JP2017087822A - 支障物検出装置およびその装置を備える引戸開閉装置 - Google Patents

支障物検出装置およびその装置を備える引戸開閉装置 Download PDF

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Abstract

【課題】引戸と衝突する可能性が低い支障物の検出を抑制することができる支障物検出装置およびその装置を備える引戸開閉装置を提供する。【解決手段】支障物検出装置60は、開閉方向に移動する引戸により開閉される出入口の支障物を検出するものであり、支障物を検出する第1の検出部61Aおよび第2の検出部62Aと、引戸の位置に応じて第1の検出部61Aの開閉方向における第1の検出範囲および第2の検出部62Aの開閉方向における第2の検出範囲を設定する制御部61B,62Bとを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、支障物検出装置およびその装置を備える引戸開閉装置に関する。
引戸開閉装置の一例として、ホームドア装置が知られている。このようなホームドア装置は、開閉方向に移動可能な引戸と、引戸を収納可能な戸袋と、引戸を駆動させる駆動部とを備える。ホームドア装置は、引戸を駆動させる駆動部の電流が予め設定された閾値を超えることに基づいて、引戸に支障物が衝突したと判定している(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−210474号公報
ところで、引戸開閉装置の安全性を考慮すると、特許文献1のように支障物が引戸に衝突したことに基づいて支障物を検出することよりも引戸に対して支障物が非接触の状態で支障物を検出することが好ましい。
そこで、例えば支障物の検出範囲を出入口の開閉方向の全体とし、検出範囲が変更されない光学系の支障物検出装置を備える引戸開閉装置が考えられる。しかし、このような引戸開閉装置では、開閉方向において引戸が位置していない場所に支障物が位置した場合、すなわち引戸と衝突する可能性が低い場所に支障物が存在する場合でも支障物を検出してしまう。
本発明は、引戸と衝突する可能性が低い支障物の検出を抑制することができる支障物検出装置およびその装置を備える引戸開閉装置を提供することを目的とする。
〔1〕本発明の一形態に従う支障物検出装置は、開閉方向に移動する引戸により開閉される出入口の支障物を検出する支障物検出装置であって、前記支障物を検出する支障物検出部と、前記引戸の位置に応じて前記支障物検出部の前記開閉方向における検出範囲を設定する制御部とを備える。
この構成によれば、引戸の位置に応じて支障物検出部による開閉方向における検出範囲が設定されるため、例えば開閉方向において出入口において引戸から遠い位置を支障物検出部の検出範囲外とすることができる。このため、出入口において引戸から遠い位置、すなわち引戸と衝突する可能性がない、または可能性が低い位置に支障物が存在してもその支障物を検出することを抑制することができる。
〔2〕上記支障物検出装置に従属する一形態によれば、前記制御部は、前記開閉方向における前記引戸の位置が全閉位置に近づくにつれて前記検出範囲を拡大し、前記開閉方向における前記引戸の位置が全開位置に近づくにつれて縮小する。
この構成によれば、出入口において引戸を速やかに停止しなくても引戸が支障物と衝突しない位置、すなわち出入口において引戸の戸先から閉方向に遠い位置に存在する支障物を支障物検出部の検出範囲外とする。このため、引戸と衝突する可能性が低い範囲に支障物が存在してもその支障物を検出することを抑制することができる。
〔3〕上記支障物検出装置に従属する一形態によれば、前記制御部は、前記開閉方向における前記引戸の位置が全閉位置よりも開方向に位置するとき、前記引戸の戸先よりも閉方向の位置が含まれるように前記開閉方向における前記検出範囲を設定する。
この構成によれば、例えば引戸が閉動作するとき、支障物が引戸に対して閉方向に近い位置に存在する場合でも支障物検出部が引戸の戸先に支障物が衝突する前に支障物を検出することができる。このため、例えば支障物検出部が支障物を検出したときに引戸の駆動を停止することにより、支障物と引戸とが衝突することを抑制することができる。
〔4〕上記支障物検出装置に従属する一形態によれば、前記制御部は、外部機器と通信可能であり、前記外部機器から受信した信号に基づいて前記開閉方向における前記検出範囲を調整する。
この構成によれば、支障物検出部の検出範囲を調整することにより、例えば引戸が閉動作の場合の検出範囲と引戸が開動作の場合の検出範囲とが異なるように調整することができる。このため、検出範囲の設定の自由度が高まる。
〔5〕上記支障物検出装置に従属する一形態によれば、前記制御部は、前記開閉方向における前記検出範囲を段階的に設定する。
この構成によれば、引戸の位置に連動して連続的に支障物検出部の開閉方向における検出範囲を設定する場合と比較して、その検出範囲の設定回数が少なくなる。したがって、制御部の負荷が小さくなる。
〔6〕上記支障物検出装置に従属する一形態によれば、前記支障物検出部は、前記引戸の表面側に配置される第1の検出部、および、前記引戸の裏面側に配置される第2の検出部の少なくとも一方を含み、前記制御部は、前記開閉方向における前記引戸の位置に応じて前記第1の検出部の前記開閉方向における第1の検出範囲、および、前記第2の検出部の前記開閉方向における第2の検出範囲の少なくとも一方を設定する。
この構成によれば、第1の検出部および第2の検出部の両方を備える場合においても、第1の検出部および第2の検出部の少なくとも一方の開閉方向における検出範囲を引戸の位置に応じて設定する。このため、引戸と衝突する可能性がない、または引戸と衝突する可能性が低い範囲に支障物が存在してもその支障物を検出することを抑制することができる。
〔7〕上記支障物検出装置に従属する一形態によれば、前記支障物検出部は、前記第1の検出部および前記第2の検出部の両方を含み、前記制御部は、前記開閉方向における前記第1の検出範囲の設定に連動して、前記開閉方向における前記第2の検出範囲を設定する。
この構成によれば、第1の検出部および第2の検出部がともに引戸の位置に応じて検出範囲を設定するため、引戸と衝突する可能性がない、または可能性が低い範囲に支障物が存在してもその支障物を検出することを一層抑制することができる。
〔8〕上記支障物検出装置に従属する一形態によれば、前記支障物検出部は、前記第1の検出部および前記第2の検出部の両方を含み、前記制御部は、前記開閉方向における前記第1の検出範囲および前記開閉方向における前記第2の検出範囲を個別に設定する。
この構成によれば、第1の検出部の第1の検出範囲に影響されず、第2の検出部の第2の検出範囲を設定することができる。また第2の検出部の第2の検出範囲に影響されず、第1の検出部の第1の検出範囲を設定することができる。このため、第1の検出範囲および第2の検出範囲の設定の自由度が高くなる。
