部26aまでのタイヤ幅方向の距離Bは、第2内側ベルト25の端部25aが交点P2に位置する場合、以下の式(2)で表される範囲に設定できる。
Figure 2017088128
本実施形態では、距離Aと距離Bとを等しく設定している。この設定により、最外主溝5の部分で第1ベルト層21及び第2ベルト層22による拘束力のタイヤ幅方向の分布がさらに均一化される。
前述のように、第2内側ベルト25の端部25aは、第1内側ベルト23の端部23aよりも、タイヤ幅方向で溝中心GC側に位置している。そのため、製造時に、第2内側ベルト25の端部25aを含む部分が、タイヤ径方向内側に垂れ下がり、第1内側ベルト23の端部23aを覆う。その結果、エア入りを防止できる。また、第2内側ベルト25の端部25aを含む部分のタイヤ径方向内側に垂れ下がりは、前述のワイピングによるタイヤ径方向内側に凸状となる形態とは屈曲ないし湾曲の向きが逆である。そのため、第2内側ベルト25の端部25aが第1内側ベルト23の端部23aよりも、タイヤ幅方向で溝中心GC側に位置することで、より効果的にワイピングを抑制できる。
以下、本発明の第2及び第3実施形態を説明する。これらの説明では、第1実施形態との相違点について言及し、第1実施形態との共通点については、必要な場合を除き、言及しない。また、これらの実施形態に関する図面では、第1実施形態と同一ないし同様の要素には、同一の符号を付している。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態に係るタイヤ1を示す。第1実施形態と同様に、第1外側ベルト24の内側端部24aは、第2外側ベルト26の内側端部26aよりも、タイヤ幅方向で溝中心GC側に位置している。つまり、第1外側ベルト24は、第2外側ベルト26の内側端部26aよりも溝中心GC側に突出した部分を有する。この部分のタイヤ径方向内側に隣接して補助部材30が設けられている。製造時に、補助部材30があることで第1外側ベルト24の内側端部24aを含む部分が、タイヤ径方向外側に反り上がり、第2外側ベルト26の内側端部26aを覆う。その結果、エア入りを防止できる。また、補助部材30を設けたことによる第1外側ベルト24の内側端部24aを含む部分のタイヤ径方向外側の反り上がりは、前述のワイピングによるタイヤ径方向内側に凸状となる形態とは屈曲ないし湾曲の向きが逆である。そのため、補助部材30によって第1外側ベルト24の内側端部24aを含む部分がタイヤ径方向外側に反り上がっていることで、より効果的にワイピングを抑制できる。
補助部材30のタイヤ幅方向の位置と幅Wは、第1外側ベルト24の内側端部24aを含む部分のタイヤ径方向下側に補助部材30が位置するように設定される。例えば、補助部材30の幅Wは、距離Bの1/2倍以上1倍以下の範囲で設定される。補助部材30の厚みTHは、例えば、0.5mm以上1.5mmの範囲で設定される。また、補助部材30の硬度は、例えば、40°以上70°以下の範囲で設定される。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態に係るタイヤ1を示す。第2ベルト層のタイヤ径方向内側に隣接して第3ベルト層31が設けられている。第3ベルト層31は、最外主溝5Bでタイヤ幅方向に分断されており、1枚の第3内側ベルト33と2枚の第3外側ベルト34を備える。第3内側ベルト33は、タイヤ幅方向でタイヤ赤道面TCを含むように配置されている。第3内側ベルト33の一対の端部33aは、それぞれ最外主溝5Bのタイヤ径方向内側に配置されている。第3外側ベルト34は、第3内側ベルト33のタイヤ幅方向外側に間隔をあけて配置されている。第3外側ベルト34は、タイヤ幅方向内側の端部(内側端部)34aと、図示しないタイヤ幅方向外側の端部(外側端部)とを備える。第3外側ベルト34の内側端部34aは、最外主溝5のタイヤ径方向内側に配置されている。
第3内側ベルト33の端部33aと、第3外側ベルト34の内側端部34aとは、溝中心GCに対してタイヤ幅方向に対称に配置されている。具体的には、端部33aと内側端部34aは、それぞれアール部7A,7Bの部分のタイヤ径方向内側に配置されている。第3内側ベルト33の端部33aは、第1内側ベルト23の端部23aよりもタイヤ幅方向内側に配置される。また、第3外側ベルト34の端部34aは、第2外側ベルト26の内側端部26aよりもタイヤ径方向外側に配置される。