〔9〕上記支障物検出装置に従属する一形態によれば、前記制御部は、前記開閉方向における前記引戸の位置に応じて前記開閉方向における前記第1の検出範囲を設定し、前記開閉方向における前記出入口の全体が含まれるように前記第2の検出範囲を設定する。
この構成によれば、支障物が第2の検出範囲内に存在するとき、第2の検出部により支障物を検出することができ、第2の検出範囲内の支障物が引戸の表面側に移動したとき、引戸の位置に応じて、第1の検出部により支障物を検出することができる。このため、引戸の表面側において、引戸と衝突する可能性がない、または可能性が低い範囲に支障物が存在してもその支障物を検出することを抑制することができる。
〔10〕上記支障物検出装置に従属する一形態によれば、前記支障物検出部は、前記検出範囲が平面である2次元センサ、または、前記検出範囲が空間である3次元センサである。
この構成によれば、2次元センサおよび3次元センサでは、検出範囲の変更プログラムに基づいて開閉方向における検出範囲の設定が可能である。このため、支障物検出部として投光器および受光器を有する光電センサを用いる場合と比較して、開閉方向における検出範囲を容易に変更することができる。
〔11〕本発明の一形態に従う引戸開閉装置は、出入口を開閉する開閉方向に移動する引戸と、前記引戸を前記開閉方向に移動させる駆動部と、前記出入口の支障物を検出する上記〔1〕〜〔10〕のいずれか一項に記載の支障物検出装置とを備える。
この構成によれば、引戸開閉装置は、上記〔1〕〜〔10〕の少なくともいずれか1つの効果を得ることができる。
本発明にかかる支障物検出装置および引戸開閉装置によれば、引戸と衝突する可能性が低い支障物の検出を抑制することができる。
第1の実施形態の引戸開閉装置において、(a)引戸開閉装置の平面図、(b)引戸が全閉位置のときの引戸開閉装置の正面図。 (a)引戸開閉装置の一部の平面図、(b)引戸開閉装置の一部の正面図、(c)引戸開閉装置の一部の側面図。 引戸開閉装置の電気的な構成を示すブロック図。 (a)〜(d)引戸の閉動作時における引戸開閉装置の一部の平面図。 (a)〜(d)引戸の開動作時における引戸開閉装置の一部の平面図。 閉動作時における検出範囲設定制御の処理手順を示すフローチャート。 開動作時における検出範囲設定制御の処理手順を示すフローチャート。 支障物検出制御の処理手順を示すフローチャート。 (a)および(b)引戸の閉動作時における引戸開閉装置の一部の平面図。 引戸の開動作時における引戸開閉装置の一部の平面図。 第2の実施形態の引戸開閉装置において、(a)〜(d)引戸の閉動作時における引戸開閉装置の一部の平面図。 (a)〜(d)引戸の開動作時における引戸開閉装置の一部の平面図。 変形例の引戸開閉装置の正面図。
(第1の実施形態)
以下、引戸開閉装置の第1の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態の引戸開閉装置は、鉄道のプラットホームに設置されるホームドア装置である。図1(b)は、引戸開閉装置1をプラットホームPのホーム側から軌道側に向けて見たときの正面図である。
図1(b)に示されるように、引戸開閉装置1は、プラットホームPの軌道側端部に沿って設置され、プラットホームP上をホーム側と軌道側とに仕切る。引戸開閉装置1は、設置面P1に対して上方に間隔を設けて移動可能な引戸10と、引戸10を収納可能な戸袋20と、引戸10の戸先が挿入可能な戸当たり30とを備える。
引戸開閉装置1は、戸袋20と戸当たり30との間の空間である出入口100を引戸10が移動することにより出入口100を開閉する。具体的には、図1(b)の実線の引戸10により示されるとおり、引戸10の戸先が戸当たり30に挿入されることにより出入口100を閉鎖し、図1(b)の二点鎖線の引戸10により示されるとおり、引戸10の戸先が戸袋20付近に移動することにより出入口100を開放する。このように引戸10は、図1(b)の実線の引戸10により示される全閉位置と、図1(b)の二点鎖線の引戸10により示される全開位置との間を可動範囲MRとして、引戸10の開閉方向(以下、「開閉方向ZA」)に移動可能である。なお、本実施形態では、図1(b)の二点鎖線の引戸10のように、引戸10の戸先が戸袋20から突出しているが、引戸10の位置が全開位置のときに引戸10の戸先が戸袋20に収納されてもよい。また引戸開閉装置1から戸当たり30を省略してもよい。
戸袋20内には、引戸10を開閉方向ZAに移動させる駆動部40と、駆動部40を制御する制御装置50とが収容されている。駆動部40は、駆動源となる電動モータ41と、電動モータ41に連結される駆動側回転体42と、開閉方向ZAにおいて駆動側回転体42に対して間隔を置いて配置される従動側回転体43と、これら回転体42,43に巻き付けられる伝達部材44とを備える。伝達部材44には、伝達部材44と引戸10の戸尻とを連結する連結部材45が取り付けられている。
駆動部40の動作について説明する。
電動モータ41が第1の方向に回転することにより、駆動側回転体42が時計回り方向に回転するとき、伝達部材44が矢印方向Y1に向けて回転する。これにより、伝達部材44に取り付けられた連結部材45が矢印方向Y1に向けて移動するため、引戸10が開方向に向けて移動する。
電動モータ41が第1の方向とは逆方向となる第2の方向に回転することにより、駆動側回転体42が反時計回り方向に回転するとき、伝達部材44が矢印方向Y1とは逆方向となる矢印方向Y2に向けて回転する。これにより、連結部材45が矢印方向Y2に向けて移動するため、引戸10が閉方向に向けて移動する。
図1(a)に示されるように、引戸開閉装置1は、出入口100の支障物(図示略)を検出する支障物検出装置60を備える。なお、支障物とは、引戸10が開閉方向ZAに移動するときに引戸10の移動の妨げとなるものをいう。
支障物検出装置60は、引戸10の表面10X側(ホーム側)に配置され、引戸10よりもホーム側の支障物を検出する第1の検出装置61と、引戸10の裏面10Y側(軌道側)に配置され、引戸10よりも軌道側の支障物を検出する第2の検出装置62とを備える。第1の検出装置61および第2の検出装置62は、戸袋20内に収容されている。図1(b)に示されるように、第1の検出装置61は、戸袋20の閉方向の端部かつ下方に配置されている。図1(b)には図示していないが、第2の検出装置62も同様に配置されている。なお、第1の検出装置61および第2の検出装置62の少なくとも一方は、戸袋20の外部に配置されてもよい。また、第1の検出装置61および第2の検出装置62の少なくとも一方は、戸袋20の閉方向の端部かつ上方に配置されてもよい。要するに、第1の検出装置61および第2の検出装置62の高さ方向ZBの位置は、出入口100の支障物が検出可能であれば、任意に設定可能である。
図2(a)〜(c)に示されるように、第1の検出装置61は、引戸10の表面10Xに沿った平面を支障物の検出範囲とした2次元センサを含む。第1の検出装置61の第1の検出範囲RAは、引戸10の表面10X側において、出入口100の開閉方向ZAの全体、かつ、引戸10の高さ方向ZBの全体に設定可能である。第1の検出装置61は、開閉方向ZAにおける第1の検出範囲RAを変更可能である。
第2の検出装置62は、引戸10の裏面10YからプラットホームPの軌道側の縁までの範囲となる空間を支障物の検出範囲とした3次元センサを含む。第2の検出装置62の第2の検出範囲RBは、引戸10の裏面10Y側において、出入口100の開閉方向ZAの全体、かつ、引戸10の高さ方向ZBの全体、かつ、引戸10の裏面10YからプラットホームPの軌道側の縁までの範囲に設定可能である。第2の検出装置62は、開閉方向ZAにおける第2の検出範囲RBを変更可能である。
次に、図3を参照して、引戸開閉装置1の電気的な構成について説明する。
駆動部40は、電動モータ41の回転数を検出する回転数検出部46を備える。回転数検出部46の一例は、光学式のエンコーダである。回転数検出部46の検出結果は、制御装置50に出力される。電動モータ41の回転数は、引戸10が全閉位置または全開位置のときの回転数を基準回転数とし、基準回転数から累積した回転数である。なお、本実施形態の電動モータ41の基準回転数は「0」である。なお、回転数検出部46は、磁気式のエンコーダや、エンコーダ以外のセンサであってもよい。要するに、回転数検出部46は、電動モータ41の回転数を検出可能なセンサであればよい。
制御装置50は、駆動部40および支障物検出装置60と電気的に接続されている。制御装置50には、駅員が引戸開閉装置1の開動作および閉動作を操作するための操作部110の操作信号が入力される。操作部110の一例は、引戸開閉装置1の開閉ボタンである。制御装置50は、駆動部40および支障物検出装置60に指令信号を出力する制御部51と、引戸10の位置に応じて、第1の検出装置61の第1の検出範囲RAおよび第2の検出装置62の第2の検出範囲RBを設定するための設定指令信号を生成する検出範囲生成部52とを備える。
制御部51は、操作部110の操作信号に基づいて、駆動部40の電動モータ41を第1の方向または第2の方向で回転させるための方向指令信号を駆動部40および検出範囲生成部52に出力する。
検出範囲生成部52には、回転数検出部46の検出結果が入力される。検出範囲生成部52は、回転数検出部46の検出結果と方向指令信号とに基づいて引戸10の戸先の位置を把握することができる。検出範囲生成部52は、回転数検出部46の検出結果と方向指令信号とに基づいて各検出範囲RA,RBを設定するための設定指令信号を生成し、第1の検出部61Aおよび第2の検出部62Aのそれぞれに設定指令信号を出力する。検出範囲生成部52は、電動モータ41の第1の方向における回転数と、各検出範囲RA,RBとの関係を示す第1のマップと、電動モータ41の第2の方向における回転数と、各検出範囲RA,RBとの関係を示す第2のマップとを記憶している。検出範囲生成部52は、第1のマップおよび第2のマップを用いて設定指令信号を生成する。
支障物検出装置60の第1の検出装置61は、支障物を検出する支障物検出部の一例である第1の検出部61Aと、第1の検出部61Aを制御する制御部61Bと、開閉方向ZAにおける支障物の第1の検出範囲RAを設定する検出範囲設定部61Cと、制御部61Bが実行する制御プログラム等を記憶する記憶部61Dとを備える。第1の検出部61Aは、上述のように2次元センサである。なお、検出範囲設定部61Cは、制御部61Bに含まれる構成であってもよい。
記憶部61Dには、例えば、検出範囲生成部52の設定指令信号と、開閉方向ZAにおける第1の検出範囲RAとの関係を示すマップが記憶されている。また記憶部61Dには、電動モータ41の回転数の閾値Th1〜Th3が記憶されている。閾値Th1〜Th3は、閾値Th1,Th2,Th3の順番で大きくなる。
検出範囲設定部61Cは、検出範囲生成部52の設定指令信号に基づいて、記憶部61Dのマップを用いて開閉方向ZAにおける第1の検出範囲RAを設定する。検出範囲設定部61Cは、開閉方向ZAにおける第1の検出範囲RAの設定内容を範囲設定信号として制御部61Bに出力する。
制御部61Bは、範囲設定信号に基づいて第1の検出部61Aを制御して、開閉方向ZAにおける第1の検出範囲RAを設定する。このように制御部61Bは、引戸10の位置に応じて開閉方向ZAにおける第1の検出範囲RAを設定する。
第2の検出装置62は、第1の検出装置61と同様に、支障物検出部の一例である第2の検出部62A、制御部62B、検出範囲設定部62C、および、記憶部62Dを備える。第2の検出部62A、制御部62B、検出範囲設定部62C、および、記憶部62Dの各機能は、第1の検出部61A、制御部61B、検出範囲設定部61C、および、記憶部61Dの各機能と同様である。このため、制御部62Bは、引戸10の位置に応じて開閉方向ZAにおける第2の検出範囲RBを設定する。第2の検出部62Aは、上述のように3次元センサである。なお、検出範囲設定部62Cは、制御部62Bに含まれる構成であってもよい。
また、支障物検出装置60の制御部61B,62Bには、外部機器70と有線または無線により通信可能である。外部機器70の一例は、パーソナルコンピュータである。例えば外部機器70が制御部61B,62Bに接続され、外部機器70のインターフェースにおいて外部機器70が制御部61B,62Bに信号を出力することにより、制御部61B,62Bは、開閉方向ZAにおける各検出範囲RA,RBを調整可能となる。具体的には、制御部61B,62Bは、外部機器70から受信した信号に基づいて記憶部61D,62Dに記憶された各検出範囲RA,RBのマップを変更する。詳細には、電動モータ41の回転数の閾値の値や閾値の数を変更したり、閾値に対応する各検出範囲RA,RBの範囲を変更したりする。
次に、図4および図5を参照して、各検出範囲RA,RBの設定態様の一例について説明する。
図4に示されるように、引戸10が全開位置から閉動作する場合、出入口100は、電動モータ41(図3参照)の第2の方向における回転数の閾値Th1〜Th3に応じて4つの範囲に区分される。一方、図5に示されるように、引戸10が全閉位置から開動作する場合、出入口100は、電動モータ41の第1の方向における回転数の閾値Th1〜Th3に応じて4つの範囲に区分される。
詳細には、図4に示されるように、出入口100は、電動モータ41の第2の方向における回転数の閾値Th1に対応する引戸10の戸先の位置PS1、回転数の閾値Th2に対応する引戸10の戸先の位置PS2、および、回転数の閾値Th3に対応する引戸10の戸先の位置PS3に応じて区分される。すなわち出入口100は、全開位置から位置PS1までの範囲、位置PS1から位置PS2までの範囲、位置PS2から位置PS3までの範囲、および、位置PS3から全閉位置までの範囲に区分される。
また図5に示されるように、出入口100は、電動モータ41の第1の方向における回転数の閾値Th1に対応する引戸10の戸先の位置PS3、回転数の閾値Th2に対応する引戸10の戸先の位置PS2、および、回転数の閾値Th3に対応する引戸10の戸先の位置PS1に応じて区分される。すなわち出入口100は、引戸10の閉動作時と同様に区分される。