(評価試験)
以下の表1に示す比較例1並びに実施例1〜4のタイヤを対象に、ウェット制動性と高速耐久力の評価試験を行った。特に言及しない諸元は、比較例1並びに実施例1〜3間で共通している。特に、これらのいずれについても、タイヤサイズは、255/55R18である。
Figure 2017088128
実施例1〜3は、図5(第2実施形態)に相当する。実施例2は、間隔Bを短く設定している点が実施例1と異なる。実施例3は、補助部材の厚みを薄く設定している点が実施例1と異なる。実施例4は、図2(第1実施形態に相当する。)比較例1は、特開2015−77854に開示されたタイヤに相当し、第1内側ベルトの端部と、第1外側ベルトの内側端部とは、溝中心に対してタイヤ幅方向に対称に配置されている。また、第2内側ベルトの端部と、第2外側ベルトの内側端部とは、溝中心に対してタイヤ幅方向に対称に配置されている。
ウェット制動性の評価は、ウェット路面で40km/hから0km/hでの制動距離を指数化したものである。指数化に際しては、比較例1の制動距離を100とした。指数が大きいほど、制動性能が高いことを示す。
高速耐久力の評価はECE-R30(ECONOMIC COMMISION FOR EUROPE REGULATION No.30)延長条件で実施しタイヤ故障までの走行時間を指数化したものである。指数化に際しては比較例1の制動距離を100とした。指数が大きいほど、高速耐久力が高いことを示す。
比較例1の高速耐久力の指数が100であるのに対し、実施例1〜4のいずれも高速耐久力の指数が98である。つまり、実施例1〜4のいずれも高速耐久力は大幅に低下することなく維持されている。
ウェット制動性については、比較例1の指数が100であるのに対し、実施例1〜4のいずれも101以上である。特に、補助部材を採用した実施例1〜3では、ウェット制動性の指数は103以上である。これらから、実施例1〜4のいずれについても、ウェット制動性が向上している。
1 タイヤ
2 トレッド部
2a 踏面
3 サイド部
4 ビード部
5A,5B 主溝
6 溝底
7A,7B アール部
8A,8B 側壁
9 カーカス
10A,10B カーカスプライ
11 インナーライナ
12 ビードコア
13 ビードフィラー
20 ベルト群
21 第1ベルト層
22 第2ベルト層
23 第1内側ベルト
23a 端部
24 第1外側ベルト
24a 内側端部
24b 外側端部
25 第2内側ベルト
25a 端部
26 第2外側ベルト
26a 内側端部
26b 外側端部
27 ベルト無し領域
30 補助部材
31 第3ベルト層
33 第3内側ベルト
33a 端部
34 第3外側ベルト
34a 内側端部
TC タイヤ赤道面
GC 溝中心
P1,P2 交点
F 空気充填力
c1,c2 距離
W 幅
X1,X2 溝幅
TH 厚み

Claims (8)

  1. タイヤ幅方向で最も外側に配置された最外主溝を含む複数の主溝が形成された、トレッド部と、
    カーカスの径方向外側に配置された第1ベルト層と、
    前記第1ベルト層のタイヤ径方向外側に隣接して配置された第2ベルト層と
    を備え、
    前記第1ベルト層は、タイヤ幅方向でタイヤ赤道面を含むように配置され、かつ端部が前記最外主溝に位置する第1内側ベルトと、内側端部が前記最外主溝に位置する第1外側ベルトとを備え、前記第1内側ベルトの前記端部と、前記第1外側ベルトの前記内側端部とは、前記最外主溝のタイヤ幅方向の中心である溝中心を挟むようにタイヤ幅方向に間隔をあけて配置され、
    前記第2ベルト層は、タイヤ幅方向でタイヤ赤道面を含むように配置され、かつ端部が前記最外主溝に位置する第2内側ベルトと、内側端部が前記最外主溝に位置する第2外側ベルトとを備え、前記第2内側ベルトの前記端部と、前記第2外側ベルトの前記内側端部とは、前記溝中心を挟むようにタイヤ幅方向に間隔をあけて配置され、