図4(a)〜(d)に示されるとおり、引戸10の位置が全開位置から閉動作する場合、電動モータ41の回転数、すなわち引戸10の戸先の位置に応じて、開閉方向ZAにおける各検出範囲RA,RBが以下のとおり変更される。本実施形態では、開閉方向ZAにおける各検出範囲RA,RBは、引戸10の戸先の位置に応じて変更される。
図4(a)に示されるように、引戸10の位置が全開位置のとき、すなわち電動モータ41の回転数が「0」のとき、回転数が閾値Th1未満であるため、第1の検出範囲RAが第1の範囲RA1となり、第2の検出範囲RBが第1の範囲RB1となる。第1の範囲RA1は、開閉方向ZAにおいて第1の検出装置61から位置PS1よりも僅かに閉方向となる位置までの範囲を示す。第1の範囲RB1は、第1の範囲RA1と同様である。
図4(b)に示されるように、電動モータ41の回転数が閾値Th1に達したとき、すなわち引戸10の戸先が位置PS1まで移動したとき、第1の検出範囲RAが第2の範囲RA2となり、第2の検出範囲RBが第2の範囲RB2となる。第2の範囲RA2は、開閉方向ZAにおいて第1の検出装置61から位置PS2よりも僅かに閉方向となる位置までの範囲を示す。第2の範囲RB2は、第2の範囲RA2と同様である。
図4(c)に示されるように、電動モータ41の回転数が閾値Th2に達したとき、すなわち引戸10の戸先が位置PS2まで移動したとき、第1の検出範囲RAが第3の範囲RA3となり、第2の検出範囲RBが第3の範囲RB3となる。第3の範囲RA3は、開閉方向ZAにおいて第1の検出装置61から位置PS3よりも僅かに閉方向となる位置までの範囲を示す。第3の範囲RB3は、第3の範囲RA3と同様である。
図4(d)に示されるように、電動モータ41の回転数が閾値Th3に達したとき、すなわち引戸10の戸先が位置PS3まで移動したとき、第1の検出範囲RAが第4の範囲RA4となり、第2の検出範囲RBが第4の範囲RB4となる。第4の範囲RA4は、開閉方向ZAにおいて出入口100の全体が含まれる範囲を示す。第4の範囲RB4は、第4の範囲RA4と同様である。
このように制御部61B,62Bは、開閉方向ZAにおける引戸10の位置が全閉位置に近づくにつれて開閉方向ZAにおける各検出範囲RA,RBを拡大する。そして制御部61B,62Bは、引戸10の位置が全閉位置よりも開方向に位置するとき、各範囲RA1〜RA4,RB1〜RB4のそれぞれを、引戸10の戸先の位置よりも閉方向の位置を含むように設定する。また制御部61B,62Bは、引戸10の戸先が位置PS1〜PS3に移動するまで各検出範囲RA,RBを変更しない。すなわち制御部61B,62Bは、開閉方向ZAにおける各検出範囲RA,RBの各範囲RA1〜RA4,RB1〜RB4を段階的に設定している。また図4(a)〜(d)に示すとおり、制御部62Bは、引戸10の閉動作時において、第1の検出範囲RAの設定に連動して、第2の検出範囲RBを設定している。
図5(a)〜(d)に示されるとおり、引戸10が全閉位置から開動作する場合、電動モータ41の回転数、すなわち引戸10の戸先の位置に応じて、開閉方向ZAにおける各検出範囲RA,RBが以下のとおり変更される。本実施形態では、開閉方向ZAにおける各検出範囲RAおよび検出範囲RBは、引戸10の戸先の位置に応じて変更される。
図5(a)に示されるように、引戸10の位置が全閉位置のとき、すなわち電動モータ41の回転数が「0」のとき、回転数が閾値Th1未満であるため、第1の検出範囲RAが第4の範囲RA4となり、第2の検出範囲RBが第4の範囲RB4となる。
図5(b)に示されるように、電動モータ41の回転数が閾値Th1に達したとき、すなわち引戸10の戸先が位置PS3まで移動したとき、第1の検出範囲RAが第3の範囲RA3となり、第2の検出範囲RBが第3の範囲RB3となる。
図5(c)に示されるように、電動モータ41の回転数が閾値Th2に達したとき、すなわち引戸10の戸先が位置PS2まで移動したとき、第1の検出範囲RAが第2の範囲RA2となり、第2の検出範囲RBが第2の範囲RB2となる。
図5(d)に示されるように、電動モータ41の回転数が閾値Th3に達したとき、すなわち引戸10の戸先が位置PS1まで移動したとき、第1の検出範囲RAが第1の範囲RA1となり、第2の検出範囲RBが第1の範囲RB1となる。
このように制御部61B,62Bは、開閉方向ZAにおける引戸10の位置が全開位置に近づくにつれて開閉方向ZAにおける各検出範囲RA,RBを縮小する。そして制御部61B,62Bは、引戸10の位置が全閉位置よりも開方向に位置するとき、各範囲RA1〜RA4,RB1〜RB4のそれぞれを、引戸10が閉動作するときと同様に、引戸10の戸先の位置よりも閉方向の位置を含むように設定する。また制御部61B,62Bは、引戸10が閉動作するときと同様に、各検出範囲RA,RBの各範囲RA1〜RA4,RB1〜RB4を段階的に設定している。また図5(a)〜(d)に示すとおり、制御部62Bは、引戸10の開動作時において、第1の検出範囲RAの設定に連動して、第2の検出範囲RBを設定している。
図3に示されるように、制御部61B,62Bが上述の各検出範囲RA,RBの設定を行うとき、制御装置50および支障物検出装置60では次のような信号の送受信が行われる。まず、制御装置50の検出範囲生成部52が電動モータ41の回転数と閾値Th1〜Th3との比較に基づいて設定指令信号を生成し、検出範囲設定部61C,62Cに出力する。検出範囲設定部61C,62Cは、設定指令信号に基づいて各範囲RA1〜RA4,RB1〜RB4を設定する範囲設定信号を生成し、制御部61B,62Bに出力する。そして制御部61B,62Bは、範囲設定信号に基づいて、設定された各検出範囲RA,RBとなるように第1の検出部61Aおよび第2の検出部62Aを制御する。
制御装置50は、図4および図5に示されるように、引戸10の戸先の位置に応じて、各検出範囲RA,RBを設定する検出範囲設定制御を実行する。制御装置50は、図4および図5に示されるように、引戸10の閉動作時における検出範囲設定制御と、引戸10の開動作時における検出範囲設定制御とを実行する。なお、以降の説明において、符号が付された引戸開閉装置1の各構成要素は、図1および図3の引戸開閉装置1の各構成要素を示している。
まず、図4および図6を用いて、引戸10の閉動作時における検出範囲設定制御について説明する。この検出範囲設定制御は、操作部110の操作により引戸10を閉動作させるために電動モータ41を第2の方向に回転させる方向指令信号を制御部51が受信したことに基づいて実行される。
制御装置50は、ステップS11において回転数検出部46の検出結果を取得する。すなわち制御装置50は、電動モータ41の回転数を取得する。
次に制御装置50は、ステップS12において電動モータ41の回転数が閾値Th1未満か否かを判定する。制御装置50は、ステップS12において肯定判定したとき、ステップS13において各検出範囲RA,RBを第1の範囲RA1,RB1に設定し、再びステップS11に移行する。このとき、制御装置50は、各検出範囲RA,RBを第1の範囲RA1,RB1に設定するための設定指令信号を支障物検出装置60に出力する。これにより、図4(a)に示されるように、制御部61B,62Bは、第1の検出範囲RAを第1の範囲RA1に設定し、第2の検出範囲RBを第1の範囲RB1に設定する。
一方、制御装置50は、ステップS12において否定判定したとき、すなわち電動モータ41の回転数が閾値Th1以上のとき、ステップS14において電動モータ41の回転数が閾値Th2未満か否かを判定する。制御装置50は、ステップS14において肯定判定したとき、ステップS15において各検出範囲RA,RBを第2の範囲RA2,RB2に設定し、再びステップS11に移行する。このとき、制御装置50は、各検出範囲RA,RBを第2の範囲RA2,RB2に設定するための設定指令信号を支障物検出装置60に出力する。これにより、図4(b)に示されるように、制御部61B,62Bは、第1の検出範囲RAを第2の範囲RA2に拡大し、第2の検出範囲RBを第2の範囲RB2に拡大する。
一方、制御装置50は、ステップS14において否定判定したとき、すなわち電動モータ41の回転数が閾値Th2以上のとき、ステップS16において電動モータ41の回転数が閾値Th3未満か否かを判定する。制御装置50は、ステップS16において肯定判定したとき、ステップS17において各検出範囲RA,RBを第3の範囲RA3,RB3に設定し、再びステップS11に移行する。このとき、制御装置50は、各検出範囲RA,RBを第3の範囲RA3,RB3に設定するための設定指令信号を支障物検出装置60に出力する。これにより、図4(c)に示されるように、制御部61B,62Bは、第1の検出範囲RAを第3の範囲RA3に拡大し、第2の検出範囲RBを第3の範囲RB3に拡大する。
一方、制御装置50は、ステップS16において否定判定したとき、すなわち電動モータ41の回転数が閾値Th3以上のとき、ステップS18において各検出範囲RA,RBを第4の範囲RA4,RB4に設定し、ステップS19に移行する。このとき、制御装置50は、各検出範囲RA,RBを第4の範囲RA4,RB4に設定するための設定指令信号を支障物検出装置60に出力する。これにより、図4(d)に示されるように、制御部61B,62Bは、第1の検出範囲RAを第4の範囲RA4に拡大し、第2の検出範囲RBを第4の範囲RB4に拡大する。そして制御装置50は、ステップS19において引戸10が全閉位置か否かを判定する。制御装置50は、例えば電動モータ41の回転数に基づいて全閉位置か否かを判定する。制御装置50は、ステップS19において否定判定したとき、再びステップS11に移行し、ステップS19において肯定判定したとき、処理を終了する。
次に、図5および図7を用いて、引戸10の開動作時における検出範囲設定制御について説明する。この検出範囲設定制御は、操作部110の操作により引戸10を開動作させるために電動モータ41を第1の方向に回転させる方向指令信号を制御部51が受信したことに基づいて実行される。
引戸10の開動作時の検出範囲設定制御は、引戸10の閉動作時の検出範囲設定制御と比較して、電動モータ41の回転数と閾値Th1〜Th3との比較に基づく判定が同じであり、その判定結果に基づく各検出範囲RA,RBの設定が異なる。また処理を終了するための判定内容が異なる。詳細には、図7の検出範囲設定制御におけるステップS21,S22,S24,S26の内容が図6の検出範囲設定制御におけるステップS11,S12,S14,S16の内容と同じである。一方、図7の検出範囲設定制御におけるステップS23,S25,S27〜S29の内容が図6の検出範囲設定制御におけるステップS13,S15,S17〜S19の内容と異なる。
図7に示されるように、制御装置50は、ステップS22において肯定判定したとき、すなわち電動モータ41の回転数が閾値Th1未満のとき、ステップS23において各検出範囲RA,RBを第4の範囲RA4,RB4に設定し、再びステップS21に移行する。このとき、制御装置50は、各検出範囲RA,RBを第4の範囲RA4,RB4に設定するための設定指令信号を支障物検出装置60に出力する。このため、図5(a)に示されるように、制御部61B,62Bは、第1の検出範囲RAを第4の範囲RA4に設定し、第2の検出範囲RBを第4の範囲RB4に設定する。
また制御装置50は、ステップS24において肯定判定したとき、すなわち電動モータ41の回転数が閾値Th2未満のとき、ステップS25において各検出範囲RA,RBを第3の範囲RA3,RB3に設定し、再びステップS21に移行する。このとき、制御装置50は、各検出範囲RA,RBを第3の範囲RA3,RB3に設定するための設定指令信号を支障物検出装置60に出力する。このため、図5(b)に示されるように、制御部61B,62Bは、第1の検出範囲RAを第3の範囲RA3に縮小し、第2の検出範囲RBを第3の範囲RB3に縮小する。
また制御装置50は、ステップS26において肯定判定したとき、すなわち電動モータ41の回転数が閾値Th3未満のとき、ステップS27において各検出範囲RA,RBを第2の範囲RA2,RB2に設定し、再びステップS21に移行する。このとき、制御装置50は、各検出範囲RA,RBを第2の範囲RA2,RB2に設定するための設定指令信号を支障物検出装置60に出力する。このため、図5(c)に示されるように、制御部61B,62Bは、第1の検出範囲RAを第2の範囲RA2に縮小し、第2の検出範囲RBを第2の範囲RB2に縮小する。
一方、制御装置50は、ステップS26において否定判定したとき、すなわち電動モータ41の回転数が閾値Th3以上のとき、ステップS28において各検出範囲RA,RBを第1の範囲RA1,RB1に設定した後、ステップS29に移行する。このとき、制御装置50は、各検出範囲RA,RBを第1の範囲RA1,RB1に設定するための設定指令信号を支障物検出装置60に出力する。このため、図5(d)に示されるように、制御部61B,62Bは、第1の検出範囲RAを第1の範囲RA1に縮小し、第2の検出範囲RBを第1の範囲RB1に縮小する。制御装置50は、ステップS29において全開位置か否かを判定する。制御装置50は、ステップS29において否定判定したとき、再びステップS21に移行し、ステップS29において肯定判定したとき、処理を終了する。
制御装置50の制御部51は、支障物検出装置60が支障物を検出したときに引戸10の通常の開閉動作とは異なる動作を実行する支障物検出制御を実行する。支障物検出制御は、制御部51が操作部110の操作信号を受信したときに実行開始され、引戸10が全閉位置または全開位置に移動したときに終了する。このように支障物検出制御は、検出範囲設定制御と同じ期間にわたり実行される。
以下、図8を用いて、支障物検出制御の処理手順について説明する。なお、以降の説明において、符号が付された引戸開閉装置1の各構成要素は、図1または図3の引戸開閉装置1の各構成要素を示している。