    前記第1内側ベルトの前記端部と、前記第1外側ベルトの内側端部とは、前記溝中心に対してタイヤ幅方向に非対称に配置され、
    前記第2内側ベルトの前記端部と、前記第2外側ベルトの内側端部とは、前記溝中心に対してタイヤ幅方向に非対称に配置され、
    前記第1内側ベルトの前記端部と、前記第2内側ベルトの前記端部とは、タイヤ幅方向の位置が異なり、
    前記第1外側ベルトの前記内側端部と、前記第2外側ベルトの前記内側端部とは、タイヤ幅方向の位置が異なり、かつ
    前記第1内側ベルトの前記端部と前記第2内側ベルトの前記端部のうち前記溝中心側に位置するものと、前記第1外側ベルトの前記内側端部と前記第2外側ベルトの前記内側端部のうち前記溝中心側に位置するものとは、タイヤ幅方向に間隔をあけて配置されている、空気入りタイヤ。
  2. 前記第1内側ベルトの前記端部と前記第2内側ベルトの前記端部とのうち前記溝中心側に位置するものから前記溝中心までの距離が、前記第1外側ベルトの前記内側端部と前記第2外側ベルトの前記内側端部とのうち前記溝中心側に位置するものから前記溝中心までの距離と等しい、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記第1内側ベルトの前記端部が、前記最外主溝のタイヤ幅方向内側の縁部に位置するとき、前記第1内側ベルトの前記端部から前記第1外側ベルトの前記内側端部までのタイヤ幅方向の距離は、以下の式で表される範囲に設定される、請求項2に記載の空気入りタイヤ
    Figure 2017088128
    ここで、
    A:第1内側ベルトの端部から第1外側ベルトの内側端部までのタイヤ幅方向の距離
    X1:最外主溝の開口部における溝幅
    X2:最外主溝の溝底における溝幅。
  4. 前記第2内側ベルトの前記端部が、前記最外主溝の溝底のタイヤ幅方向内側の端部に位置するとき、前記第2内側ベルトの前記端部から前記第2外側ベルトの前記内側端部までのタイヤ幅方向の距離は、以下の式で表される範囲に設定される、請求項3に記載の空気入りタイヤ
    Figure 2017088128
    ここで、
    B:第2内側ベルトの端部から第2外側ベルトの内側端部までのタイヤ幅方向の距離
    X1:最外主溝の開口部における溝幅
    X2:最外主溝の溝底における溝幅。
  5. 前記第1内側ベルトの端部から前記第1外側ベルトの前記内側端部までのタイヤ幅方向の前記距離と、前記第2内側ベルトの前記端部から前記第2外側ベルトの前記内側端部までのタイヤ幅方向の前記距離とが等しい、請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記第2内側ベルトの前記端部は、前記第1内側ベルトの前記端部よりも、タイヤ幅方向で前記溝中心側に位置している、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記第1外側ベルトの前記内側端部は、前記第2外側ベルトの前記内側端部よりも、タイヤ幅方向で前記溝中心側に位置し、
    前記第1外側ベルトの前記内側端部を含むタイヤ幅方向に位置に、前記第1外側ベルトに対してタイヤ径方向に隣接して配置された補助部材を備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記第2ベルト層のタイヤ径方向内側に隣接して配置された第3ベルト層をさらに備え、
    前記第3ベルト層は、タイヤ幅方向でタイヤ赤道面を含むように配置され、かつ端部が前記最外主溝に位置する第3内側ベルトと、内側端部が前記最外主溝に位置する第3外側ベルトとを備え、前記第3内側ベルトの前記端部と、前記第3外側ベルトの前記内側端部とは、前記溝中心を挟むようにタイヤ幅方向に間隔をあけて配置され、
    前記第3内側ベルトの端部と、前記第3外側ベルトの内側端部とは、前記溝中心に対してタイヤ幅方向に対称に配置されている、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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