制御部51は、ステップS31において第1の検出部61Aが支障物を検出したか否かを判定する。制御部51は、ステップS31において否定判定したとき、ステップS32において第2の検出部62Aが支障物を検出したか否かを判定する。制御部51は、ステップS31またはステップS32において肯定判定したとき、ステップS33において引戸10の通常の開閉動作とは異なる動作として引戸10が全開位置または全閉位置以外の位置において引戸10の移動を停止する。具体的には、制御部51は、電動モータ41への電力の供給を停止させる。そして制御部51は、再びステップS31に移行する。
一方、制御部51は、ステップS32において否定判定したとき、ステップS34において引戸10が全閉位置または全開位置か否かを判定する。制御部51は、ステップS34において否定判定したとき、ステップS35において引戸10が停止中か否かを判定する。制御部51は、ステップS35において否定判定したとき、すなわち駆動部40が引戸10を駆動中のとき、再びステップS31に移行する。
また制御部51は、ステップS35において肯定判定したとき、ステップS36において駆動部40による引戸10の駆動を再開した後、ステップS31に移行する。ここでは、第1の検出部61Aまたは第2の検出部62Aにより支障物が検出されたことに基づいて引戸10が停止した後、各検出範囲RA,RBから支障物が移動して第1の検出部61Aおよび第2の検出部62Aにより支障物が検出されないことに基づいて引戸10の駆動が再開された状況を示す。
一方、制御部51は、ステップS34において肯定判定したとき、ステップS37において引戸10の駆動を停止した後、本制御を終了する。
なお、支障物検出制御において、ステップS31の内容とステップS32の内容とを入れ替えてもよい。また支障物検出制御のステップS33において、引戸10の通常の開閉動作とは異なる動作として、引戸10の停止に代えて、引戸10の移動方向を逆転させる、もしくは、引戸10の移動速度を低下させるとしてもよい。制御部51は、引戸10の移動方向を逆転させる場合、引戸10を逆方向に所定量にわたり移動させた後、引戸10を停止させてもよい。また制御部51は、引戸10の移動速度を低下させる場合、引戸10の移動量が増大するにつれて移動速度を低下させ、引戸10が所定量にわたり移動したとき、引戸10が停止するようにしてもよい。
本実施形態の作用効果について説明する。
図9(a)に示されるように、引戸10の閉動作時において引戸10の戸先が位置PS1よりも開方向に位置している場合、第1の検出範囲RAは第1の範囲RA1となり、第2の検出範囲RBは第1の範囲RB1となる。このため、支障物としての乗客が位置PS3に居るとき、乗客が居る位置は、第1の範囲RA1,RB1の範囲外となる。このため、引戸開閉装置1は、引戸10に対して乗客が遠い場所に居る場合、その乗客により引戸10の閉動作を停止することが回避される。このように、出入口100において、引戸10と衝突する可能性がない、または可能性が低い範囲に支障物が存在しても引戸10の駆動を停止することを抑制することができる。
一方、図9(b)に示されるように、引戸10が閉方向に移動して引戸10の戸先が位置PS2まで移動した場合、第1の検出範囲RAは第3の範囲RA3に拡大し、第2の検出範囲RBは第3の範囲RB3に拡大する。このため、乗客は、第3の範囲RA3,RB3の範囲内となる。このため、引戸開閉装置1は、引戸10に対して乗客が近い場所に居る場合、支障物検出装置60がその乗客を検出するため、引戸10の閉動作を停止する。このように、乗客が引戸10に衝突する前に引戸10を停止することができる。
また図10に示されるように、引戸10の開動作時において引戸10の戸先が位置PS2と位置PS1との間に位置している場合、第1の検出範囲RAは第2の範囲RA2に縮小し、第2の検出範囲RBは第2の範囲RB2に縮小する。このため、乗客が位置PS3に居ても第2の範囲RA2,RB2の範囲外となる。このため、引戸開閉装置1は、引戸10の閉動作時と同様に、引戸10に対して乗客が遠い場所に居る場合、その乗客により引戸10の開動作を停止することが回避される。
本実施形態の引戸開閉装置1によれば、上記作用効果に加え、以下の効果を得ることができる。
(1)支障物検出装置60は、外部機器70により各検出範囲RA,RBを調整可能となるため、例えば引戸10の閉動作時における各検出範囲RA,RBの設定態様と、引戸10の開動作時における各検出範囲RA,RBの設定態様とが異なるように各検出範囲RA,RBを調整することができる。したがって、各検出範囲RA,RBの設定の自由度が高くなる。
(2)制御部51による検出範囲設定制御に基づいて、制御部61B,62Bは、引戸10の位置に応じて各検出範囲RA,RBを段階的に設定するため、引戸10の位置に連動して各検出範囲RA,RBが連続的に設定されると仮定した場合よりも各検出範囲RA,RBの設定回数が少なくなる。したがって、制御部61B,62Bの負荷がそれぞれ小さくなる。
(3)制御部61B,62Bは、引戸10の位置に応じて各検出範囲RA,RBの両方を設定するため、引戸10と衝突する可能性がない、または衝突する可能性が低い範囲に支障物が存在しても各検出部61A,62Aが支障物を検出することを一層抑制することができる。
(4)第1の検出部61Aは、2次元センサであり、第2の検出部62Aは、3次元センサである。このようなセンサでは、各検出範囲RA,RBの変更プログラムに基づいて各検出範囲RA,RBの設定が可能である。このため、各検出部61A,62Aが投光器および受光器を有する光電センサであると仮定した場合と比較して、各検出範囲RA,RBを容易に変更することができる。
(第2の実施形態)
図11および図12を参照して、第2の実施形態の引戸開閉装置1の構成について説明する。なお、第2の実施形態の引戸開閉装置1において第1の実施形態の引戸開閉装置1の構成と共通する構成要素には、共通の符号を用い、その説明の一部または全部を省略する場合がある。
図11(a)〜(d)に示されるとおり、引戸10の閉動作時の検出範囲設定制御において、第1の検出部61Aの第1の検出範囲RAは、引戸10の閉動作における引戸10の戸先の位置に応じて、第1の実施形態の第1の検出範囲RAと同様に、第1の範囲RA1〜第4の範囲RA4に拡大される。一方、第2の検出部62Aの第2の検出範囲RBは、引戸10の閉動作における引戸10の戸先の位置にかかわらず、第4の範囲RB4が維持されている。
図12(a)〜(d)に示されるとおり、引戸10の開動作時の検出範囲設定制御において、第1の検出範囲RAは、引戸10の開動作における引戸10の戸先の位置に応じて、第1の実施形態の第1の検出範囲RAと同様に、第4の範囲RA4〜第1の範囲RA1に縮小される。一方、第2の検出範囲RBは、引戸10の開動作における引戸10の戸先の位置にかかわらず、第4の範囲RB4が維持されている。このように、第1の検出範囲RAと第2の検出範囲RBとは連動せずに、第1の検出範囲RAおよび第2の検出範囲RBが個別に設定されている。
本実施形態の引戸開閉装置1によれば、第1の実施形態の効果に準じた効果に加え、以下の効果を得ることができる。
(5)制御部61B,62Bは、各検出範囲RA,RBを個別に設定可能であるため、例えば第1の検出範囲RAに影響されず、第2の検出範囲RBを設定することができる。このため、第2の検出範囲RBの設定の自由度が高くなる。
(6)制御部61B,62Bは、引戸10の位置に応じて第1の検出範囲RAを設定する一方、引戸10の位置にかかわらず第2の検出範囲RBを出入口100の開閉方向ZAの全体を含むように設定する。このため、支障物が第2の検出範囲RB内に位置するとき、第2の検出部62Aにより支障物を検出することができ、第2の検出範囲RB内の支障物が引戸10の表面10X側に移動したとき、引戸10の位置に応じて、第1の検出部61Aにより支障物を検出することができる。このため、引戸10の表面10X側において、引戸10と衝突する可能性がない、または衝突する可能性が低い範囲に支障物が存在しても第1の検出部61Aが支障物を検出することを抑制することができる。
(変形例)
上記各実施形態に関する説明は、本発明に従う支障物検出装置および引戸開閉装置が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従う支障物検出装置および引戸開閉装置は、例えば以下に示される各実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
(変形例1)
上記各実施形態において、支障物検出装置60の配置構成を次の(a)〜(f)のように変更してもよい。
(a)第1の検出装置61が引戸10の裏面側に配置され、第1の検出装置61よりも軌道側に第2の検出装置62が配置される。このため、第1の検出範囲RAは引戸10の裏面側であり、第2の検出範囲RBは第1の検出範囲RAよりも軌道側となる。
(b)第1の検出装置61が引戸10の表面側および裏面側の両方に配置され、引戸10の裏面側に配置された第1の検出装置61よりも軌道側に第2の検出装置62が配置される。このため、第2の検出範囲RBは、引戸10の裏面側に配置された第1の検出範囲RAよりも軌道側となる。
(c)第1の検出装置61が引戸10の表面側に配置され、第2の検出装置62が省略される。
(d)第1の検出装置61が引戸10の裏面側に配置され、第2の検出装置62が省略される。
(e)第1の検出装置61が引戸10の表面側および裏面側の両方に配置され、第2の検出装置62が省略される。
(f)第1の検出装置61および第2の検出装置62の一方が引戸10の戸先に配置される。この場合、第1の検出装置61および第2の検出装置62の他方を省略してもよい。
(変形例2)
上記各実施形態において、支障物検出装置60の構成を次のように変更してもよい。
(a)第2の検出部62Aが2次元センサである。
(b)第1の検出部61Aが3次元センサである。
(c)第1の検出部61Aおよび第2の検出部62Aのいずれか一方が光電センサである。上記(c)の構成において、光電センサとして、戸袋20および戸当たり30の一方に発光素子を取り付け、他方に受光素子を取り付ける。このため、第1の検出部61Aおよび第2の検出部62Aのうちの光電センサとなる検出部の検出範囲は、開閉方向ZAにおける出入口100の全体に維持される。
(変形例3)
上記各実施形態において、閾値の数は任意の設定事項であり、次の(a)〜(c)のように変更してもよい。なお、(a)〜(c)は互いに組み合わせてもよい。
(a)閾値の数は、1つ、2つ、または、4つ以上である。例えば、膨大な数の閾値を設定することにより、引戸10の戸先の位置に連動して各検出範囲RA,RBを設定してもよい。
(b)引戸10の閉動作時における閾値の大きさと、引戸10の開動作時における閾値の大きさとが互いに異なる。
(c)引戸10の閉動作時における閾値の数と、引戸10の開動作時における閾値の数とが互いに異なる。
(変形例4)
上記第1の実施形態において、各検出範囲RA,RBを次の(a)〜(c)のように変更してもよい。なお、(a)〜(c)は互いに組み合わせてもよい。また、外部機器70を支障物検出装置60に通信可能に接続することにより、各検出範囲RA,RBの以下の変更を行うことができる。
(a)引戸10の閉動作時における引戸10の戸先から閉方向に突出する各検出範囲RA,RBと、引戸10の開動作時における引戸10の戸先から閉方向に突出する各検出範囲RA,RBとが互いに異なる。例えば、引戸10の閉動作時における引戸10の戸先から閉方向に突出する各検出範囲RA,RBは、引戸10の開閉動作時における引戸10の戸先から閉方向に突出する各検出範囲RA,RBよりも大きい。
(b)引戸10の戸先から閉方向に突出する第1の検出範囲RAと、引戸10の戸先から閉方向に突出する第2の検出範囲RBとが互いに異なる。例えば、引戸10の戸先から閉方向に突出する第1の検出範囲RAは、引戸10の戸先から閉方向に突出する第2の検出範囲RBよりも大きい。
(c)第2の検出範囲RBの設定に連動して、第1の検出範囲RAを設定する。
(変形例5)
上記第2の実施形態において、引戸10の閉動作時における引戸10の戸先から閉方向に突出する第1の検出範囲RAと、引戸10の開動作時における引戸10の戸先から閉方向に突出する第1の検出範囲RAとが互いに異なる。例えば、引戸10の閉動作時における引戸10の戸先から閉方向に突出する第1の検出範囲RAが引戸10の開動作時における引戸10の戸先から閉方向に突出する第1の検出範囲RAよりも大きい。なお、外部機器70を支障物検出装置60に接続することにより、各検出範囲RA,RBの上記変更を行うことができる。
(変形例6)
上記第2の実施形態において、制御部61B,62Bは、第1の検出範囲RAを引戸10の位置にかかわらず第4の範囲RA4に維持し、第2の検出範囲RBを引戸10の位置に応じて設定してもよい。
(変形例7)
上記第1の実施形態において、駆動部40の回転数検出部46の検出結果を支障物検出装置60に直接的に入力させてもよい。この場合、検出範囲設定部61C,62Cが電動モータ41の回転数に基づいて各検出範囲RA,RBを設定する。そして制御部61B,62Bは、検出範囲設定部61C,62Cにより設定された各検出範囲RA,RBとなるように第1の検出部61Aおよび第2の検出部62Aを制御する。また、上記第2の実施形態においても同様に回転数検出部46の検出結果を支障物検出装置60に直接的に入力させてもよい。この場合、検出範囲設定部61Cが電動モータ41の回転数に基づいて第1の検出範囲RAを設定し、制御部61Bが検出範囲設定部61Cにより設定された第1の検出範囲RAとなるように第1の検出部61Aを制御する。
(変形例8)
上記各実施形態において、閉動作時および開動作時における検出範囲設定制御と、支障物検出制御の実行開始の条件を、操作部110の操作信号に代えて、プラットホームPに進入した鉄道の車両と引戸開閉装置1との通信により各制御の開始信号を引戸開閉装置1が受信したこととしてもよい。
(変形例9)
上記各実施形態において、支障物検出装置60の構成を図13の支障物検出装置80のように変更してもよい。すなわち、支障物検出装置80は、例えば引戸開閉装置1の上方に設けられ、開閉方向ZAに向けて延びる桟120に取り付けられる。支障物検出装置80は、第1の検出部81、第2の検出部82、第3の検出部83、第4の検出部84、および、制御部85を備える。支障物検出装置80では、各検出部81〜84が支障物検出部に相当する。
各検出部81〜84は、桟120において開方向から閉方向に向けて開閉方向ZAに間隔を置いて順に配置されている。第1の検出部81の検出範囲は、戸袋20の閉方向の端部から位置PS1までの範囲である。第2の検出部82の検出範囲は、位置PS1から位置PS2までの範囲である。第3の検出部83の検出範囲は、位置PS2から位置PS3までの範囲である。第4の検出部84の検出範囲は、位置PS3から戸当たり30までの範囲である。
制御部85は、引戸10の戸先の位置に応じて、各検出部81〜84が有効な状態および無効な状態の切り替えを制御する。各検出部81〜84が有効な状態とは、各検出部81〜84のそれぞれの検出範囲内に支障物が位置するときにその支障物を検出可能な状態である。また各検出部81〜84が無効な状態とは、各検出部81〜84のそれぞれの検出範囲内に支障物が位置するときのその支障物を検出不能な状態、すなわち各検出部81〜84がオフとなる状態である。
詳細には、引戸10の閉動作時において、制御部85は、電動モータ41の回転数が閾値Th1未満のとき、第1の検出部81を有効な状態にし、第2の検出部82〜第4の検出部84を無効な状態にする。制御部85は、電動モータ41の回転数が閾値Th1以上かつ閾値Th2未満のとき、第1の検出部81および第2の検出部82を有効な状態にし、第3の検出部83および第4の検出部84を無効な状態にする。制御部85は、電動モータ41の回転数が閾値Th2以上かつ閾値Th3未満のとき、第1の検出部81〜第3の検出部83を有効な状態にし、第4の検出部84を無効な状態にする。制御部85は、電動モータ41の回転数が閾値Th3以上のとき、第1の検出部81〜第4の検出部84の全てを有効な状態にする。
一方、引戸10の開動作時において、制御部85は、電動モータ41の回転数が閾値Th1未満のとき、第1の検出部81〜第4の検出部84の全てを有効な状態にする。制御部85は、電動モータ41の回転数が閾値Th1以上かつ閾値Th2未満のとき、第1の検出部81〜第3の検出部83を有効な状態にし、第4の検出部84を無効な状態にする。制御部85は、電動モータ41の回転数が閾値Th2以上かつ閾値Th3未満のとき、第1の検出部81および第2の検出部82を有効な状態にし、第3の検出部83および第4の検出部84を無効な状態にする。制御部85は、電動モータ41の回転数が閾値Th3以上のとき、第1の検出部81を有効な状態にし、第2の検出部82〜第4の検出部84を無効な状態にする。
支障物検出装置80のように、1つの検出部の検出範囲の開閉方向ZAの範囲を設定するのではなく、複数の検出部の検出範囲の組み合わせにより支障物検出装置の開閉方向ZAにおける検出範囲を設定することもできる。
(変形例10)
上記各実施形態において、引戸開閉装置1は、ホームドア装置に適用した例を説明したが、引戸開閉装置1は、例えば工場の出入口を開閉する引戸開閉装置等のホームドア装置以外にも適用することができる。
1 引戸開閉装置
10 引戸
10X 表面
10Y 裏面
40 駆動部
60 支障物検出装置
61A 第1の検出部(支障物検出部)
61B 制御部
62A 第2の検出部(支障物検出部)
62B 制御部
70 外部機器
80 支障物検出装置
85 制御部
100 出入口
RA 第1の検出範囲(検出範囲)
RB 第2の検出範囲
ZA 開閉方向

Claims (11)

  1. 開閉方向に移動する引戸により開閉される出入口の支障物を検出する支障物検出装置であって、
    前記支障物を検出する支障物検出部と、前記引戸の位置に応じて前記支障物検出部の前記開閉方向における検出範囲を設定する制御部とを備える
    支障物検出装置。
  2. 前記制御部は、前記開閉方向における前記引戸の位置が全閉位置に近づくにつれて前記検出範囲を拡大し、前記開閉方向における前記引戸の位置が全開位置に近づくにつれて縮小する
    請求項1に記載の支障物検出装置。
  3. 前記制御部は、前記開閉方向における前記引戸の位置が全閉位置よりも開方向に位置するとき、前記引戸の戸先よりも閉方向の位置が含まれるように前記開閉方向における前記検出範囲を設定する
    請求項1または2に記載の支障物検出装置。
  4. 前記制御部は、外部機器と通信可能であり、前記外部機器から受信した信号に基づいて前記開閉方向における前記検出範囲を調整する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の支障物検出装置。
  5. 前記制御部は、前記開閉方向における前記検出範囲を段階的に設定する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の支障物検出装置。
  6. 前記支障物検出部は、前記引戸の表面側に配置される第1の検出部、および、前記引戸の裏面側に配置される第2の検出部の少なくとも一方を含み、
    前記制御部は、前記開閉方向における前記引戸の位置に応じて前記第1の検出部の前記開閉方向における第1の検出範囲、および、前記第2の検出部の前記開閉方向における第2の検出範囲の少なくとも一方を設定する
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の支障物検出装置。
  7. 前記支障物検出部は、前記第1の検出部および前記第2の検出部の両方を含み、
    前記制御部は、前記開閉方向における前記第1の検出範囲の設定に連動して、前記開閉方向における前記第2の検出範囲を設定する
    請求項6に記載の支障物検出装置。
  8. 前記支障物検出部は、前記第1の検出部および前記第2の検出部の両方を含み、
    前記制御部は、前記開閉方向における前記第1の検出範囲および前記開閉方向における前記第2の検出範囲を個別に設定する
    請求項6に記載の支障物検出装置。
  9. 前記制御部は、前記開閉方向における前記引戸の位置に応じて前記開閉方向における前記第1の検出範囲を設定し、前記開閉方向における前記出入口の全体が含まれるように前記第2の検出範囲を設定する
    請求項8に記載の支障物検出装置。
  10. 前記支障物検出部は、前記検出範囲が平面である2次元センサ、または、前記検出範囲が空間である3次元センサである
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の支障物検出装置。
  11. 出入口を開閉する開閉方向に移動する引戸と、
    前記引戸を前記開閉方向に移動させる駆動部と、
    前記出入口の支障物を検出する請求項1〜10のいずれか一項に記載の支障物検出装置と
    を備える
    引戸開閉装置。
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